JPH073107B2 - 屋根の葺替え工法 - Google Patents

屋根の葺替え工法

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JPH073107B2
JPH073107B2 JP59039033A JP3903384A JPH073107B2 JP H073107 B2 JPH073107 B2 JP H073107B2 JP 59039033 A JP59039033 A JP 59039033A JP 3903384 A JP3903384 A JP 3903384A JP H073107 B2 JPH073107 B2 JP H073107B2
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roof
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roof plate
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英夫 山口
満雄 門脇
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は屋根の葺替え工法に関するものである。
(従来の技術) 従来,既設の瓦棒屋根の葺替えについては,例えば特開
昭57-140464号公報記載のような工法が提案されてい
る。しかしながら,波形スレート屋根等の波形状の屋根
を葺替えるには,瓦棒屋根の葺替工法は使用できず,既
設の屋根板をいったん剥して撤去してから,新たに屋根
板を葺上げるという方法をとるが,この方法では,屋根
板の撤去に手間を要すとともに費用がかかり,しかも,
葺替え工事中は雨等の影響を受けるため,住人が家屋に
居住できないという問題があった。
(発明の目的) 本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、既設の屋根板を撤去することなく屋根の高さを最
小限に抑えて短時間に、かつ安価に屋根を葺替えること
のできる屋根の葺替え工法を提供するものである。
(発明の構成) 本発明の葺替え工法は、既設の波形状の屋根板の谷部
に、該屋根板と略等しい高さを有する受け材を固定し、
該受け材の上に貫板を前期受け材と略直角方向に載置さ
せて受け材に固定し、該貫板の上に新たに波形状の屋根
板を固定することを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
本発明に係る屋根構造を第1図および第2図に示し,屋
根(1)は,既設の屋根板(2)…の上側に屋根板
(3)…が新たに葺かれてなる2重構造の波形スレート
屋根である。上記屋根板(2)は石綿スレート等の波形
スレートからなる波形状のものであって,野地板(4)
の上に固定釘(5)…により固定して葺かれている。野
地板(4)は木毛セメント板もしくはパーチクルボード
等からなり,桁行方向に設けられた母屋(6)…の上に
固設されている。なお,上記屋根板(2)と野地板
(4)との間にはアスファルトフェルト等の防水シート
(図示省略)が選択的に介装されている。
上記新設の屋根板(3)は,既設の屋根板(2)と同様
の材料からなる波形状のものであって,受け材(7)
…,防水シート(8)…および貫板(9)…を介して既
設の屋根板(2)の上側に葺かれている。受け材(7)
は木材もしくは合成木材等からなり,既設の屋根板
(2)における所定間隔毎の谷部(2a)…に,それぞれ
釘(14)…により固定されている。該釘(14)は野地板
(4)を貫いて母屋(6)まで到達する長さを有し,該
母屋(6)に対応した位置に打ち付けられている。ま
た、受け材(7)の高さは既設の屋根板(2)の高さと
略等しい高さに設定されている。すなわち、受け材
(7)を屋根板(2)の上に固定した状態において、第
2図に示すように、受け材(7)の上面(7a)が固定釘
(5)の頭部(5a)とほぼ面一となるようにその高さが
設定されている。なお,受け材(7)の底面(7b)は図
示例では平面とされているが,上記谷部(2a)の曲面に
沿った湾曲面にすれば,より確実な固定ができる。
防水シート(8)はアスファルトフェルト等の防水材料
からなり,上記受け材(7)…および屋根板(2)…の
上に,屋根(1)の流れ方向へ敷設されている。なお,
防水シート(8)(8)の継目部分(8a)(8a)は,第
2図に示すように屋根板(2)の山部(2b)か,もしく
は受け材(7)の上で重ね合わされて,この部位の防水
性が確保されている。
貫板(9)の野地板(4)と同様の材料からなる長尺の
板材であって,防水シート(8)…の上に,受け材
(7)と略直角方向つまり桁行方向に,かつ新設の屋根
板(3)…の流れ方向の固定ピッチに等しい間隔をもっ
て,複数本載置されている。該貫板(9)は,釘(10)
(10)…により防水シート(8)とともに受け材(7)
に固定され,この上に上記新設の屋根板(3)…が,吊
子(11)およびリングネイル(12)からなる固定金具
(13)により固定して葺かれている。
次に,上述の屋根(1)の葺替え工法を説明する。
(i)既設の屋根板(2)の谷部(2a)…に,長尺の受
け材(7)…を屋根(1)の流れ方向に,かつ所定間隔
をもって載置し,この上から釘(14)…を母屋(6)に
打ち付けて受け材(7)…を固定する。この際,釘(1
4)の打ち抜きによる既設の屋根板(2)の割れを防止
するため,該屋根板(2)にはドリル等により下穴(図
示省略)をあらかじめ設けておく。
(ii)上記受け材(7)…と屋根板(2)…の上に,防
水シート(8)…を敷設する。この際,隣り合う防水シ
ート(8)(8)の継目部分(8a)(8a)は前述の如
く,屋根板(2)の山部(2b)もしくは受け材(7)の
上で重ね合わせる。
(iii)防水シート(8)…の上に,貫板(9)…を上
記受け材(7)…と略直角方向(桁行方向)に,かつ新
設する屋根板(3)の流れ方向の固定ピッチに等しい間
隔をもって載置し,この上から釘(10)(10)…を受け
材(7)に打ち付けて,貫板(9)…および防水シート
(8)…を固定する。
(iv)上記貫板(9)の上に,新設する屋根板(3)…
を,上端縁部(3a)が貫板(9)に対応するようにして
載置した後,この部位に固定金具(13)を固定する。こ
の作業を屋根(1)の軒先から頂部まで順次行って,屋
根板(3)…を新たに葺上げる。
この結果、既設の屋根板を撤去する必要がないことか
ら、手間および費用がかからず、また、雨等にも影響さ
れることがないことから、住人が居住したまま葺替え工
事を行うことができる。さらに、既設の屋根板と新設の
屋根板とからなる二重構造であるため、耐熱性、遮音性
が大幅に向上する他、葺替えた屋根の高さを最小限に抑
えて屋根を葺替えることができる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、既設の波形状の屋根板の
谷部に受け材を固定し、該受け材の上に貫板を前記受け
材と略直角方向に載置させて受け材に固定し、該貫板の
上に新たに波形状の屋根板を固定することにより、既設
の屋根板を撤去することなく屋根の高さを最小限に抑え
て短期間に、かつ安価に屋根を葺替えことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施態様を例示し,第1図は屋根構造
を一部破断して示す斜視図,第2図は第1図におけるII
-II線に沿った断面図である。 (2)……(既設の)屋根板、(2a)……山部 (3)……(新設の)屋根板、(5)……固定釘(固定
金具) (7)……受け材、(8)……防水シート (9)……貫板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−130659(JP,A) 実開 昭55−123536(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設の波形状の屋根板の谷部に受け材を固
    定し、該受け材の上に貫板を前記受け材と略直角方向に
    載置させて受け材に固定し、該貫板の上に新たに波形状
    の屋根板を固定することを特徴とする屋根の葺替え工
    法。
JP59039033A 1984-02-29 1984-02-29 屋根の葺替え工法 Expired - Fee Related JPH073107B2 (ja)

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