JP2015129018A - エアゾール - Google Patents

エアゾール Download PDF

Info

Publication number
JP2015129018A
JP2015129018A JP2014246186A JP2014246186A JP2015129018A JP 2015129018 A JP2015129018 A JP 2015129018A JP 2014246186 A JP2014246186 A JP 2014246186A JP 2014246186 A JP2014246186 A JP 2014246186A JP 2015129018 A JP2015129018 A JP 2015129018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
inner diameter
communication path
injection
introduction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014246186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5788582B2 (ja
Inventor
練 阿部
Ren Abe
練 阿部
恵子 島
Keiko Shima
恵子 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=53760124&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2015129018(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Earth Chemical Co Ltd filed Critical Earth Chemical Co Ltd
Priority to JP2014246186A priority Critical patent/JP5788582B2/ja
Publication of JP2015129018A publication Critical patent/JP2015129018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5788582B2 publication Critical patent/JP5788582B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることが可能なエアゾールを提供する。
【解決手段】エアゾール100は、エアゾール剤を収容するエアゾール容器と、エアゾール容器上に配置された噴射ボタン20と、を備え、噴射ボタン20が、エアゾール剤を噴射する噴射口58a、及び、噴射口58aから噴射されるエアゾール剤を導入する導入口58bを有する先端部と、一端が導入口58bに接続されると共に他端がエアゾール容器に接続される流路60と、を有し、流路60が、エアゾール容器から上下方向に延びる連通路38bと、導入口58bから延びて連通路38bに接続されると共に導入口58bの内径と等しい内径を有する直線部70と、を有し、噴射口58aが導入口58bの内径よりも大きい内径を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エアゾールに関する。
従来、害虫を駆除するに際し、ピレスロイド系化合物等の殺虫成分を含む害虫駆除用剤を用いる手法が知られている。しかしながら、より高い安全性を期待して、このような殺虫成分を用いることなく害虫を駆除することが求められており、殺虫成分を用いることなく害虫を駆除する手法の1つとして、エアゾール剤を用いる手法が知られている。
エアゾール剤を用いる手法としては、例えば、アクリル樹脂等の樹脂成分を配合し当該樹脂成分の粘着性を利用して物理的に害虫を捕獲及び殺虫する手法や、ペンタン、トリクロロトリフルオロエタン、2,3−ジハイドロデカフロロペンタン等の冷却効果又は麻酔効果により害虫を駆除する手法や、ピレスロイド系化合物等の殺虫成分に替えてはっか油等の精油成分や界面活性剤等により害虫を駆除する手法などが知られている。
ハエや蚊等の害虫を駆除するためにエアゾール剤を空間噴霧するエアゾールでは、エアゾールの噴射口からエアゾール剤が噴射される際に、液化ガス等の噴射剤を急激に気化(ブレイク)させて噴射粒子を細かくすることで、エアゾール剤の滞留時間を長くするように調整されることがある(例えば、下記特許文献1参照)。また、ゴキブリやアリ等の匍匐害虫を駆除するためのエアゾールでは、充分量のエアゾール剤が害虫に付着するように、集中した噴射パターンが得られるように調整されることがある。一方で、噴射剤が気化する風圧で害虫が吹き飛んでしまうことがある場合には、風圧を弱めつつ噴射を集中できるように噴射口の数を増やすことがある(例えば、下記特許文献2参照)。
特開2010−163182号公報 特開2004−196766号公報
ところで、ピレスロイド系化合物等の殺虫成分を含まない従来のエアゾールでは、害虫の全体が充分に濡れるようにエアゾール剤を噴霧しなくてはならない。そのため、冷却効果により害虫を駆除する場合には、噴射位置が害虫から遠く離れている場合において大量にエアゾール剤を噴射することがあるが、充分な冷却効果を得ることが難しいことがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることが可能なエアゾールを提供することを目的とする。
本発明の第1実施形態に係るエアゾールは、エアゾール剤を噴射するためのエアゾールであって、エアゾール剤を収容するエアゾール容器と、エアゾール容器上に配置された噴射ボタンと、を備え、噴射ボタンが、エアゾール剤を噴射する噴射口、及び、当該噴射口から噴射されるエアゾール剤を導入する導入口を有する先端部と、一端が導入口に接続されると共に他端がエアゾール容器に接続される流路と、を有し、流路が、エアゾール容器から一方向に延びる流路部と、導入口から延びて流路部に接続されると共に導入口の内径と等しい内径を有する直線部と、を有し、噴射口が導入口の内径よりも大きい内径を有する。
第1実施形態に係るエアゾールでは、害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることが可能であり、例えば、噴射位置が害虫から遠く離れている場合であっても、過剰量のエアゾール剤を噴射することなく充分な冷却効果を確保することができる。
上記効果が得られる原因は詳細には不明であるが、本発明者らは、以下のように推測している。すなわち、第1実施形態に係るエアゾールでは、先端部において噴射口が導入口の内径よりも大きい内径を有している。これにより、先端部において上流から下流へ向かうに伴い圧力が低下し、エアゾール剤の気化が進んで、粒子径の大きな噴射粒子が噴射口から噴射される。また、第1実施形態に係るエアゾールでは、流路が、導入口から延びて流路部に接続されると共に導入口の内径と等しい内径を有する直線部を有している。これにより、流路部から先端部へ至る直線部において圧力の低下によるエアゾール剤の気化が起こり難く、また、噴射口よりも内径の小さな直線部をエアゾール剤が通過するため、勢いのある噴射が可能となる。その上で、冷却に必要な圧力の低下が主に先端部で起こるため、噴射粒子の粒子径が大きくなると共に遠くまで届く噴射が可能となる。したがって、噴射後に噴射粒子を大きく保持し易いことから、充分な冷却効果を得ることができる。
ところで、ペンタン等は引火・爆発を誘引する場合があり、トリクロロトリフルオロエタン等のフッ素系化合物はオゾン層破壊等による環境への負荷が大きい。これに対し、第1実施形態に係るエアゾールでは、これらの化合物を使用することなく害虫を防除することができることから、引火・爆発の誘引や環境への負荷を抑制しつつ害虫を防除することができる。
樹脂成分の粘着性を利用した従来の手法は、エアゾール剤が噴射される噴射対象領域(処理面。床や壁等)に樹脂成分が固着して汚れてしまうことがある。また、精油成分や界面活性剤を含むエアゾール剤を噴射した場合には、これらの成分が噴射対象領域に残留して汚れる場合や着色する場合もある。これに対し、第1実施形態に係るエアゾールでは、樹脂成分、精油成分、界面活性剤等を用いることなく害虫を防除することができることから、噴射対象領域が汚れることを抑制しつつ害虫を防除することができる。
さらに、第1実施形態に係るエアゾールでは、冷却効果を持続させることが可能であることから、ピレスロイド系化合物等の殺虫成分や精油成分などを配合しなくても、害虫に対する充分な致死効果を得ることができる。
本発明の第2実施形態に係るエアゾールは、エアゾール剤を噴射するためのエアゾールであって、エアゾール剤を収容するエアゾール容器と、エアゾール容器上に配置された噴射ボタンと、を備え、噴射ボタンが、エアゾール剤を噴射する噴射口、及び、当該噴射口から噴射されるエアゾール剤を導入する導入口を有する先端部と、一端が導入口に接続されると共に他端がエアゾール容器に接続される流路と、を有し、流路が、エアゾール容器から一方向に延びる流路部と、導入口から延びると共に導入口の内径と等しい内径を有する直線部と、を有し、直線部の上流側における直線部に隣接する空間において、流路部の長手方向及び直線部の長手方向に交差する方向の流路の内面に凹部が形成されており、噴射口が導入口の内径よりも大きい内径を有する。
第2実施形態に係るエアゾールでは、害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることが可能であり、例えば、噴射位置が害虫から遠く離れている場合であっても、過剰量のエアゾール剤を噴射することなく充分な冷却効果を確保することができる。
