JP2019073899A - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工が容易でありながら、屋根の排水性、防水性を十分に確保できる太陽光発電装置を提供する。【解決手段】太陽光発電装置10は、屋根100に固定され、太陽電池モジュール11Aの棟側端部に設置されたフレーム13Aと太陽電池モジュール11Bの軒側端部に設置されたフレーム13Bとが載せられるマウント金具30と、フレーム13Aの鍔部23A及びフレーム13Bの鍔部23Bに跨って取り付けられ、鍔部23A,23Bをマウント金具30に押え付ける固定金具60とを備える。マウント金具30はボルト25をスライド移動可能に保持するガイドレール部33を有し、固定金具60はボルト25を用いて鍔部23A,23Bを介してマウント金具30に固定される。マウント金具30の棟側端縁30bは、屋根100の軒棟方向及び桁方向に対して傾斜している。【選択図】図3

Description

本開示は、太陽光発電装置に関する。
太陽光発電装置は、屋根に複数の太陽電池モジュールを取り付けて構築されている。例えば、特許文献1には、軒側の太陽電池モジュールに係合する軒側係合フックと、棟側の太陽電池モジュールに係合する棟側係合フックとを含む固定具を備えた太陽光発電装置が開示されている。かかる固定具は、ネジを用いて屋根に固定されている。
特開2015−214877号公報
ところで、屋根に太陽光発電装置を設置した場合に、屋根の排水性、防水性を確保することは重要な課題である。従来の太陽光発電装置では、屋根材上に取り付けた金具の周囲から雨水等が浸入することを防止するため、金具の周囲をシーリング処理する必要があり施工が面倒であった。本開示の目的は、施工が容易でありながら、屋根の排水性、防水性を十分に確保できる太陽光発電装置を提供することである。
本開示の一態様である太陽光発電装置は、第1太陽電池パネルと、外側に張り出した第1鍔部を含み、前記第1太陽電池パネルの端部に設置された第1フレームと、を有する第1太陽電池モジュールと、第2太陽電池パネルと、外側に張り出した第2鍔部を含み、前記第2太陽電池パネルの端部に設置された第2フレームと、を有し、前記第1太陽電池モジュールとの間に隙間をあけて当該モジュールの棟側に隣り合って配置された第2太陽電池モジュールと、屋根に固定され、前記第1太陽電池モジュールの棟側端部に設置された前記第1フレームと前記第2太陽電池モジュールの軒側端部に設置された前記第2フレームとが載せられるマウント金具と、前記第1フレームの前記第1鍔部及び前記第2フレームの前記第2鍔部に跨って取り付けられ、当該各鍔部を前記マウント金具に押え付ける固定金具とを備え、前記マウント金具は、ボルトの頭部をスライド移動可能に保持するガイドレール部を有し、前記固定金具は、前記ボルトを用いて前記第1鍔部と前記第2鍔部を介して前記マウント金具に固定され、前記マウント金具の棟側端縁は、前記屋根の軒棟方向及び桁方向に対して傾斜していることを特徴とする。
本開示の一態様である太陽光発電装置によれば、施工が容易でありながら、屋根の排水性、防水性を十分に確保できる。
実施形態の一例である太陽光発電装置の分解斜視図である。 実施形態の一例である太陽電池モジュールの断面図である。 実施形態の一例であるマウント金具の平面図である。 図3中のAA線断面図である。 実施形態の一例であるマウント金具の正面図である。 実施形態の一例である太陽光発電装置の取り付け構造を示す縦方向断面図である。 実施形態の他の一例であるマウント金具の平面図である。 図7中のBB線断面図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態の一例について詳細に説明する。本明細書において、「略〜」との記載は、略平行を例に説明すると、完全に平行である場合、及び実質的に平行と認められる場合の両方を含む意図である。以下で説明する実施形態は例示であって、本開示の太陽光発電装置はこれに限定されない。
以下では、屋根の軒棟方向に沿うマウント金具等の方向を「縦方向」とし、屋根の桁方向(軒棟方向に垂直な方向)に沿うマウント金具等の方向を「横方向(左右)」とする。マウント金具が載置される屋根面(例えば、屋根材の表面)に垂直な方向に沿うマウント金具等の方向を「上下方向」とする。図面には、屋根の軒棟方向・縦方向を矢印X、桁方向・横方向を矢印Y、上下方向を矢印Zで示す。
