JP2014148853A - 車両扉開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば車両扉を手動操作できない状況にあっても、車両扉を自動で作動可能とすることにより、車両扉操作の利便性を確保することができる車両扉開閉装置を提供する。
【解決手段】運転席側の車外スマート照合が成立すると、認証呈示報知部35が「認証呈示」をユーザに通知する。ユーザが両手に荷物等を所持して手が使えないとき、「認証呈示」が呈示状態の下、いま車外スマート照合を成立させた運転席車外通信エリアEaから助手席車外通信エリアEbに移動し、このエリアにおいて車外スマート照合を成立させる。「認証呈示」が呈示状態の下、車外スマート照合の成立エリアがEa→Ebに切り替わると、スライドドア17が開作動される。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両扉の開閉を制御する車両扉開閉装置に関する。
従来、車両には、電子キーとの間で無線によりID照合を行う電子キーシステムが搭載されている。電子キーシステムには、例えば車両からの通信を契機に狭域無線によって電子キーとID照合(スマート照合)を行い、スマート照合の成立を条件に車両機器の操作が許可/実行されるキー操作フリーシステムがある(特許文献1等参照)。キー操作フリーシステムの1機能としては、車外において電子キーとスマート照合が成立すると、車両ドアの施解錠が許可/実行されるスマートエントリ機能がある。
特開2005−262915号公報
電子キーシステムのスマートエントリ機能には、車両ドアを解錠するとき、例えば車両ドアの車外ドアハンドルに設けられたボタンやセンサを操作することにより、解錠に切り替わるタイプがある。このタイプの場合、例えばユーザが両手に荷物を持つなどして手が空いていないと、ボタンやセンサを操作することができないので、車両ドアを解錠することができず、不便に感じる問題があった。なお、車両ドアには、支点回りに回転しながら開閉するヒンジドアに限らず、直線方向に往復動して開閉するスライドドアも含む。
本発明の目的は、例えば車両扉を手動操作できない状況にあっても、車両扉を自動で作動可能とすることにより、車両扉操作の利便性を確保することができる車両扉開閉装置を提供することにある。
前記問題点を解決する車両扉開閉装置は、車両に設けられた開閉可能な車両扉の開閉を制御する構成において、電子キーの正当性を無線により認証する電子キーシステムにおいてID照合が成立した際、これを認証呈示としてユーザに通知する認証呈示部と、前記認証呈示が通知されている状況下で、前記ID照合の成立エリアの切り替わり有無を監視する照合成立位置監視部と、前記認証呈示が通知されている状況下で前記ID照合の成立エリアが切り替わった際、その切り替わり先の通信エリアに対応する車両扉の開又は閉を許可する扉動作許可部とを備えた。
本構成によれば、電子キーシステムにおいてID照合が成立すると、ユーザに認証呈示が通知される。ユーザが両手に荷物等を所持して手が使えないとき、いまID照合を成立させた通信エリアから他の通信エリアに移動し、その移動先の通信エリアでID照合を成立に切り替える。認証呈示が呈示状態の下、ID照合の成立エリアが切り替わると、その切り替わり先の通信エリアに対応する車両扉の動作が許可される。よって、仮に両手が荷物等で塞がっていても、車両扉を動作させることが可能となるので、車両扉操作の利便性が確保される。
前記車両扉開閉装置において、前記扉動作許可部は、前記認証呈示が通知されている状況下で前記ID照合の成立エリアが切り替わった際、対応する前記車両扉の動作を直ぐに開始させることが好ましい。この構成によれば、ユーザが他の通信エリアに到達すると、直ぐに車両扉が動作するので、ストレスのない車両扉の操作が可能となる。
前記車両扉開閉装置において、前記認証呈示部は、認証呈示中、前記車両扉が動作されると、前記認証呈示を解除することが好ましい。この構成によれば、ID照合成立をユーザに示すために通知した認証呈示を、車両扉が動作されたという最適なタイミングで解除することが可能となる。
前記車両扉開閉装置において、前記認証呈示部は、認証呈示中、前記車両扉が現状のまま作動されずに一定時間以上となると、前記認証呈示を解除することが好ましい。この構成によれば、認証呈示後、車両扉が作動されずに一定時間経過すると、認証呈示が解除されるので、認証呈示を呈示状態のまま放置させずに済む。
前記車両扉開閉装置において、運転席側の車外に形成する通信エリアから、助手席側の車外又はラッゲージ側の車外に形成する通信エリアへ、ID照合の成立エリアが切り替わると、その助手席の車両扉の開又は閉が許可されることが好ましい。この構成によれば、例えば両手が荷物等で塞がっている際には、運転席側から助手席側やラッゲージ側に移動して助手席側やラッゲージ側の車両扉を動作させるというスムーズな流れによって、車両扉を動作させることが可能となる。
