JP2005315018A - 屋根上載置物用ラック取付構造、ラック取付金具及びラック取付方法 - Google Patents

屋根上載置物用ラック取付構造、ラック取付金具及びラック取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 所定勾配の既築の瓦屋根に屋根上載置物を設置する場合、締着具や瓦の破損を防止でき、取り外す瓦を少なくできる屋根上載置物用ラック取付構造、ラック取付金具及びラック取付方法を提供する。
【解決手段】 屋根下地材1にプレート部13とネジ孔14とを有するベースプレート10が固定され、ベースプレート10上に挿通孔24が形成された孔あき瓦4が敷設され、支持ボルト11が挿通孔24に挿通されるとともにネジ孔14に螺着され、支持ボルト11にラック取付プレート12がそのラック取付部12cを勾配上方へ延出するよう固定され、支持ボルト11の軸線とプレート部13上面との第1交点を通る鉛直線とラック取付部12c上面又はその延長面との第2交点と、支持ボルト11の軸線とラック取付部12c上面又はその延長面との第3交点との距離より、ラック取付部12cに固定される縦ラック5aの固定位置と前記第2交点との距離が小さい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定勾配の既築の瓦屋根に屋根上載置物用ラックを取り付けるための屋根上載置物用ラック取付構造、ラック取付金具及びラック取付方法に関する。
屋根の上の空間を有効に利用して設備機器や看板等を載置することがあるが、地球環境に配慮するという社会的背景とともに、自然エネルギーである太陽光を有効に活用する太陽熱温水器や太陽光発電システムで利用する太陽電池モジュール等を屋根の上に載置する住宅が増えている。この太陽光発電システムとは、太陽電池モジュールを利用して発電し、余った電力は電力会社に売り、夜間や発電量が少ない雨の日などは電力会社から購入するシステムであり、省エネ効果に加えて経済的メリットもあり、広く普及してきている。
たとえば、瓦屋根に太陽光発電システムで利用する太陽電池モジュールを設置する場合、新築時に初めから設置する場合と、リフォーム等により後付けで既築の瓦屋根に設置する場合とがある。太陽電池モジュールを設置するには太陽電池モジュール用ラック(以下「ラック」ともいう。)を予め屋根に取り付け、該ラックに太陽電池モジュールを設置するが、新築時に初めから設置する場合、瓦自体がラックの支持具を兼ねる太陽電池モジュール用ラック取付構造が用いられることがある。一方、リフォーム等により後付けで既築の瓦屋根に設置する場合においては、既設の瓦を取り外してラック取付金具を屋根下地材に固定し、瓦を元に戻して該ラック取付金具にラックを取り付けるラック取付構造が多く用いられる。
その一例として、図8に示すような、ラック取付構造が挙げられる。このラック取付構造は、瓦41同士の重なり部分の軒先側から突出させたラック取付金具42にラック43を固定して、該ラック43に太陽電池モジュールを設置するものである。このラック取付金具42は、ベース合板44を介して屋根下地材45にくぎ46で固定される。
また、別の例として、図9に示すような、ラック取付構造がある(特許文献1参照)。このラック取付構造は、瓦72の挿通孔71から突出した支持ボルト73の上端部にラック74を固定して、該ラック74に太陽電池モジュールを設置するものである。この支持ボルト73は、瓦屋根の隣接する垂木75間に架設されるベースプレート76のスリット76aに挿通され、該スリット76aに沿って形成される凹部76bに頭部73aが係合され支持されている。
特開平11−22096号公報
