JP2015145601A - 軒先補強具および構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根下地材と鼻隠し部材との間に通気経路を確保しつつ、屋根の軒先部の強度を高める。
【解決手段】小屋裏換気のための換気口が軒先側に設けられた建物において、屋根下地材(11)と鼻隠し部材(14)との間に、軒先補強具(3)が取り付けられる。軒先補強具(3)は、鼻隠し部材(14)の上方において、複数の垂木(13)の軒先側の壁面(13a)に当接する当接部と、当接部に隣接し、複数の垂木に当接しない非当接部と、非当接部に設けられた通気口(310)とを有するベース部(31)と、ベース部(31)の上端部に連結され、屋根下地材(11)の下面に当接した状態で桁方向に延び、屋根下地材(11)を下方から支持する屋根支持部(32)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、軒先補強具および構造に関し、特に、小屋裏換気のための換気口が軒先側に設けられた建物における、屋根の軒先部を補強するための軒先補強具および構造に関する。
小屋裏空間(屋根裏空間)を換気するために、建物の軒先側に換気口が設けられた建物が存在する。このような建物では、特開2013−60746号公報(特許文献1)および実開平02−68944号公報(特許文献2)に示されるように、野地板の軒先先端に換気部材が取り付けられる。そのため、野地板と鼻隠し部材(下地)との間は、通気経路を確保するために離れた状態で配置される。
特開2013−60746号公報 実開平02−68944号公報
特許文献1,2のように、野地板などの屋根下地材と鼻隠し部材との間に通気経路が形成される場合、屋根下地材の持ち出しが長くなる。その場合、特に、多雪地域においては、雪の重みに耐えきれず屋根の軒先部(先端部)が破損する恐れがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、屋根下地材と鼻隠し部材との間に通気経路を確保しつつ、屋根の軒先部の強度を高めることのできる軒先補強具および軒先補強構造を提供することである。
この発明のある局面に従う軒先補強構造は、小屋裏換気のための換気口が軒先側に設けられた建物における、屋根の軒先部を補強するための補強構造であって、桁方向において互いに離れて配置され、屋根下地材を下方から支持する複数の垂木と、複数の垂木の軒先側端面に当接した状態で桁方向に延び、外気を小屋裏空間に取り込むために、屋根下地材とは間隔を開けて配置される鼻隠し部材と、屋根下地材と鼻隠し部材との間に取り付けられ、屋根下地材の軒先部を補強するための補強具とを備える。補強具は、鼻隠し部材の上方において、複数の垂木の軒先側の壁面に当接する当接部と、当接部に隣接し、複数の垂木に当接しない非当接部と、非当接部に設けられた通気口とを有するベース部と、ベース部の上端部に連結され、屋根下地材の下面に当接した状態で桁方向に延び、屋根下地材を下方から支持する屋根支持部とを含む。
好ましくは、補強具は、ベース部と屋根支持部とに交差する立壁部をさらに含む。
立壁部は、ベース部のうち当接部に交差するように配置されることが望ましい。
好ましくは、補強具は、ベース部の下端部に連結され、鼻隠し部材の上端面に対面した状態で配置される対面部をさらに含む。
対面部は、立壁部に交差することが望ましい。
ベース部の当接部には、固定具を貫通するための貫通穴が設けられていてもよい。この場合、対面部の桁方向の長さは、貫通穴の下方空間を露出するように選ばれていることが望ましい。
また、上記の場合、立壁部は、貫通穴と非当接部との間の境界位置に設けられていることが望ましい。