図1は、実施形態の一例である太陽光発電装置10の分解斜視図である。図1に示すように、太陽光発電装置10は、屋根材101が敷設された屋根100に取り付けられている。太陽光発電装置10は、太陽電池モジュール11A(第1太陽電池モジュール)と、太陽電池モジュール11B(第2太陽電池モジュール)と、棟側端縁30b(図3参照)が屋根100の軒棟方向及び桁方向に対して傾斜したマウント金具30とを備える。また、太陽光発電装置10は、太陽電池モジュール11A,11Bをマウント金具30に固定する固定金具60(図6参照)を備える。
太陽電池モジュール11Aは、太陽電池パネル12A(第1太陽電池パネル)と、外側に張り出した鍔部23A(第1鍔部:図6参照)を含み、太陽電池パネル12Aの端部に設置されたフレーム13A(第1フレーム)とを有する。太陽電池モジュール11Bは、太陽電池パネル12B(第2太陽電池パネル)と、外側に張り出した鍔部23B(第2鍔部:図6参照)を含み、太陽電池パネル12Bの端部に設置されたフレーム13B(第2フレーム)とを有する。太陽電池モジュール11Bは、太陽電池モジュール11Aとの間に隙間をあけて太陽電池モジュール11Aの棟側に隣り合って配置されている。
太陽光発電装置10は、マウント金具30上に複数の太陽電池モジュール11を固定することで構築される。マウント金具30は、屋根材101上に複数配置される。本明細書では、説明の便宜上、軒棟方向に隣り合って配置される任意の2枚の太陽電池モジュール11について、軒側に配置されるモジュールを太陽電池モジュール11A、棟側に配置されるモジュールを太陽電池モジュール11Bとする。本実施形態では、全ての太陽電池モジュール11が同じ形状を有するものとする。
マウント金具30は、屋根100に固定され、太陽電池モジュール11Aの棟側端部に設置されたフレーム13Aと太陽電池モジュール11Bの軒側端部に設置されたフレーム13Bとが載せられる金具である。マウント金具30はボルト25の頭部をスライド移動可能に保持するガイドレール部33を有し、固定金具60はボルト25を用いて鍔部23A,23Bを介してマウント金具30に固定される。固定金具60は、フレーム13Aの鍔部23A及びフレーム13Bの鍔部23Bに跨って取り付けられ、鍔部23A,23Bをマウント金具30に押え付ける。マウント金具30及び固定金具60の詳細な構成については後述する。
太陽電池モジュール11は、上述の通り、太陽電池パネル12と、フレーム13とを有する。太陽電池パネル12は、複数の太陽電池セルが2枚の基材で挟持された略平坦なパネルである。フレーム13は、例えばアルミニウムを主成分とする金属材料を押出成形して形成され、太陽電池パネル12の四方を囲んで設置される。図1に示す例では、平面視略矩形形状を有する太陽電池モジュール11の短辺方向が軒棟方向と略平行となるように、複数の太陽電池モジュール11が配置されている。桁方向に隣り合う太陽電池モジュール11同士は略接触した状態で配置され、軒棟方向に隣り合う太陽電池モジュール11A,11Bはボルト25を挟むように小さな隙間をあけて配置される。
太陽電池モジュール11は、軒側端部の2箇所と棟側端部の2箇所の合計4箇所でマウント金具30に固定されることが好ましい。1枚の太陽電池モジュール11の裏側には、例えば当該モジュールの軒側端部の左右に対応する位置と、棟側端部の左右に対応する位置とにマウント金具30が配置される。太陽電池モジュール11A,11Bの境界部に配置されるマウント金具30には、当該2枚のモジュールのフレーム13A,13Bが載せられる。
図1に示す例では、複数のマウント金具30が軒棟方向及び桁方向に並んで配置されている。軒棟方向に並ぶ各マウント金具30は、各太陽電池モジュール11の軒棟方向に沿った長さに合わせて、軒棟方向に一定の間隔をあけて配置される。各マウント金具30は、ガイドレール部33が軒棟方向に沿うように屋根100に固定される。フレーム13A,13Bは、ガイドレール部33と略直交するようにマウント金具30上に載せられる。
