JP6118145B2 - 外装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、設置後の或いは設置前の太陽電池パネルに対して容易に取り付けることができ、雪止め作用、裏面空間の空気(熱量)を排出する作用を付与することができる外設部材を用いた外装構造に関する。
太陽電池を屋根上に設置或いは屋根材として敷設した場合、降雪等による積雪に対し、以下のような対策が採られている。
例えば特許文献1には、太陽電池モジュールの上面にポリカーボネート等の透明部材からなる雪止め具を配置することが記載され、特許文献2には、雪止部1b及び回転防止部bcを有する雪止め部材1を、フレーム部材3を介して太陽電池モジュール2に固定する構成が記載され、特許文献3には、上方に突条の三角頂部を有する雪止め具65を取り付ける構造が記載されている。
特開2000−17800号公報 特許3700646号公報 特開2005−133503号公報
しかしながら、前記特許文献1〜3等に記載の提案では、雪止め具で雪の滑落を防ぐものであるが、雪の滑落を防ぐことにより積雪部分が太陽電池の受光面積を減少させ、その結果、発電量の低下に繋がるという問題があった。なお、前記特許文献1では、雪止め具の遮光を考慮して透明部材を用いたものの、雪止め具にて堰き止められる積雪の遮光については考慮されていなかった。
そこで、本発明は、設置後の或いは設置前の太陽電池パネルに対して容易に取り付けることができ、雪止め作用、裏面空間の空気(熱量)を排出する作用を付与することができる外設部材を用いた外装構造を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、流れ方向に隣り合う太陽電池モジュールと枠体からなる太陽電池パネルを離間状に配設して開放部を形成し、該開放部に前記太陽電池パネルの端縁を上方から押さえる押さえ部材を取り付け、該押さえ部材を配設していない部位の水下側に外設部材を位置させる外装構造であって、前記外設部材は、取付状態において、前記太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿う垂下部と、前記枠体より上方に延出する起立部とからなり、前記垂下部を前記枠体の側壁部に取り付けることを特徴とする外装構造に関するものである。
また、本発明は、流れ方向に隣り合う太陽電池モジュールと枠体からなる太陽電池パネルを離間状に配設して開放部を形成し、該開放部に前記太陽電池パネルの端縁を上方から押さえる押さえ部材を取り付け、該押さえ部材を配設していない部位の水下側に外設部材を位置させる外装構造であって、前記外設部材は、取付状態において、前記太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿う垂下部と、前記枠体より上方に延出する起立部とからなると共に太陽電池パネルの上面に延設される横片部を有し、前記垂下部を前記枠体の側壁部に取り付けることを特徴とする外装構造をも提案する。
また、本発明は、前記外装構造において、太陽電池パネルをハゼ組み式の折板屋根上に取り付けてなることを特徴とする外装構造をも提案する。
本発明の外装構造は、隣接する太陽電池パネルを離間状に配設して開放部を形成し、該開放部の水下側に枠体の側壁部に沿わせて取り付ける垂下部と枠体より上方に延出する起立部とを有する外設部材を位置させた構成であるため、外設部材の起立部、雪止め具として作用させることができ、太陽電池パネルの裏面空間内の空気を排出する作用も果たすので、太陽電池パネルの裏面空間内の排熱が円滑に行え、太陽電池セルの発電効率の低下を抑制することができ、太陽電池パネルを敷設した新設屋根には勿論のこと、太陽電池パネルを敷設してなる既設屋根にも容易に適用できる。
また、外設部材は、設置後又は設置前の太陽電池パネルの側方から沿わせると共に容易に取り付けして一体化することができる。
さらに、外設部材の取付けは、垂下部を、枠体の支持部にではなく側壁部に取り付けるため、太陽電池モジュールの支持や保持に影響を与えることがなく、取り付けることができる。
また、太陽電池パネルの上面に延設される横片部を有する場合には、太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿わせる垂下部に加え、太陽電池パネルの上面にこの横片部が沿うため、より安定に外設部材を取り付けることができる。
