JP5577298B2 - ソーラーモジュール取付金具 - Google Patents
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Description
また、ソーラーモジュールを取付ける前に、屋根上に断熱材を敷設することで、ソーラーモジュールの下方に断熱材層を形成することも行われている。
前記下面部は、ソーラーモジュールの下方に配置される断熱材の縁部の載置部をなし、前記上面部は、その幅方向両端部分がソーラーモジュールのフレームの載置部をなすと共に、その幅方向中央部分に、前記第2金具の延在方向に延在するレール溝を有する。
前記レール溝は、ねじ部を上向きとした取付ボルトの頭部と係合するボルト係合部を形成すると共に、屋根の傾斜方向に水を案内する水切り通路部を形成する。
そして、前記取付ボルトの前記ねじ部が、ソーラーモジュールのフレームを固定する押さえ金具の取付部をなす。
また、第2金具の上面部と左右のソーラーモジュールのフレームとで囲まれる空間に雨水が侵入し得るが、侵入した水はレール溝に入り、その傾斜に従って排出されるので、それ以上の水の侵入は防止され、十分な防水性を発揮できる。同時に、ソーラーモジュールと断熱材との間の空間の気密性を確保できる。
また、屋根形状の違いなどから、第2金具上でのフレーム間の間隔が異なっても対応でき、汎用性は高い。
図1は本発明の一実施形態を示すソーラーシステム(モジュール配列)の平面図、図2はソーラーシステムの側面図である。
図3は折板屋根(例えば66折板屋根)へのソーラーモジュールの取付態様を示す正面断面図、図4は図3の要部拡大図である。
そして、断熱材HIの縁部上面と上面部13下面との間に断熱材押さえ(スペーサ)HMをセットしてビス止めすることで、断熱材HIを押さえ込むようにしている。
レール溝17は、ねじ部を上向きとした取付ボルト21の頭部と係合するボルト係合部(17a)を形成すると共に、屋根の傾斜方向に水を案内する水切り通路部(17b)を形成する。
ソーラーモジュール1のフレーム2の側部は内側に凹んでいて(凹み部2a)、フレーム2の最下部にL字状の押さえ部2bが突出形成されている。
(1)折板屋根RFの山高部に剣先ボルトSBを用いて第1金具11を固定する。
(2)第1金具11に第2金具12を被せ、側面同士をビス16止め固定する。
(3)断熱材HIをセットし、その縁部を第1金具11の下面部15に支持させる。
(4)断熱材HIの縁部上方に断熱材押さえ(スペーサ)HMをセットして、断熱材HIを押さえ込む。これによって、断熱材押さえHMの分、空気層(配線スペース)を確保する。
(5)第2金具12の上面部13にソーラーモジュール1をセットする。尚、第2金具12の上面部13には予めゴム製のシートを貼着しておいて、ソーラーモジュール1との密着性を高めるようにする。
(6)第2金具12のレール溝17(第1レール溝17a)に取付ボルト21をセットし、また、取付ボルト21に押さえ金具22をセットする。そして、取付ボルト21及び押さえ金具22を、取付ボルト21はレール溝17(第1レール溝17a)に沿って、また、押さえ金具22はフレーム2の凹み部2aに沿って、予め定めた固定位置(図1のX部)まで、スライドさせる。
(7)各固定位置にて、取付ボルト21にリテーナ24をセットした上で、ナット23で締め付けることにより、押さえ金具22によりソーラーモジュール1を固定する。
(8)リテーナ24により支持させて水切りカバー25をセットし、ビス止め固定する。
また、押さえ金具32としては、下向きコ字状であるが、幅方向の長さが短いものを用いる。長さが短いので、補強用のリブは設けていないが、適宜設けてもよい。
取付ボルト31には、鞘管34を挿入後、水切りカバー35を取付け、ナット33により締め付け固定する。
(1)〜(5)までは前述と同じである。
(6)第2金具12のレール溝17(第1レール溝17a)に取付ボルト31をセットし、また、取付ボルト31に押さえ金具32をセットする。そして、取付ボルト31及び押さえ金具32を、取付ボルト31はレール溝17(第1レール溝17a)に沿って、また、押さえ金具32はフレーム2の凹み部2aに沿って、予め定めた固定位置(図1のX部)まで、スライドさせる。
