JP2018162568A - 太陽光発電装置用架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】雪止め部が一体化された長尺状の太陽光発電装置用架台において、良好な排水性を実現する。【解決手段】太陽光発電装置用架台は、屋根の棟軒方向において隣接する第1の太陽電池モジュールの周縁部と第2の太陽電池モジュールの周縁部が載置される長尺状のフレーム本体と、フレーム本体上に立設して第1及び第2の太陽電池モジュールの周縁部に係合すると共に、第1及び第2のモジュールの周縁部の上端よりも上方に突出する雪止め部を含み、雪止め部に排水用凹部及び排水用開口部の少なくとも一方が形成されている立壁部と、で構成され、屋根の棟軒方向と略垂直な桁方向に沿って設けられる。【選択図】図5

Description

本開示は、太陽光発電装置用架台に関する。
太陽光発電装置は、一般的に、屋根に固定される長尺状の架台フレーム上に複数の太陽電池モジュールを取り付けて構築される。例えば、特許文献1には、屋根の桁方向に沿って配置されると共に、太陽電池モジュールのフレームと係合する長尺状の横桟部材(第2支持部材)を備えた太陽光発電装置が開示されている。
また、降雪量が多い地域では、太陽光発電装置上に積もった雪が一気に滑落して家屋の周囲に配置される器物等を破損させることがないように、太陽電池モジュールの上端よりも上方に突出させた雪止め部を設けて、かかる雪の滑落を抑制する場合がある。
特開2015−158125号公報
ところで、雪止め部により雪が堰き止められると、雪止め部だけでなく雪止め部の固定対象にも雪の荷重がかかるため、例えば雪止め部と横桟部材とを一体化して雪の荷重が作用する部分の剛性を高くすることが好ましい。一方、雨水、雪溶け水等が雪止め部によって堰き止められると、太陽電池モジュール上に粉塵が溜まり易くなり、例えば太陽光発電装置の美観が損なわれる、或いは太陽電池モジュールの発電効率が低下するといった問題が発生する場合がある。また、水の滞留による装置の腐食、水の凍結による装置の破損なども想定される。
本開示の一態様である太陽光発電装置用架台は、屋根の棟軒方向において隣接する第1の太陽電池モジュールの周縁部と第2の太陽電池モジュールの周縁部が載置される長尺状のフレーム本体と、前記フレーム本体上に立設して前記第1及び前記第2の太陽電池モジュールの周縁部に係合すると共に、前記第1及び前記第2のモジュールの周縁部の上端よりも上方に突出する雪止め部を含み、前記雪止め部に排水用凹部及び排水用開口部の少なくとも一方が形成されている立壁部とで構成され、前記屋根の棟軒方向と略垂直な桁方向に沿って設けられることを特徴とする。
本開示の一態様によれば、雪止め部が一体化され、屋根の桁方向に沿って設けられる太陽光発電装置用架台において、良好な排水性を実現することができる。
実施形態の一例である太陽光発電装置の平面図である。 実施形態の一例であるジョイント金具の斜視図である。 実施形態の他の一例であるジョイント金具の斜視図である。 実施形態の一例であるモジュールフレームの幅方向断面図である。 実施形態の一例である太陽光発電装置の分解斜視図である。 図1中のAA線断面図である。 実施形態の他の一例である横桟部材の斜視図である。 実施形態の他の一例である横桟部材の斜視図である。 実施形態の他の一例である横桟部材の斜視図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態の一例について詳細に説明する。実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであるから、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において、「略〜」との記載は、略平行を例に説明すると、完全に平行はもとより、実質的に平行と認められるものを含む意図である。また、以下で説明する複数の実施形態の各構成要素を適宜組み合わせることは当初から想定されている。
図1は、実施形態の一例である太陽光発電装置10の平面図である。図1等では、太陽光発電装置10が取り付けられる屋根100(図4参照)の軒棟方向を矢印X、軒棟方向と略垂直な桁方向を矢印Yで示す。図1に例示するように、太陽光発電装置10は、太陽電池モジュール11A,11Bを含む複数の太陽電池モジュール11と、太陽光発電装置用架台1とを備える。太陽電池モジュール11Aは、太陽電池パネル12A(第1の太陽電池パネル)と、当該パネルの周縁部に設置されたモジュールフレーム13A(第1のモジュールフレーム)とを有する(太陽電池モジュール11Bについても同様)。本実施形態では、全ての太陽電池モジュール11が同じ形状、同じ寸法を有するものとする。
