JP2015175221A - 折板屋根用換気カバー、および、折板屋根の換気構造 - Google Patents

折板屋根用換気カバー、および、折板屋根の換気構造 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、通気性と防水性とを両立することができる折板屋根用換気カバーを提供する。
【解決手段】換気カバーは、勾配を有する折板屋根1に設けられた換気口15を覆うように、折板屋根1に固定される。換気カバーは、折板屋根1の天面11に沿って延び、天面11との間隔D1,D2が水上側3bよりも水下側3aの方が大きくなるように配置される上壁部31を備える。また、換気カバーは、水下側において上壁部31および側壁部に交差し、通気口340を有する第1の面戸部34と、水上側において上壁部31および側壁部に交差し、閉塞された第2の面戸部35とをさらに備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、折板屋根用換気カバー、および、折板屋根の換気構造に関し、特に、勾配を有する折板屋根に固定される換気カバー、および、これを備えた換気構造に関する。
建物の屋根裏空間の換気は、一般的に、屋根の棟において行われる。一方で、折板屋根の場合、折板屋根自体に設けた換気口において、建物の屋根裏空間の換気が行われることもある。この場合、折板屋根の換気口を覆うように換気カバーが設置される。
たとえば実用新案登録第3184241号公報(特許文献1)および特開2010−37854号公報(特許文献2)では、折板屋根の斜面または上面に複数の開口部(換気口)が設けられ、これらの開口部とは異なる位置にルーバーを有する長尺の換気カバーが折板屋根に固定されている。
また、特開2012−132280号公報(特許文献3)では、左右に傾斜する換気面を有し、その水上側および水下側に化粧面材が取り付けられた換気装置が、折板屋根に固定されている。換気面には、複数のルーバーが設けられ、耐雨性が備えられている。
実用新案登録第3184241号公報 特開2010−37854号公報 特開2012−132280号公報(特許第5382369号公報)
折板屋根を有する仮設のホテルなどにおいては、屋根の棟が廊下の上に位置するため、棟換気が行えない。このような場合、上述のように、折板屋根自体に部分的に換気口を設け、換気口を覆うように換気カバーが設置される。
従来の換気カバーでは、その側面部に、長手方向に沿って複数組のルーバーが設けられている。しかし、側面部には雨水が直接当たるため、単に通気口をルーバーとするだけでは、換気カバーの裏側空間への浸水が生じる恐れがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡易な構成で通気性と防水性とを両立できる折板屋根用換気カバー、および、折板屋根の換気構造を提供することである。
この発明のある局面に従う折板屋根の換気構造は、勾配を有する折板屋根の換気構造であって、折板屋根に設けられた換気口と、換気口を覆うように折板屋根に固定される換気カバーとを備える。換気カバーは、上壁部と、側壁部と、第1および第2の面戸部とを含む。換気カバーの上壁部は、折板屋根の天面に沿って延び、天面との間隔が水上側よりも水下側の方が大きくなるように配置されている。側壁部は、上壁部に連結され、折板屋根の側面に沿って配置されている。第1の面戸部は、水下側において上壁部および側壁部に交差し、通気口を有する。第2の面戸部は、水上側において上壁部および側壁部に交差し、閉塞されている。
好ましくは、換気カバーの上壁部は、水平方向に延びている。
好ましくは、折板屋根の水下側および水上側にそれぞれ設けられ、折板屋根と換気カバーとを連結する連結部材をさらに備える。連結部材は、換気カバーの上壁部を貫通する高さ調整ボルトを含むことが望ましい。
折板屋根は、天面上に設けられ、勾配方向に延びるハゼ部をさらに含んでいてもよい。この場合、連結部材は、折板屋根のハゼ部に取り付けられ、その上部に高さ調整ボルトが固定される固定部材をさらに含むことが望ましい。
