JP7096259B2 - トリガータイプのエアゾール用噴射部材、及びエアゾール製品 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾール容器の内容物を噴射するトリガータイプのエアゾール用噴射部材、及び当該噴射部材を有するエアゾール製品に関する。
一般に、エアゾール製品は、アクチュエーター及びノズル等を含む噴射部材と、エアゾール容器とを備え、アクチュエーターが押し下げられることでエアゾール容器のバルブが開き、薬液と噴射剤とを含むエアゾール容器の内容物(以下、単に「内容物」と称する。)をノズルから噴射する。このようなエアゾール製品は、殺虫成分、防虫成分、消臭成分等の有効成分を含む薬液を簡易な操作で散布するための製品として広く利用されている。中でも、アクチュエーターを押し下げるトリガーレバーを設けたり、アクチュエーターをトリガー型に形成したトリガータイプのエアゾール製品は、操作が容易で噴射方向の狙いをつけやすいため、薬液を害虫に直撃させる用途等に利用されることが多い。
例えば、特許文献1には、アクチュエーターをトリガー型に形成したトリガータイプのエアゾール製品が開示されている。特許文献1のエアゾール製品では、トリガーレバーの操作によりアクチュエーターが傾動すると、エアゾール容器のバルブが開き、アクチュエーターに設けられたノズルからエアゾール容器の内容物が噴射される。
特開2010-163182号公報
トリガーレバーは、弱い力でも容易に操作が可能である反面、ボタンタイプ等のアクチュエーターを直接操作するものに比べて可動幅が広くなる。そのため、例えば、トリガーレバーを最後まで引き切らずに可動範囲の中間位置で保持したり、十分な速さで操作せず中間位置に比較的長く留める等、適切でない操作がなされる可能性がある。そこで、本発明者らは、このような操作がなされた場合にエアゾール製品から噴射される薬液の挙動を詳細に観察した。その結果、薬液が勢いよく噴射せずノズルの近くに飛散したり、ノズルから直下に滴り落ちたりするといった液だれが発生することを確認した。更に、エアゾール製品の操作中にノズルからの液だれが発生すると、トリガーレバーを操作する使用者の指に薬液が付着する場合があるという問題が判明した。
トリガーレバーの操作に起因してノズルから液だれが発生し、それにより指に薬液が付着するという問題は、特許文献1に記載のもの等、従来のトリガータイプのエアゾール製品では認識されておらず、適切な対策がなされていないのが現状である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、トリガーレバーを十分に引き切らない等の操作がなされた場合に使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができるトリガータイプのエアゾール用噴射部材、及び当該噴射部材を有するエアゾール製品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材の特徴構成は、
端面に噴射孔が形成されたノズルと、
前記ノズルの端面より後方に配置され、使用者が操作することにより前記ノズルからエアゾール容器の内容物を噴射させるトリガーレバーと、
前記ノズルから前記トリガーレバー側への内容物の液だれを防止する液だれ防止手段と、
を備えたことにある。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、ノズルからトリガーレバー側への液だれを防止する液だれ防止手段を備えるため、トリガーレバーを十分に引き切らない等の操作により噴射孔からエアゾール容器の内容物である薬液が滲み出たり、薬液がノズルから勢いよく噴射しなかった場合に、滲み出た薬液や遠方に噴射されなかった薬液がトリガーレバーを汚すことを防ぐことができる。そのため、トリガーレバーを十分に引き切らない等の操作がなされた場合に、トリガーレバーを操作する使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、
前記ノズルを内挿するスリーブを備え、
前記液だれ防止手段は、前記ノズルと前記スリーブとの間に形成される液溜めであることが好ましい。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、噴射孔から滲み出た薬液を液溜めに保持することができるため、滲み出た薬液がノズルから滴り落ちることを防ぎ、トリガーレバーを汚すことを防ぐことができる。そのため、トリガーレバーを十分に引き切らない等の操作がなされた場合に、トリガーレバーを操作する使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、
