JP2015122581A - 複合機 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉部及びシート支持部に不具合が生じることを抑制しつつ、小型化を実現できる複合機を提供する。【解決手段】複合機1は、挿入口89が側面8Bに形成された本体部8と、本体部8内に収容された読取部3及び画像形成部5と、第1軸心X1周りで揺動可能に本体部8に支持され、閉鎖位置と開放位置とに変位可能な開閉部9と、第2軸心X2周りで揺動可能に本体部8に支持され、第1位置と第2位置とに変位可能なシート支持部7とを備える。本体部8と開閉部9との間に設けられたヒンジ60L、60Rは、第1軸心X1とともに上下動可能に本体部8に取り付けられた基部61L、61Rを有する。開閉部9が第1軸心X1周りで揺動する軌跡K1上に第1位置にあるシート支持部7が存在する。基部61Lとシート支持部7との間には、基部61Lの上昇に連動してシート支持部7を第2位置に向けて変位させるリンク機構100が設けられる。【選択図】図14

Description

本発明は複合機に関する。
特許文献1に従来の複合機の例が開示されている。この複合機は、本体部、読取部、画像形成部、開閉部、及びシート支持部を備えている。
本体部の上面には、原稿支持面が形成されている。読取部と画像形成部とは、本体部内に収容されている。本体部の後面には、挿入口が形成され、挿入口を介してシートを画像形成部に向けて挿入可能に構成されている。開閉部は、本体部の後面と略平行に延びる第1軸心周りで揺動可能に本体部に支持されている。開閉部は、原稿支持面を覆う閉鎖位置と、原稿支持面を露出させる開放位置とに変位可能である。シート支持部は、第1軸心と略平行に延びる第2軸心周りで揺動可能に本体部に支持されている。シート支持部は、挿入口を覆う第1位置と、後面に対して傾斜して挿入口に挿入されるシートを支持する第2位置とに変位可能である。
特許文献1では明示されていないが、この複合機では、本体部と開閉部との間に、第1軸心を構成するヒンジが設けられている。ヒンジは、基部を有している。基部は、第1軸心とともに上下動可能に本体部に取り付けられている。
この複合機では、開閉部が閉鎖位置から開放位置に揺動し、原稿支持面を露出させる。その原稿支持面には、読取対象の原稿が支持される。開閉部は、この状態で閉鎖位置に位置することにより、その原稿を上方から覆う。原稿が厚い書籍等であれば、開閉部は、ヒンジの基部が第1軸心とともに本体部に対して上昇した状態で閉鎖位置に位置し、その厚い原稿を上方から覆う。そして、読取部は、原稿支持面の下側を移動可能であり、原稿支持面に支持された原稿の画像を移動しながら読み取る。
また、この複合機では、本体部に支持されたシート支持部が第1位置から第2位置に揺動し、後面に対して傾斜した位置となる。そのシート支持部には、挿入口に挿入されるシートが支持される。そして、画像形成部は、挿入口から挿入されたシートに画像を形成することが可能である。
なお、この複合機では、開閉部が第1軸心周りで揺動する軌跡上に、第1位置にあるシート支持部が存在しないように構成されている。こうして、この複合機では、開閉部を開放位置に揺動させる際に、開閉部とシート支持部との干渉を無くし、開閉部及びシート支持部に破損等の不具合が生じることを抑制している。
特許第5041042号公報
ところで、この種の複合機においては、近年、小型化が求められている。この点、上記従来の複合機では、開閉部及びシート支持部に破損等の不具合が生じることを抑制するため、開閉部とシート支持部との干渉を無くしていることから、開閉部とシート支持部とを接近して配置させることが難しく、小型化が難しいという問題があった。
また、開閉部は、原稿の厚さに応じてヒンジを介して上下するように構成されており、ヒンジが上下方向においてどの位置にあるかによって、開閉部が開放位置に揺動する際の軌跡が変動する。このため、ヒンジがどのような位置にあっても、開閉部とシート支持部との干渉を無くすためには、シート支持部を配置可能なスペースが制限されるという問題があった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、開閉部及びシート支持部に不具合が生じることを抑制しつつ、小型化を実現できる複合機を提供することを目的とする。
本発明の複合機は、読取対象の原稿を支持する原稿支持面が上面に形成されるとともに、画像形成対象のシートが挿入される挿入口が側面に形成された本体部と、
前記本体部内に収容され、前記原稿支持面に支持された原稿の画像を読み取る読取部と、
前記本体部内に収容され、前記挿入口から挿入されたシートに画像を形成する画像形成部と、
前記側面と略平行に延びる第1軸心周りで揺動可能に前記本体部に支持され、前記原稿支持面を覆う閉鎖位置と、前記原稿支持面を露出させる開放位置とに変位可能な開閉部と、
前記第1軸心と略平行に延びる第2軸心周りで揺動可能に前記本体部に支持され、前記挿入口を覆う第1位置と、前記側面に対して傾斜して前記挿入口に挿入されるシートを支持する第2位置とに変位可能なシート支持部と、を備える複合機であって、
前記本体部と前記開閉部との間には、前記第1軸心を構成するヒンジが設けられ、
前記ヒンジは、前記第1軸心とともに上下動可能に前記本体部に取り付けられた基部を有し、
前記開閉部が前記第1軸心周りで揺動する軌跡上に、前記第1位置にある前記シート支持部が存在し、
前記基部と前記シート支持部との間には、前記基部の上昇に連動して、前記シート支持部を前記第2位置に向けて変位させるリンク機構が設けられていることを特徴とする。
本発明の複合機では、開閉部が第1軸心周りで揺動する軌跡上に、第1位置にあるシート支持部が存在している。この複合機では、開閉部とシート支持部とを接近させることで、小型化を実現できる。