換気カバーの側壁部は、その下端側に、折板屋根の側面に向けて折り曲げられた折り曲げ部を有していてもよい。
好ましくは、換気カバーは、側壁部の下端縁に沿って、間隔を置いて配置された弾性部材をさらに含む。
この発明の他の局面に従う折板屋根用換気カバーは、勾配を有する折板屋根に設けられた換気口を覆うように、折板屋根に固定される換気カバーであって、上壁部と、側壁部と、第1および第2の面戸部とを備える。上壁部は、折板屋根の天面に沿って延び、天面との間隔が水上側よりも水下側の方が大きくなるように配置されている。側壁部は、上壁部に連結され、折板屋根の側面に沿って配置されている。第1の面戸部は、水下側において上壁部および側壁部に交差し、通気口を有する。第2の面戸部は、水上側において上壁部および側壁部に交差し、閉塞されている。
本発明によれば、簡易な構成で、通気性と防水性とを両立することができる。
本発明の実施の形態において、換気カバーが取り付けられた折板屋根を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る折板屋根の換気構造を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る換気カバーの水下側を部分的に示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態において、換気カバーが折板屋根に固定された状態を模式的に示す断面図である。 折板屋根と換気カバーとの固定に用いられる連結部材の他の例を示す図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(概要について)
はじめに、図1および図2を参照して、勾配を有する折板屋根1の換気構造の概要について説明する。なお、図1に示す矢印A1方向およびその反対方向が、折板屋根1の勾配方向を表わしている。特に、矢印A1方向が水下側、その反対方向が水上側である。また、図2に示す矢印A2方向は水平方向を表わしている。
折板屋根1は、勾配方向に延び、互いに間隔をあけて配置される複数の台形部10と、それらを連結する底面部20とを備えている。台形部10には、少なくとも1つの換気口15が設けられており、換気口15を覆うように換気カバー3が設置されている。折板屋根1の台形部10は、天面11と、傾斜した側面12,13とを含む。台形部10の天面11には、勾配方向に延びるハゼ部14が設けられている。本実施の形態では、各側面12,13に、間隔をあけて複数(たとえば2つ)の換気口15が設けられている。なお、換気口15は、一方の側面12側にのみ設けられていてもよい。
換気カバー3は、上壁部31と、一対の側壁部32,33と、第1の面戸部34と、第2の面戸部35とを含む。上壁部31および一対の側壁部32,33は、換気カバー3の本体部300を構成する。なお、図2には、換気カバー3のみを、その中央位置において長手方向に沿って切断した場合の構造が示されている。
上壁部31は、折板屋根1の天面11に沿って延び、天面11とは間隔をあけて配置される。側壁部32,33は、上壁部31に連結され、折板屋根1の側面12,13に沿ってそれぞれ配置されている。第1の面戸部34は、水下側端部3aに位置し、上壁部31および側壁部32,33に交差している。第2の面戸部35は、水上側端部3bに位置し、上壁部31および側壁部32,33に交差している。第1の面戸部34は、通気口340を有しているのに対し、第2の面戸部35は、通気口を有さず閉塞されている。
このように、換気カバー3は、第1の面戸部34にのみ通気口340を有しており、本体部300には通気のための開口を有していない。つまり、本体部300の全体が、風雨を遮蔽する遮蔽部材として機能している。そのため、折板屋根1の換気口15の防水性を高めることができる。また、通気口340が設けられた第1の面戸部34は、換気口15が設けられた折板屋根1の側面12,13の向きとは異なる向きに配置されている。そのため、強風雨の際などに、通気口340から雨水が換気カバー3の裏側空間(以下「カバー裏空間」という)30に入り込んだとしても、換気口15が設けられた側面12,13に水が直接当たらないため、換気口15の防水性を高めることができる。
