JP2022082166A - リース車両管理システム及びリース車両管理方法 - Google Patents

リース車両管理システム及びリース車両管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】企業のリース車両を従業員に利用させる場合に、安全かつ効率的に車両の鍵などを受け渡すことができる、リース車両管理システム及びリース車両管理方法を提供する。【解決手段】リース車両管理システムにおいて、キーボックス管理装置20は、ワンタイムパスワードを生成し、生成したワンタイムパスワードをキーボックス30および管理装置10を介して利用者端末40に対して通知する。キーボックス30は、キーボックス管理装置20から通知されたワンタイムパスワードを記憶部に記憶し、ワンタイムパスワードを受け付けた場合に、記憶部に記憶したワンタイムパスワードに基づいてワンタイムパスワードが正当であるか否かを判定し、正当であると判定された場合にワンタイムパスワードに対応する個別ボックスの扉のロックを解錠する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 1.展示会名:Booking Car デモンストレーション 令和2年11月12日(TOYOTA MOBILITY SHOWROOM) 2.ウェブサイト掲載:令和2年11月12日 3.刊行物:TOYOTA MOBILITY SHOWROOM で令和2年11月12日に案内状及びリーフレットを配布 4.新聞掲載:令和2年11月13日付日刊自動車新聞第1面掲載
本発明は、企業のリース車両を従業員(車両利用者)に利用させる場合に、安全かつ効率的に車両の鍵などを受け渡すことができるリース車両管理システム及びリース車両管理方法に関する。
従来、企業がリース会社から車両をリースし、リースした車両を従業員に貸与して個人利用を許容する技術が知られている。例えば、特許文献1には、企業がリース会社からリースされたリース車両を従業員に貸与するとともに、過去の利用実績に基づいて公私の費用区分を自動判定し、リース会社は企業に費用を一括請求し、企業が私的利用分の費用を従業員に請求する技術が開示されている。
特許第6277316号公報
しかしながら、上記特許文献1のものは、従業員がリース車両を私的利用する場合に、どのようにして車両の鍵を入手するかが問題点となる。リース車両は、休日などに私的利用されるケースが多く、人手を介して車両の鍵を受け渡すことができないためである。
特に、リース車両は、社用車として利用される性格上、車両の鍵を紛失する事態を防ぎ、いかに安全かつ効率的に車両の鍵を受け渡すかが重要な課題となっている。なお、かかる課題は、車両の鍵だけではなく、車両のETC(Electronic Toll Collection System)カード、入門許可証などの私的利用に必要な物品についても同様に生ずる課題である。
本発明は、上記従来技術の問題点(課題)を解決するためになされたものであって、企業のリース車両を従業員に利用させる場合に、安全かつ効率的に車両の鍵などを受け渡すことができるリース車両管理システム及びリース車両管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、所定の企業によりリース契約された車両に係る車両情報を管理する管理装置と、前記企業に属する利用者の利用者端末と、前記車両の鍵を収納するキーボックスと、前記キーボックスの各個別ボックスに収納される鍵に係る鍵情報を管理するキーボックス管理装置とを有し、前記キーボックス管理装置は、ワンタイムパスワードを生成する生成手段と、前記ワンタイムパスワードを前記管理装置及び前記キーボックスに対して通知する第1の通知手段とを備え、前記管理装置は、前記ワンタイムパスワードを前記利用者端末に通知する第2の通知手段を備え、前記キーボックスは、前記ワンタイムパスワードを記憶する記憶手段と、所定の操作部に入力された入力ワンタイムパスワードを受け付ける受付手段と、前記受付手段により前記入力ワンタイムパスワードを受け付けた場合に、前記記憶手段に記憶された前記ワンタイムパスワードに基づいて、前記入力ワンタイムパスワードが正当であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記入力ワンタイムパスワードが正当であると判定された場合に、前記入力ワンタイムパスワードに対応する個別ボックスの扉のロックを解錠するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記生成手段は、前記利用者により利用される車両の貸出予定時刻の所定時間前に前記ワンタイムパスワードを生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記生成手段は、前記利用者により利用される車両の返却予定時刻の所定時間前に前記ワンタイムパスワードを生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記生成手段は、前記管理装置から取得した前記利用者により利用される車両の位置情報に基づいて、該車両が所定の車両返却位置の近傍に位置するか否かを判定する車両位置判定手段と、前記車両位置判定手段により所定の車両返却位置の近傍に位置すると判定された場合に、前記ワンタイムパスワードを生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、各個別ボックスは、該個別ボックスに収納される鍵に付設された無線タグの情報を読み取るリーダ装置を備え、前記生成手段は、前記リーダ装置による前記個別ボックスへの前記車両の鍵の返却が検知された旨の通知を受け付けたならば、前記ワンタイムパスワードを生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、前記利用者端末から前記ワンタイムパスワードの通知先の変更指示を受け付ける変更指示受付手段をさらに備え、前記通知手段は、前記変更指示受付手段により前記通知先の変更指示を受け付けたならば、前記キーボックス管理装置から受け取った前記ワンタイムパスワードを、変更指示された通知先に対して通知することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記キーボックスは、第1のサイズからなる複数の個別ボックスを収容する第1の枠体と、前記第1のサイズと異なる第2のサイズからなる複数の個別ボックスを収容する第2の枠体と、前記第1のサイズ及び前記第2のサイズと異なる第3のサイズからなる複数の個別ボックスを収容する第3の枠体のうち、所定の管理者により選択された複数の枠体が入替可能に組み上げられた装置であることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記キーボックスは、前記枠体の種別が変更された場合又は個別ボックスが変更された場合に、個別ボックスの構成情報を更新するとともに、更新後の構成情報を前記キーボックス管理装置に通知することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、少なくとも車両の鍵を含む物品に付加されたIDタグのタグ情報を読み取るリーダ部が前記個別ボックスに設けられ、前記キーボックスは、前記リーダ部で読み取られたタグ情報を前記キーボックス管理装置に通知するタグ情報通知部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、所定の企業によりリース契約された車両に係る車両情報を管理する管理装置と、前記企業に属する利用者の利用者端末と、前記車両の鍵を収納するキーボックスと、前記キーボックスの各個別ボックスに収納される鍵に係る鍵情報を管理するキーボックス管理装置とを有するリース車両管理システムにおける車両管理方法であって、前記キーボックス管理装置が、ワンタイムパスワードを生成する生成工程と、前記キーボックス管理装置が、前記ワンタイムパスワードを前記管理装置及び前記キーボックスに対して通知する第1の通知工程と、前記管理装置が、前記ワンタイムパスワードを前記利用者端末に通知する第2の通知工程と、前記キーボックスが、前記ワンタイムパスワードを所定の記憶部に記憶する記憶工程と、前記キーボックスが、所定の操作部に入力された入力ワンタイムパスワードを受け付ける受付工程と、前記キーボックスが、前記受付工程により前記入力ワンタイムパスワードを受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記ワンタイムパスワードに基づいて、前記入力ワンタイムパスワードが正当であるか否かを判定する判定工程と、前記キーボックスが、前記判定工程により前記入力ワンタイムパスワードが正当であると判定された場合に、前記入力ワンタイムパスワードに対応する個別ボックスの扉のロックを解錠するよう制御する制御工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、企業のリース車両を従業員に利用させる場合に、安全かつ効率的に車両の鍵などを受け渡すことができる。
