JP3187596U - 車両貸出管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロッカー装置200は、特定のロッカーボックスに車両キーが収納されると、収納された旨の通知を車両貸出管理サーバ300へ送信し、車両貸出管理サーバ300は、その通知を受信すると、特定のロッカーボックスを解錠するための暗証番号を生成し、その暗証番号をロッカー装置200及びユーザ端末100に送信する。ロッカー装置200は、受信した暗証番号を特定のロッカーボックスの解錠用の暗証番号として設定する。
【選択図】図1
Description
なお、利用者が車両の搬送を指定する駐車場は、コンビニエンスストアの駐車場に限られるものではなく、例えば、スーパーの駐車場やドラッグストアの駐車場であっても良い。その場合、車両キーを収納するロッカーは、これらの店内もしくは店外の所定域内に設置されるものとする。
なお、本考案の実施の形態においては、コンビニエンスストアの駐車場を利用することを例として説明する。
図1は、本考案における車両貸出管理システムの全体構成図である。
図示するように、車両貸出管理システムは、車両貸出サービスを利用する利用者が操作する情報処理装置であるユーザ端末100と、コンビニエンスストアや駐車場に設置され、通信機能を備え、車両のキーである車両キーを複数収納することができるロッカー装置200と、ユーザ端末100からの予約を受け付ける車両貸出事業者(予約センター)が管理する車両貸出管理サーバ300と、利用者からの利用予約状況を確認するための車両貸出事業者(店舗)が操作する情報処理装置である貸出事業者端末400とが、インターネット等のネットワーク10を介して相互に接続されて構成されている。
図2は、ユーザ端末100の構成を示す図である。
図示するように、ユーザ端末100は、CPU等により構成されユーザ端末100全体を制御する制御部101と、様々な情報を格納する情報格納部102と、ネットワーク10を介して情報の送受信を行う通信部103と、ディスプレイ等により構成され情報の表示を行う表示部104と、各種キー等により構成され情報の入力を行う操作部105とを有して構成されている。利用者は、ユーザ端末100を用いて、車両貸出管理システムが提供する車両貸出サービスの利用を開始するための登録、利用の予約、及び車両が搬送されたこと等の各種通知の受信等を行う。
ロッカー装置200は、複数の施錠可能なロッカーボックスを備えたロッカーであって、利用者の生活圏内のコンビニエンスストアに設置される。
図示するように、ロッカー装置200は、CPU等により構成されロッカー装置200全体を制御する制御部201と、様々な情報を格納する情報格納部202と、ネットワーク10を介して情報の送受信を行う通信部203と、各種キー等により構成され情報の入力を行う操作部204と、車両キー20を収納する施解錠可能な複数のロッカーボックス205とから構成されている。
なお、ロッカー装置200の通信手段は、データの送受信が可能な有線LAN、無線LAN、電話回線、Wi−Fi(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)等のいずれでも対応することができる。
図示するように、ロッカー装置200は、車両キー20を収納する複数のロッカーボックス205を備えている。
利用者は、後述するように、予め取得した暗証番号に基づいて操作部204を構成するテンキーを押下することで特定のロッカーボックス205の扉を解錠させ、ロッカーボックス205の内部の係止部206に係止された車両キー20を取りだす。返却時には、同様にしてロッカーボックス205の扉を解錠させ、車両キー20を係止部206に係止させる。
一方、貸出事業者は、これも後述するように、ロッカーボックス205を解錠させるキーを予め所持しており、そのキーを用いて特定のロッカーボックス205を解錠させ車両キー20を収納することができる。
車両貸出管理サーバ300は、車両貸出サービスの提供側である車両貸出事業者が管理するサーバ装置であって、例えば、ワークステーション等の大型の情報処理装置である。
図示するように、車両貸出管理サーバ300は、CPU等により構成され車両貸出管理サーバ300全体を制御する制御部301と、利用者の個人情報や車両の貸出状況を示す情報等、様々な情報を格納する情報格納部302と、ネットワーク10を介して情報の送受信を行う通信部303とから構成されている。
予約情報は、利用者IDや利用者が希望する車種や貸出車両の搬送をしてもらう駐車場、利用開始・終了日時等の情報であって、ユーザ端末100から受信すると、同様に情報格納部302に格納して管理する。
車両貸出情報は、車両貸出事業者が管理する貸出車両の貸出状況を示す情報であり、ユーザ端末100及び貸出事業者端末400は、車両貸出管理サーバ300にアクセスすることで車両貸出情報を受信し、現在の貸出車両の貸出状況を確認することができる。
ロッカー情報は、ロッカー装置200のロッカーボックス205に車両キー20が収納されているか否かを示す空き情報あって、貸出事業者端末400は、車両貸出管理サーバ300にアクセスしてロッカー情報を受信及び表示する。