前記ノズルは、内容物の噴射方向に向けて縮径するテーパー部を有し、
前記液溜めは、前記テーパー部におけるテーパー面と前記スリーブの内周面との間に形成される溝部であることが好ましい。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、溝部に浸入した薬液が毛細管現象によって溝部の全体に広がって表面張力により留まることになるため、十分な量の薬液を保持することができる。そのため、噴射孔から滲み出た薬液がノズルから滴り落ちることを防ぐことができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、前記液溜めは、前記ノズルの外周面と前記スリーブの内周面との間に形成される細隙部であることが好ましい。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、細隙部に浸入した薬液が毛細管現象によって細隙部の全体に広がって留まることになるため、十分な量の薬液を保持することができる。そのため、噴射孔から滲み出た薬液がノズルから滴り落ちることを防ぐことができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、前記ノズルの外周面から前記スリーブの内周面までの距離が0.01~1.0mmであることが好ましい。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、ノズルの外周面から前記スリーブの内周面までの距離が適切な数値範囲にあることで、薬液が表面張力又は毛細管現象によって広がりやすく、且つ、十分な容積の細隙部を形成することができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、
前記ノズルは、前記端面が前記スリーブの端部より引退した位置に配され、
前記液溜めは、前記スリーブの端部から前記ノズルの端面までの間の前記スリーブの内周面であることが好ましい。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、噴射孔から滲み出た薬液を、その表面張力又は毛細管現象によってスリーブの内周面に保持することができる。そのため、噴射孔から滲み出た薬液がノズルから滴り落ちることを防ぐことができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、前記液だれ防止手段は、前記ノズルの端面の下方に設けられた液受部であることが好ましい。
トリガーレバーを十分に引き切らない等の操作がなされたときに、例えば、エアゾール製品を斜め上方に向けていると、勢いよく噴射せずノズルの端面の近傍に落下する薬液の一部が、トリガーレバーの近傍に飛散する虞がある。本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、噴射孔から勢いよく噴射せず僅かな飛距離でノズルの端面の近傍に落下する薬液の粒子を、液受部において受け止めることができる。そのため、エアゾール製品を斜め上方に向けた状態でトリガーレバーを十分に引き切らない等の操作がなされても、薬液の粒子がトリガーレバーの近傍に飛散することがなく、トリガーレバーを操作する使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、前記液受部は、前記ノズルから下方前方に向けて傾斜する傾斜面を有することが好ましい。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、エアゾール製品を斜め上方に向けて操作しても、液受部で受け止めた薬液が後方へ流れ落ちることが傾斜面によって防がれるため、ノズルの端面より後方に配置されたトリガーレバーを操作する使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、前記傾斜面は、急斜面部と、当該急斜面部から前方に延伸する緩斜面部とを有することが好ましい。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、受け止めた薬液が後方へ流れることを急斜面部によって確実に防ぎつつ、緩斜面部において比較的多くの薬液を保持することができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、前記液だれ防止手段は、前記液受部から上方に延出し、前記ノズルの端面の側方を覆う側壁部を更に含むことが好ましい。
