JP2002230641A - 車両貸し出しシステム - Google Patents

車両貸し出しシステム

Info

Publication number
JP2002230641A
JP2002230641A JP2001024933A JP2001024933A JP2002230641A JP 2002230641 A JP2002230641 A JP 2002230641A JP 2001024933 A JP2001024933 A JP 2001024933A JP 2001024933 A JP2001024933 A JP 2001024933A JP 2002230641 A JP2002230641 A JP 2002230641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
user
card
pin
shared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001024933A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ogura
耕一 小倉
Toshiyasu Watanabe
俊康 渡辺
Shunji Yano
俊二 矢野
Naoki Terada
直己 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2001024933A priority Critical patent/JP2002230641A/ja
Publication of JP2002230641A publication Critical patent/JP2002230641A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚のカードで複数ユーザの使用、または単
一ユーザの異なる使用目的に対応し、ユーザの利便性を
増す車両貸し出しシステムを提供する。 【解決手段】 共有車両2は、ユーザがICカードをか
ざすと、カードIDを車両IDと共に予約管理センタ1
へ送信する。車両管理データベース12、顧客管理デー
タベース14とのID照合により車両の利用が許可され
ると、共有車両2が起動してPIN入力を要求する。入
力されたPINは、共有車両2から予約管理センタ1へ
送信され、顧客管理データベース14とのPINの照合
が行われる。その結果、利用ログが選択されて車両の貸
し出しが許可されると、ユーザは共有車両2の利用を開
始する。ユーザが共有車両2の返却操作を行うと、予約
管理センタ1は返却処理を実行し、課金計算を行い、課
金管理データベース13内の入力されたPINに関連づ
けられた利用ログに対して請求費用を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のユーザによ
って共有される車両の貸し出し(レンタル)システムに
関し、特に車両の利用により発生する費用の請求に最適
な車両貸し出しシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平8−44801号公
報に、複数の車両毎に通信手段を搭載し、この通信手段
を介して送られる情報に基づいて車両を管理する管理セ
ンターからなり、ユーザが管理センターとの契約に基づ
いて車両を共同利用する車両管理システムに関する技術
が開示されている。これらのシステムでは、車両を利用
するユーザが、例えば予め与えられたユーザのID番号
を記録したICカード等の記録媒体を、車両に設けられ
たカード読み取り機に挿入することにより、通信手段を
介して利用情報が管理センターに通知される。管理セン
ターでは、受信した利用情報により、車両の貸し出し許
可や費用請求の手続きを行う。また、上述のような複数
の車両を管理する方法として、特開平3−213651
号公報や、特開平4−177866号公報には、PIN
(Personal Identification Number:個人認証番号)を
入力すると車両が起動し、PINを入力したユーザに該
車両を利用させる技術が開示されている。更に、特開昭
55−116200号公報には、車両の利用料金を、車
両を利用したユーザに予め付与された会員コードに関連
づけて記録し、この記録に基づいて該ユーザに費用請求
を行う技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような車両の共
同利用による車両管理システムでは、通常は1枚のカー
ドで特定の1人が使用するので、例えば1枚のカードに
ユーザのID番号を記録し、ユーザに対する課金はカー
