JP2016108882A - ドアロックシステム - Google Patents

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将之 川村
弘明 小島
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弘明 小島
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Yoshinobu Yokoyama
善延 横山
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Abstract

【課題】ドアを閉じてロックするにあたっての操作を簡素化することができるドアロックシステムを提供する。【解決手段】降車したユーザは、ユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉操作したとする。このとき、照合ECU4は、ユーザ操作部25の検出信号Saを信号入力部26で取得しつつ、ドア開閉監視部27によってドア13が閉状態になったことを確認する。ロック制御部28は、このユーザのロック操作意図を受け付けると、ドア13をロックに切り替える。これにより、ユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉操作すれば、ドア13が閉じ切られた時点で、自動でドア13がロックされる。よって、ドア13を閉めるという1操作(ワンアクション)で、ドア13をロックまで移行させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ドアをロックするときに作動するドアロックシステムに関する。
従来から周知のように、多くの車両には、電子キーから無線により電子キーIDを車両に無線送信して、電子キーとのID照合を行う電子キーシステムが搭載されている(例えば、特許文献1等参照)。この種の電子キーシステムには、車両送信機からリクエストを定期的に送信し、このリクエストに対する応答として電子キーが送信してきた電子キーIDを、車両においてID照合(スマート照合)するキー操作フリーシステムがある。
特開2005−262915号公報
この種のキー操作フリーシステムにおいては、ドアをロックするにあたっては、車外ドアハンドルに設けられたロックボタンを操作するなど、ドアを閉めてから、もう1工程の操作が必要であった。よって、ドアを閉じてドアをロックするまでの操作を簡素化したいニーズがあった。
本発明の目的は、ドアを閉じてロックするにあたっての操作を簡素化することができるドアロックシステムを提供することにある。
前記問題点を解決するドアロックシステムは、ドアをロックするときに作動する構成において、前記ドアを閉めるときに同時に操作可能なユーザ操作部から出力される検出信号を入力する信号入力部と、前記ドアの開閉を監視するドア開閉監視部と、前記ユーザ操作部が操作されながら前記ドアが閉操作されたか否かを監視することにより、前記ドアのロック作動を制御するロック制御部とを備えた。
本構成によれば、ユーザ操作部を操作しながらドアを閉操作すれば、ドアが閉じ切られた時点で、自動でドアがロックされる。このため、ドアを閉めるという1操作で、ドアをロックまで移行させることが可能となる。よって、ドアを閉じてロックするにあたっての操作を簡素化することが可能となる。
前記ドアロックシステムにおいて、前記ユーザ操作部は、前記ドア又はドア周辺に配置されていることが好ましい。この構成によれば、ユーザが降車して前記ドアを閉めて離れるときの動線にユーザ操作部が配置されるので、ユーザ操作部の操作性を確保することが可能となる。
前記ドアロックシステムにおいて、前記ユーザ操作部が操作されながら前記ドアが閉操作されたことが検出された後、前記ドアの電子キーを所持するユーザの行動を推定する推定モードに入り、ユーザの動きを監視する行動推定部を備え、前記ロック制御部は、前記ドアが閉状態となっても直ぐには前記ドアをロックせず、ユーザが室外において前記ドアから離れたと行動推定部により判定されたとき、アンロックとなっている前記ドアをロックすることが好ましい。この構成によれば、ユーザ操作部を操作しながらドアを閉めてもすぐにドアがロックされるのではなく、ドアから離れた時点でドアがロックされる予約ロックのかたちになる。よって、ドアを一旦閉じてから、もう一度、ドア(他のドアも含む)を開けることになっても、ドアは解錠が維持されたままとなっているので、これに対応することが可能となる。