これらのようなラック取付構造では、ラックとラック取付金具や支持ボルトとの接合点に、風圧力によって太陽電池モジュールに対してかかる吹き上げ荷重Fwや、太陽電池モジュールとラックの自重や積雪荷重等の鉛直荷重Fが作用する。瓦屋根と太陽電池モジュールとの間に風が吹き込み、吹き上げ荷重Fwが作用する場合を前の例のラック取付構造において具体的に示すと、図10に示すように、吹き上げ荷重Fwが加わった際、該吹き上げ荷重Fwが、ラック43をラック取付金具42に固定するボルト47の軸線と、ラック取付金具42とラック43の接合面との交点Aに作用し、ラック取付金具42を固定するくぎ46の軸線とラック取付金具42との交点BにモーメントMwが作用する。強風時に前記太陽電池モジュールに対して大きな吹き上げ荷重Fwが作用した場合、交点Aに作用する吹き上げ荷重Fwの作用線と交点Bとの距離Lwが大きいため該交点Bに大きなモーメントMwが作用してラック取付け金具42に変形が生じる。また、変形が生じた場合に、ラック取付金具42を固定するくぎ46や瓦41を破損することが懸念される。
一方、後の例のラック取付構造においては、図11に示すように、吹き上げ荷重Fwの作用線が支持ボルト73の軸線と一致するため、支持ボルト73の軸線とラック74の底面との交点Cに作用する吹き上げ荷重Fwによる、支持ボルト73の軸線とベースプレート76との交点DまわりのモーメントMwは発生せず、このモーメントにより変形が生じることはない。しかし、鉛直荷重Fの作用を示すと、前記交点Cに作用する鉛直荷重Fによる、前記交点DまわりのモーメントMは、前記鉛直荷重Fの瓦屋根の勾配と垂直方向の分力Faが支持ボルト73の軸線上にあるため、分力Faの前記交点DまわりのモーメントMaは作用せず、前記鉛直荷重Fの瓦屋根の勾配と平行方向の分力Fbの前記交点DまわりのモーメントMbが作用する(M=Mb)。そのため、たとえば、多雪地方などで瓦屋根に大量に雪が積もり大きな鉛直荷重Fが作用した場合、前記交点Dに大きなモーメントMbが作用してベースプレート76や支持ボルト73に変形が生じる。また、変形が生じた場合に、前記ベースプレート76を固定するくぎ78や瓦72を破損することが懸念される。さらに、くぎ78が破損した場合、瓦下でのくぎ78の破損は発見され難く、破損箇所から漏水することも懸念される。
また、このラック取付構造を取り付ける方法は、支持ボルト73を挿通する瓦72において挿通孔位置を決定し、該瓦72とともに周辺の瓦77を外し、支持ボルト73をスリット76aに挿通した状態で垂木75にベースプレート76を固定し、前記挿通孔位置に合わせて前記支持ボルト73を前記ベースプレート76に固定し、前記瓦72の挿通孔位置に挿通孔71を形成し、前記瓦72を該挿通孔71に前記支持ボルト73を挿通させながら元の位置に戻すとともに、外した前記周辺の瓦77を元の位置に戻し、前記瓦72から突出している前記支持ボルト73の上端部にラック74を固定するものである。この方法では、ベースプレート76に固定された支持ボルト73を挿通孔71に挿通させながら瓦72を元の位置に戻す手順をふむため、該瓦72を元の位置の棟側にある既設の瓦77と瓦桟79の間に差し込むことが施工上困難である。したがって、前記瓦72の周辺の瓦77も外し、前記ベースプレート76や前記支持ボルト73を設置して、瓦72を元の位置に戻してから周辺の瓦77を元の位置に戻さなくてはならず、施工上の手間がかかる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、所定勾配の既築の瓦屋根に屋根上載置物を設置する場合において、積雪時等大きな鉛直荷重が作用した場合に、ラック取付金具を屋根下地材に固定する締着具や瓦の破損を防止でき、且つ、ラックを取り付ける際に取り外す既設の瓦を少なくできる屋根上載置物用ラック取付構造、ラック取付金具及びラック取付方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1の屋根上載置物用ラック取付構造は、所定勾配の既築の瓦屋根に屋根上載置物用ラックを取付ける屋根上載置物用ラック取付構造において、前記瓦屋根の屋根下地材の所定位置に、板状のプレート部とネジ孔が形成された支持部とを有するベースプレートが固定され、該ベースプレート上に、挿通孔が形成された孔あき瓦が敷設され、支持ボルトが前記孔あき瓦の挿通孔に挿通されるとともに前記ベースプレートのネジ孔に螺着されて、該ベースプレートに対して垂直方向に延設され、該支持ボルトの上端部に、ラック取付プレートがそのラック取付部を瓦屋根の勾配上方へ延出するように固定され、前記支持ボルトの軸線と前記ベースプレートのプレート部上面との第1交点を通る鉛直線と前記ラック取付部上面又はその延長面との第2交点と、前記支持ボルトの軸線と前記ラック取付部上面又はその延長面との第3交点との距離より、前記ラック取付プレートのラック取付部に固定される前記屋根上載置物用ラックの固定位置と前記第2交点との距離が小さいことを特徴とするものである。