この発明の他の局面に従う軒先補強具は、小屋裏換気のための換気口が軒先側に設けられた建物の屋根下地材と、外気を小屋裏空間に送り込むために屋根下地材とは間隔を開けて配置され、複数の垂木の軒先側端面に当接した状態で桁方向に延びる鼻隠し部材との間に、屋根の軒先部を補強するために取り付けられる補強具である。軒先補強具は、鼻隠し部材の上方において、複数の垂木の軒先側の壁面に当接する当接部と、当接部に隣接し、複数の垂木に当接しない非当接部と、非当接部に設けられた通気口とを有するベース部と、ベース部の上端部に連結され、屋根下地材の下面に当接した状態で桁方向に延び、屋根下地材を下方から支持する屋根支持部とを備える。
本発明によれば、屋根下地材と鼻隠し部材との間に通気経路を確保しつつ、屋根の軒先部の強度を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る軒先補強構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る軒先補強具の断面図である。 本発明の実施の形態に係る軒先補強具を正面(軒先側)から見た場合の平面図である。 本発明の実施の形態に係る軒先補強具が垂木に取り付けられた状態を模式的に示す斜視図である。 小屋裏換気のための換気口が軒先側に設けられた建物における軒先換気構造を示す図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
本実施の形態に係る軒先補強構造の説明に先立ち、まず、小屋裏換気のための換気口が軒先側に設けられた建物における軒先換気構造について簡単に説明する。図5に示されるように、小屋裏換気のための換気部材2が、屋根下地材としての野地板11の軒先部の下方、かつ、鼻隠し部材14よりも屋外側(軒先側)に設けられている。換気部材2は、水切としても機能し、換気部材2によって通気性と防水性とが実現される。なお、図5に示す換気部材2は、一例として、本出願人が特願2013−67217号として出願済みの軒下換気装置と同じ構造を有している。換気部材2およびその周辺の構造について、簡単に説明する。
鼻隠し水切部材15は、鼻隠し部材14の屋外側の面に当接した状態で固定される垂直面部と、垂直面部の上側に位置し、屋根の傾斜に沿う傾斜部と、垂直面部の下側に位置し、軒天板17(図1)の下側に回り込む下縁部とを有している。野地板11と屋根仕上げ材12(図1)との間に、水切部16の上部が差し込まれている。水切部16の先端部には曲げ部が形成されており、この曲げ部内に、鼻隠し水切部材15における傾斜部の先端が係合している。
換気部材2の本体部21は、傾斜部の下面にリベットによって固定されることで、鼻隠し水切部材15と一体化されている。鼻隠し水切部材15の傾斜部には開口150が設けられている。本体部21の下方には凹部が設けられており、その対向面に換気口としての複数のスリット21aが形成されている。また、本体部21の上方にも、鼻隠し水切部材15の開口150に連通する換気口21bが形成されている。したがって、外気は、スリット21aから本体部21内に入り込み、内部の水返し板22によって水返しされた後で、換気口21bから小屋裏空間にまで導かれる。換気部材2は、鼻隠し水切部材15の垂直面部に固定された樋18の上方に配置されている。
ここで、換気部材2から送り出された外気を小屋裏空間にまで送り込むためには、野地板11の下面と鼻隠し部材14の上面との間に通気空間(換気口)10が形成される。この場合、野地板11の軒先部110、すなわち垂木13よりも軒先側に位置する持ち出し部分は、下方からの支えがない状態となる。したがって、このような建物における、野地板11の軒先部110の強度は、軒先側に換気口を有さない建物に比べて低くなってしまう。
そこで、本実施の形態では、通気空間10の位置に軒先補強具を設けることとしている。以下に、軒先補強具を設けた建物の構造、すなわち軒先補強構造について詳細に説明する。
(軒先補強構造について)
図1は、本実施の形態に係る軒先補強構造を示す断面図である。なお、図1では、建物の軒先側を矢印A1で示している。本実施の形態において、軒先側とその反対側とを含む方向(紙面左右方向)を、「奥行き方向」という。また、水平面上において、奥行き方向に直交する方向(紙面を貫通する方向)を、「桁方向」という。