前記ドアロックシステムにおいて、前記行動推定部は、ドア側に設置されたアンテナと前記電子キーとの間の通信が確立するか否かを確認することにより、ユーザの動きを監視することが好ましい。この構成によれば、ドア閉操作後のユーザの行動を、電子キーとの通信が確立するか否かを確認するという簡素な構成によって監視することが可能となる。
前記ドアロックシステムにおいて、前記電子キーが室内に置き忘れられたままであると前記行動推定部によって判定されたとき、その旨をユーザに通知する置き忘れ通知部を備えることが好ましい。この構成によれば、室内に電子キーを置き忘れたままドアがロックされずに済むので、キーインロックの防止に有利となる。
前記ドアロックシステムにおいて、前記ロック制御部は、前記ユーザ操作部が操作されながら前記ドアが閉操作された後、もう一度、当該ユーザ操作部が操作されたことを確認すると、前記行動推定部を作動させずに前記ドアを直ちにロックすることが好ましい。この構成によれば、ユーザ操作部を操作したままドアを閉操作したとき、ドアを直ちにロックしたい場合には、ユーザ操作部をもう一度操作する。よって、ドアロックシステムに行動推定部を設けたとしても、ドアを閉めた後、直ちにドアをロックしたい状況が生じたとき、これに対応することが可能となる。
前記ドアロックシステムにおいて、前記行動推定部は、ユーザの動きの推定を開始したとき、その旨を報知によってユーザに通知することが好ましい。この構成によれば、行動推定部が作動を開始したことをユーザは知ることが可能となる。
前記ドアロックシステムにおいて、前記ロック制御部は、前記ユーザ操作部が操作されながら前記ドアが閉操作されたとき、他のドアが開いたままとなっていれば、前記ドアのロックを予約する予約モードに入り、開いたドアが全て閉状態になったとき、前記ドアをロックに切り替えることが好ましい。この構成によれば、ユーザ操作部を操作しながらドアを閉じたとき、仮に他のドアが開いたままとなっていても、開いたドアを全て閉じたときに、そのタイミングでドアをロックすることが可能となる。
本発明によれば、ドアロックシステムにおいて、ドアを閉じてロックするにあたっての操作を簡素化することができる。
第1実施形態のドアロックシステムの構成図。 ユーザ操作部の配置例を示すドアハンドルの上面図。 (a),(b)は開状態のドアを閉操作するときの操作図。 第2実施形態のドアロックシステムの構成図。 (a)〜(c)はドアを閉操作して車両から離れるまでの流れを示す作動図。 別例におけるユーザ操作部の配置例を示す車両の斜視図。 他の別例におけるユーザ操作部の配置例を示すドアの正面図。
(第1実施形態)
以下、ドアロックシステムの第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、電子キー2と無線によりID照合を行う電子キーシステム3を備える。電子キーシステム3は、車両1からの通信を契機に狭域無線(通信距離:1〜数m)によりID照合を実行するキー操作フリーシステムである。なお、以降は、キー操作フリーシステムのID照合を「スマート照合」と記し、その通信を「スマート通信」と記す。
車両1は、ID照合において電子キー2の正当性を確認する照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載電装品の電源を管理するボディECU5と、エンジン7を制御するエンジンECU6とを備える。これらECUは、車内の通信線8を通じて接続されている。通信線8は、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)である。照合ECU4のメモリ9には、車両1に登録された電子キー2のIDとして電子キーIDが書き込み保存されている。
車両1は、車外にID照合の電波を送信可能な車外送信機10と、車内にID照合の電波を送信可能な車内送信機11と、電子キー2からの電波を受信可能な車両受信機12とを備える。車外送信機10、車内送信機11及び車両受信機12は、照合ECU4に接続されて動作が管理される。車外送信機10及び車内送信機11は、LF(Low Frequency)帯の電波を送信可能である。車両受信機12は、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信可能である。
