JP2021147798A - 屋根板材 - Google Patents

屋根板材 Download PDF

Info

Publication number
JP2021147798A
JP2021147798A JP2020046114A JP2020046114A JP2021147798A JP 2021147798 A JP2021147798 A JP 2021147798A JP 2020046114 A JP2020046114 A JP 2020046114A JP 2020046114 A JP2020046114 A JP 2020046114A JP 2021147798 A JP2021147798 A JP 2021147798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof plate
plate material
side portion
upper side
projecting piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020046114A
Other languages
English (en)
Inventor
繁 井上
Shigeru Inoue
繁 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoue Shoji KK
Original Assignee
Inoue Shoji KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue Shoji KK filed Critical Inoue Shoji KK
Priority to JP2020046114A priority Critical patent/JP2021147798A/ja
Publication of JP2021147798A publication Critical patent/JP2021147798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【課題】側部を上下に重ねて複数枚を並設しつつ、裏側への雨水の浸入を防止することのできる屋根板材の提供。【解決手段】下地材2で支持する複数枚の屋根板材3を並設する。下側側部4及び上側側部5を上下に重ねて重ね部6を構成する。下側側部4に、下側側部4及び上側側部5の間に浸入した雨水を流し込む排水溝7を形成する。万一、経年劣化などによって重ね部6に隙間ができた際、その隙間に浸入した雨水を排水溝7で受けて屋根板材3の裏側への浸入を防止する。【選択図】 図2

