JPH08280808A - 鼻腔用投薬器 - Google Patents

鼻腔用投薬器

Info

Publication number
JPH08280808A
JPH08280808A JP11125195A JP11125195A JPH08280808A JP H08280808 A JPH08280808 A JP H08280808A JP 11125195 A JP11125195 A JP 11125195A JP 11125195 A JP11125195 A JP 11125195A JP H08280808 A JPH08280808 A JP H08280808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drug
capsule
medicine
passage
nasal cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11125195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3308426B2 (ja
Inventor
Hisatomo Oki
久朝 大木
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Akira Yanagawa
明 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DOT KK
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
DOT KK
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DOT KK, Unisia Jecs Corp filed Critical DOT KK
Priority to JP11125195A priority Critical patent/JP3308426B2/ja
Publication of JPH08280808A publication Critical patent/JPH08280808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3308426B2 publication Critical patent/JP3308426B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鼻腔内の投薬すべき位置に確実かつ均一に投
薬して、投薬効果を向上する。 【構成】 薬品を含んだ状態の空気を患者の左,右の鼻
腔内に噴霧する薬品通路を、噴霧口18に向けて漸次拡
径するテーパ状拡径部17Bを有するテーパ状薬品通路
17として形成する構成としている。これにより、薬品
を含んだ空気は、各テーパ状薬品通路17を流通すると
きにテーパ状拡径部17Bのテーパ形状に沿って徐々に
拡散されるから、噴霧口18から噴霧されるときには鼻
腔内の広い範囲に均一に噴霧される。しかも、各テーパ
状拡径部17Bの穴径、テーパ角度を変更することによ
り、患者の病状に対応した所望の投薬領域(分布域)へ
の薬品の投与が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カプセル内に充填した
粉体状の薬品を鼻腔内に投与するのに用いて好適な鼻腔
用投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鼻アレルギー、喘息等の患者に
粉体状薬品を鼻腔を介して投与して治療する方法が採用
されている。また、この治療法では専用の噴霧器を用い
て、カプセル内に充填した粉体状の薬品を鼻腔内へ投与
するようになっている。
【0003】さらに、この治療法に用いられる噴霧器と
して特開昭59−34267号公報(以下、従来技術と
いう)に示すものが知られている。
【0004】この従来技術における噴霧器では、円筒部
材の空気流入側にはポンプ部を設け、該円筒部材の空気
流出側にはカプセルが挿入される凹形状部を形成すると
共に、該円筒部材の先端側には薬品噴霧口となる開口部
を形成した先端部を着脱可能に設け、該円筒部材に先端
部を嵌合することによって内部にカプセル収容部を形成
している。さらに、前記円筒部材と先端部にかけて着脱
可能に嵌合するキャップを有し、該キャップ内には軸方
向に延びる針を設け、前記円筒部材に先端部を嵌合させ
た状態でキャップを装着することにより、カプセル収容
部内に収容されたカプセルの穴あけを行う構成となって
いる。
【0005】このように構成される従来技術では、まず
投薬の準備としてカプセルの穴あけ時には、粉体状の薬
品が充填されたカプセルを円筒部材の凹形状部に挿入し
た後に該円筒部材に先端部を嵌合してカプセルをカプセ
ル収容部に収容し、先端部の開口部内に針が挿通するよ
うにして該先端部からキャップを装着することによっ
て、該キャップ内に設けた針によってカプセルの軸方向
両側に穴をあける。
【0006】次に、薬品の投与時には、円筒部材からキ
ャップを外し、先端部を患者の片方の鼻腔に挿入し、ポ
ンプ部を押圧することにより、ポンプ部からの空気が空
気導入通路を介してカプセル内に流通し、該カプセル内
の薬品を開口部から患者の鼻腔内に噴霧し、鼻腔への挿