車両1は、ドア13をロックするときに操作するドアロック操作部14を備える。ドアロック操作部14は、例えばドア13の車外ドアハンドル15に設けられたセンサ、スイッチ、ボタン等からなる。ドアロック操作部14は、ドア13のロック操作時に自身が操作されたとき、その検出信号Saを照合ECU4に出力する。ボディECU5は、照合ECU4からの指令に基づき、ドア13の施解錠を切り替えるメカ部位であるドアロック機構16の作動を制御する。
車両1は、車両電源を切り替えるときに操作するエンジンスイッチ17を備える。エンジンスイッチ17は、プッシュ式モーメンタリスイッチからなる。照合ECU4は、エンジンスイッチ17から入力する検出信号を基に電源状態を判断し、その状態をとるように車両電源を切り替える。電源状態としては、IGオフ、ACCオン、IGオン、エンジンスタートがある。
電子キー2は、電子キー2の動作を制御するキー制御部18と、車両1から送信された電波を受信可能な受信部19と、車両1に電波を送信可能な送信部20とを備える。キー制御部18のメモリ21には、車両1とのID照合で使用する電子キーIDが書き込み保存されている。受信部19は、LF電波を受信可能である。送信部20は、UHF電波を送信可能である。
車外送信機10が車外にLF電波の通信エリアを形成するとき、電子キー2がこの通信エリアに進入すると、車外スマート照合が実行される。車外スマート照合には、車両1が持つ固有の車両コードを認証する車両コード照合と、暗号鍵を使用したチャレンジレスポンス認証と、電子キーIDを認証する電子キーID照合とが含まれる。照合ECU4は、車外スマート照合のとき、車外に位置する電子キー2において、これら照合の全てが成立するか否かを確認する。そして、照合ECU4は、車内スマート照合が成立することを確認すると、ドア13の施解錠を許可又は実行する。このため、ドア解錠時、ドアロック操作部14が操作されればドア13がロックされ、ドア解錠時、車外ドアハンドル15に触れればドア13がアンロックされる。
また、照合ECU4は、電子キー2が車内送信機11の通信エリアに進入すると、車内スマート照合を開始し、車外スマート照合と同様の各種照合を実行する。照合ECU4は、車内スマート照合が成立することを確認すると、エンジンスイッチ17の操作による車両電源の遷移作動を許可する。よって、ブレーキペダルを踏み込みながらエンジンスイッチ17を押し操作すれば、エンジン7が始動する。
電子キーシステム3は、特定の閉操作によってドア13を閉じたときにドア13を自動で施錠に切り替えるドアロック機能(ドアロックシステム24)を備える。本例のドアロックシステム24は、車両1(ドア13)に設けられたユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉めることを条件に、ドア13が閉じられた時点で自ら施錠に切り替わる「ワンアクションドアロック」を実現する。本例のユーザ操作部25は、ドア13をロックするときに操作するドアロック操作部14とする。また、ユーザ操作部25は、センサ(静電センサ等)やスイッチ(押しボタン)など、種々の部材が採用可能である。
ドアロックシステム24は、ドア13を閉めるときに同時操作されるユーザ操作部25(ドアロック操作部14)の検出信号Saを入力する信号入力部26を備える。信号入力部26は、照合ECU4に設けられる。信号入力部26は、ユーザ操作部25の出力を常時監視していて、ユーザ操作部25が操作されたときにユーザ操作部25から出力される検出信号(Hレベル信号)Saを取り込む。
ドアロックシステム24は、ドア13の開閉を監視するドア開閉監視部27を備える。ドア開閉監視部27は、照合ECU4に設けられる。ドア開閉監視部27は、例えばドアカーテシスイッチから入力する検出信号を基に、ドア13が開状態又は閉状態のいずれの状態にあるのかを監視する。
ドアロックシステム24は、ドア13のロック作動を制御するロック制御部28を備える。ロック制御部28は、照合ECU4に設けられる。ロック制御部28は、信号入力部26における検出信号Saの入力を確認しつつ、ドア開閉監視部27のドア開閉状態の監視結果を基に、ユーザ操作部25が操作されながらドア13が閉操作されたか否かを監視して、ドア13のロック作動を制御する。
図2に示すように、ユーザ操作部25は、例えば静電容量センサ等のセンサからなり、検知面25aが車外ドアハンドル15の上面に位置するように配置される。ユーザ操作部25を同位置に配置するのは、ユーザ操作部25を車外ドアハンドル15の側面に配置すると、車両1を横から見たときにユーザ操作部25が目立ってしまうことから、外観の見栄えを確保するためにとった対策である。