図1は、実施形態に係るリース車両管理システムの概要を説明するための説明図である。 図2は、図1に示したリース車両管理システムのシステム構成図を示す図である。 図3は、図2に示した管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、図2に示したキーボックス管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、図2に示したキーボックスの外観構成を示す外観構成図である。 図6は、図5に示したキーボックスの収納する鍵の数が変わったときのキーボックスの構造を示す構造図である。 図7は、図5に示したMサイズボックスモジュールの構造を示す構造図である。 図8は、図5に示したMサイズ個別ボックスの構造を示す構造図である。 図9は、図5に示したMサイズ個別ボックスの鍵の認識を説明する説明図である。 図10は、図2に示したキーボックスの構成を示す機能ブロック図である。 図11は、図2に示した利用者端末の構成を示す機能ブロック図である。 図12は、図2に示したリース車両管理システムの予約時の動作の流れを示すシーケンス図である。 図13は、図11に示した利用者端末の予約時の車両選択画面の一例である。 図14は、図11に示した利用者端末の予約時の日時入力画面の一例である。 図15は、図11に示した利用者端末の予約確定情報の表示例である。 図16は、図2に示したリース車両管理システムの利用開始時の動作の流れを示すシーケンス図である。 図17は、図2に示したリース車両管理システムの利用終了時の動作の流れを示すシーケンス図である。
以下に、本発明に係るリース車両管理システム及びリース車両管理方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態では、企業によりリースされたリース車両を単に「車両」と記載することとする。
まず、本実施形態に係るリース車両管理システムの概要について説明する。図1は、実施形態に係るリース車両管理システムの概要を説明するための説明図である。ここでは、事前に車両と鍵が関連付けられているものとする。
図1に示すように、このリース車両管理システムは、車両利用者Aが利用する車両を選択し、利用日時を指定する。これにより、車両利用者Aの予約情報が利用者端末40から管理装置10に送信される(S1)。管理装置10は、予約情報を受け付けたならば、利用される車両の予約状況を確認し、利用日時に車両が空いているならば、予約を確定する。そして、予約確定情報を車両利用者Aに送信する(S2)。
次に、管理装置10は、予約時間になったならば、車両利用者Aが鍵を取得するためのワンタイムパスワードP1の生成依頼をキーボック管理装置20に送信する(S3)。キーボックス管理装置20は、ワンタイムパスワードP1の生成依頼を受けたならば、ワンタイムパスワードP1を生成し、管理装置10に対して送信する(S4)。また、キーボックス管理装置20は、管理装置10に送信したものと同一のワンタイムパスワードP1をキーボックス30に送信する(S5)。
管理装置10は、キーボックス管理装置20から受け取ったワンタイムパスワードP1を利用者端末40に送信する(S6)その後、車両利用者Aは、利用者端末40に表示されたワンタイムパスワードP1をキーボックス30に入力する(S7)。キーボックス30は、入力されたワンタイムパスワードP1が正当なものであるか否かを判定し、正当であるならば、車両利用者Aにより予約された車両の鍵が収納されている個別ボックスの扉のロックを解錠する。なお、入力されたワンタイムパスワードP1が正当なものであるか否かを判定するときには、キーボックス30がキーボックス管理装置20から受信したワンタイムパスワードP1と、入力されたワンタイムパスワードP1とが一致するか否かを照合することになる。
そして、車両利用者Aは、扉のロックを解錠した個別ボックスから車両の鍵を取り出す(S8)。車両利用者Aは、鍵を入手したならば、出発前の走行距離や、日常点検実施の有無、飲酒していないか等の出発前情報を入力し、利用者端末40から管理装置10に対してその情報を送信する。(S9)
ここで、ワンタイムパスワードが例えば6時間ごとに更新され、個別ボックスから鍵を取り出してから3時間後に鍵を返却する場合を考える。この場合には、車両利用者Aが鍵を返却する時点でワンタイムパスワードP1は更新されていない。
このため、車両利用者Aは、車両の利用を終了したならば、走行距離、給油の有無、事故の有無等の終了前情報を利用者端末40に入力し、管理装置10に送信する(S10)。その後、車両利用者Aは、利用者端末40に表示されたワンタイムパスワードP1をキーボックス30に入力する。キーボックス30は、入力されたワンタイムパスワードP1が正しいか否かを判定し、正しければ車両利用者Aが鍵を返却する個別ボックスの扉のロックを解錠する。そして、車両利用者Aは、個別ボックスに車両の鍵を返却する(S11)。
キーボックス30は、個別ボックスに返却された鍵の鍵情報含むタグ情報を取得し、キーボックス管理装置20に送信する(S12)。その後、キーボックス管理装置20は、返却された車両のタグ情報を管理装置10に送信する(S13)。管理装置10は、車両利用者Aから送られた利用時間や走行距離等の情報から利用料金を含む利用情報を算出し、利用者端末40に送信する(S14)。
車両利用者Aは、利用情報に問題が無いならば、利用者端末40から利用情報の確認情報を管理装置10に送信し(S15)、利用を終了する。なお、管理装置10は、キーボックス管理装置20から取り出された車両の鍵が返却された旨の情報と、車両利用者Aからの利用情報確認とを受け付けたならば、利用終了と判定する。
これに対して、ワンタイムパスワードが例えば6時間ごとに更新され、個別ボックスから鍵を取り出してから8時間後に鍵を返却する場合を考える。この場合には、車両利用者Aが鍵を返却する時点でワンタイムパスワードP1は新たなワンタイムパスワードP2に更新される。
具体的には、キーボックス管理装置20は、ワンタイムパスワードP2を管理装置10及びキーボックス30に対して送信する。管理装置10は、キーボックス管理装置20から受信したワンタイムパスワードP2を利用者端末40に送信する。この場合、ワンタイムパスワードP2は、上記ワンタイムパスワードP1とは異なるものとなる。
車両利用者Aは、車両の利用を終了したならば、走行距離、給油の有無、事故の有無等の終了前情報を利用者端末40に入力し、管理装置10に送信する。その後、車両利用者Aは、利用者端末40に表示されたワンタイムパスワードP2をキーボックス30に入力する。キーボックス30は、入力されたワンタイムパスワードP2が正当であるか否かを判定し、正当であるならば車両利用者Aが鍵を返却する個別ボックスの扉のロックを解錠する。そして、車両利用者Aは、個別ボックスに車両の鍵を返却することになる。