図示するように、貸出事業者端末400は、CPU等により構成され貸出事業者端末400全体を制御する制御部401と、様々な情報を格納する情報格納部402と、ネットワーク10を介して情報の送受信を行う通信部403と、ディスプレイ等により構成され情報の表示を行う表示部404と、各種キー等により構成され情報の入力を行う操作部405とを有して構成されている。
(1)貸出車両の利用予約について
まず、利用者は、車両貸出サービスの利用を開始する前に、自身の個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、運転免許証の情報等)を車両貸出管理サーバ300に登録する。
例えば、利用者は、ユーザ端末100を用いて、上記した個人情報を利用者情報として車両貸出管理サーバ300へ送信し、車両貸出管理サーバ300は、その利用者情報を受信すると、利用者用のデータベースを新たに作成して利用者に対し、その利用者を識別するための識別情報(以下、利用者IDという)を付与するとともに、データベースに受信した利用者情報を情報格納部302に登録する。
また、利用者は、運転免許証のコピーを車両貸出事業者(店舗)に郵送したり、車両貸出事業者(店舗)を直接訪れて運転免許証や車両貸出サービスの課金用のクレジットカード等を提示する。車両貸出事業者(店舗)は、貸出事業者端末400を用いて、その郵送あるいは直接提示された書類等を入力して車両貸出管理サーバ300へ送信し、データベースに登録する。
以上のように、利用者の書類の確認及び車両貸出管理サーバ300における利用者情報の登録が完了すると、利用者は、上記した利用者IDを用いて車両貸出サービスの利用が可能となる。
利用者は、上記したように車両貸出サービスの利用開始のための登録手続が完了した後、ユーザ端末100を用いて、車両貸出の予約のために必要な予約情報を入力する(ステップS100)。
この予約情報は、例えば、利用者ID及びパスワード、貸出車両の駐車(搬送・返却)を希望する駐車場(例えば、最寄のコンビニエンスストア)、利用開始予定日時、利用終了予定日時、希望車種、喫煙車/禁煙車の指定、ナビ等の備品の有無等である。
ユーザ端末100は、入力した予約情報を車両貸出管理サーバ300へ送信する(ステップS101)。
一方、利用者は、予約が無効であれば(ステップS111/NO)、利用日時や車種、駐車場等を変更して再度、車両貸出サービスの予約を行う。
その後、車両貸出事業者は、車両キー20の配送担当者に利用予約した利用者が指定した駐車場に車両を搬送し、車両キー20をロッカー装置200のロッカーボックス205に収納する。
図8は、本考案の実施の形態における車両貸出事業者における車両の搬送および車両キー20の配送時の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
図示するように、車両貸出事業者は、利用者から車両貸出サービスの利用予約を受け付けると、予約情報を参照し、利用者が希望する車種の車両を、利用開始日時までに、利用者が希望するコンビニエンスストアの駐車場まで搬送する。また、車両貸出事業者は、予約情報を参照して、搬送する車両の車両キー20をコンビニエンスストア内に設置されているロッカー装置200のロッカーボックス205に収納する。この時、車両貸出事業者は、そのロッカー装置200の複数あるロッカーボックス205の一つを解錠する解錠キーを所持しており、この解錠キーを用いて対応するロッカーボックス205を解錠し、車両キー20を収納する。
車両貸出管理サーバ300は、ロッカー装置200からの車両キーセットメールを受信すると、情報格納部202において、車両キー20を収納したロッカーボックス205を解錠させるための暗証番号を生成し(ステップS202)、生成した暗証番号を、通信部303を介してロッカー装置200へ送信する(ステップS203)。なお、車両貸出管理サーバ300は、生成した暗証番号を上記した車両貸出情報と対応させて情報格納部302に格納する。
車両貸出管理サーバ300は、利用開始予定日時に車両キー取得メールが送信されてきたか否かを確認し、車両キー取得メールの受信が確認できない場合は(ステップS211/NO)、貸出事業者端末400に対してNO SHOWメールを送信する(ステップS212)。
図9は、本考案の実施の形態における利用者による車両キー20返却時の車両貸出管理システムの動作の流れを示すシーケンスチャートである。
まず、利用者は、貸出車両を利用終了時刻に合わせて、貸出時のコンビニエンスストアの駐車場に駐車して返却する。そして、車両キー20をコンビニエンスストア内に設置されているロッカー装置200に返却しに行く。利用者は、ロッカー装置200の操作部204を操作して、貸出時に入力した暗証番号を入力する。ロッカー装置200では、入力された暗証番号が車両キー20の貸出時に情報登録部202に登録されている暗証番号と一致するかを比較する。入力された暗証番号が登録されている暗証番号と一致しない場合には(ステップS300/NO)、再度、正しい暗証番号の入力を促す。
利用者がロッカーボックス205の扉を解錠させる暗証番号を忘れたり、暗証番号を入力しても扉が解錠しなかったりとするトラブルに遭った場合に、遠隔操作によってロッカー装置200を操作する。