ド単位で行えば良かった。しかし、例えば法人会員とし
て登録されたユーザは会社での業務遂行のために共有車
両を利用することになるが、共同利用による車両管理シ
ステムそのものは個人的な使用も可能で、ユーザにとっ
ては使い慣れたシステムの利用が望ましい。このよう
に、共有車両の利用に仕事上の利用(公用)と個人の利
用(私用)とがある場合、1枚のカードによる利用で
は、カードに対する一括請求の中から、日時あるいは使
用目的により請求先を振り分けるといった不便があっ
た。それを回避するには、法人契約カードとは別に、個
人契約カードを持つことになる。しかし、同じ車両管理
システムの中で利用するカードを公用、私用の1枚ずつ
持つことはユーザにとっては不便であり、1枚のカード
で公用、私用の区別を行い、ユーザに負担をかけずに費
用の請求先について管理を行えるような車両管理システ
ムが必要とされた。同様に、法人利用等において、1枚
のカードで複数の社員が車両を使用する場合、車両の利
用にあたり、費用の請求先の管理や使用目的毎に記録を
残すことができるような車両管理システムが必要とされ
た。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、車両の貸し出しに利用されるカードが1枚であって
も、複数ユーザの使用、または単一ユーザの異なる使用
目的(業務・私用)に対応可能とし、ユーザの利便性を
増すことができる車両貸し出しシステムを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、ユーザが所持するID端
末(例えば実施の形態のICカード4)に登録されたI
D番号により、少なくとも車室内への入室の可否を制御
する車両貸出判定手段(例えば実施の形態のステップS
11〜ステップS19)と、車室内に入室したユーザの
起動番号入力により車両移動を可能とする車両利用判定
手段(例えば実施の形態のステップS20〜ステップS
26)と、車両貸出判定手段と、車両利用判定手段によ
り制御する車両の貸し出し記録をログとして記録するロ
グ記録手段(例えば実施の形態のステップS31)とを
備え、ログ記録手段は、ID番号に対応づけられた複数
のログの中から使用ログを選択して記録することを特徴
とする。以上の構成により、ユーザ毎に、1枚のカード
で共有車両の利用内容を区別してログを記録することを
可能とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両貸し出しシステムにおいて、ログ記録手段は、I
D番号に関連づけられた複数のログの中から、ユーザに
より入力された起動番号に対応した使用ログ(例えば実
施の形態の顧客管理データベース14に定義された利用
ログ1や利用ログ2)を選択して記録することを特徴と
する。以上の構成により、PIN番号を入力して共有車
両を利用するという従来と同じ手順で、1人のユーザが
1枚のカードで課金先を複数区別したり、1枚のカード
を複数のユーザで利用することを可能とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の車両貸し出しシステムにおいて、ユーザから利用目的
を取得する利用目的取得手段(例えば実施の形態のステ
ップS48)を設け、ログ記録手段は、ID番号に関連
づけられた複数のログの中から、ユーザから取得した利
用目的に対応した使用ログ(例えば実施の形態の顧客管
理データベース17に定義された利用ログ3や利用ログ
4)を選択して記録することを特徴とする。以上の構成
により、ユーザが、自分の業務や私用等、どの利用目的
にいくらの利用料金が課金されたかを、容易に知ること
を可能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態の構成を示すブロック図である。図1において、予約
管理センタ1は、ユーザに共同で利用される共有車両2
の予約や配車、利用料金の請求等、車両の共同利用を管
理する管理センタである。クレジット会社3は、ユーザ
が車両の利用料金を精算するための金融機関である。な
お、共有車両2は、予約管理センタ1の下で1台以上が
管理されるものとする。
【0009】また、予約管理センタ1は、メインシステ
ム11と、車両管理データベース12と、課金管理デー
タベース13と、顧客管理データベース14と、入・出
力手段15とLAN通信網16とから構成されている。
メインシステム11は、CPU(中央演算装置)を備え
たコンピュータシステムにおいて予約管理センタ制御プ
ログラムを実行し、予約管理センタ全体の動作を管理す
る。なお、メインシステム11の動作は、詳細を後述す
る。車両管理データベース12は、共有車両2を管理す
