JP5993175B2 - 換気口カバー - Google Patents

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Description

本発明は屋根下地に形成された換気口を覆う換気口カバーに関する。
特許文献1には野地板に設けられた換気口を覆う換気口カバーが開示されている。この換気口カバーは下段屋根材の上に上段屋根材の軒側部分が重ねられる屋根において下段屋根材上に設置されている。
特開2000−257228号公報
ところで特許文献1の換気口カバーはその軒側端面部を軒棟方向において当該換気口カバーに隣接する上段屋根材の軒側端面と揃えて配置するのがよい。換気口カバーを上段屋根材と一体的な外観にすることができるからである。
しかし、このようにすると、当該換気口カバーを設置した下段屋根材上の雨水が下段屋根材の上面に沿って吹き上げられ、換気口カバーの軒側端部と下段屋根材の間から換気口カバー内に浸入する恐れがある。また、下段屋根材上の雨水は上段屋根材の軒側端面に沿って換気口カバー側に流れる可能性もあり、この雨水が換気口カバーの軒側端部と下段屋根材の間から換気口カバー内に浸入することも懸念される。そして、このように換気口カバー内に雨水が浸入した場合、この雨水が換気口から建物内部に侵入する恐れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、施工状態における外観に優れ、且つ換気口に雨水が浸入することを抑制できる換気口カバーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の換気口カバーは、傾斜した屋根下地上に、下段屋根材と、この下段屋根材上に軒側部分を重ねた上段屋根材とが設けられる屋根において、前記下段屋根材に載置され且つ前記上段屋根材と並べて設けられて前記屋根下地に設けられた換気口を覆う前記換気口カバーであって、前記上段屋根材の軒側端面と揃えて配置される軒側端面部と、前記軒側端面部よりも軒側に向けて突出して前記下段屋根材の上面に沿って配置されるフランジ部と、軒側端部が前記フランジ部の端部と前記下段屋根材の間に挿入される捨板と、を有することを特徴とする。
また、前記軒側端面部に前記換気口に通じる通気口が形成され、前記フランジ部の軒側端部に前記通気口に対向配置される立上片部が形成されることが好ましい。
本発明にあっては、軒側端面部を上段屋根材の軒側端面と揃えて配置することができ、施工状態における換気口カバーを屋根材と一体的で良好な外観にすることができる。また、軒側端面部よりも軒側に向けて突出するフランジ部を下段屋根材の上面に沿って設けることができる。このようにすると、下段屋根材の上面に沿って吹き上げられた雨水は、下段屋根材の上面とフランジ部の下面との間に浸入し難くなる。また、下段屋根材上の雨水が上段屋根材の軒側端面に沿って換気口カバー側に向かって流れたとしても、この雨水が下段屋根材の上面とフランジ部の下面との間に浸入し難くなる。従って、換気口カバーの内部には雨水が浸入し難くなり、換気口から建物内部に雨水が浸入し難くなる。
第一実施形態の換気口カバーの施工状態を示す斜視図である。 同上の屋根の換気口カバーが設けられた部分の断面図である。 同上の換気口カバーの平面図である。 同上の流路形成部材を施工した状態を示す斜視図である。 同上の捨板を施工した状態を示す斜視図である。 同上の上段屋根材を施工する前においてカバー部材を施工した状態を示す斜視図である。 第二実施形態の換気口カバーの施工状態を示す斜視図である。 同上の屋根の換気口カバーが設けられた部分の断面図である。 同上の換気口カバーの平面図である。
(第一実施形態)
第一実施形態の換気口カバー1は、図1に示されるように建物の屋根に設けられる。この屋根は、傾斜した屋根下地2(図2参照)上に多数の屋根材3を葺くことで形成される。本実施形態の屋根下地2は野地板である。
各屋根材3はスレート製の平板状瓦である。屋根材3は、平面視で軒棟方向と直交する左右方向に長い略長方形状に形成されている。ここで、軒棟方向とは屋根の傾斜方向である。