本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、不十分な噴射力で噴射された薬液の粒子のうち、噴射孔から斜め側方に飛散した粒子を、落下する前に側壁部に付着させ、側壁部に沿って下方へ導いて液受部で受け止めることができる。
本発明に係るトリガータイプのエアゾール用噴射部材において、前記液だれ防止手段は、使用者が前記トリガーレバーを操作したときに、当該トリガーレバーの動作と連動して、前記ノズルの端面の姿勢を変化させることなく、前記ノズルを上下方向に平行移動させるリンク機構であることが好ましい。
トリガーレバーを操作したときに、例えば、トリガーレバーの回動と連動してノズルの端面の姿勢が変化して下方に向くと、ノズルの端面に付着した薬液が下方に滴下しやすくなる。例えば、特許文献1のエアゾール製品は、アクチュエーター自体をトリガー型に形成しているため、トリガーレバーを操作するとアクチュエーターが傾動し、アクチュエーターに設けられたノズルの端面も下方に傾くことになり、液だれが発生する虞がある。本構成のトリガータイプのエアゾール用噴射部材によれば、トリガーレバーが引かれたときにリンク機構によって端面の姿勢変化を抑制することができるため、ノズルの端面に付着した薬液が下方に滴下することを防いで、トリガーレバーを汚すことを防ぐことができる。
上記課題を解決するための本発明に係るエアゾール製品の特徴構成は、上述のトリガータイプのエアゾール用噴射部材を有することにある。
本構成のエアゾール製品によれば、エアゾール用噴射部材がノズルからトリガーレバー側への液だれを防止する液だれ防止手段を備えるため、トリガーレバーを十分に引き切らない等の操作により噴射孔から薬液が滲み出たり、薬液がノズルから勢いよく噴射しなかった場合に、滲み出た薬液や遠方に噴射されなかった薬液がトリガーレバーを汚すことを防ぐことができる。そのため、トリガーレバーを十分に引き切らない等の操作がなされた場合に、トリガーレバーを操作する使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール用噴射部材を有するエアゾール製品の斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール用噴射部材の断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール用噴射部材に使用可能なノズル、及びスリーブの断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係るエアゾール用噴射部材を有するエアゾール製品の斜視図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係るエアゾール用噴射部材の断面図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係るエアゾール用噴射部材を有するエアゾール製品の組立図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係るエアゾール用噴射部材のリンク機構の説明図である。
以下、本発明について、図1~図7を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることは意図しない。以下の実施形態では、エアゾール製品の噴射方向を「前方」とし、それとは反対方向を「後方」として説明する。
〔トリガータイプのエアゾール用噴射部材/エアゾール製品〕
本発明のトリガータイプのエアゾール用噴射部材(以下、単に「噴射部材」と称する場合がある。)は、エアゾール容器に取り付けることができ、これにより本発明のエアゾール製品が構成される。噴射部材は、端面に噴射孔が形成されたノズルと、ノズルの端面より後方に配置され、使用者が操作することによりノズルからエアゾール容器の内容物を噴射させるトリガーレバーと、ノズルからトリガーレバー側への内容物の液だれを防止する液だれ防止手段とを備えている。ここで、「ノズルからトリガーレバー側への内容物の液だれ」とは、エアゾール容器の内容物がノズルから直下に滴り落ちる現象だけではなく、噴射時に十分な噴射力が得られずエアゾール容器の内容物がノズルの近傍に飛散する現象も含む。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール用噴射部材10を有するエアゾール製品100の斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール用噴射部材10の断面図である。図2における断面図は、エアゾール用噴射部材10の噴射軸を含む垂直な面での断面を示している。