このように、このリース車両管理システムでは、車両の鍵を一定時間経過後(例えば、6時間)に更新することとしている。具体的には、キーボックス30の個別ボックスから鍵を取り出す場合にはワンタイムパスワードP1を利用し、車両の鍵をキーボックス30の個別ボックスに返却する場合にはワンタイムパスワードP2を利用することになる。
このようにした理由は、企業によりリースされた車両を従業員に利用させる場合には、キーボックス30の個別ボックスから鍵を取り出す車両利用者と、キーボックス30の個別ボックスに鍵を返却する車両利用者が同一人であるとは限らないからである。
例えば、ある車両利用者Aが、週末日曜日の9時から13時まで車両を予約し、別の車両利用者Bが同日の13時から19時まで車両を予約し、車両利用者Aと車両利用者Bが同じ社宅に居住している場合には、同日の13時に車両利用者Aが車両利用者Bに車両の鍵を手渡すことが望ましい。このような場合には、ワンタイムパスワードP2に更新してセキュリティを高めるとともに、更新後のワンタイムパスワードP2の送信先(利用者端末40)を変えることが望ましく、ワンタイムパスワードP2を車両利用者間で直接受け渡す必要をなくすことができる。
ここで、従来技術のように、単に固定パスワードを使用した場合には、車両利用者間でのパスワードの受け渡しが生じ、パスワードの漏洩に伴うセキュリティの低下に繋がるという問題がある。このため、企業によりリースされた車両を従業員に利用させる場合には、ワンタイムパスワードを利用する必要がある。
また、上記の説明では、ワンタイムパスワードを例えば6時間ごとに更新する場合を例示したが、車両利用者Aへの車両の貸出を開始する所定時間(例えば10分)前にワンタイムパスワードP1を車両利用者Aの利用者端末40に送信し、車両利用者Aへの車両の貸出を終了する所定時間(例えば10分)前にワンタイムパスワードP1を車両利用者Aの利用者端末40に送信するよう構成すれば良い。ただし、車両利用者Aの利用者端末40を介して「車両の鍵が次の車両利用者に手渡しされた」旨の通知を受けたならば、車両利用者Aへの車両の貸出を終了する所定時間(例えば10分)前のワンタイムパスワードP1の通知と、車両利用者Bへの車両の貸出を開始する所定時間(例えば10分)前の通知を省略することができる。
なお、ここではワンタイムパスワードの生成をキーボックス管理装置20で行う場合を説明したが、ワンタイムパスワードの生成を管理装置10で行うこともできる。
<リース車両管理システムのシステム構成>
次に、本実施形態に係るリース車両管理システムのシステム構成について説明する。図2は、図1に示したリース車両管理システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、このリース車両管理システムは、管理装置10と、キーボックス管理装置20と、キーボックス30と、利用者端末40とを有する。
管理装置10は、利用者端末40から送信された車両の予約の受け付け及び予約を確定する予約受付処理と、確定した予約情報を利用者端末40に送信する予約情報送信処理と、車両の鍵をキーボックス30から取り出す際に必要となるワンタイムパスワードの生成をキーボックス管理装置20に依頼を行うワンタイムパスワード生成依頼処理と、キーボックス管理装置20から受信したワンタイムパスワードを端末40に送信するワンタイムパスワード情報送信処理と、車両利用者Aが送信した走行前の日常点検等の情報を受信して記憶を行う出発前情報処理と、車両の鍵についているIDタグの情報を受信し、車両管理情報を更新するタグ情報処理と、車両の返却時に車両利用者Aが送信した走行距離等の情報を受信し、記憶する終了前情報処理及び車両利用者Aの利用時間等の情報を算出し利用者端末40に送信する利用情報処理とを行う装置である。
キーボックス管理装置20は、車両の鍵を管理する装置であり、管理装置10から送信されるワンタイムパスワード生成依頼を受信し、ワンタイムパスワードを生成するワンタイムパスワード生成処理と、生成したワンタイムパスワードを管理装置10とキーボックス30に送信するワンタイムパスワード情報送信処理と、キーボックス30から送信される鍵情報等を受信するタグ情報処理及び上記タグ情報を管理装置10に送信するタグ情報送信処理とを行う装置である。
キーボックス30は、車両の鍵の受け渡しをする装置であり、キーボックス管理装置20から送信されるワンタイムパスワードを受信し、記憶するワンタイムパスワード受付処理と、入力されたワンタイムパスワードを判定し、個別ボックスの解錠を制御する個別ボックス解錠処理と、車両利用者Aの鍵の返却を監視する鍵返却監視処理と、個別ボックスの解錠、施錠、タグ情報の読み取り指示をする個別ボックス制御を行う装置である。
利用者端末40は、車両利用者が所持するスマートフォンなどの端末装置であり、インターネット等のネットワークに接続可能であり、HTTPサーバにアクセスするためのウエブブラウザを有する。この利用者端末40は、車両の予約を行う予約処理と、キーボックス管理装置20から管理装置10を介して送信されるワンタイムパスワードを受信し、表示するワンタイムパスワード処理と、車両利用者Aが車両を利用する前に出発前情報を入力させて管理装置10に送信する出発前情報処理と、車両利用者Aが利用する車両を返却する前に、終了前情報を入力させて管理装置10に送信する終了前情報処理と、車両返却後、管理装置10から送信される利用情報の表示等を行う利用情報処理とを行う端末装置である。
<管理装置10の構成>
次に図2に示した管理装置10の構成について説明する。図3は、図2に示した管理装置10の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、管理装置10は、表示部11と、操作部12と、通信I/F部13と、制御部14と、記憶部15とを有する。
表示部11は、液晶パネル又はディスプレイ装置などの表示デバイスであり、操作部12は、キーボードやマウスなどの入力デバイスである。通信I/F部13は、キーボックス管理装置20、キーボックス30や利用者端末40などの他の装置と通信を行う場合に用いるインターフェース部である。
制御部14は、管理装置10の全体を制御する制御部であり、予約受付部14a、予約情報送信処理部14b、ワンタイムパスワード生成依頼部14c、ワンタイムパスワード送信部14d、出発前情報処理部14e、タグ情報処理部14f、終了前情報処理部14g及び利用情報処理部14hを有する。実際には、これらプログラムをCPUにロードして実行することにより、予約受付部14a、予約情報送信処理部14b、ワンタイムパスワード生成依頼部14c、ワンタイムパスワード送信部14d、出発前情報処理部14e、タグ情報処理部14f、終了前情報処理部14g及び利用情報処理部14hにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
予約受付部14aは、利用者端末40から送信された車両の予約情報を受け付けたならば、当該車両の稼働状況を参照し、予約情報を受付け可能な場合には受付確定の情報を送信する。また、受付不可な場合には、予定の変更を促す情報を送信する。その後、受け付けた予約情報は、予約情報15bとして記憶部15に記憶する。なお、予約情報15bは、車両、拠点、日時、利用時間、利用目的、運転者等が含まれる。予約情報送信処理部14bは、該予約受付部14aで確定した予約情報15bを利用者端末40に送信する。
ワンタイムパスワード生成依頼部14cは、予約時間になったならば車両利用者Aにより予約された車両の鍵をキーボックス30から取り出す際に必要となるワンタイムパスワードの生成をキーボックス管理装置20に依頼する。ワンタイムパスワード送信部14dは、キーボックス管理装置20で生成されたワンタイムパスワードを利用者端末40に送信する。
出発前情報処理部14eは、車両利用者Aが送信した、走行前の日常点検、車両利用者の体調、飲酒の有無及び利用前の走行距離等の出発前情報15cを受信し記憶部15に記憶する。
タグ情報処理部14fは、キーボックス管理装置20から送られたタグ情報を受信し、受信した情報に基づいて車両管理情報15aを更新する。
