JP2019178533A - 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法 - Google Patents

瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019178533A
JP2019178533A JP2018067803A JP2018067803A JP2019178533A JP 2019178533 A JP2019178533 A JP 2019178533A JP 2018067803 A JP2018067803 A JP 2018067803A JP 2018067803 A JP2018067803 A JP 2018067803A JP 2019178533 A JP2019178533 A JP 2019178533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
vent
ventilation unit
positioning
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018067803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7039020B2 (ja
Inventor
小栗 和彦
Kazuhiko Oguri
和彦 小栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Co Ltd
Original Assignee
Toko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toko Co Ltd filed Critical Toko Co Ltd
Priority to JP2018067803A priority Critical patent/JP7039020B2/ja
Publication of JP2019178533A publication Critical patent/JP2019178533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7039020B2 publication Critical patent/JP7039020B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】通気口から雨水が浸入することがない瓦用野地面換気ユニット、また野地板への通気口の形成が容易である瓦用野地面換気ユニットの施工方法を提供すること。【解決手段】野地板1との間に所定空間を形成する上面板材10と、上面板材10の前端から下方に延出させた前面板材20と、上面板材10の後端から下方に延出させた後面板材30と、上面板材10の両側端からそれぞれ下方に延出させた一対の側面板材40と、後面板材30の下端から後方に延出させて野地板1に当接させる後方当接板材50と、一対の側面板材40の下端から側方に延出させて野地板1に当接させる一対の側方当接板材60とを有し、上面板材10の前端12側の上前面10Fに、切り起こしによる切り起こし上面開口11を形成し、上面板材10の後端13側の上後面10Rを、切り起こし上面開口11を形成しない覆い面とし、覆い面の下方に通気口5を配置することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、建造物の屋根面に配置される瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法に関する。
特許文献1は、それぞれの桟木の間で、瓦と野地板との間に配設する屋根用換気ユニットを提案している。この屋根用換気ユニットは、箱形の本体と、本体の上面の高さを越える止水板とを備えており、止水板の両側を開放している。
特開2012−67549号公報
特許文献1による屋根用換気ユニットでは、ユニットの両側が開放されているため、瓦の隙間から瓦と野地板との間に流れ込む雨水がユニット内に浸入しやすい。
そこで本発明は、通気口から雨水が浸入することがない瓦用野地面換気ユニットを提供することを目的とする。
また本発明は、野地板への通気口の形成が容易であり施工性に優れる瓦用野地面換気ユニットの施工方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の瓦用野地面換気ユニット100は、建造物の屋根の野地板1に、瓦2を係止する複数の桟木3、4が取り付けられ、前記野地板1に通気口5を形成し、前記通気口5より高い位置にある前記桟木3と、前記通気口5より低い位置にある前記桟木4との間で、前記瓦2と前記野地板1との間に配設され、前記通気口5を覆う瓦用野地面換気ユニット100であって、前記野地板1との間に所定空間を形成する上面板材10と、前記上面板材10の前端12から下方に延出させた前面板材20と、前記上面板材10の後端13から下方に延出させた後面板材30と、前記上面板材10の両側端14からそれぞれ下方に延出させた一対の側面板材40と、前記後面板材30の下端から後方に延出させて前記野地板1に当接させる後方当接板材50と、一対の前記側面板材40の下端から側方に延出させて前