入を交互に交換して動作を繰返すことにより、患者への
薬品の投与を行うようになっている。
【0007】また、従来技術では鼻腔への投薬は左,右
の鼻腔に対して交互に行うために、カプセル収容部とカ
プセルとの間には隙間が設けられ、ポンプ部の1回のみ
の押圧動作でカプセル内の薬品が全部投与されないよう
にして、片方の鼻腔のみで約4回程度の動作でカプセル
内の薬品が投与されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による噴霧器では、カプセル内の薬品を投与(噴
霧)する場合に、ポンプ部からの空気でカプセル内の薬
品を開口部から患者の鼻腔内に1本の直線状の噴流とし
て噴霧するだけであるから、開口部からは鼻腔内の一部
分に噴霧されるだけで、鼻腔の奥所にわたるまでの大き
な噴射範囲をもって全内壁面に確実に投薬することがで
きないという問題がある。
【0009】また、開口部から直線状に噴霧される薬品
は、鼻腔内壁に片寄った状態で噴霧されるから、鼻腔の
全内壁面に均一に薬品を投与することができず、局部的
に投薬量が異なってしまい、投薬による効果が低下する
という問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の種々の問題に
鑑みなされたもので、鼻腔内の投薬すべき位置に確実か
つ均一に投薬できるようにして、投薬効果を向上できる
ようにした鼻腔用投薬器を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による鼻腔用投薬
器は、内部に粉体状の薬品が充填されたカプセルを保持
するカプセル保持部と、該カプセル保持部内のカプセル
に向けて空気を供給するポンプ部と、前記カプセルに穴
をあけた状態で該ポンプ部から供給される空気によって
カプセル内の薬品を噴霧口から患者の鼻腔内に向けて噴
霧する薬品通路を有する薬品噴霧部とからなる。
【0012】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記薬品噴霧
部には噴霧口から鼻腔内に噴霧される薬品を拡散させる
薬品拡散手段を設けたことにある。
【0013】また、請求項2の発明のように、前記薬品
拡散手段は前記薬品通路を噴霧口に向けて漸次拡径した
テーパ状薬品通路として形成することによって構成して
もよい。
【0014】また、請求項3の発明のように、前記薬品
拡散手段は前記薬品通路の先端側を複数個に分岐してな
るマルチ噴霧口として構成してもよい。
【0015】さらに、請求項4の発明のように、前記薬
品拡散手段は前記薬品通路の噴霧口近傍に位置して薬品
の流通を部分的に阻害するように設けた障害部材として
もよい。
【0016】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、ポンプ部から
供給される空気によってカプセル内から薬品通路側に流
出した薬品を含んだ空気は、薬品通路の噴霧口から鼻腔
内に噴霧され、この薬品の噴霧時には薬品が薬品拡散手
段で拡散されるから、鼻腔内の広い範囲に均一に薬品を
投与できる。しかも、薬品拡散手段を調整することによ
り薬品が投与される領域を調整できる。
【0017】また、請求項2の発明の構成によれば、薬
品を含んだ空気をテーパ状薬品通路を流通させることに
より、薬品を該テーパ状薬品通路で徐々に拡散しつつ噴
霧口から鼻腔内に広範囲に拡散して噴霧できる。しか
も、テーパ状薬品通路のテーパ角度を調整することで拡
散領域を調整でき、鼻腔内の所望の位置への投薬が可能
となる。
【0018】また、請求項3の発明の構成によれば、薬
品を含んだ空気を薬品通路を流通させることにより、薬
品を該薬品通路の先端側で分岐した複数個の噴霧口から
鼻腔内に広範囲に拡散して噴霧できる。しかも、各噴霧
口の個数や傾き角度を調整することで拡散領域を調整で
き、鼻腔内の所望の位置への投薬が可能となる。
【0019】さらに、請求項4の発明の構成によれば、
薬品を含んだ空気を薬品通路を流通させることにより、
この空気を噴霧口近傍で障害部材に衝突させてうず流域
を発生させることができるから、この後流で薬品を拡散
して鼻腔内に広範囲に噴霧できる。しかも、障害部材の
形状や大きさを調整することで後流の幅を調整でき、鼻
腔内の所望の位置への投薬が可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例による鼻腔用投薬器を
図1ないし図9に基づいて説明する。
【0021】まず、図1および図2に本発明の第1の実
施例を示す。
【0022】図中、1は本実施例による鼻腔用投薬器を
示し、該鼻腔用投薬器1は後述するカプセルホルダ4と
薬品噴霧部14とを一体形成した投薬器本体2と、該投
薬器本体2内に収容されたカプセルに向けて空気を供給
するポンプ部12と、前記投薬器本体2内に設けられ、
カプセルの穴あけを行う穴あけ具20とから大略構成さ
れている。
【0023】2は投薬器本体を示し、該投薬器本体2は
樹脂材料によって段付の円柱状に形成され、その軸方向
一側(空気流入側)は小径部2Aとなり、該小径部2A
の外周面には後述するポンプホルダ6のめねじ部7が螺
着されるおねじ部3が形成されると共に、該小径部2A
はカプセルホルダ4となっている。また、投薬器本体2
の軸方向他側(空気流出側)は大径部2Bとなり、該大
径部2Bは薬品噴霧部14となっている。