図1に示されるように、図5に示した通気空間10に、軒先補強具3が設けられている。つまり、軒先補強具3は、野地板11と鼻隠し部材14との間に取り付けられている。
野地板11は、屋根仕上げ材12を下方から支持する屋根下地材である。野地板11は、複数の垂木13によって下方から支持されている。複数の垂木13は、桁方向において互いに離れて配置されている。鼻隠し部材14は、複数の垂木13の軒先側端面13aの下方側に当接した状態で桁方向に延びている。鼻隠し部材14は、奥行き方向において厚みを有する鼻隠し下地であり、その前面側(軒先側)に鼻隠し水切部材15の垂直面部が固定される。
軒先補強具3の構造および配置位置の具体例については、図2〜図4をさらに参照して説明する。図2は、軒先補強具3の断面図である。図3は、図2の矢印IIIで示す方向から見た場合の軒先補強具3を示す平面図である。図4は、軒先補強具3が垂木13に取り付けられた状態を模式的に示す斜視図である。図4では、野地板11より下方側の軒先の構造が示されている。また、図4には、桁方向が矢印A2にて示されている。
軒先補強具3は、桁方向に延び、剛性を有する部材(たとえば鋼材)によって形成されている。軒先補強具3は、少なくとも、鼻隠し部材14の上方において、垂木13の軒先側の壁面に当接するベース部31と、ベース部31の上端部に連結され、野地板を下方から支持する屋根支持部32とを含む。
ベース部31は、少なくとも隣り合う2つの垂木13に当接するように桁方向に延びている。ベース部31は、垂木13の軒先側端面13aの上方側に当接する当接部41と、当接部41に隣接し、垂木13に当接しない非当接部42とを有している。非当接部42は、隣り合う垂木13間に配置される。非当接部42には、換気部材2からの外気を小屋裏空間へ送り込むための通気口310が設けられている。本実施の形態では、桁方向に隣り合う複数の通気口310が、各非当接部42に設けられている。
本実施の形態では、ベース部31は、垂木13のピッチごとに、当接部41を有している。各当接部41には、ビス等の固定具50を貫通するための貫通穴410が設けられている。これにより、ベース部31は、複数の垂木13に対し頑強に固定される。
屋根支持部32は、ベース部31の上端部に連結され、野地板11の下面に当接した状態で桁方向に延びている。屋根支持部32の軒先側端縁は、鼻隠し部材14の上端面14aの軒先側端縁よりも軒先側に延びていることが望ましい。つまり、図2に示されるように、屋根支持部32の奥行き寸法L1は、鼻隠し部材14の上端面14aの奥行き寸法L3(図4)よりも大きいことが望ましい。これにより、野地板11を広い範囲で支持することができる。なお、本実施の形態における「奥行き寸法」は、奥行き方向における各部の長さではなく、一端から他端までの距離を示す。
軒先補強具3は、上下方向の強度を高めるために、ベース部31および屋根支持部32に直交する立壁部34をさらに含んでいる。立壁部34は、ベース部31のうち当接部41に直交するように配置されている。より具体的には、立壁部34は、当接部41の貫通穴410と非当接部42との間の境界位置に設けられる。両隣に非当接部42が設けられた当接部41の場合、当接部41の両側部に立壁部34が設けられることが望ましい。なお、立壁部34は、上述の境界位置ではなく、非当接部42の通気口310が存在しない部分(たとえば、複数の通気口310の間)に、設けられてもよい。あるいは、境界位置と非当接部42との両方に設けられてもよい。
また、軒先補強具3は、ベース部31の下端部に連結され、鼻隠し部材14の上端面14aに対面する対面部33を含んでいることが望ましい。つまり、軒先補強具3は、略U字状の断面を有し、その開口が軒先側を向くように取り付けられることが望ましい。この場合、立壁部34は、対面部33にも直交するように設けられることが望ましい。なお、立壁部34と周辺部との交差角度は直角でなくてもよく、90度に近い角度、たとえば90度±5度の範囲で交差していればよい。
