JP2006316431A - 車両ドア制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティ性の低下を抑制しつつ、携帯機の保持者以外の同乗者による車両ドアのアンロックを行うことが可能な車両ドア制御システムを提供する。
【解決手段】IDコードの照合結果がOKの場合に、ドアハンドル6a〜6dに対するアンロック操作を受け付ける操作受付車両ドアを、携帯機1の保持者が接近している車両ドア11〜14との関係において予め設定する機能を有する。従って、携帯機1の保持者の車両を利用する状況、例えば携帯機1の保持者は単独で車両に乗車するのか、いつも同乗者がいるのか等の状況に応じて、予め操作受付車両ドアを設定しておくことが可能となる。これにより、セキュリティ性の低下を抑制しながら、携帯機1の保持者以外の同乗者が車両ドアをアンロックすることが可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両側ユニットが、携帯機との相互通信により取得したIDコードの照合を行い、その照合結果に基づいて、車両ドアの状態を制御する車両ドア制御システムに関する。
従来、車両ドア制御システムとして、車両側ユニットが、携帯型電子キー(携帯機)との相互通信により取得したIDコードの照合結果をもとに、各ドアのロック・アンロック状態を制御するシステムが知られている。このシステムにおいては、車両の周囲に車両側ユニットにおける送信機からリクエスト信号を送信可能な所定の通信エリアを設定し、この通信エリアに、所定間隔毎にリクエスト信号を発信する。このようにして、携帯機の保持者の車両への接近、車両への乗車や車両からの降車を監視している。
例えば、携帯機の保持者が車両への乗車のために車両に接近し、通信エリアに進入すると、リクエスト信号に応答して携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を車両側ユニットに返送する。車両側ユニットは、携帯機から取得したIDコードが登録IDコードに一致する等、照合がOKかNGかを判定する。照合がOKと判定された場合、車両側ユニットは、携帯機の保持者が接近しているドアをアンロックスタンバイ状態にする。
このアンロックスタンバイ状態とは、携帯機の保持者が接近しているドアのドアハンドルに設けられたタッチセンサを起動して、携帯機の保持者によるドアハンドルの操作を検知可能な状態とすることである。このアンロックスタンバイ状態となった時に、携帯機の保持者がドアハンドルに触れると、タッチセンサは、検知信号を出力する。この検知信号が出力されたとき、車両側ユニットは、車両ドアをアンロックする。
上述した従来の車両ドア制御システムでは、携帯機の保持者がドアハンドルに触れた時に、いずれの車両ドアをアンロックするかを事前に設定しておくことが可能であった。例えば、携帯機保持者のドアハンドル操作が検知された場合、全ての車両ドアをアンロックしたり、ドアハンドル操作が検知された車両ドアのみアンロックしたりするように、アンロックの対象となる車両ドアを設定することが可能であった。
しかしながら、従来の車両ドア制御システムでは、携帯機の保持者が接近したドアのドアハンドルが操作されたときしか、車両ドアがアンロックされなかった。このため、携帯機の保持者以外の同乗者が、先に車両に到着しても、車両に乗車することはできず、携帯機の保持者がドアハンドルを操作して車両ドアがアンロックされるのを待たなければならなかった。
なお、携帯機の保持者が車両に接近して、車両側ユニットと携帯機との相互通信が可能となり、車両側ユニットが、その相互通信により取得したIDコードの照合OKと判定したときに、すべてのドアのドアハンドル操作によって車両ドアをアンロックすることができるようにすると、第三者が先に車両に乗車できるようになってしまい、セキュリティ性が低下するとの問題が生じる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、セキュリティ性の低下を抑制しつつ、携帯機の保持者以外の同乗者による車両ドアのアンロックを行うことが可能な車両ドア制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両ドア制御システムは、車両側ユニットから送信されるリクエスト信号に応答して、携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を返送する相互通信を行うことによって、車両側ユニットが、携帯機からレスポンス信号を受信し、そのレスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合し、その照合結果に応じて、車両ドアの状態を制御するものであって、