【0024】4は投薬器本体2の小径部2Aに形成さ
れ、カプセル保持部を構成するカプセルホルダを示し、
該カプセルホルダ4は小径の円柱状に形成され、その内
部には、端面に向けて開口するカプセル収容穴5が形成
され、該カプセル収容穴5内にはカプセルKを挿入した
後に、後述するポンプホルダ6のカプセル押え突起6E
を挿入することにより、該カプセルKをカプセル収容穴
5内に保持するようになっている。
【0025】6はカプセルKをカプセル収容穴5内に保
持するためのポンプホルダで、該ポンプホルダ6は、筒
部6A、開口部6Bおよび底部6Cから有底筒状に形成
されている。また、ポンプホルダ6には、底部6Cとの
間で後述する供給弁室8を画成する隔壁部6Dと、該隔
壁部6Dから開口部6Bに向けて突出し、カプセル収容
穴5内に挿入されることによりカプセルKを押えるカプ
セル押え突起6Eとが形成されている。
【0026】そして、前記筒部6Aの内周面にはおねじ
部3に螺着されるめねじ部7が刻設され、前記底部6C
と隔壁部6Dとの間には供給弁室8が画成され、底部6
Cにはポンプ部12からの空気を供給弁室8内に供給す
る空気供給通路9が穿設されている。さらに、前記隔壁
部6Dからカプセル押え突起6Eには供給弁室8と連通
する小径のカプセル流入側通路10が形成されると共
に、該隔壁部6Dには後述する薬品捕捉部24が形成さ
れている。
【0027】11はポンプホルダ6の供給弁室8内に位
置し、空気供給通路9に開閉可能に設けられた供給弁を
示し、該供給弁11はポンプ部12から空気が供給され
たときは開弁し、吸込み時には着座して空気供給通路9
を閉弁する。
【0028】12はポンプホルダ6を収容するように、
該ポンプホルダ6の外周に設けられたポンプ部を示し、
該ポンプ部12はゴム材料によって開口部12A,底部
12Bおよび周面が押圧部12Cとなった長球状に形成
され、その開口部12Aは溶着、接着等の手段で前記ポ
ンプホルダ6の開口部6Bと一体的に固着され、底部1
2Bの中央部には後述する吸込弁13が取付けられてい
る。
【0029】13は吸込弁を示し、該吸込弁13はポン
プ部12の底部12Bに形成され、ポンプ部12から空
気が供給されたときには閉弁し、吸込み時には開弁して
外部からポンプ部12内に空気を吸込むようになってい
る。
【0030】14は投薬器本体2の大径部2Bに形成さ
れた薬品噴霧部を示し、該薬品噴霧部14は大径の円柱
状に形成され、前記大径部2Bの端面には一対の鼻腔挿
入部15,15が突出形成されている。また、薬品噴霧
部14には、前記カプセルホルダ4のカプセル収容穴5
に連通するカプセル流出側通路16と、該カプセル流出
側通路16から左,右に分岐して略U字状に延びる2つ
のテーパ状薬品通路17,17とが形成され、該各テー
パ状薬品通路17の先端側には鼻腔挿入部15内に位置
して独立した噴霧口18,18となっている。
【0031】ここで、前記テーパ状薬品通路17,17
は、カプセル流出側通路16から左,右に分岐し他側向
けて湾曲した分岐通路部17A,17Aと、該分岐通路
部17A,17Aから鼻腔挿入部15,15に向けて伸
長したテーパ状拡径部17B,17Bとから構成されて
いる。
【0032】また、前記各テーパ状拡径部17Bは噴霧
口18に向けて漸次拡径するテーパ状に形成され、この
テーパ角度は流通する空気が各テーパ状拡径部17B内
面から離間せず内面に沿って流通する程度の角度に設定
されている。そして、各テーパ状拡径部17Bは、薬品
を含んだ空気が各テーパ状薬品通路17側に供給される
と、この薬品を含んだ空気をテーパ状の内面に沿わせる
ように徐々に拡散させつつ流通させることにより、噴霧
口18から鼻腔内に薬品を拡散させた状態で投与するも
のである。また、各テーパ状拡径部17Bは直線的かつ
長尺に形成されており、これによって該テーパ状拡径部
17B内を通過する薬品に、ポンプ部12からの空気流
で整流性、直進性を与えることができ、薬品を加速させ
た状態で噴霧口18から勢いよく噴出することができ
る。
【0033】一方、19はカプセル流出側通路16の途
中に位置して薬品噴霧部14内に設けられた拡散室を示
し、該拡散室19はカプセル流出側通路16よりも拡径
するように形成されている。そして、拡散室19はカプ
セル流出側通路16との径方向寸法の違いにより空気流
が該拡散室19内で衝突し、薬品と空気をよく混合させ
て混合度合を均一にするものである。
【0034】20は薬品噴霧部14内の軸方向に設けら
れた穴あけ具を示し、該穴あけ具20は、軸方向に摺動
可能に設けられたプッシャ21と、カプセル収容穴5と
ほぼ同軸となるように該プッシャ21に固着され、先端
側が軸方向一側に向けて伸長して傾斜したカット針とな
る穿孔部22Aを有するピン22とから大略構成されて
いる。
【0035】23はシールゴムを示し、該シールゴム2
3は弾性材料によって形成され、ピン22の周囲を包囲
することにより、カプセル流出側通路16および各テー
パ状薬品通路17を流れる薬品に対して粉体密でかつピ
ン22に対して摺動可能となっている。
【0036】さらに、24はポンプホルダ6の隔壁部6
Dにカプセル押え突起6Eと同軸にかつ供給弁11と対
向するように、供給弁室8に突出して設けられた薬品捕
捉部で、該薬品捕捉部24の直径方向にはカプセル流入
側通路10と供給弁室8とを連通する捕捉通路24Aが