るために、各共有車両やポートに関する状態を記録した
データベースであって、記録されている内容は、例えば
共有車両毎の (1)存在場所 (2)定期点検時期 (3)走行距離 (4)各部品消耗度 と、ポート毎の (1)現駐車保有台数 (2)現使用可能台数 (3)予約台数(使用・返却) 等である。課金管理データベース13は、クレジット会
社3を通じて費用の精算を行うために、各ユーザ毎の請
求費用を利用ログとして記録したデータベースであっ
て、、例えば、各ユーザ毎に複数金融機関の1つの口座
や、1つの金融機関の複数口座等、費用請求先毎に区別
した複数の利用ログ毎の車両利用料金とその合計金額を
記録している。
【0010】顧客管理データベース14は、会員として
登録された各ユーザの登録データを記録するデータベー
スであって、記録されている内容は、例えば会員が個人
会員の場合、個人会員毎の (1)カードを認証するためのカードID (2)PINその1、PINその2などの、関連づけら
れる利用ログが異なる複数のPIN (3)会員の携帯電話番号 等である。また、会員が法人会員である場合、記録され
ている内容は、法人会員毎の (1)法人契約の契約数 (2)会員1用PIN、会員2用PINなどの、関連づ
けられる利用ログが異なる複数のPIN等である。
【0011】入・出力手段15は、予約管理センタ1が
クレジット会社3と、ユーザに対する費用請求のための
利用ログデータを送受信したり、予約管理センタ1が、
共有車両2と車両管理データを送受信するためのインタ
フェース部である。なお、予約管理センタ1と共有車両
2との間の車両管理データの送受信は、各ポート毎に設
けられた通信機(図示せず)を介して無線通信により行
われる。LAN通信網16は、予約管理センタ1内で、
上述のメインシステム11と、車両管理データベース1
2と、課金管理データベース13と、顧客管理データベ
ース14と、入・出力手段15とを接続し、データの送
受信を行うためのLAN(Local Area Network)を構成
する通信網である。
【0012】次に、図面を用いて、本実施の形態で用い
られる共有車両2について説明する。図2は、共有車両
2の構成を示すブロック図であって、図2において、共
有車両2は、路車間通信アンテナ21と、路車間通信装
置22と、ID管理ユニット23と、ドアアンテナ24
と、ID受信装置25と、タッチパネル26と、IG
(イグニッション)スイッチ27と、返却スイッチ28
と、記憶装置29と、ドアロック機構30と、メイン電
源制御機構31とから構成される。共有車両2はポート
と呼ばれる駐車スペースに停められており、予約管理セ
ンタ1とは、路車間通信アンテナ21に接続された路車
間通信装置22を介して、各ポート毎に設けられた通信
機(図示せず)と無線通信を行い、各種データを交換す
る。
【0013】共有車両2は、ユーザが、例えば非接触読
み書き方式のICカード4を共有車両2に設けられたド
アアンテナ24へかざすと、ID受信装置25により読
み取られた信号が、共有車両のID番号を管理するID
管理ユニット23へ通知される。ID管理ユニット23
は、路車間通信装置22と路車間通信アンテナ21を介
して、各ポート毎に設けられた通信機(図示せず)と無
線通信により通信を行い、ユーザがICカード4をかざ
して、共有車両2の利用を求めたことを予約管理センタ
1へ送信し、車両の貸し出しの許可を求める。なお、上
述のICカード4は、記録されたID番号が読み書きで
きるID端末の一例であって、本実施の形態では、ID
番号を共有車両2へ通知するために用いるID端末は、
非接触読み書き方式のICカードの他、共有車両2側の
読み取り装置が対応すれば、非接触、接触読み書き方式
に限らず、ICカードの他、磁気カード、ICチップを
内蔵した携帯電話機等、記録されたID番号が読み書き
できるものであれば何を用いても良い。
【0014】また、ユーザは、共有車両2の貸し出し時
に、必要事項をタッチパネル26からID管理ユニット
23へ入力し、IGスイッチ27を押して共有車両2の
イグニッションをONにし、共有車両の利用を開始す
る。また、ユーザは共有車両2をポートへ返却する時
に、ポートにおいて返却スイッチ28を押して返却処理
を行う。更に、記憶装置29は、共有車両2毎に割り当
てられた車両のID番号を予め記憶していると共に、ユ
ーザが入力したユーザのID番号やPINを一時記憶し
ている。ID管理ユニット23が記憶装置29に記憶さ
れた車両のID番号やユーザが入力したユーザのID番
号やPINを予約管理センタ1へ送信して、ユーザに対
する共有車両2の貸し出し許可が下りると、車両の貸し
出しを求められた予約管理センタ1の指示により、ドア