記野地板1に当接させる一対の側方当接板材60とを有し、前記上面板材10の前記前端12側の上前面10Fに、切り起こしによる切り起こし上面開口11を形成し、前記上面板材10の前記後端13側の上後面10Rを、前記切り起こし上面開口11を形成しない覆い面とし、前記覆い面の下方に前記通気口5を配置することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の瓦用野地面換気ユニット100において、前記前面板材20の下端には、前記野地板1との間に隙間を形成する前面水抜きスリット21を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の瓦用野地面換気ユニット100において、前記後方当接板材50には、前記通気口5の幅と同一寸法の開口マーキングガイド52を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の瓦用野地面換気ユニット100において、前記後方当接板材50の両端部には、後方への延出寸法が長い一対の耳面51を設け、前記開口マーキングガイド52を、一対の前記耳面51の間に設けたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の瓦用野地面換気ユニット100において、一対の前記耳面51の間に、位置決め突片70を設け、前記位置決め突片70は、前記後方当接板材50に重ねて設けられるとともに、一部を折り曲げ可能に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、特徴とする請求項5に記載の瓦用野地面換気ユニット100において、前記位置決め突片70の外方側端71から前記耳面51の内方側端53までの寸法Laを、前記耳面51の幅寸法Lbより小さくしたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項3記載の瓦用野地面換気ユニット100の施工方法であって、前記前面板材20を、前記通気口5より低い前記位置にある前記桟木4に当接させた状態で、前記開口マーキングガイド52を用いて前記通気口5の位置情報52a、52bをマーキングするマーキング工程と、前記マーキング工程の後に、マーキングされた前記位置情報52a、52bを基に前記通気口5を形成する通気口5形成工程と、前記通気口5形成工程の後に、前記通気口5の上方に前記覆い面(上後面10R)を位置させるユニット位置決め工程と、前記ユニット位置決め工程の後に、前記後方当接板材50及び一対の前記側方当接板材60を前記野地板1に取り付ける取付工程とを有することを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項5記載の瓦用野地面換気ユニット100の施工方法であって、前記前面板材20を、前記通気口5より低い前記位置にある前記桟木4に当接させた状態で、前記開口マーキングガイド52を用いて前記通気口5の位置情報52a、52bをマーキングするマーキング工程と、前記マーキング工程の後に、マーキングされた前記位置情報52a、52bを基に前記通気口5を形成する通気口5形成工程と、前記マーキング工程の後に、前記位置決め突片70を折り曲げる位置決め突片70準備工程と、前記通気口5形成工程の後に、折り曲げられた前記位置決め突片70を前記通気口5に位置させ、前記通気口5の上方に前記覆い面(上後面10R)を位置させるユニット位置決め工程と、前記ユニット位置決め工程の後に、前記後方当接板材50及び一対の前記側方当接板材60を前記野地板1に取り付ける取付工程とを有することを特徴とする。
本発明の瓦用野地面換気ユニットによれば、桟木の間で瓦と野地板との間では、瓦と上面板材との間に雨水が浸入することが少ないため、上面板材に切り起こし上面開口を形成することで、上面板材と野地板との間の所定空間に雨水が浸入することはほとんどなく、仮にこの所定空間に雨水が浸入しても、切り起こし上面開口から侵入した雨水が通気口に向けて流れることはなく、通気口から雨水が浸入することがない。
また本発明の瓦用野地面換気ユニットの施工方法によれば、野地板への通気口の形成が容易であり施工性に優れている。
本発明の一実施例による瓦用野地面換気ユニットの施工状態を示す側断面図 同瓦用野地面換気ユニットを示す斜視図 同瓦用野地面換気ユニットの要部拡大図 同瓦用野地面換気ユニットの施工方法を示す図 図4(d)の後の同瓦用野地面換気ユニットの施工方法を示す図
本発明の第1の実施の形態による瓦用野地面換気ユニットは、野地板との間に所定空間を形成する上面板材と、上面板材の前端から下方に延出させた前面板材と、上面板材の後端から下方に延出させた後面板材と、上面板材の両側端からそれぞれ下方に延出させた一対の側面板材と、後面板材の下端から後方に延出させて野地板に当接させる後方当接板材と、一対の側面板材の下端から側方に延出させて野地板に当接させる一対の側方当接板材とを有し、上面板材の前端側の上前面に、切り起こしによる切り起こし上面開口を形成し、上面板材の後端側の上後面を、切り起こし上面開口を形成しない覆い面とし、覆い面の下方に通気口を配置するものである。