終了前情報処理部14gは、車両利用者Aが送信した、返却時の走行距離、給油の有無、事故の有無、車両の問題点の有無等の終了前情報15dを受信し、記憶部15に記憶する。なお、車両利用者Aが、終了前情報15dを送信しない場合には、例えば30分毎に終了前情報15dの入力を促すアラート情報を通知する。
利用情報処理部14hは、車両利用者Aの利用時間、走行距離、給油の有無等から利用料金を含む利用情報を生成し、利用者端末40に送信するとともに、利用情報15eとして記憶部15に記憶する。なお、利用時間や走行距離等の情報は、予約情報15b、出発前情報15c、終了前情報15dを用いて算出する。
記憶部15は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、車両管理情報15a、予約情報15b、出発前情報15c、終了前情報15d及び利用情報15eを記憶する。車両管理情報15aは、車両の情報、例えば、車両ID、車種、車名、排気量、エンジン形式、保管駐車場等が含まれる。予約情報15b、出発前情報15c、終了前情報15d及び利用情報15eはすでに説明したため、ここではその詳細な説明を省略する。
<キーボックス管理装置20の構成>
次に、図2に示したキーボックス管理装置20の構成について説明する。図4は、図2に示したキーボックス管理装置20の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、キーボックス管理装置20は、表示部21、操作部22、通信I/F部23、制御部24及び記憶部25を有する。
表示部21は、液晶パネル又はディスプレイ装置などの表示デバイスであり、操作部22は、キーボードやマウスなどの入力デバイスである。通信I/F部23は、管理装置10や、キーボックス30や、利用者端末40などの他の装置と通信を行う場合に用いるインターフェース部である。
制御部24は、キーボックス管理装置20の全体を制御する制御部であり、ワンタイムパスワード生成部24a、ワンタイムパスワード情報送信部24b、タグ情報処理部24c及びタグ情報通知部24dを有する。実際には、これらプログラムをCPUにロードして実行することにより、ワンタイムパスワード生成部24a、ワンタイムパスワード情報送信部24b、タグ情報処理部24c及びタグ情報通知部24dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
ワンタイムパスワード生成部24aは、予約時間に管理装置10から送信されるワンタイムパスワード生成依頼を受信し、ワンタイムパスワードを生成する。そして、生成した情報を鍵管理情報25aとして記憶部に記憶する。なお、鍵管理情報25aは、予約情報、個別ボックスID及びワンタイムパスワードが関連付けられた情報である。
ワンタイムパスワード情報送信部24bは、ワンタイムパスワード生成部24aで生成されたワンタイムパスワードをキーボックス30及び管理装置10に送信する。
タグ情報処理部24cは、キーボックス30から送信されたタグ情報(例えば個別ボックスID、タグID等)を受信し、鍵管理情報25aのワンタイムパスワードをクリアする。
タグ情報通知部24dは、タグ情報処理部24cの処理が完了したならば、鍵管理情報25aのタグ情報を管理装置10に送信する。これにより、管理装置10は、予約車両に関わる車両の鍵が返却されたことを検知できる。
記憶部25は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、鍵管理情報25aを記憶する。なお、鍵管理情報25aについてはすでに説明したため、ここではその詳細な説明を省略する。
<キーボックス30の構成>
次に、キーボックス30の外観構成について説明する。図5は、キーボックス30の外観構成を示す外観構成図である。図5に示すように、キーボックス30は制御モジュール30a、アンテナ30b、表示部31、操作部32、タブレット組込部37、状態表示LED38、スピーカ39、Sサイズ枠体(以下、「Sサイズボックスモジュール」と言う)B01、複数のSサイズ個別ボックスB01a、Mサイズ枠体(以下、「Mサイズボックスモジュール」と言う)B02、複数のMサイズ個別ボックスB02a、Lサイズ枠体(以下、「Lサイズボックスモジュール」と言う)B03及び複数のLサイズ個別ボックスB03aを有する。
アンテナ30bは、キーボックス30とキーボックス管理装置20との通信を無線で行うためのアンテナである。また、タブレット組込部37は、リース車両管理システムが、例えば、生体認証等で個人の特定を要求されるような場合に、生体認証機能を具備したタブレットをキーボックス30に組み込むことによって、セキュリティレベルを向上させる。
各個別ボックスには、状態表示LEDが設けられている。例えば、Sサイズ個別ボックスB01aの前面には状態表示LEDB01bが設けられ、Mサイズ個別ボックスB02aの前面には状態表示LEDB02bが設けられ、Lサイズ個別ボックスB03aの前面には状態表示LEDB03bが設けられている。これらの状態表示LED(B01b、B02b、B03b)は、個別ボックス内の鍵の状態により異なる表示態様による表示を行うことができる。例えば、鍵が収納されている場合には、青色が点灯するように制御し、鍵が収納されていない場合には、消灯するように制御する。なお、制御モジュール30a、表示部31、操作部32、状態表示LED38、スピーカ39の機能については、後述する。
次に、キーボックス30のモジュールの構造について説明する。図6は、キーボックス30の収納する鍵の数が変わったときのキーボックス30のモジュールの構造を示す構造図である。図6(a)に示すように、収納する鍵の数が6以下の場合には、制御モジュール30aと1つのMサイズボックスモジュールB02を使用してキーボックス30を構成する。
車両数の増加に伴ってキーボックス30に収納する鍵が増加したならば、図6(b)に示すように、MサイズボックスモジュールB02を一台追加してキーボックス30を構成することにより、柔軟に収納する鍵の数を変えることができる。ここでは、MサイズボックスモジュールB02を複数個使用する場合を示したが、SサイズボックスモジュールB01やLサイズボックスモジュールB03を組み合わせて構成してもよい。
なお、キーボックス30の構成が変更された場合には、その構成変更の情報をキーボックス管理装置20に送信する必要がある。このため、キーボックス30は、キーボックス30の構成が変更された場合に、自装置の構成変更後の情報を収集し、その情報をキーボックス管理装置20に送信する。例えば、6個のMサイズ個別ボックスB02a(No.1からNo.6)により形成されるキーボックス30に、MサイズボックスモジュールB02を1段追加して、さらにMサイズ個別ボックスB02aを3つ追加したならば、キーボックス30は、No.7~No.9の個別ボックスB02aが追加されたと判定し、その構成情報をキーボックス管理装置20に送信する。
次に、MサイズボックスモジュールB02の構造について説明する。図7は、MサイズボックスモジュールB02の構造を説明する構造図である。図7に示すように、MサイズボッスクモジュールB02は、複数のMサイズ個別ボックスB02aを収納することができる。このような構造にすることにより、鍵を収納するのに必要な数だけのMサイズ個別ボックスB02aを用意すればよい。なお、ここではMサイズボックスモジュールB02の構造を例にあげているが、SサイズボックスモジュールB01や、LサイズボックスモジュールB03も同様の構造である。また、個別ボックスを収納していない場所は、前面に蓋をしてもよい。
次に、Mサイズ個別ボックスB02aの構造について説明する。図8は、Mサイズ個別ボックスB02aの構造を説明する構造図である。図8に示すように、Mサイズ個別ボックスB02aは、状態表示LEDB02bと、Mサイズ個別ボックス扉B02cと、電磁ロックB02dと、IDタグの情報を読み取るリーダ部B02eとを有する。電磁ロックB02dは、制御モジュール30aからの制御によりMサイズ個別ボックス扉B02cの鍵を開閉する装置である。また、リーダ部B02eは、Mサイズ個別ボックスB02aに鍵が収納された場合に、鍵に取付けられたIDタグに書込まれている鍵情報を読み取る装置であり、例えばRFIDリーダ等の装置が使用される。