Description

本発明は、複数枚を並設しつつ下地材で支持して屋根構造を構成する屋根板材に関するものである。
一般に、屋根構造は、屋根材を下地材で支持して構成されることが多く、その屋根材として、例えば、比較的に厚くて剛性の大きい複数の屋根材をその端面を嵌合させるなどして接続し、一枚の大型の屋根材に構成することがある。
ただ、厚くて剛性の大きい屋根材の端面を嵌合させるなどして接続することにより、屋根材を誤って接続した際や、補修する際に、その接続を取り外すのが難しくなりやすく、しかも、施工誤差などによるずれを屋根材の接続部分で吸収することができない。
これに対し、例えば図5(特許文献1)に示すように、比較的に薄い複数枚の屋根板材101をその板幅方向に並設しつつ下地材102で支持するものとし、さらに、屋根板材101の側部103、104を上下に重ねるようにして順に配置することが考えられる。この構造により、屋根板材101を必要に応じて比較的に容易に取り外すことができると共に、施工誤差などによるずれを屋根板材101の接続部分で吸収することができる。
特開平11−210177(段落0016〜0018、図4、5)
ところが、屋根板材の側部を上下に重ねた構造では、万一、経年劣化などにより、重ね部に隙間ができたような場合には、その隙間に雨水が吹き込むなどして、屋根板材の裏側に雨水が浸入するおそれがある。
本発明は、側部を上下に重ねて複数枚を並設しつつ、裏側への雨水の浸入を防止することのできる屋根板材の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る屋根板材は、下地材で支持して屋根構造を構成するものであり、側部を上下に重ねて重ね部を構成しつつ複数枚を並設するよう設定し、側部のうちの下側に重ねる下側側部に、重ね部における上下の側部の間に浸入した雨水を流し込む排水溝を形成したものである。
上記構成によれば、屋根板材の側部を上下に重ねて複数枚を並設するので、屋根板材を必要に応じて比較的に容易に取り外すことができると共に、施工誤差などによるずれを屋根板材の重ね部で吸収することができる。しかも、下側側部に、重ね部に浸入した雨水を流し込む排水溝を形成するので、万一、経年劣化などによって重ね部に隙間ができ、上下の側部の間に雨水が吹き込むなどしたとしても、その雨水を排水溝で受けることができる。これにより、例えば屋根板材の隙間を覆う別部材のカバーを設けることなく、屋根板材の側部を上下に重ねただけの簡単な構成により、屋根板材の裏側への浸入を防止することができる。
また、排水溝を、側部のうちの上側に重ねる上側側部で密閉状態に覆うようにしてもよい。
この構成によると、排水溝を密閉状態に覆うので、大量の雨水が重ね部に浸入して排水溝に流れ込んだとしても、その雨水がさらに排水溝から溢れて屋根板材の裏側に浸入するのを防止することができる。
また、下側側部に、排水溝よりも中央側から上向きに突出して上側側部を支持する支持突片を形成し、この支持突片の先端を側方から覆うよう、上側側部の側縁部を下向きに折曲し、支持突片と上側側部の側縁部とに間に、毛細管現象による重ね部への雨水の浸入を阻止する隙間を形成するようにしてもよい。
この構成によると、下側側部のうちの排水溝よりも中央側に支持突片を形成するので、支持突片により、屋根板材の表側の雨水が排水溝に流れ込むのを阻止することができ、しかも、上側側部の側縁部を下向きに折曲して支持突片の先端を側方から覆うので、支持突片の先端と上側側部との接触部位に雨水が吹き付けられて浸入するのを阻止することができる。さらに、支持突片と上側側部の側縁部とに間に十分な大きさの隙間を形成して毛細管現象を阻止するので、下向きに折曲した上側側部の側縁部に沿って雨水が浸入するのを防止することができる。
また、上側側部の近傍を下地材にボルト締結するようにしてもよい。
この構成によると、下地材にボルト締結することによって、上側側部を下側側部に押し付けて密着させることができ、重ね部への雨水の浸入を防止することができる。
また、本発明は、上記の屋根板材を下地材で支持すると共に、複数枚の屋根板材をその側部を上下に重ねて重ね部を構成しつつ並設した屋根構造を提供する。
この構成によると、上記の屋根板材の構成を採用することによる効果と同様の効果を奏することができる。
以上のとおり、本発明によると、複数枚の屋根板材の側部を上下に重ねて重ね部を構成し、さらに、側部のうちの下側側部に、重ね部に浸入した雨水を流し込む排水溝を形成している。これにより、屋根板材の取り外しを可能にすると共に、施工誤差などによるずれを屋根板材の重ね部で吸収することができ、しかも、重ね部に隙間ができたとしても、吹き込んだ雨水を排水溝で受けて屋根板材の裏側に浸入するのを防止することができる。
本発明に係る屋根板材を備えた屋根構造の断面図 図1の要部拡大図 重ね部を構成する前の状態を示す断面図 図3の要部拡大図 従来の屋根構造の要部断面図
以下、本発明に係る屋根板材を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
図1、図2に示すように、屋根構造1は、下地材2で支持するよう複数枚の屋根板材3を並設すると共に、互いに隣接する屋根板材3の側部4、5を上下に重ねて重ね部6を構成したものであり、屋根板材3の側部4、5のうちの下側に重ねられる下側側部4に、重ね部6における上下の側部4、5の間に浸入した雨水を流し込む排水溝7を形成したものである。
下地材2は、例えば、断面L形でアルミニウム製の押出型材とされ、複数の下地材2が間隔をあけて配置されて、この複数の下地材2に掛け渡すように屋根板材3が配置されている。
屋根板材3は、例えばアルミニウム製の帯板状とされ、下側側部4とされる一方の側部4に、上方が開放された断面長方形の排水溝7が形成され、上側側部5とされる他方の側部5の近傍に、屋根板材3を下地材2に締結するボルト8の頭部を保持するためのボルトレール9が形成されている。排水溝7及びボルトレール9は、同じ突出高さで下側に突出して下地材2に当接し、下地材2から所定の高さに屋根板材3を位置決めする。
図3、4に示すように、複数の屋根板材3を下地材2で支持するには、まず、先の屋根板材3を複数の下地材2に掛け渡して、上側側部5の近傍をボルト8で締結する。次いで、隣接する屋根板材3を複数の下地材2に掛け渡して、その上側側部5で先の屋根板材3の下側側部4を覆い、下地材2のボルト孔10にボルト8を挿入して締結する。これにより、先の屋根板材3の下側側部4が下地材2に押し付けられて固定され、先の屋根板材3が両側部4、5で下地材2に固定される。同様の手順で、複数の屋根板材3を順に固定していくことにより、複数の屋根板材3が下地材2で支持される。
下側側部4には、その排水溝7の両溝壁のうちの中央側の溝壁から上向きに突出して上側側部5を支持する支持突片11が形成されている。支持突片11の先端は、例えばポリ塩化ビニルなどの弾性体からなるシール材12で覆われ、隣接する屋根板材3の上側側部5との間をシールするようになっている。
上側側部5は、支持突片11の先端を乗り越える部位が上向きに突出し、支持突片11を乗り越えた側縁部が支持突片11の先端を側方から覆うよう下向きに折曲され、支持突片11の先端と、これが支持する上側側部5との間に、雨水が直に吹き付けられるのを阻止する。支持突片11と上側側部5の側縁部との間には、十分な大きさの隙間13が形成され、毛細管現象により、支持突片11に沿って重ね部6に雨水が浸入するのを阻止している。
上側側部5の裏面には、ボルトレール9との間にわずかな間隔をあけて突条14が形成され、ボルトレール9と突条14との間に下側側部4の排水溝7の側縁を係合させるようになっている。これにより、下側側部4に、隣接する屋根板材3の上側側部5を重ねて重ね部6を構成した際、排水溝7を密閉状態に覆って、雨水が排水溝7から屋根板材3の裏側に流れ出すのを阻止する。
上記構成によれば、上側側部5の側縁部で支持突片11の先端を側方から覆って、雨水が直に吹き付けられるのを阻止し、支持突片11と上側側部5の側縁部との間に十分な大きさの隙間13を形成して毛細管現象を防止し、さらに、支持突片11の先端をシール材12で覆うので、支持突片11の先端と上側側部5との間から重ね部6に雨水が浸入するのを防止することができる。
さらに、屋根板材3の下側側部4に排水溝7を形成するので、重ね部6に雨水が浸入したとしても、その雨水を排水溝7に流し込んで、屋根板材3の裏側に浸入するのを防止することができる。さらに、上側側部5の近傍をボルト8で締結して下側側部4に押し付けると共に、ボルトレール9と突条14との間に排水溝7の側縁を係合させて、上側側部5で排水溝7を密閉状態に覆うので、排水溝7に流し込んだ雨水が屋根板材3の裏側に流れ出すのを阻止することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、下側側部4に排水溝7を形成していればよく、必ずしも、上側側部5の側縁部で支持突片11の先端を側方から覆う必要も、支持突片11と上側側部5の側縁部との間に隙間13を形成する必要も、支持突片11の先端をシール材12で覆う必要も、排水溝7を上側側部5で密閉状態に覆う必要もない。
1 屋根構造
2 下地材
3 屋根板材
4 側部(下側側部)
5 側部(上側側部)
6 重ね部
7 排水溝
8 ボルト
9 ボルトレール
10 ボルト孔
11 支持突片
12 シール材
13 隙間
14 突条

