JP4115157B2 - エアゾール用押しボタン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエアゾール用押しボタンに関し、内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う冷感を抑えることができるようにしたもので、特に粉末エアゾール内容物の噴射に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
制汗剤や消臭剤などの粉末エアゾール製品では、粉末および油性成分などの内容物と噴射剤とがエアゾール容器に充填されており、ステムに取り付けたエアゾール用押しボタンを操作することで内容物を噴射剤の圧力で人体等に噴射させ、肌等に粉末を付着させて使用する。
【0003】
このような粉末エアゾール製品を噴射させる押しボタンとして、通常の押しボタンを使用すると、放射状に噴射されることになって粉末が広く拡散されたり、噴射速度が高いため肌などに衝突して2次的な拡散が起こり、粉末を吸い込んでむせてしまったり、肌への展着性が劣ってしまう。
【0004】
そこで、拡散を防止できるエアゾール用押しボタンとして、例えば特開2000−238867号公報に開示された粉末エアゾール押釦があり、図7(a)に示すように、この押釦1には、ステムSに嵌合される嵌合孔2の上方にステムSからの内容物が導入される流通路3が形成され、この流通路3の側方に連通して小径のノズル4が形成され、このノズル4の先端にノズル4より大きな径の噴射口となる噴出路5が形成されて開口している。
【0005】
これにより、押釦1を操作して弁機構を開くと、ステムSを介して粉末エアゾール内容物が噴射剤とともに、流通路3に導入されて微粒子状に粉砕され、ノズル4および噴出路5から噴射されるが、ノズル4の先端に噴出路5が設けてあるので、ノズル4から噴射される内容物が噴出路5の内壁に突き当たって放射状に拡がらずに直線状に噴射され、目的部の狭い範囲に塗布することができる。
【0006】
また、粉末エアゾール内容物用ではないが、局所的に内容物を噴射させるノズルとして、特開平9−47690号公報に開示されたものがあり、図7(b)に示すように、このノズル6には、ステムSに嵌合される嵌合孔7と反対の上面を凹面状8に形成するとともに、凹面8と嵌合孔7とを連通して複数の噴射孔9が形成してある。
【0007】
これにより、ノズル6の凹面8を噴射を望む箇所、例えば育毛剤等を塗布する場合には、頭皮等に凹面8を塞ぐように押し当てて弁機構を開いて噴射させるようにし、内容物を凹面8の空間内に噴射させることで拡散を防止し、限られた噴射空間内に噴射できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の粉末エアゾール押釦1では、極狭い範囲に噴射して粉末を付着させるのには適しているものの、ある程度の広い範囲に粉末を付着しようとすると、ノズル4の先端の噴射路5を大きくしなければならず、噴射路5を大きくすると、内容物の拡散が起こり、展着性が劣ってしまうという問題がある。
【0009】
一方、後者のノズル6では、複数の噴射孔9から凹面8の前方に形成される閉鎖空間内に噴射させることで噴射範囲を大きくしながら拡散を防止できることから育毛剤等のようにマッサージ効果をも必要とする場合には適しているものの、粉末エアゾール製品である制汗剤などに適用しようとすると、噴射孔9から噴射箇所までの噴射距離が短いため、噴射剤の強い圧迫感を感じたり、噴射剤による強い冷感を感じ、使用感が非常に悪くなってしまうという問題がある。
【0010】
また、エアゾール製品の使用感の一つに噴射音の問題があり、できるだけ噴射音を小さくできる押しボタンの開発が望まれている。
【0011】
この発明はかかる従来技術の有する課題と要望に鑑みてなされたもので、内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、噴射音も小さくできるエアゾール用押しボタンを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載のエアゾール用押しボタンは、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有する押しボタン本体に、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路を設け、この連通路を塞いで前記押しボタン本体に取り付けられるノズル本体に、前記連通路より導入されるエアゾール内容物が衝突するよう噴射される噴射室を形成するとともに、この噴射室の前面に複数の噴射孔を形成してなり、これら複数の噴射孔に当該噴射孔から噴射されるエアゾール内容物の噴射パターンを形成する噴射パターン形成部を設け、この噴射パターン形成部を、前記各噴射孔の中心部側の流路長が短くなるよう噴射孔の先端および後端に段付き面を形成して集中パターンを構成することを特徴とするものである。