請求項2の屋根上載置物用ラック取付構造は、請求項1記載の屋根上載置物用ラック取付構造において、前記ラック取付プレートのラック取付部に、前記屋根上載置物用ラックが前記第1交点の鉛直上方で固定されたことを特徴とするものである。
請求項3の屋根上載置物用ラック取付構造は、請求項1又は2記載の屋根上載置物用ラック取付構造において、前記屋根上載置物は、太陽電池モジュールであることを特徴とするものである。
請求項4のラック取付金具は、所定勾配の既築の瓦屋根に屋根上載置物用ラックを取付けるためのラック取付金具において、板状のプレート部と該プレート部の上面に固定されネジ孔が形成された支持部とを有し、前記瓦屋根の屋根下地材の所定位置に固定されるベースプレートと、前記支持部のネジ孔に螺合されて、前記プレート部に対して垂直方向に延設される支持ボルトと、該支持ボルトの軸線に対して直交方向へラック取付部を延出するように前記支持ボルトの上端部に取り付けられるラック取付プレートと、を具備してなることを特徴とするものである。
請求項5のラック取付金具は、請求項4記載のラック取付金具において、前記屋根上載置物は、太陽電池モジュールであることを特徴とするものである。
請求項6のラック取付方法は、所定勾配の既築の瓦屋根に請求項4記載のラック取付金具を介して屋根上載置物用ラックを取り付ける方法であって、前記ラック取付金具を固定する屋根下地材の所定位置に対応する瓦のみを取り外し、該ラック取付金具のベースプレートを屋根下地材に固定するベースプレート固定工程と、該ベースプレート上であって、前記取り外した瓦の位置へ挿通孔が形成された孔あき瓦を敷設する瓦復旧工程と、前記ラック取付金具の支持ボルトを前記孔あき瓦の挿通孔に挿通して、前記ベースプレートのネジ孔に螺着する支持ボルト設置工程と、前記支持ボルトの上端部に、ラック取付部を瓦屋根の勾配上方へ延出するようにラック取付プレートを固定するラック取付プレート固定工程と、前記ラック取付部に、屋根上載置物用ラックを固定するラック固定工程と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項7のラック取付方法は、請求項6記載のラック取付方法において、前記屋根上載置物は、太陽電池モジュールであることを特徴とするものである。
本発明の請求項1の屋根上載置物用ラック取付構造によれば、ラック取付けプレートのラック取付部が支持ボルトの軸線に対して瓦屋根の勾配上方にあり、且つ、該支持ボルトの軸線とベースプレートのプレート部上面との第1交点を通る鉛直線と前記ラック取付部上面又はその延長面との第2交点と、前記支持ボルトの軸線と前記ラック取付部上面又はその延長面との第3交点との距離より、前記ラック取付プレートのラック取付部に固定される屋根上載置物用ラックの固定位置と前記第2交点との距離が小さいため、前記固定位置に作用する太陽電池モジュールとラックの自重や積雪荷重等の鉛直荷重Fの瓦屋根の勾配と垂直方向の分力Faの前記第1交点まわりのモーメントMaと、前記合力Fの瓦屋根の勾配と平行方向の分力Fbの前記第1交点まわりのモーメントMbとが相殺することにより前記第1交点に作用するモーメントMを軽減できる(M=Mb−Ma)。したがって、積雪時等大きな鉛直荷重Fが作用した場合に、前記モーメントMの作用によりラック取付金具を固定するくぎやねじ等の締着具や瓦が破損することを防止でき、屋根上載置物が太陽電池モジュールである場合において特に有用である。
請求項2の屋根上載置物用ラック取付構造によれば、請求項1記載の太陽電池モジュール用ラック取付構造の効果に加えて、太陽電池モジュールやラックの自重と積雪荷重等の鉛直荷重Fの作用線が支持ボルトの軸線とベースプレートのプレート部上面との第1交点を通るため、前記鉛直荷重Fの前記第1交点まわりのモーメントMが0となる。したがって、積雪時等大きな鉛直荷重Fが作用した場合に、前記モーメントMの作用によりラック取付金具を固定する締着具や瓦が破損することを防止するための効果を最大限に高めることができ、屋根上載置物が太陽電池モジュールである場合において特に有用である。