Claims (5)

  1. 下地材で支持して屋根構造を構成する屋根板材であって、側部を上下に重ねて重ね部を構成しつつ複数枚を並設するよう設定され、前記側部のうちの下側に重ねられる下側側部に、前記重ね部における上下の側部の間に浸入した雨水を流し込む排水溝が形成されたことを特徴とする屋根板材。
  2. 前記排水溝は、前記側部のうちの上側に重ねられる上側側部で密閉状態に覆われたことを特徴とする請求項1に記載の屋根板材。
  3. 前記下側側部に、排水溝よりも中央側から上向きに突出して上側側部を支持する支持突片が形成され、該支持突片の先端を側方から覆うよう、前記上側側部の側縁部が下向きに折曲され、前記支持突片と前記上側側部の側縁部とに間に、毛細管現象による重ね部への雨水の浸入を阻止する隙間が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根板材。
  4. 前記上側側部の近傍が下地材にボルト締結されたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の屋根板材。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の屋根板材が下地材で支持されると共に、複数枚の前記屋根板材がその側部を上下に重ねて重ね部を構成しつつ並設されたことを特徴とする屋根構造。
JP2020046114A 2020-03-17 2020-03-17 屋根板材 Pending JP2021147798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020046114A JP2021147798A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 屋根板材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020046114A JP2021147798A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 屋根板材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021147798A true JP2021147798A (ja) 2021-09-27

Family

ID=77851125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020046114A Pending JP2021147798A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 屋根板材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021147798A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5450421A (en) * 1977-09-30 1979-04-20 Daido Steel Co Ltd Hot tool steel
JPS5475016U (ja) * 1977-11-07 1979-05-28
JPS60117929U (ja) * 1984-01-19 1985-08-09 タキロン株式会社 波板
JPH0932208A (ja) * 1995-07-21 1997-02-04 Takubo Kogyosho Kk 屋根板の接続装置
JP2013023941A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Mizukuwa:Kk 屋根板材
JP2013064258A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd 横葺き用屋根材及び横葺き用屋根材の接続構造
JP2014163138A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Mizukuwa:Kk 屋根板材

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5450421A (en) * 1977-09-30 1979-04-20 Daido Steel Co Ltd Hot tool steel
JPS5475016U (ja) * 1977-11-07 1979-05-28
JPS60117929U (ja) * 1984-01-19 1985-08-09 タキロン株式会社 波板
JPH0932208A (ja) * 1995-07-21 1997-02-04 Takubo Kogyosho Kk 屋根板の接続装置
JP2013023941A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Mizukuwa:Kk 屋根板材
JP2013064258A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd 横葺き用屋根材及び横葺き用屋根材の接続構造
JP2014163138A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Mizukuwa:Kk 屋根板材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013124516A (ja) 独立構造体
US8869462B2 (en) Termination pocket for deck
JP5763252B1 (ja) 太陽電池パネル用防水パッド
JP2021147798A (ja) 屋根板材
JP2010084415A (ja) 換気棟の取付方法及び取付構造
JP5479033B2 (ja) 屋根構造
JP4093839B2 (ja) 太陽電池モジュールの屋根取付け構造体及び太陽電池アレイ
JP5993175B2 (ja) 換気口カバー
JP3920083B2 (ja) 雪止め構造
JP6962542B2 (ja) 笠木構造体
JP2011157697A (ja) 通気見切材の端部部材及び建築物の外壁構造
JP5170774B2 (ja) パネル体及び庇
JP2007285048A (ja) 勾配対応型換気棟
JP2015090042A (ja) 外壁の排水通気構造
US11939764B2 (en) Ventilation member and wall material construction structure
RU2810683C1 (ru) Вентиляционный элемент и строительная конструкция из стенового материала
JP6046550B2 (ja) 庇構造
JP6047078B2 (ja) 屋根上設置物の固定具及び屋根上設置物の固定構造
JP6144063B2 (ja) 瓦屋根の構造
JP6778305B2 (ja) 太陽電池モジュールの設置構造
JP7220901B2 (ja) 外設部材の取付構造の施工方法
JP6130132B2 (ja) 水切り構造
JP6755004B2 (ja) 太陽光発電装置及び太陽光発電装置付き屋根
JP2007182747A (ja) 外壁部の水抜き具及び排水構造
JP2006200131A (ja) 横ずれ防止金具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230905