JPH1171872A - 屋根の換気装置 - Google Patents

屋根の換気装置

Info

Publication number
JPH1171872A
JPH1171872A JP23473697A JP23473697A JPH1171872A JP H1171872 A JPH1171872 A JP H1171872A JP 23473697 A JP23473697 A JP 23473697A JP 23473697 A JP23473697 A JP 23473697A JP H1171872 A JPH1171872 A JP H1171872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
roof
ventilation frame
hanging wall
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23473697A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Nagano
龍博 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP23473697A priority Critical patent/JPH1171872A/ja
Publication of JPH1171872A publication Critical patent/JPH1171872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水性の向上を図り、配線等を換気通路に屈
曲を少なくして挿通可能にする。 【解決手段】 屋根1に設けた換気用開口部6に、筒状
水切部材7を取付け、水切部材7の外側にこれを囲む換
気枠9を取付けると共に、換気枠9との間で換気通路1
0を形成するカバー11を換気枠9に取付けてなる屋根
の換気装置2において、換気枠9の立上り壁9Aに水切
り部15を設け、カバー11の天板11A下面に、下端
部が水切り部15に平行でかつオーバーラップする水切
り部23を備えた垂下壁12を設け、垂下壁12をゴム
等の可焼性のある弾性材により構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋根に設け
られる換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の屋根面には、建物内を常時換気し
ておくための換気装置を設けることがあり、図5,6に
示す屋根面換気装置41が採用されている。この屋根面
換気装置41は、図6に示すように、屋根40の野地板
42に設けた開口部43に、捨水切りパイプ44を屋根
釘45により固着し、この捨水切りパイプ44の外周側
にこれを囲むようにアルミニウム合金鋳物からなる換気
枠46をタッピングビス(図示省略)により固着し、こ
の換気枠46に化粧を兼ねたカバー47を取付けたもの
である。
【0003】そして、前記換気枠46の棟側を除く三方
には、立上り壁48,49,50が一体的に設けられ、
カバー47の下面には前記立上り壁48,49間に位置
して垂下壁51が設けられ、換気枠46とカバー47の
間に換気津通路2が形成されている。また、屋根には、
太陽電池やTVアンテナを設置することがあり、配線、
ケーブル等53を屋根面換気装置41の換気通路52を
通して建物内に引き込むことが行なわれている(図6参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、屋根面換気
装置41の換気通路52を、配線53等の挿通路とする
場合、図6に示すように、配線53をW字状に屈曲させ
なければならず、配線53等が断線する恐れがある。本
発明は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、防水性の向上を図ることがで
き、配線等を屈曲を少なくして挿通可能な屋根の換気装
置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、屋根に設けた換気用開口部に、筒状水切部材を取
付け、該水切部材の外側にこれを囲む換気枠を取付ける
と共に、換気枠との間で換気通路を形成するカバーを該
換気枠に取付けてなる屋根の換気装置において、前記換
気枠の立上り壁に、外側上部に位置して外方に突出する
水切り部を設け、前記カバーの天板下面に、下端部が前
記水切り部に平行でかつオーバーラップする水切り部を
備えた垂下壁を設け、該垂下壁及び/又は立上り壁の水
切り部を可焼性のあるゴム、軟質系樹脂などの弾性材に
より構成したことを特徴としている。
【0006】この場合、換気通路から建物内に風と共に
流入しようとする雨水は、オーバーラップする両水切り
部により阻止され、外部に排出される。したがって、防
水性能が向上する。また、太陽電池やTVアンテナの配
線を通す場合、前記垂下壁が外方に撓むので、前記配線
を無理に曲げることなく通すことができ、断線等による
損傷を防止することができる。
【0007】また、本発明は、前記垂下壁を取付部を残
し又は全部周方向に複数分割したものであるから、配線
を通す部分の垂下壁のみを部分的に外方に撓ませること
により、垂下壁全体に無理が生ぜず、容易に配線を挿通
でき、しかも防止性の低下を最小限とすることが可能で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
き説明する。図1〜図3は、本発明の一実施形態を示
し、建物の勾配がある屋根1面に配設された換気装置2
である。同図において、屋根1の下地となる野地板3
は、屋根流れ方向に勾配をもって配設され、この野地板
3の上面には、アスファルトフェルト等よりなる防水シ
ート4を介して屋根瓦5が葺かれ、野地板3の下面は図
外の垂木で支持されている。そして、各屋根瓦5は、ほ
ぼ平板状でかつ幅広のものが採用され、野地板3の軒先
側より棟側に向って、順次ラップするように葺き上げら
れている。
【0009】屋根面換気装置1が設けられる部分の野地
板3には、通気開口部6(円形又は四角形)が設けら
れ、この開口部6に筒状水切部材7(捨水切パイプとも
いう)が屋根釘8により固着されている。この屋根面換