また、太陽電池パネルをハゼ組み式の折板屋根上に取り付けてなる外装構造は、特に既設の種々の屋根下地に対して前記外設部材を備える太陽電池パネルを取り付け、前述の効果を有する外装構造とすることができる。
(a)折板屋根上に敷設した太陽電池パネルに本発明の一実施例(第1実施例)の外設部材を取り付けた状態を示す斜視図、(b)それに用いた持出金具の拡大斜視図である。 (a)第1実施例の外設部材を示す拡大斜視図、(b)前記外装構造に用いた受け金具を示す拡大斜視図、(c)用いた押さえ部材を示す拡大斜視図である。 (a)第1実施例の外装構造の要部を示す拡大平面図、(b)その拡大正面図、(c)その拡大側面図である。 (a)〜(f)枠体の側壁部への外設部材の垂下部の取付態様のバリエーションを示す断面図である。 (a)〜(e)枠体の側壁部への外設部材の垂下部の取付態様のバリエーションを示す断面図、(f)である。
本発明の外設部材は、太陽電池モジュールと枠体からなる太陽電池パネルに取り付けられ、取付状態において、前記太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿う垂下部と、前記枠体より上方に延出する起立部とからなる構成である。そして、前記垂下部を前記枠体の側壁部に取り付けて一体化することができる。
なお、この外設部材は、太陽電池パネルの枠体全てに取り付ける必要はなく、風下側であって、流れ方向の水上側に配設される枠体(=棟側に位置する枠体)に取り付けられることが望ましい。したがって、以下の説明では、太陽電池パネルの周縁の枠体のうち、棟側に位置する枠体に外設部材を取り付けるものとする。
この構成により、太陽電池パネルの枠体の側壁部に対し、外設部材を側方から容易に沿わせることができ、また容易に取り付けして一体化することができる。しかも、起立部は、雪止め具として作用させることができ、太陽電池パネルの裏面空間内の空気を排出する作用も果たすので、太陽電池パネルの裏面空間内の排熱が円滑に行え、太陽電池セルの発電効率の低下を抑制することができる。
本発明の外設部材の取付対象である太陽電池パネルは、結晶系等の太陽電池セルをガラス等に積層させてモジュール化したものであっても、アモルファス等の薄膜のものであってもよく、薄膜等にあっては、基材となる金属板等に一体化してシート状(板状)或いはボード状にしたものであってもよい。
また、太陽電池パネルは、上記のモジュールの周縁に枠体(フレーム)を配してなり、この枠体は、前記モジュールの周縁を支持する支持部と、下方へ垂下する側壁部とを有する。この側壁部には、外設部材を沿わせて取り付けるので、その取付態様に応じた形状構成を具備させたものでもよい。例えばビス等による直止めする場合や接着する場合などには単なる縦片状でよいが、ボルトナットで締め付ける場合には予め所定の位置に取付用の孔を、或いは複数の孔を形成しておくようにしてもよい。また、雌雄等による係合や嵌合等で取り付けるようにしてもよく、或いはそれらの併用であってもよい。
なお、前記の側壁部に複数の孔を形成する態様では、取付用に用いられる孔以外は、裏面空間の空気(熱量)を排出する役割をも果たすため、特に棟側の枠体の内側隅部に滞留する空気(熱量)を外部へ排出することができる。
さらに、発電量を増大させるために両面受光(発電)型の太陽電池を用いてもよく、この場合、太陽電池の下方に反射部を介在させればよく、下地が兼用するものでも別途設けるものでもよい。
この太陽電池パネルの配設において、隣接する太陽電池パネルは、離間状に配設されることが望ましい。後述する図示実施例に示すように、太陽電池パネルの端部を位置規制すると共にその配設間隔を保持することができる取付部材を予め下地に固定し、この取付部材に太陽電池パネルを配設することで、流れ方向に隣接する太陽電池パネルは、一定間隔の離間状に配設することができる。
また、この太陽電池パネルは、陸屋根や庭等に組み付け設置した支持架台上に支持させてもよいし、後述する図示実施例に示すように屋根下地上に所定間隔(裏面空間)を隔てて敷設するようにしてもよい。この屋根下地としては、既存の瓦、スレート、金属等の公知の屋根でも、新たに敷設される瓦、スレート、金属等からなる屋根でも、太陽電池の裏面側に屋根としての雨仕舞性能を有するものが望ましく、その仕様を問うものではなく、例えば塩ビ等の防水シートからなる防水層でもよい。また、金属等によって構成される既存もしくは新設の屋根は、横葺き状、縦葺き(瓦棒葺き、平滑状等)、折板等の如何なるものであってもよい。