このエアゾール用押しボタンによれば、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有する押しボタン本体に、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路を設け、この連通路を塞いで前記押しボタン本体に取り付けられるノズル本体に、前記連通路より導入されるエアゾール内容物が衝突するよう噴射される噴射室を形成するとともに、この噴射室の前面に複数の噴射孔を形成してなり、これら複数の噴射孔に当該噴射孔から噴射されるエアゾール内容物の噴射パターンを形成する噴射パターン形成部を設け、この噴射パターン形成部を、前記各噴射孔の中心部側の流路長が短くなるよう噴射孔の先端および後端に段付き面を形成して集中パターンを構成するようにしてあり、押しボタン本体を押してステムからエアゾール内容物を噴射させると、連通路からノズル本体の噴射室に導入されるエアゾール内容物が噴射室内面に衝突し、粉末が微粒子状に粉砕されるとともに、噴射室と複数の噴射孔とで噴射圧力を弱めて噴射室の前面の噴射孔から噴射することができ、各噴射孔の先端形状と後端形状との両方を変えた噴射パターン形成部でエアゾール内容物の拡散を防止して中心部に集中して展着できる集中パターンにすることができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくできるようにしている。
【0013】
さらに、この発明の請求項2記載のエアゾール用押しボタンは、請求項1記載の構成に加え、前記噴射パターン形成部に替え、前記各噴射孔の中心部側の流路長が長くなるよう先端および後端に段付き面を形成して分散パターンを構成する噴射パターン形成部としたことを特徴とするものである。
このエアゾール用押しボタンによれば、前記噴射パターン形成部に替え、前記各噴射孔の中心部側の流路長が長くなるよう先端および後端に段付き面を形成して分散パターンを構成する噴射パターン形成部としており、各噴射孔の先端形状と後端形状との両方を変えた噴射パターン形成部でエアゾール内容物の拡散を防止して各噴射孔から外側に向かって広い面積に分散して展着できる分散パターンとすることができるようになるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくできるようにしている。
【0014】
また、この発明の請求項記載のエアゾール用押しボタンは、請求項1または2記載の構成に加え、前記ノズル本体の前記噴射室内に、前記押しボタン本体の前記連通路と対向してエアゾール内容物を衝突させる突起部を形成したことを特徴とするものである。
【0015】
このエアゾール用押しボタンによれば、前記ノズル本体の前記噴射室内に、前記押しボタン本体の前記連通路と対向してエアゾール内容物を衝突させる突起部を形成するようにしており、突起部にエアゾール内容物を衝突させることで、一層確実に微粒子状に粉砕できるとともに、一層噴射圧力を弱めることができるようになる。
【0016】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール用押しボタンは、請求項1または2記載の構成に加え、前記ノズル本体の前記噴射室内に突出させて前記押しボタン本体の前記連通路先端を配置したことを特徴とするものである。
【0017】
このエアゾール用押しボタンによれば、前記ノズル本体の前記噴射室内に突出させて前記押しボタン本体の前記連通路先端を配置するようにしており、この連通路先端を突出させることでも、一層確実に微粒子状に粉砕できるとともに、一層噴射圧力を弱めることができるようになる。
【0018】
また、この発明の請求項記載のエアゾール用押しボタンは、請求項1または2記載の構成に加え、前記押しボタン本体の前記連通路と前記ノズル本体の複数の前記噴射孔とを直線上に位置しないようオフセットして配置したことを特徴とするものである。
【0019】
このエアゾール用押しボタンによれば、前記押しボタン本体の前記連通路と前記ノズル本体の複数の前記噴射孔とを直線上に位置しないようオフセットして配置するようにしており、複数の噴射孔を設ける場合にも確実にエアゾール内容物を噴射室内面に衝突させることができるようにしている。
【0020】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール用押しボタンは、請求項1〜のいずれかに記載の構成に加え、前記ノズル本体の複数の前記噴射孔の直径を0.4〜1.0mmとしたことを特徴とするものである。