車両側ユニットは、
複数の車両ドアに設けられて、各車両ドアをロックまたはアンロックするロック・アンロック制御部と、
複数の車両ドアの周囲に、携帯機に対してリクエスト信号を送信可能な通信エリアを有する複数の送信機と、
携帯機からのレスポンス信号を受信する受信機と、
複数の車両ドアに設けられ、アンロック指示のために操作される操作部と、
IDコードの照合結果がOKの場合に、操作部に対するアンロック指示操作を受け付ける操作受付車両ドアを、携帯機の保持者が接近している車両ドアとの関係において予め設定する設定手段と、
受信機がレスポンス信号を受信したときに、複数の送信機のいずれのリクエスト信号に応答したかに基づいて、携帯機の保持者が接近している車両ドアを識別するとともに、この識別した車両ドアに基づいて決定される操作受付車両ドアの操作部が操作されたとき、ロック・アンロック制御部によって操作受付車両ドアをアンロックさせる制御手段とを備えることを特徴とする。
上述したように、請求項1に記載の車両ドア制御システムでは、操作部に対するアンロック指示操作を受け付ける操作受付車両ドアを、携帯機の保持者が接近している車両ドアとの関係において予め設定する設定手段を有する。このため、携帯機1の保持者は、自身が接近するドアとの関係において、所望の車両ドアを操作受付車両ドアとして設定することができる。従って、携帯機の保持者の車両を利用する状況、例えば携帯機の保持者は単独で車両に乗車するのか、いつも同乗者がいるのか等の状況に応じて、適切な車両ドアを操作受付車両ドアとして予め設定しておくことが可能となる。これにより、セキュリティ性の低下を抑制しながら、携帯機1の保持者以外の同乗者が車両ドアをアンロックすることができる。
請求項2に記載したように、制御手段は、複数の車両ドアが操作受付車両ドアに設定されている場合、いずれかの操作受付車両ドアの操作部が操作されたとき、全ての操作受付車両ドアをアンロックさせるようにしても良い。操作受付車両ドアに設定されている場合、そのドアから車両に乗車する乗員がいる可能性が高いためである。
請求項3に記載したように、設定手段は、携帯機から送信される設定指示信号に従って、操作受付車両ドアを設定することが好ましい。携帯機によって操作受付車両ドアの設定指示が行えれば、例えば車両に乗車する前に、車両を駐車した状況や、周囲の環境等に応じて、操作受付車両ドアを変更することも可能となる。
請求項4に記載したように、設定手段は、携帯機の保持者が接近している車両ドアとの関係において、異なる操作受付車両ドアを定めた複数の設定モードを有し、操作受付車両ドアの設定は、複数の設定モードから一の設定モードを選択することによって行われることが好ましい。これにより、容易に操作受付車両ドアの設定を行うことが可能になる。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る車両ドア制御システムを、図に基づいて説明する。図1は、本実施形態による車両ドア制御システムの全体の構成を示す構成図である。
本実施形態における車両ドア制御システムは、携帯機(電子キー)1と車両側ユニットとの相互通信によるIDコードの照合結果を基に、各ドアのロック・アンロック状態を制御する。また、車両側ユニットは、車両10のセキュリティ性を向上するために、ステアリングロック状態の制御、さらに車両10のエンジン始動の許可・禁止状態の制御も行う。
図1に示すように、携帯機1は、車両側ユニットの車室外送信機2a〜2dあるいは車室内送信機2eからのリクエスト信号を受信する受信機1a、このリクエスト信号の受信に応答して、IDコード等を含むレスポンス信号を送信する送信機1bを備えている。携帯機ECU1cは、上述した受信機1a及び送信機1bと接続され、各種の制御処理を実行する。具体的には、携帯機ECU1cは、受信機1aの受信信号に基づいてリクエスト信号の受信の有無を判定したり、そのリクエスト信号に応答して、IDコード等を含むレスポンス信号を生成して、送信機1bから送信させたりする。
車両側ユニットは、車両10の各ドア11〜14に設けられた車室外送信機2a〜2d及び車室内に設けられた車室内送信機2eを有する。これらの車室外送信機2a〜2d及び車室内送信機2eは、車両側ユニットの照合ECU4からの送信指示信号に基づいてリクエスト信号を発信する。