請求項4のラック取付金具によれば、支持ボルトの軸線に対して直交方向へラック取付部を延出するようにラック取付プレートが前記支持ボルトの上端部に取り付けられるので、前記ラック取付部を支持ボルトの軸線に対して瓦屋根の勾配上方に固定できる。したがって、このラック取付金具を用いることにより請求項1記載の屋根上載置物用ラック取付構造の効果を得ることができ、屋根上載置物が太陽電池モジュールである場合において特に有用である。
請求項6のラック取付方法によれば、挿通孔が形成された孔あき瓦を敷設した後に支持ボルトを前記孔あき瓦の挿通孔に挿通するため、取り外した瓦の位置の棟側にある既設の瓦と瓦桟の間に前記孔あき瓦を容易に差し込むことができる。したがって、取り外す瓦はラック取付金具を固定する屋根下地材の所定位置に対応する瓦のみでよく、取り外す瓦を少なくできる。また、ラック取付部を瓦屋根の勾配上方へ延出するようにラック取付プレートを固定するため、請求項1記載の屋根上載置物用ラック取付構造の効果を得ることができ、屋根上載置物が太陽電池モジュールである場合において特に有用である。
以下、本発明の実施の形態について図1乃至図7に基づいて説明するが、具体例として屋根上載置物が太陽電池モジュールである場合について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール用ラック取付構造の概略構成を示すものであるが、図示するように、太陽電池モジュール用ラック取付構造は、屋根下地材1と、ベース合板2と、ラック取付金具3と、孔あき瓦4と、ラック5とを主体に構成されている。なお、瓦の施工方法には、大きく分けて土葺き工法(湿式)及び引掛桟瓦葺き工法(乾式)の二種類があるが、本発明の所定勾配の既築の瓦屋根とは、引掛桟瓦葺き工法(乾式)で施工された瓦屋根であり、瓦の種類は和瓦とし波型、平型を問わず、陶器製でもセメント製でもよい。葺き方は千鳥状であってもよい。瓦屋根の勾配は、4寸乃至5寸勾配程度が標準的であるが、極端に急勾配であったり、又は平らであったりせずに所定の勾配を有しておればよく、特に限定されるものではない。
屋根下地材1は、既築の瓦屋根と同じ所定勾配を有しており、垂木等の構造材の上に野地板やアスファルトルーフィング等により構成される。屋根下地材1には、既設の瓦6の位置を決定する瓦桟7が止着されており、瓦6がその端部にある係止部8で瓦桟7に係止され、ステンレス製のくぎやネジ等の締着具9で瓦桟7を介して屋根下地材1に固定されている。
ベース合板2は、ラック取付金具3の屋根下地材1への固着強度を十分に確保し、屋根下地材1を補強するために用いられる木製の合板であり、締着具9で屋根下地材1上の所定位置に固定される。このベース合板2の大きさは、ラック取付金具3が取り付くのに十分な大きさで、且つ、瓦6を取り外した部分に十分に納まる大きさとし、厚さは、所望の固着強度が得られ、屋根下地材1を補強できる厚さで、且つ、孔あき瓦4と屋根下地材1の間の隙間にラック取付金具3を取り付けることができる厚さの範囲で適宜決定される。なお、屋根下地材1に十分な厚みがあったり、屋根下地材1の下の垂木にラック取付金具3を固定できる場合など、固着強度を十分に確保でき、屋根下地材1を補強しなくてよい場合には、特に用いる必要はない。
ラック取付金具3は、図2に示すように、ベースプレート10と、支持ボルト11と、ラック取付プレート12と、を具備している。ベースプレート10は、耐候性を有する鋼製部材であり、板状のプレート部13と該プレート部13の上面にネジ孔14を形成して固定された支持部15とを有している。プレート部13には、屋根下地材1にベースプレート10を固定する締着具9が挿通される締着具挿通孔16が、固定するのに十分な数だけ形成されている。このプレート部13の大きさは、様々な瓦屋根に対応できるように適宜大きさを設定すればよいが、幅約7cm、長さ約10cm、厚さ約3mm程度とするのが好適である。支持部15は、プレート部13の略中央に溶接、カシメ等で固着され、ネジ孔14が略中央に形成されている。支持部15の高さは、孔あき瓦4と屋根下地材1の間の隙間にベース合板2を介して設置されるので、約1cm程度が好適である。ネジ孔14は、後述する支持ボルト11のボルト径に合う径を有する。