また、この複合機では、基部とシート支持部との間に設けられたリンク機構が基部の上昇に連動して、シート支持部を第2位置に向けて変位させる。こうして、シート支持部は、基部の上昇に連動して、第1位置から第2位置に向けて退避する。これにより、この複合機では、ヒンジが有する基部が本体部に対して上昇した場合において、本体部及び第2軸心から離間した第1軸心周りで揺動する開閉部から、シート支持部の上端側を第2軸心に向けて押し潰すような圧縮方向の押圧力が作用し難くなる。その結果、この複合機では、開閉部からシート支持部に過度な押圧力が作用し難くなるので、開閉部及びシート支持部に破損等の不具合が生じることを抑制できる。
また、この複合機では、原稿の厚さに応じてヒンジによって上下する開閉部が開放位置に揺動する際の軌跡が変動するが、その軌跡の変動にかかわらず、シート支持部が基部の上昇に連動して、第1位置から第2位置に向けて退避する。このため、この複合機では、上記従来の複合機と比較して、シート支持部を配置可能なスペースが制限され難い。
したがって、本発明の複合機では、開閉部及びシート支持部に不具合が生じることを抑制しつつ、小型化を実現できる。
本体部とシート支持部との間には、シート支持部の側面に対する傾斜角度が所定の角度よりも小さければ、第1位置に向けてシート支持部を付勢する付勢手段が設けられていることが望ましい。この構成によれば、ヒンジの基部が下降する際に、第2位置に向けて変位したシート支持部の側面に対する傾斜角度が所定の角度よりも小さければ、付勢手段の付勢力によって、自動的にシート支持部を第1位置に戻すことができる。
リンク機構は、基部からシート支持部に向けて延び、基部とともに上下動する作動部と、シート支持部に設けられ、上昇する作動部に当接して、作動部の変位をシート支持部に伝達し、シート支持部を第2位置に向けて変位させる伝達部と、を有していることが望ましい。この場合、簡素な作動部及び伝達部により、基部の上昇に連動して、シート支持部を第2位置に向けて確実に変位させることができる。
開閉部には、開閉部が閉鎖位置にある状態で、第1位置にあるシート支持部の上端側に向かって突出する当接部が形成されていることが望ましい。そして、シート支持部の上端側には、シート支持部が第1位置にある状態で、閉鎖位置にある開閉部の当接部に向かって突出し、かつ第2軸心に略直交する方向に延び、開閉部が開放位置に変位する際に、当接部が摺接する被当接部が形成されていることが望ましい。この構成によれば、開閉部が開放位置に変位する際に、開閉部に形成された当接部が第1位置にあるシート支持部の上端側に形成された被当接部に摺接することで、開閉部の開放位置への変位を押圧力としてシート支持部に確実に作用させることができる。こうして、この複合機では、開閉部の開放位置への変位に伴って、シート支持部を第1位置から第2位置に向けて確実に退避させることができる。その結果、この複合機では、開閉部及びシート支持部に不具合が生じることを確実に抑制できる。また、当接部及び被当接部にしか擦過痕が付かず、擦過痕が目立ち難い。このため、この複合機では、擦過痕による外観品位の低下を抑制できる。
実施例1の複合機の斜視図である。 実施例1の複合機の部分斜視図である。 実施例1の複合機に係り、読取部及び搬送部を主に示す部分模式断面図である。 実施例1の複合機に係り、画像形成部及びシート支持部を主に示す模式断面図である。 実施例1の複合機に係り、ヒンジ及び挿入口を主に示す部分模式後面図である。 実施例1の複合機に係り、ヒンジ、リンク機構、当接部及び被当接部等を示す部分側面図である。 実施例1の複合機に係り、シート支持部が第2位置に変位した状態を示す部分模式断面図である。 実施例1の複合機に係り、シート支持部が第2位置に変位した状態を示す斜視図である。 実施例1の複合機に係り、(a)及び(b)は、付勢手段の動作を説明する部分模式側面図である。 実施例1の複合機に係り、図9(a)の矢視Z方向から見た付勢手段を示す部分模式図である。 実施例1の複合機に係り、図8の矢視Y方向から見た当接部を示す部分斜視図である。 実施例1の複合機に係り、図8の矢視X方向から見た被当接部を示す部分斜視図である。 実施例1の複合機に係り、ヒンジ、リンク機構、当接部及び被当接部等を示す部分側面図である。 実施例1の複合機に係り、ヒンジ、リンク機構、当接部及び被当接部等を示す部分側面図である。 実施例1からリンク機構を無くした比較例の複合機に係り、ヒンジ、当接部及び被当接部等を示す部分側面図である。 実施例2の複合機に係り、ヒンジ、リンク機構、当接部及び被当接部等を示す部分側面図である。 実施例2の複合機に係り、ヒンジ、リンク機構、当接部及び被当接部等を示す部分側面図である。 実施例3の複合機に係り、ヒンジ、リンク機構、当接部及び被当接部等を示す部分側面図である。 実施例3の複合機に係り、ヒンジ、リンク機構、当接部及び被当接部等を示す部分側面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3について図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の複合機1は、本発明の複合機の具体的態様の一例である。図1では、操作パネル8Pが設けられた側を装置の前側と規定し、操作パネル8Pに向かった場合に左手に来る側を左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、複合機1が備える各構成要素について説明する。
<全体構成>
図1〜図6に示すように、複合機1は、本体部8、開閉部9、読取部3、搬送部4、画像形成部5、及びシート支持部7を備えている。本体部8は、扁平な略箱状体である。図1に示すように、本体部8の前面には、タッチパネル等である操作パネル8Pが設けられている。