なお、鍵情報の読み取り動作についての詳細な説明は後述する。また、ここではMサイズ個別ボックスB02aを例に構造を説明したが、Sサイズ個別ボックスB01a及びLサイズ個別ボックスB03aも同様の構造となる。状態表示LEDB02bの動作についてはすでに説明したため、ここでは詳細の説明を省略する。
次に、リーダ部B02eの鍵情報の読み取り動作について説明する。図9は、リーダ部B02eの鍵情報の読み取り動作を説明するための説明図である。図9に示すように、車両の鍵B02fは、その鍵の管理情報が書込まれているIDタグB02gを取り付ける。IDタグB02gが取り付けられた鍵B02fが、Mサイズ個別ボックスB02aの外にある場合は、リーダ部B02eの読取範囲外となるため、リーダ部B02eは何の情報も得ることはできない(図9(a))。
そして、IDタグB02gが取り付けられた鍵B02fがMサイズ個別ボックスB02aのボックス内に収納されたならば、リーダ部B02eからの電波をIDタグB02gが受信し、IDタグB02g内に書き込まれた鍵情報をリーダB02eが読み取る(図9(b))。読み取られた鍵情報は、タグ情報としてキーボックス管理装置20に送信される。このようにして、キーボックス管理装置20は、鍵の返却を検知する。
このように、キーボックス30は、SサイズボックスモジュールB01と、MサイズボックスモジュールB02と、LサイズボックスモジュールB03のうち、所望のボックスモジュールを組み上げて形成されている。このようにした理由は、ボックスモジュールがSサーズ、Mサイズ、Lサイズの個別ボックスに対応できることとすると、最もサイズが大きいLサイズを基準にしなければならず、ボックスモジュールに収納する個別ボックスの数が制限を受けるためである。
加えて、企業がリースした車両を従業員に私的利用させる取り組みが、従業員の福利厚生に大いに役立っているならば、企業がリースする車両の台数を増加させる可能性がある。一方、従業員の私的利用により車両が故障し、企業がリースする車両の台数を減少させる可能性もある。このように、企業がリースした車両を従業員に私的利用させたならば、単に企業が車両をリースする場合と比べて、車両数が動的に変動する可能性が大きくなる。本実施形態に係るキーボックス30を用いれば、このように車両数が動的に変動する場合であっても、ボックスモジュールの入れ替えにより柔軟に対応することができるため、使用価値が高い。
なお、ここでは車両の鍵情報を読み取る場合について説明したが、例えば、ETCカードや給油カードなどをカードが収容できるフォルダ内に入れ、このフォルダにETCカードや給油カードなどの情報をIDタグに書き込み、車両の鍵と同時にタグ情報を読取り、キーボックス管理装置20に送信するように構成することもできる。
また、上記の場合、鍵及びETCカードや給油カードが入ったフォルダのタグ情報が、キーボックス管理装置20の記憶部25に記憶されている情報と異なった場合に、管理装置10を介して利用者端末40に返却漏れがある旨通知することもできる。
次に、キーボックス30の内部構成について説明する。図10は、キーボックス30の内部構成を示す機能ブロック図である。図10に示すように、キーボックス30は、制御モジュール30aと、SサイズボックスモジュールB01、MサイズボックスモジュールB02、LサイズボックスモジュールB03とを含む複数のボックスモジュールから構成される。
制御モジュール30aは、表示部31、操作部32、通信I/F部33、主制御部34、記憶部35、個別ボックス制御部36、状態表示LED38及びスピーカ39を有する。また、各ボックスモジュールは、複数の個別ボックスを有する。さらに、各個別ボックスには、状態表示LED(B01b、B02b等)と、電磁ロック部(B01d、B02d等)とリーダ部(B01e、B02e等)が設けられている。
表示部31は、液晶パネル又はディスプレイ装置などの表示デバイスであり、操作部32は、キーボードやマウスなどの入力デバイスである。通信I/F部33は、キーボックス管理装置20や利用者端末40などの他の装置と通信を行う場合に用いるインターフェース部である。例えば、移動通信規格である第3世代移動通信方式、第4世代移動通信方式又は第5世代移動通信方式等による無線通信、無線LAN(Local Area Network)等による近距離無線通信などを行うインターフェース部である。
主制御部34は、キーボックス30の全体を制御する制御部であり、ワンタイムパスワード受付処理部34a、個別ボックス解錠処理部34b及び鍵返却監視部34cを有する。実際には、これらプログラムをCPUにロードして実行することにより、ワンタイムパスワード受付処理部34a、個別ボックス解錠処理部34b及び鍵返却監視部34cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
ワンタイムパスワード受付処理部34aは、キーボックス管理装置20から送信されたワンタイムパスワードと個別ボックスID等を受信し、鍵管理情報35aとして記憶部35に記憶する。
個別ボックス解錠処理部34bは、車両利用者Aが入力したワンタイムパスワードが正しいか否かを判定し、正しければ個別ボックスの解錠情報を個別ボックス制御部36に送信する。例えば、車両利用者Aが入力したワンタイムパスワードが正しい場合は、個別ボックス制御部に当該車両の鍵が入っている個別ボックスIDと解錠の情報を送信し、正しく無い場合は、ワンタイムパスワードの再入力を促す。
鍵返却監視部34cは、車両利用者Aの鍵の返却を監視する。例えば、個別ボックスの扉の開閉を監視し、扉が開閉された場合に、リーダ部B02eで鍵情報の読み取りを行い、鍵情報が取得できた場合は鍵が返却されたと判定し、何も情報が無い場合は、貸出し中と判定する。また、鍵が返却されたと判定した場合には、読み取りを行ったタグ情報をキーボックス管理装置20に送信する。
記憶部35は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、鍵管理情報35aを記憶する。ここで鍵管理情報35aは、予約情報と、個別ボックスIDと、ワンタイムパスワード等を含む。
個別ボックス制御部36は、各モジュールに組み込まれた各個別ボックスの状態表示LED(B01b、B02b等)、電磁ロック部(B01d、B02d等)及びリーダ部(B01e、B02e等)を制御する制御部である。
状態表示LED38は、キーボックス全体の状態をLEDで表示する。例えば、LEDを2つ使うのであれば、1つは電源のオン/オフで表示を変え、電源オンの場合は緑の点灯、電源オフの場合は赤の点灯制御を行う。また、もう一つのLEDでシステムの状態を表示し、システムが正常動作の場合は、緑色の点灯、何かエラーが起きた場合は赤の点灯制御を行う。
スピーカ39は、キーボックス30でエラーが起きた場合に、音を出すことによってエラーが起きたことを検知させる。
<利用者端末40の構成>
次に、利用者端末40の構成について説明する。図11は、図2に示した利用者端末40の構成を示す機能ブロック図である。この利用者端末40は、ウエブブラウザを搭載したスマートフォンなどの端末装置である。
図11に示すように、利用者端末40は、表示操作部41、通信I/F部42、制御部43及び記憶部44を有する。ここでは、本実施形態に関連する機能を図示することとし、一般的なスマートフォンが有するその他の各種機能についての説明を省略する。
表示操作部41は、タッチパネル式液晶ディスプレイ等の入出力デバイスである。通信I/F部42は、移動通信規格である第3世代移動通信方式、第4世代移動通信方式又は第5世代移動通信方式等による無線通信、無線LAN(Local Area Network)等による近距離無線通信などを行うインターフェース部である。