図2に示されるように屋根材3は屋根下地2上に防水シート31を介して左右方向及び軒棟方向に複数設けられる。各屋根材3は釘等の固着具によって屋根下地2に固定される。図1に示されるように屋根材3は、軒側(軒棟方向における下側)の屋根材3から棟側(軒棟方向における上側)に向かって順に葺かれる。
屋根材3は左右方向に隣接する屋根材3と端面同士を突き合わせて配置される。左右方向に隣接する屋根材3の軒側端面は軒棟方向において揃えて配置される。屋根材3は、下段の屋根材3とその左右長さの1/2の寸法だけずらして配置される。屋根材3は、棟側部分に上段両側に位置する屋根材3の軒側部分が重ねて載置される。具体的には、屋根材3は棟側の略半部に、この上段両側に位置する屋根材3の軒側の略半部が重ねて載置される。屋根材3は、軒側の略半部が上面を露出させる曝露部6となり、棟側の略半部が上段の屋根材3によって上面が覆われる非曝露部7となる。
換気口カバー1は図1に示されるように左右方向に並ぶ二枚の屋根材3上に跨って設けられる。以下、これら換気口カバー1が設置される屋根材3を下段屋根材3Aと記載する。
屋根下地2には、図2に示されるように建物内部の屋根裏空間を屋外に連通させる換気口4が設けられる。換気口4は平面視で軒棟方向と直交する左右方向に長い長方形状に形成される。換気口4は下段屋根材3Aの施工前に設けられる。
図4に示されるように隣り合う下段屋根材3Aの突き合わせ側端部の棟側端部には、切欠8が形成されている。両下段屋根材3Aは、両切欠8によって構成される長方形状の開口部9の軒側端部に換気口4が配置されるように屋根下地2上に設けられる。
屋根下地2の開口部9に対応する部分において換気口4を設けた箇所以外の部分には、下段屋根材3Aと同じ厚みを有する屋根材10が載置される。屋根材10としては、例えば前記切欠8を形成するにあたって下段屋根材3Aを切り取って得られた部分が用いられる。
図2に示されるように換気口カバー1は、換気口4を覆うカバー部材11と、カバー部材11の軒側端部に連結される流路形成部材13を備えている。
流路形成部材13は鋼板を折り曲げて形成したものであり、左右方向に長い長尺な部材である。流路形成部材13は屋根材3と左右方向の長さが同じである。
流路形成部材13は、連結部22、フランジ部23、立上片部24、及び水返し片部25を有している。連結部22は、横片部26、突片部27、及び接続片部28を有している。接続片部28は横片部26の棟側端部から下側に向けて突出している。突片部27は横片部26の軒側端部から下方に突出している。突片部27の下端は接続片部28の高さ方向の中程に位置している。
フランジ部23は、接続片部28の下端部(連結部22の下端部)から軒側に向けて突出している。立上片部24はフランジ部23の軒側端部に形成されている。水返し片部25はフランジ部23から上側に突出している。水返し片部25は軒棟方向において立上片部24と突片部27の間に配置される。
流路形成部材13の長手方向における複数箇所には補強具30が設けられる。各補強具30は、上片32と下片33を縦片34で接続した側断面略コ字状に形成されている。各補強具30の上片32、縦片34、及び下片33は、流路形成部材13の横片部26、接続片部28、及びフランジ部23に沿って配置される。下片33とフランジ部23は図示しないビスにより締結される。
流路形成部材13は図4に示されるように両下段屋根材3Aに跨って載置される。流路形成部材13は、各下段屋根材3Aに対して左右長さの1/2の寸法だけずらして設けられる。流路形成部材13は、両下段屋根材3Aにおいて、曝露部6に対応する部分と、非曝露部7に対応する部分との境界部に設けられ、開口部9よりも軒側に配置される。流路形成部材13は釘やビス等の固着具を用いて屋根下地2に固定しても構わない。
流路形成部材13のフランジ部23は図2に示される防水材、例えばEPDM発泡体35を介して両下段屋根材3Aに載置される。このため、下段屋根材3Aの上面に沿って雨水が吹き上げられたとしても、この雨水は両下段屋根材3Aの上面とフランジ部23の下面との間に浸入し難い。また、吹き上げられた雨水が換気口カバー1により堰き止められて横走りしても、隣り合う上段屋根材3Bの軒側端面部よりもフランジ部23が軒側に位置しているため、横走りした雨水が隣り合う上段屋根材3Bの軒側端面部に流れ込み難くなり、換気口カバー1付近での雨水の浸入が抑制されるものである。