上記効果が得られる原因は詳細には不明であるが、本発明者らは、以下のように推測している。すなわち、第2実施形態に係るエアゾールでは、先端部において噴射口が導入口の内径よりも大きい内径を有している。これにより、先端部において上流から下流へ向かうに伴い圧力が低下し、エアゾール剤の気化が進んで、粒子径の大きな噴射粒子が噴射口から噴射される。また、第2実施形態に係るエアゾールでは、流路が、導入口から延びると共に導入口の内径と等しい内径を有する直線部を有し、直線部の上流側における直線部に隣接する空間において、流路部の長手方向及び直線部の長手方向に交差する方向の流路の内面に凹部が形成されている。これにより、凹部にて圧力の低下が起こりエアゾール剤の一部が気化するが、その後、気化していないエアゾール剤と混ざりあい安定化される。そして、先端部において圧力が低下することにより、気化していないエアゾール剤も気化する。この場合、凹部がない構造と比べて安定した噴射が得られ、先端部において噴射粒子の粒子径が大きくなり易くなる。したがって、噴射後に噴射粒子を大きく保持し易いことから、充分な冷却効果を得ることができる。
第2実施形態に係るエアゾールでは、第1実施形態に係るエアゾールと同様に、噴射対象領域が汚れることを抑制すると共に引火・爆発の誘引や環境への負荷を抑制しつつ、害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることができる。さらに、第2実施形態に係るエアゾールでは、第1実施形態に係るエアゾールと同様に、ピレスロイド系化合物等の殺虫成分や精油成分などを配合しなくても、害虫に対する充分な致死効果を得ることができる。
エアゾール剤はハイドロフルオロオレフィンを含有することが好ましい。ハイドロフルオロオレフィンはトランス−1,3,3,3−テトラフルオロプロペンであることが好ましい。これらにより、引火・爆発の誘引やオゾン層破壊等による環境への負荷を更に抑制しつつ、充分な冷却効果を得ることができる。
本発明によれば、噴射対象領域が汚れることを抑制すると共に引火・爆発の誘引や環境への負荷を抑制しつつ、害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることができる。例えば、噴射位置が害虫から遠く離れている場合であっても、過剰量のエアゾール剤を噴射することなく充分な冷却効果を確保することができる。これにより、動き回る害虫の動きを瞬時に止めることができる。また、本発明によれば、冷却効果を持続させることが可能であることから、害虫に対する充分な致死効果を得ることができる。本発明によれば、例えば、温度20〜30℃の環境下において、噴射口から70cm程度離れた位置に対してエアゾール剤を1秒間噴射した際に当該位置に生じる氷を10秒以上保持することができる。
本発明の一実施形態に係るエアゾールを示す断面図である。 ノズルを説明するための図面である。 本発明の一実施形態に係るエアゾールの要部を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るエアゾールを示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るエアゾールを示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るエアゾールを示す断面図である。 爆発試験の試験内容を説明するための図面である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。本実施形態に係るエアゾールは、エアゾール剤を噴射するためのエアゾール(例えばエアゾール装置)である。
エアゾール剤の構成成分としては、ハイドロフルオロオレフィン、噴射剤、溶剤、薬剤(例えば殺虫剤、忌避剤)等が挙げられる。なお、本実施形態に係るエアゾールでは、薬剤を用いることなく害虫を駆除することができることから、エアゾール剤は、殺虫剤等の薬剤を含有していなくてもよい。
ハイドロフルオロオレフィンとしては、例えばハイドロフルオロプロペンが挙げられる。ハイドロフルオロプロペンとしては、1,3,3,3−テトラフルオロプロペン、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン、2,3,3−トリフルオロプロペン、3,3,3−トリフルオロプロペン等を用いることができる。これらの中でも、充分な冷却効果が得られ易い観点から、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンが好ましく、(E)−1,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エン(別称「トランス−1,3,3,3−テトラフルオロプロペン」、「HFO−1234ze」)がより好ましい。ハイドロフルオロオレフィンは、1種類のみであってもよいし、2種類以上であってもよい。
噴射剤としては、例えば、液化石油ガス、プロパン、プロピレン、n−ブタン、イソブタン、ブタジエン、n−ブチレン、イソブチレン、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、イソヘキサン、ジメチルエーテル(DME)、炭酸ガス、窒素ガス等が挙げられる。これらの噴射剤は、1種類のみであってもよいし、2種類以上であってもよい。また、ハイドロフルオロオレフィンを噴射剤として用いてもよい。
溶剤としては、例えば、エタノール、イソプロパノール等のアルコール;ミリスチン酸イソプロピル等の脂肪酸エステル;ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ナフテン等の炭化水素;HFC−245fa、アサヒクリンAE−3000、アサヒクリンAC−6000(旭硝子社製)等のハイドロフルオロカーボン系溶剤;HFO−1233zd、HFO-1234yf、Novec7000(住友スリーエム社製)等のハイドロフルオロエーテル系のフッ素系溶剤などを用いることができる。これらの中でも、ミリスチン酸イソプロピル等の脂肪酸エステルやイソパラフィン、ハイドロフルオロエーテル系溶剤は、引火性、比熱が低いため安全性が高く、冷却効果を増長させることができる。また、これらの揮散性の高い化合物を用いることにより、噴射対象領域の汚染を更に防ぐことができる。
薬剤としては、例えば、除虫菊エキス、天然ピレトリン、プラレトリン、イミプロトリン、フタルスリン、アレスリン、ビフェントリン、レスメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、シフルスリン、デルタメスリン、ビフェントリン、フェンバレレート、フェンプロパトリン、エムペンスリン、シラフルオフェン、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリン等のピレスロイド系殺虫剤;フェニトロチオン、ダイアジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホス、ホキシム、クロルピリホス、ジクロルボス等の有機リン系殺虫剤;カルバリル、プロポクスル、メソミル、チオジカルブ等のカーバメート系殺虫剤;メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系殺虫剤;フィプロニル等のフェニルピラゾール系殺虫剤;アミドフルメト等のスルホンアミド系殺虫剤;ジノテフラン、イミダクロプリド等のネオニコチノイド系殺虫剤;クロルフェナピル等のピロール系殺虫剤;ユーカリプトール、α−ピネン、ゲラニオール、シトロネラール、カンファー、リナロール、p−メンタン−3,8−ジオール、テルペノール、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、ディート、エチル−ブチルアセチルアミノプロピオネート、2−エチル−1,3−ヘキサジオール、ブチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−オキソ−2H−プラン−6−カルボキシレート(インダロン)、n−ヘキシルトリエチレングリコールモノエーテル、メチル−6−n−ペンチル−シクロヘキセン−1−カルボキシレート、ジメチルフタレート、ナフタレン、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、2,3,4,5−ビス(Δ−ブチレン)テトラハイドロフルフラール、ジ−m−プロピルイソシンコメロネート、2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエーテル、桂皮、樟脳、レモングラス、クローバ、タチジャコウソウ、ジェラニウム、ベルガモント、月桂樹、松、アカモモ、ペニーロイヤル、ユーカリ、インドセンダン等からとれる精油又は抽出液等の天然物由来の害虫忌避剤などが挙げられる。これらの薬剤は、1種類のみであってもよいし、2種類以上であってもよい。
ハイドロフルオロオレフィンやジメチルエーテル等は、害虫に対する冷却作用を有していると共に噴射剤としても作用し得ることから、これらの化合物をエアゾール剤として単独で用いてもよい。ハイドロフルオロオレフィンの含有量は、引火・爆発の誘引や、オゾン層破壊等による環境への影響を抑制し易くなる観点から、エアゾール剤全体を基準として、40容量%以上が好ましく、50容量%以上がより好ましい。噴射剤(ハイドロフルオロオレフィンを含む)の含有量は、エアゾール剤全体を基準として例えば30容量%以上である。溶媒の含有量は、エアゾール剤全体を基準として例えば20容量%以下である。エアゾール剤は、必要に応じて、界面活性剤、無機粉体、展着剤、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤、殺菌剤、芳香剤、消臭剤等の各種添加剤を更に含有していてもよい。