本明細書では、説明の便宜上、屋根100の軒棟方向に隣り合って配置される2枚の太陽電池モジュール11のうち、軒側に配置されるモジュールを太陽電池モジュール11A、棟側に配置されるモジュールを太陽電池モジュール11Bとする。
太陽光発電装置10は、太陽光発電装置用架台1として、屋根100の桁方向に沿って設けられる長尺状の横桟部材19を備える。横桟部材19は、太陽電池モジュール11A,11Bの周縁部が載置される長尺状のフレーム本体30(図4等参照)と、フレーム本体30上に立設して太陽電池モジュール11A,11Bの周縁部に係合する立壁部20とで構成される。立壁部20は、モジュールフレーム13A,13Bの上端よりも上方に突出する雪止め部21を有する。雪止め部21は、太陽電池モジュール11上に積もる雪を堰き止めて、太陽電池モジュール11上から雪が一気に滑落して家屋の周囲に配置される器物が破損することを抑制する。
立壁部20の雪止め部21は雪を堰き止める機能を有するが、雪止め部21によって雨水や雪溶け水も堰き止められ装置上に水が溜まり易くなる。そこで、太陽光発電装置10では、雪止め部21に排水用凹部22を形成することで雨水を軒側に流れ易くし、装置の排水性を向上させている。この点については、さらに後述する。
太陽光発電装置10は、横桟部材19を用いて複数の太陽電池モジュール11を屋根100に取り付けることで構成される。横桟部材19は、屋根100の軒棟方向に太陽電池モジュール11の軒棟方向長さに対応する間隔をあけて複数配置され、また屋根100の桁方向にも複数配置される。横桟部材19は、2枚の太陽電池モジュール11A,11Bの境界部に設けられるが、太陽光発電装置10の軒側端部及び棟側端部に設けられてもよい。太陽光発電装置10の軒側端部及び棟側端部は専用の横桟部材で固定されてもよい。
太陽光発電装置10は、横桟部材19を屋根100に固定するための縦桟部材110を備えることが好ましい。本実施形態では、太陽光発電装置用架台1が、横桟部材19と、縦桟部材110とで構成される。横桟部材19は、縦桟部材110上に固定され、縦桟部材110を介して屋根100に固定されている。縦桟部材110は、横桟部材19よりも短尺の部材であって、屋根100の軒棟方向に沿って取り付けられる。縦桟部材110は、例えば1本の横桟部材19に2つずつ取り付けられる。
太陽電池モジュール11は、複数の太陽電池セルがガラス基板、樹脂基板等の保護部材で挟持された太陽電池パネル12を有し、当該パネルの四方を囲むようにモジュールフレーム13が設置された構造を有する。モジュールフレーム13は、太陽電池パネル12の周縁部を保護すると共に、横桟部材19に対する太陽電池モジュール11の固定に利用される。太陽電池モジュール11及び太陽電池パネル12は、例えば平面視で長方形を呈するが、その平面視形状は特に限定されず、正方形状、五角形状等であってもよい。
太陽光発電装置10では、各太陽電池モジュール11の短辺が軒棟方向に略平行となり、かつ屋根100の桁方向に隣り合う太陽電池モジュール11の短辺同士が略接触した状態で、各太陽電池モジュール11が格子状に配置されている。また、太陽電池モジュール11A,11Bの間隙は、屋根100の桁方向に沿って直線状に形成されている。
太陽光発電装置10では、太陽電池モジュール11A,11Bの境界部に、屋根100の桁方向に沿って、即ち太陽電池モジュール11A,11Bの長辺に沿って横桟部材19が設置されている。横桟部材19のフレーム本体30上には太陽電池モジュール11Aの棟側端部及び太陽電池モジュール11Bの軒側端部が載置され、立壁部20と係合する。
横桟部材19は、太陽電池モジュール11A,11Bに係合する部分(立壁部20)と、太陽電池モジュール11A,11B等の重量、及びそれらにかかる荷重(正圧、負圧)を受容可能な剛性を有する部分(フレーム本体30)とが一体化した構造を有する。このため、太陽光発電装置10は耐荷重性に優れ、雪止め部21に雪の荷重が作用しても、その荷重を安定に支持することができる。