図5に示されるように各下段屋根材3Aの左右方向において流路形成部材13の端部に対応する箇所には捨板14が載置される。各捨板14は軒棟方向に長い長方形状に形成されている。各捨板14の軒側端部は流路形成部材13の端部と下段屋根材3Aの間に挿入される。各捨板14の軒側縁は軒棟方向においてフランジ部23の軒側縁(立上片部24)と同位置に配置される。各捨板14は釘やビス等の固着具を用いて屋根材3を通して屋根下地2に固定してもよい。
図6にも示されるように、カバー部材11は鋼板を折り曲げて下方に開口する扁平な箱状に形成されたものである。カバー部材11は屋根材3と左右方向の長さが略同じである。また、カバー部材11と屋根材3の曝露部6は軒棟方向の長さが略同じである。
カバー部材11は、上面部15と、左右両側の側面部16と、軒側端面部17と、棟側面部18を有している。上面部15、側面部16、軒側端面部17、及び棟側面部18は、カバー部材11の上面、側面、軒側端面、及び棟側の面の夫々を構成する。
図2に示されるようにカバー部材11の軒側端面部17は、上面部15の軒側縁部から下側に向けて突出している。軒側端面部17の下端はカバー部材11の厚み方向における中程に位置している。棟側面部18は下側程棟側に位置するように傾斜している。棟側面部18の棟側端部には棟側に向けて突出する載置片部12が形成されている。
図6に示されるようにカバー部材11の各側面部16は、対応する捨板14を介して下段屋根材3Aに載置される。具体的には、カバー部材11の各側面部16は捨板14の幅方向中間部に載置される。このようにカバー部材11の側面部16を捨板14を介して下段屋根材3Aに載置することで、捨板14と下段屋根材3Aの間において換気口4側への雨水の浸入を抑制することができる。また、カバー部材11を捨板14と別体にしたことで、カバー部材11を簡易形状にすることができる。また、捨板14の幅方向における換気口4側の部分は側面部16よりも換気口4側に配置される。このため、カバー部材11と捨板14の間から換気口4側に雨水が浸入したとしても、この雨水を傾斜した捨板14の上面に沿って軒側に流すことができる。従って、開口部9に臨む屋根下地2や換気口4側には雨水が至り難くなる。
図2及び図6に示されるようにカバー部材11の載置片部12はパッキン19を介して屋根材10及び下段屋根材3Aに載置される。具体的には、載置片部12の左右方向における中央部は、パッキン19を介して屋根材10に載置される。載置片部12の左右方向における両側部分(端部を除く)はパッキン19を介して対応する下段屋根材3Aに直接載置される。載置片部12の左右方向の両端部はパッキン19及び対応する捨板14を介して対応する下段屋根材3Aに載置される。
カバー部材11の上面部15は、流路形成部材13の横片部26に載置される。カバー部材11の上面部15は、固着具を用いて流路形成部材13の横片部26に連結される。この固着具としては、例えば上面部15から横片部26を通して上片32にねじ込まれるビスが用いられる。
カバー部材11の棟側面部18又は上面部15は、換気口4の上側に隙間を介して配置される。これにより換気口4の上側は棟側面部18又は上面部15によって覆われる。
カバー部材11の軒側端面部17は、軒棟方向において流路形成部材13の立上片部24と水返し片部25の間に配置される。軒側端面部17の下端部とフランジ部23の上面の間には、軒側に向けて開口し、換気口カバー1の内外を連通させる通気口20が形成される。
フランジ部23の上面と突片部27の下端の間には隙間29が形成されている。カバー部材11の上面部15と流路形成部材13の水返し片部25の間には隙間36が形成される。通気口20は、隙間36、隙間29、及び接続片部28に形成された通孔(不図示)を順に介して換気口4に連通する。この通気口20と換気口4とを連通させる流路は上下に蛇行している。このため通気口20から換気口カバー1の内部に雨水が浸入したとしても、この雨水が換気口4に至り難くなる。