制御部43は、利用者端末40を全体制御する制御部であり、予約処理部43a、ワンタイムパスワード処理部43b、出発前情報処理部43c、終了前情報処理部43d及び利用情報処理部43eを有する。実際には、これらプログラムをCPUにロードして実行することにより、予約処理部43a、ワンタイムパスワード処理部43b、出発前情報処理部43c、終了前情報処理部43d及び利用情報処理部43eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
予約処理部43aは、車両利用の予約を行う。例えば、カレンダーから使用したい日を選ぶと、色々な車種の予約状況が表示される。そして、利用したい車種の空き時間を指定し、予約の要求を管理装置10に送信する。管理装置10で予約が確定したならば、予約確定情報が管理装置10から送信され、受信した予約情報44aを記憶部44に記憶する。
ワンタイムパスワード処理部43bは、予約時間になると管理装置10から送信されるワンタイムパスワードを受信し、そのワンタイムパスワード44bを記憶部44に記憶する。また、キーボックス30から車両の鍵を取り出すために、そのワンタイムパスワードを表示する。
出発前情報処理部43cは、車両利用者Aが車両を利用する前に、車両利用者Aに出発前情報を入力させ、その情報を管理装置10に送信する。ここで出発前情報とは、例えば走行前の走行距離、日常点検完了の有無、飲酒の有無等の情報である。
終了前情報処理部43dは、車両利用者Aが利用する車両を返却する前に、車両利用者Aに終了前情報を入力させ、その情報を管理装置10に送信する。ここで終了前情報とは、例えば走行距離、給油の有無、給油をした場合はその給油量、事故の有無等の情報である。また、終了前情報処理部43dは、終了前情報を送信したら予約時間に取得したワンタイムパスワード44bを表示する。
利用情報処理部43eは、車両の鍵を返却後、管理装置10から送信される利用料金を含む利用情報を受信し、利用情報44cとして記憶部44に記憶する。また、その利用情報44cを表示し、車両利用者Aが確認し、問題無ければ承認情報を管理装置10に送信する。
記憶部44は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、予約情報44a、ワンタイムパスワード44b及び利用情報44cを記憶する。なお、これらの情報についてはすでに説明したため、ここではその詳細な説明を省略する。
<システムの動作>
次に、本実施形態におけるリース車両管理システムの動作について説明する。図12は、図2に示すリース車両管理システムの予約時の動作の流れを示すシーケンス図である。
車両利用者Aは、利用者端末40を用いて、利用する車両の予約に必要な予約情報を入力し、利用者端末40は、その予約情報を管理装置10に対して送信する(ステップS101)。この予約情報は、例えば、車両ID、利用日時、利用時間、利用目的、車両利用者等を含む。
管理装置10は、上記予約情報を利用者端末40から受信すると(ステップS102)、その受信した予約情報を記憶部15に予約情報15bとして記憶し、受付を完了する(ステップS103)。その後、管理装置10は、車両利用者Aが利用する車両の空きを確認する(ステップS104)。当該車両が空いている場合(ステップS105:Yes)は、要求された予約を確定する(ステップS107)。
また、当該車両が何らかの理由で空いていない場合は(ステップS105:No)、その旨を利用者端末40に通知すると共に新しい予約情報の入力を要求する(ステップS106)。また、確定された予約は、予約情報15bとして管理装置10の記憶部15に記憶する(ステップS108)。その後、確定した予約情報15bは、管理装置10から利用者端末40に送信される(ステップS109)。利用者端末40は、管理装置10から確定した予約情報を受信し(ステップS110)、その予約情報を記憶部35に記憶する(ステップS111)。以上で、車両の予約動作を完了する。
次に、利用者端末40において車両利用者が入力する予約情報の入力画面の一例について説明する。図13は、図11に示した利用者端末40の予約時の利用する車両選択画面の一例を、図14は、図11に示した利用者端末40の予約時の日時入力画面の一例である。図13に示すように、表示操作部41には、予約希望日、選択可能車両とその車両情報及び予約状況が示されている。この画面より、希望の車両を選択する。
車両選択が完了すると、図14に示すように、日時及び利用目的の選択画面が表示される。ここで、利用日、利用開始時間、利用終了時間及び利用目的を入力する。すべてを入力したら、車両利用者Aは、予約情報を管理装置10に送信する。
次に、車両利用者Aが要求した予約が確定し、管理装置10から確定した予約情報が送信された場合の画面の一例を説明する。図15は、図11に示した利用者端末40の予約確定情報の表示例を示す。図15に示すように、車両利用者Aが入力した利用日、利用時間、利用車両の他に、燃料費を含む利用料金の目安を同時に示すことができる。
次に、本実施形態におけるリース車両管理システムの車両利用開始時の動作について説明する。図16は、図2に示すリース車両管理システムの利用開始時の動作の流れを示すシーケンス図である。管理装置10は、利用する車両の予約について、一定時間前に利用者端末40に向けてリマインドメールを送信する(ステップS201)。ここで一定の時間前とは、例えば、24時間、6時間、3時間、1時間等である。利用者端末40は、管理装置10からのリマインドメールを受信したら(ステップS202)、車両利用者Aにメッセージを通知する。
次に、管理装置10は、予約時間になったらワンタイムパスワード生成依頼をキーボックス管理装置20に送信する(ステップS203)。キーボックス管理装置20は、管理装置10からのワンタイムパスワード生成依頼を受信したならば、ワンタイムパスワードP1を生成する(ステップS205)。生成されたワンタイムパスワードP1は、キーボックス30と管理装置10に送信する(ステップS206)。
キーボックス30は、キーボックス管理装置20からワンタイムパスワード情報を受信し(ステップS207)、そのワンタイムパスワード情報を記憶部25に記憶する(ステップS208)。一方、管理装置10は、キーボックス管理装置20からワンタイムパスワード情報を受信し、そのワンタイムパスワード情報を記憶部15に記憶する(ステップS210)。その後、そのワンタイムパスワードP1を利用者端末40に送信する(ステップS211)。
利用者端末40は、管理装置10からワンタイムパスワードP1を受信し(ステップS212)、その情報を記憶部45に記憶する(ステップS213)。そして、車両利用者Aが鍵を取り出すために、ワンタイムパスワードP1を表示操作部41に表示する(ステップS213)。
車両利用者Aは、利用者端末40の表示操作部41に表示されたワンタイムパスワードP1をキーボックス30の操作部32に入力する。キーボックス30は、入力されたワンタイムパスワードP1を記憶部の情報に照らし合わせ、ワンタイムパスワードP1が正しいと判定できれば(ステップ:S215)、個別ボックスを解錠する(ステップS216)
車両利用者Aは、キーボックス30から利用する車両の鍵を取り出し、出発前情報の入力を行う(ステップS217)。ここで、出発前情報は、例えば、走行前の走行距離、日常点検の有無、体調の善し悪し、飲酒の有無等である。そして、車両利用者Aが出発前情報を入力したならば、その情報を管理装置10に対して送信する(ステップS218)
管理装置10は、利用者端末40から出発前情報を受信すると(ステップS219)、その情報を記憶部15に記憶し(ステップS220)、利用開始時の一連の動作を完了する。
なお、本動作手順では、ワンタイムパスワードP1は予約時間に発行するが、貸出予定時刻の所定時間前、例えば1時間前、に新規ワンタイムパスワードP2を発行してもよい。また、ワンタイムパスワードP1の第三者への漏洩を想定し、ワンタイムパスワードの発行を定期的、例えば4時間毎、に行って、セキュリティレベルを上げてもよい。