本実施の形態によれば、桟木の間で瓦と野地板との間では、瓦と上面板材との間に雨水が浸入することが少ないため、前面板材、後面板材、及び側面板材ではなく、上面板材に切り起こし上面開口を形成することで、上面板材と野地板との間の所定空間に雨水が浸入することはほとんどなく、仮にこの所定空間に雨水が浸入しても、切り起こし上面開口から侵入した雨水が通気口に向けて流れることはなく、通気口から雨水が浸入することがない。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による瓦用野地面換気ユニットにおいて、前面板材の下端には、野地板との間に隙間を形成する前面水抜きスリットを設けたものである。本実施の形態によれば、切り起こし上面開口から上面板材と野地板との間の所定空間に侵入した雨水を前面水抜きスリットから流出させることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による瓦用野地面換気ユニットにおいて、後方当接板材には、通気口の幅と同一寸法の開口マーキングガイドを設けたものである。本実施の形態によれば、幅寸法を間違えることなく通気口を形成することができ、施工性に優れている。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による瓦用野地面換気ユニットにおいて、後方当接板材の両端部には、後方への延出寸法が長い一対の耳面を設け、開口マーキングガイドを、一対の耳面の間に設けたものである。本実施の形態によれば、一対の耳面の間に開口マーキングガイドを設けることで幅方向の寸法のマーキング間違いをなくすことができる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による瓦用野地面換気ユニットにおいて、一対の耳面の間に、位置決め突片を設け、位置決め突片は、後方当接板材に重ねて設けられるとともに、一部を折り曲げ可能に形成されているものである。本実施の形態によれば、位置決め突片によって通気口への位置決めを正確に行え、施工性に優れている。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による瓦用野地面換気ユニットにおいて、位置決め突片の外方側端から耳面の内方側端までの寸法を、耳面の幅寸法より小さくしたものである。本実施の形態によれば、通気口の幅方向へのずれが生じても、通気口が側面板材より外方に位置することはなく、施工ミスによる通気口からの雨水の浸入が生じることがない。
本発明の第7の実施の形態は、第3の実施の形態による瓦用野地面換気ユニットの施工方法において、前面板材を、通気口より低い位置にある桟木に当接させた状態で、開口マーキングガイドを用いて通気口の位置情報をマーキングするマーキング工程と、マーキング工程の後に、マーキングされた位置情報を基に通気口を形成する通気口形成工程と、通気口形成工程の後に、通気口の上方に覆い面を位置させるユニット位置決め工程と、ユニット位置決め工程の後に、後方当接板材及び一対の側方当接板材を野地板に取り付ける取付工程とを有するものである。本実施の形態によれば、通気口の形成が容易であり施工性に優れている。
本発明の第8の実施の形態は、第5の実施の形態による瓦用野地面換気ユニットの施工方法において、前面板材を、通気口より低い位置にある桟木に当接させた状態で、開口マーキングガイドを用いて通気口の位置情報をマーキングするマーキング工程と、マーキング工程の後に、マーキングされた位置情報を基に通気口を形成する通気口形成工程と、マーキング工程の後に、位置決め突片を折り曲げる位置決め突片準備工程と、通気口形成工程の後に、折り曲げられた位置決め突片を通気口に位置させ、通気口の上方に覆い面を位置させるユニット位置決め工程と、ユニット位置決め工程の後に、後方当接板材及び一対の側方当接板材を野地板に取り付ける取付工程とを有するものである。本実施の形態によれば、通気口の形成及び位置決めが容易であり、施工性に優れている。
以下本発明の一実施例による瓦用野地面換気ユニットについて説明する。
図1は本実施例による瓦用野地面換気ユニットの施工状態を示す側断面図である。
本実施例による瓦用野地面換気ユニット100は、建造物の屋根の野地板1に、瓦2を係止する複数の桟木3、4が取り付けられ、野地板1に通気口5を形成し、通気口5より高い位置にある桟木3と、通気口5より低い位置にある桟木4との間で、瓦2と野地板1との間に配設され、通気口5を覆う。
図2は同瓦用野地面換気ユニットを示す斜視図であり、図2(a)は同瓦用野地面換気ユニットを表面から見た斜視図、図2(b)は同瓦用野地面換気ユニットの図2(a)とは異なる方向で表面から見た斜視図、図2(c)は同瓦用野地面換気ユニットを裏面から見た斜視図、図2(d)は同瓦用野地面換気ユニットの図2(c)とは異なる方向で裏面から見た斜視図である。
瓦用野地面換気ユニット100は、野地板1との間に所定空間を形成する上面板材10と、上面板材10の前端12から下方に延出させた前面板材20と、上面板材10の後端13から下方に延出させた後面板材30と、上面板材10の両側端14からそれぞれ下方に延出させた一対の側面板材40と、後面板材30の下端から後方に延出させて野地板1に当接させる後方当接板材50と、一対の側面板材40の下端から側方に延出させて野地板1に当接させる一対の側方当接板材60とを有している。