次に、図3を用いて、ドアロックシステム24の動作を説明する。
図3(a)から図3(b)の流れで図示するように、ドア13を閉める1操作(ワンアクション操作)でドア13も施錠するときには、ユーザ操作部25を操作しながら、開状態のドア13を閉じる。例えば、ユーザ操作部25がセンサ(静電容量センサ)の場合には、センサに触れながらドア13を閉じるようにする。本例の場合、ユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉操作することが、「ユーザが意識して特別な操作を行うことのないユーザのロック操作意図」となる。
ユーザ操作部25を操作しながらのドア閉時、ユーザ操作部25は、自身が操作されている旨を通知する検出信号(Hレベル信号)Saを照合ECU4に出力する。照合ECU4は、この検出信号Saを信号入力部26において取得する。また、ドア開閉監視部27は、ドアカーテシ等の検出信号を基にドア13の開閉状態を監視しており、ドア13が閉じ切られたとき、ドアカーテシ等の検出信号の変化から、ドア13が開状態から閉状態に切り替わったと認識する。
ロック制御部28は、ユーザ操作部25が操作されながらドア13が閉状態に切り替わったことを確認すると、ボディECU5にドアロック要求を出力する。すなわち、ロック制御部28は、ユーザが意識して特別な操作をすることなく行った「ユーザのロック操作意図」を受け付けると、ボディECU5にロック作動の開始を指示する。ボディECU5は、ロック制御部28(照合ECU4)からドアロック要求を入力すると、ドアロック機構16を作動してドア13を施錠する。これにより、ユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉めるという1操作(ワンアクション操作)で、ドア13を施錠に切り替えることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)ユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉操作すれば、ドア13が閉じ切られた時点で、自動でドア13がロックされる。このため、ドア13を閉めるという1操作(ワンアクション操作)で、ドア13をロックまで移行させることができる。よって、ドア13を閉じてロックするにあたっての操作を簡素化することができる。
(2)ユーザ操作部25は、車外ドアハンドル15に設けられることにより、ドア13又はドア13周辺に配置される。よって、ユーザが降車してドア13を閉めて離れるときの動線にユーザ操作部25が位置することになるので、ユーザ操作部25の操作性をよくするのに有利となる。
(3)ドアロック操作部14をユーザ操作部25も兼ねるようにした。よって、ユーザ操作部25を設けるにあたって部品追加が必要ないので、部品点数を抑制するのに有利となる。
(4)本例のドアロックシステム24はソフトウェアの追加のみで実現することが可能であるので、部品点数を増加させることなく、ドアロック操作の利便性を向上することができる。
(5)ユーザ操作部25を車外ドアハンドル15の上面に設けたので、車体を横から見たときに、ユーザ操作部25が気にならない。よって、車体を横から見たときの車体のデザインを、同一色に配色することが可能となるので、車体の意匠性確保に有利となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図4及び図5に従って説明する。本例は、ユーザのロック操作意図を受け付けた後、電子キー2を所持したユーザの行動を推定するモードに移行し、ドア13の自動ロックを制御する実施例である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図4に示すように、ドアロックシステム24は、ユーザ操作部25が操作されながらドア13が閉操作されたことが検出された後に車両1(ドアロックシステム24)を「推定モード」に移行させる行動推定部30を備える。行動推定部30は、照合ECU4に設けられる。行動推定部30は、ユーザのロック操作意図を受け付けた後に推定モードに入り、ユーザの動きを監視する。推定モードは、電子キー2を所持するユーザの行動を、室外及び室内(車外及び車内)の両方において推定可能なモードである。本例の行動推定部30は、ドア13側に設置されたアンテナ(本例は車外送信機10、車内送信機11及び車両受信機12)と電子キー2との間の通信が成立するか否かを確認することにより、ユーザの動きを監視する。