気装置1は、前記水切部材7と、該水切部材7の外周を
囲むように取付けられる換気枠9と、該換気枠9の上部
を覆いかつ換気枠9との間で換気通路10を形成するカ
バー11と、該カバー11の下面に固着された水切り垂
下壁12とを備えている。
【0010】前記水切部材7は、筒状(円又は四角形)
の本体部7Aと、該本体部7A外側下部に張出し状に設
けられた取付部7Bとを有し、アルミニウム合金により
鋳造されており、前記防水シート4上に載置され、前述
のように、屋根釘8により野地板3に固着されており、
取付部7Bの外周にシーリング13が施されている。そ
して、前記屋根瓦5の端部が前記取付部7B上に載るよ
うに葺かれ、屋根瓦5端と本体部7Aの間にもシーリン
グ14が施されている。
【0011】前記換気枠9は、アルミニウム合金により
鋳造され、前記水切部材7の本体部7Aの外側を囲む立
上り壁9Aが、左右方向中央部でかつ棟側端部寄りに立
設されており、該立上り壁9Aの外周上部に棟側を除い
て、立上り壁9A上端面と平行な板状水切り部15が設
けられている。なお、該換気枠9には、取付孔(図示省
略)が設けられ、タッピングネジ(図示省略)により野
地板3に固定するようになっている。
【0012】そして、水切部材7と換気枠9の間には、
加硫ゴム等からなる防水シート16が設けられると共
に、本体部7A上端部と立上り壁9Aとの間にリング状
のバックアップ材17及びシーリング18が嵌装されて
いる。前記カバー11は、アルミニウム合金により鋳造
されており、天板11A外周に下向きの鍔11Bを備
え、該鍔11Bの棟側は図1に示すように、段差部19
を介して防水シート16にまで達するスカート部20が
設けられている。そして、前記天板11Aの下面には、
棟側を除く三方に垂下壁12を取付けるための台座21
が形成され、該台座21内側には、保温材22が貼着さ
れている。
【0013】前記垂下壁12は、ゴム又は軟質系樹脂等
の可焼性のある弾性材からなり、上端に前記台座21に
対応して取付部12Aが外向きに形成され、下端に換気
枠7の水切り部15に対応してこれにオーバーラップす
る水切り部23が内向きに形成されており、図2に示す
ように、取付部12Aを残して周方向に4分割されてい
る。なお、垂下壁12は、取付部12Aを残すことな
く、4分割又は複数分割することがができる。前記取付
部12Aには、取付孔24を設けてある。
【0014】また、前記水切り部23は、前記換気枠9
の水切り部15とのオーバーラップ間隔が一定となるよ
うに、しかも、両水切り部15,23の先端と立上り壁
9A、垂下壁12との間隔も一定となるように構成され
ている。そして、前記垂下壁12の取付部12Aは、カ
バー11の台座21にその取付孔24を利用して、タッ
ピングネジ25により着脱可能に取付けられている。
【0015】前記カバー11の天板11Aには、前記換
気枠9の水切り部15に対応する位置に、複数の取付孔
26が設けられている。また、天板11Aの下面には、
間隔保持パイプ27が前記取付部26と同心状に固着さ
れており、前記両水切り部15,23間隔が一定になる
ようにしてある。そして、取付孔26及び間隔保持パイ
プ27に挿通したタッピングビス28により、カバー1
1を換気枠9の水切り部15に、着脱可能に取付けうる
ようになっている。
【0016】前記換気枠9の外端部と、カバー11の鍔
11B下端縁との間には、防虫ネット29が取付けら
れ、外側の通気開口30から虫等が入らないようにして
ある。図1において、31はパッキン材で、換気枠9と
カバー11の段差部19との間に介装され、棟側から流
下する雨水の侵入を防止している。上記実施形態によれ
ば、換気枠9とカバー11の間に形成された換気通路1
0により、建物の屋内外を常時換気することができる。
そして、降雨時に通気開口30から吹き込まれた風雨
は、垂下壁12に当って一端外側に戻され、垂下壁12
の下側に廻り込んだ雨水は、垂下壁12の水切り部23
及び換気枠9の立上り壁9Aに当り、オーバーラップし
ている上下水切り部15,23の間で完全に水切りさ
れ、雨水の侵入が阻止される。なお、風が強い場合、垂
下壁12が風圧で内側に撓むことにより、上下水切り部
15,23間隔が狭められ、雨水の侵入防止効果が高ま
る。
【0017】そして、屋根1上に太陽電池やTVアンテ
ナを設置してその配線32を、図4に示すように、前記
換気通路10を利用して屋内に引き込む場合、カバー1
1に取付けた垂下壁12が可焼性を有するので、配線3
2を挿通する部分が外方に撓み、配線32の屈曲がゆる
やかとなり、配線32が無理に屈曲されないので、断線
などの損傷を起すことがない。しかも、垂下壁12を周
方向に複数分割してあるので、この分割部分に配線32
を通すことで、垂下壁12の外側への撓みを少なくで
き、防水効果の減少を最小限にすることができる。
【0018】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば、水切部材7の立上り壁7A、換気枠
9の立上り壁9Aを角筒形とし垂下壁12を前記立上り
壁9Aに対応させた形状とすることができ、また、方形
屋根の頂部に設置される換気装置にも採用でき、さら
に、垂下壁12を周方向に分割しないものとすることも
できる。そして、換気枠9の水切り部15を、可焼性の
ある弾性材により構成でき、場合によっては、垂下壁1
2及び/又は水切り部15を可焼性のある弾性材により
構成することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、換気枠の立上り壁に外
方に突出する水切り部を設け、換気枠を覆うカバーの天
板下面に、前記水切り部に平行でかつオーバーラップす
る水切り部を備えた垂下壁を配設し、該垂下壁及び/又
は立上り壁の水切り部を可焼性のあるゴム、軟質系樹脂
などの弾性材により構成したので、水切り効果が高ま
り、防水性を向上させることができ、配線等をその屈曲
を少なくして挿通可能である。
【0020】また、前記垂下壁を取付部を残して又は全
体を周方向に複数分割することにより、配線等を屈曲を
少なくして、しかも防水性を損なうことなく換気通路に
挿通できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す中央縦断面図であ
る。