流路形成部材13の両下段屋根材3Aの上面に沿って配置されたフランジ部23は、カバー部材11の軒側端面部17よりも軒側に突出する。このフランジ部23の突出部分は下段屋根材3Aの曝露部6に対応する部分の上に配置される。
フランジ部23の軒側端部から立ち上げた立上片部24は、通気口20及び軒側端面部17に対向する。立上片部24の上部と軒側端面部17の間には上方に開口する隙間37が形成される。隙間37は通気口20と換気口カバー1の外部を連通させる。すなわち、換気口カバー1の外部は、隙間37及び通気口20を順に介して換気口4に連通する。
立上片部24には、屋根材3の上面に沿って吹き上げられて通気口20に向かう雨水が当たるようになっている。このため、屋根材3の上面に沿って雨水が吹き上げられたとしても、この雨水が通気口20に至ることを抑制できる。
図1に示されるように換気口カバー1の左右両側には各下段屋根材3Aの一段上の屋根材3が設けられる。以下、これら屋根材3を上段屋根材3Bと記載する。
各上段屋根材3Bの曝露部6は対応する下段屋根材3Aの非曝露部7上に配置される。ここで、各上段屋根材3Bの曝露部6における換気口カバー1側の端部は対応する捨板14を介して下段屋根材3Aに載置される。
各上段屋根材3Bの曝露部6における換気口カバー1側の端面は換気口カバー1の対応する側面部16に近接する。ここで、「近接」とは、上段屋根材3Bの端面が換気口カバー1の側面部16の外面に当接する又は近傍の位置に配置される状態をいう。なお、近接された上段屋根材3Bの端面と換気口カバー1の側面部16の外面とはシーリングにより防水処理してもよい。
各上段屋根材3Bの軒側端面は、軒棟方向において換気口カバー1の軒側端面部17と揃えて配置される。これにより各上段屋根材3Bの軒側端面と換気口カバー1の軒側端面部17の軒側の面とが略面一となり、換気口カバー1は屋根材3と一体的な外観となる。
ここで、換気口カバー1のフランジ部23は、各上段屋根材3Bの軒側端面よりも軒側に突出する。このため、雨水が上段屋根材3Bの軒側端面に沿って換気口カバー1側に向かって流れる横走りが生じたとしても、この雨水が両下段屋根材3Aの上面とフランジ部23の下面との間に浸入し難くなる。
屋根下地2における両上段屋根材3Bの非曝露部7の間の部分(換気口カバー1の直ぐ棟側に位置する部分)の上には、上段屋根材3Bの非曝露部7と略同大同形の屋根材21(図2参照)が設けられる。屋根材21の軒側端部は換気口カバー1の載置片部12に載置される。各上段屋根材3Bの非曝露部7及び屋根材21の上にはさらに上段の屋根材3の曝露部6が設けられる。
前記の屋根の換気構造を形成するにあたっては、例えば以下の施工がなされる。まず、屋根下地2に換気口4が設けられる。次に屋根下地2上に各下段屋根材3Aが設けられる。次に両下段屋根材3Aの上に補強具30が設けられた流路形成部材13が設けられる。次に各下段屋根材3Aの上に捨板14が設けられる。次にカバー部材11が両下段屋根材3Aの上に配置され、このカバー部材11が流路形成部材13に連結される。次にカバー部材11の両側に上段屋根材3Bが設けられ、また、換気口カバー1の棟側に屋根材21が設けられる。そして、各上段屋根材3Bのさらに一段上の屋根材3が設けられる。なお、カバー部材11の両側に上段屋根材3Bが設ける際の目印として、図4に示されるようにフランジ部23の側端部に切り込みなどのマーク49を設けてもよい。この場合、施工が容易になるとともに、突出するフランジ部23の突出量を安定して確保することができるものである。
以上説明した本実施形態の換気口カバー1は、下段屋根材3Aに載置され且つ上段屋根材3Bと並べて設けられて屋根下地2に形成された換気口4を覆うものであり、上段屋根材3Bの軒側端面と揃えて配置される軒側端面部17を有している。このため、施工した換気口カバー1を屋根材3と一体的な外観にすることができる。
また、軒側端面部17には換気口4に通じる通気口20が形成され、フランジ部23の軒側端部には通気口20に対向配置される立上片部24が形成されている。このため、屋根材3の上面に沿って雨水が吹き上げられたとしても、この雨水が通気口20を介して換気口カバー1の内部に侵入することを抑制できる。
(第二実施形態)