本実施形態に係るエアゾールを用いてエアゾール剤を噴射する対象の害虫としては、例えば、アリ、ゴキブリ、ダニ、ワラジムシ、ダンゴムシ、カメムシ、クモ、ムカデ、トコジラミ等の匍匐害虫;ハエ、蚊、ハチ、コバエ等の飛翔性害虫が挙げられる。とくに動きが俊敏なゴキブリや悪臭を放つカメムシ、刺咬により人体に害を及ぼすクモ、ムカデ、トコジラミを対象とするのに適している。
第1実施形態に係るエアゾール100は、図1に示すように、エアゾール剤を収容するエアゾール容器10と、エアゾール容器10上に配置されたトリガー型の噴射ボタン20とを備えている。
エアゾール容器10は、エアゾール容器本体(以下、「容器本体」という)12と、容器本体12の上側に突き出して設けられたバルブステム14とを有している。容器本体12の内圧(25℃)は、例えば0.40〜0.50MPaである。エアゾール剤の噴射量(25℃)は、例えば25〜45mL/10秒である。バルブステム14は、噴射ボタン20の下部に形成されたステム嵌合孔16に挿嵌されている。
噴射ボタン20は、操作部30と、操作部30の上部及び側部を覆う扁平なドーム状のキャップ40と、操作部30に取り付けられたノズル50とを有している。
操作部30は、取付板32と、操作部30の操作に用いられるトリガー部34と、ノズル50が嵌め込まれるノズル取付部36と、ノズル取付部36に設けられた開口部に接続された連通路38とを有している。連通路38は、例えば、左右方向(エアゾール容器10の立設方向に垂直な方向。例えば水平方向)に延びる第1の連通路38aと、エアゾール容器10から上下方向(エアゾール容器10の立設方向。例えば鉛直方向)に延びる第2の連通路(流路部)38bとを有している。連通路38aの上流側の端部は、連通路38bの上端部近傍の側部に接続されており、連通路38bの上端には、連通路38aよりも上側に位置する空間が形成されている。連通路38aの下流側の端部は、ノズル取付部36の開口部に接続されている。
連通路38a及び連通路38bの長手方向(エアゾール剤の流れ方向)に垂直な断面は略円形である。連通路38a及び連通路38bは、長手方向に沿って内径が一定な直線状を呈している。連通路38aの内径D1は、圧力低下が好適に生じることにより、噴射の勢いを残しつつ、粒子が細かくなることを抑制する観点から、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。連通路38aの内径D1は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。連通路38aの長手方向の長さL1は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、40mm以下が好ましく、25mm以下がより好ましい。連通路38aの長手方向の長さL1は、好適な圧力の低下が生じる観点から、5mm以上が好ましい。連通路38bの内径D2は、圧力低下が好適に生じることにより、噴射の勢いを残しつつ、粒子が細かくなることを抑制する観点から、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。連通路38bの内径D2は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、6.5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。
エアゾール剤を噴射する際には、操作部30のトリガー部34を容器本体12側に引いて、操作部30を容器本体12側に揺動させる。これにより、バルブステム14が押し下げられて容器本体12内に押し込まれ、上流側の容器本体12内のエアゾール剤が連通路38を通って下流側のノズル50へ供給される。
続いて、図2及び図3を用いて、ノズル50及びその周辺構造について説明する。図2は、ノズル50を説明するための図面であり、(a)はノズル50の斜視図であり、(b)はノズル50の正面図であり、(c)は(b)のノズルをIIc−IIc線に沿って切断した場合の断面図である。図3は、エアゾール100の要部(ノズル50及びその周辺構造)を拡大して示す断面図である。
ノズル50は、流路筒52及び周壁54を有している。流路筒52は、断面が円環状の長尺部材である。流路筒52の内部には、流路筒52の長手方向に沿って内部通路56が形成されている。
内部通路56は、下流側(先端側)に配置された第1の内部通路56aと、上流側に配置されていると共に内部通路56aに接続された第2の内部通路56bとを有し、流路筒52は、内部通路56aを内部に有する先端部52aと、内部通路56bを内部に有する接続部52bとを有している。先端部52a及び接続部52bは、内部通路56aの中心軸及び内部通路56bの中心軸が一致するように一体に形成されている。内部通路56a及び内部通路56bの長手方向(エアゾール剤の流れ方向)に垂直な断面は略円形である。
先端部52aは、エアゾール剤を噴射する噴射口58aと、噴射口58aから噴射されるエアゾール剤を先端部52aに導入する導入口58bとを有している。噴射口58aは、内部通路56の下流側の端部に位置する開口である。導入口58bは、内部通路56bの下流側の端部と接続されている。導入口58bは、連通路38aの断面と等しい形状及び寸法を有している。内部通路56bの上流側の端部は、ノズル50がノズル取付部36に嵌め込まれた状態において、内部通路56bの中心軸と連通路38aの中心軸とが一致するように連通路38aと接続される。
噴射口58aは、導入口58bの内径D4よりも大きい内径D3を有している。具体的には、内部通路56aは、上流側から下流側へ向かって連続的に内径が拡がるテーパ状である。噴射口58aの内径D3は、圧力低下が好適に生じることにより、噴射の勢いを残しつつ、粒子が細かくなることを抑制する観点から、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。噴射口58aの内径D3は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、6mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましい。導入口58bの内径D4は、圧力低下が好適に生じることにより、噴射の勢いを残しつつ、粒子が細かくなることを抑制する観点から、1mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましい。導入口58bの内径D4は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましい。内径D4に対する内径D3の比(D3/D4)は、圧力低下が好適に生じる観点から、1.0以上が好ましく、1.1以上がより好ましい。内径D4に対する内径D3の比(D3/D4)は、過剰に圧力が低下することを抑制して噴射距離の低下や液だれを抑制する観点から、2.0以下が好ましく、1.3以下がより好ましい。内部通路56aの長手方向の長さL2は、液だれを抑制する観点から、4.0mm以上が好ましく、5.0mm以上がより好ましい。内部通路56aの長手方向の長さL2は、過剰に圧力が低下することを抑制して噴射の勢いが低下することを抑制する観点から、20mm以下が好ましく、15mm以下がより好ましい。
内部通路56bは、長手方向に沿って内径が一定な直線状を呈している。内部通路56bは、連通路38aの内径D1及び導入口58bの内径D4と等しい内径D5を有している。内部通路56bの長手方向の長さL3は、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましい。内部通路56bの長手方向の長さL3は、過剰に圧力が低下することを抑制して噴射の勢いが低下することを抑制する観点から、15mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましい。
周壁54は、流路筒52の長手方向に沿って延びる筒状部材であり、流路筒52の下流側の部分を覆っている。周壁54の内径D6は、液だれを充分に抑制する観点から、3mm以上が好ましく、5.5mm以上がより好ましい。周壁54の内径D6は、操作性に優れる観点から、10mm以下が好ましく、7.5mm以下がより好ましい。周壁54の長手方向の長さL4は、液だれを充分に抑制する観点から、1mm以上が好ましく、3mm以上がより好ましい。周壁54の長手方向の長さL4は、過剰に圧力が低下することを抑制して噴射の勢いが低下することを抑制する観点から、15mm以下が好ましく、10mm以下がより好ましい。
操作部30を有する噴射ボタン20は、連通路38及び内部通路56bからなる流路60を有しており、エアゾール剤を噴射する先端部52aには、流路60を介してエアゾール容器10からエアゾール剤が供給される。流路60の下流側の端部(一端)は、先端部52aの導入口58bに接続されており、流路60の上流側の端部(他端)は、エアゾール容器10に接続されている。流路60は、直線状の連通路38a及び内部通路56bからなる直線部70を有している。直線部70は、長手方向に沿って内径が一定な直線状を呈している。直線部70の断面は、導入口58bと等しい形状及び寸法を有している。
エアゾール100によれば、害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることが可能であり、例えば、噴射位置が害虫から遠く離れている場合であっても充分な冷却効果を確保することができる。当該効果が得られる原因は以下のように推測される。エアゾール100では、先端部52aにおいて噴射口58aが導入口58bの内径D4よりも大きい内径D3を有している(D3>D4)。これにより、先端部52aにおいて上流から下流へ向かうに伴い圧力が低下し、エアゾール剤の気化が進んで、粒子径の大きな噴射粒子が噴射口58aから噴射される。また、エアゾール100では、流路60が、導入口58bから延びて連通路38bに接続されると共に導入口58bの内径D4と等しい内径(D1=D4)を有する直線部70を有している。これにより、連通路38bから先端部52aへ至る直線部70において圧力の低下によるエアゾール剤の気化が起こり難く、また、噴射口58aよりも内径の小さな直線部70をエアゾール剤が通過するため、勢いのある噴射が可能となる。その上で、冷却に必要な圧力の低下が主に先端部52aで起こるため、噴射粒子の粒子径が大きくなると共に遠くまで届く噴射が可能となる。したがって、噴射後に噴射粒子を大きく保持し易いことから、充分な冷却効果を得ることができる。