図3に示すように、本体部8の上面8Cには、第1プラテンガラス81及び第2プラテンガラス82が配設されている。図3及び図4に示すように、第1プラテンガラス81の上面によって、原稿支持面81Aが形成されている。原稿支持面81Aは、読取対象の原稿の画像を読取部3が静止状態で読み取る際に、その原稿を下側から支持する。読取対象の原稿には、用紙、OHPシート等であるシートの他、書籍等が含まれる。図3に示すように、第2プラテンガラス82は、第1プラテンガラス81の左側に位置して前後方向に細長く延びている。第2プラテンガラス82の上面によって、読取面82Aが形成されている。読取面82Aは、搬送部4によって1枚ずつ搬送されるシートの画像を読取部3が読み取る際に、その搬送されるシートを下側から案内する。
図1及び図4〜図6に示すように、開閉部9は、第1軸心X1周りで揺動可能に本体部8に支持されている。第1軸心X1は、本体部8の後面8Bの上端縁よりも上側に位置し、後面8Bと平行な左右方向に延びている。本体部8の後面8Bは、本発明の「本体部の側面」の一例である。
より詳しくは、図4〜図6に示すように、開閉部9と本体部8との間には、第1軸心X1を構成する左右一対のヒンジ60L、60Rが設けられている。左側のヒンジ60Lは、基部61Lと回動部62Lとを有している。回動部62Lの一端側は、第1軸心X1周りで揺動可能に基部61Lに支持されている。回動部62Lの他端側は、開閉部9に固定されている。右側のヒンジ60Rは、基部61Rと回動部62Rとを有している。回動部62Rの一端側は、第1軸心X1周りで揺動可能に基部61Rに支持されている。回動部62Rの他端側は、開閉部9に固定されている。
基部61L、61Rは、略角柱状をなして第1軸心X1から下向きに延びている。図4及び図5に示すように、左側の基部61Lは、本体部8の上面8Cから下向きに凹む保持穴86Lに挿入されて、上下動可能に本体部8に保持されている。右側の基部61Rは、本体部8の上面8Cから下向きに凹む保持穴86Rに挿入されて、上下動可能に本体部8に保持されている。つまり、基部61L、61Rは、第1軸心X1とともに上下動可能に本体部8に取り付けられている。
開閉部9は、図1に実線で示すように、閉じた状態では原稿支持面81Aを上方から覆っている。図1に実線で示す開閉部9の位置を閉鎖位置とする。開閉部9は、図1に二点鎖線で示すように、その前端部側が上方かつ後方に変位するように第1軸心X1周りで揺動することにより、原稿支持面81Aを露出させる。これにより、ユーザは読取対象の原稿を原稿支持面81Aに支持させることができる。開閉部9が原稿支持面81Aを露出させていれば、その開閉部9の本体部8に対する揺動角度にかかわらず、その開閉部9の位置を開放位置とする。図1に二点鎖線で示す開閉部9の位置は、開放位置の一例である。
開閉部9は、原稿支持面81Aに読取対象の原稿が支持された状態で閉鎖位置に移動することにより、その原稿を上方から好適に覆う。原稿が厚い書籍等であれば、開閉部9は、ヒンジ60L、60Rの基部61L、61Rが第1軸心X1とともに本体部8に対して上昇した状態で閉鎖位置に移動し、その厚い原稿を上方から好適に覆う。
<読取部及び搬送部>
図3に示すように、読取部3は、本体部8内の上側に収容されている。読取部3は、原稿支持面81A及び読取面82Aの下側に位置する読取センサ3Sと、読取センサ3Sを本体部8内で左右方向に往復動させる図示しない走査機構とを有している。読取センサ3Sとしては、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等の周知の画像読取センサが採用される。
図2及び図3に示すように、搬送部4は、開閉部9に設けられている。搬送部4は、供給トレイ91と排出トレイ92とを有している。供給トレイ91と排出トレイ92とは、図1に示す閉じた状態のカバー9Cを図2に示すように展開することによって、開閉部9の右側部分に形成される。排出トレイ92は、供給トレイ91よりも下側に位置する。供給トレイ91は、搬送部4によって搬送される読取対象のシートを下側から支持する。排出トレイ92には、読取部3によって画像が読み取られ、搬送部4によって搬送されたシートが排出される。
図3に示すように、搬送部4は、開閉部9内でシートの一面及び他面に当接可能に延びる案内面に囲まれた空間として、搬送経路Pr1を規定している。搬送経路Pr1は、まず、供給トレイ91から左側に向かって略水平に延びる部分を含んでいる。次に、搬送経路Pr1は、下向きにUターンする部分を含んでいる。次に、搬送経路Pr1は、読取面82Aに沿って右方に短く延びる部分を含んでいる。最後に、搬送経路Pr1は、右側に向かって上り傾斜して排出トレイ92に至る部分を含んでいる。
搬送部4は、搬送経路Pr1のうち供給トレイ91に近い位置において、供給ローラ41と分離ローラ42と分離パッド42Aとを有している。供給ローラ41は、供給トレイ91上のシートを搬送方向の下流側の分離ローラ42に送り出す。分離ローラ42は、複数枚のシートが重なった状態で供給ローラ41によって搬送されてきた場合には、分離パッド42Aと協働して1枚ずつに分離し、搬送方向のさらに下流側に搬送する。
搬送部4は、搬送経路Pr1において下向きにUターンする部分において、大径の搬送ローラ44Aと湾曲ガイド面44Gとを有している。搬送ローラ44Aの外周面は、搬送経路Pr1において下向きにUターンする部分の内側ガイド面を形成している。湾曲ガイド面44Gは、搬送ローラ44Aの外周面と所定の間隔を配置されている。湾曲ガイド面44Gは、搬送経路Pr1において下向きにUターンする部分の外側ガイド面を形成している。搬送ローラ44Aは、その外周に当接するピンチローラ44P、44Qと協働して、シートを読取面82Aに搬送する。
搬送部4は、読取面82Aに対して上側から対向する位置に、押圧部材49を有している。押圧部材49は、搬送ローラ44A側から搬送されてくるシートを上側から押圧して、読取面82Aに接触させる。