形成されている。そして、薬品捕捉部24は、穴あけ時
にピン22の穿孔部22AがカプセルKを貫通したとき
に供給弁11側に落下する薬品を捕捉通路24Aで捕捉
するようになっている。
【0037】なお、ポンプホルダ6とポンプ部12と
は、その開口部6Bと開口部12Aとを溶着または接着
等の手段で固着することによって一体化され、供給弁1
1、吸込弁13と共にポンプユニット25を構成し、当
該ポンプユニット25全体が投薬器本体2のカプセルホ
ルダ4に対して着脱可能となっている。
【0038】本実施例による鼻腔用投薬器1は上述の如
き構成を有するもので、次に、その取扱い動作について
説明する。
【0039】まず、投薬器本体2とポンプユニット25
を分離した状態で、カプセル収容穴5内にカプセルKを
挿入し、再度投薬器本体2にポンプユニット25を螺着
して取付ける。これにより、カプセルKはカプセル収容
穴5とポンプホルダ6のカプセル押え突起6Eとの間に
軸方向に押圧された状態で強固に固定される。
【0040】次に、カプセル収容穴5内にカプセルKを
固定したら、穴あけ具20のピン22をプッシャ21を
介して下向きに移動し、該ピン22の穿孔部22Aでカ
プセル収容穴5内のカプセルKに軸方向に貫通する貫通
穴H,Hを形成する。そして、カプセルKに貫通穴H,
Hを形成したら、ピン22を上方に戻してカプセルKの
穴あけ作業が完了する。
【0041】また、この穴あけ作業時には、カプセルK
に形成した貫通穴Hから薬品が落下するものの、この薬
品は薬品捕捉部24によって捕捉される。
【0042】次に、カプセルK内の薬品を噴霧するに
は、左,右の鼻腔挿入部15,15を患者の左,右の鼻
腔内にそれぞれ挿入し、図2に示すように、ポンプ部1
2の押圧部12Cを矢示P方向に押圧する。このときに
ポンプ部12は、押圧部12Cへの押圧力を取除くこと
により弾性で二点鎖線で示す矢示R方向に復帰し、この
復帰時には供給弁11が閉弁し吸込弁13が開弁してポ
ンプ部12内に外気が吸込まれる。
【0043】これにより、ポンプ部12からの空気流
は、空気供給通路9を閉塞していた供給弁11を開弁さ
せつつ、カプセル流入側通路10から貫通穴Hを介して
カプセルKに流れ込む。そして、カプセルKに流れ込ん
だ空気は該カプセルK内で薬品を攪拌しつつ、この薬品
と共に貫通穴H、カプセル流出側通路16、拡散室19
から左,右のテーパ状薬品通路17側に流れ込むから、
ポンプ部12から供給される空気と共にカプセルK内の
薬品をテーパ状薬品通路17,17の噴霧口18,18
から患者の左,右の鼻腔に噴霧することができる。
【0044】また、この投薬時には、薬品を含んだ空気
を各テーパ状薬品通路17のテーパ状拡径部17Bで徐
々に拡散しているから、薬品を噴霧口18から鼻腔の内
壁面に広範囲かつ均一に投与することができる。しか
も、各テーパ状拡径部17Bのテーパ角度等を調整する
ことにより薬品を左,右の鼻腔の奥所にわたる全範囲に
投与できる。
【0045】また、上述した投薬時には、カプセルKか
ら薬品と共に流出した空気がカプセル流出側通路16を
介して拡散室19に流入するから、カプセル流出側通路
16と拡散室19との径寸法の違いにより、該拡散室1
9内で空気流が衝突して薬品との混合度合が均一にな
る。
【0046】さらに、カプセルK内から落下して薬品捕
捉部24内に捕捉された薬品は、投薬時にポンプ部12
から供給される空気流によってカプセルK側に戻されて
患者に投与される。
【0047】かくして、本実施例によれば、各テーパ状
薬品通路17に噴霧口18側に向けて漸次拡径するテー
パ状拡径部17Bを設けることにより、該各テーパ状拡
径部17Bで薬品を含んだ空気を拡散させるようにして
いるから、各噴霧口18から患者の左,右の鼻腔内の広
範囲にわたり均一に薬品を投与することができ、薬品の
噴霧効率を向上することにより人体への吸収を促進させ
て、投薬による効能を高めることができる。
【0048】しかも、各テーパ状拡径部17Bの穴径、
テーパ角度を変更することにより、噴霧口18から噴霧
される薬品の噴霧パターン、例えば噴霧口18近傍への
投薬、噴霧口18から離れた鼻腔奥所への投薬、噴霧口
18近傍から奥所までの広い範囲への投薬等のように患
者の病状に対応した所望の投薬領域(分布域)に投薬で
きるから、各テーパ状拡径部17Bを選択して用いるこ
とにより投薬による効果をより一層高めることができ
る。
【0049】一方、カプセル流出側通路16の途中に拡
散室19を形成しているから、カプセルKから流出する
薬品を含んだ空気を該拡散室19内で衝突させ、空気に
混ざる薬品を均一にして各テーパ状薬品通路17側に流
すことができ、患者の左,右の鼻腔に投与される薬品量
を均一にして、投薬効率を高めることができる。
【0050】さらに、薬品捕捉部24を設け、カプセル
K内から落下する薬品を該薬品捕捉部24で捕捉すると
共に、該薬品捕捉部24に捕捉した薬品を次の投薬動作
時にカプセルK側に戻すようにしているから、鼻腔用投
薬器1内に残る薬品の量を低減でき、カプセルK内に充
填された薬品の規定量を確実に患者に投与することがで
きると共に、当該鼻腔用投薬器1の清掃頻度を減らすこ
とができる。
【0051】次に、図3ないし図5に本発明の第2の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、薬品通路の先端側を