ロック制御部28は、行動推定部30によるユーザの動きの推定結果を基に、ドア13のロックを制御する。本例のロック制御部28は、ユーザのロック操作意図を受け付けながらドア13が閉状態となっても直ちにドア13をロックせず、行動推定部30によりユーザの室外での行動を監視する。そして、ロック制御部28は、ユーザが室外においてドア13から離れたと行動推定部30により判定されたとき、アンロックとなっているドア13をロックする。
ドアロックシステム24は、行動推定部30によるユーザの動きの推定結果を基に、電子キー2が室内(車内)に置き忘れられていることを通知することが可能な置き忘れ通知部31を備える。置き忘れ通知部31は、照合ECU4に設けられている。置き忘れ通知部31は、電子キー2が室内にあると行動推定部30により判定されたとき、その旨をユーザに通知する。
次に、図5を用いて、ドアロックシステム24の動作を説明する。
図5(a)に示すように、車両1から降車したユーザが、ドア13のユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉操作したとする。このとき、行動推定部30は、信号入力部26がユーザ操作部25から検出信号Saを入力するとともにドア開閉監視部27がドア閉を認識することをもって、ユーザのロック操作意図を受け付ける。これにより、行動推定部30は、車両1(ドアロックシステム24)の動作モードを、ユーザの室内外における動きを推定する「推定モード」に切り替える。
このとき、行動推定部30は、車両1及び電子キー2の間のスマート通信(車外スマート通信、車内スマート通信)を定期的(例えば1回/数秒)に実行することにより、電子キー2を所持するユーザの行動を推定する。なお、このときに実施するスマート通信は、前述した通信シーケンスの照合動作をとることに限らず、車両1が電子キー2と通信が確立するか否かを確認できる通信であれば、例えば単に通信が成立するか否かのみ確認する通信など、種々の態様のものに変更可能である。
行動推定部30は、車外送信機10の通信エリアEに位置する電子キー2と車外スマート通信が確立するのを確認すると、電子キー2を所持するユーザが車外に位置すると判断する。ちなみに、本例の場合、車外に形成される通信エリアEは、ドア(運転席ドア、助手席ドア、右後方ドア、左後方ドア、バックドア)13ごとに計5つ設けられている例を挙げている。なお、車外の通信エリアEは、車体右側に1つ、車体左側に1つ、バックドアに1つの計3つでもよい。
一方、行動推定部30は、推定モードに入った後、車内送信機11の通信エリア(図示略)に位置する電子キー2と車内スマート通信が確立するのを確認すると、電子キー2が車内に位置すると判断する。このとき、置き忘れ通知部31は、車内スマート通信が確立することをもって、電子キー2が室内に置き忘れられている旨の通知を実行する。この置き忘れ通知としては、例えばブザーやスピーカによる音声通知や、インジケータやハザードを点滅させる視覚通知がある。
図5(b)に示すように、ユーザが運転席から降車後、例えばバックドアを開けようとして、車両1の後方に移動したとする。このとき、電子キー2は、車両1の車外送信機10の通信エリアE内に入ったままの状態が維持される。行動推定部30は、推定モードに入った後、車両1及び電子キー2の間のスマート通信(車外スマート通信)が確立する状態が続くことを認識するので、ユーザがまだ車両1の付近にいると判断する。このため、行動推定部30は、ドア13をまだロックすべきではないと判断して、ロック制御部28にロック作動を実施させない。よって、ユーザが車両1から降車して直ぐにバックドアを開けようとしたときに、降車した瞬間、直ぐにバックドアがロックされてしまうことがない。
図5(c)に示すように、いままで車両1の付近に位置していたユーザが車両1から離れたとする。このとき、行動推定部30は、推定モード下において、車両1及び電子キー2の間のスマート通信(車外スマート通信)が確立しなくなることを認識するので、ユーザが車両1から離れたと判断する。このため、行動推定部30は、いまドア13をロックすべきと判断して、ロック制御部28にドアロック要求を出力してロック作動を実施させる。よって、ユーザが車両1から離れたタイミングで、車両1のドア13がロックされる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1)〜(5)に加え、以下の効果を得ることができる。
