JPH10317598A - 太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根 - Google Patents
太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根Info
- Publication number
- JPH10317598A JPH10317598A JP9131131A JP13113197A JPH10317598A JP H10317598 A JPH10317598 A JP H10317598A JP 9131131 A JP9131131 A JP 9131131A JP 13113197 A JP13113197 A JP 13113197A JP H10317598 A JPH10317598 A JP H10317598A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- solar cell
- cell module
- piece
- module
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02S—GENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
- H02S20/00—Supporting structures for PV modules
- H02S20/20—Supporting structures directly fixed to an immovable object
- H02S20/22—Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings
- H02S20/23—Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings specially adapted for roof structures
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 太陽電池モジュール等を設置した屋根におい
て瓦と太陽電池モジュールとの境界部分の外観を良好に
する。 【解決手段】 屋根傾斜方向に隣接する瓦(11)と太陽電
池モジュール(13)との間の隙間に、瓦(11)の傾斜方向と
ほぼ同方向に傾斜した化粧カバー(100)を配置して、瓦
(11)と太陽電池モジュール(13)との間に連続性を持たせ
る。
て瓦と太陽電池モジュールとの境界部分の外観を良好に
する。 【解決手段】 屋根傾斜方向に隣接する瓦(11)と太陽電
池モジュール(13)との間の隙間に、瓦(11)の傾斜方向と
ほぼ同方向に傾斜した化粧カバー(100)を配置して、瓦
(11)と太陽電池モジュール(13)との間に連続性を持たせ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池モジュー
ル等の屋上設備機器を設置した屋根に関し、特に瓦等の
屋根葺き材と屋上設備機器との境界部分の構造に係る。
ル等の屋上設備機器を設置した屋根に関し、特に瓦等の
屋根葺き材と屋上設備機器との境界部分の構造に係る。
【0002】
【従来の技術】太陽電池モジュールを住宅の屋根に設置
する場合、従来においては、瓦等の屋根葺き材の上に架
台を取り付けて、その架台へ太陽電池モジュールを固定
するようにしている。
する場合、従来においては、瓦等の屋根葺き材の上に架
台を取り付けて、その架台へ太陽電池モジュールを固定
するようにしている。
【0003】しかしながら、このような構造では、太陽
電池モジュールが屋根の上に突出して、外観が見苦しく
なるといった不具合があった。そこで、近年では、野地
板上に架台を取り付けて、その架台に太陽電池モジュー
ルを固定することで、瓦との間に段差が生じないように
太陽電池モジュールをビルトインしたものが提案されて
いる。
電池モジュールが屋根の上に突出して、外観が見苦しく
なるといった不具合があった。そこで、近年では、野地
板上に架台を取り付けて、その架台に太陽電池モジュー
ルを固定することで、瓦との間に段差が生じないように
太陽電池モジュールをビルトインしたものが提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビルト
インタイプの屋根であっても、屋根傾斜方向に隣接する
瓦と太陽電池モジュールとを隙間なくきっちりと配置す
ることは設計上困難であり、通常両者の間には隙間が生
じている。このため、瓦と太陽電池モジュールとの境目
がはっきりしてしまい、外観が見苦しくなるといった不
具合があった。
インタイプの屋根であっても、屋根傾斜方向に隣接する
瓦と太陽電池モジュールとを隙間なくきっちりと配置す
ることは設計上困難であり、通常両者の間には隙間が生
じている。このため、瓦と太陽電池モジュールとの境目
がはっきりしてしまい、外観が見苦しくなるといった不
具合があった。
【0005】本発明は、上記に鑑み、隣接する屋根葺き
材と屋上設備機器との間に連続性を持たせて、外観を良
好にした屋根の提供を目的とする。
材と屋上設備機器との間に連続性を持たせて、外観を良
好にした屋根の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、屋根傾斜方向に隣接する瓦等の屋根葺き材と
太陽電池モジュール等の屋上設備機器との間の隙間を、
屋根葺き材の傾斜方向とほぼ同方向に傾斜した化粧カバ
ーで覆うことで、両者の間に連続性を持たせて外観を良
好にしたものである。
の手段は、屋根傾斜方向に隣接する瓦等の屋根葺き材と
太陽電池モジュール等の屋上設備機器との間の隙間を、
屋根葺き材の傾斜方向とほぼ同方向に傾斜した化粧カバ
ーで覆うことで、両者の間に連続性を持たせて外観を良
好にしたものである。
【0007】また、屋上設備機器を屋根葺き材よりも軒
先側に配置し、化粧カバーを屋上設備機器の棟側端部の
上端付近から屋根葺き材の軒先側端部の下方にわたって
差し渡すことによって、両者がより自然に連続する。
先側に配置し、化粧カバーを屋上設備機器の棟側端部の