エアゾール製品100は、図1に示すように、エアゾール容器20と、エアゾール容器20に取り付けられた噴射部材10とからなる。エアゾール容器20は、非操作時に閉状態を維持するバルブ(不図示)とステム(不図示)とを備え、薬液及び噴射剤が内容物として充填されている。
第1実施形態における噴射部材10は、図2に示すように、ベース部材11、アクチュエーター12、ノズル13、及びトリガーレバー14を備える。
ベース部材11は、エアゾール容器20のマウント部(不図示)に係合し、エアゾール容器20と噴射部材10とを連結させる。
アクチュエーター12は、内部に連通路を有する中空部材であって、その一端部が拡径し、ノズル13を内挿するスリーブ15を形成している。ノズル13の端面13aには、噴射孔13bが形成されている。アクチュエーター12の他方の端部は、エアゾール容器20のステムに連結されており、アクチュエーター12を押し下げることで、エアゾール容器20のバルブを開状態にすることができる。エアゾール容器20のバルブが開状態になると、エアゾール容器20の内容物がステムからアクチュエーター12の連通路に流入し、噴射孔13bから内容物が噴射される。
スリーブ15とノズル13との間には、本発明の第1実施形態に係るエアゾール用噴射部材10の液だれ防止手段である液溜め16が形成されている。液溜め16は、噴射孔13bから滲み出た薬液を、その表面張力によってノズル13とスリーブ15との間に保持する。
トリガーレバー14は、ベース部材11に回動自在に取り付けられ、その先端14aが図2において一点鎖線で示す端面13aを含む面より後方に位置するように配されている。トリガーレバー14は、使用者の操作により回動することでアクチュエーター12を押し下げる。
トリガーレバー14が不十分に引き絞られて、例えば、先端14aがエアゾール容器20側へ僅かに後退した位置等で保持されると、アクチュエーター12の押し下げも僅かなものとなる。アクチュエーター12が僅かに押し下げられた状態では、エアゾール容器20の内容物がステムから流出する速度が小さくなるため、例えば、ステムから漏れ出た薬液が噴射孔13bから滲み出ることになる。第1実施形態における噴射部材10では、噴射孔13bから滲み出た薬液を、液溜め16において保持することで、液だれにより薬液が使用者の指に付着することを防止する。
〔液溜め〕
図3は、本発明の第1実施形態に係るエアゾール用噴射部材に使用可能なノズル13、及びスリーブ15の断面図である。図3(a)の断面図は、図2のA-A’部分を拡大して示している。ノズル13は、噴射方向に向けて縮径するテーパー部13cを有しており、ノズル13のテーパー面13dとスリーブ15の内周面15bとによって環状の溝部16aが形成されている。この溝部16aが、液溜め16として機能する。溝部16aに浸入した薬液は、毛細管現象によって溝部16a内を上昇することで、噴射孔13bの下側だけではなく、環状の溝部16aの全周に広がる。そのため、トリガーレバー14の不十分な操作によって噴射孔13bから滲み出た薬液は、ノズル13の下方に滴下することなく、二点鎖線で示すように、その表面張力によって溝部16aに留まることになる。
テーパー部13cの奥行dは、好ましくは0.01~2.0mmであり、より好ましくは0.05~1.0mmである。奥行dが0.01mmより小さいと、溝部16aの容積が不足し十分な量の薬液を保持することができない。奥行dが2.0mmを超えると、端面13aの直径が過度に小さくなり噴射孔13bの形成が困難になる虞がある。
テーパー面13dと内周面15bとのなす角度Dは、好ましくは10~80度であり、より好ましくは20~70度である。角度Dが10度より小さいと、溝部16aの容積が不足し十分な量の薬液を保持することができない。角度Dが80度を超えると、表面張力による薬液の上昇が不十分なものとなり、環状の溝部16aの全周での薬液の保持が困難になる虞がある。