本発明によれば、例えば車両扉を手動操作できない状況にあっても、車両扉を自動で作動可能とすることにより、車両扉操作の利便性を確保することができる。
一実施形態の車両扉開閉装置の構成図。 車両周囲に形成されるLF電波のエリア図。 (a)〜(c)は通常時における車両ドアの解錠/開扉の操作図。 (a)〜(c)はスライドドア自動開作動時の操作図。 別例の車両周囲に形成されるLF電波のエリア図。
以下、車両扉開閉装置の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、電子キー2と無線によってID照合(キー照合)を行って、車両機器の操作を許可又は動作を実行する電子キーシステム3が設けられている。電子キーシステム3には、車両1からの通信を契機に狭域無線(通信距離:数m)によってID照合(スマート照合)を行うキー操作フリーシステムと、電子キー2からの通信を契機に狭域無線によってID照合(ワイヤレス照合)を行うワイヤレスキーシステムとがある。
車両1には、電子キー2とID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載電装品の電源を管理するボディECU5と、エンジン7を制御するエンジンECU6とが設けられ、これらがバス8を通じて接続されている。照合ECU4のメモリ(図示略)には、車両1に登録された電子キー2の電子キーIDが書き込み保存されている。照合ECU4には、車外にLF(Low Frequency)帯の電波を送信可能な車外送信機9と、車内にLF電波を送信可能な車内送信機10と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信可能な車両受信機11とが接続されている。ボディECU5には、車両ドアの施解錠を切り替える際の駆動源となるドアロックモータ12が接続されている。
電子キー2には、電子キー2の動作を制御するキー制御部13が設けられている。キー制御部13のメモリ(図示略)には、各キー固有の電子キーIDが書き込み保存されている。キー制御部13には、LF電波を受信可能な受信アンテナ14と、UHF電波を送信可能な送信アンテナ15とが接続されている。
図2に示すように、車外送信機9は、運転席側車外にLF帯の通信エリア(以降、運転席車外通信エリアEaと記す)を形成する運転席車外送信機9aと、助手席側車外にLF帯の通信エリア(以降、助手席車外通信エリアEbと記す)を形成する助手席車外送信機9bと、ラッゲージ側車外にLF帯の通信エリア(以降、ラッゲージ車外通信エリアEcと記す)を形成するラッゲージ車外送信機9cとを備える。車両1は、例えば3ドアタイプであり、ヒンジ式の運転席ドア16と、スライド式の助手席ドア(以降、スライドドア17と記す)と、ヒンジ式のラッゲージドア18とを有する。車両1は、運転席車外通信エリアEa、助手席車外通信エリアEb、ラッゲージ車外通信エリアEcを順に形成し、この動作を繰り返す。なお、運転席ドア16、スライドドア17及びラッゲージドア18が車両扉の一例である。
図1に示すように、車両駐停車時、車外送信機9は、ID返信のためのリクエスト信号Srqを車外にLF送信し、リクエスト信号Srqを受信した電子キー2にID信号Sidを返信させる。照合ECU4は、ID信号Sidを車両受信機11で受信すると、車外スマート照合を行い、この照合が成立すれば、ボディECU5による車両ドアのドアロック施解錠を許可/実行する。また、電子キー2が車内に進入すると、車外送信機9に代えて、今度は車内送信機10がリクエスト信号Srqを送信する。照合ECU4は、車内の電子キー2との間で車外と同様に車内スマート照合を行い、この照合が成立すれば、運転席に配設されたエンジンスイッチ19による電源遷移操作(エンジン始動操作)を許可する。スマート照合においては、電子キーID照合の他に、例えばビークルID照合、キー番号照合、チャレンジレスポンス認証等が実施される。
電子キー2でドアロック施解錠のボタン操作が行われたとき、電子キー2は、その操作に準じたワイヤレス信号SwlをUHF送信する。照合ECU4は、ワイヤレス信号Swlを車両受信機11で受信すると、ワイヤレス信号Swlに含まれる電子キーIDによりワイヤレス照合を行い、この照合が成立すれば、車両ドアの施錠又は解錠を実行する。
車両1には、スライドドア17を自動的に開閉するパワースライドドアシステムが設けられている。この場合、車両1には、パワースライドドアシステムの動作を制御するパワースライドドアECU20と、パワースライドドアECU20によって動作が管理されるパワースライドドア機構21とが設けられている。パワースライドドアECU20は、バス8に接続されるとともに、車内の運転席に配設されたパワースライドドアスイッチ22からの信号と、スライドドアハンドル23の操作を検出するスライドドアハンドルスイッチ24からの信号とが入力されている。
