JP4007900B2 - エアゾール容器の噴射ボタン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエアゾール容器の噴射ボタンに関し、内容物の拡散を防止して広い面積に展着でき、噴射に伴う冷感を抑えることができるとともに、内容物の詰まりを防止できるようにしたもので、特に粉末エアゾール内容物の噴射に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
制汗剤や消臭剤などの粉末エアゾール製品では、粉末および油性成分などの内容物と噴射剤とがエアゾール容器に充填されており、ステムに取り付けたエアゾール容器の噴射ボタンを操作することで内容物を噴射剤の圧力で人体等に噴射させ、肌等に粉末を付着させて使用する。
【0003】
このような粉末エアゾール製品を噴射させる噴射ボタンとして、通常の噴射ボタンを使用すると、放射状に噴射されることになって粉末が広く拡散されたり、噴射速度が高いため肌などに衝突して2次的な拡散が起こり、粉末を吸い込んでむせてしまったり、肌への展着性が劣ってしまう。
【0004】
そこで、拡散を防止できるエアゾール用押しボタンとして、例えば特許文献1に開示された粉末エアゾール押釦があり、図6(a)に示すように、この押釦1には、ステムSに嵌合される嵌合孔2の上方にステムSからの内容物が導入される流通路3が形成され、この流通路3の側方に連通して小径のノズル4が形成され、このノズル4の先端にノズル4より大きな径の噴射口となる噴出路5が形成されて開口している。
【0005】
これにより、押釦1を操作して弁機構を開くと、ステムSを介して粉末エアゾール内容物が噴射剤とともに、流通路3に導入されて微粒子状に粉砕され、ノズル4および噴出路5から噴射されるが、ノズル4の先端に噴出路5が設けてあるので、ノズル4から噴射される内容物が噴出路5の内壁に突き当たって放射状に拡がらずに直線状に噴射され、目的部の狭い範囲に塗布することができる。
【0006】
また、粉末エアゾール内容物用ではないが、局所的に内容物を噴射させるノズルとして、特許文献2に開示されたものがあり、図6(b)に示すように、このノズル6には、ステムSに嵌合される嵌合孔7と反対の上面を凹面8に形成するとともに、凹面8と嵌合孔7とを連通して複数の噴射孔9が形成してある。
【0007】
これにより、ノズル6の凹面8を噴射を望む箇所、例えば育毛剤等を塗布する場合には、頭皮等に凹面8を塞ぐように押し当てて弁機構を開いて噴射させるようにし、内容物を凹面8の空間内に噴射させることで拡散を防止し、限られた噴射空間内に噴射できるようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−238867号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平9−47690号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の特許文献1の粉末エアゾール押釦1では、極狭い範囲に噴射して粉末を付着させるのには適しているものの、ある程度の広い範囲に粉末を付着しようとすると、ノズル4の先端の噴射路5を大きくしなければならず、噴射路5を大きくすると、内容物の拡散が起こり、展着性が劣ってしまうという問題がある。
【0011】
一方、後者の特許文献2のノズル6では、複数の噴射孔9から凹面8の前方に形成される閉鎖空間内に噴射させることで噴射範囲を大きくしながら拡散を防止できることから育毛剤等のようにマッサージ効果をも必要とする場合には適しているものの、粉末エアゾール製品である制汗剤などに適用しようとすると、噴射孔9から噴射箇所までの噴射距離が短いため、噴射剤の強い圧迫感を感じたり、噴射剤による強い冷感を感じ、使用感が非常に悪くなってしまうという問題がある。
【0012】
また、複数の噴射孔9が凹面8上で開口しているため噴射された内容物が凹面8に沿って流れ落ち噴射孔9を塞いでしまい次の使用が円滑にできないという問題がある。
【0013】
さらに、エアゾール製品の使用感の一つに噴射音の問題があり、できるだけ噴射音を小さくできる噴射ボタンの開発が望まれている。
【0014】
この発明はかかる従来技術の有する課題と要望に鑑みてなされたもので、内容物の拡散を防止して広い面積に展着でき、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができるとともに、内容物の詰まりを防止でき、噴射音も小さくできるエアゾール容器の噴射ボタンを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載のエアゾール容器の噴射ボタンは、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路が設けられた噴射ボタン本体と、この噴射ボタン本体の前記連通路を塞いで取り付けられ吐出口が設けられた噴口部材とを備えたエアゾール容器の噴射ボタンであって、前記噴口部材に複数の前記吐出口を設けるとともに、これら吐出口の出口部が噴射方向に拡大しており、かつ前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部の先端部外周を吐出させて高く形成したことを特徴とするものである。