これらの下地を構成する部材に直接太陽電池パネルを取り付けてもよいし、各種の取付金具や取付架材、持出金具、横桟、縦桟等の取付具を介して太陽電池パネルを取り付けるようにしてもよい。即ち本発明における下地としては、上述の下地、又はそれに取り付ける取付具等をも含むものである。
本発明は、前述のように取付状態において、前記太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿う垂下部と、前記枠体より上方に延出する起立部とからなる外設部材、及びそれを用いた外装構造を提案する。
なお、本発明の外設部材としては、太陽電池パネルの枠体の全長に亘る横長の一部材を取り付けるようにしても、ピース状の複数部材を取り付けるようにしてもよいが、当然のことながら、施工性を考慮した場合には前者が好ましい。
起立部は、取付状態において前記枠体より上方へ延出するものであれば、特にその形状等については限定するものではなく、太陽電池パネルの枠体の長さと略同一の横長状でもよいし、適宜長さであってもよい。更に、この起立部は、太陽電池表面に対して略鉛直状であっても、内側、外側への傾斜状であってもよい。また、起立部は、略平坦状の起立片状でも、弧状(曲面状)又は段状の起立片状でもよい。
垂下部は、前記起立部から垂下する部分を指し、取付状態において、前記枠体の側壁部に沿うものであって、枠体の支持部に沿うものではない。また、後述する図示実施例のように横長な一つの起立部に対し、複数の垂下部を設けるようにしてもよい。また、この垂下部は、縦片状に形成してもよいし、側方又は下方への突出片状に形成してもよく、特にその形状等について限定するものではなく、前記側壁部と同様にその取付態様に応じた形状構成を具備させるようにしてもよい。即ち前述のようにビスによる直止めやボルトナットでの締め付けでも、雌雄等による係合、嵌合、或いはそれらの併用であってもよい。
そして、本発明の外設部材は、起立部を有するため、雪止め作用を果たす。特に前述のように隣接する太陽電池パネルは、離間状に配設されている場合には、雪を太陽電池パネル間へ、或いは該パネル間から裏面空間へ落とすこともできる。
さらに、この起立部は、太陽電池パネルの表面を流れる風(吹き上げ風)に対し、害せ部材を取り付けた枠体の風下に減圧空間が形成され、裏面側の空気(熱量)を吸い出すように排出することができる。このように、太陽電池パネルの裏面空間内の空気を排出することが可能であり、太陽電池パネルの裏面空間内の排熱が円滑に行え、太陽電池セルの発電効率の低下を抑制することができる。
このような構成を有する本発明の外設部材は、枠体の側壁部に沿わせて取り付ける垂下部と枠体より上方に延出する起立部とを有するので、設置後又は設置前の太陽電池パネルの側方から枠体の側壁部に対して垂下部を沿わせると共に容易に取り付けして一体化することができる。この側壁部と垂下部とは、共に縦片状であるため、製造も容易かつ安価でありコストも低減することができる。
また、外設部材の起立部は、雪止め具として作用させることができ、太陽電池パネルの裏面空間内の空気を排出する作用も果たすので、太陽電池パネルの裏面空間内の排熱が円滑に行え、太陽電池セルの発電効率の低下を抑制することができる。
図1〜図3に示す本発明の第1実施例は、ハゼ組み式の折板屋根30上に太陽電池パネル1を敷設した外装構造であって、太陽電池パネル1には、枠体11に図2(a)に拡大して示す外設部材2を取り付けた構造である。
前記折板屋根30は、山部と谷部とを構成する外装材3Aと、図示しない下地材に固定されて前記外装材3を保持する保持部材3Bとからなる。この折板屋根30を構成する外装材3Aは、略平坦状の平板部31の左右に傾斜状に立ち上がる立ち上がり部32,32を有し、各立ち上がり部32の外側へ載置部33が形成され、該載置部33の外側を略鉛直状に起立させて起立部34としたものであり、隣接する外装材3,3の当該部分を重合させてカシメてハゼ部としたものであり、外側に位置する重合部35と内側に位置する被重合部35'とした構成である。
この折板屋根30には、図1(b)に示す左右分割型の(持出金具の)本体4Aと略ハット型の連結枠体4Bと上向きの縦ボルト4Cとを一体化してなる持出金具4が取り付けられ、さらにその上面には、図2(b)に示す断面略低ハット状の受け金具5が取り付けられている。この受け金具5に支持させるように太陽電池パネル1が敷設され、その流れ方向の端縁の上面を押さえ部材6で押さえ保持している。