図1に示す例では、太陽電池モジュール11A,11Bの境界部毎に、横桟部材19が1本ずつ設置されている。また、屋根100の桁方向に並んで複数の横桟部材19が設置されている。そして、屋根100の桁方向に並ぶ複数の横桟部材19は、ジョイント金具50によって桁方向に所定の間隔をあけて互いに連結されている。横桟部材19をこのように隙間をあけて連結することで、当該隙間を雨水等が通って屋根100の軒側に流れ易くなり、太陽光発電装置10の排水性が向上する。
図2Aは、ジョイント金具50の斜視図であって、ジョイント金具50により連結される2本の横桟部材19を一点鎖線で示している。図2Aに例示するように、屋根100の桁方向に並ぶ複数の横桟部材19は、ジョイント金具50によって連結される。横桟部材19及びジョイント金具50はいずれも角筒形状を有するが、ジョイント金具50はフレーム本体30よりも一回り小さく、各フレーム本体30の中空部31にそれぞれ挿入される。ジョイント金具50は、各フレーム本体30にネジ止めされてもよい。
ジョイント金具50には、2本の横桟部材19の間隔を調整するためのストッパ51が設けられていてもよい。ストッパ51は、例えばジョイント金具50の上面に立設した突出片であって、金具の一部をカットして上方に折り曲げることにより形成される。ストッパ51は、ジョイント金具50の長手方向に所定の間隔をあけて2つ形成され、それぞれが横桟部材19の長手方向端面に当接する。これにより、2本の横桟部材19の接近が防止され、上記所定の間隔が形成される。なお、ストッパ51は、切込みからの水の浸入を少なくするため、下面側に形成されていてもよいし、図2Bに示す様に、切込みを架台フレーム30側に設けてもよい。
なお、ジョイント金具50は、中空部31に挿入し易くするため、また材料コストの削減、軽量化等を図るために、角が面取りされていてもよい。
以下、図3〜図5を参照しながら、屋根100に対する太陽光発電装置10の固定構造を構成するモジュールフレーム13及び横桟部材19について詳説する。また、縦桟部材110の構成についても簡潔に説明する。
図3は、太陽電池モジュール11の長辺に沿って取り付けられたモジュールフレーム13の幅方向断面図である。図3に例示するように、モジュールフレーム13は、太陽電池パネル12の周縁部が挿し込まれる内溝16と、太陽電池パネル12側と反対側の外側に向かって開口した外溝17とを有する。モジュールフレーム13は、例えば略角筒形状を呈する本体部14と、本体部14上に設けられた略L字状の鍔部15とを有する。
モジュールフレーム13では、本体部14の上面と鍔部15との間に内溝16が形成されている。内溝16に挿入される太陽電池パネル12と本体部14、鍔部15との隙間には接着剤又はシーリング材が充填されていてもよい。また、本体部14の外側に向いた側壁部には外溝17が形成されている。
外溝17は、太陽電池パネル12と反対側、即ち太陽電池モジュール11の外側を向いて開口した溝である。外溝17は、モジュールフレーム13の下部において、モジュールフレーム13の長手方向に沿って形成されている。外溝17は、後述の凸状部23,24が挿入される溝であって、凸状部23,24を収容できる奥行深さ及び幅(上下方向長さ)を有する。なお、モジュールフレーム13の形状は図3に例示する形状に限定されない。
図4は、横桟部材19及び縦桟部材110を示す分解斜視図である。図4で例示するように、太陽光発電装置10では、縦桟部材110が屋根100に敷設された屋根材101上に軒棟方向に沿うように固定され、横桟部材19が縦桟部材110と略直交するように設けられて縦桟部材110上に固定される。縦桟部材110を設置して、横桟部材19と屋根材101との間に隙間を形成することで、太陽光発電装置10の下に雨水等が溜まることを抑制できる。
横桟部材19は、上述の通り、フレーム本体30と、雪止め部21を含む立壁部20とを備える長尺状部材である。横桟部材19は、例えばアルミニウムを主成分とする金属で構成される。フレーム本体30は、角筒形状を有することが好ましい。角筒形状とすることで、フレームの断面積に比して断面2次モーメントの断面係数が大きくなり、軽量で耐荷重性に優れたフレームとなる。
フレーム本体30は、長手方向に沿って形成された中空部31を有する。中空部31は、横桟部材19の全長にわたって形成されることが好ましい。フレーム本体30は、中空部31の四方を囲むように、底面部32、一対の側壁部33、及び上面部34が形成された構造を有する。一対の側壁部33は、例えば底面部32及び上面部34に対して略垂直に形成される。屋根100の桁方向に並ぶ横桟部材19は、上述の通り、中空部31よりも一回り小さなジョイント金具50を中空部31に挿し込んで連結されている。