車室外送信機2a〜2dのリクエスト信号の到達距離は、例えば0.7〜1.0m程度に設定される。従って、車両10の駐車時には、そのリクエスト信号の到達距離に応じた通信エリアが車両10の各ドア11〜14の周囲に形成され、携帯機1の保持者が車両10に接近したことを検知できるようにしている。また、車室内送信機2eによる通信エリアは、車室内をカバーするように設定され、携帯機1が車室内にあるか否かを検知する。なお、車室内送信機2eを複数設け、それらの合算通信エリアが車室内をカバーするようにしても良い。
また、車両側ユニットは、車両10の車室内に設けられ、送信機2a〜2eに対する送信指示信号の出力と同期してレスポンス信号受信可能状態にされて、携帯機1から送信されるレスポンス信号を受信する受信機3を有する。受信機3が受信したレスポンス信号は、照合ECU4に出力される。照合ECU4は、この受信したレスポンス信号に含まれるIDコードが予め登録されている登録コードと一致等、所定の関係を満足するかの照合を行う。そして、照合ECU4は、その照合結果に応じて、ドアのロック・アンロック状態等を制御すべく、制御信号をボデーECU9に出力する。
ボデーECU9は、車両に搭載された機器に対して、電源の供給や停止を制御するとともに、各車両ドア11〜14のロック・アンロック状態を制御するための駆動信号を各ドアに設けられたロック制御部5a〜5dに出力するものである。ボデーECU9は、車両搭載機器に電源を供給する場合には、リレー回路15を駆動し、当該リレー回路15を介して、図示しないバッテリから車両搭載機器へ電源を供給する。このボデーECUには、エンジンの始動条件判定のために各センサやスイッチ(SW)からの信号が入力される。
さらに、車両側ユニットは、車両10の各ドア11〜14に設けられ、その各ドア11〜14をロック、アンロックするロック制御部5a〜5dを有する。具体的には、ロック制御部5a〜5dはボデーECU9から送信されるロック信号/アンロック信号に応じて正転/逆転するドアロックモータを有し、このドアロックモータの回転によって各車両ドア11〜14をロック、またはアンロックする。
車両10の各ドア11〜14のドアハンドル6a〜6dには、タッチセンサ6a1〜6d1が設けられており、携帯機1の保持者が、ドアハンドル6a〜6dに触れて、ドアハンドル6a〜6dに対して操作を行ったことを検出することが可能である。また、ドアハンドル6a〜6dには、プッシュスイッチとして構成されたドアロックスイッチ6a2〜6d2も設けられている。このドアロックスイッチ6a2〜6d2を操作すると、各ドア11〜14をロックすることができる。また、ドアハンドル6a〜6dは、上述した車室外送信機2a〜2dのアンテナとしての役割も果たしている。
なお、照合ECU4及びボデーECU9は、車両のセキュリティ性を向上するために、エンジンスイッチが操作されたときに、IDコードの照合結果に応じて、エンジンの始動を許可・禁止したり、ステアリングロックを解除・維持したりする。この処理に関して、以下に簡単に説明する。
ドアを開閉して携帯機1の保持者が車両10に乗車して、予め車両に設けられているエンジンスイッチを操作すると、まずボデーECU9が、エンジンの始動条件を満足しているか判定する。具体的には、車速がゼロであり、自動変速機のシフト位置がニュートラル又はパーキングであり、かつブレーキペダルが踏まれているか等を確認する。始動条件を満足した場合には、ボデーECU9は、照合ECU4にIDコードの照合要求を行う。
すると、照合ECU4は、車室内送信機2e及び受信機3を用いて携帯機1との間で相互通信を行い、IDコードの照合を行い、その照合結果をボデーECU9に送信する。照合結果がOKの場合、ボデーECU9は、リレー回路15を駆動して、車両搭載機器への電源供給を行う。また、照合ECU4は、照合結果がOKの場合、ステアリングロックECU7に対して、ステアリングロックを解除するように指示するとともに、エンジンECU8に対してエンジン始動を許可する指示を与える。これにより、図示しないスタータの駆動によりエンジンを始動させることができる状態となる。
次に、上述した車両側ユニットと携帯機1との相互通信によるIDコードの照合結果を基に、照合ECU4及びボデーECU9が各ドア11〜14をアンロックするドアアンロック制御に関して、図2のフローチャートに基づいて詳細に説明する。なお、図2のフローチャートに示す処理は、所定時間ごとに起動されて実施されるものである。すなわち、車両10のエンジンが停止され、かつ各ドア11〜14がロックされた状態で駐車されている場合、照合ECU4は、所定時間経過毎に車室外送信機2a〜2dに対してリクエスト信号の送信を指示して、携帯機1の保持者が車両10に接近したか否か確認する。