前記持出金具4を構成する本体4Aは、図1(b)に示すように上端に略平坦状の受けフランジ41が設けられ、その下方に通孔を有する縦片部分を介して外方へ膨出状の包持部42が設けられ、さらにその他方に着座部43が設けられている。
そして、この本体4Aと連結枠体4Bと縦ボルト4Cとは、係合状に組み合わされ、その着座部43を折板屋根30の載置部33上に受支させると共に、その包持部42がハゼ部35,35'を覆うように配置した状態で前記縦片部分に設けた通孔に連結具44を締着することにより一体化され、折板屋根30上に太陽電池パネル1を敷設するための基準面を構成する。
前記受け金具5は、図2(b)に示すように前後の端縁が前記持出金具4の受けフランジ41に沿わせる受支部51,51であり、その間に隆状に形成された固定受部52が形成され、該固定受部52の略中央には、前記持出金具4の縦ボルト4Cが挿通する孔521が形成され、その左右端を折曲した折り曲げ部522、522が前方及び後方に設けられている。
この受け金具5は、後述する太陽電池パネル1の敷設を容易にするものであって、受支部51.51と固定受部52の端縁(折り曲げ部522)が、太陽電池パネル1,1の端縁を係止する位置規制作用を果たす。
前記太陽電池パネル1は、太陽電池セルをガラス等に積層させてモジュール化し、周縁に枠体(フレーム)11を配して敷設したものである。この枠体11は、上端に略コ字状の保持部分111を有し、該保持部分から下方へ沿在する縦片状の側壁部112を有し、下端には前記受け金具5の受支部51上に沿わせる着地部分が形成され、この下端(着地部分)が前記受け金具5の受支部51上に支持される状態で敷設されている。
前記押さえ部材6は、図2(c)に拡大して示すように前後の上方へ折曲されたフランジ状の端縁が太陽電池パネル1の端縁を上方から押さえる押さえ部61,61であり、その間に略平坦状の平板部62が形成され、該平板部62の略中央には、前記持出金具4の縦ボルト4Cが挿通する孔621が形成されている。さらに、この平板部62の左右の側縁を下方へ折曲し、下端が前記受け金具5の固定受部52に着座する受片部622,622が形成されている。また、一方(図面手前側)の押さえ部61の左右に、傾斜状の起立片である取付部63,63が設けられている。
この第1実施例の外設部材2は、図2(a)に拡大して示すように取付状態において、前記太陽電池パネル1の枠体11より上方に延出する起立部21と、枠体11の側壁部112に沿う略垂直な縦片状の垂下部22と、からなる。この垂下部22は、複数箇所(4箇所)に形成され、各垂下部22には、ビス2bを取り付ける取付孔221が形成されている。
そして、図1(a)に示すように前記垂下部22を前記枠体11の側壁部112に沿わせた状態で側方からビス2bを取り付けて一体化することができる。
このような構成の外設部材2は、平板状の金属板材を加工原料として極めて簡単な加工で作成することができる。
即ちこの外設部材2は、金属板材の下端から上方に向かって切り込みを複数箇所に形成し、この切り込みに挟まれる部分を略直角に折り曲げて横片部23とし、折り曲げない部分を垂下部22とする。また、切り込み端の上方を傾斜状に折曲すると共にその上端近傍を略水平状に折り曲げて起立部21としたものである。
これらの各部材からなる外装構造の施工手順を以下に説明する。
まず、ハゼ組み式の折板屋根30上に、前記構成の持出金具4を一体状に取り付ける。この持出金具4の取付は、予め本体4Aと連結枠体4Bと縦ボルト4Cとを一体状に組んだ状態で、前記折板屋根30に形成されたハゼ部35,35'の左右から本体4Aを組み付けることで半ば自動的に一体化され、縦ボルト4Cが持出金具4に立設されるものとなる。
次に、折板屋根30に取り付けた持出金具4の縦ボルト4Cに、前記構成の受け金具5を挿通させて配置する。
続いて、配置させた受け金具5の受支部51,51に、前記太陽電池パネル1,1の棟端(下面)、軒端(下面)を支持させて敷設する。
なお、前述のように受け金具5は、受支部51.51と固定受部52との間に折り曲げ部522を設けたので、該折り曲げ部(位置規制部)522に太陽電池パネル61端縁を押し当てるように敷設することにより、位置規制が果たされる。
その後、前記構成の押さえ部材6を、平板部62に設けた孔621に、前記持出金具4の縦ボルト4Cを挿通させ、ナット4Dで固定する。その際、押さえ部61を敷設した太陽電池パネル1,1の端縁(上面)に沿在するように保持させて固定する。