なお、テーパー部13cは、図3(a)に示すテーパー面13dの断面が直線状のものに限らず、テーパー面13dの断面が曲線状のものであってもよい。さらに、端面13aを前方に膨らんだ曲面形状に形成することで、端面13aのスリーブ15近傍の部分と、スリーブ15の内周面15bとによって環状の溝部16aを形成するよう構成してもよい。また、図3(a)ではノズル13はその端面13aとスリーブ15の端部15aとが同一平面上に位置しているが、環状の端部16aの構成を妨げない限り、ノズル13の端面13aが15aよりも僅かに前方へ突出する状態にあってもよい。このような構成において端面15aからの端面13aの突出量は、好ましくは0.05~1.0mmであり、より好ましくは0.1~0.6mmである。端面13aの突出量が、0.05~1.0mmであれば、噴射孔13bから滲み出た薬液が端面13aに沿って下方に流れたときに、薬液が端面13aの下端から溝部16aへ流入して保持される。ただし、環状の端部16aの構成を妨げないために、端面15aからの端面13aの突出量は、液溜め16を維持するため、テーパー部13cの奥行dより小さくする必要がある。
また、液溜め16は、ノズル13とスリーブ15との間に表面張力又は毛細管現象によって薬液を保持できる構成であれば、図3(a)に示す構成に限定されず、他の構成とすることも可能である。例えば、液溜め16は、図3(b)~(d)に示す構成を採用することが可能である
図3(b)に示す構成では、ノズル13の外径がスリーブ15の内径よりも幅wだけ小さく形成されており、且つノズル13とスリーブ15とが互いの軸が一致するように配置されることで、ノズル13の外周面13eとスリーブ15の内周面15bとの間に幅wの細隙部16bが形成される。この細隙部16bが液溜め16として機能する。細隙部16bに浸入した薬液は、毛細管現象によって細隙部16bの全体に広がり、噴射孔13bの下側だけではなく全周に留まることになる。
幅wは、好ましくは0.01~1.0mmであり、より好ましくは0.05~0.5mmである。幅wが0.01mmより小さいと、細隙部16bの容積が不足し十分な量の薬液を保持することができない。幅wが1.0mmを超えると、毛細管現象による薬液の上昇が不十分なものとなり、細隙部16bの全周での薬液の保持が困難になる虞がある。なお、図3(b)ではノズル13はその端面13aとスリーブ15の端部15aとが同一平面上に位置しているが、ノズル13の端面13aが端面15aよりも僅かに前方に突出するよう構成してもよい。このような構成において端面15aからの端面13aの突出量は、好ましくは0.05~1.0mmであり、より好ましくは0.1~0.6mmである。端面13aの突出量が、0.05~1.0mmであれば、噴射孔13bから滲み出た薬液が端面13aに沿って下方に流れたときに、薬液が端面13aの下端から細隙部16bへ流入して保持される。
図3(c)に示す構成では、ノズル13は、その端面13aがスリーブ15の端部15aより後方に引退した位置に配されている。この構造により、スリーブ15の端部15aからノズル13の端面13aまでの間でスリーブ15の内周面15bが露出する。この内周面15bの露出部16cが液溜め16として機能する。トリガーレバー14の不十分な操作によって噴射孔13bから滲み出た薬液は、ノズル13の下方に滴下することなく、二点鎖線で示すように、その表面張力によって液溜め16に留まることになる。
スリーブ15の端部15aからノズル13の端面13aまでの引退幅SBは、好ましくは0.01~1.0mmであり、より好ましくは0.05~0.5mmである。引退幅SBが0.01mmより小さいと、液溜め16に十分な量の薬液を保持することができず、液だれを十分に防止することが困難になる可能性がある。引退幅SBが1mmを超えると、噴射孔13bから正常に噴射され拡散した薬液の一部が、スリーブ15の内周面15bに付着する虞がある。
図3(d)に示す構成では、ノズル13のテーパー面13dとスリーブ15の内周面15bとによって環状の溝部16aが形成され、ノズル13の外周面13eとスリーブ15の内周面15bとの間に細隙部16bが形成され、スリーブ15の端部15aからノズル13の端面13aまでの間で露出部16cが露出している。溝部16a、細隙部16b、及び露出部16cは、図3(a)~(c)で説明したものと同様であり、何れもが液溜め16として機能する。
以上のように、本発明の第1実施形態に係るエアゾール用噴射部材10、及びエアゾール製品100は、噴射孔13bから滲み出た薬液を、その表面張力又は毛細管現象によって液溜め16に保持することができるため、滲み出た薬液がノズル13から下方に滴り落ちることを防ぎ、トリガーレバー14を汚すことを防ぐことができる。そのため、トリガーレバー14を十分に引き切らない等の操作がなされた場合に、トリガーレバー14を操作する使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に係るエアゾール用噴射部材30を有するエアゾール製品200の斜視図である。図5は、本発明の第2実施形態に係るエアゾール用噴射部材30の断面図である。図5における断面図は、エアゾール用噴射部材30の噴射軸を含む垂直な面での断面を示している。