ロック機構30がドアキーの開錠を行い、メイン電源制
御機構31がイグニッション回路を使用可とする。な
お、ユーザが共有車両2を借りるための操作について
は、詳細を後述する。
【0015】また、図3は、共有車両2の内外観を示し
た図であり、図3(a)は共有車両2の運転席近傍の内
観を、図3(b)は共有車両2の外観を示す。図3
(a)において、IGスイッチ27は運転席のステアリ
ング50の近傍に配置され、運転者の前方視界を妨げな
い位置にタッチパネル26が配置されている。また、タ
ッチパネル26下には、共有車両2のポートへの返却時
に使用する返却スイッチ28が配置されている。図3
(b)において、路車間通信アンテナ21は、全方位の
無線信号を受信するように、共有車両2のルーフ上に配
置され、ドアアンテナ24は、運転席近傍のドアガラス
上に配置されている。
【0016】次に、本実施の形態の車両貸し出しシステ
ムの動作を図面を用いて説明する。まず、図4のフロー
チャートを用いて、車両貸し出しシステムの全体の処理
の流れを説明する。ユーザは予約処理の手続きを行い
(ステップS1)、共有車両2を利用する権利の確保が
できたら、実際に共有車両2の駐車されたポートへ行
き、実際に利用したい共有車両2のドアアンテナ24に
ICカード4をかざして自分のカードIDを提示する。
カードIDを提示された共有車両2は、予約管理センタ
1と車両貸出判定処理を行い、ユーザの車内への入室
(アクセス)の可否を決定する(ステップS2)。ユー
ザは、車内への入室を許可されたら、個人会員の場合は
自分の希望するPIN、法人会員の場合は自分に割り当
てられたPINを共有車両2のタッチパネル26から入
力し、共有車両2は、予約管理センタ1と車両利用判定
処理を行う(ステップS3)。そして、車両利用判定処
理により共有車両2の利用を許可されたユーザが共有車
両2の使用を終了すると、共有車両2のポートへの車両
返却処理(ステップS4)を行って、本実施の形態の車
両貸し出しシステムの動作は終了する。
【0017】次に、図面を用いて更に上述の各処理の詳
細を説明する。図5は、ユーザの操作を含んだ共有車両
2と予約管理センタ1との間の車両貸し出し動作を示し
た図であって、特に車両貸出判定処理を詳細に示す図で
ある。図6は、ユーザの操作を含んだ共有車両2と予約
管理センタ1との間の車両貸し出し動作を示した図であ
って、特に車両利用判定処理を詳細に示す図である。図
7は、ユーザの操作を含んだ共有車両2と予約管理セン
タ1との間の車両貸し出し動作を示した図であって、特
に車両返却処理を詳細に示す図である。
【0018】まず、ユーザがポートに駐車された使用可
能車両のドアアンテナ24にICカード4をかざすと
(ステップS11)、共有車両2は、ID受信装置25
を用いてICカードに記録されているカードIDを受信
する(ステップS12)。受信されたカードIDは、共
有車両2のID管理ユニット23へ通知され、車両ID
と共に、路車間通信装置22を介して予約管理センタ1
へ送信される(ステップS13)。なお、カードIDの
中には車両貸し出しシステムに共通するIDが含まれて
おり、これにより共有車両2と予約管理センタ1との通
信機能が起動する。入・出力手段15を介してカードI
Dと車両IDを受信した(ステップS14)予約管理セ
ンタ1のメインシステム11は、顧客管理データベース
14を参照してカードIDの照合を行い(ステップS1
5)、カードID照合に問題がなければ(ステップS1
5のOK)、車両管理データベース12を参照して、受
信した車両IDを持つ共有車両2が利用可能か否かの判
定を行う(ステップS16)。
【0019】もし、選択された車両の利用が可能な場合
(ステップS16のOK)、車両の利用が許可されて、
予約管理センタ1のメインシステム11に指示されたド
アロック機構30により、共有車両2のロックが解除さ
れると共に、タッチパネル26に、図8に示すようなP
IN入力を要求する”暗証番号を入力してください”と
いうメッセージが表示され、共有車両2が起動する(ス
テップS17)。なお、カードIDの照合が失敗した場
合(ステップS15のNG)、または、ユーザに選択さ
れた共有車両2が利用不可能な場合(ステップS16の
NG)、共有車両2の車両貸出判定処理は終了し(ステ
ップS18)、ユーザはカードIDの確認か、別の共有
車両2の車両貸出判定処理を行うことになる。また、共
有車両2が起動すると、ユーザは共有車両2のドアを開
けて乗り込むことができる(ステップS19)。
【0020】ユーザは共有車両2のドアを開けて乗り込
むと、タッチパネル26からPIN入力を行う(ステッ
プS20)。ここでユーザが入力するPINは、上述の