パワースライドドア機構21には、スライドドア17の施錠を解錠する際に動作するロックリリースモータ25と、スライドドア17をフロントにおいてロックするスライドドアフロントロックASSY26と、イージードアクローザー機能をなすスライドドアロックASSY27とが設けられている。ロックリリースモータ25は、スライドドアリモートコントロールASSY28を介して、スライドドアフロントロックASSY26及びスライドドアロックASSY27の動作を切り替える。パワースライドドア機構21には、スライドドア17を開閉する際の駆動源となるパワースライドドアモータ29と、パワースライドドアシステムが動作する際に警報を吹鳴する警報ブザー30とが設けられている。
電子キー2には、電子キー2の遠隔操作によってスライドドア17を開閉させる際に操作するパワースライドドアボタン31が設けられている。キー制御部13は、パワースライドドアボタン31が押下操作されると、スライドドア17の開閉動作を要求するパワースライドドア動作要求信号Ssdを車両1にLF送信する。
全閉状態のスライドドア17をスライドドアハンドル23で開操作するには、スライドドアハンドル23の操作によってスライドドア17を全閉→半ドアに操作する。なお、半ドア時のスライドドア17は、スライドドアフロントロックASSY26がハーフラッチ状態をとることにより、施錠が維持される。そして、ロックリリースモータ25が回転することにより、スライドドアリモートコントロールASSY28を介してスライドドアフロントロックASSY26及びスライドドアロックASSY27が解除される。続いて、パワースライドドアモータ29が開方向に回転し、スライドドア17が全開位置まで動作する。
開状態(全開状態又はその付近)のスライドドア17をスライドドアハンドル23で閉操作するには、その開状態においてスライドドアハンドル23を操作する。このとき、パワースライドドアモータ29が閉方向に回転し、スライドドア17が全閉位置まで動作する。スライドドア17が全閉状態となると、スライドドアフロントロックAS SY26がフルラッチ状態をとり、スライドドア17がロックされる。
スライドドア17が全閉状態の際、運転席のパワースライドドアスイッチ22が操作される、又は電子キー2のパワースライドドアボタン31が押下操作されると、パワースライドドア機能によってスライドドア17が開動作する。即ち、ロックリリースモータ25の回転により、スライドドアフロントロックASSY26及びスライドドアロックASSY27が解除されるとともに、パワースライドドアモータ29の開方向への回転により、スライドドア17が全開位置まで動作する。
また、スライドドア17が開状態(全開状態、又はその付近)の際、パワースライドドアスイッチ22が操作される、又は電子キー2のパワースライドドアボタン31が押下操作されると、パワースライドドア機能によってスライドドア17が閉動作する。即ち、パワースライドドアモータ29の閉方向への回転により、スライドドア17が全閉位置まで動作する。スライドドア17が全閉状態となると、スライドドアフロントロックASSY26がフルラッチ状態をとり、スライドドア17がロックされる。
パワースライドドアシステムには、例えばユーザが両手に荷物を持つなどしてスライドドアハンドル23を操作できないときに、自動でスライドドア17を開けることを可能とするスライドドア自動開操作機能が設けられている。本例のスライドドア自動開操作機能は、例えば運転席側の車外通信エリア等で車外スマート照合が成立して「認証呈示」が示された状態下において、例えば助手席側の車外通信エリアで車外スマート照合が成立すれば、スライドドア17を自動で解錠及び開操作するものである。
照合ECU4には、車外スマート照合成立時、一定時間、車外スマート照合成立を「認証呈示」としてユーザに通知する認証呈示部32と、認証呈示状況下において車外スマート照合の成立エリアの切り替わり有無を監視する照合成立位置監視部33と、「認証呈示」の通知下において車外スマート照合の成立エリアが切り替わった際、その切り替わり後の成立エリアに対応する車両ドアの開動作を許可する開動作許可部34とが設けられている。ボディECU5には、ユーザに「認証呈示」を行う認証呈示報知部35が接続されている。認証呈示報知部35としては、例えば車外ミラー、車両灯、ブザー、スピーカ等がある。なお、開動作許可部34が扉動作許可部の一例である。
次に、図3及び図4を用いて、車両扉開閉装置の動作を説明する。
[車両ドアの通常の解錠/開扉の操作]