搬送部4は、搬送経路Pr1における押圧部材49よりも右側で上り傾斜する部分において、排出ローラ48とピンチローラ48Pとを有している。排出ローラ48及びピンチローラ48Pは、排出トレイ92に臨んでいる。排出ローラ48及びピンチローラ48Pは、読取面82A上を通過したシートを排出トレイ92に排出する。
この複合機1では、原稿支持面81Aに支持された原稿の画像を読み取る場合、読取部3において図示しない走査機構が作動し、読取センサ3Sを原稿支持面81Aの左端縁の下側から右端縁の下側までの間で左右方向に移動させる。これにより、読取センサ3Sは、原稿支持面81Aに支持された原稿の画像を読み取る。その後、図示しない走査機構は、読み取りを終えた読取センサ3Sを読取部3内における右端側から左端側に移動させ、元の位置に復帰させる。
また、この複合機1では、供給トレイ91上のシートの画像を読み取る場合、読取部3において、図示しない走査機構が作動し、読取センサ3Sを読取面82Aの下側の固定読取位置に停止させる。そして、搬送部4が供給トレイ91上のシートを搬送経路Pr1に沿って順次搬送すると、そのシートが読取面82Aに接触しながら固定読取位置にある読取センサ3Sの上側を通過するので、読取センサ3Sは、その通過するシートの画像を読み取る。画像が読み取られたシートは、排出ローラ48及びピンチローラ48Pによって、排出トレイ92に排出される。
<画像形成部及びシート支持部>
図4に示すように、画像形成部5は、本体部8内の下側に収容されている。画像形成部5は、シートカセット58、排出部59、搬送部51及びインクジェット記録部56を有している。
シートカセット58は、本体部8内の底部に配設されている。シートカセット58は、上方が開放された略箱状体である。シートカセット58は、その内部にシートを積層状態で収容する。
排出部59は、本体部8の前面から後向きに凹んで略直方体状の空間を規定する凹部である。排出部59は、操作パネル8Pよりも下側、かつシートカセット58よりも上側に位置している。排出部59には、搬送部51によって搬送されて、インクジェット記録部56によって画像が形成されたシートが排出される。
搬送部51は、本体部8内でシートの一面及び他面に当接可能に延びる図示しない案内面に囲まれた空間として、湾曲搬送経路Pw1及び水平搬送経路Pw2を規定している。湾曲搬送経路Pw1は、下方のシートカセット58の後端から、さらに後方かつ斜め上方に延びた後、上向きに湾曲して前方に向きを変える。水平搬送経路Pw2は、湾曲搬送経路Pw1に接続して略水平に延び、前方の排出部59に到達する。この水平搬送経路Pw2に沿う位置に、インクジェット記録部56が配置されている。
搬送部51は、シートカセット58の上側において、アーム51Bと供給ローラ51Aとを有している。アーム51Bの根元側は、基軸X51B周りで回動可能とされている。基軸X51Bは、シートカセット58の前後方向における中間部の上方に位置している。アーム51Bは、基軸X51Bから後側かつ下側に延びている。供給ローラ51Aは、アーム51Bの先端に回転可能に支持され、かつシートカセット58内のシートに当接可能に配置されている。
アーム51Bには、回転駆動力を供給ローラ51Aに伝達して、供給ローラ51Aを回転させる図示しない駆動伝達機構が設けられている。供給ローラ51Aは、アーム51Bの下方への回動により、シートカセット58に収容されたシートの上面に圧接する。供給ローラ51Aは、その状態で回転することにより、そのシートをピックアップして湾曲搬送経路Pw1へと送り出す。
搬送部51は、水平搬送経路Pw2のうち湾曲搬送経路Pw1との接続位置に近い位置において、第1搬送ローラ52Aとピンチローラ52Pとを有している。搬送部51は、水平搬送経路Pw2のうち前後方向の中間位置において、第2搬送ローラ53Aと拍車ローラ53Bとを有している。搬送部51は、水平搬送経路Pw2のうち排出部59に臨む位置において、第3搬送ローラ54A及び拍車ローラ54Bを有している。
ピンチローラ52Pと第2搬送ローラ53Aとの間には、プラテン42が配設されている。プラテン42は、略水平に延在する平板である。プラテン42は、水平搬送経路Pw2を下側から規定している。
第1搬送ローラ52A及びピンチローラ52Pは、湾曲搬送経路Pw1を搬送されて水平搬送経路Pw2に到達するシートを狭持してプラテン42上へ送る。第2搬送ローラ53A及び拍車ローラ53Bは、プラテン42上を通過したシートを狭持して、排出部59に向けて搬送する。第3搬送ローラ54A及び拍車ローラ54Bは、そのシートを狭持して、排出部59に排出する。この際、第1搬送ローラ52A、第2搬送ローラ53A及び第3搬送ローラ54Aは、図示しない駆動源によって間欠駆動されて、所定の改行幅でシートを間欠的に搬送する。
インクジェット記録部56は、第1搬送ローラ52Aと拍車ローラ53Bとの間に設けられている。インクジェット記録部56は、水平搬送経路Pw2を挟んで上側からプラテン42に対向している。インクジェット記録部56は、主走査方向である左右方向、すなわち、図4の紙面手前から奥に向かう方向に延びる図示しないガイドレールに沿って往復動するように構成されている。
インクジェット記録部56は、プラテン42上を所定の改行幅で間欠的に搬送されるシートが停止する毎に、主走査方向に往復移動する。この過程において、インクジェット記録部56は、図示しないインクカートリッジから供給されたインクをノズル56Nから微小なインク滴としてシートに吐出することにより、シートに画像を形成する。
図4及び図5に示すように、本体部8の後面8Bには、挿入口89が形成されている。挿入口89は、左右方向に細長い略矩形穴である。図4に示すように、本体部8内には、上側案内面89Cと下側案内面89Dとが形成されている。上側案内面89Cは、挿入口89の上端縁から前側に向かって下り傾斜している。下側案内面89Dは、挿入口89の下端縁から前側に向かって下り傾斜している。上側案内面89C及び下側案内面89Dは、湾曲搬送経路Pw1と水平搬送経路Pw2との接続点の近傍まで延びている。