ように、個人会員の場合は自分の希望するPIN、法人
会員の場合は自分に割り当てられたPINとする。入力
されたPINは、共有車両2のID管理ユニット23に
より、路車間通信装置22を介して予約管理センタ1へ
送信される(ステップS21)。入・出力手段15を介
してPINを受信した(ステップS22)予約管理セン
タ1のメインシステム11は、顧客管理データベース1
4を参照して、PINの照合を行い(ステップS2
3)、PINの照合結果が良好であれば(ステップS2
3のOK)PINに対応した利用ログの選択を行う(ス
テップS24)。
【0021】PIN照合の結果、利用ログが選択されて
車両の貸し出しが許可されると、メインシステム11に
指示されたメイン電源制御機構31により、共有車両2
のイグニッション(IG)回路が使用可となるので(ス
テップS25)、ユーザはIGスイッチ27を押してイ
グニッションをONすることにより共有車両2の使用を
開始する(ステップS26)。なお、PIN照合の結
果、車両の貸し出しが許可されない場合(ステップS2
3のNG)、共有車両2の車両利用判定処理は終了し
(ステップS27)、ユーザはPINの確認を行うこと
になる。
【0022】次に、ユーザが共有車両2の使用を終了
し、ポートにおいて返却スイッチ28を押して返却操作
を行うと(ステップS28)、共有車両2のID管理ユ
ニット23は、路車間通信装置22を介して、予約管理
センタ1へ車両IDと返却信号を送信する(ステップS
29)。共有車両2から車両IDと返却信号を受信した
予約管理センタ1は、返却操作を実行して、車両管理デ
ータベース12の中の該車両IDを持つ共有車両2のス
テータスを変更し(ステップS30)、利用されたPI
Nに関連づけられた課金管理データベース13内の利用
ログに対する課金計算を行い、請求費用を記録して(ス
テップS31)、共有車両2の貸し出し動作を終了する
(ステップS32)。なお、記録された利用ログは、ク
レジット会社3を通じて、利用ログ毎に指定された口座
により費用の精算が行われる。
【0023】(第2の実施の形態)次に、図面を参照し
て本発明の第2の実施の形態について説明する。図9
は、本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図
である。図9において、図1と同じ符号を付与した構成
要素は、第1の実施の形態で説明した構成要素と同じ動
作をする構成要素であるので、ここでは説明を省略す
る。また、予約管理センタ5は、共有車両2の予約や配
車、利用料金の請求等、車両の共同利用を管理する管理
センタであって、図1に示す予約管理センタ1と異なる
ところは、予約管理センタ1がPIN毎に利用ログを指
定して記録している顧客管理データベース14から構成
されているのに対し、予約管理センタ5が利用目的毎に
利用ログを指定して記録している顧客管理データベース
17から構成されていることである。
【0024】顧客管理データベース17に記録されてい
る内容は、例えば会員が個人会員の場合、 (1)カードを認証するためのカードID (2)個人を認証するためのPIN (3)業務、私用などの、関連づけられる利用ログが異
なる複数の利用目的 (4)会員の携帯電話番号 等である。なお、予約管理センタ5を構成するこれ以外
の構成要素は、予約管理センタ1を構成する構成要素と
同一であるので、ここでは説明を省略する。
【0025】次に、本実施の形態の車両貸し出しシステ
ムの動作を図面を用いて説明する。図10は、ユーザの
操作を含んだ共有車両2と予約管理センタ5との間の車
両貸し出し動作を示す図である。ここで、ユーザがポー
トに駐車された使用可能車両のドアアンテナ24にIC
カード4をかざして(図5のステップS11)から、共
有車両2が起動して、ユーザが共有車両2のドアを開け
て乗り込む(図5のステップS19)までの車両貸出判
定処理動作と、ユーザが共有車両2の返却スイッチ28
を押して返却処理を行い(図7のステップS28)、利
用ログ毎に課金計算が行われて請求費用が記録され、車
両貸し出し動作が終了する(図7のステップS32)ま
での車両返却動作は、それぞれ、第1の実施の形態で説
明した図5の車両貸出判定処理動作、及び図7の車両返
却動作と同一なので、ここでは説明を省略し、図10で
は、第2の実施の形態における車両利用判定処理動作に
ついて説明する。
【0026】図10において、ユーザが共有車両2へ乗
り込み、図11(a)のように表示されたタッチパネル
26からPIN入力を行う(ステップS40)と、入力
されたPINは、共有車両2のID管理ユニット23に
より、路車間通信装置22を介して、予約管理センタ5
