JP6678341B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本開示は、太陽電池モジュール用ジョイント及び太陽電池モジュールに関する。
太陽電池モジュールは、太陽電池パネルと、当該パネルの端縁部に設置されるモジュールフレームと、モジュールフレームを構成する複数のフレームを接続するジョイントとを備える(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されるように、太陽電池モジュールは平面視略矩形形状を呈するものが一般的であるが、第1及び第2の辺が鈍角に交わる平面視多角形状(例えば、平面視略五角形状)の太陽電池モジュールも知られている。
特開2011−114255号公報
ところで、モジュールフレームを構成する複数のフレームは、一般的に隣り合うフレームの各端面を突き合わせ、各外周側面の縁部を一致させた状態でジョイントを用いて接続される。しかし、平面視五角形状等の太陽電池モジュールでは、例えば隣り合うフレームの各外周側面の縁部を一致させ各外周側面が揃った状態で各フレームを接続できず、モジュールの見栄えが悪くなる場合がある。本開示の目的は、例えば平面視略五角形状の太陽電池パネルを備えた太陽電池モジュールに用いられるジョイントであって、モジュールの外観が良好となるフレームの接続形態を実現可能なジョイントを提供することである。
本開示の一態様である太陽電池モジュール用ジョイントは、第1及び第2の辺が鈍角に交わる平面視多角形状の太陽電池パネルと、当該パネルの端縁部に設置されるモジュールフレームとを備え、モジュールフレームは、それぞれ第1及び第2の辺に沿って設置され、中空構造を有する第1及び第2フレームを含み、第2フレームの端面のカット角が当該端面に突き合わされる第1フレームの端面のカット角よりも小さい太陽電池モジュールに用いられるジョイントであって、第1フレーム内に挿し込まれる第1挿嵌部と、第1挿嵌部の一端から当該挿嵌部の長手方向に対して斜めに延び、第2フレーム内に挿し込まれる第2挿嵌部とを備え、第2挿嵌部には、太陽電池パネル側に向く内面側に第1フレームの端部が挿入される凹部が形成されている。
本開示の一態様である太陽電池モジュールは、第1及び第2の辺が鈍角に交わる平面視多角形状の太陽電池パネルと、当該パネルの端縁部に設置されるモジュールフレームと、上記太陽電池モジュール用ジョイントとを備え、モジュールフレームは、それぞれ第1及び前記第2の辺に沿って設置され、中空構造を有する第1及び第2フレームを含み、第2フレームの端面のカット角が当該端面に突き合わされる第1フレームの端面のカット角よりも小さく、太陽電池モジュール用ジョイントは、第1フレームと第2フレームとを接続する。
本開示の一態様である太陽電池モジュール用ジョイントによれば、第1及び第2の辺が鈍角に交わる平面視多角形状の太陽電池パネルを備えた太陽電池モジュールにおいて、外観が良好なフレームの接続形態を得ることができる。
実施形態の一例である太陽電池モジュールの平面図である。 図1中のAA線断面図である。 図1中のB部拡大図である。 図1中のB部を第1フレーム側から見た斜視図である(太陽電池パネルの図示省略)。 実施形態の一例である太陽電池モジュール用ジョイントの斜視図である。 実施形態の一例である太陽電池モジュール用ジョイントの平面図であって、ジョイントの一部を第1及び第2フレームに挿し込んだ状態を示す図である。 参考例の太陽電池モジュール用ジョイントを用いた場合のモジュールフレームの接続形態を示す図である。