まず、ステップS10では、車室外送信機2a〜2dに対して送信指示信号を出力して、車室外送信機2a〜2dからリクエスト信号を送信させる。そして、ステップS20では、このリクエスト信号に応答する、携帯機1からのレスポンス信号を受信したか否かを判定する。レスポンス信号が受信されていない場合には、携帯機1が通信エリア内に存在しないとみなして、図2に示す処理を終了する。一方、携帯機1からレスポンス信号を受信した場合には、ステップS30の処理に進む。
なお、車室外送信機2a〜2dから、車室外送信機2a〜2dごとに固有の識別コードを含むリクエスト信号が送信され、携帯機1は、その識別コードを含むレスポンス信号を返送するように構成される。あるいは、照合ECU4は、各送信機2a〜2dに、時間的にずれたタイミングで順番にリクエスト信号を送信するように指示する。このようにすれば、照合ECU4は、携帯機1がいずれの送信機2a〜2eからのリクエスト信号に応答してレスポンス信号を返送したかを識別できる。すなわち、携帯機1の保持者が、いずれの車両ドア11〜14に対して接近しているのかを識別できるのである。
ステップS30では、レスポンス信号に含まれるIDコードが、予め登録されているIDコードと一致する等、所定の関係を満足するか否かが判定される(IDコードの照合OK・NG判定)。この判定処理において、IDコードの照合OKと判定されると、ステップS40に進み、IDコードの照合NGと判定されると、処理を終了する。
ステップS40では、まず、レスポンス信号に含まれる識別コードあるいはレスポンス信号の受信タイミングから、携帯機1が反応した車室外送信機2a〜2dの位置を把握する。その送信機2a〜2dの位置は、携帯機1の保持者が接近している車両ドア11〜14の位置に対応する。そして、この携帯機1の保持者が接近している車両ドア11〜14の位置との関係において、予め設定されたモードに従って、ドアハンドル6a〜6dに対するアンロック操作を受け付ける操作受付車両ドアを決定する。さらに、照合ECU4が、このように決定された操作受付車両ドアのタッチセンサ6a1〜6d1を起動することにより、操作受付車両ドアをアンロックスタンバイ状態とする。
ここで、操作受付車両ドアの設定モード及びその設定方法について、図3(a)〜図3(d)及び図4を用いて説明する。なお、図3(a)〜図3(d)において車両ドア11〜14の周囲の通信エリアが網掛け表示されている場合、その車両ドア11〜14は、操作受付車両ドアであることを意味する。
操作受付車両ドアの設定モードとして、図3(a)〜図3(d)に示すように、予め4つのモードが定められている。第1のモードは、図3(a)に示す全席モードである。この全席モードとは、いずれかの車両ドア11〜14の車室外送信機2a〜2dと携帯機1との通信が行われて、IDコードの照合がOKとなったとき、全ての車両ドア11〜14を操作受付車両ドアとするモードである。
第2のモードは、図3(b)に示す運転者席(D席)モードである。このD席モードでは、携帯機1が運者車席の車両ドア11に設けた車室外送信機2aからのリクエスト信号に反応してレスポンス信号を返送し、かつIDコードの照合がOKとなったとき、運転席の車両ドア11のみが操作受付車両ドアとなる。一方、携帯機1が運者車席以外の車両ドア12〜14に設けた車室外送信機2b〜2dからのリクエスト信号に反応してレスポンス信号を返送し、かつIDコードの照合がOKとなったときには、全ての車両ドア11〜14が操作受付車両ドアとなる。
第3のモードは、図3(c)に示す側席モードである。この側席モードは、車両の右側のドア11,12と左側のドア13,14とをそれぞれ1セットとして扱う。すなわち、右側のいずれかの車両ドア11,12に設けられた車室外送信機2a,2bと携帯機1とが通信し、かつIDコードの照合がOKとなったときには、右側の両ドア11,12がともに操作受付車両ドアとなる。逆に、左側のいずれかの車両ドア13,14に設けられた車室外送信機2c,2dと携帯機1とが通信し、かつIDコードの照合がOKとなったときには、左側の両ドア13,14がともに操作受付車両ドアとなる。
最後に、第4のモードは、図3(d)に示す各席モードである。この各席モードでは、いずれかの車室外送信機2a〜2dと携帯機1との通信が行われ、かつ、IDコードの照合OKとなったとき、通信が行われた車室外送信機2Aa〜2dが設けられた車両ドアだけが操作受付車両ドアとなる。
上述したように、携帯機の保持者が接近している車両ドアとの関係において、操作受付車両ドアがそれぞれ異なるように、予め複数の設定モードが定められている。このため、操作受付車両ドアの設定は、複数の設定モードから一の設定モードを選択することによって行うことができ、容易に操作受付車両ドアの設定を行うことができる。