次に、本実施形態におけるリース車両管理システムの利用終了時の動作について説明する。図17は、図2に示すリース車両管理システムの利用終了時の動作の流れを示すシーケンス図である。管理装置10は、予約終了時間の一定時間前に予約終了に関してのリマインドメールを送信する(ステップS301)。ここで一定時間前とは、例えば2時間前、1時間前、30分前等である。利用者端末40は、このリマインドメールを受信すると(ステップS302)、終了前情報の入力画面を表示し車両利用者に入力を促す(ステップS303)。ここで、終了前情報とは、例えば走行距離、給油の有無、給油をした場合はその給油量、事故の有無等である。
利用者端末40は、入力された終了前情報を管理装置10に対して送信する(ステップS304)。管理装置10は、利用者端末40から送信された終了前情報を受信し(ステップS305)、その情報を記憶する(ステップS306)。
そして、利用者端末40は、ワンタイムパスワードP1を表示操作部41に表示する(ステップS307)。車両利用者Aは、表示されたワンタイムパスワードP1をキーボックス30の操作部32に入力する。キーボックス30は、入力されたワンタイムパスワードP1を記憶部の情報に照らし合わせ、ワンタイムパスワードP1が正しいか否かを判定し(ステップS308)、正しいと判定したならば個別ボックスを解錠する(ステップS309)。
車両利用者Aは、キーボックス30の個別ボックスの扉が開いたならば、利用していた車両の鍵を個別ボックスに収納し、扉を閉める。キーボックス30は、扉が閉じられたならば、リーダ部B02eで鍵の認識及びタグ情報の読み取りを行う(ステップS310)。そしてキーボックス30は、読取ったタグ情報をキーボックス管理装置20に送信する(ステップS311)。個別ボックスは、個別ボックスの扉が閉められたら自動的に施錠される(ステップS312)
キーボックス管理装置20は、キーボックス30から送信されたタグ情報を受信すると(ステップS313)、タグ情報から車両IDを抽出し、その情報をタグ情報として管理装置10に送信する(ステップS314)。管理装置10は、キーボックス管理装置20から送信されたタグ情報を受信し(ステップS315)、その情報で車両管理情報を更新する(ステップS316)。管理装置10は、このタグ情報を受信することによって、車両利用者Aが利用していた車両の鍵を返却したことを検知できる。
一方、車両利用者Aは、鍵返却後に利用終了情報を管理装置10に送信する(ステップS317)。これは、例えば、ワンタイムパスワード表示画面に利用終了の通知ボタンを表示し、押下してもらうことで実現できる。管理装置10は、利用終了情報を受信したならば(ステップS318)、受信した利用終了情報を記憶する(ステップS319)。その後、管理装置10は、予約情報、出発前情報、終了前情報を使って、車両利用者Aの利用情報を算出する(ステップS320)。ここで、この利用情報は、例えば、利用日、利用時間、走行距離及び利用料金等を含む情報である。そして、この利用情報を利用者端末40に送信する(ステップS321)。
利用者端末40は、管理装置10から利用情報を受信したならば(ステップS322)、その利用情報を記憶部45に記憶する(ステップS323)。そして、車両利用者Aは、利用者端末40に表示された利用情報を確認し、問題なければ利用情報の承認情報を利用者端末40から管理装置10に送信する(ステップS324)。これは、例えば、利用者端末40の表示操作部41に表示される利用情報の下部に承認ボタンを表示し、車両利用者Aに押下してもらうことで実現できる。
管理装置10は、利用者端末40からの利用情報の承認情報を受信する(ステップS325)。以上で、利用終了時の動作は完了する。
なお、本動作手順では、利用終了時のワンタイムパスワードP1は、利用開始時に管理装置10から受信したものを利用する例を示したが、返却予定時刻の所定時間前、例えば2時間前、にキーボックス管理装置20が新規ワンタイムパスワードP2を発行し、管理装置10を介して利用者端末40及びキーボックス30に送信してもよい。また、利用終了時のワンタイムパスワードの発行は、管理装置10が車両の位置情報を監視し、車両の位置が所定の領域内、例えば貸出車両の登録駐車場から1Km以内、となったならば、キーボックス管理装置20に新規ワンタイムパスワードP2の生成を依頼し、キーボックス30及び管理装置10を介して利用者端末40に送信してもよい。
また、本動作手順では、ワンタイムパスワードP1は、車両を予約した車両利用者Aに送信するが、車両利用者Aが利用者端末40から管理装置10にパスワード通知先の変更指示を受けたならば、新規ワンタイムパスワードP2を発行して、新たな利用者端末40とキーボックス管理装置20に送信してもよい。
ところで、車両利用者Aは、車両の予約時に設定した利用終了時刻よりも前に車両の鍵をキーボックス30に返却する場合がある。道路渋滞などに備えて時間的な余裕を取るケースが多いためである。かかる場合に、次の車両利用者Bに対して車両の鍵が返却された旨を通知したならば、次の車両利用者Bが利用開始時刻よりも前に車両を使用することが可能となり、車両の稼働率を高めることができる。
このため、本実施形態では、個別ボックス内に設けられたリーダ部B02eにより個別ボックスへの鍵の返却が検知されたならば(鍵のタグ情報を検知されない状態から検知された状態に移行されたならば)、キーボックス30が、鍵の返却情報をキーボックス管理装置20経由で管理装置10に送信し、管理装置10は、該車両の次の予約が入っていたならば、キーボックス管理装置20に新たなワンタイムパスワードP2の生成を依頼し、入手したワンタイムパスワードP2と予定時刻よりも早く利用可能となった旨の案内通知とを次の車両利用者の利用者端末40に送信するよう構成することもできる。なお、ワンタイムパスワードP2と、予定時刻よりも早く利用可能となった旨の案内通知とを別々に通知してもよい。
また、本実施形態では、リース車両の管理等を対象とする場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば不動産関連の部屋の鍵管理や宿泊事業の部屋の鍵管理等、鍵や物品等を共同利用するシステムにも適用できる。また、上記実施形態では、ワンタイムパスワードのみを利用する場合を示したが、ワンタイムパスワードの更新タイミングの問題や、システム上のトラブルで鍵が取り出せなくなることを防ぐために、ワンタイムパスワード以外に複数の固定パスワード(例えば、マスタパスワードやスペアパスワード等)を組み合わせて冗長性を持たせることも可能となっている。
上述してきたように、本実施形態では、キーボックス管理装置20は、ワンタイムパスワードを生成し、生成したワンタイムパスワードをキーボックス30及び管理装置10を介して利用者端末40に対して通知し、キーボックス30は、キーボックス管理装置20から通知されたワンタイムパスワードを記憶部35に記憶し、ワンタイムパスワードを受け付けた場合に、記憶部35に記憶したワンタイムパスワードに基づいてワンタイムパスワードが正当であるか否かを判定し、正当であると判定された場合にワンタイムパスワードに対応する個別ボックスの扉のロックを解錠するよう構成したので、企業のリース車両を従業員に利用させる場合に、安全かつ効率的に車両の鍵などを受け渡すことができる。
上記の実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係るリース車両管理システム及びリース車両管理方法は、企業のリース車両を従業員に利用させ、安全かつ効率的に車両の鍵などを受け渡す場合に適している。
B01 Sサイズボックスモジュール
B01a Sサイズ個別ボックス
B01b 状態表示LED
B01d 電磁ロック部
B01e リーダ部
B02 Mサイズボックスモジュール
B02a Mサイズ個別ボックス
B02b 状態表示LED
B02c 個別ボックス扉
B02d 電磁ロック
B02e リーダ部
B02f 鍵
B02g IDタグ
B03 Lサイズボックスモジュール