対面部33は、鼻隠し部材14の上端面14aと当接状態で対面している。これにより、野地板11の軒先部110に荷重が掛かった場合でも、鼻隠し部材14にて荷重を支持することができる。対面部33の奥行き寸法L2は、屋根支持部32の奥行き寸法L1よりも小さくてよい。具体的には、対面部33の軒先側端縁は、鼻隠し部材14の上端面14aの軒先側端縁と略同じ位置であってよい。つまり、対面部33の奥行き寸法L2は、鼻隠し部材14の上端面14aの奥行き寸法L3と略同じであってよい。あるいは、鼻隠し部材14の上端面14aの奥行き寸法L3よりも小さくてもよい。
軒先補強具3が対面部33を含む場合、立壁部34の形状は、たとえば四角形状である。具体的には、立壁部34は、ベース部31の上下端部、屋根支持部32の先端部、および対面部33の先端部を頂点とする四角形状を有している。立壁部34は、少なくともベース部31に対し固定されていればよい。たとえば、軒先補強具3は、立壁部34のベース部31側の端縁に接続され、当接部41の軒先側の面に重ねられる取り付け部(図示せず)をさらに有していてもよい。この場合、取り付け部は、貫通穴410の位置に貫通穴を有し、当接部41の軒先側の面全体に重ねられるようにしてもよい。このようにすることで、軒先補強具3の強度をより高めることもできる。
図3および図4に示されるように、対面部33は、ベース部31の非当接部42に接続され、当接部41の貫通穴410と非当接部42との間の境界位置を終端としている。具体的には、本実施の形態における対面部33は、少なくとも非当接部42の下端部全体に接続されている。これにより、固定具50を取り付けるための空間を確保することができる。つまり、貫通穴410の下方には対面部33が存在せず、貫通穴410の下方空間が露出されるため、軒先補強具3を垂木13に固定する際に、対面部33が邪魔にならず、軒先側から容易に固定具50を打ち込むことができる。なお、本実施の形態では、当接部41の貫通穴410と非当接部42との間の境界位置には立壁部34が配置されているため、対面部33は、立壁部34と交差する位置を終端としている。
上述のように、軒先補強具3は、建物の構造躯体としての垂木13に固定され、鼻隠し部材14よりも軒先側に長い屋根支持部32を有している。したがって、野地板11と鼻隠し部材14との間に通気経路が設けられている建物においても、野地板11の軒先部の強度を高めることができる。また、ベース部31、屋根支持部32および対面部33に直交するように立壁部34が設けられている。したがって、積雪などにより野地板11の軒先部110に大きな荷重が掛かったとしても、軒先補強具3によってその荷重を支持することができる。
なお、本実施の形態では、ベース部31は、ビス等の固定具50によって垂木13に固定されることとしたが、接着剤等によって固定されてもよい。この場合、ベース部31の当接部41は、貫通穴410を含まなくてよい。また、この場合、対面部33は、当接部41にて途切れることなく、ベース部31の下端部全体に接続されてもよい。
また、ベース部31の当接部41は、垂木13の軒先側端面13aに当接し、この当接部41において垂木13に固定されることとしたが、別途、垂木13に固定するための部材が設けられてもよい。または、ベース部31が隣り合う2つの垂木13を1単位として分割して配置される場合、当接部41は、垂木13の軒先側の側面13b(図4)に当接して固定されてもよい。
また、ベース部31の非当接部42は、当接部41の幅方向(桁方向)端部に接続される有形の部材として説明したが、無形の部材であってもよい。つまり、非当接部42の全てが通気口として機能してもよい。
また、対面部33は、鼻隠し部材14の上端面14aと当接状態で対面することとしたが、非当接状態で対面してもよい。このような場合でも、野地板11の先端側に撓みが生じたときに、対面部33が鼻隠し部材14の上端面14aに当接するため、鼻隠し部材14にて荷重を支持することができる。なお、この場合、対面部33は、水平方向に延び、鼻隠し部材14の上端面14aと略平行となるように配置されていてもよいし、たとえば軒先側が斜め上方となるよう傾斜していてもよい。