図4は、複数の設定モードから一の設定モードを選択する手法の一例を説明するためのフローチャートである。図4に示す例では、携帯機1からモード変更信号を受信するたびに複数の設定モードが所定の順番で変化するもので、これにより、携帯機1の保持者は、複数の設定モードから所望の設定モードを選択することができる。
携帯機1には、図示していないが、各車両ドア11〜14のアンロックやロックを指示するための操作SWや、車両のトランクを開くことを指示するための操作SWが設けられる場合が多い。このような場合、通常の操作では起こりえないボタン操作、例えばロック操作SWと他のSWとを同時に所定時間(例えば5秒)以上押下するなどのボタン操作を上記指示信号の送信に用いることができる。もしくは、上記指示信号を送信する専用のSWを携帯機1に設けても良い。
このように、携帯機1からモード変更信号を送信するように構成すると、例えば車両を駐車した状況や、周囲の環境等に応じて、車両に乗車する前に操作受付車両ドアを変更することも可能となる。ただし、携帯機1を用いる以外にも、車両側ユニットにおいて、複数の設定モードから一の設定モードを選択するようにすることも可能であるし、例えば専用のツールを車両側ユニットに接続して、そのツールを用いて設定モードを選択するように構成することも可能である。さらに、操作受付車両ドアは、予め定めた複数の設定モードから一の設定モードを選択することによって設定する他に、携帯機1の保持者等が、任意に設定できるようにしても良い。
図4のステップS110では、車両側ユニットの照合ECU4において、携帯機1からモード変更の指示信号を受信したか否かを判定する。この判定処理において「Yes」と判定されると、ステップS120において、操作受付車両ドアの設定モードの変更処理を行う。例えば、モード変更信号を受信すると、現在の設定モードが全席モード→D席モード→側席モード→各席モード→全席モードの順番で変更される。
再び、図2のフローチャートに戻り、ステップS40にて、上述のようにして決定される操作受付車両ドアをアンロックスタンバイ状態に設定した後、ステップS50にて、操作受付車両ドアに対するアンロック操作が検知されたか否かを判定する。上述したように、操作受付車両ドアにおいては、ドアハンドル6a〜6d内のタッチセンサ6a1〜6d1が起動されており、携帯機1の保持者やその他の同乗者によってドアハンドル6a〜6dが握られたことを検出可能である。これらのタッチセンサ6a1〜6d1から検知信号が照合ECU4に入力された場合、アンロック操作を検知したと判定する。
なお、アンロック操作が検知されない場合には、アンロック操作を検知するまで待機するが、所定時間経過してもなおアンロック操作が検知できない場合には、電力消費を抑制するため処理を終了するようにしても良い。
ステップS50にてアンロック操作が検知されたと判定されると、ステップS60に進み、操作受付車両ドアをアンロックする。このとき、複数の車両ドア11〜14が操作受付車両ドアに設定されていれば、いずれかの操作受付車両ドアへのアンロック操作の検知に基づいて、全ての操作受付車両ドアをアンロックさせる。複数の車両ドアが操作受付車両ドアに設定されている場合、その複数の車両ドアのそれぞれから車両に乗車する乗員がいる可能性が高いためである。
ただし、操作受付車両ドアはアンロックスタンバイ状態とされるので、それぞれドアハンドル6a〜6dへのアンロック操作を検出することができる。従って、それぞれの車両ドア11〜14のドアハンドル6a〜6dが操作されたタイミングで、対応する車両ドア11〜14をアンロックさせるようにすることも可能である。
上述した実施形態によれば、携帯機1の保持者は、自身が接近するドアとの関係において、所望の車両ドアをアンロック操作を受け付ける操作受付車両ドアとして設定することができる。従って、携帯機1の保持者の車両を利用する状況、例えば携帯機1の保持者は単独で車両に乗車するのか、いつも同乗者がいるのか等の状況に応じて、適切な車両ドアを予め操作受付車両ドアとして設定しておくことが可能となる。これにより、セキュリティ性の低下を抑制しながら、携帯機1の保持者以外の同乗者が車両ドアをアンロックすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、車両の各ドア11〜14に対応して、それぞれのドア11〜14に車室外送信機2a〜2fを設けたが、例えば携帯機1の保持者は、運転席又は助手席に乗車することが多いと考えられる小型車両などの場合、運転席のドアと助手席のドアのみに車室外送信機を設け、左右後席ドアへの車室外送信機の設置は省略しても良い。この場合、運転席と助手席とを対象に、全席モード又は各席モードによって操作受付車両ドアが決定される。なお、全席モードの場合には、IDコードの照合OKとなった場合、左右後席ドアも含めて、全席を同時にアンロックすることが好ましい。