太陽光発電装置10では、マウント金具30が屋根材101の上に配置され、屋根100の野地板102に固定される。図1に例示するように、2枚の屋根材101に跨ってマウント金具30を固定する場合、屋根材101間に形成された段差部分にスペーサ105を設けることが好ましい。スペーサ105は、当該段差を埋めてマウント金具30の安定した取り付けを可能とする。マウント金具30を屋根材101の上に直接配置することで、屋根材101の表面である屋根面からの太陽電池モジュール11の高さを低くすることができ、屋根100と太陽光発電装置10の一体感が向上する。
図2は、太陽電池モジュール11の端部の断面図である。図2に示すように、太陽電池パネル12の端部に設置されるフレーム13は、上面部、下面部、及び側面部を含む中空の角柱形状を有する本体部20と、本体部20の上面に立設した鉤部21と、モジュールの内側に向かって開口した内溝22とを有する。鉤部21は、本体部20の外側から上方に真っ直ぐ延び、途中で内側に折れ曲がって断面略L字状に形成される。内溝22は、太陽電池パネル12の端部が挿入される部分であって、本体部20の上面と鉤部21との間に形成される。
フレーム13は、外側に張り出した鍔部23を有する。鍔部23は、本体部20の下面と平行に本体部20の下端から外側に向かって延出し、途中で上方に折れ曲がって略L字状に形成されている。鍔部23は、固定金具60を用いてフレーム13をマウント金具30に固定する際に利用される部分であって、太陽電池パネル12の長辺に沿って取り付けられるフレームのみに形成されていればよい。
図3はマウント金具30の平面図、図4は図3中のAA線断面図、図5はマウント金具30の正面図である。図3〜図5に示すように、マウント金具30は、屋根100に固定される板状の基部31と、基部31に立設してフレーム13A,13Bを支持し、ガイドレール部33を形成する一対の第1支持部32とを有する。ガイドレール部33は、ボルト25の頭部をスライド移動可能に保持する溝である。また、マウント金具30は、ガイドレール部33に沿って縦方向に延びる側壁部を有していてもよい。側壁部は、基部31の横方向両端部に立設することが好ましい。本実施形態では、側壁部として、第1支持部32よりも外側に立設してフレーム13A,13Bを支持する一対の第2支持部34が形成されている。
本実施形態では、基部31の横方向中央部に一対の第1支持部32が立設し、基部31の横方向両端部に一対の第2支持部34が立設している。マウント金具30は、ガイドレール部33が延びる方向(本実施形態では縦方向)に長く、横方向長さが金具の縦方向全長にわたって一定である。また、基部31、第1支持部32、ガイドレール部33、及び第2支持部34は、マウント金具30の縦方向全長にわたって形成される。
マウント金具30の棟側端縁30bは、屋根100の軒棟方向及び桁方向に対して傾斜している。即ち、棟側端縁30bは、マウント金具30の縦方向及び横方向に対して斜めに形成されている。この場合、施工性を損なうことなく、雨水等の排水性を向上させることができる。雨水等はマウント金具30によって堰き止められず、傾斜した棟側端縁30bに沿って軒側に流れる。ゆえに、雨水等はマウント金具30の周囲に溜まらず、金具の周囲から浸入し難くなるため、例えば金具の周囲をシーリング処理する必要がない。
マウント金具30の棟側端縁30bは、屋根100の桁方向に対して約3°〜約15°の角度θで傾斜していることが好ましい。角度θが当該範囲内であれば、良好な施工性と排水性を両立し易くなる。他方、マウント金具30は、横方向両端縁が屋根100の軒棟方向に沿った状態で配置される。
マウント金具30の軒側端縁30aは、屋根100の軒棟方向及び桁方向に対して棟側端縁30bと略同じ角度で傾斜していることが好ましい。即ち、軒側端縁30aは棟側端縁30bと略平行に形成されていることが好ましい。軒側端縁30aの傾斜は排水性に影響を与えないが、一般的に、マウント金具30は長尺状の部材を切断して製造されるため、各端部を同じ方向に同じ角度で切断することで材料の無駄を無くすことができる。マウント金具30は、軒側端縁30aと棟側端縁30bとが略平行で、また横方向両端同士も略平行な平面視略平行四辺形状を有する。