(6)ユーザ操作部25を操作しながらドア13が閉められたとき、ユーザの行動を行動推定部30によって監視する推定モードに入り、この推定モードにおいてユーザが車両1から離れたと判定されたときに、ドア13をロックする。このため、ユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉めても直ぐにドア13がロックされるのではなく、ドア13から離れた時点でドア13がロックされる予約ロックのかたちになる。よって、ドア13を一旦閉じてから、もう一度、ドア13(例えばバックドア等)を開けることになっても、ドア13は解錠が維持されたままとなっているので、これに対応することができる。
(7)行動推定部30は、ドア13側に設置されたアンテナ(車外送信機10、車内送信機11及び車両受信機12)と電子キー2との間の通信(電子キーシステム3の通信)が確立するか否かを確認することにより、ユーザの動きを監視する。よって、ドア閉操作後のユーザの行動を、電子キー2との通信が確立するか否かを確認するという簡素な構成によって監視することができる。
(8)ユーザの行動を行動推定部30が監視したとき、電子キー2が室内(車内)に存在すると判定されたときには、その旨を置き忘れ通知部31によって通知する。よって、室内に電子キー2を置き忘れたままドア13がロックされずに済むので、キーインロックの防止に有利となる。
(9)行動推定部30が作動を開始したとき、その旨を報知によってユーザに通知する。よって、行動推定部30が作動を開始したことをユーザは的確に知ることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・各実施形態において、推定モードをキャンセルできるようにしてもよい。この場合、ロック制御部28は、ユーザ操作部25が操作されながらドア13が閉操作された後、もう一度、ユーザ操作部25が操作されたことを確認すると、行動推定部30を作動させずにドア13を直ちにロックする。こうすれば、ドアロックシステム24に行動推定部30を設けたとしても、ドア13を閉めた後、直ちにドア13をロックしたい状況が生じたとき、これに対応することができる。
・各実施形態において、あるドア13が閉められてユーザのロック操作意図を検出したとき、他のドア13が開いたままであれば、全てのドア13が閉操作されるまで、ドア13のロックを待機してもよい。この場合、ロック制御部28は、ユーザ操作部25が操作されながらドア13が閉操作されたとき、他のドア13が開いたままとなっていれば、ドア13のロックを予約する予約モードに入り、開いたドア13が閉状態になったとき、ドア13をロックに切り替える。こうすれば、ユーザ操作部25を操作しながらドア13を閉操作したとき、他のドア13が開いたままとなっていても、全てのドア13が閉状態になったとき、そのタイミングでドア13をロックすることができる。
・各実施形態において、図6に示すように、本例のドアロックシステム24を車両1のバックドア41に適用することも可能である。
・各実施形態において、図7に示すように、ユーザ操作部25をドア13のフレーム13aに設けてもよい。
・各実施形態において、ユーザ操作部25は、例えばドアトリム(ドアの内張り)や、車体のCピラーなどに設けられてもよい。すなわち、ドア13を閉めるときに操作する場所は、ドアトリムやCピラー等に変更可能である。また、ユーザ操作部25は、ドア13の外壁に配置されてもよい。
・各実施形態において、ユーザ操作部25は、ドア13を閉操作するときのユーザ動線上であれば、どこに配置されてもよい。
・第1実施形態において、ロック制御部28は、ユーザのロック操作意図を受け付けたとき、ドア13が全て閉まっていることを確認した上で、ドア13をロックするようにしてもよい。
・第2実施形態において、行動推定部30は、例えばカメラが撮影した画像にからユーザの動きを監視するものなど、種々の形式のものに変更することができる。
・各実施形態において、ドアロック操作部14が操作される度に、ドア13の施解錠が切り替わるタイプとしてもよい。
・各実施形態において、キー操作フリーシステムは、例えば車体の右部及び左部に送信アンテナを設け、同アンテナから送信される電波に対する電子キー2の応答の組み合わせを確認することにより、電子キー2の車内外位置を判定するものでもよい。
・各実施形態において、キー操作フリーシステムで使用する電波の周波数は、LFやUHFに限定されず、他の周波数に変更することができる。