複数個の噴霧口に分岐して薬品の拡散を図ったことにあ
る。なお、本実施例では、前記第1の実施例と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0052】図中、31は本実施例による薬品噴霧部を
示し、該薬品噴霧部31の端面には一対の鼻腔挿入部3
2,32が突出形成されている。また、薬品噴霧部31
には、カプセル流出側通路16から左,右に分岐して略
U字状に延びる本実施例による2つの薬品通路33,3
3が形成されている。
【0053】ここで、前記薬品通路33,33は、カプ
セル流出側通路16から左,右に分岐して他側に湾曲し
た分岐通路部33A,33Aと、該分岐通路部33A,
33Aから鼻腔挿入部32,32に向けて伸長した直線
通路部33B,33Bと直線通路部33B,33B先端
側に設けられた後述のマルチ噴霧口34とから形成され
ている。
【0054】34,34は各直線通路部33B先端側に
位置して各鼻腔挿入部32内に設けられた拡散手段とな
るマルチ噴霧口を示し、該各マルチ噴霧口34は、図
4、図5に示すように、中央に配設された中央噴霧口3
5と、該中央噴霧口35を囲むように配設され、先端側
に向けて径方向外向きに傾斜した4本の傾斜噴霧口3
6,36,…とから構成されている。そして、マルチ噴
霧口34は、薬品通路33内に薬品を含んだ空気が供給
されると、中央噴霧口35がこの薬品を含んだ空気をま
っすぐに噴霧して鼻腔の奥所まで供給し、一方、各傾斜
噴霧口36が薬品を含んだ空気を径方向外側に拡散させ
て近傍から広い範囲に亘って供給するようになってい
る。
【0055】かくして、このように構成された本実施例
においても、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるものの、特に、本実施例では、マルチ
噴霧口34の中央噴霧口35で鼻腔の奥所に、外周側の
各傾斜噴霧口36で鼻腔挿入部32近傍から広い範囲に
それぞれ薬品を投与することができるから、マルチ噴霧
口34で鼻腔内の広範囲に亘って薬品を投与することが
でき、鼻腔内へ投薬効率を向上することができる。ま
た、中央噴霧口35や各傾斜噴霧口36の穴径、本数や
各傾斜噴霧口36の傾斜角度等を適宜調整することで投
薬領域を調整でき、患者の病状に応じて投薬領域を設定
することができる。
【0056】次に、図6に本発明の第3の実施例を示す
に、本実施例の特徴は、マルチ噴霧口の外周側に位置す
る各傾斜噴霧口を径方向と周方向に傾斜して形成したこ
とにある。なお、本実施例では、前記第2の実施例と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0057】図中、41は鼻腔挿入部32内で薬品通路
33の直線通路部33B先端側に設けられた本実施例に
よるマルチ噴霧口を示し、該マルチ噴霧口41は、前記
第2の実施例で述べたマルチ噴霧口34とほぼ同様に、
中央に位置する中央噴霧口42と、該中央噴霧口42を
囲むように配設され、先端側に向けて径方向外向きに傾
斜した4本の傾斜噴霧口43,43,…とから構成され
ている。しかし、本実施例によるマルチ噴霧口41で
は、各傾斜噴霧口43を径方向に加えて周方向にもねじ
るように傾斜させている。従って、本実施例によるマル
チ噴霧口41では薬品を含んだ空気を、中央噴霧口42
からまっすぐに噴霧し、各傾斜噴霧口43から旋回させ
るように噴霧するようになっている。
【0058】かくして、このように構成された本実施例
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができるものの、特に、本実施例では、マルチ噴霧
口41の各傾斜噴霧口43を径方向と周方向に傾斜さ
せ、薬品を含んだ空気を旋回させて鼻腔内に投与するよ
うにしているから、鼻腔内で薬品をより広範囲に拡散で
きる上に、薬品を旋回させることにより鼻腔内に効果的
に付着させることができ、投薬による効能を高めること
ができる。
【0059】次に、図7および図8に本発明の第4の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、各薬品通路の噴霧口
近傍に薬品を含んだ空気の流通を部分的に阻害する障害
部材を設けたことにある。なお、本実施例では、前記第
2の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0060】図中、51は本実施例による薬品噴霧部を
示し、該薬品噴霧部51の端面には一対の鼻腔挿入部5
2,52が突出形成されている。また、薬品噴霧部51
には、カプセル流出側通路16から左,右に分岐して略
U字状に延びる本実施例による2つの薬品通路53,5
3が形成されている。
【0061】ここで、前記薬品通路53,53は、カプ
セル流出側通路16から左,右に分岐して他側に湾曲し
た分岐通路部53A,53Aと、該分岐通路部53A,
53Aから鼻腔挿入部52,52に向けて伸長した直線
通路部53B,53Bとから形成され、該直線通路部5
3B,53Bの先端側は鼻腔挿入部52,52先端でそ
れぞれ開口した噴霧口54,54となっている。
【0062】55,55は各薬品通路53の噴霧口54
近傍に設けられた本実施例の拡散手段となる障害部材を
示し、該各障害部材55は、図8に示すように薬品通路