(7)各固定位置にて、取付ボルト31に鞘管34をセットする。但し、鞘管34のセットはスライド前に行ってもよい。
(8)鞘管34により支持させて水切りカバー35をセットし、ナット33で締め付けることにより、押さえ金具32によりソーラーモジュール1を固定すると同時に、水切りカバー35を固定する。
そして特に、間隔が狭い場合は、このように鞘管34を用いてナット33の固定位置をソーラーモジュール1より上とすることにより、作業性を改善できる。
1A 太陽電池モジュール
1B 集熱モジュール
2 フレーム
2a 凹み部
2b 押さえ部
3 PVパネル
4 集熱パネル
10 取付金具
11 第1金具
12 第2金具
13 上面部
14 側面部
15 下面部
16 ビス
17 レール溝
17a 第1レール溝(ボルト係合部)
17b 第2レール溝(水切り通路部)
21 取付ボルト
22 押さえ金具
23 ナット
24 リテーナ
25 水切りカバー
26 ねじ
31 取付ボルト
32 押さえ金具
33 ナット
34 鞘管
35 水切りカバー
RF 折板屋根
SB 剣先ボルト
HI 断熱材
HM 断熱材押さえ(スペーサ)
Claims (6)
- 屋根上に並べられるパネル状のソーラーモジュールを固定するソーラーモジュール取付金具であって、
屋根上に固定され、屋根の傾斜方向と直交する横方向に隣り合うソーラーモジュール間にて屋根の傾斜方向に延在する第1金具と、
前記第1金具上に固定されて、前記第1金具と同方向に延在する第2金具と、
を含んで構成され、
前記第2金具は、前記第1金具上に位置する上面部と、この上面部に連なって下方へ延びる一対の側面部と、これらの側面部の下端から外側に延びる一対の下面部とを含んで、ハット型断面をなし、
前記下面部は、ソーラーモジュールの下方に配置される断熱材の縁部の載置部をなし、
前記上面部は、その幅方向両端部分がソーラーモジュールのフレームの載置部をなすと共に、その幅方向中央部分に前記第2金具の延在方向に延在するレール溝を有し、
前記レール溝は、ねじ部を上向きとした取付ボルトの頭部と係合するボルト係合部を形成すると共に、屋根の傾斜方向に水を案内する水切り通路部を形成し、
前記取付ボルトの前記ねじ部が、ソーラーモジュールのフレームを固定する押さえ金具の取付部をなすことを特徴とする、ソーラーモジュール取付金具。 - 前記レール溝は、前記ボルト係合部を形成する第1レール溝と、前記第1レール溝の下方に設けられ、同方向に延在して、前記水切り通路部を形成する第2レール溝と、を含んで構成され、
前記第2レール溝は、前記第1レール溝の底部と連通することを特徴とする、請求項1記載のソーラーモジュール取付金具。 - 前記第1金具は、リップ溝形鋼であり、その溝の開放側が上向きに配置されることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のソーラーモジュール取付金具。
- 前記第2金具は、その前記側面部にて、前記第1金具の側面部に固定されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のソーラーモジュール取付金具。
- 前記第2金具の前記側面部の高さは、前記下面部の上に載置される前記断熱材の厚さより高く、前記ソーラーモジュールと前記断熱材との間に空気層が形成されることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のソーラーモジュール取付金具。
- 前記屋根は、折板の屋根であり、
前記第1金具は、前記折板の山高部の上に固定されることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のソーラーモジュール取付金具。
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