まず、利用者は、車両貸出事業者(予約センター)へ電話連絡を行いトラブルの内容を伝える。車両貸出事業者(予約センター)は利用者に対して本人情報(氏名、住所、電話番号、生年月日など)、会員登録した際の会員情報(利用者ID、免許証番号など)、予約情報(希望車種、利用開始日時、指定した駐車場等)といった情報を聞いて本人確認を行う。車両貸出事業者(予約センター)では、得られた情報を車両貸出管理サーバ300に問い合わせ、情報が正しいか否かを確認する。情報が正しい場合には、予約センターから利用者に電話をし、ロッカー装置200の車両キー収納205の強制解錠することを伝える。
例えば、利用者の本人確認を行った予約センターの者の貸出事業者端末400から車両貸出管理サーバ300に対して該当するロッカー装置200のロッカーボックス205の強制解錠コマンドを送信する(ステップS400)。
車両貸出管理サーバ300は、強制解錠コマンドを受信すると、情報格納部302に登録するとともに(ステップS401)、管理されている予約情報を参照して、該当するロッカー装置200に対して強制解錠メールを送信する(ステップS402)。
ロッカー装置200は、車両貸出管理サーバ300から強制解錠メールを受信すると、制御部200が、ロッカーボックス205に対して強制解錠コマンドを送信し、それを受信したロッカーボックス205は該当する扉を解錠する(ステップS403)。
なお、予約センターの貸出事業者端末400では、一連の処理が表示され、ロッカー装置200の扉が解錠したら利用者に対して通知を行う。
ロッカー装置200は、ロッカーボックス205の扉が一定時間内に閉められなかった場合や機器異常が発生した場合に、ロッカー装置200から車両貸出管理サーバ300に対して、それぞれ異常に対応する異常検知メールを送信する。
車両貸出管理サーバ300は、受信したそれぞれの異常検知メールから対象となるロッカー装置200が設置されている場所により近い貸出事業者(店舗)の貸出事業者端末400へ異常検知メールを送信する。
貸出事業者端末400には異常検知メールが表示され、貸出事業者は異常が発生したロッカー装置200が設置されている場所に赴き、対応する。
100 ユーザ端末
101、201、301、401 制御部
102、202、302、402 情報格納部
103、203、303、403 通信部
104、404 表示部
105、204、405 操作部
200 ロッカー装置
205 ロッカーボックス
206 係止部
207 検知部
300 車両貸出管理サーバ
400 貸出事業者端末
Claims (5)
- 車両の貸出を希望する利用者が貸出を希望する車種や希望する駐車場の利用予約を行うユーザ端末と、
前記利用予約に基づく利用者の利用者情報および貸出車両の車両情報を管理する管理サーバと、
前記利用者情報および車両情報に基づき前記貸出車両の前記駐車場への配送又は回収を手配する車両貸出事業者が操作する貸出事業者端末と、
前記貸出車両が配送又は回収される駐車場の所定域内に設置され前記貸出車両の車両キーの収納又は取出を行う施解錠可能な複数のロッカーボックスを備えたロッカー装置と、
がネットワークを介して相互に接続され、
前記ロッカー装置は、前記ロッカーボックス内に前記車両キーを係止する係止部と、該係止部に係止される前記車両キーの重量を検知する検知部とを有し、該重量の有無の検知により前記車両キーの収納または前記車両キーの取り外しを判断し、該収納または取り外しの情報を該管理サーバに送信することを特徴とする車両貸出管理システム。 - 前記ロッカー装置は、前記利用予約後に前記車両キーの重量が特定のロッカーボックスで検知された場合、該特定のロッカーボックスに該車両キーが収納されたものと判断し、収納された旨の通知を前記管理サーバへ送信し、
前記管理サーバは、該通知に基づき該特定のロッカーボックスを解錠させるための暗証番号を生成し、前記暗証番号を前記ロッカー装置に送信するとともに、前記ユーザ端末に前記貸出車両の配車が完了した旨の通知および該特定のロッカーボックスを開錠するための前記暗証番号を送信し、
前記ロッカー装置は、受信した前記暗証番号を前記特定のロッカーボックスの解錠用の暗証番号として設定することを特徴とする請求項1に記載の車両貸出管理システム。 - 前記ロッカー装置は、前記暗証番号を入力する暗証番号入力部を有し、前記ユーザ端末に送信された暗証番号に基づき利用者が前記暗証番号入力部で入力した暗証番号と前記設定された暗証番号とが一致した場合、該特定のロッカーボックスを解錠することを特徴とする請求項1または2に記載の車両貸出管理システム。
- 前記ロッカー装置は、前記解錠後に前記車両キーの重量が特定のロッカーボックスで検知されなくなった場合、前記特定のロッカーボックスから該車両キーが取り外されたものと判断し、前記管理サーバに車両キー取得通知を送信し、該管理サーバは該車両キー取得通知に基づき前記貸出車両の利用が開始されたことを示す利用開始通知を前記貸出事業者端末に送信することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両貸出管理システム。
- 前記ロッカー装置は、前記利用開始後に前記車両キーの重量が特定のロッカーボックスで検知された場合、該特定のロッカーボックスに該車両キーが収納されたものと判断し、前記管理サーバに車両キー返却通知を送信し、該管理サーバは該車両キー返却通知を前記貸出事業者端末に送信することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両貸出管理システム。
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