JP2001020480A - 屋根裏の換気工法及びその装置 - Google Patents
屋根裏の換気工法及びその装置Info
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- JP2001020480A JP2001020480A JP11191591A JP19159199A JP2001020480A JP 2001020480 A JP2001020480 A JP 2001020480A JP 11191591 A JP11191591 A JP 11191591A JP 19159199 A JP19159199 A JP 19159199A JP 2001020480 A JP2001020480 A JP 2001020480A
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- roof
- ventilation
- tile
- roofing
- metal plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は天井裏の空気を野地板2に開口した
通気孔6から上下段の屋根瓦5,5の重合部の薄い間隙
や小孔等から屋根瓦5の上面に沿って斜下に向って排出
し、屋根の温度上昇を抑え又は天井裏の換気を促進する
ものである。 【解決手段】 垂木1の上面に野地板2を張設し、野地
板2の上面にルーフィング3を張設し、該ルーフィング
3上に瓦桟4,4’を設け、上段瓦桟4から下段瓦桟
4’上に瓦5を葺いてなる屋根において、野地板2に瓦
桟4,4’に沿って通気孔6を開口し、通気孔6の下部
ルーフィング3上に通風間隙7を介して上側金属板8”
を上記通気孔6の上部野地板2又は上段瓦桟4に支持す
ることを特徴とする工法である。
通気孔6から上下段の屋根瓦5,5の重合部の薄い間隙
や小孔等から屋根瓦5の上面に沿って斜下に向って排出
し、屋根の温度上昇を抑え又は天井裏の換気を促進する
ものである。 【解決手段】 垂木1の上面に野地板2を張設し、野地
板2の上面にルーフィング3を張設し、該ルーフィング
3上に瓦桟4,4’を設け、上段瓦桟4から下段瓦桟
4’上に瓦5を葺いてなる屋根において、野地板2に瓦
桟4,4’に沿って通気孔6を開口し、通気孔6の下部
ルーフィング3上に通風間隙7を介して上側金属板8”
を上記通気孔6の上部野地板2又は上段瓦桟4に支持す
ることを特徴とする工法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は瓦葺の屋根における
天井裏空気を瓦部分から外気に換気する工法及びその装
置に関するものである。
天井裏空気を瓦部分から外気に換気する工法及びその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根の瓦表面は夏期日中には蓄熱
して40℃程度に達し、瓦とルーフィングとの間の空間
温度も上昇し、黒色紙によるルーフィングの温度も危険
温度に上昇し天井裏の空気温度を上昇させた。
して40℃程度に達し、瓦とルーフィングとの間の空間
温度も上昇し、黒色紙によるルーフィングの温度も危険
温度に上昇し天井裏の空気温度を上昇させた。
【0003】又野地板と天井板との間の天井裏空間の自
然換気工法は新築時には棟部にのみ行われたので棟の梁
を設けることができず、棟の強度が弱い。そして新築後
換気工法を行うことは困難であったし、新築後は棟を取
外す必要があり、棟部の大工事となった。
然換気工法は新築時には棟部にのみ行われたので棟の梁
を設けることができず、棟の強度が弱い。そして新築後
換気工法を行うことは困難であったし、新築後は棟を取
外す必要があり、棟部の大工事となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上下段の瓦の
重合間隙(約0.5mm)から天井裏の空気を自然に排
出し、かつ天井裏の自然換気を瓦の継ぎ目から行い、か
つ新築後でも棟部から3枚目下の瓦を容易に取外して施
工することを目的とする。
重合間隙(約0.5mm)から天井裏の空気を自然に排
出し、かつ天井裏の自然換気を瓦の継ぎ目から行い、か
つ新築後でも棟部から3枚目下の瓦を容易に取外して施
工することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は垂木の上面に野地板を張設し、野地板の上面
にルーフィングを張設し、該ルーフィング上に瓦桟を設
け、上段瓦桟から下段瓦桟上に瓦を葺いてなる屋根にお
いて、野地板に瓦桟に沿って通気孔を開口し、通気孔の
下部ルーフィング上に通風間隙を介して上側金属板の下
縁を支持し、上記通気孔の上部野地板又は上段瓦桟に上
側金属板の上縁を支持することを特徴とする屋根裏の換
気工法上側金属板の上縁から該上側金属板上に、上段瓦
桟下のルーフィングを延長する上記第1発明記載の屋根
裏の換気工法上側金属板の縁部下に通風間隙を形成する
スペーサーを設け、上側金属板を上記縁部の反対側に延
長してなる屋根裏の換気装置によって構成される。
め本発明は垂木の上面に野地板を張設し、野地板の上面
にルーフィングを張設し、該ルーフィング上に瓦桟を設
け、上段瓦桟から下段瓦桟上に瓦を葺いてなる屋根にお
いて、野地板に瓦桟に沿って通気孔を開口し、通気孔の
下部ルーフィング上に通風間隙を介して上側金属板の下