【0021】
このエアゾール用押しボタンによれば、前記ノズル本体の複数の前記噴射孔の直径を0.4〜1.0mmとしており、粉末エアゾール内容物であっても目詰まり等を生じることなく噴射させるとともに、各噴射孔からの噴射量が多すぎないようにして噴射させることができるようにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のエアゾール用押しボタンの実施の形態について、参考例とともに、図面に基づき詳細に説明する。
図1はこの発明のエアゾール用押しボタンの参考例にかかり、(a)は全体の断面図、(b)はノズル本体のみの断面図および右側面図、(c)はノズル本体の他の参考例の断面図および右側面図、(d)はノズル本体のさらに他の参考例の断面図及び右側面図である。
【0027】
このエアゾール用押しボタン10は、エアゾール容器のステムSに嵌合連結され、例えば固形粉末成分、油性成分、噴射剤等からなる粉末エアゾール内容物を、ステムSを押圧操作することで図示しないバルブ機構を開いて、噴射するようにするものである。
【0028】
このエアゾール用押しボタン10は、エアゾール容器のステムSに嵌合連結される押しボタン本体11と、この押しボタン本体11の噴射部分に設けられるノズル本体21とで構成されている。
【0029】
エアゾール用押しボタン10の押しボタン本体11には、下部中央にステムSが嵌合される嵌合孔12が形成され、下端部が円錐状に形成されてステムSへの嵌合が容易にできるようにしてあり、この嵌合孔12の上部に小径の流通路13が一体に形成され、ステムSから噴射された粉末エアゾール内容物が導入されるようになっている。
【0030】
さらに、この押しボタン本体11の流通路13の中間部側方には、小径の連通路14が形成され、この連通路14の前方にある程度の容積を持ち前方に開口した開口室15が形成してある。
【0031】
この押しボタン本体11の開口室15には、ノズル本体21が連通路14の前方を塞ぐように取付けられる。
【0032】
このノズル本体21は、略底付き円筒状に形成され、その中空部が粉末エアゾール内容物が連通路14を介して噴射されると衝突する噴射室22とされるとともに、底部分が噴射面23とされ、この噴射面23(略底付き円筒状の底部分)を前方にして押しボタン本体11の開口室15に取付けてある。
【0033】
このノズル本体21の前面となる噴射面23には、粉末エゾール内容物を噴射する噴射孔24が複数個形成され、例えば図1(a),(b)では、円周等間隔に3個形成してある。
【0034】
また、図1(c)の場合には、円周等間隔に4個、図1(d)の場合には、(a),(b)の場合と同様、円周等間隔に3個の噴射孔24が形成してあるが、これらの図示例に限らず、さらに噴射孔の数を増加したり、同一円周上以外の他の配置としても良い。
【0035】
そして、噴射孔24の形状は、図示例では、前方が小径の2つの円筒部を円錐面で連結するようにしてあるが、1つの円筒部だけとするなど適宜変更することができる。
【0036】
さらに、このノズル本体21の噴射室22には、押しボタン本体11の連通路14と対向して粉末エアゾール内容物を衝突させる突起部25が噴射面23の内側に形成してあり、例えば図1(a),(b)のように、連通路14より径の大きい円柱状に形成される。
【0037】
なお、この突起部25としては、図1(a),(b)に示すように、円柱状に形成するほか、図1(d)に示すように、断面形状が略Y字状の突起部として粉末エアゾール内容物を衝突させるようにすることもでき、突起部25を設ける場合には、少なくとも連通路14と対向する位置に一部があれば良く、略Y字状とする場合も外側部が噴射室22の内周面と連結されなくとも良い。
【0038】
このように構成したエアゾール用押しボタン10では、押しボタン本体11の開口室15に予めノズル本体21を噴射面23および噴射孔24を外側にして取付けて組み立てた状態としておく。
【0039】
そして、押しボタン本体11の嵌合孔12にエアゾール容器のステムSを嵌合するように連結する。
【0040】
この状態でエアゾール用押しボタン10を押圧してステムSを押し下げると、図示しない弁機構が開き、エアゾール容器内の粉末エアゾール内容物が噴射され、ステムSを介して流通路13に導入された後、細い連通路14からノズル本体21の噴射室22に噴射される。
【0041】
すると、細い連通路14と対向して突起部25が設けてあるので、粉末エアゾール内容物が衝突し、粉末が微粒子状に粉砕されるとともに、細い連通路14から広い噴射室22に噴射されることで噴射圧力が弱められる。
【0042】