へ送信される(ステップS41)。入・出力手段15を
介してPINを受信した(ステップS42)予約管理セ
ンタ5のメインシステム11は、PINの照合を行う
(ステップS43)。PIN照合の結果、車両の貸し出
しが許可されると(ステップS43のOK)、共有車両
2のタッチパネル26に、図11(b)に示すような課
金先確認画面に、利用目的の選択を要求する”利用目的
を入力してください”というメッセージが表示されるの
で(ステップS44)、ユーザはタッチパネル26から
表示された利用目的の選択を行う(ステップS45)。
なお、PIN照合の結果が不良の場合(ステップS43
のNG)、共有車両2の車両利用判定処理は終了し(ス
テップS46)、ユーザはPINの確認を行うことにな
る。
【0027】ユーザによって利用目的が選択されると、
共有車両2のID管理ユニット23により、利用目的が
路車間通信装置22を介して、予約管理センタ5へ送信
される(ステップS47)。利用目的が予約管理センタ
5へ送信されると、入・出力手段15を介して利用目的
を受信した(ステップS48)予約管理センタ5のメイ
ンシステム11により、顧客管理データベース17を参
照して利用目的に対応した利用ログの選択が行われる
(ステップS49)。同時に、メインシステム11に指
示されたメイン電源制御機構31により、共有車両2の
イグニッション(IG)回路が利用可となる(ステップ
S50)ので、ユーザはIGスイッチ27を押してイグ
ニッションをONすることにより共有車両2の使用を開
始する(ステップS51)。以降、ユーザが返却処理を
行うことで、利用目的に関連づけられた課金管理データ
ベース13内の利用ログに対する課金計算が行われ、請
求費用を記録された利用ログは、第1の実施の形態と同
様に、クレジット会社3を通じて、利用ログ毎に指定さ
れた口座により費用の精算が行われる。
【0028】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の発明によ
れば、車両の共同利用を実現する車両管理システムにお
いて、車両の利用ログを複数の使用ログの中から選択し
て記録できるようにすることで、例えば利用料金の請求
先を選択可能な共有車両管理システムを構築でき、ユー
ザの利便性が向上するという効果が得られる。また、請
求項2に記載の発明によれば、ユーザの入力した起動番
号により、記録する使用ログを選択することで、例えば
個人利用において、利用者に負担をかけずに利用料金の
請求先を自動的に判断して処理する共有車両管理システ
ムや、同様に、法人利用等において、1枚のカードで複
数の社員が車両を使用する場合、社員毎の利用料金や使
用頻度等のログを自動的に判断して記録し、法人利用に
おける用途の拡大を図ることができる共有車両管理シス
テムを構築できるという効果が得られる。
【0029】なお、このような共有車両管理システムで
は、例えば法人会員向けに、共有車両の空きがある場
合、契約口数以上の共有車両の貸し出しには割り増し料
金を設定して貸し出しを行うことにより、共有車両の貸
し出しシステムを運営する側の利益の向上とユーザの利
便性を向上できたり、何回も契約口数オーバーが発生す
る法人には、契約口数の増加を提案する等のユーザに対
するサービスを向上することができるという効果が得ら
れる。更に、請求項3に記載の発明によれば、ユーザの
入力した利用目的により、記録する使用ログを選択する
ことで、1人のユーザが、業務、私用等の利用目的に係
わらず、いつでも1枚のカードで共有車両を使用し、利
用料金は利用目的に応じた適切な精算が自動的に行われ
る共有車両貸し出しシステムを構築できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 同実施の形態で用いられる共有車両の構成を
示す図である。
【図3】 同実施の形態で用いられる共有車両の内外観
を示す図である。
【図4】 同実施の形態の車両貸し出しシステムの全体
動作を示す図である。
【図5】 同実施の形態のユーザの操作を含んだ共有車
両2と予約管理センタ1との間の車両貸し出し動作を示
した図であって、特に車両貸出判定処理を詳細に示す図
である。
【図6】 同実施の形態のユーザの操作を含んだ共有車
両2と予約管理センタ1との間の車両貸し出し動作を示
した図であって、特に車両利用判定処理を詳細に示す図
である。
【図7】 同実施の形態のユーザの操作を含んだ共有車
両2と予約管理センタ1との間の車両貸し出し動作を示
した図であって、特に車両返却処理を詳細に示す図であ
る。
【図8】 同実施の形態の共有車両の操作部の表示例を