上端付近から屋根葺き材の軒先側端部の下方にわたって
差し渡すことによって、両者がより自然に連続する。
【0008】さらに、屋上設備機器を設置する架台の棟
側端部を化粧カバーで覆ったり、化粧カバーを前記架台
の棟側端部にカバー取付金具を介して固定したりしてい
る。
側端部を化粧カバーで覆ったり、化粧カバーを前記架台
の棟側端部にカバー取付金具を介して固定したりしてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の太陽電
池モジュール設置屋根の概略斜視図、図2は同じくその
屋根傾斜方向の側面図、図3は太陽電池モジュールを設
置したモジュール設置部の破断斜視図、図4は同じくそ
の一部破断平面図、図5はダミーモジュールを使用した
ときの一部破断平面図、図6は架台への太陽電池モジュ
ールの取り付け構造を示す縦断面図、図7は同じくその
要部拡大図、図8は同じくその分解斜視図、図9は軒先
部分の屋根傾斜方向の縦断面図、図10はけらば部分の
桁行方向の縦断面図、図11は瓦と太陽電池モジュール
との境界部分の屋根傾斜方向の縦断面図、図12は境界
側化粧カバーの斜視図である。
て詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の太陽電
池モジュール設置屋根の概略斜視図、図2は同じくその
屋根傾斜方向の側面図、図3は太陽電池モジュールを設
置したモジュール設置部の破断斜視図、図4は同じくそ
の一部破断平面図、図5はダミーモジュールを使用した
ときの一部破断平面図、図6は架台への太陽電池モジュ
ールの取り付け構造を示す縦断面図、図7は同じくその
要部拡大図、図8は同じくその分解斜視図、図9は軒先
部分の屋根傾斜方向の縦断面図、図10はけらば部分の
桁行方向の縦断面図、図11は瓦と太陽電池モジュール
との境界部分の屋根傾斜方向の縦断面図、図12は境界
側化粧カバーの斜視図である。
【0010】本実施形態の太陽電池モジュール設置屋根
は、図1,2に示すように、切妻屋根(10)の棟側を瓦(1
1)が設置される瓦葺き一般屋根部(12)とし、軒先側を太
陽電池モジュール(13)が設置されるモジュール設置部(1
4)としたもので、これら一般屋根部(12)及びモジュール
設置部(14)は、互いに屋根(10)の桁行方向に沿ってけら
ばからけらばまで配されている。
は、図1,2に示すように、切妻屋根(10)の棟側を瓦(1
1)が設置される瓦葺き一般屋根部(12)とし、軒先側を太
陽電池モジュール(13)が設置されるモジュール設置部(1
4)としたもので、これら一般屋根部(12)及びモジュール
設置部(14)は、互いに屋根(10)の桁行方向に沿ってけら
ばからけらばまで配されている。
【0011】図2において、(15)は、トラス(16)上に桁
行方向に差し渡された複数の母屋であり、この母屋(15)
上に野地板(17)が設置されており、さらに野地板(17)の
上面にはアスファルトルーフィング(18)が貼られてい
る。このような屋根下地のやや棟側寄りに広小舞(19)が
桁行方向に取り付けられており、この広小舞(19)を境に
して一般屋根部(12)とモジュール設置部(14)とに分けら
れている。
行方向に差し渡された複数の母屋であり、この母屋(15)
上に野地板(17)が設置されており、さらに野地板(17)の
上面にはアスファルトルーフィング(18)が貼られてい
る。このような屋根下地のやや棟側寄りに広小舞(19)が
桁行方向に取り付けられており、この広小舞(19)を境に
して一般屋根部(12)とモジュール設置部(14)とに分けら
れている。
【0012】一般屋根部(12)においては、アスファルト
ルーフィング(18)上に瓦(11)が順次敷設されており、軒
先側の瓦(11)が広小舞(19)上に載っている。なお、一般
的な瓦(11)に代えてスレート瓦を用いることもある。
ルーフィング(18)上に瓦(11)が順次敷設されており、軒
先側の瓦(11)が広小舞(19)上に載っている。なお、一般
的な瓦(11)に代えてスレート瓦を用いることもある。
【0013】また、モジュール設置部(14)においては、
図3,4に示すように、アスファルトルーフィング(18)
上に、アルミニウム製のリップ溝形鋼からなる架台(20)
が屋根傾斜方向に沿って互いに平行に多数本固定されて
おり、さらに金属板製屋根葺き材としての防水鋼板(21)
が敷設されて瓦棒屋根を構成している。そして、図4に
示すように、架台(20)間に跨って桁行方向に8枚、屋根
傾斜方向に3列の合計24枚の太陽電池モジュール(13)
が取り付けられている。太陽電池モジュール(13)の配列
は、これに限定されるものではなく、例えば桁行方向に
6枚、屋根傾斜方向に4列の合計24枚としたり、桁行
方向に8枚、屋根傾斜方向に4列の合計32枚としたり
といったように、屋根形状や必要な発電容量に応じて適
宜変更する。また、太陽電池モジュール(13)をモジュー
ル設置部(14)に設置した際に、屋根(10)の大きさの違い
により、モジュール設置部(14)に隙間部分すなわち太陽
電池モジュール(13)が設置されていない余剰部分が生じ
ることがあるが、このような場合には、図5に示すよう
に、その余剰部分にダミーモジュール(D)を配置して外
観を整えるようにしている。
図3,4に示すように、アスファルトルーフィング(18)
上に、アルミニウム製のリップ溝形鋼からなる架台(20)
が屋根傾斜方向に沿って互いに平行に多数本固定されて
おり、さらに金属板製屋根葺き材としての防水鋼板(21)
が敷設されて瓦棒屋根を構成している。そして、図4に
示すように、架台(20)間に跨って桁行方向に8枚、屋根
傾斜方向に3列の合計24枚の太陽電池モジュール(13)
が取り付けられている。太陽電池モジュール(13)の配列
は、これに限定されるものではなく、例えば桁行方向に
6枚、屋根傾斜方向に4列の合計24枚としたり、桁行
方向に8枚、屋根傾斜方向に4列の合計32枚としたり
といったように、屋根形状や必要な発電容量に応じて適
宜変更する。また、太陽電池モジュール(13)をモジュー
ル設置部(14)に設置した際に、屋根(10)の大きさの違い
により、モジュール設置部(14)に隙間部分すなわち太陽