図3(a)に示すように、車両ドア施錠時、車両1の車外に形成された通信エリア(図3(a)は運転席車外通信エリアEa)に電子キー2が進入したとする。電子キー2は、車外送信機9aから送信されたリクエスト信号Srqを受信すると、自身に登録された電子キーIDを含むID信号Sidを車両1にLF返信する。照合ECU4は、このID信号Sidを車両受信機11で受信すると、車外スマート照合を実行し、この照合が成立することを確認すると、車両ドアの解錠を許可する。照合ECU4は、車外スマート照合成立通知をパワースライドドアECU20に出力する。
また、運転席側で車外スマート照合が成立したとき、認証呈示部32は、認証呈示報知部35を動作させることにより、車外スマート照合が成立したことを「認証呈示」によってユーザに通知する。認証呈示の具体例としては、例えば閉状態の車外ミラーが開状態に切り替わること、車両灯(例えば、ヘッドライトや室内灯等)を点灯/点滅させること、車載されたブザーやスピーカを小音吹鳴することなどがある。
図3(b)に示すように、車外スマート照合が成立した状況下において、ユーザが運転席ドア16の車外ドアハンドル36に触れたとする。照合ECU4は、車外スマート照合が成立した状況下において、ユーザが車外ドアハンドル36に触れたことを、車外ドアハンドル36に埋設したタッチセンサ(図示略)で検出すると、車両ドア(運転席ドア16)を解錠する。よって、ユーザは運転席ドア16を開操作して、車内に乗車することが可能である。なお、運転席ドア16が開操作された時点で認証呈示報知部35による「認証呈示」は解除される。
図3(c)に示すように、車外スマート照合が成立した状況下において、ユーザがスライドドア17を開操作したとする。スライドドア17の場合、全閉状態において例えばスライドドア17のスライドドアハンドル23を開操作することにより、スライドドア17を全閉→半ドアに操作する。なお、スライドドア17が半ドアのとき、スライドドアフロントロックASSY26はハーフラッチ状態をとることにより、いまだ施錠状態を維持する。
パワースライドドアECU20は、照合ECU4から車外スマート照合成立通知を取得する状況下で、スライドドアハンドル23の操作によってスライドドア17が全閉→半ドアに開操作されると、スライドドア17の開動作を開始する。このとき、パワースライドドアECU20は、スライドドアフロントロックASSY26及びスライドドアロックASSY27を解錠するとともに、パワースライドドアモータ29をドア開側に回転させることにより、スライドドア17を全開位置まで動作させる。よって、ユーザは運転席側から車内に乗車することが可能である。なお、スライドドア17が開操作された時点で認証呈示報知部35による「認証呈示」は解除される。
[スライドドアの自動開操作]
図4(a)に示すように、車両ドア施錠時、両手に荷物を持ったユーザ(キー所持者)は手が空いていないので、スライドドアハンドル23や車外ドアハンドル36を操作することができない。このとき、ユーザは、例えば運転席車外通信エリアEaに進入することにより、運転席側において車外スマート照合を一旦成立させる。このとき、車外スマート照合が成立すれば、認証呈示報知部35によって「認証呈示」が通知されるので、この通知を以て、ユーザは運転席側の車外スマート照合が成立したことを認識する。
図4(b)に示すように、運転席側の車外スマート照合を成立させたユーザは、「認証呈示」がなされている間に、助手席車外通信エリアEbに移動し、助手席側において車外スマート照合を成立させる。このとき、照合成立位置監視部33は、「認証呈示」の状況下において助手席側で車外スマート照合が成立することを認識する。即ち、照合成立位置監視部33は、「認証呈示」の呈示下における車外スマート照合の成立エリアの切り替わりを認識する。よって、開動作許可部34は、ドア開許可要求をパワースライドドアECU20に出力する。
図4(c)に示すように、パワースライドドアECU20は、照合ECU4からドア開許可通知を入力すると、スライドドアフロントロックASSY26及びスライドドアロックASSY27を解錠するとともに、パワースライドドアモータ29をドア開側に回転させることにより、スライドドア17を全開状態に切り替える。このとき、認証呈示報知部35による「認証呈示」は解除される。よって、ユーザは両手に荷物を所持して手が使えない状態であっても、スライドドア17を開けて車内に乗車することが可能である。