このエアゾール容器の噴射ボタンによれば、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路が設けられた噴射ボタン本体と、この噴射ボタン本体の前記連通路を塞いで取り付けられ吐出口が設けられた噴口部材とを備えたエアゾール容器の噴射ボタンであって、前記噴口部材に複数の前記吐出口を設けるとともに、これら吐出口の出口部が噴射方向に拡大しており、かつ前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部の先端部外周を吐出させて高く形成してあり、噴射ボタン本体を押してステムからエアゾール内容物を噴射させると、連通路から噴口部材に導入され噴射方向に拡大している複数の吐出口から噴射圧力を弱めて噴射することで、エアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくできるようになる。さらに、前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部の先端部外周を吐出させて高く形成するようにしており、例え内容物が吐出口の出口部に残留して流れ落ちるようになことがあっても高くなっている先端部外周で付着を防止して閉塞を防止できるようにしている。
【0016】
また、この発明の請求項2記載のエアゾール容器の噴射ボタンは、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路が設けられた噴射ボタン本体と、この噴射ボタン本体の前記連通路を塞いで取り付けられ吐出口が設けられた噴口部材とを備えたエアゾール容器の噴射ボタンであって、前記噴口部材に複数の前記吐出口を設けるとともに、これら吐出口の出口部が噴射方向に拡大しており、かつ前記噴口部材の前記吐出口の前記入口部の基端部外周を吐出させて高く形成したことを特徴とするものである。
このエアゾール容器の噴射ボタンによれば、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路が設けられた噴射ボタン本体と、この噴射ボタン本体の前記連通路を塞いで取り付けられ吐出口が設けられた噴口部材とを備えたエアゾール容器の噴射ボタンであって、前記噴口部材に複数の前記吐出口を設けるとともに、これら吐出口の出口部が噴射方向に拡大しており、かつ前記噴口部材の前記吐出口の前記入口部の基端部外周を吐出させて高く形成してあり、噴射ボタン本体を押してステムからエアゾール内容物を噴射させると、連通路から噴口部材に導入され噴射方向に拡大している複数の吐出口から噴射圧力を弱めて噴射することで、エアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくできるようになる。さらに、前記噴口部材の前記吐出口の前記入口部の基端部外周を吐出させて高く形成するようにしており、例え内容物が吐出口の入口部に残留して流れ落ちるようになることがあっても高くなっている基端部外周で付着を防止して閉塞を防止できるようにしている。
【0017】
また、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンは、請求項1または2記載の構成に加え、前記噴口部材に、前記吐出口を3個円周等間隔に設けたことを特徴とするものである。
【0018】
このエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記噴口部材に、前記吐出口を3個円周等間隔に設けるようにしており、3個の吐出口により噴射圧力を弱めて噴射することで、ほぼ均一に噴射させることができるようになる。
【0019】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンは、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記噴口部材に設ける前記吐出口の出口部が、この噴口部材の径方向外側に向かってのみ拡大していることを特徴とするものである。
【0020】
このエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記噴口部材に設ける前記吐出口の出口部が、この噴口部材の径方向外側に向かってのみ拡大するようにしてあり、吐出口から噴射される内容物が中心部で重ならないように噴射させることができ、一層均一に噴射することができ、エアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくできるようになる。
【0021】
また、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンは、請求項1〜のいずれかに記載の構成に加え、前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部に連通する入口部の流路壁を、段差のない平坦面としたことを特徴とするものである。
【0022】
このエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部に連通する入口部の流路壁を、段差のない平坦面としており、噴口部材の入口部に内容物が付着堆積することを防止して噴射させることができ、内容物の詰まりを防止するようにしている。
【0027】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンは、請求項1〜のいずれかに記載の構成に加え、前記噴射ボタン本体に設けられる前記連通路の先端面と、この連通路を塞いで取り付けられる前記噴口部材の前記吐出口入口部の基端面とを最少流路を確保して近接して配置したことを特徴とするものである。
【0028】
このエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記噴射ボタン本体に設けられる前記連通路の先端面と、この連通路を塞いで取り付けられる前記噴口部材の前記吐出口入口部の基端面とを最少流路を確保して近接して配置するようにしており、連通路の先端面と吐出口入口部の基端面との間の空間を最少流路として内容物の残留を極力低減して詰まりを一層防止できるようにしている。
【0029】
また、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンは、請求項1〜のいずれかに記載の構成に加え、前記エアゾール容器が、人体に噴射塗布する粉体を含有する内容物用であることを特徴とするものである。
【0030】
このエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記エアゾール容器を、人体に噴射塗布する粉体を含有する内容物用としており、このような内容物用のエアゾール容器に用いることでエアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくでき、詰まりも防止できるようになる。
【0031】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンは、請求項1〜のいずれかに記載の構成に加え、前記エアゾール容器が、人体に噴射塗布する制汗剤用であることを特徴とするものである。
【0032】
このエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記エアゾール容器を、人体に噴射塗布する制汗剤用としており、このような内容物用のエアゾール容器に用いることでエアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくでき、詰まりも防止できるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のエアゾール容器の噴射ボタンの実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図3はこの発明のエアゾール容器の噴射ボタンの一実施の形態にかかり、図1は全体の正面図および縦断面図、図2は噴口部材の正面図、縦断面図および背面図、図3はそれぞれ噴射パターンの説明図である。
【0034】
このエアゾール容器の噴射ボタン10は、エアゾール容器CのステムSに嵌合連結され、例えば固形粉末成分、油性成分、噴射剤等からなる粉末エアゾール内容物を、ステムSを押圧操作することで図示しないバルブ機構を開いて、噴射するようにするものである。
【0035】
このエアゾール容器の噴射ボタン10は、エアゾール容器CのステムSに嵌合連結される噴射ボタン本体11と、この噴射ボタン本体11の噴射口部分に設けられる噴口部材21とで構成されている。
【0036】
エアゾール容器の噴射ボタン10の噴射ボタン本体11には、下部中央にステムSが嵌合される嵌合孔12が形成され、下端部が円錐状に形成されてステムSへの嵌合が容易にできるようにしてあり、この嵌合孔12の上部に上端側壁部が噴射方向前方に傾斜した傾斜面を備える小径の流通路13が一体に形成され、ステムSから噴射された粉末エアゾール内容物が導入されるようになっている。
【0037】
さらに、この噴射ボタン本体11の流通路13の中間部側方には、先端部が円柱状に突き出した突出部14が形成され、この突出部14の先端から流通路13までの間に小径の連通路15が噴射方向に形成してある。
【0038】
この噴射ボタン本体11の突出部14の前方に開口室16が形成され、この開口室16に噴口部材21が装着され、連通路15の前方を塞ぐように突出部14の外周に固定される。
【0039】
この噴口部材21は、略底付き円筒状に形成され、その底部分である仕切部22の基端部(連通路15側)に粉末エアゾール内容物が連通路15を介して噴射される噴射室23が形成されるとともに、この仕切部22の先端面(外側面)が噴射面24とされ、この噴射面24(略底付き円筒状の底部分)を前方(外側)にして噴射ボタン本体11の開口室16に取付けられ、円筒部の内側端を突出部14の外周部の溝底面に当接させることで位置決めされる。
【0040】
これにより、噴射ボタン本体11の突出部14の先端面と仕切部22の内側面との間に噴射室23が位置し、空間が形成された状態となる。
【0041】
