JP2017031553A - 雪止め構造及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造でありながら、有効に雪止め機能を発揮させることが可能な雪止め構造を提供する。
【解決手段】傾斜させた状態で設置される太陽電池モジュール1の下縁11側に設けられる雪止め構造3である。
そして、太陽電池モジュールの下縁に沿って延びるとともに、下縁の表面1aより上方に突出される堰板41を有する長尺状の雪止め部4と、雪止め部の背面側に取り付けられるとともに、太陽電池モジュールの下縁を載せる基台部6と、雪止め部の前面側に取り付けられるとともに屋根面2aに支持される回転防止部5とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根の上などに傾斜させた状態で設置される太陽電池モジュールの下縁側に設けられる雪止め構造及び建物に関するものである。
折板や平板材で葺かれた傾斜屋根からの雪の落下を防ぐために、屋根に雪止め構造を設けることが知られている(特許文献1−4など参照)。一方、近年においては、屋根の上に太陽電池モジュールが配置される例が増えてきた。
太陽電池モジュールは、発電量を増加させるために屋根の縁部付近まで配置される場合が多い。また、発電効率を上げるために、太陽電池モジュールは、傾斜させた状態で設置される。
このような状況下において、屋根に設置された太陽電池モジュールの下縁側にも、特許文献5,6に開示されているような雪止め部材が取り付けられるようになってきた。
実開昭47−35419号公報 実開昭63−129021号公報 実開平06−71681号公報 実開昭62−196826号公報 特開2012−255254号公報 特開2014−136935号公報
ここで、雪の荷重に対して有効に抵抗可能な雪止め構造を設けるとなると、剛性の高い重量の大きな部材を使用することになる。しかしながら、屋根の上に設置する構造物の荷重は、地震等の影響を考えるとできるだけ小さい方が好ましく、軽量にできる簡素な構成が望まれる。
一方、特許文献5,6に開示されているような側面視略L字形の雪止め部材だけでは、雪の荷重によって転倒してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、簡素な構造でありながら、有効に雪止め機能を発揮させることが可能な雪止め構造及び建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の雪止め構造は、傾斜させた状態で設置されている太陽電池モジュールの下縁側に設けられた雪止め構造であって、前記太陽電池モジュールの下縁に沿って延びているとともに、前記下縁の表面より上方に突出された堰板を有する長尺状の雪止め部と、前記雪止め部の背面側に取り付けられているとともに、前記太陽電池モジュールの下縁を載せた基台部と、前記雪止め部の前面側に取り付けられているとともに、前記太陽電池モジュールの設置面に支持された回転防止部とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記基台部及び前記回転防止部は、前記雪止め部の長手方向に間隔をおいて配置されているとともに、前記雪止め部を介して前記基台部と前記回転防止部とが接続されている構成とすることができる。
また、前記基台部及び前記回転防止部の底面と前記設置面との間には、滑り止め材が介在されている構成とすることもできる。
さらに、前記雪止め部の前記堰板は、前記太陽電池モジュールの下縁から離隔して配置されている構成とすることができる。また、前記雪止め部は、側面視略Z字形に形成されているとともに、横方向に広がる連絡部に水抜き穴を備えた構成とすることができる。
そして、本発明の建物は、屋根上に傾斜させた状態で太陽電池モジュールが設置されている建物であって、前記太陽電池モジュールの下縁側に上記いずれかに記載の雪止め構造が設けられていることを特徴とする。
このように構成された本発明の雪止め構造では、太陽電池モジュールの下縁の表面より上方に突出される堰板を有する雪止め部は、太陽電池モジュールの下縁を載せる基台部と、太陽電池モジュールの設置面に支持される回転防止部とに繋がれている。
このため、雪の荷重が堰板に作用すると、その雪自身の重量によって基台部に作用する力と、回転防止部が設置面から受ける抵抗力とによって、雪止め部の転倒が阻止される。このように、簡素な構造でありながら、有効に雪止め機能を発揮させることができる。
また、基台部及び回転防止部は、長尺状の雪止め部に対して長手方向に間隔をおいて配置されているだけでも、雪止め部の回転を抑えて転倒を確実に防ぐことができる。
さらに、基台部及び回転防止部の底面と設置面との間に滑り止め材が介在されていれば、基台部及び回転防止部は、設置面から損失なく抵抗力を受けることができるので、雪止め部の回転を初期段階で抑えることができる。
また、雪止め部の堰板を太陽電池モジュールの下縁から離隔して配置させることで、太陽電池モジュールの融雪水による水没を防ぐことができる。特に、雪止め部を側面視略Z字形に形成した場合に、横方向に広がる連絡部に水抜き穴が設けられていれば、速やかに融雪水を排水することができる。