こうして微粒子状に粉砕され、噴射圧力が弱められた粉末エアゾール内容物は、噴射室22の前方の噴射面23に形成した複数の噴射孔24から噴射対象部に噴射される。
【0043】
このようなエアゾール用押しボタン10によれば、噴射圧力が弱められ、しかも複数の噴射孔24から噴射されるので、粉末エアゾール内容物の拡散や噴射対象物の表面での2次拡散が防止され、噴射孔24の個数等に応じた広い面積に展着することができる。
【0044】
また、噴射に伴う噴射圧力による圧迫感や冷感を抑えることができるとともに、噴射に伴う音(噴射音)を小さくすることができる。
【0045】
さらに、このエアゾール用押しボタン10では、各噴射孔24の最小部の直径を0.4〜1.0mmとすることが好ましい。各噴射孔24の最小部の直径が0.4mmより小さいと、粉末エアゾール内容物の目詰まりを生じ易く、円滑に噴射することができなくなる。一方、各噴射孔24の最小部の直径が1.0mmより大きいと、各噴射孔からの噴射量が多くなり過ぎ、噴射剤も多くなって冷感を感じるなど使用感が悪化してしまう。
【0046】
また、図2に示すように、突起部25の先端面に凹部26を形成し、噴射された粉末エアゾール内容物が衝突した後、飛散せずに円滑に流れるようにしても良い。
【0047】
なお、この凹部26の形状は球面の一部とする場合に限らず、曲面や平面の組み合わせなどで構成するようにしても良い。
【0048】
さらに、このエアゾール用押しボタン10では、図3に示すように、噴射孔24の先端に噴射パターンを定める噴射パターン形成部30が設けてあり、これによって複数の噴射孔24からのエアゾール内容物を中心部に集中させる集中パターン31(図3(a)参照)としたり、複数の噴射孔24からのエアゾール内容物を外側に向けて噴射させるようにして広い面積に噴射する分散パターン32(図3(b)参照)とするなど、噴射パターンを変えるようにしている。
【0049】
すなわち、この噴射パターン形成部30としては、例えば、図3(a)イに示すように、噴射孔24の先端に連続する噴口33の方向34を変えて中心部35に向くようにして集中パターン31としたり、図3(b)イに示すように、逆に噴口33の方向34を外側36を向くようにして分散パターン32とする。
【0050】
また、噴口33が真っ直ぐであっても噴口33の先端面を傾斜面37としたり、段付き面38とすることで、流路長さの短い方に広がるようにでき、例えば、図3(a)ロ,ハに示すように、傾斜面37や段付き面38の切欠部を中心部35に向けるようにして集中パターン31としたり、図3(b)ロ,ハに示すように、逆に傾斜面37や段付き面38の切欠部を外側36を向くようにして分散パターン32とする。
【0051】
このような噴射パターン形成部30をエゾール用押しボタン10に設けることで、粉末エアゾール内容物を拡散させずに勢いを抑えて圧迫感や冷感を与えずに噴射できるのに加え、噴射パターンを中心部に集中させて厚く展着させる集中パターン31としたり、中心部およびその外側のある程度広い範囲に分散させて展着させる分散パターン32にすることができ、粉末エアゾール内容物の種類などによって選択することができる。
【0052】
また、噴射パターンは円形の集中パターンや分散パターンだけでなく、噴射孔24の配置や個数等および噴射パターン形成部30の組み合わせによって、楕円形など他の形状の噴射パターンにすることもできる。
【0053】
次に、この発明のエアゾール用押しボタンの実施の形態について、図4により説明する。
このエアゾール用押しボタンの噴射パターン形成部30は、噴射孔24の先端に設ける場合に限らず、図4に示すように、噴射孔24の先端および後端の両方に設けることで、一層確実に集中パターン31としたり、分散パターン32とすることができる。
【0054】
このような噴射孔24の先端および後端に形成する噴射パターン形成部30は、集中パターン31とする場合には、図4(a)に示すように、中心部35側の流路長が短くなるようにする必要があり、先端形状と中心部35に対して段付き面38とする。
【0055】
同様に、分散パターン32とする場合には、図4(b)に示すように、中心部35側の流路長が長くなるようにする必要があり、先端形状と中心部35に対して段付き面38とする。
【0057】
次に、この発明のエアゾール用押しボタンの他の一実施の形態について、図5により説明するが、既に説明した上記実施の形態と同一部分には、同一番号を記し、説明は省略する。
【0058】
このエゾール用押しボタン40では、押しボタン本体11の連通路14からノズル本体21の噴射室22に噴射されるエアゾール内容物を衝突させるための構成が異なり、押しボタン本体11の開口室15にノズル本体21の噴射室22内に突出する突出部41を形成し、この突出部41の中心部に連通路14が形成してある。
【0059】