ところで、場合によっては、ユーザにドア開意志はないが、ユーザが運転席車外通信エリアEaに入り込んで、運転席側の車外スマート照合が成立することも想定される。このときは、運転席側の車外スマート照合が成立することにより、認証呈示報知部35により「認証呈示」がなされることになる。本例の場合、認証呈示部32は、「認証呈示」を開始してからの経過時間Tを計測しており、経過時間Tが一定時間を超えても、ドア開の動作がなければ、「認証呈示」を解除する。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)運転席側の車外スマート照合が成立すると、認証呈示報知部35によって「認証呈示」が通知される。ユーザが両手に荷物等を所持して手が使えないとき、「認証呈示」が呈示状態の下、いま車外スマート照合を成立させた運転席車外通信エリアEaから助手席車外通信エリアEbに移動し、このエリアにおいて車外スマート照合を成立させる。「認証呈示」が呈示状態の下、車外スマート照合の成立エリアがEa→Ebに切り替わると、スライドドア17の開動作が許可される。よって、仮に両手が荷物等で塞がっていても、スライドドア17を開けて乗車することが可能となるので、スライドドア17の開操作の利便性を確保することができる。
(2)「認証呈示」の呈示後、車外スマート照合の成立エリアが運転席車外通信エリアEaから助手席車外通信エリアEbに切り替わると、その切り替わり時点でスライドドア17の開動作が直ぐに開始される。よって、ユーザは両手が荷物で塞がっているとき、ストレスなく直ぐに車内に乗車することができる。
(3)「認証呈示」は、スライドドア17の開動作が開始されると解除される。よって、運転席側の車外スマート照合の成立をユーザに示すために通知した「認証呈示」を、スライドドア17の開動作が開始されたという最適なタイミングにおいて解除することができる。
(4)「認証呈示」の呈示後、スライドドア17が開操作されずに一定時間が経過すると、「認証呈示」が解除される。よって、「認証呈示」を呈示状態のまま放置させずに済む。
(5)両手が荷物等で塞がっていてスライドドア17を手動開操作できないときは、運転席側で車外スマート照合を一旦成立させ、その後、助手席側に移動して、助手席側において車外スマート照合を成立させる手順を経る。よって、両手が荷物等で塞がっているときは、運転席側から助手席側に移動するという分かり易い操作態様によって、スライドドア17を開状態に切り替えることができる。
(6)運転席側にのみ「認証呈示」の機能を設けたので、ユーザは運転席側に「認証呈示」の機能があり、他の座席側には「認証呈示」の機能がないことを、乗車の度に継続して体験する。よって、稀に生じる両手の使えない状況下において、本例のスライドドア自動開操作機能でスライドドア17を開操作できることを思い出す手助けとすることができる。
(7)自動開操作の対象がラッゲージドア18であれば、ラッゲージドア18に近づけばラッゲージドア18が開状態に切り替わる。ところで、従来において、リヤバンパの下面のセンサに足先を検知させることにより、ラッゲージドア18を開操作する機能が周知であるが、この機能の場合、センサに足先を近づけるために片足立ちしなくてはならず、転倒の懸念がある。しかし、本例の場合は、ラッゲージドア18に近づくだけで開状態に切り替わるので、転倒等の心配なく安全に開操作することができる。
(8)本例のスライドドア自動開操作機能は制御のロジックを組むことにより実現可能であるので、特段の設備を追加することなく、安価に実現することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・自動開作動対象の車両ドアは、スライドドア17に限定されず、例えば運転席ドア16やラッゲージドア18としてもよい。
・図5に示すように、車両1が例えば5ドアタイプの場合、車外に通信エリアが5箇所に形成される態様としてもよい。この場合、例えば右前ドア側の車外に通信エリアEa1が形成され、右後ドア側の車外に通信エリアEa2が形成され、左前ドア側の車外に通信エリアEb1が形成され、左後ドア側の車外に通信エリアEb2が形成され、ラッゲージドア側の車外に通信エリアEcが形成される。そして、例えば右後ドアや左後ドアをスライドドア17として、本例のドア開作動の制御を採用してもよい。
・「認証呈示」は、車両1側に限らず、例えば電子キー2側で通知されてもよい。
・「認証呈示」は、例えば運転席ドア16側やラッゲージドア18側で車外スマート照合が成立したときに通知されてもよい。
・車外スマート照合の成立エリアが切り替わった際、切り替わり後、直ぐに車両ドアを開作動させることに限定されない。例えば、移動後の通信エリアにおいて一定時間、車外スマート照合成立した後、車両ドアを開作動させてもよい。
・キー操作フリーシステムは、電子キー2が車両1に近づくと自動で解錠され、電子キー2が車両1から離れると自動で施錠されるものでもよい。
・電子キーシステム3は、例えば車体右部及び車体左部のそれぞれに送信機を配置し、これら送信機から送信される電波に対する電子キー2の組み合わせを判定することにより、電子キー2の車内外位置を判定するものでもよい。