支持ボルト11は、耐候性を有する鋼製ボルトであって、上端部11a及び下端部11bに雄ネジがそれぞれ形成されている。ボルトの長さは、瓦6の形状やラック5の取付高さ等を考慮して適宜決定される。ボルト径は、風圧力によって太陽電池モジュール17に対してかかる吹き上げ荷重Fwや太陽電池モジュール17とラック5の自重や積雪荷重等の鉛直荷重Fを考慮して適宜決定されるが、M12乃至M16程度が好適である。
ラック取付プレート12は、板金を折り曲げ加工して作製されたものであり、竪板部12aの上下両端から支持ボルト固定部12b、ラック取付部12cが互いに反対方向へ垂直に突設されてなる略Z型形状をしている。このラック取付プレート12の厚さは、前記吹き上げ荷重Fwや前記鉛直荷重Fが大きい場合に、ベースプレート10や支持ボルト11よりも先に変形が生じ、ベースプレート10や支持ボルト11が変形しない強度設定となるように決定される。このラック取付プレート12の変形により、前記吹き上げ荷重Fwや前記鉛直荷重Fのエネルギーが吸収され、ベースプレート10や支持ボルト11の変形を防止でき、ベースプレート10や支持ボルト11の変形によってラック取付金具3を固定する締着具9や孔あき瓦4が破損することを防止できる。また、ラック取付プレート12の変形は、瓦下でのベースプレート10の変形より外見上発見が容易であり、変形した場合即座に補修する等の対応が可能である。竪板部12aの高さは、支持ボルト11がラック5に当接しないように、支持ボルト11が支持ボルト固定部12bから突出する長さより高くする。なお、ラック取付部12cに取り付くラック5の形状がリップ溝型鋼等であり、支持ボルト11がラック5に当接しない場合はこの限りではない。支持ボルト固定部12bは、略中央部に支持ボルト11のボルト径よりも所定寸法大きい支持ボルト挿通孔18が形成されている。ラック取付部12cは、ラック5を仮置きしたり、取り付けるのに十分な幅を有しており、略中央部に固定ボルト挿通孔19が形成されている。この固定ボルト挿通孔19は、ラック5をラック取付部12cに固定する固定ボルト20のボルト径よりも所定寸法大きく、且つ、ラック5の桁行方向の位置を調整可能にするため、支持ボルト固定部12bが竪板部12aから突設される方向と直交する方向に長く形成されている。このラック取付プレート12は、支持ボルト11の軸線に対して直交方向である瓦屋根の勾配上方へそのラック取付部12cを延出するように支持ボルト11の上端部11aにナット21、座金22、皿バネ付きナット23を用いて取り付けられる。また、ラック取付金具3は、図3に示すように、取りつける瓦屋根の勾配に応じて、支持ボルト11の軸線とベースプレート10のプレート部13上面との第1交点Xを通る鉛直線と前記ラック取付部12c上面又はその延長面との第2交点Yと、前記支持ボルト11の軸線と前記ラック取付部12c上面又はその延長面との第3交点Zとの距離L1より、前記ラック取付部12cに固定されるラック5の固定位置Eと前記第2交点Yとの距離L2が小さくなる任意の位置に前記固定位置Eを設定するが、前記固定位置Eを前記第1交点Xの鉛直線上とすれば固定位置Eに作用する鉛直荷重Fの前記第1交点XまわりのモーメントMが0になるので最も好ましい。
孔あき瓦4は、図4に示すような、ラック取付金具3を取り付ける部分にある既設の瓦6aを割って取り外しその代わりの瓦として用いるものであり、市場に流通している瓦を用いる。この孔あき瓦4は、図5に示すように、支持ボルト11を挿通するための挿通孔24が屋根下地材1に固定されたベースプレート10の支持部15に形成されたネジ孔14の位置に合わせて形成され、瓦桟7に係止される係止部8が切断される。挿通孔24は、支持ボルト11のボルト径よりも所定寸法大きく形成される。この孔あき瓦4は、既設の瓦6aと同じ瓦であることが望ましいが、新築時からかなり時間が経過してリフォームを行う場合、既設の瓦6aと同形・同色の瓦が市場に流通していない場合もある。そういった場合は、同形、あるいは同形に近い瓦を孔あき瓦4として用い、該孔あき瓦4に挿通孔24を形成し、係止部8を切断した後、既設の瓦6aと同色に塗装して用いる。