そして、この押しボタン本体11の突出部41の連通路14と対向するノズル本体21の噴射面23の内側は、例えば図5(a),(b)に示すように、平坦面としたり、図5(c),(d)に示すように、円柱面状や球面状の凹部42を形成し、衝突したエアゾール内容物が円滑に噴射室2内に拡がるようにしてある。
【0060】
なお、このエアゾール用押しボタン40の他の構成は既に説明した上記実施の形態と同一である。
【0061】
このように構成したエアゾール用押しボタン40によれば、エアゾール用押しボタン40を押圧してステムSを押し下げると、図示しない弁機構が開き、エアゾール容器内の粉末エアゾール内容物が噴射され、ステムSを介して流通路13に導入された後、噴射室22内に突き出した突出部41の細い連通路14からノズル本体21の噴射室22に噴射される。
【0062】
すると、細い連通路14と対向するノズル本体21の噴射面23の平坦な内側面や凹部42に粉末エアゾール内容物が衝突し、粉末が微粒子状に粉砕されるとともに、細い連通路14から広い噴射室22に噴射されることで、既に説明した実施の形態の場合と同様に、噴射圧力が弱められる。
【0063】
こうして微粒子状に粉砕され、噴射圧力が弱められた粉末エアゾール内容物は、噴射室22の前方の噴射面23に形成した複数の噴射孔24から噴射対象部に噴射される。
【0064】
このようなエアゾール用押しボタン40によっても、噴射圧力が弱められ、しかも複数の噴射孔24から噴射されるので、粉末エアゾール内容物の拡散や噴射対象物の表面での2次拡散が防止され、噴射孔24の個数等に応じた広い面積に展着することができる。
【0065】
また、噴射に伴う噴射圧力による圧迫感や冷感を抑えることができるとともに、噴射に伴う音(噴射音)を小さくすることができる。
【0066】
なお、このエアゾール用押しボタン40でも、各噴射孔24の最小部の直径を0.4〜1.0mmとすることが好ましく、さらに噴射パターン形成部30を設けることによって複数の噴射孔24からのエアゾール内容物を中心部に集中させる集中パターン31(図3(a)参照)としたり、複数の噴射孔24からのエアゾール内容物を外側に向けて噴射させるようにして広い面積に噴射する分散パターン32(図3(b)参照)とするなど、噴射パターンを変えることができる。
【0067】
また、このような押しボタン本体11に突出部41形成することとノズル本体21の突起部25とを組み合わせて噴射室22の中間部で粉末エアゾール内容物の噴射による衝突が起こるように構成することもでき、噴射室内のいずれかで衝突が起こるようにできれば良い。
【0068】
次に、この発明のエアゾール用押しボタンの他の一実施の形態について、図6により説明するが、既に説明した上記各実施の形態と同一部分には、同一番号を記し、説明は省略する。
【0069】
このエゾール用押しボタン50では、押しボタン本体11の連通路14からノズル本体21の噴射室22に噴射されるエアゾール内容物を衝突させるための構成が異なり、押しボタン本体11の開口室15にノズル本体21の噴射室22を取り付けて構成してある。
【0070】
そして、このエゾール用押しボタン50では、押しボタン本体11に形成する連通路14とノズル本体21に形成する複数の噴射孔24とが直線状に配置されないようにすることで、噴射されるエアゾール内容物が噴射面23の内側に衝突するようにしてある。
【0071】
このため、例えば図6に示すように、ノズル本体21の噴射面23に中心部に1個と円周等間隔に3個ないし4個の噴射孔24を形成する場合には、中心部の噴射孔24と対向しないように押しボタン本体11の連通路14の位置がずらしてある。
【0072】
なお、噴射孔24の配置を変えることで、連通路14と複数の噴射孔24とが直線状に配置されないようにしても良い。
【0073】
なお、このエアゾール用押しボタン50の他の構成は既に説明した上記実施の形態と同一である。
【0074】
このように構成したエアゾール用押しボタン50によれば、エアゾール用押しボタン40を押圧してステムSを押し下げると、図示しない弁機構が開き、エアゾール容器内の粉末エアゾール内容物が噴射され、ステムSを介して流通路13に導入された後、細い連通路14からノズル本体21の広い噴射室22に噴射される。
【0075】
すると、細い連通路14と対向するノズル本体21の噴射面23の内側の平坦面に粉末エアゾール内容物が衝突し、粉末が微粒子状に粉砕されるとともに、細い連通路14から広い噴射室22に噴射されることで、既に説明した実施の形態の場合と同様に、噴射圧力が弱められる。
【0076】
こうして微粒子状に粉砕され、噴射圧力が弱められた粉末エアゾール内容物は、噴射室22の前方の噴射面23に形成した複数の噴射孔24から噴射対象部に噴射される。