上面板材10の前端12側の上前面10Fには、切り起こしによる切り起こし上面開口11を形成し、上面板材10の後端13側の上後面10Rを、切り起こし上面開口11を形成しない覆い面としている。施工時には、覆い面(上後面10R)の下方に通気口5を配置する(図4(d)参照)。
後方当接板材50の両端部には、後方への延出寸法が長い一対の耳面51を設けている。一対の耳面51の間には、通気口5の幅と同一寸法の開口マーキングガイド52を設けている。一対の耳面51の間には、位置決め突片70を設けている。位置決め突片70は、後方当接板材50に重ねて設けている。
図3は同瓦用野地面換気ユニットの要部拡大図であり、図3(a)は同瓦用野地面換気ユニットの前面板材を示す要部拡大図、図3(b)は同瓦用野地面換気ユニットの位置決め突片を示す要部拡大図、図3(c)は同瓦用野地面換気ユニットの位置決め突片の一部を折り曲げた状態を示す要部拡大図である。
図3(a)に示すように、前面板材20の下端には、野地板1との間に隙間を形成する前面水抜きスリット21を設けている。前面水抜きスリット21を設けることで、切り起こし上面開口11から上面板材10と野地板1との間の所定空間に侵入した雨水を前面水抜きスリット21から流出させることができる。
図3(b)に示すように、位置決め突片70の外方側端71から耳面51の内方側端53までの寸法Laを、耳面51の幅寸法Lbより小さくしている。
図3(c)に示すように、位置決め突片70は、開口マーキングガイド52を形成する位置にある後方当接板材50に重ねて設けられ、更に前面板材20の方向に延出させている。施工時には、位置決め突片70は、更に前面板材20の方向に延出させている部分を通気口5の方向に折り曲げ、折り曲げた部分を通気口50に位置させて使用する。
位置決め突片70の外方側端71から耳面51の内方側端53までの寸法Laを、耳面51の幅寸法Lbより小さくすることで、施工時に、位置決め突片70の折り曲げた部分を通気口50に位置させて使用する際に、通気口5の幅方向へのずれが生じても、通気口5が側面板材40より外方に位置することはなく、施工ミスによる通気口5からの雨水の浸入が生じることがない。
図4は同瓦用野地面換気ユニットの施工方法を示す図である。
図4(a)に示すように、前面板材20を、通気口5より低い位置にある桟木4に当接させて瓦用野地面換気ユニット100を野地板1に載置する。この状態で、開口マーキングガイド52を用いて通気口5の位置情報52aをマーキングする(マーキング工程)。
開口マーキングガイド52は、一対の耳面51の間に設けているので、位置情報52aをマーキングするにあたって、幅方向の寸法のマーキング間違いをなくすことができる。
位置情報52aをマーキングした後に、瓦用野地面換気ユニット100を野地板1から取り除き、図4(b)に示すように、位置情報52aを基準にして通気口5を開口するためのその他の位置情報52bをマーキングする。
マーキング工程の後に、図4(c)に示すように、マーキングされた位置情報52a、52bを基に通気口5を形成する(通気口形成工程)。
一方、マーキング工程の後に、図3(c)に示すように、位置決め突片70を折り曲げる(位置決め突片準備工程)。
通気口形成工程及び位置決め突片準備工程の後に、図4(d)に示すように、折り曲げられた位置決め突片70を通気口5に位置させ、通気口5の上方に覆い面10Rを位置させる(ユニット位置決め工程)。
そして、ユニット位置決め工程の後に、後方当接板材50及び一対の側方当接板材60を野地板1に取り付ける(取付工程)。
このように、本実施例の施工方法によれば、通気口5の形成及び通気口5に対する瓦用野地面換気ユニット100の位置決めが容易であり、施工性に優れている。
図5は図4(d)の後の同瓦用野地面換気ユニットの施工方法を示す図である。
図5(a)に示すように、瓦用野地面換気ユニット100を野地板1に取り付けた状態では、前面板材20と桟木4との間には、瓦2の尻剣が挿入可能な隙間を形成している。前面板材20と桟木4との間に形成する隙間は、開口マーキングガイド52の後方への延出寸法で設定しており、この隙間を最小限に設定することで、前面板材20を桟木4に近接させることができ、軒側からの雨水の浸入を防ぐことができる。
図5(b)に示すように、桟木4に、瓦2の尻剣を引っ掛けることで、瓦2を桟木4に配置する。
そして、図5(c)に示すように、桟木3に、瓦2の尻剣を引っ掛けることで、瓦2を桟木3に配置する。切り起こし上面開口11を形成している上前面10Fには、瓦2が施工されるため、雨水の浸入が防止される。
桟木3、4の間で瓦2と野地板1との間では、瓦2と上面板材10との間に雨水が浸入することが少ないため、前面板材20、後面板材30、及び側面板材40ではなく、上面板材10に切り起こし上面開口11を形成することで、上面板材10と野地板1との間の所定空間に雨水が浸入することはほとんどなく、上面板材10の下方に止水箱を設ける必要はなく、更には通気口5に捨水切を設ける必要はない。
また、仮に上面板材10と野地板1との間の所定空間に雨水が浸入しても、前面水抜きスリット21から雨水を流出させることができ、切り起こし上面開口11から侵入した雨水が通気口5に向けて流れることはなく、通気口5から雨水が浸入することがない。
本発明は、野地板に複数の桟木が取り付けられ、それぞれの桟木の間に瓦が係止される屋根を有する建造物に利用される。