電池モジュール(13)が設置されていない余剰部分が生じ
ることがあるが、このような場合には、図5に示すよう
に、その余剰部分にダミーモジュール(D)を配置して外
観を整えるようにしている。
【0014】ここで、太陽電池モジュール(13)の取付構
造を図3,6,7,8に基づいて説明する。なお、ダミー
モジュール(D)も太陽電池モジュール(13)と同様に取り
付けられるので、太陽電池モジュール(13)の取付構造
は、そのままダミーモジュール(D)の取り付けに適用で
きるものである。
造を図3,6,7,8に基づいて説明する。なお、ダミー
モジュール(D)も太陽電池モジュール(13)と同様に取り
付けられるので、太陽電池モジュール(13)の取付構造
は、そのままダミーモジュール(D)の取り付けに適用で
きるものである。
【0015】まず架台(20)は、その底部に取付片(23)が
桁行方向に突出して形成され、この取付片(23)のビス孔
に上方から挿入したビス(24)を、野地板(17)及び母屋(1
5)にねじ込むことにより締め付け固定されている。
桁行方向に突出して形成され、この取付片(23)のビス孔
に上方から挿入したビス(24)を、野地板(17)及び母屋(1
5)にねじ込むことにより締め付け固定されている。
【0016】防水鋼板(21)は、軒先に取り付ける軒先
用、架台(20)間に取り付ける架台間用、配線引き込み用
のパイプ付きの配線引き込み用、広小舞(19)付近に取り
付ける上部用、けらばに取り付けるけらば用等、配置場
所によって異なる各種タイプを備え、これらの桁行方向
に沿って適宜折曲形成された折返し部分(R)同士を係合
させたり、互いの端部を重ね合わせることによって、こ
れら防水鋼板(21)が架台(20)を囲むように野地板(17)の
全面にわたって敷き詰められて屋根葺き材を構成してい
る。
用、架台(20)間に取り付ける架台間用、配線引き込み用
のパイプ付きの配線引き込み用、広小舞(19)付近に取り
付ける上部用、けらばに取り付けるけらば用等、配置場
所によって異なる各種タイプを備え、これらの桁行方向
に沿って適宜折曲形成された折返し部分(R)同士を係合
させたり、互いの端部を重ね合わせることによって、こ
れら防水鋼板(21)が架台(20)を囲むように野地板(17)の
全面にわたって敷き詰められて屋根葺き材を構成してい
る。
【0017】架台間用の防水鋼板(21)の架台(20)と平行
な端部には、上述したビス(24)の頭を覆うように傾斜し
て立ち上げられた傾斜片(25)と、該傾斜片(25)の先端か
ら架台(20)の側面に沿って垂直に延出された垂直片(26)
とが一体的に形成されている。そして、一対の逆L字形
の架台カバー(28)が、架台(20)のリップ(27)及び防水鋼
板(21)の垂直片(26)を覆うように被せられて、これらが
水平方向にねじ込んだパッキン付きビス(29)により架台
(20)の側面に共締めされている。これにより、取付片(2
3)のビス孔への上方からの雨水の浸入を防止し、雨仕舞
いに優れた防水性能の高い防水構造となっている。
な端部には、上述したビス(24)の頭を覆うように傾斜し
て立ち上げられた傾斜片(25)と、該傾斜片(25)の先端か
ら架台(20)の側面に沿って垂直に延出された垂直片(26)
とが一体的に形成されている。そして、一対の逆L字形
の架台カバー(28)が、架台(20)のリップ(27)及び防水鋼
板(21)の垂直片(26)を覆うように被せられて、これらが
水平方向にねじ込んだパッキン付きビス(29)により架台
(20)の側面に共締めされている。これにより、取付片(2
3)のビス孔への上方からの雨水の浸入を防止し、雨仕舞
いに優れた防水性能の高い防水構造となっている。
【0018】一方、太陽電池モジュール(13)は、セル
(太陽電池の基本単位)を必要枚配列し、屋外で利用で
きるよう強化ガラス(33)で覆って方形状にパッケージ化
したものである。なお、ダミーモジュール(D)として
は、例えばアルミニウム板の表面にセルパターンを印刷
したフィルムを貼り付けたもの等が使用される。そし
て、太陽電池モジュール(13)の周囲には、金属製のモジ
ュールフレーム(34)が方形枠状に嵌め込まれている。こ
のモジュールフレーム(34)は、太陽電池モジュール(13)
の端部にクッション材(35)を介して外嵌されるコ字形嵌
合溝片(36)と、該嵌合溝片(36)の下面から間隔をあけて
垂下された内外一対の垂直片(37)(38)と、これら垂直片
(37)(38)の下端に跨って水平に張り出した取付脚片(40)
とが一体的に形成されてなる。また、屋根傾斜方向に沿
って配されたモジュールフレーム(34)には、外側の垂直
片(37)に係合片(41)が一体的に形成されている。
(太陽電池の基本単位)を必要枚配列し、屋外で利用で
きるよう強化ガラス(33)で覆って方形状にパッケージ化
したものである。なお、ダミーモジュール(D)として
は、例えばアルミニウム板の表面にセルパターンを印刷
したフィルムを貼り付けたもの等が使用される。そし
て、太陽電池モジュール(13)の周囲には、金属製のモジ
ュールフレーム(34)が方形枠状に嵌め込まれている。こ
のモジュールフレーム(34)は、太陽電池モジュール(13)
の端部にクッション材(35)を介して外嵌されるコ字形嵌
合溝片(36)と、該嵌合溝片(36)の下面から間隔をあけて
垂下された内外一対の垂直片(37)(38)と、これら垂直片
(37)(38)の下端に跨って水平に張り出した取付脚片(40)
とが一体的に形成されてなる。また、屋根傾斜方向に沿
って配されたモジュールフレーム(34)には、外側の垂直
片(37)に係合片(41)が一体的に形成されている。
【0019】このモジュールフレーム(34)の取付脚片(4
0)が、架台(20)の架台カバー(28)上面にクッション材(4
2)を介して載置されている。そして、モジュールフレー
ム(34)の係止片(41)及び外側の垂直片(37)によって形成
される一対の係合溝(43)に、太陽電池モジュール(13)の
屋根傾斜方向の長さとほぼ同じ長さを有する門形の連結
金具(50)の一対の垂直片(51)が上方から挿入され、桁行
方向に隣接するモジュールフレーム(34)同士が連結され