そして、このような雪止め構造が設けられた太陽電池モジュールが屋根上に設置される建物であれば、屋根からの雪の落下を防ぐことができる。
本発明の実施の形態の雪止め構造の構成及び作用を説明するための断面図である。 複数の太陽電池モジュールが設置された屋根の状態を示した断面図である。 回転防止部が取り付けられた状態の雪止め部の構成を説明する図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図3(b)のA−A矢視方向で見た断面図である。 基台部の構成を説明する図であって、(a)は側面図、(b)は正面図である。 太陽電池モジュールに基台部を取り付ける工程を示した説明図である。 太陽電池モジュールに雪止め部を取り付ける工程を示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態の雪止め構造3は、図1,2に示すように、傾斜させた状態で設置される太陽電池モジュール1の下縁11に設けられる。
本実施の形態では、図2に示すような陸屋根となる屋根2が設けられた建物20に、複数の太陽電池モジュール1,1A,・・・が設置される場合について説明する。
この屋根2は、例えば折板屋根として設けられる。折板屋根は、所定のピッチで凸条の頂部22,・・・が略平行に設けられる平板状の屋根である。折板屋根は、例えば野地板21の上面が波形のポリ塩化ビニル被覆鋼板などの屋根ふき材に覆われることによって形成される。
そして、屋根ふき材の略水平に形成される上面が、本実施の形態の屋根面2aとなる。また、この屋根面2aが、太陽電池モジュール1,1Aの設置面となる。
太陽電池モジュール1,1Aは、太陽光を効率よく受けるために、傾斜させた状態で設置される。具体的には、屋根2の縁部23に隣接した位置に設置される太陽電池モジュール1は、図2に示すように、下縁11側が支持金具12によって屋根2の頂部22に固定され、上縁側が後足金具13と挟持具16とによって別の頂部22に固定される。
また、後方の太陽電池モジュール1Aの上縁は、支持金具15によってさらに別の頂部22に固定される。一方、後方の太陽電池モジュール1Aの下縁は、太陽電池モジュール1と共通する挟持具16に接続される。
支持金具12を例にさらに詳細な説明をすると、図1に示すように、支持金具12の上部は、ボルト14とナット141によって太陽電池モジュール1の裏面1bに固定される。
一方、支持金具12の下部には、屋根2の頂部22を挟むための挟持具121が設けられ、ボルト122を締め付けるによって、挟持具121が頂部22に固定される。
本実施の形態の雪止め構造3は、図2に示すように、屋根2の縁部23に隣接して配置される太陽電池モジュール1の下縁11側に設けられる。ここで、下縁11側とは、太陽電池モジュール1の傾斜方向の低い方の縁部をいう。
そして、雪止め構造3は、長尺状の雪止め部4と、その雪止め部4の背面側に取り付けられる基台部6と、雪止め部4の前面側に取り付けられる回転防止部5とによって、主に構成される。
基台部6には、太陽電池モジュール1の下縁11が載せられる。この基台部6は、図6に示すように箱形に形成される。図5は、基台部6の詳細な構成を説明する図である。
図5(a)の側面図に示すように、基台部6は、太陽電池モジュール1の傾斜角度に合わせて傾斜させた上面部61と、雪止め部4に接触させる鉛直面となる正面部62と、正面部62の下端から水平に延びる底面部64と、上面部61と底面部64の側端間を塞ぐ側面部63とによって、主に構成される。
この基台部6は、ステンレス板などの鋼板等によって製作される。そして、基台部6の底面となる底面部64の下面側には、滑り止め材65が貼り付けられる。この滑り止め材65には、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)などの合成ゴムなどが使用できる。
上面部61には、図5(b)の正面図に示すように、太陽電池モジュール1との接合に使用されるボルト14を通すためのボルト穴611,・・・が、複数、穿孔される。
また、正面部62には、雪止め部4と基台部6との接合に使用されるドリルねじ431を通すためのねじ穴621,621が設けられる。このねじ穴621には、ドリルねじ431がねじ込めるようにねじ溝が刻まれている。
さらに、正面部62のねじ穴621,621の下方には、長方形状の開口622が設けられる。この開口622には、回転防止部5と雪止め部4との接合に使用されるボルト44の頭部が収容される。
また、底面部64は、側面部63,63よりも側方に両端がそれぞれ張り出されており、上面部61の幅よりも広い幅を長辺とする長方形状に形成される。さらに、底面部64に隣接する隅角部には、水抜き用の切欠きが設けられる。
そして、この基台部6に背面側が固定される雪止め部4は、図1に示すように、側面視略Z字形に形成される。この雪止め部4は、太陽電池モジュール1の下縁11に沿って延びる長尺状の部材である。