この噴口部材21の前面となる噴射面24と噴射室23の内側面との間の仕切部22を貫通して、粉末エアゾール内容物を噴射する吐出口25が複数個形成され、例えばこの実施の形態では、円周等間隔に3個形成してある。
【0042】
なお、吐出口25は、図示例に限らず、吐出口を2個としたり、さらに吐出口25の数を増加したり、同一円周上以外の他の配置としても良い。
【0043】
そして、各吐出口25は出口部26と入口部27とで構成され、出口部26には、噴射方向に拡大する円錐状の拡径部28が形成され、図示例では、出口部26の噴口部材21の径方向外側のみに噴出方向にのみ拡大する円錐状の拡径部28が形成してあり、図2(a)に示すように、外側半分が拡径する円錐面とされ、内側半分が同一径の円筒面としてある。
【0044】
このように噴口部材21の吐出口25の出口部26の全周に、噴出方向に径が大きくなる拡径部28を形成することで、図3(b)に示すように、各吐出口25の噴射角を拡げて粉末エアゾール内容物等を噴射したときの圧迫感、冷感および噴射音を緩和することができる。
【0045】
また、特に図示例のように、噴口部材21の出口部26の径方向外側のみに、噴射方向に径が大きくなる拡径部28を形成するようにし、内側を同一径のままとすることで、各吐出口25から噴射される内容物の噴射パターンを、図3(a)に示すように、内側に比べて外側だけの噴射角を拡げてそれぞれが重複しないように均一にすることができ、粉末エアゾール内容物等を噴射したときの圧迫感、冷感および噴射音を一層緩和することができる。
【0046】
このように構成したエアゾール容器の噴射ボタン10では、噴射ボタン本体11の開口室16に予め噴口部材21を噴射面24を外側にして取付けて組み立てた状態としておく。
【0047】
そして、噴射ボタン本体11の嵌合孔12にエアゾール容器CのステムSを嵌合するように連結する。
【0048】
この状態でエアゾール容器の噴射ボタン10を押圧してステムSを押し下げると、図示しない弁機構が開き、エアゾール容器C内の粉末エアゾール内容物が噴射され、ステムSを介して流通路13に導入された後、細い連通路15から噴口部材21の噴射室23に噴射される。
【0049】
すると、細い連通路15と対向する噴射室23の壁面に粉末エアゾール内容物が衝突し、粉末が微粒子状に粉砕されるとともに、細い連通路15から広い噴射室23に噴射されることで噴射圧力が弱められる。
【0050】
こうして微粒子状に粉砕され、噴射圧力が弱められた粉末エアゾール内容物は、噴射室23の前方の仕切部22に形成した複数の吐出口25の入口部27に入り、出口部26から噴射対象部である人体などに噴射される。
【0051】
このようなエアゾール容器の噴射ボタン10によれば、噴射圧力が弱められ、しかも複数の吐出口25から噴射されるので、粉末エアゾール内容物の拡散や噴射対象物の表面での2次拡散が防止され、吐出口25の個数等に応じた広い面積に展着することができる。
【0052】
また、噴口部材21の吐出口25の出口部26に設けた拡径部28で噴射角を拡げることができ、噴射に伴う噴射圧力による圧迫感や冷感を抑えることができるとともに、噴射に伴う音(噴射音)を小さくすることができる。
【0053】
さらに、この拡径部28を噴口部材21の径方向外側にのみ設けるようにすれば、各吐出口25から噴射される粉末エアゾール内容物同士が重ならないように噴射角を拡げることができ、噴射に伴う圧迫感や冷感を内容物が重ならない分だけ一層抑えることができる。
【0054】
また、このエアゾール容器の噴射ボタン10では、噴口部材21の吐出口25の入口部27の流路壁29が、図2に示すように、出口部26につながる先端部が細い円錐状とその基端部に連続する円筒面に形成され、段差のない平坦面としてある。
【0055】
これにより、噴射室23に噴射された粉末エアゾール内容物等が円滑に吐出口25の入口部27に導かれるとともに、平坦な流路壁29によって内容物の付着堆積を防止することができ、粉末エアゾール内容物による吐出口25の詰まりを防止することができ、次の使用の際もスムーズに噴射することができる。
【0056】
さらに、このエアゾール容器の噴射ボタン10では、噴射ボタン本体11の突出部14の先端面と仕切部22の内側面との間に噴射室23が形成され、この噴射室23内に粉末エアゾール内容物が細い連通路15から一旦噴射され、この後、吐出口25を経て人体などに噴射されることから、噴射室23内に内容物が付着堆積することがあるが、噴射室23を連通路15から3つの吐出口25に内容物を導入できる最少流路(最少空間)31としてあるので、内容物の付着堆積を極力防止することができ、粉末エアゾール内容物による吐出口25の詰まりを防止して、次の使用の際もスムーズに噴射することができる。
【0057】
また、このエアゾール容器の噴射ボタン10では、噴射室23内に噴射された粉末エアゾール内容物等が仕切部22の内側面、すなわち噴射室23の先端面に沿って流下することがあり、隣接する吐出口25の入口部27を塞ぐ恐れがあることから、各吐出口25の入口部27の外周に突出させて高くした入口隆起部32が形成してある。各入口隆起部32は、図2(b),(c)に示すように、一定の高さで外周部から中心部に略U字状に形成してある。
【0058】