53内を直径方向に伸長して配設された円柱部材から構
成されている。そして、各障害部材55は、各薬品通路
53内で薬品を含んだ空気の流通を部分的に阻害するこ
とにより、該障害部材55の下流側にうず流域56を形
成し、噴霧口54から噴霧される薬品をその後流56で
積極的に拡散すると共に、薬品が投与される領域(分布
域)を所望の領域に設定している。
【0063】かくして、このように構成された本実施例
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができるものの、特に、本実施例では、薬品を含ん
だ空気の流通を障害部材55によって阻害することによ
り、該障害部材55の下流側、即ち噴霧流中に障害部材
55の形状や大きさに応じたうず流域(カルマンうず)
56を形成することができるから、この後流56によっ
て噴霧される薬品を積極的に拡散し、鼻腔内の広範囲に
薬品を投与することができる。しかも、障害部材55の
形状や大きさを適宜選択することにより、患者の病状に
対応して左,右の鼻腔内の所望の位置に薬品を投与する
ことができる。
【0064】一方、図9は本発明の変形例を示し、この
変形例の特徴は、薬品噴霧部61の下端側に一対の係合
穴62,62を設けると共に、ポンプホルダ63の開口
側に該各係合穴62に係合する係合爪64,64を設
け、各係合穴62と各係合爪64と係脱させることによ
って薬品噴霧部61とポンプホルダ63とを着脱可能と
したことにある。
【0065】かくして、この変形例では、ねじ部によっ
て着脱する場合に比較し、各係合穴62と各係合爪64
との係脱によって薬品噴霧部61とポンプホルダ63と
を極めて容易に着脱することができ、カプセルKの装
着、排出をワンタッチで行うことができる。
【0066】なお、前記各実施例では、ポンプホルダ6
(63)にカプセル押え突起6E、供給弁室8、薬品捕
捉部24等を一体に形成した場合を例示したが、これら
の部材をそれぞれ別体に設けて組立てるようにしてもよ
い。
【0067】また、ポンプホルダ6(63)、ポンプ部
12等を一体化してポンプユニット25を構成したが、
ポンプホルダ6(63)の開口部6Bを投薬器本体2の
カプセルホルダ4外周に着脱可能に取付け、ポンプ部1
2の開口部12Aを薬品噴霧部14外周に取付けること
により、ポンプホルダ6(63)とポンプ部12とをそ
れぞれ別々に投薬器本体2に取付けるようにしてもよ
い。
【0068】さらに、前記各実施例では、薬品噴霧部1
4,31,51,61に2つの薬品通路17,33,5
3を設けることにより、患者の左,右の鼻腔に同時に投
薬できるようにしたが、本発明はこれに限らず、薬品通
路を1つにして交互に左,右の鼻腔に鼻腔挿入部を挿入
して投薬する鼻腔用投薬器に適用してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、薬品噴霧部に噴霧口から鼻腔内に噴霧される薬品
を拡散させる薬品拡散手段を設け、ポンプ部から供給さ
れる空気によってカプセル内から薬品通路側に流出した
薬品を含んだ空気を噴霧するときに、薬品を薬品拡散手
段で拡散するようにしているから、薬品を鼻腔内の広い
範囲に均一に投与でき、投薬による効能を高めることが
できる。しかも、薬品拡散手段を調整することにより薬
品が投与される領域を調整でき、病状に応じた投薬を行
うことができる。
【0070】また、請求項2の発明によれば、薬品拡散
手段を薬品通路を噴霧口に向けて漸次拡径したテーパ状
薬品通路として形成する構成とすることにより、薬品を
該テーパ状薬品通路で徐々に拡散しつつ噴霧口から鼻腔
内に広範囲に拡散して噴霧できるから、薬品を該テーパ
状薬品通路の噴霧口から拡散した状態で噴霧でき、投薬
による効能を高めることができる。しかも、テーパ状薬
品通路のテーパ角度を調整することにより拡散領域を調
整でき、鼻腔内の所望の位置に確実に投薬することがで
きる。
【0071】また、請求項3の発明によれば、薬品拡散
手段を薬品通路の先端側を複数個に分岐してなるマルチ
噴霧口として構成することにより、薬品を含んだ空気を
薬品通路を流通させることにより、薬品を薬品通路の先
端側で分岐した複数個の噴霧口から鼻腔内に広範囲に拡
散して噴霧できるから、投薬による効能を高めることが
できる。しかも、各噴霧口の個数や傾き角度を調整する
ことで拡散領域を調整でき、鼻腔内の所望の位置に確実
に投薬することができる。
【0072】また、請求項4の発明によれば、薬品拡散
手段を薬品通路の噴霧口近傍に位置して薬品の流通を部
分的に阻害するように設けた障害部材とすることによ
り、薬品通路を流通する薬品を含んだ空気を、噴霧口近
傍で障害部材に衝突させてうず流域を発生できるから、
この後流で薬品を拡散した状態で噴霧口から噴霧でき、
投薬による効能を高めることができる。しかも、障害部
材の形状や大きさを調整することで後流の幅を調整で
き、鼻腔内の所望の位置に確実に投薬することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による鼻腔用投薬器を示
す断面図である。
【図2】ポンプ部を押圧してテーパ状薬品通路から薬品
を噴霧している状態を示す図1と同様位置の断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例による薬品噴霧部を示す
断面図である。