1 野地板
2 瓦
3、4 桟木
5 通気口
10 上面板材
10F 上前面
10R 上後面(覆い面)
11 切り起こし上面開口
12 前端
13 後端
14 両側端
20 前面板材
21 面水抜きスリット
30 後面板材
40 側面板材
50 後方当接板材
51 耳面
52 開口マーキングガイド
52a、52b 位置情報
53 内方側端
60 側方当接板材
70 位置決め突片
71 外方側端
100 瓦用野地面換気ユニット
La 寸法
Lb 幅寸法

Claims (8)

  1. 建造物の屋根の野地板に、瓦を係止する複数の桟木が取り付けられ、
    前記野地板に通気口を形成し、
    前記通気口より高い位置にある前記桟木と、前記通気口より低い位置にある前記桟木との間で、
    前記瓦と前記野地板との間に配設され、
    前記通気口を覆う瓦用野地面換気ユニットであって、
    前記野地板との間に所定空間を形成する上面板材と、
    前記上面板材の前端から下方に延出させた前面板材と、
    前記上面板材の後端から下方に延出させた後面板材と、
    前記上面板材の両側端からそれぞれ下方に延出させた一対の側面板材と、
    前記後面板材の下端から後方に延出させて前記野地板に当接させる後方当接板材と、
    一対の前記側面板材の下端から側方に延出させて前記野地板に当接させる一対の側方当接板材と
    を有し、
    前記上面板材の前記前端側の上前面に、切り起こしによる切り起こし上面開口を形成し、
    前記上面板材の前記後端側の上後面を、前記切り起こし上面開口を形成しない覆い面とし、
    前記覆い面の下方に前記通気口を配置する
    ことを特徴とする瓦用野地面換気ユニット。
  2. 前記前面板材の下端には、前記野地板との間に隙間を形成する前面水抜きスリットを設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の瓦用野地面換気ユニット。
  3. 前記後方当接板材には、前記通気口の幅と同一寸法の開口マーキングガイドを設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の瓦用野地面換気ユニット。
  4. 前記後方当接板材の両端部には、後方への延出寸法が長い一対の耳面を設け、
    前記開口マーキングガイドを、一対の前記耳面の間に設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載の瓦用野地面換気ユニット。
  5. 一対の前記耳面の間に、位置決め突片を設け、
    前記位置決め突片は、前記後方当接板材に重ねて設けられるとともに、一部を折り曲げ可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の瓦用野地面換気ユニット。
  6. 前記位置決め突片の外方側端から前記耳面の内方側端までの寸法を、前記耳面の幅寸法より小さくした
    ことを特徴とする請求項5に記載の瓦用野地面換気ユニット。
  7. 請求項3記載の瓦用野地面換気ユニットの施工方法であって、
    前記前面板材を、前記通気口より低い前記位置にある前記桟木に当接させた状態で、前記開口マーキングガイドを用いて前記通気口の位置情報をマーキングするマーキング工程と、
    前記マーキング工程の後に、マーキングされた前記位置情報を基に前記通気口を形成する通気口形成工程と、
    前記通気口形成工程の後に、前記通気口の上方に前記覆い面を位置させるユニット位置決め工程と、
    前記ユニット位置決め工程の後に、前記後方当接板材及び一対の前記側方当接板材を前記野地板に取り付ける取付工程と
    を有する
    ことを特徴とする瓦用野地面換気ユニットの施工方法。
  8. 請求項5記載の瓦用野地面換気ユニットの施工方法であって、
    前記前面板材を、前記通気口より低い前記位置にある前記桟木に当接させた状態で、前記開口マーキングガイドを用いて前記通気口の位置情報をマーキングするマーキング工程と、
    前記マーキング工程の後に、マーキングされた前記位置情報を基に前記通気口を形成する通気口形成工程と、
    前記マーキング工程の後に、前記位置決め突片を折り曲げる位置決め突片準備工程と、
    前記通気口形成工程の後に、折り曲げられた前記位置決め突片を前記通気口に位置させ、前記通気口の上方に前記覆い面を位置させるユニット位置決め工程と、
    前記ユニット位置決め工程の後に、前記後方当接板材及び一対の前記側方当接板材を前記野地板に取り付ける取付工程と
    を有する
    ことを特徴とする瓦用野地面換気ユニットの施工方法。
JP2018067803A 2018-03-30 2018-03-30 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法 Active JP7039020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018067803A JP7039020B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018067803A JP7039020B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019178533A true JP2019178533A (ja) 2019-10-17