・電子キーシステム3は、RFID(Radio Frequency IDentification)を使用した認証システムでもよいし、RFIDの一種であるNFC(Near Field Communication)を使用した認証システムでもよい。
・電子キーシステム3で使用する電波の周波数は、LFやUHFに限らず、他の周波数に変更可能である。電子キーシステム3で使用する電波は、往路と復路とで異なることに限らず、往路及び復路とも同じ周波数としてもよい。
・車両扉は、例えばボンネットとしてもよい。
・認証呈示部32、照合成立位置監視部33及び開動作許可部34は、照合ECU4に設けられることに限定されず、車載された種々のECUに設けてもよい。
・本例の機能は、スライドドア17を自動開作動する場合に適用することに限定されず、例えばスライドドア17を自動閉作動させる場合に応用することも可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記車両扉開閉装置において、前記認証呈示部は、運転席側において前記電子キーシステムによるID照合が成立すると、前記認証呈示を通知する。この構成によれば、ユーザは、運転席側に「認証呈示」の機能があり、他の座席側には「認証呈示」の機能がないことを、乗車の度に継続して体験するので、稀に生じる両手の使えない状況下において、本機能で車両扉が動作できることを思い出す手助けとなる。
1…車両、2…電子キー、3…電子キーシステム、16…車両扉を構成する車両ドア(運転席ドア)、17…車両扉を構成する車両ドア(スライドドア)、18…車両扉を構成する車両ドア(ラッゲージドア)、32…認証呈示部、33…照合成立位置監視部、34…扉動作許可部としての開動作許可部、Ea,Eb,Ec,Ea1,Ea2,Eb1,Eb2…通信エリア。

Claims (5)

  1. 車両に設けられた開閉可能な車両扉の開閉を制御する車両扉開閉装置において、
    電子キーの正当性を無線により認証する電子キーシステムにおいてID照合が成立した際、これを認証呈示としてユーザに通知する認証呈示部と、
    前記認証呈示が通知されている状況下で、前記ID照合の成立エリアの切り替わり有無を監視する照合成立位置監視部と、
    前記認証呈示が通知されている状況下で前記ID照合の成立エリアが切り替わった際、その切り替わり先の通信エリアに対応する車両扉の開又は閉を許可する扉動作許可部と
    を備えたことを特徴とする車両扉開閉装置。
  2. 前記扉動作許可部は、前記認証呈示が通知されている状況下で前記ID照合の成立エリアが切り替わった際、対応する前記車両扉の動作を直ぐに開始させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両扉開閉装置。
  3. 前記認証呈示部は、認証呈示中、前記車両扉が動作されると、前記認証呈示を解除する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両扉開閉装置。
  4. 前記認証呈示部は、認証呈示中、前記車両扉が現状のまま作動されずに一定時間以上となると、前記認証呈示を解除する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の車両扉開閉装置。
  5. 運転席側の車外に形成する通信エリアから、助手席側の車外又はラッゲージ側の車外に形成する通信エリアへ、ID照合の成立エリアが切り替わると、その助手席の車両扉の開又は閉が許可される
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の車両扉開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ITRE20150030A1 (it) * 2015-04-16 2016-10-16 Ferrari Fabrizio Autoveicolo con sistema di accesso laterale con portiera scorrevole a scomparsa

Cited By (1)

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ITRE20150030A1 (it) * 2015-04-16 2016-10-16 Ferrari Fabrizio Autoveicolo con sistema di accesso laterale con portiera scorrevole a scomparsa

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