次に、第2実施形態に係るエアゾール200、及び、第3実施形態に係るエアゾール300について、図4を用いて説明する。図4(a)は、エアゾール200を示す断面図であり、図4(b)は、エアゾール300を示す断面図である。なお、図4には、直交座標系Cが示されており、上下方向(エアゾール容器10の立設方向。例えば鉛直方向)に方向d1が設定され、左右方向(エアゾール容器10の立設方向に垂直な方向。例えば水平方向)に方向d2が設定され、方向d1及び方向d2に直交する方向に方向d3が設定されている。
エアゾール200及びエアゾール300は、エアゾール100における連通路38a及び連通路38bの交差部の構造がエアゾール100と異なっており、他の構成についてはエアゾール100と同様である。
図4(a)に示すように、エアゾール200では、噴射ボタン220の操作部230が連通路238を有しており、連通路238が、エアゾール100における連通路38aと同様の第1の連通路238aと、連通路38bと同様の第2の連通路(流路部)238bとを有している。噴射ボタン220は、連通路238、及び、ノズル50の内部通路56bからなる流路260を有しており、流路260は、直線状の連通路238a及び内部通路56bからなる直線部270を有している。直線部270は、長手方向に沿って内径が一定な直線状を呈している。直線部270の断面は、導入口58bと等しい形状及び寸法を有している。
エアゾール200では、直線部270の上流側における直線部270に隣接する空間(連通路238b内における連通路238aとの交差部の空間)において、連通路238bの長手方向d1及び直線部270の長手方向d2に交差する方向(本実施形態では直交する方向)d3の流路260の内面に凹部280が形成されており、例えば、連通路238b内において方向d3に対向する位置にそれぞれ凹部280が形成されている。
凹部280は、例えば方向d1に長尺である。凹部280の方向d2に沿った断面の形状としては、例えば矩形状、半円状、半楕円状、三角形状が挙げられる。凹部280の下流側の端部は、方向d3側から見て連通路238aの上流側の端部に位置している。すなわち、凹部280は、連通路238a内に形成されることなく連通路238bの内面に形成されている。凹部280の長手方向(方向d1)の長さは、好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、1mm以上が好ましく、3mm以上がより好ましい。凹部280の長手方向(方向d1)の長さは、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、8mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましい。凹部280の幅方向(方向d2)の長さLbは、好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましい。凹部280の幅方向(方向d2)の長さLbは、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、5.25mm以下が好ましく、3.3mm以下がより好ましく、2.5mm以下が更に好ましく、1.5mm以下が特に好ましい。また、凹部280の容積は、好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、0.5mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。凹部280の容積は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、150mm以下が好ましく、70mm以下がより好ましい。
図4(b)に示すように、エアゾール300では、噴射ボタン320の操作部330が連通路338を有しており、連通路338が、左右方向(エアゾール容器10の立設方向に垂直な方向。例えば水平方向)に延びる第1の連通路338aと、エアゾール100における連通路38bと同様の第2の連通路(流路部)338bと、連通路338a及び連通路338bの間に配置された第3の連通路338cとを有している。連通路338aは、エアゾール100における連通路38aよりも長手方向において短い長さを有しており、連通路338aの内径は、例えば、連通路38aと同様である。
連通路338cは、連通路338aの長手方向に沿って内径が一定な略円筒状を呈している。連通路338cにおける連通路338aの長手方向の長さは、例えば0.1〜2.0mmである。連通路338cの内径は、連通路338aの内径よりも大きく、例えば、後述する凹部380の長手方向の長さと等しい。連通路338cの上流側の端部は、連通路338bの上端部近傍の側部に接続されており、連通路338bの上端には、連通路338cよりも上側に位置する空間が形成されている。連通路338cの下流側の端部は、連通路338cの中心軸と連通路338aの中心軸とが一致するように連通路338aの上流側の端部と接続されている。
噴射ボタン320は、連通路338、及び、ノズル50の内部通路56bからなる流路360を有しており、流路360は、直線状の連通路338a及び内部通路56bからなる直線部370を有している。直線部370は、長手方向に沿って内径が一定な直線状を呈している。直線部370の断面は、導入口58bと等しい形状及び寸法を有している。
エアゾール300では、直線部370の上流側における直線部370に隣接する空間(連通路338c、及び、連通路338b内における連通路338cとの交差部の空間から構成される空間)において、連通路338bの長手方向d1及び直線部370の長手方向d2に交差する方向(本実施形態では直交する方向)d3の流路360の内面に凹部380が形成されており、例えば、連通路338内において方向d3に対向する位置にそれぞれ凹部380が形成されている。凹部380は、連通路338b内に位置する凹部380bと、連通路338c内に位置する凹部380cとを有している。
凹部380は、例えば方向d1に長尺である。凹部380の方向d2に沿った断面の形状としては、例えば矩形状、半円状、半楕円状、三角形状が挙げられる。凹部380の下流側の端部は、方向d3側から見て連通路338aの上流側の端部に位置しており、凹部380は、連通路338cを介して連通路338bの内部に延在している。すなわち、凹部380は、連通路338a内に形成されることなく連通路338b及び連通路338cの内面に形成されている。
凹部380の長手方向(方向d1)の長さは、好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、1mm以上が好ましく、3mm以上がより好ましい。凹部380の長手方向(方向d1)の長さは、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、8mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましい。なお、凹部380bと凹部380cとで長手方向の長さが異なっていてもよい。
凹部380bの幅方向(方向d2)の長さLbは、好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、0.5mm以上が好ましく、1.0mm以上がより好ましい。凹部380bの長さLbは、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、5.25mm以下が好ましく、3.3mm以下がより好ましい。
凹部380cの幅方向(方向d2)の長さLcは、好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、0.1mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましい。凹部380cの長さLcは、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、2.0mm以下が好ましく、1.5mm以下がより好ましい。
凹部380の幅方向(方向d2)の長さ(Lc+Lb)は、好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましい。凹部380の幅方向(方向d2)の長さ(Lc+Lb)は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、8.0mm以下が好ましく、4.5mm以下がより好ましく、3.5mm以下が更に好ましい。
好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、凹部380bの容積は、9mm以上が好ましく、19mm以上がより好ましく、凹部380cの容積は、1.9mm以上が好ましく、9.8mm以上がより好ましい。過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、凹部380bの容積は、104mm以下が好ましく、65mm以下がより好ましく、凹部380cの容積は、40mm以下が好ましく、30mm以下がより好ましい。また、凹部380の容積(凹部380bの容積と凹部380cの容積との合計)は、好適な大きさの凹部を設けることで、圧力低下を好適に生じさせ、流路内を通過するエアゾール剤の状態を安定化させる観点から、0.5mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。凹部380の容積は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、150mm以下が好ましく、70mm以下がより好ましい。