【図4】マルチ噴霧口から薬品を噴霧している状態を示
す拡大断面図である。
【図5】図4中の鼻腔挿入部、マルチ噴霧口を上方から
示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施例によるマルチ噴霧口を示
す図5と同様位置からみた平面図である。
【図7】本発明の第4の実施例による薬品噴霧部を示す
断面図である。
【図8】薬品通路の噴霧口から薬品を噴霧している状態
を示す拡大断面図である。
【図9】本発明の変形例による鼻腔用投薬器の要部を拡
大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 鼻腔用投薬器 4 カプセルホルダ(カプセル保持部) 5 カプセル収容穴 12 ポンプ部 14,31,51,61 薬品噴霧部 17 テーパ状薬品通路(薬品拡散手段) 17B テーパ状拡径部 18,54 噴霧口 33,53 薬品通路 34,41 マルチ噴霧口(薬品拡散手段) 35,42 中央噴霧口 36,43 傾斜噴霧口 55 障害部材(薬品拡散手段) 56 うず流域 K カプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に粉体状の薬品が充填されたカプセ
    ルを保持するカプセル保持部と、該カプセル保持部内の
    カプセルに向けて空気を供給するポンプ部と、前記カプ
    セルに穴をあけた状態で該ポンプ部から供給される空気
    によってカプセル内の薬品を噴霧口から患者の鼻腔内に
    向けて噴霧する薬品通路を有する薬品噴霧部とからなる
    鼻腔用投薬器において、前記薬品噴霧部には噴霧口から
    鼻腔内に噴霧される薬品を拡散させる薬品拡散手段を設
    けたことを特徴とする鼻腔用投薬器。
  2. 【請求項2】 前記薬品拡散手段は前記薬品通路を噴霧
    口に向けて漸次拡径したテーパ状薬品通路として形成す
    ることによって構成した請求項1に記載の鼻腔用投薬
    器。
  3. 【請求項3】 前記薬品拡散手段は前記薬品通路の先端
    側を複数個に分岐してなるマルチ噴霧口として構成した
    請求項1に記載の鼻腔用投薬器。
  4. 【請求項4】 前記薬品拡散手段は前記薬品通路の噴霧
    口近傍に位置して薬品の流通を部分的に阻害するように
    設けた障害部材である請求項1に記載の鼻腔用投薬器。
JP11125195A 1995-04-12 1995-04-12 鼻腔用投薬器 Expired - Lifetime JP3308426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11125195A JP3308426B2 (ja) 1995-04-12 1995-04-12 鼻腔用投薬器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11125195A JP3308426B2 (ja) 1995-04-12 1995-04-12 鼻腔用投薬器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08280808A true JPH08280808A (ja) 1996-10-29
JP3308426B2 JP3308426B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=14556445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11125195A Expired - Lifetime JP3308426B2 (ja) 1995-04-12 1995-04-12 鼻腔用投薬器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3308426B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002272749A (ja) * 2001-03-14 2002-09-24 Sumitomo Bakelite Co Ltd 生体組織接着剤塗布用具
WO2011013003A2 (en) 2009-07-31 2011-02-03 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal granisetron and nasal applicator
JP2014518707A (ja) * 2011-05-09 2014-08-07 インペル ニューロファーマ インコーポレイテッド 鼻薬送達用ノズル
US10071211B2 (en) 2011-01-31 2018-09-11 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal delivery devices
WO2019065673A1 (en) * 2017-09-26 2019-04-04 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. INTRANASAL DELIVERY DEVICES
RU2809679C2 (ru) * 2017-09-26 2023-12-14 Син Ниппон Байомедикал Лэборэтэриз, Лтд. Устройства для интраназальной доставки