図4に示すように、エアゾール製品200は、第1実施形態のエアゾール製品100と同様に、薬液及び噴射剤を内容物とするエアゾール容器20と、エアゾール容器20に取り付けられた噴射部材30とからなる。エアゾール容器20は、非操作時に閉状態を維持するバルブ(不図示)と、ステム(不図示)とを備え、薬液及び噴射剤が内容物として充填されている。
第2実施形態における噴射部材30は、図5に示すように、ベース部材11、アクチュエーター12、ノズル13、及びトリガーレバー14を備える。
ベース部材11は、エアゾール容器20のマウント部(不図示)に係合し、エアゾール容器20と噴射部材30とを連結させる。ベース部材11は、エアゾール容器20の上方に位置する本体部分11aから前方に延伸し、本発明の第2実施形態に係るエアゾール用噴射部材30の液だれ防止手段である液受部17を形成している。
アクチュエーター12は、内部に連通路を有する中空部材であって、その一端部が拡径し、ノズル13を内挿するスリーブ15を形成している。ノズル13の端面13aには、噴射孔13bが形成されている。アクチュエーター12の他方の端部は、エアゾール容器20のステムに連結されており、アクチュエーター12を押し下げることで、エアゾール容器20のバルブを開状態にすることができる。エアゾール容器20のバルブが開状態になると、エアゾール容器20の内容物がステムからアクチュエーター12の連通路に流入し、噴射孔13bから噴射される。
トリガーレバー14は、ベース部材11に回動自在に取り付けられ、その先端14aが図5において一点鎖線で示す端面13aを含む面より後方に位置するように配されている。トリガーレバー14は、使用者の操作により回動することでアクチュエーター12を押し下げる。
トリガーレバー14が不十分に引き絞られて、例えば、先端14aが可動範囲の中間位置等で保持されると、アクチュエーター12の押し下げが不十分なものとなる。アクチュエーター12が不十分に押し下げられた状態では、バルブが完全な開状態にならないためエアゾール容器20の内容物がステムから流出する速度が不足し、例えば、薬液の一部が勢いよく噴射せずノズル13の端面13aの近傍に落下することになる。このときに、例えば、エアゾール製品を斜め上方に向けていると、勢いよく噴射せずノズル13の端面13aの近傍に落下する薬液の一部が、トリガーレバー14の近傍に飛散して使用者の指に付着する虞がある。第2実施形態における噴射部材30では、端面13aの近傍に落下する薬液を、液受部17において受け止めることで、使用者の指への薬液の付着を防止する。
〔液受部〕
図5に示すように、液受部17は、ノズル13の端面13aの下方において、端面13aを含む面(一点鎖線で示す)と交差するように形成されている。液受部17には、側壁部18が連設されていることが好ましい。側壁部18は、液受部17の両側方から上方へ向けて延出し、端面13aを側方から覆う位置に形成されている。端面13aの下方に液受部17が形成されていることで、噴射孔13bから前方に噴射され僅かな飛距離で落下した薬液の粒子を、液受部17で受け止めることができる。また、側壁部18が端面13aの両側方に形成されていることで、不十分な噴射力で噴射された薬液の粒子のうち噴射孔13bから斜め側方に飛散した粒子を、落下する前に側壁部18に付着させ、側壁部18に沿って下方へ導いて液受部17で受け止めることができる。
液受部17の上面には、前側が下方に向けて傾斜する傾斜面17aが形成されていることが好ましい。傾斜面17aは、急斜面部17bと、急斜面部17bの前端から延伸する緩斜面部17cとを有することが好ましい。液受部17の上面に傾斜面17aが形成されていることで、液受部17で受け止めた薬液が後方へ流れ落ちることが防がれるため、端面13aより後方に配置されたトリガーレバー14を操作する使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができる。特に、受け止めた薬液が後方へ流れることを急斜面部17bによって確実に防ぎつつ、緩斜面部17cにおいて比較的多くの薬液を長く保持することができる。