示す図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】 同実施の形態のユーザの操作を含んだ共有
車両2と予約管理センタ5との間の車両貸し出し動作を
示した図であって、特に車両利用判定処理を詳細に示す
図である。
【図11】 同実施の形態の共有車両の操作部の表示例
を示す図である。
【符号の説明】
1 予約管理センタ 2 共有車両 3 クレジット会社 4 ICカード 5 予約管理センタ 14 顧客管理データベース 17 顧客管理データベース S11〜S19 車両貸出判定手段 S20〜S26 車両利用判定手段 S31 ログ記録手段 S48 利用目的取得手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 俊二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 寺田 直己 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3E048 AA10 BA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが所持するID端末に登録された
    ID番号により、少なくとも車室内への入室の可否を制
    御する車両貸出判定手段と、 車室内に入室したユーザの起動番号入力により車両移動
    を可能とする車両利用判定手段と、 前記車両貸出判定手段と、前記車両利用判定手段により
    制御する車両の貸し出し記録をログとして記録するログ
    記録手段と、 を備え、 前記ログ記録手段は、前記ID番号に対応づけられた複
    数のログの中から使用ログを選択して記録することを特
    徴とする車両貸し出しシステム。
  2. 【請求項2】 前記ログ記録手段は、前記ID番号に関
    連づけられた複数のログの中から、ユーザにより入力さ
    れた前記起動番号に対応した使用ログを選択して記録す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両貸し出しシス
    テム。
  3. 【請求項3】 ユーザから利用目的を取得する利用目的
    取得手段を設け、 前記ログ記録手段は、前記ID番号に関連づけられた複
    数のログの中から、ユーザから取得した前記利用目的に
    対応した使用ログを選択して記録することを特徴とする
    請求項1に記載の車両貸し出しシステム。
JP2001024933A 2001-01-31 2001-01-31 車両貸し出しシステム Withdrawn JP2002230641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024933A JP2002230641A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 車両貸し出しシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024933A JP2002230641A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 車両貸し出しシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002230641A true JP2002230641A (ja) 2002-08-16

Family

ID=18890004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001024933A Withdrawn JP2002230641A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 車両貸し出しシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002230641A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016511191A (ja) * 2013-03-13 2016-04-14 ルノー エス.ア.エス. 車両を利用可能にする方法および車両を利用可能にするための対応するシステム
US9516481B2 (en) 2010-11-11 2016-12-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha System for using communication terminal