ここで、本実施の形態では、換気カバー3の上壁部31は、折板屋根1の天面11との間隔が、水上側よりも水下側の方が大きくなるように配置されている。つまり、水下側端部3aにおける上壁部31と折板屋根1の天面11との間隔D1は、水上側端部3bにおける上壁部31と折板屋根1の天面11との間隔D2よりも大きい。具体的には、上壁部31は、折板屋根1の勾配角度に関わらず、水平方向(図2の矢印A2方向)に延びていることが望ましい。
屋根裏空間の暖かい空気(熱気)が、折板屋根1の換気口15からカバー裏空間30内に上昇してきた場合、熱気はさらに上昇しようとする。そのため、もしも上壁部が折板屋根1の天面11と平行に延びていると、この熱気は、水上側の第2の面戸部35付近で滞留してしまう。しかし、本実施の形態では、上壁部31が水平方向に延びているため、カバー裏空間30に入り込んできた熱気は、第1の面戸部34の通気口340を通って外部へ抜け易くなる。
ただし、上壁部31の水下側の高さ自体が水上側よりも高い場合、通気性(排熱性能)は良くなるが、通気口340から雨水が吹き込む可能性も高まるため、望ましくない。これに対し、本実施の形態では、上壁部31の水上側と水下側とのいずれもが同じ高さに位置するため、屋根裏空間(およびカバー裏空間30)の通気性と防水性とを両立することができる。
次に、図3および図4をさらに参照して、換気カバー3の上記各部の構成例、および、換気カバー3の固定構造例について説明する。
(換気カバーの構成および固定例について)
換気カバー3の本体部300は、折板屋根1の台形部10と同様に、略台形状の断面を有している。換気カバー3の本体部300としての上壁部31および側壁部32,33は、たとえば鋼製の板状部材が折り曲げられることによって形成されている。
換気カバー3の上壁部31には、後述の高さ調整ボルト43用の貫通穴310が設けられている。貫通穴310は、たとえば、水下側および水上側にそれぞれ設けられる。より具体的には、水下側の貫通穴310は、第1の面戸部34の近傍、かつ、第1の面戸部34よりも水上側に設けられる。水上側の貫通穴310は、第2の面戸部35の近傍、かつ、第2の面戸部35よりも水下側に設けられる。
換気カバー3の側壁部32,33は、折板屋根1の側面12,13と略平行に延び、その下端側に、折板屋根1の側面12,13に向けて折り曲げられた折り曲げ部320,330を有している。折り曲げ部320,330は、折板屋根1の側面12,13に対し、略直交するように延びているため、換気カバー3の強度を高めることができる。
折り曲げ部320,330の端縁には、複数のゴムビート36が間隔を置いて固定されていることが望ましい。折板屋根1の側面12,13は、ゴムビート36と接する。この場合、換気カバー3の側壁部32,33とは非当接状態となる。そのため、ゴムビート36間の隙間から、水分とともにカバー裏空間30内のゴミを排出することができる。また、鋼材により形成された折板屋根1と換気カバー3とが非当接とされることで、経年による鋼材の腐食を防止することもできる。
なお、側壁部32,33は、折り曲げ部320,330を有していなくてもよい。この場合、折板屋根1の側面12,13に沿って傾斜した側壁部32,33の下端縁に沿って、ゴムビート36が固定されてもよい。また、ここでは、ゴムビート36を用いたが、遮水性を有する弾性部材であればこれに限定されない。
第1および第2の面戸部34,35は、上下方向に延びている。本実施の形態では、第1の面戸部34の高さ寸法の方が、第2の面戸部35の高さ寸法よりも大きい。第1および第2の面戸部34,35も、たとえば鋼製の板状部材により形成されている。第1および第2の面戸部34,35は、たとえば、カバー裏空間30側に折り曲げられたそれらの本体当接部において、本体部300に固定される。具体的には、面戸部34,35の本体当接部と側壁部32,33とが、ボルトなどの固定具により固定される。