雪止め部4は、太陽電池モジュール1の下縁11の表面1aより上方に突出される堰板41と、堰板41の下端から略直交して太陽電池モジュール1側に延びる連絡部42と、連絡部42の端部から垂下される取付部43とによって主に構成される。
図3(a)は、雪止め部4の平面図、図3(b)は、雪止め部4の正面図、図4は、図3(b)のA−A矢視方向で見た断面図を示している。図4に示すように、堰板41は、斜め上方に向けて壁状に形成される。
この雪止め部4は、ステンレス板などの鋼板等を折り曲げ加工することによって製作される。また、連絡部42は、略水平となる横方向に広がり、図3(a)に示すように、雪止め部4の長手方向に間隔をおいて複数の水抜き穴421,・・・が穿孔される。
この水抜き穴421は、長円形(楕円状)に形成され、堰板41で止められた雪が解けた融雪水が、回転防止部5側に排出されるように機能する。また、図3(b)に示すように、取付部43には、基台部6との接合に使用されるドリルねじ431を通すためのねじ穴432,・・・が設けられる。
このねじ穴432は、回転防止部5の取付位置よりも上方に穿孔される。この位置にねじ穴432を設けることによって、予め回転防止部5を雪止め部4に取り付けておくことができる。
詳細には、雪止め部4の取付部43には、図4に示すように、ボルト44とナット441によって回転防止部5が接合される。一つの回転防止部5は、図3(b)に示すように、2箇所に挿入されるボルト44,44によって雪止め部4に固定される。
この回転防止部5は、垂直部51と、それに略直交する水平部52とによって、側面視略L字形に成形される。また、底面となる水平部52の下面側には、滑り止め材53が貼り付けられる。
この回転防止部5は、ステンレス板など鋼板等によって製作される。また、滑り止め材53には、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)などの合成ゴムなどが使用できる。
次に、本実施の形態の雪止め構造3の構築方法について説明する。
まず、工場又は設置現場において、図6に示すように、太陽電池モジュール1の裏面1bに対して、基台部6,6A、支持金具12、後足金具13などの取り付けを行う。
太陽電池モジュール1の外縁は、下枠11aや上枠13aなどの枠材によって形成されている。そこで、下縁11に配置される下枠11aに対して、基台部6の上面部61を接触させ、ボルト14とナット141による締結を行う。
また、支持金具12が配置される箇所においては、基台部6の上面部61と下枠11aとの間に支持金具12の端部を挿し込み、ボルト14とナット141による締結を行う。
一方、上枠13aと基台部6Aとの間にも、所定の箇所では後足金具13の端部を挿し込み、ボルト67とナット671による締結を行う。また、上枠13a側の基台部6A,6A,6A間には、側面視略L字形のつなぎ梁66を差し渡し、ボルト661とナット662による締結を行う。
このようにして基台部6,6Aが取り付けられた太陽電池モジュール1では、滑り止め材65,65Aが上面に露出した状態となる。設置現場では、クレーンを使って太陽電池モジュール1を吊り上げて設置をおこなう。
太陽電池モジュール1を屋根2に降ろすと、基台部6,6Aの滑り止め材65,65Aが屋根面2aに接触して、基台部6,6A,・・・によって太陽電池モジュール1が支持されることになる。
そして、太陽電池モジュール1の固定は、図1,2に示すように、屋根2の頂部22を支持金具12等の挟持具121によって挟ませ、ボルト122又はナットを締め付けることで行われる。
以上のような作業によって、図2に示すように、太陽電池モジュール1,1Aを傾斜させた状態で屋根面2a上に設置することができる。続いて、屋根2の縁部23に隣接して設置された太陽電池モジュール1の下縁11に対しては、図7に示すように、雪止め部4の取り付けが行われる。
雪止め部4には、長手方向に間隔をおいて3つの回転防止部5,5,5が、ボルト44とナット441によって予め接合されている。この雪止め部4を、取付部43が太陽電池モジュール1側になる向きにして、下縁11に沿うように近づける。
そして、取付部43のねじ穴432(図3(b)参照)に対して、図7に示すようにドリルねじ431を挿し込み、その先端を基台部6のねじ穴621にねじ込む。
図1は、このドリルねじ431によって、雪止め部4の取付部43と基台部6の正面部62とが接合された状態を示している。この図に示すように、屋根面2aと回転防止部5の水平部52との間には滑り止め材53が介在され、屋根面2aと基台部6の底面部64との間には滑り止め材65が介在される。
以上の工程によって、雪止め部4の取付部43が、滑り止め材53,65の上に載せられた回転防止部5と基台部6とによって前後が挟まれた状態となる雪止め構造3が構築される。
次に、本実施の形態の雪止め構造3の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の雪止め構造3では、太陽電池モジュール1の下縁11の表面1aより上方に突出される堰板41を有する雪止め部4は、太陽電池モジュール1の下縁11を載せる基台部6と、屋根面2aに支持される回転防止部5とに繋がれている。