【0077】
このようなエアゾール用押しボタン50によっても、噴射圧力が弱められ、しかも複数の噴射孔24から噴射されるので、粉末エアゾール内容物の拡散や噴射対象物の表面での2次拡散が防止され、噴射孔24の個数等に応じた広い面積に展着することができる。
【0078】
また、噴射に伴う噴射圧力による圧迫感や冷感を抑えることができるとともに、噴射に伴う音(噴射音)を小さくすることができる。
【0079】
なお、このエアゾール用押しボタン50でも、各噴射孔24の最小部の直径を0.4〜1.0mmとすることが好ましく、さらに噴射パターン形成部30を設けることによって複数の噴射孔24からのエアゾール内容物を中心部に集中させる集中パターン31(図3(a)など参照)としたり、複数の噴射孔24からのエアゾール内容物を外側に向けて噴射させるようにして広い面積に噴射する分散パターン32(図3(b)など参照)とするなど、噴射パターンを変えることができる。
【0080】
また、この噴射孔24あるいは連通路14の配置を変えることで、連通路14と複数の噴射孔24とが直線状に配置されないようにする構成に加え、ノズル本体21に突起部25、その先端の凹部26を組み合わせたり、押しボタン本体11の突出部41の連通路14を組み合わせるようにすることもできる。
【0081】
なお、上記各実施の形態では、エアゾール内容物として制汗剤等の粉末エアゾール内容物を例に説明したが、これに限らず、他の粉末エアゾール製品などに広く適用することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上、実施の形態とともに具体的に説明したように、この発明の請求項1記載のエアゾール用押しボタンによれば、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有する押しボタン本体に、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路を設け、この連通路を塞いで前記押しボタン本体に取り付けられるノズル本体に、前記連通路より導入されるエアゾール内容物が衝突するよう噴射される噴射室を形成するとともに、この噴射室の前面に複数の噴射孔を形成してなり、これら複数の噴射孔に当該噴射孔から噴射されるエアゾール内容物の噴射パターンを形成する噴射パターン形成部を設け、この噴射パターン形成部を、前記各噴射孔の中心部側の流路長が短くなるよう噴射孔の先端および後端に段付き面を形成して集中パターンを構成するようにしたので、押しボタン本体を押してステムからエアゾール内容物を噴射させると、連通路からノズル本体の噴射室に導入されるエアゾール内容物が噴射室内面に衝突し、粉末が微粒子状に粉砕されるとともに、噴射室と複数の噴射孔とで噴射圧力を弱めて噴射室の前面の噴射孔から噴射することができ、各噴射孔の先端形状と後端形状との両方を変えた噴射パターン形成部でエアゾール内容物の拡散を防止して中心部に集中して展着できる集中パターンにすることができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくすることができる。
さらに、この発明の請求項2記載のエアゾール用押しボタンによれば、前記噴射パターン形成部に替え、前記各噴射孔の中心部側の流路長が長くなるよう先端および後端に段付き面を形成して分散パターンを構成する噴射パターン形成部としたので、各噴射孔の先端形状と後端形状との両方を変えた噴射パターン形成部でエアゾール内容物の拡散を防止して各噴射孔から外側に向かって広い面積に分散して展着できる分散パターンとすることができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくすることができる。
【0083】
また、この発明の請求項記載のエアゾール用押しボタンによれば、前記ノズル本体の前記噴射室内に、前記押しボタン本体の前記連通路と対向してエアゾール内容物を衝突させる突起部を形成したので、突起部にエアゾール内容物を衝突させることで、一層確実に微粒子状に粉砕することができるとともに、一層噴射圧力を弱めることができる。
【0084】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール用押しボタンによれば、前記ノズル本体の前記噴射室内に突出させて前記押しボタン本体の前記連通路先端を配置するようにしたので、この連通路先端を突出させることでも、一層確実に微粒子状に粉砕することができるとともに、一層噴射圧力を弱めることができる。
【0085】
また、この発明の請求項記載のエアゾール用押しボタンによれば、前記押しボタン本体の前記連通路と前記ノズル本体の複数の前記噴射孔とを直線上に位置しないようオフセットして配置するようにしたので、複数の噴射孔を設ける場合にも確実にエアゾール内容物を噴射室内面に衝突させることができる。