ラック5は、図6に示すように、リップ溝型鋼等による縦ラック5aと横ラック5bとから構成される。縦ラック5aには、固定ボルト20を挿通するスリット25が長手方向に沿って形成されている。縦ラック5aは、ラック取付金具3に取り付けられ、横ラック5bは、縦ラック5aに井桁状に組み合わせて取り付けられる。その井桁状に組まれたラック5に太陽電池モジュール17が設置される。
次に、既築の瓦屋根にラック取付金具3を介して太陽電池モジュール用ラック5を取り付ける方法について説明する。この方法は、ベースプレート固定工程と、瓦復旧工程と、支持ボルト設置工程と、ラック取付プレート固定工程と、ラック固定工程とからなる。以下、各工程ついて説明する。
〔ベースプレート固定工程〕
ラック取付金具3を固定する屋根下地材1の所定位置に対応する既設の瓦6aのみをハンマー等で割って取り外し、該瓦6aを屋根下地材1に固定していた締着具9をニッパー等で切る。締着具9以外にも瓦6aを他の瓦6bと連結する連結具等がある場合、それらの連結具等も取り除く。次いで、屋根下地材1に固定するベース合板2の裏面の縁沿いに軒先側を残して三方シーリングをして防水処理を施し、図1に示したように、該ベース合板2を前記瓦6aを取り外した部分の軒先側にある瓦6bにつきつけて屋根下地材1に締着具9で固定する。そして、ベースプレート10の桁行方向の位置を決め前記軒先側にある瓦6bにつきつけて、プレート部13の締着具挿通孔16に挿通した締着具9でベースプレート10をベース合板2を介して屋根下地材1に固定する。ベース合板2を用いない場合は、ベースプレート10のプレート部13の裏側を縁沿いに軒先側を残して三方シーリングをして防水処理を施し、屋根下地材1に直接固定する。既築の瓦屋根が瓦6を千鳥状に葺いている場合においては、図7に示すように、取り外す既設の瓦6aが他の瓦6bと重なっている部分に挿通孔24を形成することなく、どの列でもラック取付金具3を用いることができるように、ベースプレート10の桁行方向の固定位置を既設の瓦6aの幅の略四分の一の部分とする(d0=4d1)。
〔瓦復旧工程〕
図5で示したように、ベースプレート10の支持部15に形成されたネジ孔14の位置に合わせて孔あき瓦4にドリルで挿通孔24を形成し、該孔あき瓦4の係止部8をサンダー等で切断する。その係止部8を切断した部分を前記瓦6aを取り外した部分の棟側にある瓦6bと瓦桟7の間に差し込んで、元の瓦6aがあった位置に孔あき瓦4を敷設する。このように、支持ボルト11を設置する前に孔あき瓦4を敷設するため、取り外す瓦はラック取付金具3を固定する屋根下地材1の所定位置に対応する既設の瓦6aのみでよく、取り外す瓦を少なくできる。
〔支持ボルト設置工程〕
支持ボルト11を孔あき瓦4の挿通孔24に挿通し、支持ボルト11の下端部11bをベースプレート10の支持部15に形成されたネジ孔14にプレート部13上面に当接するまで螺着する。螺着された支持ボルト11は、図1に示したように、プレート部13に対して垂直に延設された状態となる。
〔取付プレート固定工程〕
支持ボルト11の上端部11aにナット21を螺合し、締着する。ここで、孔あき瓦4の挿通孔24と支持ボルト11の隙間にシーリング26を施して屋根下地材1上への雨水の侵入を防止する。次いで、座金22を支持ボルト11に嵌め合わせてナット21の上に載置する。そして、ラック取付プレート12の支持ボルト固定部12bに形成された支持ボルト挿通孔18を支持ボルト11に嵌め合わせ、皿バネ付きナット23を前記上端部11aに螺合してラック取付プレート12を固定する。その際、図1に示すように、ラック取付部12cを瓦屋根の勾配上方へ延出するように固定する。
〔ラック固定工程〕