このような入口隆起部32により、隣接する吐出口25の入口部27から流れ落ちる内容物があっても入口隆起部32に沿って流れることで高くなっている部分を乗り越え難く、入口部27が内容物で塞がれることを防止できる。
【0059】
同様にして、このエアゾール容器の噴射ボタン10では、吐出口25から噴射された粉末エアゾール内容物等が噴射面24に沿って流下することがあり、隣接する吐出口25の出口部26を塞ぐ恐れがあることから、各吐出口25の出口部26の外周に突出させて高くした出口隆起部33が形成してある。各出口隆起部33は、図2(a),(b)に示すように、一定の高さで外周部から中心部に略U字状に形成してある。
【0060】
このような出口隆起部33により、隣接する吐出口25の出口部26から流れ落ちる内容物があっても出口隆起部33に沿って流れることで高くなっている部分を乗り越え難く、出口部26が内容物で塞がれることを防止できる。
【0061】
なお、このエアゾール容器の噴射ボタン10での内容物により吐出口25等が塞がれることを防止するための最少流路31、入口隆起部32、出口隆起部33は、図示例のように、3つを組み合わせて設けるほかそれぞれを独立して設けたり、いずれか2つを組み合わせて設けるようにしても良く、内容物の性状などにより適宜決定すれば良い。
【0062】
次に、この発明のエアゾール容器の噴射ボタンの他の一実施の形態について、図4により説明するが、既に説明した上記実施の形態と同一部分には、同一記号を記し、説明は省略する。
【0063】
このエアゾール容器の噴射ボタンでは、噴口部材41の構成が異るものであり、仕切部42を噴射室43側にずらして形成することで噴射面44が窪んだ状態となっている。そして、吐出口45の出口部46の外周に突き出して高く形成される出口隆起部47が円柱状に形成され、その高さが噴射面44を窪ませた分だけ高く形成してある。
【0064】
なお、この噴口部材41の他の構成、すなわち入口部27,拡径部28、流路壁29、最少流路31および入口隆起部32は、既に説明した噴口部材21と同一である。
【0065】
このように構成したエアゾール容器の噴射ボタンによれば、噴口部材41の出口隆起部47により、隣接する吐出口45の出口部46から流れ落ちる内容物があっても円柱状で高さの高い出口隆起部47に沿って流れるようにでき、高くなっている出口隆起部47部分を内容物が乗り越えることは一層難しく、出口部46が内容物で塞がれることを一層確実に防止できる。
【0066】
また、このエアゾール容器の噴射ボタンによっても、エアゾール容器の噴射ボタン10と同様の作用効果を奏し、噴射圧力が弱められ、しかも複数の吐出口45から噴射されるので、粉末エアゾール内容物の拡散や噴射対象物の表面での2次拡散が防止され、吐出口45の個数等に応じた広い面積に展着することができる。
【0067】
また、噴口部材41の吐出口45の出口部46に設けた拡径部28で噴射角を拡げることができ、噴射に伴う噴射圧力による圧迫感や冷感を抑えることができるとともに、噴射に伴う音(噴射音)を小さくすることができる。
【0068】
さらに、この拡径部28を噴口部材41の径方向外側にのみ設けるようにすれば、各吐出口45から噴射される粉末エアゾール内容物同士が重ならないように噴射角を拡げることができ、噴射に伴う圧迫感や冷感を内容物が重ならない分だけ一層抑えることができる。
【0069】
次に、この発明のエアゾール容器の噴射ボタンのさらに他の一実施の形態について、図5により説明するが、既に説明した上記実施の形態と同一部分には、同一記号を記し、説明は省略する。
【0070】
このエアゾール容器の噴射ボタン50では、噴射ボタン本体11の突出部14の先端面と仕切部22の内側面との間に噴射室51が形成され、この噴射室51内に粉末エアゾール内容物が細い連通路15から一旦噴射され、この後、吐出口25を経て人体などに噴射されるが、ここでは噴射室51を連通路15の先端部に円錐状の凹部として噴射ボタン本体11側の突出部14に形成してある。
【0071】
そして、噴射ボタン本体11の突出部14の先端面が噴口部材21の仕切部22の内側に隆起して形成された入口隆起部32と当接するように配置されて取り付けてある。
【0072】
これにより、円錐状の凹部として形成された噴射室51がそのまま連通路15から3つの吐出口25に内容物を導入する最少流路(最少空間)31となる。
【0073】
なお、このエアゾール容器の噴射ボタン50の他の構成は既に説明した上記実施の形態と同一である。
【0074】
このように構成したエアゾール容器の噴射ボタン50によれば、突出部14の先端部に円錐状の凹部として形成した噴射室51がそのまま連通路15から3つの吐出口25に内容物を導入する最少流路(最少空間)31となるので、この流路(空間)31を一層小さくすることができ、内容物の付着堆積を一層防止でき、粉末エアゾール内容物による吐出口25の詰まりを防止して、次の使用の際もスムーズに噴射することができる。
【0075】
なお、この実施の形態の噴射室51により連通路15から3つの吐出口25に内容物を導入する流路を最少流路(最少空間)31とする構成を、エアゾール容器の噴射ボタンの出口隆起部47の構成と組み合わせるようにすることもできる。
【0076】