エアゾール200及びエアゾール300によれば、害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることが可能であり、例えば、噴射位置が害虫から遠く離れている場合であっても充分な冷却効果を確保することができる。当該効果が得られる原因は以下のように推測される。すなわち、エアゾール200及びエアゾール300では、エアゾール100と同様に噴射口58aが導入口58bの内径D4よりも大きい内径D3を有している(D3>D4)。これにより、先端部52aにおいて上流から下流へ向かうに伴い圧力が低下し、エアゾール剤の気化が進んで粒子径の大きな噴射粒子が噴射される。また、エアゾール200では、流路260が、導入口58bから延びて連通路238bに接続されると共に導入口58bの内径D4と等しい内径(D1=D4)を有する直線部270を有していることに加え、直線部270の上流側における直線部270に隣接する空間において、流路260における方向d3の内面に凹部280が形成されている。エアゾール300では、流路360が、導入口58bから延びると共に導入口58bの内径D4と等しい内径(D1=D4)を有する直線部370を有していることに加え、直線部370の上流側における直線部370に隣接する空間において、流路360における方向d3の内面に凹部380が形成されている。これらにより、凹部280,380にて圧力の低下が起こりエアゾール剤の一部が気化するが、その後、気化していないエアゾール剤と混ざりあい安定化される。そして、先端部52aにおいて圧力が低下することにより、気化していないエアゾール剤も気化する。この場合、凹部がない構造と比べて安定した噴射が得られ、先端部52aにおいて噴射粒子の粒子径が大きくなり易くなる。したがって、噴射後に噴射粒子を大きく保持し易いことから、充分な冷却効果を得ることができる。
次に、第4実施形態に係るエアゾール400について、図5を用いて説明する。図5(a)は、エアゾール400を示す断面図であり、図4(b)は、エアゾール400におけるノズルを示す断面図である。エアゾール400は、エアゾール100のノズル50における先端部52aの内面の構造がエアゾール100と異なっており、他の構成についてはエアゾール100と同様である。
図5に示すように、エアゾール400の噴射ボタン420は、操作部430及びノズル450を有している。操作部430は、連通路438を有しており、連通路438は、エアゾール100における連通路38aと同様の第1の連通路438aと、連通路38bと同様の第2の連通路(流路部)438bとを有している。
ノズル450は、流路筒452、及び、エアゾール100における周壁54と同様の周壁454を有している。流路筒452の内部には、流路筒452の長手方向に沿って内部通路456が形成されている。内部通路456は、下流側(先端側)に配置された第1の内部通路456aと、上流側に配置されていると共に内部通路456aに接続された第2の内部通路456bとを有し、流路筒452は、内部通路456aを内部に有する先端部452aと、内部通路456bを内部に有する接続部452bとを有している。接続部452bは、エアゾール100における接続部52bと同様である。
先端部452aは、エアゾール剤を噴射する噴射口458aと、当該噴射口458aから噴射されるエアゾール剤を先端部452aに導入する導入口458bとを有している。噴射口458aは、内部通路456の下流側の端部に位置する開口である。導入口458bは、内部通路456bの下流側の端部と接続されている。導入口458bは、連通路438aの断面と等しい形状及び寸法を有している。内部通路456bの上流側の端部は、内部通路456bの中心軸と連通路438aの中心軸とが一致するように連通路438aと接続される。
噴射口458aは、導入口458bの内径D8よりも大きい内径D7を有している。具体的には、内部通路456aは、長手方向に沿って内径が一定な直線状を呈している。噴射口458aの内径D7は、圧力低下が好適に生じることにより、噴射の勢いを残しつつ、粒子が細かくなることを抑制する観点から、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。噴射口458aの内径D7は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、6mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましい。導入口458bの内径D8は、圧力低下が好適に生じることにより、噴射の勢いを残しつつ、粒子が細かくなることを抑制する観点から、1mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましい。導入口458bの内径D8は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましい。内径D8に対する内径D7の比(D7/D8)は、圧力低下が好適に生じる観点から、1.0以上が好ましく、1.1以上がより好ましい。内径D8に対する内径D7の比(D7/D8)は、過剰に圧力が低下することを抑制して噴射距離の低下や液だれを抑制する観点から、2.0以下が好ましく、1.3以下がより好ましい。内部通路456aの長手方向の長さL5は、操作性に優れる観点から、4.0mm以上が好ましく、8.0mm以上がより好ましい。内部通路456aの長手方向の長さL5は、過剰に圧力が低下することを抑制する観点から、20mm以下が好ましく、18mm以下がより好ましい。
噴射ボタン420は、連通路438、及び、ノズル450の内部通路456bからなる流路460を有しており、流路460は、直線状の連通路438a及び内部通路456bからなる直線部470を有している。直線部470は、長手方向に沿って内径が一定な直線状を呈している。直線部470の断面は、導入口458bと等しい形状及び寸法を有している。
エアゾール400によれば、害虫を防除するための充分な冷却効果を得ることが可能であり、例えば、噴射位置が害虫から遠く離れている場合であっても充分な冷却効果を確保することができる。当該効果が得られる原因は以下のように推測される。エアゾール400では、先端部452aにおいて噴射口458aが導入口458bの内径D8よりも大きい内径D7を有している(D7>D8)と共に、流路460が、導入口458bから延びて連通路438bに接続されると共に導入口458bの内径D8と等しい内径(D1=D8)を有する直線部470を有している。したがって、エアゾール100と同様に、充分な冷却効果を得ることができる。
なお、エアゾールは上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、流路の断面は略円形であることに限られず、矩形状、楕円状、三角形状等の任意の形状を有することができる。なお、この場合、流路の内径とは、例えば、断面における最も長い径を意味する。
上記実施形態では、噴射ボタンとノズルとは別体として形成されているが、噴射ボタンとノズルとが一体に成形されていてもよい。また、上記実施形態では、直線部が複数の部材にまたがって形成されている(例えば、エアゾール100では、直線部70が、操作部30の連通路38bと、ノズル50の内部通路56bとからなる)が、一の部材の内部に形成されていてもよい。例えば、エアゾール100において、内部通路56bが長尺であり、内部通路56bの上流側の端部が連通路38aを介すことなく連通路38bと接続されていてもよい。また、図6(a)に示すエアゾール200aのように、内部通路56bが長尺であり、内部通路56bの上流側の端部がエアゾール200の連通路238aを介すことなく連通路238bと接続されていてもよい。図6(b)に示すエアゾール300aのように、内部通路56bが長尺であり、内部通路56bの上流側の端部がエアゾール300の連通路338aを介すことなく連通路338cと接続されていてもよい。これらの場合、直線部の長手方向の長さ(図6の長さL6,L7等)は、10〜45mmが好ましく、20〜30mmがより好ましい。
連通路238b,338bに凹部が形成されていると、凹部が形成されていない場合と比較して、虫を防除するための充分な冷却効果を得ることが容易である。また、エアゾール200,200a,300,300aにおいて、連通路238b,338bに形成された凹部の幅方向(方向d2)の長さLbが長いほど冷却効果が向上し易い傾向がある。
連通路38bと同様の連通路に形成された凹部(長さLbを有する部分)の幅方向(方向d2)の長さLbが1.5mm以下である場合(特に30mm以下である場合)、冷却効果が向上し易い観点から、エアゾール200のように、エアゾール300のような連通路338cの凹部(長さLcを有する部分)が形成されていないことが好ましい。前記長さLbが1.5mmを超える場合(特に30mmを超える場合)、冷却効果が向上し易い観点から、エアゾール300のように連通路338cに凹部が形成されていることが好ましい。これらのように冷却効果が向上し易い要因としては、長さLbが1.5mm以下である場合において、長さLcを有する部分が形成されていると、長さLbを有する部分での圧力の低下が充分ではなく、圧力の低下を起こす部分が、長さLcを有する部分側に移るため、圧力の低下したエアゾール剤が気化していないエアゾール剤と混ざり合い安定化される効果が低下し、好適な噴射が得られづらくなる。一方、長さLbが1.5mmを超える場合、長さLbを有する部分での圧力低下が充分であるため、好適な噴射となると推測される。