固定ボルト20をラック取付部12cの固定ボルト挿通孔19に下側から挿通し、前記固定ボルト20に座金22を介してナット21を螺合して、ラック取付部12cに固定ボルト20を仮固定する。縦ラック5aのスリット25を前記仮固定した固定ボルト20に嵌め合わせて縦ラック5aをラック取付部12cに仮置きし、所定の位置となるよう縦ラック5aの位置を決める。そして、仮固定していた固定ボルト20をラック取付部12cに固定して、該固定ボルト20の上端部に座金22を介してナット21を螺合し、縦ラック5aを固定する。この際、図3に示すように、固定ボルト20の軸線とラック取付部12c上面との交点、すなわち、ラック取付部12cに固定される縦ラック5aの固定位置Eが、支持ボルト11の軸線とベースプレート10のプレート部13上面との第1交点Xの鉛直上方となることが好ましい。縦ラック5a固定後、横ラック5bが縦ラック5aに井桁状に組み合わせて取り付けられ、その井桁状に組まれたラック5に太陽電池モジュール17が設置される。
以上の工程で既築の瓦屋根にラック取付金具3を介して太陽電池モジュール用ラック5を取り付けることによって、図3に示すように、ラック取付部12cが支持ボルト11の軸線に対して瓦屋根の勾配上方にあり、且つ、支持ボルト11の軸線とベースプレート10のプレート部13上面との第1交点Xを通る鉛直線と前記ラック取付部12c上面又はその延長面との第2交点Yと、前記支持ボルト11の軸線と前記ラック取付部12c上面又はその延長面との第3交点Zとの距離L1と、ラック取付部12cに固定される縦ラック5aの固定位置Eと前記第2交点Yとの距離L2とでは、本発明の実施の形態では、前記固定位置Eが前記第1交点Xの鉛直上方にあって前記第2交点Yと一致しているため前記距離L2が0であり、当然距離L2は距離L1より小さい。これにより、前記固定位置Eに作用する太陽電池モジュール17とラック5の自重や積雪荷重等の鉛直荷重Fの瓦屋根の勾配と垂直方向の分力Faの前記第1交点XまわりのモーメントMaと、前記合力Fの瓦屋根の勾配と平行方向の分力Fbの前記第1交点XまわりのモーメントMbとが相殺することにより前記第1交点Xに作用するモーメントMを軽減できる(M=Mb−Ma)。したがって、積雪時等大きな鉛直荷重Fが作用した場合に、前記モーメントMの作用によりラック取付金具3を屋根下地材1に固定する締着具9及び孔あき瓦4が破損することを防止でき、且つ、ラック5を取り付ける際に取り外す既設の瓦6aを少なくできる。
なお、ラック取付プレート12は、本発明に係る実施の形態では、略Z型形状をしているが、特にこれに限定するものではなく、支持ボルト11の軸線に対して直交方向へラック取付部12cを延出して、支持ボルト11の上端部11aに取付けることができる形状をしていればよい。また、ラック取付プレート12を支持ボルト11の上端部11aに固定する際にナット21、座金22、皿バネ付きナット23を用いたが、特にこれに限定するものではなく、ラック取付プレート12を支持ボルト11の上端部11aに固定可能な締着具であればよく、たとえば、支持ボルト11の上端部11aに予めラック取付プレート12を支持可能な支持板等を突設させてもよい。
また、本発明の実施の形態では太陽電池モジュール用のラックを所定勾配の既築の屋根に取り付ける場合を説明したが、太陽熱温水装置、看板等を設置するためのラックを取り付ける場合においても同様に取り付けることができる。
所定勾配の既築の瓦屋根に、太陽電池モジュール、太陽熱温水器、看板等を設置するラックを取り付ける場合に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール用ラック取付構造の概略構成を示す断面図である。 ラック取付金具の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール用ラック取付構造に作用する鉛直荷重F及びモーメントMを示す模式図である。 引掛桟瓦葺き工法(乾式)で用いられる一般的な平瓦を示す斜視図である。 孔あき瓦を示す斜視図である。 既築の瓦屋根にラック取付金具を介して太陽電池モジュール用ラックを取り付け、太陽電池モジュールを取り付ける状態を示す斜視図である。 瓦屋根で平瓦を千鳥状に葺く場合のベースプレートの桁行方向の固定位置を示す平面図である。 従来の太陽電池モジュール用ラック取付構造の概略構成の一例を示す断面図である。 従来の太陽電池モジュール用ラック取付構造の概略構成の一例を示す断面図である。 図8の太陽電池モジュール用ラック取付構造に作用する吹き上げ荷重Fw及びモーメントMwを示す模式図である。 図9の太陽電池モジュール用ラック取付構造に作用する吹き上げ荷重Fw、鉛直荷重F及びモーメントMを示す模式図である。