基部31は、平坦な板状に形成され、後述のゴム製シート103(図6参照)を介して屋根面に当接する。基部31には、マウント金具30を屋根100に固定するネジを通す複数の貫通孔35が形成されている。貫通孔35は、基部31の縦方向両端(軒側端縁30a及び棟側端縁30b)寄りにそれぞれ形成されることが好ましい。貫通孔35は、一方の第1支持部32と一方の第2支持部34の間、及び他方の第1支持部32と他方の第2支持部34の間において、例えば縦方向に4つずつ並んでそれぞれ形成されている。
基部31の厚みは、例えば、ガイドレール部33に挿入されるボルト25の頭部の高さよりも薄い。換言すると、基部31は、ボルト25の頭部の高さ、またガイドレール部33の深さよりも薄い厚みで形成される。このように基部31の厚みを薄くすることで、マウント金具30の軽量化、材料コストの削減を図ることができる。なお、マウント金具30には、第1支持部32及び第2支持部34が設けられるので、基部31の厚みを薄くしても十分な耐荷重性を確保できる。
一対の第1支持部32は、太陽電池モジュール11のフレーム13が載せられる部分であると共に、ガイドレール部33を形成する。図3に示す例では、一対の第1支持部32がマウント金具30の横方向中央に沿った仮想線αに対して左右対称に形成され、ガイドレール部33が仮想線αに沿って形成されている。また、各第1支持部32の下部は基部31に対して垂直に形成され、上部は基部31と平行に形成されている。各第1支持部32の上部は基部31に垂直な下部に対して左右両側にそれぞれ張り出し、各第1支持部32は断面視(側面視)略T字形状を有する。
一対の第1支持部32は、その間にボルト25の頭部が挿入可能な間隙をあけて形成され、基部31と各第1支持部32によって囲まれた当該間隙がガイドレール部33となる。また、各第1支持部32の上部は、その間にボルト25の軸部の直径より大きく、頭部の直径よりも小さな隙間をあけて横方向中央側にそれぞれ張り出している。このため、ガイドレール部33である上記隙間に挿入されるボルト25の頭部は、上方に抜けない状態で保持される。ボルト25は、軸部が各第1支持部32の間から上方に突出し、基部31に対して略垂直に立設するように、頭部がガイドレール部33に沿ってスライド移動可能に保持され、所望の位置でナットを用いて固定される。
一対の第1支持部32の上面は、平坦で同じ高さに位置する。このため、各第1支持部32によって太陽電池モジュール11のフレーム13が安定に支持される。また、フレーム13は、一対の第2支持部34(側壁部)によっても支持される。各第2支持部34は、基部31に対して略垂直に立設し、互いに同じ高さで形成されている。そして、各第1支持部32の上面及び各第2支持部34の上面はいずれも平坦で同じ高さに位置している。第1支持部32及び第2支持部34がフレーム13を支持することで、フレーム13の安定性が向上する。
マウント金具30には、太陽電池モジュール11A,11Bの少なくとも一方から引き出される配線を固定するための結束バンド(図示せず)を通すバンド挿通孔36が形成されていることが好ましい。従来、配線固定板を各マウント金具に設置して配線を固定することが一般的であるが、バンド挿通孔36を設けて結束バンドの使用を可能にすることで、配線固定板が不要となり、施工性の向上、材料コストの削減を図ることができる。
バンド挿通孔36は、マウント金具30の軒側端部であってフレーム13Aが載置される部分よりも軒側に、及びマウント金具30の棟側端部であってフレーム13Bが載置される部分よりも棟側にそれぞれ形成されることが好ましい。即ち、バンド挿通孔36は、フレーム13Aよりも太陽電池モジュール11Aの内側に、フレーム13Bよりも太陽電池モジュール11Bの内側にそれぞれ形成される。
図5に示す例では、側壁部である第2支持部34にバンド挿通孔36が形成されている。バンド挿通孔36は、第2支持部34の縦方向両端部に1つずつ形成される。この場合、バンド挿通孔36に通された結束バンドを用いて、マウント金具30の軒側端部又は棟側端部に配線を固定できる。また、バンド挿通孔36は、各第2支持部34のそれぞれに形成されることが好ましい。
マウント金具30には、施工時に使用される位置合わせマーク37が設けられていてもよい。図5に示す例では、第2支持部34の縦方向中央に、上下方向に延びる線状の位置合わせマーク37が形成されている。位置合わせマーク37は、第2支持部34のそれぞれに形成されることが好ましい。マウント金具30は、例えば、位置合わせマーク37が屋根材101の軒側端縁と一致するように、屋根100上に配置される。