連通路338bに形成された凹部の幅方向(方向d2)の長さLbが1.5mm以下である場合、冷却効果が向上し易い観点から、長さLcは小さいほど好ましく、長さLcを有する部分は無くてもよい。前記長さLbが1.5mmを超える場合、冷却効果が向上し易い観点から、長さLcは大きいほうが好ましく、Lbは大きいほど好ましい(例えば1mm以上が好ましい)。その場合、長さLcを有する部分の容積は、長さLbを有する部分の容積を超えないことが好ましく、「長さLbを有する部分」:「長さLcを有する部分」の容積比を1.5:1〜3.5:1の範囲とすることで、エアゾール圧の低下とエアゾール剤の安定化が好適となる。
エアゾール100では、内部通路56aが上流側から下流側へ向かって連続的に内径が拡がるテーパ状であるが、内部通路が上流側から下流側へ向かって段階的に内径が拡がる形状を有していてもよい。
エアゾール200では、連通路238b内において方向d3に対向する位置にそれぞれ凹部280が形成されているが、少なくとも一方の位置に凹部が形成されていればよく、一方の位置のみに凹部が形成されていてもよい。エアゾール300の凹部380についても同様である。
エアゾール300では、連通路338bの上端部における連通路338cとの交差部に凹部380が形成されているが、連通路338cが連通路338aの長手方向に長尺である場合には、上記交差部から離れてノズル50側の位置に凹部が形成されていてもよい。
また、凹部は、エアゾール剤の流れ方向に沿って流路内に複数形成されていてもよい。例えば、エアゾール300において、連通路338cが連通路338aの長手方向に長尺である場合には、交差部に凹部が形成されていると共に、交差部から離れてノズル50側の位置に凹部が更に形成されていてもよい。
左右方向に延びる第1の連通路(連通路38a等)と、エアゾール容器から上下方向に延びる第2の連通路(連通路38b等)との交差部において、第2の連通路における第1の連通路と交差する内壁(取付板32側の内壁等)に空間が形成されていてもよく、前記交差部に形成された凹部(凹部280,380等)が当該空間にまで沿在していてもよい。
エアゾール300,300aにおける凹部380cは、図4(b)及び図6(b)に示すように方向d1において連通路338cの上端から下端にかけて形成されていてもよく、方向d1において連通路338cの一部に形成されていてもよい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。但し、本発明は下記の実施例のみに限定されるものではない。
<試験1>
255mLのトランス−1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234ze)と、195mLのジメチルエーテル(DME)とを混合したエアゾール剤450mLを試験検体として調製した。
上記エアゾール100、200と同様の構成を有するエアゾールを下記表1のとおり用意した。表中、ST1は、エアゾール100と同様の構成を有するエアゾールを意味し、ST2は、エアゾール200と同様の構成を有するエアゾールを意味する。なお、左右方向に延びる連通路38a,238aの長さL1は20.25mmであった。周壁54の内径D6は6.5mmであった。対向する壁面のそれぞれに凹部280が形成されており、凹部280の断面は半円状であり、凹部280の長手方向の長さは5.0mmであり、凹部280の幅方向の長さLbは1.25mmであり、凹部280の容積は24.54mmであった。
試験検体を各エアゾールのエアゾール容器に充填した。エアゾールの仕様は下記のとおりであった。
缶:φ65.3mm、高さ194.6mmのブリキ缶
バルブ:ステム孔径 φ0.6mm
ハウジング アンダータップ孔径:φ2.2mm
ベーパータップ孔径:なし
内圧:0.45±0.05MPa(25℃)
噴射量:40±4mL/10秒(25℃)
エアゾールを25℃条件下に1晩静置した後、試験直前にエアゾールをよく振り、8畳の試験空間内(温度23.2〜25.0℃、湿度41.0〜43.0%)で噴射口から70cmの距離をおいて黒色のプラスチック板(養生シート「プラダン」、アイリスオーヤマ(株)製)に向かってエアゾール剤を1秒間噴射した。プラスチック板に生成した氷が消えるまでの時間(保持時間)を冷却力の指標として測定した。計3回試験を行い、平均値を算出した。測定結果を表1に示す。
また、表1に示すエアゾールを用いて、供試虫に対するエアゾール剤の直撃試験を行った。カップ内に供試虫(雌のクロゴキブリ)を1頭入れ、噴射口から70cmの距離をおいて供試虫に向かってエアゾール剤を4秒間噴射した。そして、噴射後の供試虫のノックダウン(KD)の有無を観察した。試験は3回繰り返して行った。ノックダウンした割合(KD率)を表1に示す。
Figure 2015129018
表1から明らかなように、直線部を構成する連通路の内径D1と導入口の内径D4とが等しいと共に噴射口の内径D3が導入口の内径D4よりも大きい場合、氷の保持時間が10秒以上であることが確認された。そして、氷の保持時間が10秒以上である場合に、供試虫を確実に(100%)ノックダウンさせることができることが確認された。
<試験2>
上記エアゾール100、200と同様の構成を有するエアゾールを下記表2のとおり用意した。長さL1、内径D6、並びに、凹部の形状及び寸法は試験1と同様であった。試験1と同様の仕様を有するように試験1と同様の試験検体をエアゾール容器に充填した。
試験1と同様に冷却試験を行い、プラスチック板に生成した氷が消えるまでの時間を冷却力の指標として測定した。測定結果を表2に示す。表2は、温度23.2〜25.0℃、湿度41.0〜43.0%の条件の測定結果である。
Figure 2015129018
表2から明らかなように、直線部を構成する連通路の内径D1と導入口の内径D4とが等しいと共に噴射口の内径D3が導入口の内径D4よりも大きい場合、氷の保持時間が長く、充分な冷却効果が得られることが確認された。
<試験3>
上記エアゾール100,200と同様の構成を有するエアゾールを下記表3のとおり用意した。長さL1、内径D6、並びに、凹部の形状及び寸法は試験1と同様であった。下記表4に示す試験検体を調製し、試験1と同様の仕様を有するように当該試験検体をエアゾール容器に充填した。
試験1と同様に冷却試験を行い、プラスチック板に生成した氷が消えるまでの時間を冷却力の指標として測定した。測定結果を表3に示す。試験は、温度24.2〜24.4℃、湿度24.0%の条件で行った。
また、表3に示すエアゾールを用いて爆発試験を行った。図7は試験空間の上面図である。幅100cm、高さ120cm、奥行き100cmの空間A1の内部に、幅60cm、高さ90cm、奥行き70cmの金属缶A2を図7に示すように配置した。空間A1内の右側部分に形成される空間に対して、高さ10cmの位置から奥行き方向A3に向かってエアゾール剤を7秒間噴射して空間内にエアゾール剤を充満させた。噴射が完了して5秒間経過した後、空間A1の背面及び右側面からそれぞれ10cm離れ且つ高さ10cmの位置に配置された電極A4を用いて5秒間電気スパークを起こし、爆発が生じるか否かを確認した。測定結果を表3に示す。
Figure 2015129018
Figure 2015129018
表3から明らかなように、直線部を構成する連通路の内径D1と導入口の内径D4とが等しいと共に噴射口の内径D3が導入口の内径D4よりも大きい場合、HFO−1234ze、DME及びこれらの混合物のいずれを用いた場合であっても、爆発の発生が抑制されていると共に、氷の保持時間が長く、充分な冷却効果が得られることが確認された。また、ハイドロフルオロオレフィンを含有するエアゾール剤を用いることにより、爆発の発生を抑制しつつ、充分な冷却効果が得られることが確認された。
<試験4>
上記エアゾール100、200a、300aと同様の構成を有するエアゾールを下記表5のとおり用意した。表中、ST1は、エアゾール100と同様の構成を有するエアゾールを意味し、ST2aは、エアゾール200aと同様の構成を有するエアゾールを意味し、ST3aは、エアゾール300aと同様の構成を有するエアゾールを意味する。D1は2.5mm、D2は2.5mm、D3は3.0mm、D4は2.5mm、D6は6.5mm、L2は10.0mm、L4は7.0mmであった。ST1において、L1は20.25mmであり、L3は5.0mmであった。ST2aにおいてL6は25.25mmであった。ST3aにおいてL7は24.25mmであった。ST3aにおいて連通路338cの方向d1の長さは5.0mmであり、方向d2の長さは1.0mmであった。ST2a,ST3aにおいて、対向する壁面のそれぞれに凹部280,380が形成されており、凹部280,380の断面は半円状であり、凹部280,380の長手方向の長さは5.0mmであった。
試験1と同様の仕様を有するように試験1と同様の試験検体をエアゾール容器に充填した。試験1と同様に冷却試験を行い、プラスチック板に生成した氷が消えるまでの時間を冷却力の指標として測定した。測定結果を表5に示す。表5は、温度26.1〜26.6℃、湿度65.1〜69.6%の条件の測定結果である。
Figure 2015129018
10…エアゾール容器、20,220,320,420…噴射ボタン、38b,238b,338b,438b…連通路(流路部)、52a,452a…先端部、58a,458a…噴射口、58b,458b…導入口、60,260,360,460…流路、70,270,370,470…直線部、280,380…凹部、100,200,200a,300,300a,400…エアゾール、D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8…内径。