・各実施形態において、電子キーシステム3は、スマート通信に限らず、例えばNFC(Near Field Communication)やRFID(Radio Frequency IDentification)等の近距離無線(近接場型通信)を使用したものでもよい。また、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)を使用したものでもよい。
・各実施形態において、ユーザ操作部25は、ドアロック操作部14と共用されることに限らず、ドアロック操作部14とは別部品で設けられてもよい。
・各実施形態において、電子キー2は、例えばキー機能を有する携帯電話(高機能携帯電話)としてもよい。
・各実施形態において、ロック対象とするドア13は、例えばスライドドアとしてもよい。
・各実施形態において、本例のドアロックシステム24は、車両1に適用されることに限らず、例えば住宅等に適用することも可能である。
2…電子キー、10…ドア側のアンテナの一例である車外送信機、11…ドア側のアンテナの一例である車内送信機、12…ドア側のアンテナの一例である車両受信機、13…ドア、24…ドアロックシステム、25…ユーザ操作部、26…信号入力部、27…ドア開閉監視部、28…ロック制御部、30…行動推定部、31…置き忘れ通知部。

Claims (8)

  1. ドアをロックするときに作動するドアロックシステムにおいて、
    前記ドアを閉めるときに同時に操作可能なユーザ操作部から出力される検出信号を入力する信号入力部と、
    前記ドアの開閉を監視するドア開閉監視部と、
    前記ユーザ操作部が操作されながら前記ドアが閉操作されたか否かを監視することにより、前記ドアのロック作動を制御するロック制御部と
    を備えたことを特徴とするドアロックシステム。
  2. 前記ユーザ操作部は、前記ドア又はドア周辺に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のドアロックシステム。
  3. 前記ユーザ操作部が操作されながら前記ドアが閉操作されたことが検出された後、前記ドアの電子キーを所持するユーザの行動を推定する推定モードに入り、ユーザの動きを監視する行動推定部を備え、
    前記ロック制御部は、前記ドアが閉状態となっても直ぐには前記ドアをロックせず、ユーザが室外において前記ドアから離れたと行動推定部により判定されたとき、アンロックとなっている前記ドアをロックする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアロックシステム。
  4. 前記行動推定部は、ドア側に設置されたアンテナと前記電子キーとの間の通信が確立するか否かを確認することにより、ユーザの動きを監視する
    ことを特徴とする請求項3に記載のドアロックシステム。
  5. 前記電子キーが室内に置き忘れられたままであると前記行動推定部によって判定されたとき、その旨をユーザに通知する置き忘れ通知部を備えた
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のドアロックシステム。
  6. 前記ロック制御部は、前記ユーザ操作部が操作されながら前記ドアが閉操作された後、もう一度、当該ユーザ操作部が操作されたことを確認すると、前記行動推定部を作動させずに前記ドアを直ちにロックする
    ことを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか一項に記載のドアロックシステム。
  7. 前記行動推定部は、ユーザの動きの推定を開始したとき、その旨を報知によってユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項3〜6のうちいずれか一項に記載のドアロックシステム。
  8. 前記ロック制御部は、前記ユーザ操作部が操作されながら前記ドアが閉操作されたとき、他のドアが開いたままとなっていれば、前記ドアのロックを予約する予約モードに入り、開いたドアが全て閉状態になったとき、前記ドアをロックに切り替える
    ことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一項に記載のドアロックシステム。
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