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002272749A (ja) * 2001-03-14 2002-09-24 Sumitomo Bakelite Co Ltd 生体組織接着剤塗布用具
WO2011013003A2 (en) 2009-07-31 2011-02-03 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal granisetron and nasal applicator
US10071211B2 (en) 2011-01-31 2018-09-11 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal delivery devices
JP2014518707A (ja) * 2011-05-09 2014-08-07 インペル ニューロファーマ インコーポレイテッド 鼻薬送達用ノズル
US9919117B2 (en) 2011-05-09 2018-03-20 Impel Neuropharma Inc. Nozzles for nasal drug delivery
US10940278B2 (en) 2011-05-09 2021-03-09 Impel Neuropharma, Inc. Nozzles for nasal drug delivery
US11007332B2 (en) 2011-05-09 2021-05-18 Impel Neuropharma, Inc. Nozzles for nasal drug delivery
US11890412B2 (en) 2011-05-09 2024-02-06 Impel Pharmaceuticals Inc. Nozzles for nasal drug delivery
WO2019065673A1 (en) * 2017-09-26 2019-04-04 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. INTRANASAL DELIVERY DEVICES
JP2020534980A (ja) * 2017-09-26 2020-12-03 株式会社新日本科学 鼻腔内送達デバイス
US11744967B2 (en) 2017-09-26 2023-09-05 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal delivery devices
RU2809679C2 (ru) * 2017-09-26 2023-12-14 Син Ниппон Байомедикал Лэборэтэриз, Лтд. Устройства для интраназальной доставки

Also Published As

Publication number Publication date
JP3308426B2 (ja) 2002-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3434396B2 (ja) 鼻腔用投薬器
KR100187737B1 (ko) 비강용 투약기
JP3308425B2 (ja) 鼻腔用投薬器
US5715811A (en) Inhaling type medicine administering device and using method therefor
JPH09253208A (ja) 鼻腔用投薬器
JPH08322934A (ja) 鼻腔用投薬器
JPH0999081A (ja) 投薬器
JPH08280808A (ja) 鼻腔用投薬器
JP3308419B2 (ja) 鼻腔用投薬器
JP2003126268A (ja) 生体組織接着剤塗布用具
JP3320288B2 (ja) 鼻腔用投薬器
JPH08243164A (ja) 鼻腔用投薬器
JP3547605B2 (ja) 鼻腔用投薬器
JP3273712B2 (ja) 鼻腔用投薬器
JP3308418B2 (ja) 鼻腔用投薬器
JP3434402B2 (ja) 投薬器
JP3488624B2 (ja) 鼻腔用投薬器
JPH08238318A (ja) 鼻腔用投薬器
JPH08280809A (ja) 鼻腔用投薬器
JPH0928805A (ja) 鼻腔用投薬器
JPH1033677A (ja) 鼻腔用投薬器
JPH09182792A (ja) 投薬器
JPH08280810A (ja) 鼻腔用投薬器
JPH09140797A (ja) 鼻腔用投薬器
JPH10263082A (ja) 鼻腔用投薬器

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130517

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130517

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140517

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term