Claims (4)

  1. エアゾール剤を噴射するためのエアゾールであって、
    前記エアゾール剤を収容するエアゾール容器と、
    前記エアゾール容器上に配置された噴射ボタンと、を備え、
    前記噴射ボタンが、前記エアゾール剤を噴射する噴射口、及び、当該噴射口から噴射される前記エアゾール剤を導入する導入口を有する先端部と、一端が前記導入口に接続されると共に他端が前記エアゾール容器に接続される流路と、を有し、
    前記流路が、前記エアゾール容器から一方向に延びる流路部と、前記導入口から延びて前記流路部に接続されると共に前記導入口の内径と等しい内径を有する直線部と、を有し、
    前記噴射口が前記導入口の内径よりも大きい内径を有する、エアゾール。
  2. エアゾール剤を噴射するためのエアゾールであって、
    前記エアゾール剤を収容するエアゾール容器と、
    前記エアゾール容器上に配置された噴射ボタンと、を備え、
    前記噴射ボタンが、前記エアゾール剤を噴射する噴射口、及び、当該噴射口から噴射される前記エアゾール剤を導入する導入口を有する先端部と、一端が前記導入口に接続されると共に他端が前記エアゾール容器に接続される流路と、を有し、
    前記流路が、前記エアゾール容器から一方向に延びる流路部と、前記導入口から延びると共に前記導入口の内径と等しい内径を有する直線部と、を有し、
    前記直線部の上流側における前記直線部に隣接する空間において、前記流路部の長手方向及び前記直線部の長手方向に交差する方向の前記流路の内面に凹部が形成されており、
    前記噴射口が前記導入口の内径よりも大きい内径を有する、エアゾール。
  3. 前記エアゾール剤がハイドロフルオロオレフィンを含有する、請求項1又は2に記載のエアゾール。
  4. 前記ハイドロフルオロオレフィンがトランス−1,3,3,3−テトラフルオロプロペンである、請求項3に記載のエアゾール。
JP2014246186A 2013-12-05 2014-12-04 エアゾール Active JP5788582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014246186A JP5788582B2 (ja) 2013-12-05 2014-12-04 エアゾール