立壁部20は、モジュールフレーム13A,13Bが載置されるフレーム本体30の上面部34に立設している。立壁部20は、上面部34の幅方向中央部に立設し、上面部34に対して略垂直に形成されることが好ましい。立壁部20は、ネジ26(図5参照)が挿通される貫通孔25を有し、モジュールフレーム13にネジ止めされてもよい。また、立壁部22は、太陽電池モジュール11A,11Bの周縁部に挟持されることが好ましい。
立壁部20は、モジュールフレーム13A,13Bの上端よりも上方に突出する雪止め部21を含む。図4では、モジュールフレーム13A,13Bの上端αに対応する位置を一点鎖線で示している。即ち、立壁部20のうち上端αよりも上方に位置する部分が雪止め部21であって、太陽電池モジュール11上に積もった雪を堰き止める壁として機能する。例えば、太陽電池モジュール11B上に降った雪は雪止め部21に引っ掛かって太陽電池モジュール11B上に積もる。
雪止め部21の高さは、降雪量等に応じて調整することができ、例えば5mm〜10mm程度に設定される。例えば屋根100が9寸勾配であり、雪止め部21の高さが7mmである場合、太陽電池モジュール11B上の最大積雪量を70cm程度とすることができる。雪止め部21には雪の荷重が作用するが、雪止め部21は剛性の高いフレーム本体30と一体化されているため、雪止め部21を含む横桟部材19は雪の荷重で変形することなく耐荷重性に優れる。
立壁部20の雪止め部21には、排水用凹部22が形成されている。排水用凹部22は、雪止め部21において、少なくとも一部がモジュールフレーム13A,13Bの上端αよりも上方に形成され、雨水等の排水路となる。排水用凹部22は、例えば立壁部20の一部を上端から切除して形成された窪みである。なお、立壁には排水用開口部(後述の図7等参照)が形成されていてもよく、排水用凹部及び排水用開口部の両方が形成されていてもよい。雪止め部を設けた場合、雪だけでなく雨水等も堰き止められてしまうが、横桟部材19では、雪止め部21に排水用凹部22を形成して雨水を軒側に流し易い構造としている。
本実施形態では、立壁部20が横桟部材19の全長にわたって形成されており、立壁部20の長手方向中央部に排水用凹部22が形成されている。排水用凹部22が形成された部分の立壁部20の高さは、上端αの高さより低くてもよいが、その低くなった部分に水や粉塵が溜まり易いので、上端αの高さと同等か、それ以上としてもよい。
排水用凹部22が形成された部分の立壁部20の高さは、例えばモジュールフレーム13A,13Bの上端αの高さ以上であり、かつ排水用凹部22の両側に位置する雪止め部21の上端の高さよりも低い。即ち、排水用凹部22が形成された部分には、他の部分よりも高さの低い雪止め部21が存在していてもよい。
太陽電池モジュール11A,11Bの境界部に設けられる雪止め部21のトータルの長さは、各モジュールの長辺の長さに対して40%〜90%程度が好ましく、50%〜80%程度がより好ましい。本実施形態では、屋根100の桁方向に隙間をあけて複数の横桟部材19が連結されているので、排水用凹部22のトータルの長さは、各モジュールの長辺の長さに対して5%〜50%程度が好ましく、10%〜40%程度がより好ましい。雪止め部21及び排水用凹部22を、このような長さで形成することで、雪止め機能を損なうことなく、排水性を向上させることができる。
横桟部材19には、1つの排水用凹部22が立壁部20の長手方向中央部に形成され、2つに分離された雪止め部21が排水用凹部22を挟んで立壁部20の長手方向両側に略同一の長さ、略同一の高さで形成されているが、排水用凹部22は複数形成されてもよい。但し、太陽光発電装置10の一部に雪が積もり易い、或いは雨水が溜まり易いといったことがないように、太陽光発電装置10の全体として、複数の雪止め部21と複数の排水用凹部22が規則的に配置されていることが好ましい。
横桟部材19は、立壁部20から屋根100の軒側に突出する凸状部23と、立壁部22から屋根100の棟側に突出する凸状部24とを有する。凸状部23,24は、立壁部20の略同じ高さにおいて互いに反対方向に突出し、いずれも立壁部20に対して略垂直に略同じ突出長さで形成されることが好ましい。凸状部23,24は、例えば上面部34との間に所定の隙間をあけて、上面部34と略平行に形成される。凸状部23,24は、互いに対向する太陽電池モジュール11A,11Bの周縁部の側壁部にそれぞれ形成された溝(外溝17A,17B)に挿し込まれる。