本開示の一態様である太陽電池モジュール用ジョイントは、隣り合うフレームの各端面を突き合わせ、各外周側面の縁部を一致させた状態で各フレームを接続し、モジュールの外観が良好となるフレームの接続形態を実現する。詳しくは後述するが、上記第1及び第2フレームでは、例えば部材の共通化、排水性等の観点から、各フレームの幅が略同一で、第2フレームの端面のカット角が当該端面に突き合わされる第1フレームの端面のカット角よりも小さくなっている。この場合、カット角が小さな第2フレームの端面の面積が、カット角が大きな第1フレームの端面の面積よりも大きくなる。即ち、互いに突き合わされる第1及び第2フレームの各端面は完全に一致しない。そして、当該第1フレームと第2フレームの接続に一般的なジョイントを用いると、例えば第2フレームの端部がモジュールの外側に飛び出し、各外周側面が揃った状態で各フレームを接続することができない。このため、モジュールの見栄えが悪くなり、また安全性の面からも好ましくない。本開示の一態様である太陽電池モジュール用ジョイントによれば、第2フレームの端部が外側に飛び出すことなく、第1及び第2フレームの各外周側面が揃った接続形態が得られる。
以下、実施形態の一例について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図面はいずれも模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは以下の説明を参酌して判断されるべきである。なお、以下で説明する複数の実施形態を適宜組み合わせることは当初から想定されている。
本明細書では、モジュールフレームの上下方向とは太陽電池パネルの厚み方向に沿った方向を意味し(太陽電池パネルの受光面側が上)、モジュールフレームの太陽電池パネル側を内側、太陽電池パネルと反対側を外側とする。ジョイントについても、モジュールフレームの上下方向に対応する方向を上下方向とし、太陽電池パネル側を内側、太陽電池パネルと反対側を外側とする。また、平面視とは特に断らない限り、太陽電池パネルの受光面に垂直な方向から当該パネル等を見た様子を意味する。ここで、太陽電池パネルの受光面とは太陽光が主に入射する面であり、パネルに入射する太陽光の50%超過〜100%が受光面から入射する。また、本明細書において「略**」との記載は、略同一を例に説明すると、完全に同一はもとより、実質的に同一と認められる場合を含む意図である。
図1は、実施形態の一例である太陽電池モジュール10を示す平面図である。図2は図1中のAA線断面図、図3は図1中のB部拡大図である。図1〜図3に示すように、太陽電池モジュール10は、太陽電池パネル11と、当該パネルの端縁部に設置されるモジュールフレーム13と、モジュールフレーム13を構成する斜辺フレーム13a及びフレーム13bを接続するジョイント30とを備える。詳しくは後述するが、ジョイント30は斜辺フレーム13aとフレーム13cとの接続にも使用できる。
図1に示すように、太陽電池パネル11は、斜辺11a(第1の辺)及び辺11b(第2の辺)が鈍角に交わる平面視多角形状のパネルである。本実施形態では、太陽電池パネル11が平面視略五角形状を呈し、複数の太陽電池セル12がガラス基板等の2枚の保護部材及び封止材として機能する2枚の樹脂シートで挟持された構造を有する。モジュールフレーム13は、それぞれ斜辺11a及び辺11bに沿って設置され、中空構造を有する斜辺フレーム13a(第1フレーム)及びフレーム13b(第2フレーム)を含む。モジュールフレーム13は、太陽電池パネル11の端縁部を保護し、例えば太陽電池モジュール10の屋根への固定に利用される部材である。
太陽電池モジュール10は、太陽電池パネル11の形状に対応して平面視略五角形状を有する。太陽電池モジュール10は、例えば平面視略矩形形状の一般的なモジュールと共に寄棟屋根、方形屋根等に取り付けられ、太陽光発電装置を構成する。太陽電池装置は、屋根の桁方向に沿った太陽電池モジュールの列を備え、その列の両端に太陽電池モジュール10がそれぞれ設けられる。太陽電池モジュール10を含む太陽光発電装置は、平面視略矩形形状の太陽電池モジュールのみを用いた場合にはモジュールを設置できない屋根の桁方向の端部近傍のスペースを有効活用できる。太陽電池モジュール10は、例えば上記列の両端でそれぞれ向きを変えて屋根に取り付けられる。
平面視略五角形状の太陽電池パネル11は、例えば斜辺11aと鈍角に交わる辺11c(第3の辺)をさらに含み、斜辺11aと辺11b,11cとがなす角度がいずれも約135°である。また、太陽電池パネル11は、辺11bに略直交する辺11d(第4の辺)と、辺11c,11dに略直交する辺11e(第5の辺)とを有する。本実施形態では、辺11bと辺11c、及び辺11dと辺11eは互いに略同一の長さを有し、斜辺11aが辺11d,11eに対して約45°の角度で傾斜している。この場合、上記太陽電池装置の列の両端に配置される太陽電池モジュール10の太陽電池パネル11に、同じガラス基板、樹脂シート等を使用することができ、部材の共通化による管理負担の軽減等を図ることができる。