図6は、太陽光発電装置10の取り付け構造を示す縦方向断面図である。図6に示すように、太陽光発電装置10は、固定金具60を用いて、マウント金具30に太陽電池モジュール11を固定することで構築される。マウント金具30の第1支持部32及び第2支持部34の上には、太陽電池モジュール11Aの棟側端部に設置されたフレーム13Aと、太陽電池モジュール11Bの軒側端部に設置されたフレーム13Bとが載せられる。そして、フレーム13A,13Bの鍔部23A,23Bが、固定金具60によってマウント金具30に押え付けられる。
フレーム13A,13Bは、その長手方向がガイドレール部33が延びるマウント金具30の縦方向に対して略垂直に配置される。また、フレーム13A,13Bは、ガイドレール部33に頭部が保持されたボルト25の軸部を挟むように配置される。ボルト25は、ガイドレール部33を形成する一対の第1支持部32の上からナット26を取り付けることで、ガイドレール部33の所望の位置に固定される。即ち、ボルト25の頭部とナット26によって各第1支持部32の上部が挟持され、ボルト25の位置が固定される。
固定金具60は、略U字形状を有し、フレーム13Aの鍔部23A及びフレーム13Bの鍔部23Bに跨って取り付けられる。固定金具60は、ボルト25の軸部を挿通可能な貫通孔61を有し、鍔部23A,23Bを上から押え、貫通孔61にボルト25の軸部が挿通された状態でフレーム13A,13Bの間に取り付けられる。固定金具60は、ボルト25に取り付けられるナット27によって固定される。固定金具60は、ナット27により上から押え付けられることで鍔部23A,23Bを押圧する。こうして、フレーム13A,13Bがマウント金具30に固定される。
マウント金具30は、板状の基部31に取り付けられたネジ107によって屋根100の野地板102に固定される。図6に示す例では、位置合わせマーク37と屋根材101の軒側端縁とが一致するようにマウント金具30が配置され、マウント金具30の棟側部分が屋根材101上に、軒側部分がスペーサ105上に固定されている。一部のネジ107は、基部31の貫通孔35とスペーサ105の貫通孔106に通され、屋根材101を貫通して野地板102に固定される。ネジ107には、ゴム製パッキン付きの木ネジを使用できる。マウント金具30と屋根材101及びスペーサ105との間には、ゴム製シート103(例えば、ブチルゴムシート)が設けられている。
上述の構成を備えた太陽光発電装置10によれば、施工が容易でありながら、屋根100の排水性、防水性を十分に確保できる。また、太陽電池モジュール11を屋根100にしっかり固定できると共に、メンテナンス性にも優れる。
以下、図7及び図8を参照しながら、実施形態の他の一例であるマウント金具40について詳説する。マウント金具40は、太陽光発電装置10のマウント金具30の代わりとして使用できる。
図7はマウント金具40の平面図、図8は図7中のBB線断面図である。図7及び図8に示すように、マウント金具40は、屋根100に固定される板状の基部41と、フレーム13A,13Bを支持する一対の第1支持部42及び一対の第2支持部44と、ガイドレール部43とを有する点で、マウント金具30と共通する。一方、マウント金具40は、基部41がマウント金具40の横方向両端部にそれぞれ形成され、各基部41の間に、第1支持部42、ガイドレール部43、及び第2支持部44を含む台座部48が形成されている点で、マウント金具30と異なる。台座部48は、フレーム13A,13Bが載置される部分であって、屋根面との間に空間を設けて形成される。
マウント金具40の棟側端縁40bは、マウント金具30の場合と同様に、屋根100の軒棟方向及び桁方向に対して傾斜している。棟側端縁40bと屋根100の桁方向に対してなす角度θは、約3°〜約15°が好ましい。また、マウント金具40の軒側端縁40aは、屋根100の軒棟方向及び桁方向に対して棟側端縁40bと略同じ角度で傾斜していることが好ましい。