図1及び図4〜図9に示すように、シート支持部7は、本体部8の後面8B側に設けられている。シート支持部7は、本体部8の後面8Bに形成された挿入口89を経由して画像形成部5に供給されるシートを支持するものである。
より詳しくは、図1及び図4〜図9に示すように、本体部8の後面8Bには、固定部8Fが組み付けられている。固定部8Fは、挿入口89の下端縁に隣接して後方に突出している。シート支持部7は、第2軸心X2周りで揺動可能に固定部8Fに支持されている。第2軸心X2は、第1軸心X1よりも下側の位置、かつ挿入口89とおおよそ同じ高さとなる位置において、後面8B及び第1軸心X1と平行な左右方向に延びている。
図4及び図7に示すように、本体部8の後面8Bには、案内部材8G、8Hが組み付けられている。案内部材8G、8Hは、挿入口89の下端縁から後方に上り傾斜しつつ延びている。上側の案内部材8Gと下側の案内部材8Hとは、上下方向の間隔を有して互いに略平行に延びている。
固定部8Fは、分離片83Bと第1支持部材83Aとを有している。分離片83Bは、上下方向において挿入口89の下端縁とほぼ同じ高さに位置している。分離片83Bは、挿入口89の下端縁近傍から後方に延びている。分離片83Bの上面は、挿入口89の下端縁よりも少し上方に位置している。分離片83Bの上面は、シート支持部7に支持されるシートの先端が当接する面である。図示は省略するが、分離片83Bの上面には、上向きに突出する複数の小さい歯が前後方向に並んで形成されている。その歯によって、シート支持部7に支持される複数枚のシートの先端が捌かれる。
第1支持部材83Aは、分離片83Bの後端縁側から上向きに上り傾斜している。第1支持部材83Aは、シート支持部7と協働して、シート支持部7に支持されるシートの先端側を支持する
案内部材8Hの上端部には、駆動軸76Sが回転可能に支持されている。駆動軸76Sは、図示しない駆動源によって駆動されて回転する。駆動軸76Sには、アーム76Aの上端部が挿通されている。これにより、アーム76Aは、駆動軸76S周りで揺動可能となっている。
アーム76Aは、第1支持部材83Aに向かって下向きに延びている。アーム76Aの下端部には、給送ローラ76が回転可能に支持されている。給送ローラ76と駆動軸76Sとには、無端ベルト76Bが巻き掛けられている。給送ローラ76は、無端ベルト76Bによって駆動軸76Sの回転が伝達されることにより回転する。
図1、図4、図6〜図8に示すように、シート支持部7は、側壁7L、7Rと第2支持部材71と第3支持部材72と蓋部材7Tとを有している。側壁7L、7Rは、シート支持部7を左右方向の外側から覆っている。第2支持部材71と第3支持部材72と蓋部材7Tとはそれぞれ、左側の側壁7Lから右側の側壁7Rまでの間に亘って、左右方向に略平板状に延びている。
図4及び図7に示すように、第2支持部材71は、第1支持部材83Aの上端縁よりも上側に位置している。第3支持部材72は、案内部材8G、8Hの上端縁よりも上側に位置している。蓋部材7Tは、その後端縁側の左右角部が側壁7L、7Rに揺動可能に支持されている。蓋部材7Tは、図1及び図4に示すシート支持部7の上側を塞ぐ位置と、図7及び図8に示すシート支持部7の上側を開放する位置との間で変位可能とされている。
図1、図4、図6及び図9(a)に示すように、シート支持部7は、本体部8の後面8Bに沿うように第2軸心X2から上向きに起立した位置にある状態で、挿入口89を覆う。図1、図4、図6及び図9(a)に示すシート支持部7の位置を第1位置とする。
その一方、図7、図8及び図9(b)に示すように、シート支持部7は、第1位置から後方に揺動し、後面8Bに対して後方に傾斜した位置にある状態で、第1支持部材83Aと第2支持部材71とが連続する平坦面を形成して、挿入口89に挿入されるシートを支持可能な状態となる。この状態では、図7に示すように、第1支持部材83A及び第2支持部材71の上側を向く面と、案内部材8Hの下面とによって規定される空間として、供給経路Pa1が形成される。第1支持部材83Aと第2支持部材71とによって形成される平坦面には、複数枚のシートが積層状態で支持される。供給経路Pa1は、本体部8の後面8Bよりも後方から挿入口89を通過し、水平搬送経路Pw2に到達する。図7、図8及び図9(b)に示すシート支持部7の位置を第2位置とする。
図7に示すように、シート支持部7が第2位置にある状態では、案内部材8Hと第3支持部材72とが連続する平坦面を形成する。案内部材8H及び第3支持部材72の上側を向く面と、案内部材8Gの下面とによって規定される空間として、手差し供給経路Pa2が形成される。案内部材8Hと第3支持部材72とによって形成される平坦面には、手差し給紙される1枚のシートが支持される。手差し供給経路Pa2は、本体部8の後面8Bよりも後方から挿入口89を通過し、水平搬送経路Pw2に到達する。
図9及び図10に示すように、固定部8Fとシート支持部7との間には、付勢手段77が設けられている。付勢手段77は、カム78とカムフォロワ77Aとコイルバネ77Cとを有している。
カム78は、固定部8Fに設けられている。図9において、カム78は、シート支持部7の右側の側壁7Rによって右側から覆われている。図9(b)に示すように、カム78は、固定部8Fの右端部から上向きに突出する支持部8Eに一体成形されている。カム78は、第2軸心X2を中心とする円弧状を描くリブである。図10に示すように、カム78は、略三角形状をなして左側に突出している。カム78には、頂点78Cと、頂点78Cから前側かつ右側に延びる傾斜面78Aと、頂点78Cから後側かつ右側に延びる傾斜面78Bとが形成されている。
カムフォロワ77A及びコイルバネ77Cは、シート支持部7に設けられている。図9では、カムフォロワ77A及びコイルバネ77Cは、カム78に対して紙面奥側に位置している。図示は省略するが、カムフォロワ77Aは、シート支持部7に左右方向に変位可能に支持されている。図10に示すように、コイルバネ77Cは、カムフォロワ77Aとシート支持部7との間に位置して、カムフォロワ77Aをカム78に向けて付勢している。これにより、コイルバネ77Cは、カム78に左側から押し付けられている。