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013252016 2013-12-05
JP2013252016 2013-12-05
JP2014246186A JP5788582B2 (ja) 2013-12-05 2014-12-04 エアゾール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015129018A true JP2015129018A (ja) 2015-07-16
JP5788582B2 JP5788582B2 (ja) 2015-09-30

Family

ID=53760124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014246186A Active JP5788582B2 (ja) 2013-12-05 2014-12-04 エアゾール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5788582B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5945364B1 (ja) * 2015-12-22 2016-07-05 アンファー株式会社 エアゾール製品、その製造方法及びそのエアゾール噴射装置の使用方法
JP2017100782A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 アース製薬株式会社 冷却殺虫エアゾール製品
JP2017124992A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 フマキラー株式会社 害虫防除剤
JPWO2017018423A1 (ja) * 2015-07-28 2018-05-17 アース製薬株式会社 害虫防除用エアゾール組成物および害虫防除用エアゾール製品ならびに殺虫成分の効力増強方法
JP2019051952A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 花王株式会社 エアゾール容器
WO2019070045A1 (ja) * 2017-10-06 2019-04-11 大日本除蟲菊株式会社 トリガータイプのエアゾール用噴射部材、及びエアゾール製品
JP2020073611A (ja) * 2016-01-14 2020-05-14 フマキラー株式会社 害虫防除剤

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63115458U (ja) * 1987-01-21 1988-07-25
JPH11221499A (ja) * 1997-11-04 1999-08-17 Earth Chem Corp Ltd エアゾール装置の噴口
JP2004313939A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Earth Chem Corp Ltd エアゾール噴射装置
JP2008162642A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Lion Corp ボディ用エアゾール製品
WO2009107827A1 (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 フマキラー株式会社 害虫駆除用エアゾール

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63115458U (ja) * 1987-01-21 1988-07-25
JPH11221499A (ja) * 1997-11-04 1999-08-17 Earth Chem Corp Ltd エアゾール装置の噴口
JP2004313939A (ja) * 2003-04-16 2004-11-11 Earth Chem Corp Ltd エアゾール噴射装置
JP2008162642A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Lion Corp ボディ用エアゾール製品
WO2009107827A1 (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 フマキラー株式会社 害虫駆除用エアゾール

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017018423A1 (ja) * 2015-07-28 2018-05-17 アース製薬株式会社 害虫防除用エアゾール組成物および害虫防除用エアゾール製品ならびに殺虫成分の効力増強方法
JP2017100782A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 アース製薬株式会社 冷却殺虫エアゾール製品
JP2017114494A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 アンファー株式会社 エアゾール製品、その製造方法及びそのエアゾール噴射装置の使用方法
JP5945364B1 (ja) * 2015-12-22 2016-07-05 アンファー株式会社 エアゾール製品、その製造方法及びそのエアゾール噴射装置の使用方法
JP2020073611A (ja) * 2016-01-14 2020-05-14 フマキラー株式会社 害虫防除剤
JP2017124992A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 フマキラー株式会社 害虫防除剤
WO2017122684A1 (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 フマキラー株式会社 害虫防除剤
JP2019051952A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 花王株式会社 エアゾール容器
TWI688529B (zh) * 2017-10-06 2020-03-21 日商大日本除蟲菊股份有限公司 扳機型的氣霧劑用噴射構件及氣霧劑產品
CN111051215A (zh) * 2017-10-06 2020-04-21 大日本除虫菊株式会社 扳机型的气雾剂用喷射构件及气雾剂产品
WO2019070045A1 (ja) * 2017-10-06 2019-04-11 大日本除蟲菊株式会社 トリガータイプのエアゾール用噴射部材、及びエアゾール製品
JPWO2019070045A1 (ja) * 2017-10-06 2020-10-15 大日本除蟲菊株式会社 トリガータイプのエアゾール用噴射部材、及びエアゾール製品
JP7096259B2 (ja) 2017-10-06 2022-07-05 大日本除蟲菊株式会社 トリガータイプのエアゾール用噴射部材、及びエアゾール製品
CN111051215B (zh) * 2017-10-06 2022-08-12 大日本除虫菊株式会社 扳机型的气雾剂用喷射构件及气雾剂产品

Also Published As

Publication number Publication date
JP5788582B2 (ja) 2015-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5788582B2 (ja) エアゾール
JP5352531B2 (ja) 害虫駆除方法
JP6193852B2 (ja) 害虫防除剤
JP2023123586A (ja) 害虫防除用定量噴射型エアゾール製品および害虫防除方法
JP2009073757A (ja) 殺虫剤用組成物及び殺虫剤
JP6185444B2 (ja) エアゾール装置用ノズル及びエアゾール装置
JP2014152132A (ja) 鱗翅目飛翔害虫防除用エアゾール剤
JP7260707B2 (ja) 害虫防除用定量噴射装置
JP5934583B2 (ja) 害虫を殺虫するための組成物
JPH11221499A (ja) エアゾール装置の噴口
JP5070037B2 (ja) アリ防除用エアゾール剤およびこれを用いたアリの防除方法
JP6689599B2 (ja) 冷却殺虫エアゾール製品
JP2004196766A (ja) 害虫駆除用エアゾール剤
JP7097692B2 (ja) 害虫防除エアゾール装置
JP6960298B2 (ja) エアゾール用ノズル、及びエアゾール製品
JP6182237B2 (ja) 害虫を殺虫するための組成物
JP2021107378A (ja) 害虫防除用エアゾール製品
JP6275385B2 (ja) 害虫駆除用エアゾール組成物
JP7352050B1 (ja) 網戸用害虫防除方法および網戸用害虫防除用エアゾール
JP7166269B2 (ja) 定量噴射型エアゾール製品および定量噴射型エアゾール製品の噴射方法
JP6002076B2 (ja) 害虫防除剤
JP2005270089A (ja) 虫類捕獲用エアゾール製品
JP5174689B2 (ja) ノズルチップおよびエアゾール噴射装置
JP2022109097A (ja) アリ防除用空間処理エアゾール製品及びアリ防除方法
CN117770243A (zh) 防除害虫用气溶胶及防除害虫的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150420

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150420

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150420

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5788582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250