基部41は、平坦な板状に形成され、ゴム製シート103を介して屋根面に当接する。基部41は、一定の横方向長さでマウント金具40の縦方向全長にわたって形成される。ネジ107が挿通される複数の貫通孔45は、基部41の縦方向に並んで縦方向両端(軒側端縁40a及び棟側端縁40b)寄りに2つずつ、1つの基部41に4つずつ形成されている。基部41は、ガイドレール部43に挿入されるボルト25の頭部の高さよりも薄く形成されることが好ましい。
貫通孔45はいずれも、基部41の外端から10mm以上離れた位置に形成されることが好ましい。貫通孔45を、基部41の外端から離れた位置に形成することで、ネジ107が取り付けられる部分に雨水等が浸入し難くなる。なお、各基部41の縦方向中央には、基部41の外端から横方向に沿って線状の位置合わせマーク47が形成されている。
台座部48は、2つの基部41を連結するように各基部41の間に設けられている。台座部48の横方向両端部には一対の第2支持部44が形成され、各第2支持部44の下部は各基部41に対して略垂直に立設している。また、台座部48には、各第2支持部44の途中から台座部48の横方向中央側に延びて各第1支持部42にそれぞれつながった一対の連結部49が形成されている。連結部49は、基部41と略平行に形成され、また基部41よりも高い位置に形成される。
マウント金具40は、軒棟方向に沿った縦方向の全長にわたって、屋根面との間に排水用の空間を設けるための凹部50を有することが好ましい。凹部50は、下方に向かって開口しており、金具の縦方向全長にわたって台座部48の下に溝状に形成される。凹部50によって形成される上記空間は雨水等が流れる排水溝となり、太陽光発電装置10の設置箇所における屋根100の排水性をさらに向上させる。
図8に示す例では、各連結部49の下に凹部50がそれぞれ形成されている。台座部48の横方向中央部には下方に突出した凸部51が形成され、凸部51の下面は平坦で基部41の下面と同一平面上に位置する。ゆえに、凸部51は屋根面に当接してマウント金具40の耐荷重性を向上させる。また、凸部51を設けることでガイドレール部43の形成スペースが確保される。凹部50は、凸部51(ガイドレール部43)の横方向両側にそれぞれ形成されている。
一対の第1支持部42は、台座部48の横方向中央部に形成されている。図7に示す例では、一対の第1支持部42がマウント金具40の横方向中央に沿った仮想線βに対して左右対称に形成され、ガイドレール部43が仮想線βに沿って形成されている。一対の第1支持部42は、その間にボルト25の頭部が挿入可能な間隙をあけて形成され、各第1支持部42と凸部51によって囲まれた当該間隙がガイドレール部43となる。各第1支持部42の上部は、その間にボルト25の軸部を挿通可能な隙間をあけて横方向中央側にそれぞれ張り出しているため、ガイドレール部43に挿入されるボルト25の頭部は上方に抜けない状態で保持される。
一対の第2支持部44は、各基部41から上方に真っ直ぐ延び、途中で内側に折れ曲がってそれぞれ断面略L字状に形成されている。各第1支持部42の上面及び各第2支持部44の上面は、いずれも平坦で互いに同じ高さに位置している。このため、フレーム13A,13Bを安定に支持できる。なお、第2支持部44は、基部41の内端から少し離れた位置に立設することが好ましい。この場合、フレーム13A,13Bを支持する台座部48の下に基部41の一部が延出した形状となり、当該延出部によってマウント金具40の耐荷重性が向上する。
マウント金具40には、マウント金具30の場合と同様に、結束バンドを通すバンド挿通孔46が形成されていることが好ましい。図7に示す例では、台座部48の各連結部49にバンド挿通孔46がそれぞれ形成されている。バンド挿通孔46は、各連結部49の縦方向両端部に1つずつ、合計4つ形成されている。なお、バンド挿通孔46が形成される各連結部49の縦方向両端部は、フレーム13Aよりも太陽電池モジュール11Aの内側に、フレーム13Bよりも太陽電池モジュール11Bの内側にそれぞれ配置される。