ている。また、連結金具(50)の水平片(52)には、屋根傾
斜方向に所定の間隔をあけてボルト挿入孔(53)が形成さ
れている。
0)が、架台(20)の架台カバー(28)上面にクッション材(4
2)を介して載置されている。そして、モジュールフレー
ム(34)の係止片(41)及び外側の垂直片(37)によって形成
される一対の係合溝(43)に、太陽電池モジュール(13)の
屋根傾斜方向の長さとほぼ同じ長さを有する門形の連結
金具(50)の一対の垂直片(51)が上方から挿入され、桁行
方向に隣接するモジュールフレーム(34)同士が連結され
ている。また、連結金具(50)の水平片(52)には、屋根傾
斜方向に所定の間隔をあけてボルト挿入孔(53)が形成さ
れている。
【0020】一方、架台(20)内には、所定の間隔をあけ
て複数の止め金具(54)が連結金具(50)に対向して配され
ている。この止め金具(54)は、逆U字形の中央突出片(5
5)と、該中央突出片(55)の下端から桁行方向に突出した
一対のL字形の当接片(58)とが一体的に形成されてな
り、中央突出片(55)には連結金具(50)のボルト挿入孔(5
3)に対応してナット孔(56)が形成されている。そして、
連結金具(50)のボルト挿入孔(53)に上方から挿入した連
結ボルト(57)の下端を止め金具(54)のナット孔(56)に螺
合して、予め連結金具(50)と止め金具(54)とを仮止めし
た状態で、止め金具(54)を架台(20)内に挿入するととも
に、連結金具(50)の垂直片(51)を係合溝(43)に上方から
挿入し、この状態で連結ボルト(57)を締め付けることに
より、止め金具(54)の一対の当接片(58)の端部がリップ
(27)の下面に夫々当接し、太陽電池モジュール(13)が架
台(20)に固定される。
て複数の止め金具(54)が連結金具(50)に対向して配され
ている。この止め金具(54)は、逆U字形の中央突出片(5
5)と、該中央突出片(55)の下端から桁行方向に突出した
一対のL字形の当接片(58)とが一体的に形成されてな
り、中央突出片(55)には連結金具(50)のボルト挿入孔(5
3)に対応してナット孔(56)が形成されている。そして、
連結金具(50)のボルト挿入孔(53)に上方から挿入した連
結ボルト(57)の下端を止め金具(54)のナット孔(56)に螺
合して、予め連結金具(50)と止め金具(54)とを仮止めし
た状態で、止め金具(54)を架台(20)内に挿入するととも
に、連結金具(50)の垂直片(51)を係合溝(43)に上方から
挿入し、この状態で連結ボルト(57)を締め付けることに
より、止め金具(54)の一対の当接片(58)の端部がリップ
(27)の下面に夫々当接し、太陽電池モジュール(13)が架
台(20)に固定される。
【0021】この太陽電池モジュール(13)の取り付け
は、まず軒先側の1列目のけらばからけらばまで行い、
1列目が完了した時点でこれら太陽電池モジュール(13)
に電気配線を施し、引き続き2列目、3列目の取り付け
及び電気配線を行う。電気配線は、各太陽電池モジュー
ル(13)を直列接続するものであり、その端部は配線引き
込み用の防水鋼板(21)のパイプから野地板(17)及び母屋
(15)に形成された配管口(59)を介して建物内に導かれ
(図3参照)、最終的にインバーターに接続されてい
る。このように取り付けられた太陽電池モジュール(13)
は、その表面が一般屋根部(12)に設置した各瓦(11)の表
面と、ほぼ同一平面上に位置している。すなわち、屋根
(10)の表面が瓦(11)及び太陽電池モジュール(13)を含め
て全体的にフラットな外観となっている。
は、まず軒先側の1列目のけらばからけらばまで行い、
1列目が完了した時点でこれら太陽電池モジュール(13)
に電気配線を施し、引き続き2列目、3列目の取り付け
及び電気配線を行う。電気配線は、各太陽電池モジュー
ル(13)を直列接続するものであり、その端部は配線引き
込み用の防水鋼板(21)のパイプから野地板(17)及び母屋
(15)に形成された配管口(59)を介して建物内に導かれ
(図3参照)、最終的にインバーターに接続されてい
る。このように取り付けられた太陽電池モジュール(13)
は、その表面が一般屋根部(12)に設置した各瓦(11)の表
面と、ほぼ同一平面上に位置している。すなわち、屋根
(10)の表面が瓦(11)及び太陽電池モジュール(13)を含め
て全体的にフラットな外観となっている。
【0022】次に、敷設された太陽電池モジュール(13)
周りの構造について説明する。この周辺部には、各種化
粧カバーが取り付けられて、架台(20)の端部を覆った
り、モジュール設置部(14)との間に生じる微細な隙間を
塞ぐといった対策が施されている。また、周辺部には、
防水鋼板(21)による防水対策が施されている。
周りの構造について説明する。この周辺部には、各種化
粧カバーが取り付けられて、架台(20)の端部を覆った
り、モジュール設置部(14)との間に生じる微細な隙間を
塞ぐといった対策が施されている。また、周辺部には、
防水鋼板(21)による防水対策が施されている。
【0023】図9は軒先部分の構造を示しており、(60)
は桁行方向に沿って配された軒先側化粧カバーであっ
て、倒Z字形のカバー取付金具(61)を介して各架台(20)
の軒先側の先端に跨って固定されている。この軒先側化
粧カバー(60)は、略倒L字形で、太陽電池モジュール(1
3)の桁行方向の長さとほぼ同じ長さを有し、その下端が
カバー取付金具(61)のカバー取付片(62)にボルト(63)を
介して固定されており、そこから野地板(17)に対して垂
直に立ち上がって軒先と反対方向に湾曲し、その端部が
軒先に面するモジュールフレーム(34)の上端に近接して
配され、軒先側に露出する架台(20)の端部及びモジュー
ルフレーム(34)を隠して軒先側端部の外観を良好にして
いる。なお、カバー取付金具(61)は、その水平片(64)が
架台(20)の軒先側端部にボルト(65)により固定されてお
り、水平片(64)の一方の端部を下方に垂直に折曲して前
記のカバー取付片(62)とし、他方を上方に垂直に折曲し
て軒先に面するモジュールフレーム(34)が当接して位置
決めがなされる位置決め片(66)としている。