第1の面戸部34の通気口340は、上壁部31と折板屋根1のハゼ部14(の水平部)との間の位置に設けられている。通気口340は、たとえば、横方向に延びる複数のスリットを含む。スリットは、ルーバーであってもよい。換気カバー3の第1の面戸部34は、本体部300の水下側端縁よりも奥(水上側)に配置されている。そのため、通気口340に雨水が浸入するリスクを低減することができる。第2の面戸部35も、本体部300の水上側端縁よりも奥(水下側)に配置されていてもよい。
第1および第2の面戸部34,35の下端部は、折板屋根1の天面11、側面12,13およびハゼ部14に当接する。換気カバー3は、折板屋根1の上から被せるように取り付けられるため、これらの面戸部34,35によって、逆L字状のハゼ部14の水平部と折板屋根1の天面11との間に隙間を埋めることはできない。そのため、当該隙間には、たとえば乾式のシール材(図示せず)が設けられる。なお、第1および第2の面戸部34,35の下端部と折板屋根1との当接部分には、たとえば湿式のシール材が設けられてもよい。
換気カバー3は、上述のように、折板屋根1の勾配角度に関わらず、その上壁部31が略水平となるように配置されるため、その長さL1は、たとえば500〜700mmの範囲で定められる。そのため、折板屋根1の側面12,13に、700mm以上の範囲で換気口15が設けられているような場合には、折板屋根1の1つの台形部10に、勾配方向に沿って複数の換気カバー3が並べられる。
このような形状の換気カバー3は、連結部材4によって、折板屋根1に固定されている。連結部材4は、換気カバー3のカバー裏空間30内に設けられ、折板屋根1のハゼ部14と換気カバー3の上壁部31とを連結する。連結部材4は、水下側端部3aおよび水上側端部3bそれぞれに設けられる。本実施の形態における連結部材4は、ハゼ用固定部材(以下「ハゼ金物」という)41と、高さ調整ボルト43とを含む。
ハゼ金物41は、折板屋根1のハゼ部14に嵌め込まれ、その垂直部412を貫通するネジ42がハゼ部14の立上り部に当接されることによって、ハゼ部14に取り付けられる。ハゼ金物41の構成は、公知の構成であってよい。
高さ調整ボルト43は、ハゼ金物41に固定され、その先端部が換気カバー3の上壁部31を貫通する。本実施の形態では、高さ調整ボルト43の頭部432が、溶接によって、ハゼ金物41の上部411に固定されている。なお、高さ調整ボルト43は、溶接以外の方法で、ハゼ金物41に固定されてもよい。具体的には、ハゼ金物41の上部411に、高さ調整ボルト43の軸部431が挿通される貫通穴を有していてもよい。この場合、高さ調整ボルト43の頭部432に代えて、図5に示されるように、ハゼ金物41の上部411を上下に挟み込むように、ダブルナット433,434が配置される。
高さ調整ボルト43の軸部431は、上壁部31の貫通穴310を貫通している。軸部431には、上壁部31を挟んで配置されるダブルナット44,45が係合されている。ダブルナット44,45の位置を調整することで、換気カバー3の水下側端部3aおよび水上側端部3bの高さを微調整することができる。なお、図2に示されるように、水上側の高さ調整ボルト43bの軸部431の方が、水下側の高さ調整ボルト43aの軸部431よりも短いことが望ましい。
上壁部31とナット44,45との間には、座金(図示せず)が介在されていてもよい。また、貫通穴310からのカバー裏空間30内への浸水を防止するために、図2および図3に示すように、上側のナット45、および、これより上方に突出する軸部431の先端部に、ボルトキャップ47が被せられていることが望ましい。
上述のように、本実施の形態の換気カバー3によれば、簡易な構成で、通気性と防水性とを両立することができる。また、連結部材4が高さ調整ボルト43を含むため、上壁部31が水平となるように換気カバー3の取付け角度を微調整することができる。また、高さ調整ボルト43によって、換気カバー3の上壁部31を支持することができる。
なお、本実施の形態では、折板屋根1のハゼ部14を利用して換気カバー3を固定することとしたが、このような例に限定されない。つまり、連結部材4は、ハゼ金物41を含まなくてもよい。たとえば、折板屋根1がハゼ部14を含まないような場合には、高さ調整ボルト43の頭部432が、直接、折板屋根1の天面11に固定されてもよい。また、折板屋根1がハゼ部14を含まない場合、折板屋根1の換気口15は、天面11に設けられていてもよい。