図9(a)に示す第1位置にあるシート支持部7が第2軸心X2周りで揺動し、図9(b)に示す第2位置に変位すると、カムフォロワ77A及びコイルバネ77Cもシート支持部7とともに移動する。一方、固定部8Fに設けられたカム78は動かない。このため、図10に示すように、カムフォロワ77Aは、傾斜面78Aに沿って転動して頂点78に到達する過程で圧縮される。そして、カムフォロワ77Aは、頂点78Cから傾斜面78Bに沿って転動する過程で伸長する。
カムフォロワ77Aがカム78の頂点78Cに当接した状態におけるシート支持部7の後面8Bに対する傾斜角度αは、図9(b)に示す所定の角度α1に設定されている。図9(b)に示すように、傾斜角度αが所定の角度α1より大きければ、カムフォロワ77Aが傾斜面78Bに押し付けられることにより、シート支持部7が第2位置に向けて付勢される。その一方、傾斜角度αが所定の角度α1より小さければ、カムフォロワ77Aが傾斜面78Aに押し付けられることにより、シート支持部7が第1位置に向けて付勢される。
このような付勢手段77により、ユーザがシート支持部7を第2軸心X2周りで揺動させれば、シート支持部7の位置が第1位置及び第2位置のどちらか一方に決まるようになっている。
この複合機1では、シートカセット58内のシートに画像を形成する場合、図4に示すように、画像形成部5が図示しない制御部に制御され、供給ローラ51Aがシートカセット58内のシートをピックアップして湾曲搬送経路Pw1へと送り出す。そうすると、第1搬送ローラ52A、第2搬送ローラ53A、第3搬送ローラ54A及びインクジェット記録部56が協調動作し、そのシートを水平搬送経路Pw2において搬送しながら、そのシートに画像を形成する。そして、画像が形成されたシートは、排出部59に排出される。
また、この複合機1では、シートカセット58に収容されたシート以外のシートに画像を形成する場合、図7に示すように、ユーザがシート支持部7を第2位置に変位させる。そして、そのシート支持部7の第2支持部材71に複数枚のシートを支持させて画像を形成する場合、図示しない制御部に制御された給送ローラ76がシート支持部7の第2支持部材71に支持されたシートのうち最上位置のシートに当接する状態で回転する。これにより、そのシートが供給経路Pa1に沿って搬送され、水平搬送経路Pw2に到達する。また、そのシート支持部7の第3支持部材72に1枚のシートを支持させて手差し給紙で画像を形成する場合、ユーザが手差し供給経路Pa2に沿ってシートを差し入れて、そのシートの先端を水平搬送経路Pw2に到達させる。シートの先端が水平搬送経路Pw2に到達すれば、図示しない位置検知センサによって検知され、図示しない制御部に検知信号が伝達される。
画像形成部5は、図示しない制御部に制御されて、供給経路Pa1又は手差し供給経路Pa2を経由して水平搬送経路Pw2に到達したシートに画像を形成する。そして、画像が形成されたシートは、排出部59に排出される。
<連動機構及びリンク機構>
図6に示すように、開閉部9が第1軸心X1周りで揺動する軌跡K1上には、第1位置にあるシート支持部7が存在している。このため、この複合機1では、開閉部9が第1軸心X1周りで閉鎖位置から開放位置に揺動するのに連動して、シート支持部7を第1位置から第2位置に向けて変位させる連動機構を備えている。連動機構は、図5、図6及び図11に示す当接部99L、99Rと、図5、図6及び図12に示す被当接部79L、79Rとを有して構成されている。また、この複合機1では、図6、図13及び図14に示すように、基部61L、61Rが上昇すると、左側の基部61Lの上昇に連動して、シート支持部7を第2位置に向けて変位させるリンク機構100を備えている。
図5、図6及び図11に示すように、当接部99L、99Rは、開閉部9に形成されている。図11では、左側の当接部99Lのみを図示している。右側の当接部99Rは、左側の当接部99Lと勝手違いの同一構成であるので、説明及び図示を適宜省略する。より詳しくは、当接部99L、99Rは、開閉部9の後面において、ヒンジ60L、60Rの回動部62L、62Rよりも上側に位置する部分に一体成形されている。当接部99L、99Rは、開閉部9の後面から後向きに略台形状に突出している。図6に示すように、当接部99L、99Rは、側壁7L、7Rの前面の上側部分に向かって突出している。
すなわち、当接部99L、99Rは、開閉部9が閉鎖位置にある状態で、第1位置にあるシート支持部7の上端側に向かって突出している。また、図11に示すように、当接部99L、99Rは、開閉部9の後面の上端縁よりも上側に突出している。
図5及び図12に示すように、被当接部79L、79Rは、シート支持部7の上端側に形成されている。図12では、左側の被当接部79Lのみを図示している。右側の被当接部79Rは、左側の被当接部79Lと勝手違いの同一構成であるので、説明及び図示を適宜省略する。より詳しくは、被当接部79L、79Rは、側壁7L、7Rの前面の上側部分に一体成形されている。左側の被当接部79Lは、側壁7Lの前面の左側端縁に沿って上下方向に延び、かつ前向きに突出するリブである。右側の被当接部79Rも、左側の被当接部79Lと同様である。
すなわち、被当接部79L、79Rは、シート支持部7が第1位置にある状態で、閉鎖位置にある開閉部9の当接部99L、99Rに向かって突出し、かつ左右方向に延びる第2軸心X2に略直交する上下方向に延びている。
図13に示すように、ヒンジ60L、60Rの基部61L、61Rが本体部8に対して上昇していない状態では、開閉部9が開放位置に変位する際に、当接部99L、99Rが第2軸心X2周りで円弧状の軌跡を描きつつ変位し、被当接部79L、79Rに摺接する。なお、開閉部9における当接部99L、99R以外の部位と、シート支持部7における被当接部79L、79R以外の部位とが摺接することはない。