また、横桟部材19は、幅方向に張り出した鍔部35を有していてもよい。鍔部35は、横桟部材19の幅方向一方側のみに設けられていてもよいが、本実施形態では、横桟部材19の幅方向両側に設けられており、各側壁部33の下部から幅方向外側にそれぞれ張り出している。鍔部35は、先端部が上方に向かって折れ曲がった断面略L字状に形成されている。架台フレーム30は、この鍔部35を利用して縦桟部材110に固定される。
縦桟部材110は、ネジ114で屋根材101上に固定されるスレート金具111と、スレート金具111上にボルト及びナットで固定される押え金具112とを有する。縦桟部材110は、屋根100の軒棟方向及び桁方向に並んで複数取り付けられている。スレート金具111は、押え金具112の位置をスライド調整可能なガイドレール溝113を有する。押え金具112は、逆U字形状を有する金具であって、横桟部材19の鍔部35を上から押え付けて横桟部材19をスレート金具111上に固定する。
図5は、図1中のAA線断面図である。図5に例示するように、太陽電池モジュール11A,11Bのモジュールフレーム13A,13Bは、横桟部材19のフレーム本体30上に載置され、立壁部20によって固定されている。モジュールフレーム13A,13Bは、立壁部20を挟んでフレーム本体30上に対向配置されており、互いに対向する側壁部に形成された外溝17A,17Bをそれぞれ有する。
横桟部材19は、凸状部23がモジュールフレーム13Aの外溝17Aに、凸状部24がモジュールフレーム13Bの外溝17Bにそれぞれ挿入されることで、各モジュールフレーム13A,13Bに係合している。この状態で、モジュールフレーム13Aの底板18Aは凸状部23とフレーム本体30の上面部34との間に挿し込まれている。即ち、横桟部材19は、凸状部23が外溝17Aに挿入されると共に、底板18を上から押え付けることで、モジュールフレーム13Aに係合している。同様に、モジュールフレーム13Bの底板18Bは凸状部24と上面部34との間に挿し込まれている。
凸状部23,24の突出長さは、外溝17A,17Bの奥行深さよりも短いことが好ましい。この場合、立壁部20がモジュールフレーム13Aと接触するまで、凸状部23を外溝17Aに挿入することができる。凸状部24についても同様に、立壁部20がモジュールフレーム13Bと接触するまで外溝17Bに挿入される。
立壁部20は、凸状部23,24が外溝17A,17Bにそれぞれ挿入された状態で、モジュールフレーム13A,13Bによって挟持されていることが好ましい。立壁部20がモジュールフレーム13A,13Bによって挟持されることで、太陽電池モジュール11A,11Bの間隔が小さくなりモジュールの搭載効率が向上すると共に、横桟部材19の耐荷重性も向上する。
立壁部20は、貫通孔25に挿通されるネジ26を用いてモジュールフレーム13A,13Bの一方にネジ止めされてもよい。例えば、ネジ26には皿ネジが用いられ、貫通孔25は皿ネジの頭部を収容可能な形状を有する。ネジ26の軸部は、モジュールフレーム13Aの本体部14A内に収容されていてもよい。
立壁部20は、モジュールフレーム13A,13Bの上端αを超えて上方に突出している。上端αから突出した雪止め部21は、上述の通り、雪を堰き止める壁として機能する。横桟部材19には、雪止め機能を損なうことなく排水性を向上させるために、雪止め部21の一部に排水用凹部22が形成されている。排水用凹部22は、雪止め部21の一部を切除して形成された切欠きといえる。
図5に示す例では、排水用凹部22が形成された部分の立壁部20の高さが、即ち排水用凹部22が形成された部分における立壁部20の上端の位置が、モジュールフレーム13A,13Bの上端αの高さよりもやや高くなっている。この場合、排水用凹部22が形成された部分に水や粉塵が溜まり難くなる。
なお、凸状部23,24には、モジュールフレーム13A,13Bに食い込む突起が形成されていてもよい。例えば、凸状部23,24は下方に突出して底板18A,18Bに食い込む突起を有していてもよい。このような突起を設けることで、横桟部材19とモジュールフレーム13A,13Bとの結合力が向上し、また突起を利用してアースをとることもできる。