図1に示す例では、太陽電池パネル11を構成する複数の太陽電池セル12の配置が、平面視において太陽電池パネル11の辺11dと辺11eとの交点を通り斜辺11aに垂直に引かれる仮想線に対して左右対称である。また、太陽電池パネル11の平面視形状も当該仮想線に対して左右対称である。この場合、90°回転させることで上記太陽電池装置の列の両端に配置される太陽電池モジュール10に同じ太陽電池パネル11を使用することが可能であり、太陽光発電装置における部材のさらなる共通化を図ることができる。なお、太陽電池パネル11は、太陽電池セル12同士を接続する配線材(図示せず)等を含むパネル全体の平面視形状が当該仮想線に対して左右対称であってもよい。
モジュールフレーム13は、上述の通り太陽電池パネル11の斜辺11a及び辺11bに沿ってそれぞれ設置される斜辺フレーム13a及びフレーム13bを含む。さらに、モジュールフレーム13は、辺11c,11d,11eに沿ってそれぞれ設置されるフレーム13c,13d,13e(第3、第4、及び第5フレーム)を含む。各フレームは、例えばアルミニウム等の金属材料を押出成形して得られる長尺状の部材であって、いずれも中空構造を有する。各フレームは、長手方向両端に形成された端面同士を突き合わせた状態で太陽電池パネル11の端縁部に設置される。隣り合うフレームの端面同士は互いに接触していることが好ましく、各フレームは、例えば当該端面同士が一致する角度で押出成形品を幅方向に切断して作製される。
斜辺フレーム13aは、各端面15aがフレーム13bの端面15bとフレーム13cの端面とにそれぞれ接触した状態で、ジョイント30(図3参照)を用いてフレーム13c,13dと接続されている。フレーム13dは、フレーム13b,13eと略直交し、フレーム13cと略平行に配置されている。また、フレーム13eは、フレーム13c,13dと略直交し、フレーム13bと略平行に配置されている。斜辺フレーム13a以外のフレーム同士の接続には、略L字状の一般的なジョイント(図示せず)を使用できる。
本実施形態では、フレーム13d,13eの長手方向両端部に雨水等を流すための切り欠き14が設けられている。切り欠き14は、例えば太陽電池パネル11の受光面の端縁部を覆う第1鉤部を切除して形成される。切り欠き14は、最も軒側に位置するフレーム13eのみに設けられてもよいが、フレーム13d,13eの共通化を図るべく、フレーム13d,13eに設けられることが好適である。また、フレーム13d,13eの下部には水抜き孔(図示せず)が形成されていることが好ましい。
図2に示すように、斜辺フレーム13aは、本体部20aと、本体部20aの上面に設けられ、太陽電池パネル11の端縁部を保持する第1鉤部21aとを有する。図2では斜辺フレーム13aを図示するが、本実施形態では、他のフレームも斜辺フレーム13aと同じ断面形状を有し、各フレームの幅及び上下方向長さは互いに略同一である。第1鉤部21aは、例えば本体部20aの外側から上方に真っ直ぐ延び、途中でモジュールの内側に折れ曲がって略L字状に形成される。本体部20aの上面と第1鉤部21aとの間には、太陽電池パネル11の端縁部を挿入可能な内溝22aが形成されている。即ち、第1鉤部21aは、本体部20aとの間に太陽電池パネル11の端縁部を挿入可能な隙間をあけて本体部20a上に立設している。
斜辺フレーム13aは、例えば本体部20aの内側から下方に真っ直ぐ延び、途中でモジュールの外側に折れ曲がって略L字状に形成された第2鉤部23aを有する。そして、本体部20aの下面と第2鉤部23aとの間には外溝24aが形成されている。外溝24aには、例えば太陽電池モジュール10を屋根に固定するための固定金具が挿し込まれる。図2に示す例では、斜辺フレーム13aの下端に第2鉤部23aと反対側(モジュールの内側)に延びた内鍔部25aが設けられている。内鍔部25aは、例えば外溝24aと同様に太陽電池モジュール10の屋根への固定に利用される。