符号の説明
1 屋根下地材
2 ベース合板
3 ラック取付金具
4 孔あき瓦
5a 縦ラック
6a 既設の瓦(ラック取付金具を固定する屋根下地材の所定位置に対応する瓦)
6b 既設の瓦
10 ベースプレート
11 支持ボルト
12 ラック取付プレート
12c ラック取付部
13 プレート部
14 ネジ孔
15 支持部
E 固定位置
X 第1交点
Y 第2交点
Z 第3交点

Claims (7)

  1. 所定勾配の既築の瓦屋根に屋根上載置物用ラックを取付ける屋根上載置物用ラック取付構造において、
    前記瓦屋根の屋根下地材の所定位置に、板状のプレート部とネジ孔が形成された支持部とを有するベースプレートが固定され、
    該ベースプレート上に、挿通孔が形成された孔あき瓦が敷設され、
    支持ボルトが前記孔あき瓦の挿通孔に挿通されるとともに前記ベースプレートのネジ孔に螺着されて、該ベースプレートに対して垂直方向に延設され、
    該支持ボルトの上端部に、ラック取付プレートがそのラック取付部を瓦屋根の勾配上方へ延出するように固定され、
    前記支持ボルトの軸線と前記ベースプレートのプレート部上面との第1交点を通る鉛直線と前記ラック取付部上面又はその延長面との第2交点と、前記支持ボルトの軸線と前記ラック取付部上面又はその延長面との第3交点との距離より、前記ラック取付プレートのラック取付部に固定される前記屋根上載置物用ラックの固定位置と前記第2交点との距離が小さいことを特徴とする屋根上載置物用ラック取付構造。
  2. 前記ラック取付プレートのラック取付部に、前記屋根上載置物用ラックが前記第1交点の鉛直上方で固定されたことを特徴とする請求項1記載の屋根上載置物用ラック取付構造。
  3. 前記屋根上載置物は、太陽電池モジュールである請求項1又は2記載の屋根上載置物用ラック取付構造。
  4. 所定勾配の既築の瓦屋根に屋根上載置物用ラックを取付けるためのラック取付金具において、
    板状のプレート部と該プレート部の上面に固定されネジ孔が形成された支持部とを有し、前記瓦屋根の屋根下地材の所定位置に固定されるベースプレートと、
    前記支持部のネジ孔に螺合されて、前記プレート部に対して垂直方向に延設される支持ボルトと、
    該支持ボルトの軸線に対して直交方向へラック取付部を延出するように前記支持ボルトの上端部に取り付けられるラック取付プレートと、を具備してなることを特徴とするラック取付金具。
  5. 前記屋根上載置物は、太陽電池モジュールである請求項4記載の屋根上載置物用ラック取付金具。
  6. 所定勾配の既築の瓦屋根に請求項4記載のラック取付金具を介して屋根上載置物用ラックを取り付ける方法であって、
    前記ラック取付金具を固定する屋根下地材の所定位置に対応する瓦のみを取り外し、該ラック取付金具のベースプレートを屋根下地材に固定するベースプレート固定工程と、
    該ベースプレート上であって、前記取り外した瓦の位置へ挿通孔が形成された孔あき瓦を敷設する瓦復旧工程と、
    前記ラック取付金具の支持ボルトを前記孔あき瓦の挿通孔に挿通して、前記ベースプレートのネジ孔に螺着する支持ボルト設置工程と、
    前記支持ボルトの上端部に、ラック取付部を瓦屋根の勾配上方へ延出するようにラック取付プレートを固定するラック取付プレート固定工程と、
    前記ラック取付部に、屋根上載置物用ラックを固定するラック固定工程と、を備えたことを特徴とするラック取付方法。
  7. 前記屋根上載置物は、太陽電池モジュールである請求項6記載の屋根上載置物用ラック取付方法。
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