太陽電池モジュール1の表面1aに降った雪は、傾斜に沿って滑り落ちるなどして堰板41によって堰き止められる。このときの雪の滑落荷重Hは、図1に示すように、堰板41に対して略直角に作用する。そして、雪止め部4に対しては、回転モーメントMとして作用する。
一方、堰板41に堰き止められた雪自身の重量は、基台部6に対して積雪重量Wとして作用する。この積雪重量Wは、回転モーメントMによって基台部6が浮き上がろうとする力に対抗する力となる。
さらに、回転モーメントMによって回転防止部5を押し下げようとする力が作用すると、水平部52は屋根面2aから上向きの抵抗力Fを受けることになる。
この結果、雪止め部4自体の重量や剛性がそれほど大きくなくても、雪止め部4の転倒を阻止することができる。このように、雪止め部4と回転防止部5と基台部6とを組み合わせた簡素な構造でありながら、有効に雪止め機能を発揮させることができる。
そして、基台部6及び回転防止部5は、長尺状の雪止め部4に対して長手方向に間隔をおいて配置されているだけでも、雪止め部4の回転を抑えて転倒を確実に防ぐことができる。
さらに、基台部6の底面部64及び回転防止部5の水平部52と屋根面2aとの間に滑り止め材64,53が介在されていれば、基台部6及び回転防止部5は、屋根面2aから損失なく抵抗力を受けることができるので、雪止め部4の回転を初期段階で抑えることができる。
また、雪止め部4の堰板41を太陽電池モジュール1の下縁11から離隔して配置させることで、太陽電池モジュール1の下縁11が融雪水によって水没するのを防ぐことができる。
さらに、側面視略Z字形に形成された雪止め部4の略水平方向に広がる連絡部42に、図3(a)に示すように複数の水抜き穴421,・・・が設けられていれば、速やかに融雪水を排水することができる。
そして、このような雪止め構造3が設けられた太陽電池モジュール1が屋根面2aの上に設置される建物20であれば、屋根2からの雪の落下を防ぐことができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、陸屋根の屋根面2aを設置面とする場合について説明したが、これに限定されるものではなく、傾斜屋根面を設置面とすることもできる。また、屋根以外の構造物の高所に太陽電池モジュール1が設置される場合にも、本発明を適用することができる。
また、前記実施の形態では、折板屋根の頂部22に支持金具12などで太陽電池モジュール1を固定する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、波形スレート板、波形亜鉛鉄板、波形ガラス、波形プラスチック板などの屋根に太陽電池モジュール1を設置する場合にも、本発明の雪止め構造3を適用することができる。
1 太陽電池モジュール
1a 表面
11 下縁
20 建物
2 屋根
2a 屋根面(設置面)
3 雪止め構造
4 雪止め部
41 堰板
42 連絡部
421 水抜き穴
5 回転防止部
52 水平部(底面)
53 滑り止め材
6 基台部
64 底面部(底面)
65 滑り止め材

Claims (6)

  1. 傾斜させた状態で設置されている太陽電池モジュールの下縁側に設けられた雪止め構造であって、
    前記太陽電池モジュールの下縁に沿って延びているとともに、前記下縁の表面より上方に突出された堰板を有する長尺状の雪止め部と、
    前記雪止め部の背面側に取り付けられているとともに、前記太陽電池モジュールの下縁を載せた基台部と、
    前記雪止め部の前面側に取り付けられているとともに、前記太陽電池モジュールの設置面に支持された回転防止部とを備えたことを特徴とする雪止め構造。
  2. 前記基台部及び前記回転防止部は、前記雪止め部の長手方向に間隔をおいて配置されているとともに、前記雪止め部を介して前記基台部と前記回転防止部とが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の雪止め構造。
  3. 前記基台部及び前記回転防止部の底面と前記設置面との間には、滑り止め材が介在されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の雪止め構造。
  4. 前記雪止め部の前記堰板は、前記太陽電池モジュールの下縁から離隔して配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の雪止め構造。
  5. 前記雪止め部は、側面視略Z字形に形成されているとともに、横方向に広がる連絡部に水抜き穴を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の雪止め構造。
  6. 屋根上に傾斜させた状態で太陽電池モジュールが設置されている建物であって、
    前記太陽電池モジュールの下縁側に請求項1乃至5のいずれか一項に記載の雪止め構造が設けられていることを特徴とする建物。
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