本体部20aは、例えば軽量化、材料コスト削減、剛性向上等の観点から、中空の略四角柱形状を有することが好適である。中空構造を有する本体部20aには、その内部空間にジョイント30の第1挿嵌部31(図3参照)が挿し込まれる。図2に例示する形態では、本体部20aの内面にリブ27aが設けられている。
リブ27aは、本体部20aの幅方向両側から張り出し、本体部20aの上下方向中央部よりも上方に位置する。本実施形態では、ジョイント30の第1挿嵌部31が、本体部20aの内部空間のうちリブ27aよりも下方に位置する空間である収容部26aに挿し込まれる。リブ27aは、例えば第1挿嵌部31の上面を押えて第1挿嵌部31の上下方向に対する移動を拘束する。また、本体部20aの内底部には窪み部28aが形成されている。本体部20aの内部空間には雨水等が浸入することがあるが、この場合、ジョイント30が本体部20aに挿し込まれた状態においても窪み部28aによって雨水等を容易に排出できる。
図3に示すように、斜辺フレーム13aとフレーム13bとの接続にはジョイント30が用いられる。ジョイント30は、第1挿嵌部31と、第2挿嵌部32とを備え、第2挿嵌部32には斜辺フレーム13aの端部が挿入される凹部33が形成されている。太陽電池モジュール10では、斜辺フレーム13a内に第1挿嵌部31が、フレーム13b内に第2挿嵌部32がそれぞれ挿し込まれることで、両フレームが互いに固定される。ジョイント30は、例えば両フレームに圧入されていてもよく、又はビス止めされていてもよい。
ジョイント30により接続される斜辺フレーム13a及びフレーム13bの各端面のカット角θ13a,θ13bは、部材の共通化、排水性等の観点から、互いに異なることが好適である。本実施形態では、フレーム13bの端面15bのカット角θ13bが、当該端面に突き合わされる斜辺フレーム13aの端面15aのカット角θ13aよりも小さくなっている。ここで、カット角θ13aとは、斜辺フレーム13aの外周側面16aと端面15aとがなす角度を意味する。同様に、カット角θ13bとは、フレーム13bの外周側面16bと端面15bとがなす角度を意味する。外周側面とは、モジュールフレーム13の外周に沿った各フレームの側面(上下方向に沿った面)である。
さらに、斜辺フレーム13aの端面15aに突き合わされるフレーム13cの端面のカット角θ13c(図示せず)とフレーム13bの端面15bのカット角θ13bとが略同一であることが好ましい。そして、斜辺フレーム13aの2つの端面15aのカット角θ13aは略同一となる。具体的には、カット角θ13aが約90°であり、カット角θ13b及びその他のフレームの各端面のカット角が約45°であることが好ましい。この場合、斜辺フレーム13aとフレーム13b、及び斜辺フレーム13aとフレーム13cの接続に同じジョイント30を使用できる。また、他のフレームの接続にも同じL字状のジョイントを使用できる。
本実施形態では、フレーム13b,13cの長さが互いに略同一であり、フレーム13d,13eの長さが互いに略同一である。また、上述の通りモジュールフレーム13を構成する各フレームは同じ断面形状を有し、各フレームの幅及び上下方向長さは互いに略同一である。この場合、フレーム13b,13cを共通化でき、またフレーム13d,13eを共通化できる。なお、斜辺フレーム13aの長さは、モジュールフレーム13を構成する各フレームの中で最も長いことが好適である。各フレームの長さは、一般的に太陽電池パネル11の対応する各辺の長さと略同一である。
図4に示すように、カット角θ13a,θ13bを異なる角度とした場合は、角度が小さな端面15bの面積が角度が大きな端面15aの面積よりも大きくなる。そして、端面15bの一部が端面15aと対向しない状態となる。つまり、斜辺フレーム13aとフレーム13bの幅が同じであれば、カット角θ13a,θ13bを異なる角度にすると、端面15a,15bは完全に一致せず、フレーム13bの端部が外側又は内側に飛び出した状態となる。詳しくは後述するが、ジョイント30によれば、フレーム13bの端部がモジュールの外側に飛び出さず内側に張り出した状態で斜辺フレーム13aとフレーム13bとを接続することができる。なお、フレーム13bは斜辺フレーム13aと同様に、本体部20b、第1鉤部21b、内溝22b、内鍔部25b等を有する。