【図2】同実施形態におけるカバーの裏面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】同実施形態における換気通路に配線を通した状
態を示すA−A線断面図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】図5の中央横断面(図1のA−A線断面相当)
図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 換気装置 6 換気用開口部 7 水切部材 9 換気枠 9A 立上り壁 10 換気通路 11 カバー 11A 天板 12 垂下壁 12A 取付部 15 水切り部 23 水切り部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根に設けた換気用開口部に、筒状水切
    部材を取付け、該水切部材の外側にこれを囲む換気枠を
    取付けると共に、換気枠との間で換気通路を形成するカ
    バーを該換気枠に取付けけてなる屋根の換気装置におい
    て、 前記換気枠の立上り壁に、外側上部に位置して外方に突
    出する水切り部を設け、前記カバーの天板下面に、下端
    部が前記水切り部に平行でかつオーバーラップする水切
    り部を備えた垂下壁を設け、該垂下壁及び/又は立上り
    壁の水切り部を可焼性のあるゴム、軟質系樹脂などの弾
    性材により構成したことを特徴とする屋根の換気装置。
  2. 【請求項2】 前記垂下壁を取付部を残し又は全部周方
    向に複数分割したことを特徴とする請求項1に記載の屋
    根の換気装置。
JP23473697A 1997-08-29 1997-08-29 屋根の換気装置 Pending JPH1171872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23473697A JPH1171872A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 屋根の換気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23473697A JPH1171872A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 屋根の換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1171872A true JPH1171872A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16975562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23473697A Pending JPH1171872A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 屋根の換気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1171872A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189296A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Misawa Homes Co Ltd 換気塔構造
JP2013204232A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Kmew Co Ltd 換気口カバー
EP2762794A1 (en) * 2013-02-04 2014-08-06 FAKRO PP Sp. z o.o. Roof-penetrating air outlet

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189296A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Misawa Homes Co Ltd 換気塔構造
JP2013204232A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Kmew Co Ltd 換気口カバー
EP2762794A1 (en) * 2013-02-04 2014-08-06 FAKRO PP Sp. z o.o. Roof-penetrating air outlet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7901278B2 (en) Hybrid metal-plastic roof vent
JP7005002B2 (ja) 太陽電池等のケーブル引込ユニット及び太陽電池等のケーブル引込ユニットの施工方法
JP2010084415A (ja) 換気棟の取付方法及び取付構造
JPH1171872A (ja) 屋根の換気装置
JP2931240B2 (ja) 太陽電池モジュールを有する建物
JP4651572B2 (ja) 勾配対応型換気棟
JP5543986B2 (ja) 換気構造及び建物
JP2001254492A (ja) 建物換気装置構造
JP3108289B2 (ja) 太陽電池屋根
JPH11210104A (ja) 換気棟構造
JP3583111B2 (ja) 換気棟構造
JP4109980B2 (ja) 棟換気装置及び該装置を用いた棟換気構造
JPH11190077A (ja) 換気棟構造
JP2000257228A (ja) 屋根面換気ユニット
GB2290568A (en) Ventilation tile
JP2007321466A (ja) 水切り部材
JP2802021B2 (ja) 屋根面換気ユニット
JPS6143877Y2 (ja)
JP3607099B2 (ja) 瓦棟構造及び棟排気システム
JPS6345460Y2 (ja)
JPS6243054Y2 (ja)
JP2000345669A (ja) 換気棟構造
JPH11256750A (ja) 小屋裏換気構造
JPH0118744Y2 (ja)
JPH102078A (ja) 屋根用換気装置