縁を支持し、上記通気孔の上部野地板又は上段瓦桟に上
側金属板の上縁を支持することを特徴とする屋根裏の換
気工法上側金属板の上縁から該上側金属板上に、上段瓦
桟下のルーフィングを延長する上記第1発明記載の屋根
裏の換気工法上側金属板の縁部下に通風間隙を形成する
スペーサーを設け、上側金属板を上記縁部の反対側に延
長してなる屋根裏の換気装置によって構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】瓦葺きの屋根は図示するように棟
の梁10から軒11に向って複数の垂木1を等間隔に傾
斜させて架設し、垂木1の上面には野地板2が一面に張
設され、その上面にコールタール浸透紙によるルーフィ
ング3が一面に張設され、さらに棟部12から軒11に
向って水平方向の瓦桟4,4’が等間隔に複数段に設け
られ、上下段の瓦桟4,4’毎に図4に示すように瓦5
が上下段に葺かれる。上下段の瓦5,5の重合部分はぴ
ったり閉塞されず、空気が流通する程度(約0.5m
m)の薄隙間が一般に存在している。
の梁10から軒11に向って複数の垂木1を等間隔に傾
斜させて架設し、垂木1の上面には野地板2が一面に張
設され、その上面にコールタール浸透紙によるルーフィ
ング3が一面に張設され、さらに棟部12から軒11に
向って水平方向の瓦桟4,4’が等間隔に複数段に設け
られ、上下段の瓦桟4,4’毎に図4に示すように瓦5
が上下段に葺かれる。上下段の瓦5,5の重合部分はぴ
ったり閉塞されず、空気が流通する程度(約0.5m
m)の薄隙間が一般に存在している。
【0007】上記野地板2には上下段の瓦桟4,4’の
間に瓦桟4,4’に沿って水平方向に通気孔6を開口
し、ルーフィング3も該通気孔6に沿って水平方向に切
断又は切欠開口する。
間に瓦桟4,4’に沿って水平方向に通気孔6を開口
し、ルーフィング3も該通気孔6に沿って水平方向に切
断又は切欠開口する。
【0008】上記通気孔6は図5、図6に示す棟部12
では新築時に行われ、新築後は図4に示すように棟部1
2から3段目の瓦5を取外して行うことができる。
では新築時に行われ、新築後は図4に示すように棟部1
2から3段目の瓦5を取外して行うことができる。
【0009】又図2に示すように下側金属板8’の上縁
部と、上側金属板8”の下縁部とを通風間隙7を介して
重合し、複数の角パイプ又はチャンネル等によるスペー
サ9(図3(イ)(ロ)(ハ)(ニ)図)によって通風
間隙7を保持し、下側及び上側金属板8’、8”を互い
に反対側に延長して一部重合金属板8を形成し、これを
換気装置とする(図2参照)。図1(ロ)図及び図2
(ロ)図に示すように下側金属板8’は必ずしも必要で
はない。
部と、上側金属板8”の下縁部とを通風間隙7を介して
重合し、複数の角パイプ又はチャンネル等によるスペー
サ9(図3(イ)(ロ)(ハ)(ニ)図)によって通風
間隙7を保持し、下側及び上側金属板8’、8”を互い
に反対側に延長して一部重合金属板8を形成し、これを
換気装置とする(図2参照)。図1(ロ)図及び図2
(ロ)図に示すように下側金属板8’は必ずしも必要で
はない。
【0010】通気孔6の下部の野地板2上のルーフィン
グ3上に上記下側金属板8’の延長部を釘着支持し、該
通気孔6の上部野地板2に上側金属板8”の延長部を釘
着支持し、該上側金属板8“上に上段瓦桟4下のルーフ
ィング3を延長して上側金属板8”の延長部上面を被覆
することによって降雨の漏水が通気孔6から滴下する現
象を防止することができる。
グ3上に上記下側金属板8’の延長部を釘着支持し、該
通気孔6の上部野地板2に上側金属板8”の延長部を釘
着支持し、該上側金属板8“上に上段瓦桟4下のルーフ
ィング3を延長して上側金属板8”の延長部上面を被覆
することによって降雨の漏水が通気孔6から滴下する現
象を防止することができる。
【0011】又図5、図6に示すように棟部12では上
側金属板8”の延長部を上段瓦桟4上に釘着固定するこ
とができる。そして上記一部重合金属板8は金属に代り
1体の合成樹脂によって形成しても同一である。
側金属板8”の延長部を上段瓦桟4上に釘着固定するこ
とができる。そして上記一部重合金属板8は金属に代り
1体の合成樹脂によって形成しても同一である。
【0012】尚図3中9’は補強リブ、図5、図6中1
3で示すものは三角棟瓦、14は屋根土である。
3で示すものは三角棟瓦、14は屋根土である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述の工法によったので新築時
は勿論、新築後の屋根瓦重合部から、天井裏の空気を外
気に排出し得て、天井裏の換気を行い、天井裏は勿論、
屋根部分の温度上昇を抑制することができるし、通気孔
から天井裏への雨漏りを防ぐことができる。
は勿論、新築後の屋根瓦重合部から、天井裏の空気を外
気に排出し得て、天井裏の換気を行い、天井裏は勿論、
屋根部分の温度上昇を抑制することができるし、通気孔
から天井裏への雨漏りを防ぐことができる。
【0014】又上述の装置によったので野地板と屋根瓦
との間に簡便に天井裏から通気孔を上昇した空気を野地
板又は屋根瓦の傾斜方向に変換し、これを上限段の瓦の
重合部の狭い間隙から外気に排出し、かつ雨漏りを防止
し得る効果がある。
との間に簡便に天井裏から通気孔を上昇した空気を野地
板又は屋根瓦の傾斜方向に変換し、これを上限段の瓦の
重合部の狭い間隙から外気に排出し、かつ雨漏りを防止