図4に示す例では、端面15bのモジュールの内側に張り出した部分から本体部20bの内部空間が露出している。フレーム13bの内部空間には雨水等が浸入することがあり、雨水等が浸入した場合にはこれを素早く排出させることが好ましい。カット角θ13bをカットθ13aよりも小さくしてフレーム13bの内部空間を露出させることで、当該内部空間内に浸入した雨水等を排出し易くなり、雨水等がフレーム13b内に長時間溜まることを抑制できる。
本実施形態では、フレーム13cの端面の一部も、斜辺フレーム13aの端面15aと対向する位置からモジュールの内側に張り出している。この場合、露出したフレーム13cの内部空間から雨水等がかえってフレーム13c内に浸入し易くなることが想定されるが、フレーム13cは屋根の棟軒方向に沿って配置されるため、浸入した雨水等は他方の端面から容易に排出される。他方の端面から排出された雨水等は、例えばフレーム13eに形成された水抜き孔を通って太陽電池モジュール10から排出される。
以下、図5及び図6をさらに参照しながら、ジョイント30について詳説する。図5はジョイント30の斜視図、図6はジョイント30の平面図である。図6では、ジョイント30の第1挿嵌部31の一部を斜辺フレーム13aに、第2挿嵌部32の一部をフレーム13bにそれぞれ挿し込んだ状態を示している。
図5及び図6に示すように、ジョイント30は、途中で折れ曲がった略V字状の部材である。ジョイント30は、上述の通り第1挿嵌部31と、第2挿嵌部32とを備え、第2挿嵌部32が第1挿嵌部31の一端から当該挿嵌部の長手方向に対して斜めに延びている。本明細書において、第1挿嵌部31及び第2挿嵌部32は仮想線A1によって区切られるものとする。ここで、仮想線A1は、ジョイント30の折れ曲がり部の外側に位置する角部34から仮想線A2と仮想線A3の交点を通り内側に向かって引かれる仮想線である。また、仮想線A2は第1挿嵌部31の長手方向に沿って当該挿嵌部の幅方向中央部に引かれる仮想線であり、仮想線A3は第2挿嵌部32の長手方向に沿って当該挿嵌部の幅方向中央部に引かれる仮想線である。
ジョイント30は、太陽電池パネル11の斜辺11aと辺11bとがなす角度と略同じ角度で折れ曲がっていることが好ましい。本実施形態では、仮想線A2と仮想線A3とが内側になす角度θ30が、太陽電池パネル11の斜辺11aと辺11bとがなす角度と略同一であり、いずれも約135°である。また、角度θ30はカット角θ13a,θ13bを足した角度と略同一である。
第1挿嵌部31及び第2挿嵌部32の長さは、互いに異なっていてもよいが、好ましくは互いに略同一である。即ち、ジョイント30は長手方向中央部で折れ曲がり、長手方向中央部に角部34が形成されることが好ましい。ジョイント30の長手方向両端部(以下、「先端部」という場合がある)は、例えば先端に近づくほど次第に幅が小さくなって尖った形状を有し、平面視略三角形状を呈する。この場合、斜辺フレーム13a及びフレーム13bへのジョイント30の挿し込みが容易になる。
ジョイント30の幅W30は、例えばジョイント30の先端部及び第2挿嵌部32の凹部33を除き略同一である。幅W30は、本体部20a,20bの収容部26a,26bの幅W20(図2参照)と略同一又は幅W20よりもやや小さいことが好ましい。ジョイント30の上下方向長さL30は、例えば全長に亘って略同一である。上下方向長さL30は、収容部26a,26bの上下方向長さL20と略同一又は上下方向長さL20よりもやや短いことが好ましい。上下方向長さL20とは、本体部20a,20bの内底部の上端からリブ27の下端までの長さである。