また、本実施の形態では、対面部33は、少なくとも非当接部42の下端部全体に接続されることとした。しかしながら、対面部33は、非当接部42の桁方向端部を除外した中央領域にのみ接続されていてもよい。つまり、対面部33は、固定具50の取り付け空間を確保するために、その桁方向の長さが、当接部41の貫通穴410の下方空間を露出するように選ばれていればよい。
なお、鼻隠し部材14の上方に位置する屋根下地材が、野地板11であることとしたが、限定的ではなく、たとえば広小舞などであってもよい。また、換気部材2の位置および構造は、上記例に限定されない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 換気部材、3 軒先補強具、10 通気空間、11 野地板、12 屋根仕上げ材、13 垂木、14 鼻隠し部材、15 鼻隠し水切部材、16 水切部、17 軒天板、21 本体部、21a スリット、21b 換気口、22 水返し板、31 ベース部、32 屋根支持部、33 対面部、34 立壁部、41 当接部、42 非当接部、50 固定具、110 軒先部、150 開口、310 通気口、410 貫通穴。

Claims (8)

  1. 小屋裏換気のための換気口が軒先側に設けられた建物における、屋根の軒先部を補強するための補強構造であって、
    桁方向において互いに離れて配置され、屋根下地材を下方から支持する複数の垂木と、
    前記複数の垂木の軒先側端面に当接した状態で桁方向に延び、外気を小屋裏空間に取り込むために、前記屋根下地材とは間隔を開けて配置される鼻隠し部材と、
    前記屋根下地材と前記鼻隠し部材との間に取り付けられ、前記屋根下地材の軒先部を補強するための補強具とを備え、
    前記補強具は、
    前記鼻隠し部材の上方において、前記複数の垂木の軒先側の壁面に当接する当接部と、前記当接部に隣接し、前記複数の垂木に当接しない非当接部と、前記非当接部に設けられた通気口とを有するベース部と、
    前記ベース部の上端部に連結され、前記屋根下地材の下面に当接した状態で桁方向に延び、前記屋根下地材を下方から支持する屋根支持部とを含む、軒先補強構造。
  2. 前記補強具は、前記ベース部と前記屋根支持部とに交差する立壁部をさらに含む、請求項1に記載の軒先補強構造。
  3. 前記立壁部は、前記ベース部のうち前記当接部に交差するように配置される、請求項2に記載の軒先補強構造。
  4. 前記補強具は、前記ベース部の下端部に連結され、前記鼻隠し部材の上端面に対面した状態で配置される対面部をさらに含む、請求項2に記載の軒先補強構造。
  5. 前記対面部は、前記立壁部に交差する、請求項4に記載の軒先補強構造。
  6. 前記ベース部の前記当接部には、固定具を貫通するための貫通穴が設けられており、
    前記対面部の桁方向の長さは、前記貫通穴の下方空間を露出するように選ばれている、請求項4または5に記載の軒先補強構造。
  7. 前記ベース部の前記当接部には、固定具を貫通するための貫通穴が設けられており、
    前記立壁部は、前記貫通穴と前記非当接部との間の境界位置に設けられている、請求項2〜5のいずれかに記載の軒先補強構造。
  8. 小屋裏換気のための換気口が軒先側に設けられた建物の屋根下地材と、外気を小屋裏空間に送り込むために前記屋根下地材とは間隔を開けて配置され、複数の垂木の軒先側端面に当接した状態で桁方向に延びる鼻隠し部材との間に、屋根の軒先部を補強するために取り付けられる補強具であって、
    前記鼻隠し部材の上方において、前記複数の垂木の軒先側の壁面に当接する当接部と、前記当接部に隣接し、前記複数の垂木に当接しない非当接部と、前記非当接部に設けられた通気口とを有するベース部と、
    前記ベース部の上端部に連結され、前記屋根下地材の下面に当接した状態で桁方向に延び、前記屋根下地材を下方から支持する屋根支持部とを備える、軒先補強具。
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