10 太陽光発電装置、11,11A,11B 太陽電池モジュール、12,12A,12B 太陽電池パネル、13,13A,13B フレーム、20,20A,20B 本体部、21 鉤部、22 内溝、23,23A,23B 鍔部、25 ボルト、26,27 ナット、30,40 マウント金具、30a,40a 軒側端縁、30b,40b 棟側端縁、31,41 基部、32,42 第1支持部、33,43 ガイドレール部、34,44 第2支持部、35,45 貫通孔、36,46 バンド挿通孔、37,47 位置合わせマーク、48 台座部、49 連結部、50 凹部、51 凸部、60 固定金具、61 貫通孔、100 屋根、101 屋根材、102 野地板、103 ゴム製シート、105 スペーサ、106 貫通孔、107 ネジ

Claims (9)

  1. 第1太陽電池パネルと、外側に張り出した第1鍔部を含み、前記第1太陽電池パネルの端部に設置された第1フレームと、を有する第1太陽電池モジュールと、
    第2太陽電池パネルと、外側に張り出した第2鍔部を含み、前記第2太陽電池パネルの端部に設置された第2フレームと、を有し、前記第1太陽電池モジュールとの間に隙間をあけて当該モジュールの棟側に隣り合って配置された第2太陽電池モジュールと、
    屋根に固定され、前記第1太陽電池モジュールの棟側端部に設置された前記第1フレームと前記第2太陽電池モジュールの軒側端部に設置された前記第2フレームとが載せられるマウント金具と、
    前記第1フレームの前記第1鍔部及び前記第2フレームの前記第2鍔部に跨って取り付けられ、当該各鍔部を前記マウント金具に押え付ける固定金具と、
    を備え、
    前記マウント金具は、ボルトの頭部をスライド移動可能に保持するガイドレール部を有し、
    前記固定金具は、前記ボルトを用いて前記第1鍔部と前記第2鍔部を介して前記マウント金具に固定され、
    前記マウント金具の棟側端縁は、前記屋根の軒棟方向及び桁方向に対して傾斜している、太陽光発電装置。
  2. 前記マウント金具には、前記第1及び前記第2太陽電池モジュールの少なくとも一方から引き出される配線を固定するための結束バンドを通すバンド挿通孔が形成されている、請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 前記バンド挿通孔は、前記マウント金具の軒側端部であって前記第1フレームが載置される部分よりも軒側に、及び前記マウント金具の棟側端部であって前記第2フレームが載置される部分よりも棟側に、それぞれ形成されている、請求項2に記載の太陽光発電装置。
  4. 前記マウント金具は、前記ガイドレール部に沿って延びる側壁部を有し、
    前記バンド挿通孔は、前記側壁部に形成されている、請求項2又は3に記載の太陽光発電装置。
  5. 前記マウント金具は、前記第1フレーム及び前記第2フレームが載置される部分であって、屋根面との間に空間を設けて形成された台座部を有し、
    前記バンド挿通孔は、前記台座部に形成されている、請求項2又は3に記載の太陽光発電装置。
  6. 前記マウント金具は、前記屋根の軒棟方向に沿った方向の全長にわたって、屋根面との間に空間を設けて形成された排水溝を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  7. 前記マウント金具の軒側端縁は、前記軒棟方向及び前記桁方向に対して傾斜している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  8. 前記マウント金具は、前記屋根に固定される板状の基部と、前記基部に立設して前記第1及び前記第2フレームを支持し、前記ガイドレール部を形成する一対の第1支持部と、前記基部の前記第1支持部よりも外側に立設して前記第1及び前記第2フレームを支持する一対の第2支持部と、を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の太陽光発電装置。
  9. 前記基部の厚みは、前記ボルトの頭部の高さよりも薄い、請求項8に記載の太陽光発電装置。
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JP2021032061A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 ソーラーフロンティア株式会社 固定具

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