第2挿嵌部32には、太陽電池パネル11側に向く内面S32側に斜辺フレーム13aの端部が挿入される凹部33が形成されている。凹部33は、第2挿嵌部32の内面S32側において、第1挿嵌部31側の端部(以下、「根元部」という場合がある)に形成されており、第2挿嵌部32と斜辺フレーム13aとの干渉を避ける役割を果たす。第2挿嵌部32の根元部に凹部33を設けることで、斜辺フレーム13a内にジョイント30をより深く挿し込むことができる。これにより、フレーム13bの端部が外側に飛び出さない状態で各フレームを接続することが可能となる。換言すると、凹部33は、外周側面16a,16bが揃う各フレームの接続形態が得られる位置まで、ジョイント30の挿し込みを可能とする。
凹部33は、第2挿嵌部32の内面S32が窪んだ部分であって、第2挿嵌部32の上下方向に略同一の深さで形成されることが好ましい。凹部33は、例えばジョイント30を構成する金属材料を切削加工して形成される。この場合、凹部33は第2挿嵌部32の根元部に形成された切り欠きといえる。図6に示す例では、最深部33pが第2挿嵌部32の長手方向に沿って略平坦な平面視略台形形状の凹部33が形成されている。
凹部33は、第2挿嵌部32の内面S32側において、角部34から斜辺フレーム13aの端面15aのカット角θ13aに対応する角度で内側に向かって引かれた仮想線A4の位置よりも深く形成されることが好適である。つまり、最深部33pは仮想線A4の位置よりも第2挿嵌部32の内面S32から離れた深い位置に形成される。なお、平面視において仮想線A4と第1挿嵌部の外面とがなす角度はカット角θ13aと等しい。
凹部33の深さは、上述のように仮想線A4の位置よりも深く、且つ第2挿嵌部32の幅の1/2以下であることが好ましい。凹部33の深さが当該範囲内であれば、ジョイント30の強度を確保しながら第2挿嵌部32が斜辺フレーム13aの端部に干渉することを防止できる。ここで、凹部33の深さとは、平面視において内面S32の延長線から最深部33pまでの第2挿嵌部32の幅方向に沿った長さを意味する。
凹部33は、各挿嵌部の境界位置(仮想線A1)から、第2挿嵌部32の長手方向に少なくとも斜辺フレーム13aの厚みT20(図2参照)に相当する長さを超える長さで形成される。厚みT20は、特に本体部20aの内壁部の厚みを意味する。第2挿嵌部32の長手方向に沿った凹部33の長さは、例えば厚みT20の2倍〜20倍であり、第2挿嵌部32の長さの1/3以下であることが好ましい。
凹部33の形状は特に限定されないが、凹部33は第1挿嵌部31の内面S31に沿って最深部33pまで段差なく連続的に形成されていることが好適である。即ち、凹部33の壁面の一部は第1挿嵌部31の内面S31と同一平面を構成していることが好ましい。この場合、例えば各挿嵌部の境界位置から第2挿嵌部32の幅方向に沿って凹部33の壁面を形成した場合と比較して、角部34と凹部33の隅部との距離が長くなり、ジョイント30の強度が向上する。
ここで、上記構成を備えたジョイント30の作用効果について、図7に示す参考例のジョイント50と比較しながら詳細に説明する。
図7に示すジョイント50は、斜辺フレーム13aに挿し込まれる第1挿嵌部51と、フレーム13bに挿し込まれる第2挿嵌部52とを備える点で、ジョイント30と共通する。一方、ジョイント50は、第2挿嵌部52に凹部33が形成されていない点で、ジョイント30と異なる。図7に示すように、ジョイント50を用いた場合は、その折れ曲がり部に形成された隅部55で、第2挿嵌部52が斜辺フレーム13aの端部に当たるため、斜辺フレーム13a内にジョイント50をそれ以上挿し込むことができない。
このような状態で、第2挿嵌部52をフレーム13b内に挿し込み、端面15a,15bを突き合わせると、例えば各フレームの外周側面16a,16bの縁部は一致せず、外周側面16a,16bに段差が形成される。つまり、外周側面16a,16bが揃わずフレーム13bの端部がモジュールの外側に飛び出した接続形態となる。かかる接続形態は、モジュールの見栄えを悪くし、また安全性の面からも好ましくない。なお、図7に示す接続形態では、ジョイント50の角部54が各フレームの境界に位置せず、フレーム13b内に深く入り込んでいる。