は桁行方向に沿って配された軒先側化粧カバーであっ
て、倒Z字形のカバー取付金具(61)を介して各架台(20)
の軒先側の先端に跨って固定されている。この軒先側化
粧カバー(60)は、略倒L字形で、太陽電池モジュール(1
3)の桁行方向の長さとほぼ同じ長さを有し、その下端が
カバー取付金具(61)のカバー取付片(62)にボルト(63)を
介して固定されており、そこから野地板(17)に対して垂
直に立ち上がって軒先と反対方向に湾曲し、その端部が
軒先に面するモジュールフレーム(34)の上端に近接して
配され、軒先側に露出する架台(20)の端部及びモジュー
ルフレーム(34)を隠して軒先側端部の外観を良好にして
いる。なお、カバー取付金具(61)は、その水平片(64)が
架台(20)の軒先側端部にボルト(65)により固定されてお
り、水平片(64)の一方の端部を下方に垂直に折曲して前
記のカバー取付片(62)とし、他方を上方に垂直に折曲し
て軒先に面するモジュールフレーム(34)が当接して位置
決めがなされる位置決め片(66)としている。
【0024】また、軒先用の防水鋼板(21)の棟側の端部
が野地板(17)にビス止めされており、この端部にアスフ
ァルトルーフィング(18)が被せられて、さらにその上に
架台用の防水鋼板(21)の軒先側の端部が重ね合わされ
て、ビス孔への雨水の浸入を防止している。なお、図9
中、(67)は軒樋、(68)は軒先母屋、(69)は腕木である。
が野地板(17)にビス止めされており、この端部にアスフ
ァルトルーフィング(18)が被せられて、さらにその上に
架台用の防水鋼板(21)の軒先側の端部が重ね合わされ
て、ビス孔への雨水の浸入を防止している。なお、図9
中、(67)は軒樋、(68)は軒先母屋、(69)は腕木である。
【0025】図10はけらば部分の構造を示しており、
(70)はけらば水切(71)とこれに対向するモジュールフレ
ーム(34)との間に差し渡されて屋根傾斜方向に沿って連
続的に配されたけらば側化粧カバーである。
(70)はけらば水切(71)とこれに対向するモジュールフレ
ーム(34)との間に差し渡されて屋根傾斜方向に沿って連
続的に配されたけらば側化粧カバーである。
【0026】ここで、けらば水切(71)についてまず説明
すると、けらば水切(71)は、野地板(17)に固定される取
付片(72)と、該取付片(72)の端部より垂直に立ち上がっ
た垂直片(73)と、該垂直片(73)の上端から破風下地板(7
4)の上部を覆って破風鉄板(75)に係合した略逆L字形の
外縁片(76)と、垂直片(73)の上端からモジュールフレー
ム(34)方向に突出した水平片(77)とが一体的に形成され
てなる。
すると、けらば水切(71)は、野地板(17)に固定される取
付片(72)と、該取付片(72)の端部より垂直に立ち上がっ
た垂直片(73)と、該垂直片(73)の上端から破風下地板(7
4)の上部を覆って破風鉄板(75)に係合した略逆L字形の
外縁片(76)と、垂直片(73)の上端からモジュールフレー
ム(34)方向に突出した水平片(77)とが一体的に形成され
てなる。
【0027】このけらば水切(71)の取付片(72)は、架台
(20)の一方の取付片(78)が載置された状態で、これらに
形成されたビス孔に上方から挿入されたビス(79)を野地
板(17)及び母屋(15)にねじ込むことにより共締めされて
いる。また、垂直片(73)には、けらば用の防水鋼板(21)
の一端が水平方向からのビス(80)により固定されてお
り、この防水鋼板(21)は、垂直片(73)に沿ってその下端
まで延出された後に上述した架台(20)のビス(79)の頭を
覆うように傾斜して立ち上げられ、他端が架台(20)の一
方のリップ(27)に被せられて、リップ(27)間の開口から
架台(20)の内部に挿入されている。そして、防水鋼板(2
1)の一端とけらば水切(71)の垂直片(73)との間に生じる
隙間が、けらば水切(71)の水平片(77)で上方から覆われ
ている。これにより、架台(20)及びけらば水切(71)の両
取付片(72)(78)のビス孔からの雨水の浸入を防止し、雨
仕舞い優れた防水性能の高い防水構造となっている。
(20)の一方の取付片(78)が載置された状態で、これらに
形成されたビス孔に上方から挿入されたビス(79)を野地
板(17)及び母屋(15)にねじ込むことにより共締めされて
いる。また、垂直片(73)には、けらば用の防水鋼板(21)
の一端が水平方向からのビス(80)により固定されてお
り、この防水鋼板(21)は、垂直片(73)に沿ってその下端
まで延出された後に上述した架台(20)のビス(79)の頭を
覆うように傾斜して立ち上げられ、他端が架台(20)の一
方のリップ(27)に被せられて、リップ(27)間の開口から
架台(20)の内部に挿入されている。そして、防水鋼板(2
1)の一端とけらば水切(71)の垂直片(73)との間に生じる
隙間が、けらば水切(71)の水平片(77)で上方から覆われ
ている。これにより、架台(20)及びけらば水切(71)の両
取付片(72)(78)のビス孔からの雨水の浸入を防止し、雨
仕舞い優れた防水性能の高い防水構造となっている。
【0028】そして、けらば側化粧カバー(70)は、2つ
の上下水平片(85)(86)とこれらを連結する垂直片(87)と
が一体的に形成されてなるもので、太陽電池モジュール
(13)の屋根傾斜方向の長さとほぼ同じ長さを有し、モジ
ュール取付金具(88)を介して架台(20)に固定されてい
る。モジュール取付金具(88)は、倒L字形のボルト挿入
孔付きの係止片(90)及び平板状のカバー取付片(91)とこ
れらを連結するU字形連結片(92)とが一体的に形成され
てなるものであり、係止片(90)のボルト挿入孔に上方か
ら挿入した連結ボルト(57)の下端を止め金具(54)に螺合
して、モジュール取付金具(88)と止め金具(54)とを仮止
めした状態で、止め金具(54)を架台(20)内に挿入すると
ともに、係止片(90)をモジュールフレーム(34)の係合溝
(43)に上方から挿入し、この状態で連結ボルト(57)を締
め付けることにより、連結片(92)がリップ(27)上の防水