また、上述した実施形態では、車両側ユニットは照合ECU4とボデーECU9とを有する例について説明したが、必要な機能を発生しえる限り、これらのECUは統合されても良いし、さらに多数のECUによって構成するようにしても良い。
実施形態における車両ドア制御システムの全体の構成を示す構成図である。 車両側ユニットと携帯機との相互通信によるIDコードの照合結果を基に、照合ECU及びボデーECUが各ドアをアンロックするドアアンロック制御を示すフローチャートである。 操作受付車両ドアの設定モードを説明するための説明図であり、(a)は全席モードを示し、(b)はD席モードを示し、(c)は側席モードを示し、(d)は各席モードを示す。 複数の設定モードから一の設定モードを選択する手法の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 携帯機
1a 受信機
1b 送信機
1c 携帯機ECU
2a〜2d 車室外送信機
2e 車室内送信機
3 受信機
4 照合ECU
5a〜5d ロック制御部
6a〜6d ドアハンドル
6a1〜6d1 タッチセンサ
9 ボデーECU
10 車両

Claims (4)

  1. 車両側ユニットから送信されるリクエスト信号に応答して、携帯機がIDコードを含むレスポンス信号を返送する相互通信を行うことによって、前記車両側ユニットが、前記携帯機からレスポンス信号を受信し、そのレスポンス信号に含まれるIDコードを予め登録してある登録コードと照合し、その照合結果に応じて、車両ドアの状態を制御する車両ドア制御システムにおいて、
    前記車両側ユニットは、
    複数の車両ドアに設けられて、各車両ドアをロックまたはアンロックするロック・アンロック制御部と、
    前記複数の車両ドアの周囲に、前記携帯機に対して前記リクエスト信号を送信可能な通信エリアを有する複数の送信機と、
    前記携帯機からのレスポンス信号を受信する受信機と、
    前記複数の車両ドアに設けられ、アンロック指示のために操作される操作部と、
    前記IDコードの照合結果がOKの場合に、前記操作部に対するアンロック指示操作を受け付ける操作受付車両ドアを、前記携帯機の保持者が接近している車両ドアとの関係において予め設定する設定手段と、
    前記受信機がレスポンス信号を受信したときに、前記複数の送信機のいずれのリクエスト信号に応答したかに基づいて、前記携帯機の保持者が接近している車両ドアを識別するとともに、この識別した車両ドアに基づいて決定される前記操作受付車両ドアの操作部が操作されたとき、前記ロック・アンロック制御部によって当該操作受付車両ドアをアンロックさせる制御手段とを備えることを特徴とする車両ドア制御システム。
  2. 前記制御手段は、複数の車両ドアが操作受付車両ドアに設定されている場合、いずれかの操作受付車両ドアの操作部が操作されたとき、全ての操作受付車両ドアをアンロックさせることを特徴とする車両ドア制御システム。
  3. 前記設定手段は、前記携帯機から送信される設定指示信号に従って、前記操作受付車両ドアを設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両ドア制御システム。
  4. 前記設定手段は、前記携帯機の保持者が接近している車両ドアとの関係において、異なる操作受付車両ドアを定めた複数の設定モードを有し、前記操作受付車両ドアの設定は、前記複数の設定モードから一の設定モードを選択することによって行われることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両ドア制御システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8299894B1 (en) 2008-02-29 2012-10-30 John Semeniuk Vehicle unlocking systems
JP2015151792A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 株式会社東海理化電機製作所 ドア開制御システム
JP2018178556A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 アイシン精機株式会社 車両用開閉体制御装置

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