JP2020064386A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 株式会社サージュ カーシェアリングシステムおよびカーシェアリング方法
JP2021174148A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
JP2022035847A (ja) * 2020-08-21 2022-03-04 出光興産株式会社 シェアリング管理方法、サーバ、シェアリングシステム、及びプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9516481B2 (en) 2010-11-11 2016-12-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha System for using communication terminal
JP2016511191A (ja) * 2013-03-13 2016-04-14 ルノー エス.ア.エス. 車両を利用可能にする方法および車両を利用可能にするための対応するシステム
JP2020064386A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 株式会社サージュ カーシェアリングシステムおよびカーシェアリング方法
JP2021174148A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
JP7409213B2 (ja) 2020-04-22 2024-01-09 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
JP2022035847A (ja) * 2020-08-21 2022-03-04 出光興産株式会社 シェアリング管理方法、サーバ、シェアリングシステム、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722303B2 (ja) 車両貸出管理システム
US6657556B2 (en) Vehicle managing system and vehicle managing method
EP1847969B1 (en) Systems and methods for controlling vehicle access
US20100114616A1 (en) System for managing a fleet of motor vehicles accessible via a storage key and method for managing the corresponding fleet
JP4098635B2 (ja) 料金支払者変更管理方法、料金支払者変更管理プログラム、料金支払者変更管理装置
JP2003016577A (ja) 車両管理装置
JP2004110462A (ja) 車両共同利用の予約方法及びそのシステム
JP2003162576A (ja) 貸出車両管理システム
JP2002230641A (ja) 車両貸し出しシステム
JP3813073B2 (ja) 共用車両管理システム
JP2003150726A (ja) 駐車場仲介システム
JP2002279360A (ja) Icカード利用サービス提供方法、icカード利用サービスシステム、サーバ装置、サービス提供者装置及びicカード
JP2002245376A (ja) 車両貸出システム、及び車両貸出方法
JP2001344215A (ja) メモリカードを利用した情報通信システム及び情報通信端末
JP2002230441A (ja) 車両貸し出しシステム、及び車両貸し出し方法
JP3581293B2 (ja) Icカード利用サービス提供方法、システム及びプラットフォームサーバ
JP3418592B2 (ja) 切符発行システム
JP4864241B2 (ja) 車両共同利用管理装置
JP3967057B2 (ja) 移動体用サービスシステム
JP7387958B2 (ja) 車管理方法および車管理システム
JP2002245377A (ja) 車両貸出システム、及び車両貸出方法
JP7390578B2 (ja) リース車両管理システム及びリース車両管理方法
US20040034644A1 (en) Information recorded medium and system using the same
JP6955903B2 (ja) 駐車場管理サーバおよびコンピュータプログラム
JP2002304583A (ja) 車両共同利用システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401