これに対し、ジョイント30を用いた場合は、第2挿嵌部32に形成された凹部33により、角部34を斜辺フレーム13a及びフレーム13bの境界に位置させた状態において、斜辺フレーム13aの端部が第2挿嵌部32に接触することを防止できる。つまり、図3に示す通り、ジョイント30を用いた場合は、ジョイント50を用いた場合と比較して、ジョイントを斜辺フレーム13a内に深く挿し込むことができる。そして、角部34を各フレームの境界に位置させることができる。この状態で、第2挿嵌部52をフレーム13b内に挿し込み、端面15a,15bを突き合わせると、第2フレームの端部が外側に飛び出すことなく、第1及び第2フレームの外周側面の縁部が一致して各外周側面が揃った接続形態が得られる。
10 太陽電池モジュール、11 太陽電池パネル、11a 斜辺、11b〜11e 辺、12 太陽電池セル、13 モジュールフレーム、13a 斜辺フレーム、13b〜13e フレーム、14 切り欠き、15a,15b 端面、16a,16b 外周側面、20a,20b 本体部、21a,21b 第1鉤部、22a,22b 内溝、23a 第2鉤部、24a 外溝、25a,25b 内鍔部、26a,26b 収容部、27a リブ、28a 窪み部、30 ジョイント、31 第1挿嵌部、32 第2挿嵌部、33 凹部、33p 最深部、S31,S32 内面、34 角部

Claims (4)

  1. 第1及び第2の辺が鈍角に交わる平面視多角形状の太陽電池パネルと、
    当該パネルの端縁部に設置されるモジュールフレームと、
    ジョイントと、
    を備え、
    前記モジュールフレームは、それぞれ前記第1及び前記第2の辺に沿って設置され、中空構造を有する第1及び第2フレームを含み、前記第2フレームの端面と外周側面とがなす角度であるカット角が当該端面に突き合わされる前記第1フレームの端面と外周側面とがなす角度であるカット角より小さく、
    前記ジョイントは、途中で折れ曲がり、
    前記第1フレーム内に挿し込まれる第1挿嵌部と、
    前記第1挿嵌部の一端から当該挿嵌部の長手方向に対して斜めに延び、前記第2フレーム内に挿し込まれると共に、前記太陽電池パネル側に向く内面側に前記第1フレームの端部が挿入される凹部が形成された第2挿嵌部と、
    を含み、
    前記第1挿嵌部と前記第2挿嵌部は、折れ曲がり部の外側に位置する角部から、前記第1挿嵌部の長手方向に沿って当該挿嵌部の幅方向中央部に引かれる仮想線A2と前記第2挿嵌部の長手方向に沿って当該挿嵌部の幅方向中央部に引かれる仮想線A3の交点を通り内側に向かって引かれる仮想線A1によって区切られ、
    前記第1フレーム及び前記第2フレームは、前記第1フレームの端部が前記ジョイントの前記凹部に挿入され、当該各フレームの外周側面の縁部が一致して各外周側面が揃った状態で配置されている、太陽電池モジュール。
  2. 前記凹部は、前記第2挿嵌部の内面の延長線から前記第2挿嵌部の幅方向に沿って、前記角部から前記第1フレームの端面の前記カット角に対応する角度で内側に向かって引かれた仮想線A4の位置よりも前記延長線から離れる方向に深く形成されている、請求項に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記凹部は、前記第1挿嵌部の内面に沿って、前記延長線から前記第2挿嵌部の幅方向に沿った長さが最も長くなる最深部まで段差なく連続的に形成されている、請求項に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記太陽電池パネルは、前記第1の辺と鈍角に交わる第3の辺を含み、前記第1の辺と前記第2及び前記第3の辺とがなす角度が約135°である平面視略五角形状を有し、
    前記モジュールフレームは、前記第3の辺に沿って設置され、中空構造を有する第3フレームを含み、前記第1フレームの端面に突き合わされる前記第3フレームの端面と外周側面とがなす角度であるカット角と前記第2フレームの端面の前記カット角とが略同一である、請求項1〜のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
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