【0086】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール用押しボタンによれば、前記ノズル本体の複数の前記噴射孔の直径を0.4〜1.0mmとしたので、粉末エアゾール内容物であっても目詰まり等を生じることなく噴射させることができるとともに、各噴射孔からの噴射量が多すぎないようにして噴射させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエアゾール用押しボタンの参考例にかかり、(a)は全体の断面図、(b)はノズル本体のみの断面図および右側面図、(c)はノズル本体の他の参考例の断面図および右側面図、(d)はノズル本体のさらに他の参考例の断面図および右側面図である。
【図2】 この発明のエアゾール用押しボタンの他の参考例にかかるノズル本体のみの断面図および右側面図である。
【図3】 この発明のエアゾール用押しボタンの参考例にかかり、(a)のイ〜ハはそれぞれ集中パターンのノズル本体の正面図および断面図、(b)のイ〜ハはそれぞれ分散パターンのノズル本体の正面図および断面図である。
【図4】 この発明のエアゾール用押しボタンの一実施の形態にかかり、(a)は集中パターンのノズル本体の正面図および断面図、(b)は分散パターンのノズル本体の正面図および断面図である。
【図5】 この発明のエアゾール用押しボタンの他の実施の形態にかかり、(a)は全体の左半分の断面図、(b)はノズル本体のみの断面図および右側面図、(c)はノズル本体の他の実施の形態の断面図および右側面図、(d)はノズル本体のさらに他の実施の形態の断面図及び右側面図である。
【図6】 この発明のエアゾール用押しボタンのさらに他の実施の形態にかかり、(a)は全体の左半分の断面図、(b)はノズル本体のみの断面図および右側面図、(c)はノズル本体の他の実施の形態の断面図および右側面図である。
【図7】 従来のエアゾール用押しボタンにかかり、それぞれは全体の断面図である。
【符号の説明】
S ステム
10,40,50 エアゾール用押しボタン
11 押しボタン本体
12 嵌合孔
13 流通路
14 連通路
15 開口室
21 ノズル本体
22 噴射室
23 噴射面
24 噴射孔
25 突起部
26 凹部
30 噴射パターン形成部
31 集中パターン
32 分散パターン
33 噴口
34 方向(噴射方向)
35 中心部
36 外側
37 傾斜面
38 段付き面
41 突出部
42 凹部

Claims (6)

  1. エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有する押しボタン本体に、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路を設け、この連通路を塞いで前記押しボタン本体に取り付けられるノズル本体に、前記連通路より導入されるエアゾール内容物が衝突するよう噴射される噴射室を形成するとともに、この噴射室の前面に複数の噴射孔を形成してなり、これら複数の噴射孔に当該噴射孔から噴射されるエアゾール内容物の噴射パターンを形成する噴射パターン形成部を設け、この噴射パターン形成部を、前記各噴射孔の中心部側の流路長が短くなるよう噴射孔の先端および後端に段付き面を形成して集中パターンを構成することを特徴とするエアゾール用押しボタン。
  2. 前記噴射パターン形成部に替え、前記各噴射孔の中心部側の流路長が長くなるよう先端および後端に段付き面を形成して分散パターンを構成する噴射パターン形成部としたことを特徴とする請求項1記載のエアゾール用押しボタン。
  3. 前記ノズル本体の前記噴射室内に、前記押しボタン本体の前記連通路と対向してエアゾール内容物を衝突させる突起部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のエアゾール用押しボタン。
  4. 前記ノズル本体の前記噴射室内に突出させて前記押しボタン本体の前記連通路先端を配置したことを特徴とする請求項1または2記載のエアゾール用押しボタン。
  5. 前記押しボタン本体の前記連通路と前記ノズル本体の複数の前記噴射孔とを直線上に位置しないようオフセットして配置したことを特徴とする請求項1または2記載のエアゾール用押しボタン。
  6. 前記ノズル本体の複数の前記噴射孔の直径を0.4〜1.0mmとしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエアゾール用押しボタン。
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