以上のように、本発明の第2実施形態に係るエアゾール用噴射部材30、及びエアゾール製品200は、トリガーレバー14を十分に引き切らない等の操作がなされた場合に薬液の一部が勢いよく噴射せずノズルの端面の近傍に落下しても、ノズル13の端面13aの近傍に落下した薬液を、液受部17において受け止めることができるため、薬液がトリガーレバー14の近傍に飛散することを防ぎ、トリガーレバー14を汚すことを防ぐことができる。そのため、トリガーレバー14を十分に引き切らない等の操作がなされた場合に、トリガーレバー14を操作する使用者の指に薬液が付着することを防ぐことができる。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係るエアゾール用噴射部材40を有するエアゾール製品300の組立図である。エアゾール製品300は、第1実施形態のエアゾール製品100と同様に、薬液及び噴射剤を内容物とするエアゾール容器20と、エアゾール容器20に取り付けられた噴射部材40とからなる。
エアゾール容器20は、非操作時に閉状態を維持するバルブが設けられ、薬液及び噴射剤が内容物として充填された容器本体21と、マウント部22と、バルブに連結され上向きに付勢されたステム23とを備える。
第3実施形態における噴射部材40は、ベース部材11、アクチュエーター12、ノズル13、及びトリガー部材41から構成される。
ベース部材11は、エアゾール容器20のマウント部22に係合し、エアゾール容器20と噴射部材40とを連結させる。エアゾール容器20と連結したときにステム23が挿入される位置より後側の位置には、軸受け19dが形成されている。
アクチュエーター12は、内部に連通路を有する屈曲した中空部材であって、その一端部が拡径し、ノズル13を内挿するスリーブ15を形成している。ノズル13の端面13aには、噴射孔13bが形成されている。アクチュエーター12は、他方の端部がエアゾール容器20のステム23に連結されることで、上向きに付勢されている。アクチュエーター12の屈曲部の両側には、円柱形状の軸19aが側方へ向けて突設されている。
トリガー部材41は、前後方向に長く形成された部材であって、前端よりの位置41aから下方へ延出するトリガーレバー14を有する。トリガーレバー14が延出する位置41aの後方には、上側が円弧をなす釣鐘形状の軸受け19bが形成されている。軸受け19bは、円弧部分の直径がアクチュエーター12の軸19aの直径より大きく形成されており、軸19aを円弧部分に沿って摺動可能に軸受けすることで、上向きに付勢されたアクチュエーター12を上方から係止する。トリガー部材41の後端近傍の両側には、円柱形状の軸19cが側方へ向けて突設されている。軸19cがベース部材11に形成されている軸受け19dに回動自在に枢着されることで、トリガー部材41は、トリガーレバー14が引かれたときに軸19cを支点としたテコによりアクチュエーター12を押し下げる。このような軸19a及び軸受け19bからなるジョイントと、軸19c及び軸受け19dからなるジョイントとにより、本発明の第3実施形態に係るエアゾール用噴射部材40の液だれ防止手段であるリンク機構19が構成される。
〔リンク機構〕
トリガーレバー14を操作したときに、例えば、トリガーレバー14の回動と連動してノズル13の端面13aの姿勢が変化して下方に向くと、ノズル13の端面13aに付着した薬液が下方に滴下しやすくなる。第3実施形態における噴射部材40では、トリガーレバー14が引かれたときに、端面13aの姿勢変化をリンク機構19によって抑制することで、液だれにより薬液が使用者の指に付着することを防止する。
図7は、本発明の第3実施形態に係るエアゾール用噴射部材40のリンク機構19の説明図である。図7(a)は、トリガーレバー14を操作していな状態でのエアゾール用噴射部材40の断面図であり、図7(b)は、トリガーレバー14を引いた状態でのエアゾール用噴射部材40の断面図である。
図7(a)に示す状態では、アクチュエーター12に付勢された上向きの付勢力によって、軸19aが軸受け19bを押し上げている。この結果、トリガー部材41は前側が上がった姿勢となっており、軸19aは、軸受け19bの円弧部分の前端で係止されている。この状態では、端面13aに形成された噴射孔13bの噴射軸A1は、トリガー部材41の長手方向A2と平行になる。
図7(a)に示す状態でトリガーレバー14が引かれると、トリガー部材41が軸19cを支点に左回りに回動する。この回動によりトリガー部材41は姿勢が変化して、図7(b)に示す状態となり、長手方向A2は図7(a)に示す状態より下方に向く。このとき、軸受け19bが軸19aを押し下げるが、軸19aは、軸19bの円弧部分によって摺動可能に受け止められているため、軸受け19bの円弧部分に沿って、図7(b)に示すように円弧部分の後端まで摺動する。この結果、トリガー部材41の回動は、アクチュエーター12に直線運動として伝達され、噴射孔の噴射軸A1は向きが変わることなく下方へ平行移動する。つまり、ノズル13は、トリガーレバー14が操作されたときに、図7(a)に示す状態から図7(b)に示す状態まで端面13aの姿勢が変化することがなく、下方向に平行移動することになる。