次に第一実施形態とは異なる第二実施形態について説明する。なお、以下の説明では、第一実施形態と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
第二実施形態の換気口カバー1は、図7乃至図9に示されるようにカバー部材11の上面部15に通気口20が形成されている。通気口20は、上面部15の左右方向における複数箇所において軒棟方向に複数設けられている。各通気口20は左右方向に長いスリット状に形成されている。各通気口20は上面部15に切り溝を形成し、図8に示されるようにこの切り溝に隣接する部分を下面側に突出させることで形成されている。カバー部材11の軒側端面部17は下段屋根材3Aの上面付近まで延びている。フランジ部23は軒側端面部17の下端部から軒側に向けて突出している。なお、図8ではフランジ部23と下段屋根材3Aの間に僅かな隙間が図示されているが、実際にはフランジ部23は下段屋根材3Aの上面に接するように設けられる。
カバー部材11の上面部15の下面には補助具41が設けられる。補助具41は側断面逆L字状の鋼板である。補助具41の横片42はリベット等の固着具を用いて上面部15に固着される。補助具41の縦片43は上面部15から下側に向けて突出する。
換気口カバー1は、流路形成部材13に代えて流路形成部材39を備えている。流路形成部材39は、左右方向に長い長尺な部材であり、沿片部44、棟側立上片部45、及び軒側立上片部46を有している。
沿片部44は板状に形成されており、両下段屋根材3Aに載置される。沿片部44はカバー部材11の上面部15の下方にスペーサー47を介して配置されており、リベット48により上面部15に連結されている。
棟側立上片部45及び軒側立上片部46は沿片部44から上側に向けて突出している。棟側立上片部45は軒棟方向において補助具41の縦片43よりも棟側に配置される。軒側立上片部46は軒棟方向において補助具41の縦片43よりも軒側に配置される。また、軒側立上片部46は軒棟方向において通気口20よりも棟側に配置される。
通気口20は、カバー部材11の上面部15と軒側立上片部46の間、補助具41の縦片部43と沿片部44の間、及び棟側立上片部45と上面部15の間を順に介して換気口4に連通する。この通気口20と換気口4とを連通させる流路は上下に蛇行している。
本実施形態の換気口カバー1も、上段屋根材3Bの軒側端面と揃えて配置される軒側端面部17を有している。このため、施工した換気口カバー1を屋根材3と一体的な外観にすることができる。
また、フランジ部23は、第一実施形態のフランジ部23と同様に、軒側端面部17よりも軒側に向けて突出して下段屋根材3Aの上面に沿って配置される。このため、換気口カバー1の内部には雨水が浸入し難くなり、換気口4から建物内部に雨水が浸入し難くなる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で必要に応じて適宜設計変更可能である。
1 換気口カバー
2 屋根下地
3A 下段屋根材
3B 上段屋根材
4 換気口
17 軒側端面部
20 通気口
23 フランジ部
24 立上片部

Claims (2)

  1. 傾斜した屋根下地上に、下段屋根材と、この下段屋根材上に軒側部分を重ねた上段屋根材とが設けられる屋根において、前記下段屋根材に載置され且つ前記上段屋根材と並べて設けられて前記屋根下地に設けられた換気口を覆う前記換気口カバーであって
    前記上段屋根材の軒側端面と揃えて配置される軒側端面部と
    前記軒側端面部よりも軒側に向けて突出して前記下段屋根材の上面に沿って配置されるフランジ部と、
    軒側端部が前記フランジ部の端部と前記下段屋根材の間に挿入される捨板と、を有することを特徴とする換気口カバー。
  2. 前記軒側端面部に前記換気口に通じる通気口が形成され、前記フランジ部の軒側端部に前記通気口に対向配置される立上片部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の換気口カバー。
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