また、このエアゾール容器の噴射ボタン50によっても、エアゾール容器の噴射ボタン10と同様の作用効果を奏し、噴射圧力が弱められ、しかも複数の吐出口25から噴射されるので、粉末エアゾール内容物の拡散や噴射対象物の表面での2次拡散が防止され、吐出口25の個数等に応じた広い面積に展着することができる。
【0077】
また、噴口部材21の吐出口25の出口部26に設けた拡径部28で噴射角を拡げることができ、噴射に伴う噴射圧力による圧迫感や冷感を抑えることができるとともに、噴射に伴う音(噴射音)を小さくすることができる。
【0078】
さらに、この拡径部28を噴口部材21の径方向外側にのみ設けるようにすれば、各吐出口25から噴射される粉末エアゾール内容物同士が重ならないように噴射角を拡げることができ、噴射に伴う圧迫感や冷感を内容物が重ならない分だけ一層抑えることができる。
【0079】
なお、上記各実施の形態では、エアゾール内容物として制汗剤等の粉末エアゾール内容物を例に説明したが、これに限らず、他の粉末エアゾール製品などに広く適用することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上、実施の形態とともに具体的に説明したように、この発明の請求項1記載のエアゾール容器の噴射ボタンによれば、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路が設けられた噴射ボタン本体と、この噴射ボタン本体の前記連通路を塞いで取り付けられ吐出口が設けられた噴口部材とを備えたエアゾール容器の噴射ボタンであって、前記噴口部材に複数の前記吐出口を設けるとともに、これら吐出口の出口部が噴射方向に拡大しており、かつ前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部の先端部外周を吐出させて高く形成したので、噴射ボタン本体を押してステムからエアゾール内容物を噴射させると、連通路から噴口部材に導入され噴射方向に拡大している複数の吐出口から噴射圧力を弱めて噴射することができ、エアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくすることができる。
さらに、前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部の先端部外周を吐出させて高く形成するようにしたので、例え内容物が吐出口の出口部に残留して流れ落ちるようになことがあっても高くなっている先端部外周で付着を防止することができ、内容物による閉塞を防止することができる。
また、この発明の請求項2記載のエアゾール容器の噴射ボタンによれば、エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路が設けられた噴射ボタン本体と、この噴射ボタン本体の前記連通路を塞いで取り付けられ吐出口が設けられた噴口部材とを備えたエアゾール容器の噴射ボタンであって、前記噴口部材に複数の前記吐出口を設けるとともに、これら吐出口の出口部が噴射方向に拡大しており、かつ前記噴口部材の前記吐出口の前記入口部の基端部外周を吐出させて高く形成したので、噴射ボタン本体を押してステムからエアゾール内容物を噴射させると、連通路から噴口部材に導入され噴射方向に拡大している複数の吐出口から噴射圧力を弱めて噴射することができ、エアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくすることができる。さらに、前記噴口部材の前記吐出口の前記入口部の基端部外周を吐出させて高く形成するようにしたので、例え内容物が吐出口の入口部に残留して流れ落ちるようになることがあっても高くなっている基端部外周で付着を防止することができ、閉塞を防止することができる。
【0081】
また、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記噴口部材に、前記吐出口を3個円周等間隔に設けるようにしたので、3個の吐出口により噴射圧力を弱めて噴射させることで、ほぼ均一に噴射させることができる。
【0082】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記噴口部材に設ける前記吐出口の出口部が、この噴口部材の径方向外側に向かってのみ拡大するようにしたので、吐出口から噴射される内容物が中心部で重ならないように噴射させることができ、一層均一に噴射することができ、エアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくすることができる。
【0083】
また、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部に連通する入口部の流路壁を、段差のない平坦面としたので、噴口部材の入口部に内容物が付着堆積することを防止して噴射させることができ、内容物の詰まりを防止することができ、次回も円滑に噴射することができる。
【0086】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記噴射ボタン本体に設けられる前記連通路の先端面と、この連通路を塞いで取り付けられる前記噴口部材の前記吐出口入口部の基端面とを最少流路を確保して近接して配置するようにしたので、連通路の先端面と吐出口入口部の基端面との間の空間を最少流路として内容物の残留を極力低減することができ、内容物の堆積による詰まりを一層確実に防止することができる。