また、本実施の形態では、図1および図2に示されるように、換気カバー3の側壁部32,32は、平面視において台形形状であることとしたが、長方形状であってもよい。つまり、側壁部32,33の下端縁は、折板屋根1の換気口15よりも下にさえ位置していれば、水平方向に延びていてもよい。
また、本実施の形態では、換気カバー3の本体部300の断面形状が略台形形状であることとしたが、限定的ではない。たとえば、上壁部31の幅が広い四角形状であってもよい。また、連結部材4が、上壁部31を貫通する高さ調整ボルト43を含まないような場合には、換気カバー3の本体部300の断面は略三角形状であってもよい。つまり、換気カバー3の上壁部31は、面状でなく線状に延びていていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 折板屋根、3 換気カバー、10 台形部、11 天面、12,13 側面、14 ハゼ部、15 換気口、20 底面部、30 カバー裏空間、32,33 側壁部、34 第1の面戸部、35 第2の面戸部、36 ゴムビート、4 連結部材、42 ネジ、41 ハゼ金物、 43,43a,43b、高さ調整ボルト、44,45,433,434 ナット、47 ボルトキャップ、310 貫通穴、320,330 折り曲げ部、340 通気口、431 軸部、432 頭部。

Claims (7)

  1. 勾配を有する折板屋根の換気構造であって、
    前記折板屋根に設けられた換気口と、
    前記換気口を覆うように前記折板屋根に固定される換気カバーとを備え、
    前記換気カバーは、
    前記折板屋根の天面に沿って延び、前記天面との間隔が水上側よりも水下側の方が大きくなるように配置された上壁部と、
    前記上壁部に連結され、前記折板屋根の側面に沿って配置される側壁部と、
    水下側において前記上壁部および前記側壁部に交差し、通気口を有する第1の面戸部と、
    水上側において前記上壁部および前記側壁部に交差し、閉塞された第2の面戸部とを含む、折板屋根の換気構造。
  2. 前記換気カバーの上壁部は、水平方向に延びている、請求項1に記載の折板屋根の換気構造。
  3. 前記折板屋根の水下側および水上側にそれぞれ設けられ、前記折板屋根と前記換気カバーとを連結する連結部材をさらに備え、
    前記連結部材は、前記換気カバーの上壁部を貫通する高さ調整ボルトを含む、請求項1または2に記載の折板屋根の換気構造。
  4. 前記折板屋根は、前記天面上に設けられ、勾配方向に延びるハゼ部をさらに含み、
    前記連結部材は、前記折板屋根のハゼ部に取り付けられ、その上部に前記高さ調整ボルトが固定される固定部材をさらに含む、請求項3に記載の折板屋根の換気構造。
  5. 前記換気カバーの側壁部は、その下端側に、前記折板屋根の側面に向けて折り曲げられた折り曲げ部を有している、請求項3または4に記載の折板屋根の換気構造。
  6. 前記換気カバーは、前記側壁部の下端縁に沿って、間隔を置いて配置された弾性部材をさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の折板屋根の換気構造。
  7. 勾配を有する折板屋根に設けられた換気口を覆うように、前記折板屋根に固定される換気カバーであって、
    前記折板屋根の天面に沿って延び、前記天面との間隔が水上側よりも水下側の方が大きくなるように配置された上壁部と、
    前記上壁部に連結され、前記折板屋根の側面に沿って配置された側壁部と、
    水下側において前記上壁部および前記側壁部に交差し、通気口を有する第1の面戸部と、
    水上側において前記上壁部および前記側壁部に交差し、閉塞された第2の面戸部とを備える、折板屋根用換気カバー。
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