そして、前記外設部材2の垂下部22を、敷設した太陽電池パネル1の棟側の枠体11の側壁部112に沿わせると共に横片部23を太陽電池パネルの1の枠体11の上面に沿わせ、この状態で、図1(a)に図示するように側方(棟側)からビス2bを取り付けることにより一体化した。
なお、この外装構造は、前述のように太陽電池パネル1の敷設後に外設部材2を取り付けたが、太陽電池パネル1の配設以前に、ほぼ同様の手順で外設部材2を一体化させた状態で太陽電池パネル1を敷設するようにしてもよい。
このように本発明の外設部材2は、枠体11の側壁部112に沿わせて取り付ける垂下部22と枠体11より上方に延出する起立部21とを有するので、設置後又は設置前の太陽電池パネル1の側方から沿わせると共に容易に取り付けして一体化することができる。そのため、太陽電池パネル1を敷設した新設屋根には勿論のこと、太陽電池パネル1を敷設してなる既設屋根にも容易に適用できる。
また、外設部材2の取付けは、垂下部22を、枠体11の支持部111にではなく側壁部112に取り付けるため、共に縦片状の垂下部22と側壁部112との固定(接合)であるため、太陽電池モジュール1の支持や保持に影響を与えることがなく取り付けることができる。また、外設部材2の起立部21は、雪止め具として作用させることができ、太陽電池パネル1の裏面空間12内の空気を排出する作用も果たすので、太陽電池パネル1の裏面空間12内の排熱が円滑に行え、太陽電池セル10の発電効率の低下を抑制することができる。
また、この第1実施例の外設部材2は、縦片状に形成した垂下部22を縦片状の側壁部112に接面状に沿わせ、ビス止めして一体化したので、安定に太陽電池パネル1に取り付けられる。
さらに、この第1実施例の外設部材2は、太陽電池パネル1の上面に延設される横片部23を有するので、太陽電池パネル1の枠体11の側壁部112に接面状に沿わせる垂下部22に加え、太陽電池パネル1の上面にこの横片部23が沿うため、より安定に外設部材2を取り付けることができる。
図4(a)〜(f)、及び図5(a)〜(e)には、枠体11X,11Yの側壁部112への外設部材2の垂下部22の取付態様のバリエーションを示す。なお、図4における枠体11X、図5における枠体11Y、及び側壁部112は、それぞれ各態様において一部構成が異なるが、取付態様に関与する部位を強調して説明するため、同一符号にて表記している。
図4(a)〜(f)に示す各態様において、外設部材2A〜2Fにおける起立部21'(21")は略垂直状である点で共通し、特に図4(a)〜(d)の態様は、垂下部に設けた嵌合部22a〜22dを枠体11Xの側壁部112に設けた嵌合受部11a〜11dに嵌合させて取り付ける点でも共通する。
図4(a)に示す態様は、枠体11に側方へ突出する膨出部として嵌合受部11aが設けられ、それと嵌合する嵌合部22aは側方が開放する溝状部として形成されている。なお、この態様における垂下部は、前記起立部21'の下方に位置して前記嵌合部22aを含む部分を指す。
図4(b)に示す態様は、枠体11Xに側方へ突出状に側方が開放する溝状部が嵌合受部11bとして設けられ、それと嵌合する嵌合部22bは側方へ突出する膨出部として形成されている。なお、この態様における垂下部は、前記起立部21'の下方に位置して前記嵌合部22bを含む部分を指す。
図4(c)に示す態様は、枠体11Xに側方へ突出状に上方が開放する溝状部として嵌合受部11cが設けられ、それと嵌合する嵌合部22aは下方へ突出する膨出部として形成されている。なお、この態様における垂下部は、前記起立部21'の下方に位置して前記嵌合部22cを含む全ての部分を指す。
図4(d)に示す態様は、枠体11Xに側方へ突出状に所定幅の溝状部分である嵌合受部11dが設けられ、それと嵌合する嵌合部22dは、下端と中段突状部とで形成される所定幅の嵌め込み部分である。なお、この態様における垂下部は、前記起立部21'の下方に位置して前記嵌合部22dを含む全ての部分を指す。
図4(e)に示す態様は、外設部材2Eの垂下部22e自体は略垂直な縦片状に形成される点では前記第1実施例と同様であるが、枠体11Xの側壁部112には、側方が開放する溝状部11fが形成され、該溝状部11fにボルト2cが保持され、前記枠体11Xの側壁部112に前記垂下部22eを沿わせた状態で前記ボルト2cにナット2dを締め付けて固定した構成である。
図4(f)に示す態様は、枠体11Xの上端に側方へ突出状に所定幅の溝状部が嵌合受部11fとして設けられ、それと嵌合する嵌合部22fは側方へ突出する膨出部として形成されている点では前記図4(b)と同様である。この態様では、起立部21"が略L字状であり、押さえ部材6'の押さえ部61で支持部111を押さえると共にその先端に形成した押さえ片611にて前記略L字状の起立部21"も押さえ保持する。