横桟部材19は、フレーム本体30の底面部32を貫通して形成され、中空部31と連通する底部排水孔40を有していてもよい。中空部31には、例えば長手方向両端の開口から雨水等が浸入する場合があるため、底部排水孔40を設けることで、中空部31に浸入した水を排出することができる。底部排水孔40は、底面部32において、中空部31の軒側端部に形成されることが好ましい。底部排水孔40は中空部31の軒側端部だけに形成されてもよいが、横桟部材19をどちら向きでも使用可能とし、施工性の向上、施工ミスの防止を図るためには、底部排水孔40は中空部31の幅方向両端部に形成されることが好適である。
底部排水孔40は、円形状、正方形状等であってもよいが、好ましくは横桟部材19の長手方向に沿ってスリット状に形成される。底部排水孔40をスリット状に形成することで、フレーム本体30の強度を低下させることなく、また粉塵等が詰まり難く、良好な排水性を得ることができる。底部排水孔40は、水が浸入し易いフレーム本体30の長手方向両端部に形成されてもよく、水を排出し難いフレーム本体30の長手方向中央部に形成されてもよい。例えば、底部排水孔40は、横桟部材19の全長の10%〜50%の長さで形成され、中空部31の幅方向両端から中空部31の幅の20%以下の幅で形成される。底部排水孔40は、横桟部材19の長手方向に沿って複数形成されてもよい。
横桟部材19には、モジュールフレーム13Aの移動を規制するための移動規制金具55が取り付けられていてもよい。移動規制金具55は、横桟部材19の軒側に位置する側壁部33にネジ56を用いて固定できる。移動規制金具55は、中間部が外側に小さく折れ曲がった板状の金具であって、フレーム本体30の上端よりも上方に突出し、モジュールフレーム13Aの本体部14Aの近傍で本体部14Aと対向するように設けられることが好ましい。
図5に示す例では、立壁部20がモジュールフレーム13Aにネジ止めされているため、太陽電池モジュール11Aの棟側端部は持ち上がり難く負圧に強いが、移動規制金具55を設けることで、さらに耐荷重性が向上する。
以上のように、太陽光発電装置10によれば、雪止め部21とフレーム本体30とが一体化されると共に、排水用凹部22が形成された横桟部材19を用いることによって、雪止め機能を損なうことなく、優れた耐荷重性と排水性を実現することができる。また、ジョイント金具50により屋根100の桁方向に間隔をあけて架台フレーム30を連結することで、雨水等の排水性がさらに向上する。
このように、横桟部材19は雨水等を堰き止め難い構造であるため、例えば太陽電池モジュール11上に粉塵等が溜まり難く、太陽光発電装置10の美観を長期にわたって維持でき、また太陽電池モジュール11の汚れに伴う発電効率の低下も抑制可能である。冬場では水の凍結により太陽電池モジュール11等が破損するおそれがあるが、太陽光発電装置10は水が溜まり難い構造であるため、また、水の滞留による装置の腐食、水の凍結による装置の破損なども十分に抑制される。
以下、図6〜図8を参照しながら、実施形態の他の一例について説明する。以下では、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を用いて重複する説明を省略し、主に上述の実施形態との相違点を説明する。
図6に例示する横桟部材60は、立壁部61の長手方向中央部に排水用凹部63が形成されており、排水用凹部63を挟むように雪止め部62が形成されている点で、横桟部材19と共通する。一方、排水用凹部63は、雪止め部62だけでなく、立壁部61の根元まで切除されて形成されている点で、横桟部材19の排水用凹部22と異なる。さらに、横桟部材60は、モジュールフレーム13A,13Bが載置されるフレーム本体65の上面部66を貫通して形成され、中空部31と連通する上部排水孔67を有する。排水用凹部63は、上部排水孔67と連設されている。
上部排水孔67は、排水用凹部63の下に大きく形成されている。また、フレーム本体65の底面部68において、上部排水孔67と上下方向に重なる位置には、下部排水孔69が形成されている。排水用凹部63から流れ落ちる雨水等は、上部排水孔67及び下部排水孔69を通って太陽光発電装置10の下に排出される。また、上部排水孔67及び下部排水孔69を通って雪が排出されてもよい。上部排水孔67及び下部排水孔69は、長方形状に形成されているが、その形状は特に限定されない。