鋼板(21)に押し付けられて、モジュールフレーム(34)が
架台(20)上に固定される。そして、このモジュール取付
金具(88)のカバー取付片(91)上にけらば側化粧カバー(7
0)の下水平片(86)がボルト(93)により固定されている。
の上下水平片(85)(86)とこれらを連結する垂直片(87)と
が一体的に形成されてなるもので、太陽電池モジュール
(13)の屋根傾斜方向の長さとほぼ同じ長さを有し、モジ
ュール取付金具(88)を介して架台(20)に固定されてい
る。モジュール取付金具(88)は、倒L字形のボルト挿入
孔付きの係止片(90)及び平板状のカバー取付片(91)とこ
れらを連結するU字形連結片(92)とが一体的に形成され
てなるものであり、係止片(90)のボルト挿入孔に上方か
ら挿入した連結ボルト(57)の下端を止め金具(54)に螺合
して、モジュール取付金具(88)と止め金具(54)とを仮止
めした状態で、止め金具(54)を架台(20)内に挿入すると
ともに、係止片(90)をモジュールフレーム(34)の係合溝
(43)に上方から挿入し、この状態で連結ボルト(57)を締
め付けることにより、連結片(92)がリップ(27)上の防水
鋼板(21)に押し付けられて、モジュールフレーム(34)が
架台(20)上に固定される。そして、このモジュール取付
金具(88)のカバー取付片(91)上にけらば側化粧カバー(7
0)の下水平片(86)がボルト(93)により固定されている。
【0029】図11は本発明の特徴である太陽電池モジ
ュール(13)と瓦(11)との境界部分の構造を示しており、
(100)は軒先に近い列の瓦(11)とこれに対向するモジュ
ールフレーム(34)との間に差し渡されて桁行方向に沿っ
て連続的に配された境界側化粧カバーである。この境界
側化粧カバー(100)は、図12に示すように、倒略L字
形の脚片(101)と、該脚片(101)の端部から傾斜して立ち
上げられた略平板状の傾斜片(102)とが一体的に形成さ
れてなるもので、太陽電池モジュール(13)の桁行方向の
長さとほぼ同じ長さを有し、カバー取付金具(103)を介
して隣接する架台(20)の棟側端部に跨って固定されてい
る。カバー取付金具(103)は、U字形取付片(104)及び境
界側化粧カバー(100)の傾斜片(102)に対応して傾斜した
カバー取付片(105)とこれらを連結する水平片(106)とが
一体的に形成されてなるもので、そのU字形取付片(10
4)の底部が架台(20)の棟側端部に上からのボルト(107)
により固定されている。
ュール(13)と瓦(11)との境界部分の構造を示しており、
(100)は軒先に近い列の瓦(11)とこれに対向するモジュ
ールフレーム(34)との間に差し渡されて桁行方向に沿っ
て連続的に配された境界側化粧カバーである。この境界
側化粧カバー(100)は、図12に示すように、倒略L字
形の脚片(101)と、該脚片(101)の端部から傾斜して立ち
上げられた略平板状の傾斜片(102)とが一体的に形成さ
れてなるもので、太陽電池モジュール(13)の桁行方向の
長さとほぼ同じ長さを有し、カバー取付金具(103)を介
して隣接する架台(20)の棟側端部に跨って固定されてい
る。カバー取付金具(103)は、U字形取付片(104)及び境
界側化粧カバー(100)の傾斜片(102)に対応して傾斜した
カバー取付片(105)とこれらを連結する水平片(106)とが
一体的に形成されてなるもので、そのU字形取付片(10
4)の底部が架台(20)の棟側端部に上からのボルト(107)
により固定されている。
【0030】そして、境界側化粧カバー(100)の傾斜片
(102)をカバー取付金具(103)のカバー取付片(105)上に
重ねて、ボルト(108)を上方から傾斜片(102)のボルト挿
入孔(109)に挿入してカバー取付片(105)のナット孔にね
じ込むことにより、境界側化粧カバー(100)がカバー取
付金具(103)に固定されている。このとき、傾斜片(102)
の軒先側の端部がモジュールフレーム(34)の上端に近接
するとともに、傾斜片(102)が架台(20)の棟側端部を覆
い、さらに脚片(101)が前記の瓦(11)の軒先側端部の下
方で防水鋼板(21)上に載置されて、傾斜片(102)が瓦(1
1)の表面と同方向に傾斜した状態となっている。これに
より、屋根傾斜方向に隣接する瓦(11)とモジュールフレ
ーム(34)との間の隙間が瓦(11)の傾斜方向と同方向に傾
斜した境界側化粧カバー(100)で完全に覆われ、太陽電
池モジュール(13)と瓦(11)とに連続性を持たせて、境界
部分の外観を良好にしている。
(102)をカバー取付金具(103)のカバー取付片(105)上に
重ねて、ボルト(108)を上方から傾斜片(102)のボルト挿
入孔(109)に挿入してカバー取付片(105)のナット孔にね
じ込むことにより、境界側化粧カバー(100)がカバー取
付金具(103)に固定されている。このとき、傾斜片(102)
の軒先側の端部がモジュールフレーム(34)の上端に近接
するとともに、傾斜片(102)が架台(20)の棟側端部を覆
い、さらに脚片(101)が前記の瓦(11)の軒先側端部の下
方で防水鋼板(21)上に載置されて、傾斜片(102)が瓦(1
1)の表面と同方向に傾斜した状態となっている。これに
より、屋根傾斜方向に隣接する瓦(11)とモジュールフレ
ーム(34)との間の隙間が瓦(11)の傾斜方向と同方向に傾
斜した境界側化粧カバー(100)で完全に覆われ、太陽電
池モジュール(13)と瓦(11)とに連続性を持たせて、境界
部分の外観を良好にしている。
【0031】また、架台間用の防水鋼板(21)の棟側の端
部に上部用の防水鋼板(21)の軒先側の端部が重ね合わさ
れて、両者が折返し部分(R)を介して係合されている。
さらに、上部用の防水鋼板(21)の棟側の端部が広小舞(1
9)に被せられてビス(119)により固定され、この部分に
アスファルトルーフィング(18)が被せられている。これ
により、各ビス孔からの雨水の浸入を防止している。
部に上部用の防水鋼板(21)の軒先側の端部が重ね合わさ
れて、両者が折返し部分(R)を介して係合されている。
さらに、上部用の防水鋼板(21)の棟側の端部が広小舞(1