し得る効果がある。
【図1】(イ)(ロ)図は本発明の屋根の換気工法の実
施状態を示す縦断面図である。
施状態を示す縦断面図である。
【図2】(イ)(ロ)図は換気装置の斜視図である。
【図3】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)図はスペーサの斜視
図である。
図である。
【図4】図1(イ)図の全体図である。
【図5】棟部の縦断面図である。
【図6】図4の一部縦断面図である。
【図7】従来の屋根の棟部の縦断面図である。
【符号の説明】 1 垂木 2 野地板 3 ルーフィング 4,4’ 瓦桟 5 瓦 6 通気孔 7 通風間隙 8 一部重合金属板 8’ 下側金属板 8” 上側金属板 9 スペーサ
Claims (3)
- 【請求項1】 垂木の上面に野地板を張設し、野地板の
上面にルーフィングを張設し、該ルーフィング上に瓦桟
を設け、上段瓦桟から下段瓦桟上に瓦を葺いてなる屋根
において、野地板に瓦桟に沿って通気孔を開口し、通気
孔の下部ルーフィング上に通風間隙を介して上側金属板
の下縁を支持し、上記通気孔の上部野地板又は上段瓦桟
に上側金属板の上縁を支持することを特徴とする屋根裏
の換気工法。 - 【請求項2】 上側金属板の上縁から該上側金属板上
に、上段瓦桟下のルーフィングを延長する請求項1記載
の屋根裏の換気工法。 - 【請求項3】 上側金属板の縁部下に通風間隙を形成す
るスペーサーを設け、上側金属板を上記縁部の反対側に
延長してなる屋根裏の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191591A JP2001020480A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 屋根裏の換気工法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191591A JP2001020480A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 屋根裏の換気工法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001020480A true JP2001020480A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16277196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191591A Pending JP2001020480A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 屋根裏の換気工法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001020480A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012067549A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Sunrise Co Ltd | 屋根用換気ユニット |
JP2017134392A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-08-03 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 基板処理装置 |
JP2019178533A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社トーコー | 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法 |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP11191591A patent/JP2001020480A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012067549A (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Sunrise Co Ltd | 屋根用換気ユニット |
JP2017134392A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-08-03 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 基板処理装置 |
JP2019178533A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社トーコー | 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法 |
JP7039020B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-03-22 | 株式会社トーコー | 瓦用野地面換気ユニット及び瓦用野地面換気ユニットの施工方法 |
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