このような当接部99L、99R及び被当接部79L、79Rにより、開閉部9の開放位置への変位が押圧力F1としてシート支持部7に作用する。その結果、シート支持部7は、開閉部9の開放位置への変位に伴って第1位置から第2位置に向けて退避する。押圧力F1の向きは、当接部99L、99Rの被当接部79L、79Rに摺接する位置や、双方の面当たりの状態によって変化するが、本実施例では、図13に示すように、おおよそ第2軸心X2の周方向を向くように設定されている。
この際、図13に示すシート支持部7の後面8Bに対する傾斜角度αは、所定の角度α1より小さくなるように設定されている。このため、図6等に示すように、開閉部9が閉鎖位置に移動すると、付勢手段77の付勢力によって、自動的にシート支持部7が図13に示す位置から第1位置に戻る。
図14に示すように、リンク機構100は、左側の基部61Lとシート支持部7との間に設けられている。リンク機構100は、作動部110と伝達部120とを有している。
本体部8には、左側の基部61Lが挿入される保持穴86Lの後壁面から後面8Bまで貫通する開口86Hが形成されている。開口86Hは、上下方向に延びている。
図5及び図6に示すように、作動部110は、左側の基部61Lの後面に組み付けられた樹脂製部材である。作動部110は、左側の基部61Lの後面から後向きに突出して、開口86Hを通過し、シート支持部7に向けて延びている。作動部110において、開口86Hよりも後側で上側を向く接触面110Aは、後向きに下り傾斜した後、略水平に後方に延びている。
図14に示すように、例えば、原稿支持面81Aに厚い原稿が支持された状態で開閉部9が閉鎖位置に移動する場合等、ヒンジ60L、60Rの基部61L、61Rが第1軸心X1とともに本体部8に対して上昇すると、作動部110は、左側の基部61Lとともに上昇する。そして、図6に示すように、基部61L、61Rが元の位置まで下降すると、作動部110は、左側の基部61Lとともに下降する。
図6及び図14に示すように、伝達部120は、シート支持部7に設けられている。より詳しくは、伝達部120は、側壁7Lに組み付けられた樹脂製部材である。伝達部120は、側壁7Lの内壁面から前側かつ下側に突出している。図6に示すように、ヒンジ60L、60Rの基部61L、61Rが本体部8に対して上昇していない状態では、伝達部120は、作動部110の接触面110Aに対して上側から接触しているか、又は僅かに離間している。そして、図14に示すように、ヒンジ60L、60Rの基部61L、61Rが第1軸心X1とともに本体部8に対して上昇し、作動部110が左側の基部61Lとともに上昇すると、伝達部120は、作動部110の接触面110Aに当接して押し上げられる。これにより、伝達部120は、作動部110の変位をシート支持部7に伝達し、シート支持部7を第2軸心X2周りで揺動させ、第2位置に向けて変位させる。
この際、図14に示すシート支持部7の後面8Bに対する傾斜角度αは、所定の角度α1より小さくなるように設定されている。このため、図6等に示すように、開閉部9が閉鎖位置に移動すると、付勢手段77の付勢力によって、自動的にシート支持部7が図14に示す位置から第1位置に戻る。
実施例1の複合機1からリンク機構100を除いたものを比較例として図15に示す。この比較例では、ヒンジ60L、60Rが有する基部61L、61Rが本体部8に対して上昇した場合において、開閉部9が本体部8及び第2軸心X2から上方に離間した第1軸心X1周りで揺動すると、開閉部9に形成された当接部99L、99Rが第1位置にあるシート支持部7の上端側角部に当接し易い。すると、開閉部9からシート支持部7の上端側に対して、第2軸心X2の周方向から径内方向に向きが変化した押圧力F2が作用し易くなる。押圧力F2は、シート支持部7の上端側を第2軸心X2に向けて押し潰すような圧縮方向の押圧力である。この押圧力F2によって、開閉部9とシート支持部7とが過度に押圧し合うと、開閉部9及びシート支持部7に破損等の不具合が生じ易くなる。
なお、図14に示すシート支持部7の傾斜角度αは一例である。リンク機構100によって退避するシート支持部7の傾斜角度αは、開放位置に変位する開閉部9に対して完全に干渉しない角度まで大きくする必要はない。開放位置に変位する開閉部9に退避したシート支持部7が多少干渉しても、開閉部9とシート支持部7との間に過度の押圧力が作用しなければ、その程度まで傾斜角度αを小さくできる。
<作用効果>
実施例1の複合機1では、図6に示すように、開閉部9が第1軸心X1周りで揺動する軌跡K1上に、第1位置にあるシート支持部7が存在している。こうして、この複合機1では、開閉部9とシート支持部7とを接近させることで、小型化を実現できる
この複合機1では、図13に示すように、基部61L、61Rが本体部8に対して上昇していない状態では、開閉部9が開放位置に変位する際に、開閉部9に形成された当接部99L、99Rが第1位置にあるシート支持部7の上端側に形成された被当接部79L、79Rに摺接する。これにより、第2軸心X2周りで揺動可能に本体部8に支持されたシート支持部7に対して、開閉部9からおおよそ第2軸心X2の周方向を向く押圧力F1が作用するので、シート支持部7が第2位置に向けて変位する。つまり、開閉部9の開放位置への変位に伴って、シート支持部7が第1位置から第2位置に向けて退避するので、開閉部9からシート支持部7に過度な押圧力が作用し難い。