図5(a)〜(e)に示す各態様において、隣接する太陽電池パネル1,1間には、戦線で示す押さえ部材6が起立状のボルト6bにナット6cを締め付けて固定される構成であるが、この構成については、特に説明を省略する。
図5(a)に示す態様は、垂下部22の上端及び下端に横片部23,24が設けられ、枠体11Yを上下から保持できる構造であり、図5(b)に示す態様は、これら横片部23,24が形成されない構成であるが、何れも略垂直な縦片状である垂下部22を枠体11Yの側壁部112に接面状に沿わせてビス止め(ビス2b)する構成である。また、これらの態様は、外設部材2G,2Hの起立部21g,21iが外側に傾斜する傾斜片状である点でも共通する。
図5(c)に示す態様も、外設部材2Iの垂下部22を枠体11Yの側壁部112に対してビス止めする点については共通するが、この外設部材2Iの起立部21iは、外側への傾斜状であり、弧状(曲面状)に成形された例である。
図5(d)に示す態様は、枠体11Zに側方へ向く嵌合溝11jが形成され、該嵌合溝11jに外設部材2Jの垂下部に形成した嵌合凸部22jを嵌合させて取り付ける構成である。なお、この態様における垂下部は、基端が太く先端が細く形成された起立部22jの下方に位置して前記嵌合凸部22jを含む全ての部分を指す。
図5(e)に示す態様は、枠体11"に側方へ隆出する隆出部が形成され、該隆出部の上面及び側面に沿うように略L字状に垂下部22kが形成され、上方からビス打ちして取り付けられる構成である。なお、この態様における側壁部112"は、支持部111の下方に位置して前記隆起部を含む全ての部分を指し、垂下部22kは、前述のように略L字状を指す。
図5(f)は、三つの態様を例示として示した。まず、左端及び右端の態様に示すように枠体11を構成する支持部111は、コ字状でもよいし、中央の態様に示すように逆L字状でもよく、その場合、図示しない太陽電池パネル1の端縁を載置状に支持させればよい。また、これらの三つの態様では、何れも垂下部112を何れも略鉛直な縦片状に成形したが、前述した図4や図5の態様のようにどのように形成してもよい。さらに、左端及び中央の態様では、垂下部112の下端に横片部114を設け、太陽電池モジュール10以外の電気的設備等を支持する部分としてもよい。
1 太陽電池パネル
10 太陽電池モジュール
11 枠体
111 支持部
112 側壁部
15 開放部
16 裏面空間
2,2',2A〜2K 外設部材
21 起立部
22 垂下部
30 折板屋根
3A 外装材
4 持出金具
4A 本体
4B 連結枠体
4C 縦ボルト
5 受け金具
51 受支部
52 固定受部
6 押さえ部材
61 押さえ部
62 平板部
63 取付部

Claims (3)

  1. 流れ方向に隣り合う太陽電池モジュールと枠体からなる太陽電池パネルを離間状に配設して開放部を形成し、該開放部に、前記太陽電池パネルの端縁を上方から押さえる押さえ部材を取り付け、該押さえ部材を配設していない部位の水下側に外設部材を位置させる外装構造であって、
    前記外設部材は、取付状態において、前記太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿う垂下部と、前記枠体より上方に延出する起立部とからなり、前記垂下部を前記枠体の側壁部に取り付けることを特徴とする外装構造
  2. 流れ方向に隣り合う太陽電池モジュールと枠体からなる太陽電池パネルを離間状に配設して開放部を形成し、該開放部に前記太陽電池パネルの端縁を上方から押さえる押さえ部材を取り付け、該押さえ部材を配設していない部位の水下側に外設部材を位置させる外装構造であって、
    前記外設部材は、取付状態において、前記太陽電池パネルの枠体の側壁部に沿う垂下部と、前記枠体より上方に延出する起立部とからなると共に太陽電池パネルの上面に延設される横片部を有し、前記垂下部を前記枠体の側壁部に取り付けることを特徴とする外装構造
  3. 太陽電池パネルをハゼ組み式の折板屋根上に取り付けてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の外装構造
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