【0087】
また、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記エアゾール容器を、人体に噴射塗布する粉体を含有する内容物用としたので、このような内容物用のエアゾール容器に用いることでエアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくでき、詰まりも防止することができる。
【0088】
さらに、この発明の請求項記載のエアゾール容器の噴射ボタンによれば、前記エアゾール容器を、人体に噴射塗布する制汗剤用としたので、このような内容物用のエアゾール容器に用いることでエアゾール内容物の拡散を防止して広い面積に展着することができるとともに、噴射に伴う圧迫感や冷感を抑えることができ、しかも噴射音も小さくでき、詰まりも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアゾール容器の噴射ボタンの一実施の形態にかかる全体の正面図および縦断面図である。
【図2】この発明のエアゾール容器の噴射ボタンの一実施の形態にかかる噴口部材の正面図、縦断面図および背面図である。
【図3】この発明のエアゾール容器の噴射ボタンの一実施の形態にかかる噴射パターンの説明図である。
【図4】この発明のエアゾール容器の噴射ボタンの他の一実施の形態にかかる噴口部材の正面図、縦断面図および背面図である。
【図5】この発明のエアゾール容器の噴射ボタンのさらに他の一実施の形態にかかる全体の縦断面図である。
【図6】従来のエアゾール用押しボタンにかかり、それぞれは全体の縦断面図である。
【符号の説明】
C エアゾール容器
S ステム
10,50 エアゾール容器の噴射ボタン
11 噴射ボタン本体
12 嵌合孔
13 流通路
14 突出部
15 連通路
16 開口室
21,41 噴口部材
22,42 仕切部
23,43 噴射室
24,44 噴射面
25,45 吐出口
26,46 出口部
27 入口部
28 拡径部
29 流路壁
31 最少流路
32 入口隆起部
33,47 出口隆起部
51 噴射室

Claims (8)

  1. エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路が設けられた噴射ボタン本体と、この噴射ボタン本体の前記連通路を塞いで取り付けられ吐出口が設けられた噴口部材とを備えたエアゾール容器の噴射ボタンであって、前記噴口部材に複数の前記吐出口を設けるとともに、これら吐出口の出口部が噴射方向に拡大しており、かつ前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部の先端部外周を吐出させて高く形成したことを特徴とするエアゾール容器の噴射ボタン。
  2. エアゾール容器のステムに嵌合される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介してステムと連通する連通路が設けられた噴射ボタン本体と、この噴射ボタン本体の前記連通路を塞いで取り付けられ吐出口が設けられた噴口部材とを備えたエアゾール容器の噴射ボタンであって、前記噴口部材に複数の前記吐出口を設けるとともに、これら吐出口の出口部が噴射方向に拡大しており、かつ前記噴口部材の前記吐出口の前記入口部の基端部外周を吐出させて高く形成したことを特徴とするエアゾール容器の噴射ボタン。
  3. 前記噴口部材に、前記吐出口を3個円周等間隔に設けたことを特徴とする請求項1または2記載のエアゾール容器の噴射ボタン。
  4. 前記噴口部材に設ける前記吐出口の出口部が、この噴口部材の径方向外側に向かってのみ拡大していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアゾール容器の噴射ボタン。
  5. 前記噴口部材の前記吐出口の前記出口部に連通する入口部の流路壁を、段差のない平坦面としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエアゾール容器の噴射ボタン。
  6. 噴射ボタン本体に設けられる連通路の先端面と、この連通路を塞いで取り付けられる前記噴口部材の吐出口入口部の基端面とを最少流路を確保して近接して配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエアゾール容器の噴射ボタン。
  7. 前記エアゾール容器が、人体に噴射塗布する粉体を含有する内容物用であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエアゾール容器の噴射ボタン。
  8. 前記エアゾール容器が、人体に噴射塗布する制汗剤用であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエアゾール容器の噴射ボタン。
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