以上のように、本発明の第3実施形態に係るエアゾール用噴射部材40、及びエアゾール製品300は、トリガーレバー14が引かれたときにリンク機構19によって端面13aの姿勢変化を抑制することができるため、ノズル13の端面13aに付着した薬液が下方に滴下することを防いで、トリガーレバー14を汚すことを防ぐことができる。
なお、リンク機構19は、図6及び図7に示す構成のものに限らず、トリガー部材41の回動をアクチュエーター12へ直線運動として伝達することで、トリガーレバー14が操作されたときに端面13aの姿勢を変化させることなく、ノズル13を下方向に平行移動させるものであれば、他の構成を採用することも可能である。
〔別実施形態〕
本発明のトリガータイプのエアゾール用噴射部材、及び当該噴射部材を有するエアゾール製品は、トリガーレバーを十分に引き切らない等の操作がなされた場合に使用者の指に薬液が付着することを防ぐという本発明の効果を奏するものであれば、上記の第1実施形態~第3実施形態で説明した構成を変更することも可能である。例えば、第1実施形態において説明した液溜め16、第2実施形態において説明した液受部17、及び第3実施形態において説明したリンク機構19は、夫々がノズルからトリガーレバー側への液だれを防止する液だれ防止手段としての機能を有し、互いにその機能を損なうものではない。そこで、液溜め16、液受部17、及びリンク機構19のうち2つ以上を有するように、トリガータイプのエアゾール用噴射部材、及び当該噴射部材を有するエアゾール製品を構成することも可能である。
特に、トリガーレバー14の操作に伴ってノズル13の端面13aが液受部17の形成位置より後方に移動すると、端面13aの近傍に落下する薬液の一部が液受部17に受け止められることなく飛散する虞がある。しかし、リンク機構19は、ノズル13の端面13aの姿勢変化を抑制するだけでなく、端面13aが後方へ移動することも抑制する。そのため、液受部17、及びリンク機構19の両者を有するトリガータイプのエアゾール用噴射部材、及び当該噴射部材を有するエアゾール製品では、トリガーレバー14を操作してもノズル13の端面13aが常に液受部17の上方に位置するように構成することが容易になる。
本発明のトリガータイプのエアゾール用噴射部材、及びエアゾール製品は、殺虫、防虫、消臭等の用途に利用することが可能である。
10、30、40 エアゾール用噴射部材
13 ノズル
13a 端面
13b 噴射孔
13c テーパー部
13d テーパー面
13e 外周面
14 トリガーレバー
15 スリーブ
15a 端部
15b 内周面
16 液溜め(液だれ防止手段)
16a 溝部
16b 細隙部
17 液受部(液だれ防止手段)
17a 傾斜面
17b 急斜面部
17c 緩斜面部
18 側壁部
19 リンク機構(液だれ防止手段)
100、200、300 エアゾール製品

Claims (3)

  1. 端面に噴射孔が形成されたノズルと、
    前記ノズルの端面より後方に配置され、使用者が操作することにより前記ノズルからエアゾール容器の内容物を噴射させるトリガーレバーと、
    前記ノズルから前記トリガーレバー側への内容物の液だれを防止する液だれ防止手段と、
    を備えたトリガータイプのエアゾール用噴射部材であって、
    前記液だれ防止手段は、前記エアゾール容器に係合するベース部材に設けられるとともに、前記ノズルの端面の前方且つ下方に設けられた液受部であり、
    前記液受部は、前記ノズルから下方前方に向けて傾斜する傾斜面を有し、
    前記傾斜面は、液だれによる内容物が後方へ流れることを防ぐ急斜面部と、当該急斜面部から前方に延伸する、液だれによる内容物を保持する緩斜面部とを有するトリガータイプのエアゾール用噴射部材。
  2. 前記液だれ防止手段は、前記液受部から上方に延出し、前記ノズルの端面の側方を覆う側壁部を更に含む請求項1に記載のトリガータイプのエアゾール用噴射部材。
  3. 請求項1又は2に記載のトリガータイプのエアゾール用噴射部材を有するエアゾール製品。
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