9)に被せられてビス(119)により固定され、この部分に
アスファルトルーフィング(18)が被せられている。これ
により、各ビス孔からの雨水の浸入を防止している。
【0032】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及
び変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形
態では、太陽電池モジュールを瓦よりも軒先側に配置し
たが、太陽電池モジュールを瓦よりも棟側に配置して両
者の間の隙間に境界側化粧カバ−を配置してもよい
はなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及
び変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形
態では、太陽電池モジュールを瓦よりも軒先側に配置し
たが、太陽電池モジュールを瓦よりも棟側に配置して両
者の間の隙間に境界側化粧カバ−を配置してもよい
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、化粧カバーを介して屋根傾斜方向に隣接する
屋根葺き材と屋上設備機器との間に連続性を持たせるこ
とができ、両者の間の境目を目立たなくして外観を良好
にすることができる。しかも、両者の間の隙間へのゴミ
や異物の侵入を防止することもできる。
によると、化粧カバーを介して屋根傾斜方向に隣接する
屋根葺き材と屋上設備機器との間に連続性を持たせるこ
とができ、両者の間の境目を目立たなくして外観を良好
にすることができる。しかも、両者の間の隙間へのゴミ
や異物の侵入を防止することもできる。
【0034】また、化粧カバーを屋上設備機器の棟側端
部の上端付近から屋根葺き材の軒先側端部の下方にわた
って差し渡すと、両者をより自然に連続して、外観をさ
らに良好にすることができる。
部の上端付近から屋根葺き材の軒先側端部の下方にわた
って差し渡すと、両者をより自然に連続して、外観をさ
らに良好にすることができる。
【0035】さらに、架台の棟側端部を化粧カバーで覆
うことで、外観上、特に目立つ架台端部を隠すことがで
き、化粧カバーを架台に固定することで、充分な取付強
度を確保することができる。
うことで、外観上、特に目立つ架台端部を隠すことがで
き、化粧カバーを架台に固定することで、充分な取付強
度を確保することができる。
【図1】本発明の一実施形態の太陽電池モジュール設置
屋根の概略斜視図である。
屋根の概略斜視図である。
【図2】同じくその屋根傾斜方向の側面図である。
【図3】太陽電池モジュールを設置したモジュール設置
部の破断斜視図である。
部の破断斜視図である。
【図4】同じくその一部破断平面図である。
【図5】ダミーモジュールを使用したときの一部破断平
面図である。
面図である。
【図6】架台への太陽電池モジュールの取り付け構造を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図7】同じくその要部拡大図である。
【図8】同じくその分解斜視図である。
【図9】軒先部分の屋根傾斜方向の縦断面図である。
【図10】けらば部分の桁行方向の縦断面図である。
【図11】瓦と太陽電池モジュールとの境界部分の屋根
傾斜方向の縦断面図である。
傾斜方向の縦断面図である。
【図12】境界側化粧カバーの斜視図である。
(11) 瓦 (13) 太陽電池モジュール (20) 架台 (100) 境界側化粧カバー (103) カバー取付金具
Claims (4)
- 【請求項1】 屋根傾斜方向に隣接する瓦等の屋根葺き
材と太陽電池モジュール等の屋上設備機器との間の隙間
を、前記屋根葺き材の傾斜方向とほぼ同方向に傾斜した
化粧カバーで覆ったことを特徴とする太陽電池モジュー
ル等の屋上設備機器を設置した屋根。 - 【請求項2】 前記屋上設備機器を前記屋根葺き材より
も軒先側に配置し、前記化粧カバーを前記屋上設備機器
の棟側端部の上端付近から前記屋根葺き材の軒先側端部
の下方にわたって差し渡した請求項1記載の太陽電池モ
ジュール等の屋上設備機器を設置した屋根。 - 【請求項3】 前記屋上設備機器を設置する架台の棟側
端部を前記化粧カバーで覆った請求項2記載の太陽電池
モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根。 - 【請求項4】 前記化粧カバーを、前記架台の棟側端部
にカバー取付金具を介して固定した請求項2又は3記載
の太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋
根。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9131131A JPH10317598A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9131131A JPH10317598A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10317598A true JPH10317598A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15050717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9131131A Pending JPH10317598A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10317598A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001054205A1 (de) * | 2000-01-19 | 2001-07-26 | Lafarge Braas Roofing Accessories Gmbh & Co. Kg | Abdichtungs- und befestigungssystem für bauelemente auf einem schrägdach |