B03a Lサイズ個別ボックス
B03b 状態表示LED
B03d 電磁ロック部
B03e リーダ部
N ネットワーク
10 管理装置
11 表示部
12 操作部
13 通信I/F部
14 制御部
14a 予約受付部
14b 予約情報送信処理部
14c ワンタイムパスワード生成依頼部
14d ワンタイムパスワード送信部
14e 出発前情報処理部
14f タグ情報処理部
14g 終了前情報処理部
14h 利用情報処理部
15 記憶部
15a 車両管理情報
15b 予約情報
15c 出発前情報
15d 終了前情報
15e 利用情報
20 キーボックス管理装置
21 表示部
22 操作部
23 通信I/F部
24 制御部
24a ワンタイムパスワード生成部
24b ワンタイムパスワード情報送信部
24c タグ情報処理部
24d タグ情報通知部
25 記憶部
25a 鍵管理情報
30 キーボックス
30a 制御モジュール
30b アンテナ
31 表示部
32 操作部
33 通信I/F部
34 主制御部
34a ワンタイムパスワード受付処理部
34b 個別ボックス解錠処理部
34c 鍵返却監視部
35 記憶部
35a 鍵管理情報
36 個別ボックス制御部
37 タブレット組込部
38 状態表示LED
39 スピーカ
40 利用者端末
41 表示操作部
42 通信I/F部
43 制御部
43a 予約処理部
43b ワンタイムパスワード処理部
43c 出発前情報処理部
43d 終了前情報処理部
43e 利用情報処理部
44 記憶部
44a 予約情報
44b ワンタイムパスワード
44c 利用情報

Claims (10)

  1. 所定の企業によりリース契約された車両に係る車両情報を管理する管理装置と、前記企業に属する利用者の利用者端末と、前記車両の鍵を収納するキーボックスと、前記キーボックスの各個別ボックスに収納される鍵に係る鍵情報を管理するキーボックス管理装置とを有し、
    前記キーボックス管理装置は、
    ワンタイムパスワードを生成する生成手段と、
    前記ワンタイムパスワードを前記管理装置及び前記キーボックスに対して通知する第1の通知手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記ワンタイムパスワードを前記利用者端末に通知する第2の通知手段を備え、
    前記キーボックスは、
    前記ワンタイムパスワードを記憶する記憶手段と、
    所定の操作部に入力された入力ワンタイムパスワードを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により前記入力ワンタイムパスワードを受け付けた場合に、前記記憶手段に記憶された前記ワンタイムパスワードに基づいて、前記入力ワンタイムパスワードが正当であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記入力ワンタイムパスワードが正当であると判定された場合に、前記入力ワンタイムパスワードに対応する個別ボックスの扉のロックを解錠するよう制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするリース車両管理システム。
  2. 前記生成手段は、
    前記利用者により利用される車両の貸出予定時刻の所定時間前に前記ワンタイムパスワードを生成することを特徴とする請求項1に記載のリース車両管理システム。
  3. 前記生成手段は、
    前記利用者により利用される車両の返却予定時刻の所定時間前に前記ワンタイムパスワードを生成することを特徴とする請求項1に記載のリース車両管理システム。
  4. 前記生成手段は、
    前記管理装置から取得した前記利用者により利用される車両の位置情報に基づいて、該車両が所定の車両返却位置の近傍に位置するか否かを判定する車両位置判定手段と、
    前記車両位置判定手段により所定の車両返却位置の近傍に位置すると判定された場合に、前記ワンタイムパスワードを生成することを特徴とする請求項1に記載のリース車両管理システム。
  5. 各個別ボックスは、該個別ボックスに収納される鍵に付設された無線タグの情報を読み取るリーダ装置を備え、
    前記生成手段は、
    前記リーダ装置による前記個別ボックスへの前記車両の鍵の返却が検知された旨の通知を受け付けたならば、前記ワンタイムパスワードを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のリース車両管理システム。
  6. 前記管理装置は、
    前記利用者端末から前記ワンタイムパスワードの通知先の変更指示を受け付ける変更指示受付手段をさらに備え、
    前記通知手段は、
    前記変更指示受付手段により前記通知先の変更指示を受け付けたならば、前記キーボックス管理装置から受け取った前記ワンタイムパスワードを、変更指示された通知先に対して通知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のリース車両管理システム。
  7. 前記キーボックスは、
    第1のサイズからなる複数の個別ボックスを収容する第1の枠体と、前記第1のサイズと異なる第2のサイズからなる複数の個別ボックスを収容する第2の枠体と、前記第1のサイズ及び前記第2のサイズと異なる第3のサイズからなる複数の個別ボックスを収容する第3の枠体のうち、所定の管理者により選択された複数の枠体が入替可能に組み上げられた装置であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載のリース車両管理システム。
  8. 前記キーボックスは、
    前記枠体の種別が変更された場合又は個別ボックスが変更された場合に、個別ボックスの構成情報を更新するとともに、更新後の構成情報を前記キーボックス管理装置に通知することを特徴とする請求項7に記載のリース車両管理システム。
  9. 少なくとも車両の鍵を含む物品に付加されたIDタグのタグ情報を読み取るリーダ部が前記個別ボックスに設けられ、
    前記キーボックスは、
    前記リーダ部で読み取られたタグ情報を前記キーボックス管理装置に通知するタグ情報通知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一つに記載のリース車両管理システム。
  10. 所定の企業によりリース契約された車両に係る車両情報を管理する管理装置と、前記企業に属する利用者の利用者端末と、前記車両の鍵を収納するキーボックスと、前記キーボックスの各個別ボックスに収納される鍵に係る鍵情報を管理するキーボックス管理装置とを有するリース車両管理システムにおける車両管理方法であって、
    前記キーボックス管理装置が、ワンタイムパスワードを生成する生成工程と、
    前記キーボックス管理装置が、前記ワンタイムパスワードを前記管理装置及び前記キーボックスに対して通知する第1の通知工程と、
    前記管理装置が、前記ワンタイムパスワードを前記利用者端末に通知する第2の通知工程と、
    前記キーボックスが、前記ワンタイムパスワードを所定の記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記キーボックスが、所定の操作部に入力された入力ワンタイムパスワードを受け付ける受付工程と、
    前記キーボックスが、前記受付工程により前記入力ワンタイムパスワードを受け付けた場合に、前記記憶部に記憶された前記ワンタイムパスワードに基づいて、前記入力ワンタイムパスワードが正当であるか否かを判定する判定工程と、
    前記キーボックスが、前記判定工程により前記入力ワンタイムパスワードが正当であると判定された場合に、前記入力ワンタイムパスワードに対応する個別ボックスの扉のロックを解錠するよう制御する制御工程と
    を含むことを特徴とするリース車両管理方法。
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