図7に例示する横桟部材70は、立壁部71の雪止め部72に、排水用凹部63に代えて排水用開口部73が形成されている点で、横桟部材60と異なる。排水用開口部73は、少なくとも一部がモジュールフレーム13A,13Bの上端αよりも上方に形成され、雨水等の排水路となる。排水用開口部73は、立壁部71の上端及びその近傍に雪止め部72を残して、立壁部71の上端より少し下から根元まで形成されている。また、排水用開口部73は上部排水孔67と連設されている。
この場合、雪止め部72が横桟部材70の長手方向に連続して形成されるので、より良好な雪止め機能を得ることができる。排水性は、排水用開口部73、上部排水孔67、及び下部排水孔69によって確保される。横桟部材70は、排水用開口部73を挟んでその両側に位置する立壁部71が、上端部で連結された構造を有する。
図8に例示する横桟部材80は、立壁部81の雪止め部82に形成された複数の排水用開口部83を有する。排水用開口部83は、少なくとも一部がモジュールフレーム13A,13Bの上端αよりも上方に形成され、雨水等の排水路となる。複数の排水用開口部83は、横桟部材80の長手方向に並んで矩形状に形成されている。この場合も、雪止め部82が横桟部材80の長手方向に連続して形成されるので、より良好な雪止め機能を得ることができる。
1 太陽光発電装置用架台、10 太陽光発電装置、11,11A,11B 太陽電池モジュール、12,12A,12B 太陽電池パネル、13,13A,13B モジュールフレーム、14,14A,14B 本体部、15,15A,15B 鍔部、16,16A,16B 内溝、17,17A,17B 外溝、18,18A,18B 底板、19 横桟部材、20 立壁部、21 雪止め部、22 排水用凹部、23,24 凸状部、25 貫通孔、26 ネジ、30 フレーム本体、31 中空部、32 底面部、33 側壁部、34 上面部、35 鍔部、40 底部排水口、50 ジョイント金具、51 ストッパ、55 移動規制金具、56 ネジ、100 屋根、101 屋根材、110 縦桟部材、111 スレート金具、112 押え金具、113 ガイドレール溝、114 ネジ

Claims (8)

  1. 屋根の棟軒方向において隣接する第1の太陽電池モジュールの周縁部と第2の太陽電池モジュールの周縁部が載置される長尺状のフレーム本体と、
    前記フレーム本体上に立設して前記第1及び前記第2の太陽電池モジュールの周縁部に係合すると共に、前記第1及び前記第2のモジュールの周縁部の上端よりも上方に突出する雪止め部を含み、前記雪止め部に排水用凹部及び排水用開口部の少なくとも一方が形成されている立壁部と、
    で構成され、前記屋根の棟軒方向と略垂直な桁方向に沿って設けられる、太陽光発電装置用架台。
  2. 前記立壁部から前記屋根の軒側及び棟側に突出し、互いに対向する前記第1及び前記第2の太陽電池モジュールの周縁部の側壁部にそれぞれ形成された溝に挿し込まれる凸状部が形成されている、請求項1に記載の太陽光発電装置用架台。
  3. 前記フレーム本体は、長手方向に沿って形成された中空部を有する、請求項1又は2に記載の太陽光発電装置用架台。
  4. 前記フレーム本体の底面部を貫通して形成され、前記中空部と連通する底部排水孔を有する、請求項3に記載の太陽光発電装置用架台。
  5. 前記第1及び前記第2の太陽電池モジュールの周縁部が載置される前記フレーム本体の上面部を貫通して形成され、前記中空部と連通する上部排水孔を有する、請求項3又は4に記載の太陽光発電装置用架台。
  6. 前記排水用凹部又は前記排水用開口部は、前記上部排水孔と連設されている、請求項5に記載の太陽光発電装置用架台。
  7. 前記立壁部には、少なくとも1つの前記排水用凹部が形成されており、
    前記排水用凹部が形成された部分の前記立壁部の高さは、前記第1及び前記第2の太陽電池モジュールの周縁部の上端の高さと同等か、それ以上である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽光発電装置用架台。
  8. 前記フレーム本体の長さは、前記第1及び前記第2の太陽電池モジュールの桁方向長さよりも短く、
    前記屋根の桁方向に並ぶ複数の前記フレーム本体は、ジョイント金具によって互いに所定の隙間をあけて連結されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の太陽光発電装置用架台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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