| FR2940664A1 (fr) * | 2008-12-31 | 2010-07-02 | En Economies Systemes | Profile de fixation de panneaux photovoltaiques sur un toit |
| JP2019015123A (ja) * | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 積水化学工業株式会社 | 目地カバー部材および屋根 |
| JP2019027091A (ja) * | 2017-07-28 | 2019-02-21 | 積水化学工業株式会社 | 屋根構造および建物 |
| JP2021175849A (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | 株式会社カネカ | 屋根構造 |
| CN114961117A (zh) * | 2022-06-10 | 2022-08-30 | 亚都建设集团有限公司 | 一种防雷屋面装饰瓦片连接结构 |
| WO2024108080A1 (en) * | 2022-11-18 | 2024-05-23 | Tesla, Inc. | Photovoltaic roofing tile foot |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9131131A patent/JPH10317598A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001054205A1 (de) * | 2000-01-19 | 2001-07-26 | Lafarge Braas Roofing Accessories Gmbh & Co. Kg | Abdichtungs- und befestigungssystem für bauelemente auf einem schrägdach |
| FR2940664A1 (fr) * | 2008-12-31 | 2010-07-02 | En Economies Systemes | Profile de fixation de panneaux photovoltaiques sur un toit |
| JP2019015123A (ja) * | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 積水化学工業株式会社 | 目地カバー部材および屋根 |
| JP2019027091A (ja) * | 2017-07-28 | 2019-02-21 | 積水化学工業株式会社 | 屋根構造および建物 |
| JP2021175849A (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | 株式会社カネカ | 屋根構造 |
| CN114961117A (zh) * | 2022-06-10 | 2022-08-30 | 亚都建设集团有限公司 | 一种防雷屋面装饰瓦片连接结构 |
| WO2024108080A1 (en) * | 2022-11-18 | 2024-05-23 | Tesla, Inc. | Photovoltaic roofing tile foot |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3475993B2 (ja) | 太陽電池モジュール間の接続金具 | |
| US6346669B1 (en) | Solar battery unit and solar battery apparatus | |
| JPH10317619A (ja) | 太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根 | |
| JPH10176403A (ja) | 太陽電池装置の屋根上設置方法 | |
| GB2476256A (en) | Installation apparatus for securing a solar energy collection device to a roof | |
| JP3504108B2 (ja) | 屋上設備機器の設置用架台を備えた屋根の防水構造 | |
| JP5404354B2 (ja) | 太陽電池モジュール用水切り構造 | |
| JP3555719B2 (ja) | 太陽電池の取付け装置 | |
| JPH10317598A (ja) | 太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根 | |
| JP3504109B2 (ja) | 屋上設備機器の設置用架台を備えた屋根の防水構造 | |
| JPH10317622A (ja) | 太陽電池付きパネル屋根構造,該屋根構造に用いる屋根パネル及び連結部材 | |
| JP3431449B2 (ja) | 屋上設備機器の設置用架台を備えた屋根の防水構造 | |
| JPH11131736A (ja) | 太陽電池屋根 | |
| JPH10317620A (ja) | 太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根の換気構造 | |
| JP2011099249A (ja) | 屋根構造 | |
| JP3302663B2 (ja) | 太陽電池屋根の防水構造 | |
| JPH10317618A (ja) | 太陽電池モジュール設置屋根 | |
| JP2002371678A (ja) | 太陽電池付き瓦屋根 | |
| JP2001311267A (ja) | 屋上設備機器を備えた屋根の防水構造 | |
| JP3494424B2 (ja) | 太陽電池の取付け装置 | |
| JP3533300B2 (ja) | 太陽電池を融合した瓦棒屋根 | |
| JP2005282124A (ja) | パネルの取付構造 | |
| JP4679447B2 (ja) | 屋根材レール | |
| JP2001311270A (ja) | 屋上設備機器の接続構造 | |
| JP2597815B2 (ja) | パネル屋根の構造 |