JP7039020B2 JP7039020B2 (ja) 2022-03-22

Family

ID=68277934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018067803A Active JP7039020B2 (ja) 2018-03-30 2018-03-30 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7039020B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11256750A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Yamahisa Ito Kawara Sangyo Kk 小屋裏換気構造
JP2000257228A (ja) * 1999-03-10 2000-09-19 Kubota Corp 屋根面換気ユニット
JP2001020480A (ja) * 1999-07-06 2001-01-23 Yasuo Misumi 屋根裏の換気工法及びその装置
JP2007063942A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Yoshio Ito 屋根換気ユニット
JP2016079755A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 ケイミュー株式会社 屋根の換気構造及び換気部材

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11256750A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Yamahisa Ito Kawara Sangyo Kk 小屋裏換気構造
JP2000257228A (ja) * 1999-03-10 2000-09-19 Kubota Corp 屋根面換気ユニット
JP2001020480A (ja) * 1999-07-06 2001-01-23 Yasuo Misumi 屋根裏の換気工法及びその装置
JP2007063942A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Yoshio Ito 屋根換気ユニット
JP2016079755A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 ケイミュー株式会社 屋根の換気構造及び換気部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP7039020B2 (ja) 2022-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6261172B2 (ja) 軒天換気材
JP2019178533A (ja) 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法
JP4641913B2 (ja) 瓦の葺設方法
JP5993175B2 (ja) 換気口カバー
JP4358139B2 (ja) 横葺き屋根の施工方法
JP4871166B2 (ja) けらば部材
JP4571449B2 (ja) 換気棟
JP5097033B2 (ja) 片流れ屋根の棟換気構造
JP3397727B2 (ja) 換気棟部材
JP2004225476A (ja) 金属瓦を施工した屋根構造及び金属瓦
JP5232071B2 (ja) 軒先構造
JP4151795B2 (ja) 軒裏水返し材用取付具
JP2010275767A (ja) 屋根のけらば構造
JP7022416B2 (ja) 換気棟構造体及び換気棟構造体に用いられるスペーサー
JP7493408B2 (ja) 雪止め金具およびその取付構造
JP5421616B2 (ja) 屋根材の施工構造
JP2003096981A (ja) けらば瓦用取付補助具
JP4664538B2 (ja) 防水透湿シート
JP2009019365A (ja) 太陽光発電システムの屋根構造
JPS5824057A (ja) 採光窓の水切板装置
JP2005002615A (ja) 屋根のケラバ構造及びケラバ水切り材
JP2002227347A (ja) 屋根先構造
JP6448251B2 (ja)
EP3594426A1 (en) An under flashing corner element; kits of elements; and a method of flashing a lower part of a roof element
JP6126721B2 (ja) 横葺屋根材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7039020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150