また、この複合機1では、図6及び図14に示すように、左側の基部61Lとシート支持部7との間にリンク機構100が設けられている。図14に示すように、リンク機構100は、基部61L、61Rが上昇すると、左側の基部61Lの上昇に連動して、シート支持部7を第2位置に向けて変位させる。より詳しくは、左側の基部61Lからシート支持部7に向けて延びる作動部110が左側の基部61Lとともに上昇し、シート支持部7に設けられた伝達部120が作動部110の接触面110Aに当接して押し上げられる。これにより、伝達部120は、作動部110の変位をシート支持部7に伝達し、シート支持部7を第2位置に向けて変位させる。
こうして、シート支持部7は、左側の基部61Lの上昇に連動して、第1位置から第2位置に向けて退避する。これにより、この複合機1では、図14に示すように、ヒンジ60L、60Rが有する基部61L、61Rが本体部8に対して上昇した場合において、本体部8及び第2軸心X2から上方に離間した第1軸心X1周りで揺動する開閉部9から、シート支持部7の上端側に対して、第2軸心X2の周方向から径内方向に向きが変化した押圧力、例えば図15に示すように、シート支持部7の上端側を第2軸心X2に向けて押し潰すような圧縮方向の押圧力F2が作用し難くなる。その結果、この複合機1では、開閉部9からシート支持部7に過度な押圧力が作用し難くなるので、開閉部9及びシート支持部7に破損等の不具合が生じることを抑制できる。
また、この複合機1では、原稿の厚さに応じてヒンジ60L、60Rによって上下する開閉部9が開放位置に揺動する際の軌跡が変動するが、その軌跡の変動にかかわらず、シート支持部7が基部61L、61Rの上昇に連動して、第1位置から第2位置に向けて退避する。このため、この複合機1では、上記従来の複合機と比較して、シート支持部7を配置可能なスペースが制限され難い。
したがって、実施例1の複合機1では、開閉部9及びシート支持部7に不具合が生じることを抑制しつつ、小型化を実現できる。
また、この複合機1では、図13及び図14に示すように、連動機構又はリンク機構100によって退避するシート支持部の傾斜角度αが所定の角度α1よりも小さい。これにより、この複合機1では、開閉部9が閉鎖位置に移動する際、及びヒンジ60L、60Rの基部61L、61Rが下降する際に、付勢手段77の付勢力によって、自動的にシート支持部7を第1位置に戻すことができる。
さらに、この複合機1では、リンク機構100を構成する簡素な作動部110及び伝達部120により、左側の基部61Lの上昇に連動して、シート支持部7を第2位置に向けて確実に変位させることができる。
また、この複合機1では、開閉部9が開閉することで、シート支持部7に当接したとしても、当接部99L、99Rと被当接部79L、79Rとが当接するように構成されており、他の部分に擦過痕が付き難く、擦過痕が目立ち難い。このため、この複合機1では、擦過痕による外観品位の低下を抑制できる。
(実施例2)
実施例2の複合機では、実施例1の複合機1におけるリンク機構100の代わりに、図16及び図17に示すリンク機構200をしている。実施例2のその他の構成は、実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
図16に示すように、リンク機構200は、左側の基部61Lとシート支持部7との間に設けられている。リンク機構200は、リンク穴205と作動レバー210と伝達部220とを有している。
左側の基部61Lには、リンク穴205が形成されている。リンク穴205は、開口86Hよりも前側に位置して前後方向に貫通している。リンク穴205の下側内壁面は、後向きに下り傾斜する接触面205Aとされている。
後面8Bには、作動レバー210が設けられている。作動レバー210は、左右方向から見て、略T字形状とされている。作動レバー210の下向きに突出する部分は、保持穴86Lよりも下側で後面8Bに揺動可能に支持されている。作動レバー210の前向きに突出する部分は、リンク穴205内に進入して接触面205Aに当接している。作動レバー210の後向きに突出する部分は、レバー支持部7に向かって長く延びている。
伝達部220は、側壁7Lの内壁面に形成されて、上下方向に延びるリブである。伝達部220は、付勢手段77に付勢されて、作動レバー210の後向きに突出する部分に当接している。
図17に示すように、ヒンジ60L、60Rの基部61L、61Rが第1軸心X1とともに本体部8に対して上昇すると、作動レバー210の前向きに突出する部分は、左側の基部61Lにおけるリンク穴205の接触面205Aに押し上げられる。すると、伝達部220は、揺動する作動レバー210の後向きに突出する部分に押される。これにより、伝達部220は、作動レバー210の変位をシート支持部7に伝達し、シート支持部7を第2軸心X2周りで揺動させ、第2位置に向けて変位させる。
このような構成である実施例2の複合機も、実施例1の複合機1と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例3)
実施例3の複合機では、実施例1の複合機1におけるリンク機構100の代わりに、図18及び図19に示すリンク機構300をしている。実施例3のその他の構成は、実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
図18に示すように、リンク機構300は、左側の基部61Lとシート支持部7との間に設けられている。リンク機構300は、作動レバー310と伝達部320とを有している。また、実施例3では、保持穴86L及び開口86Hが実施例1よりも下向きに延長されている。
後面8Bには、作動レバー310が設けられている。作動レバー310は、左右方向から見て、略V字形状とされている。作動レバー310の中間の屈曲部分は、保持穴86Lの後側で後面8Bに揺動可能に支持されている。作動レバー310は、圧縮コイルバネ310Sにより図18の紙面に向かって反時計方向に揺動するように付勢されている。作動レバー310の前向きに突出する部分は、開口86Hを通過して保持穴86Lに進入し、左側の基部61Lの下端面に当接している。作動レバー310の後向きに突出する部分は、レバー支持部7に向かって長く延びている。なお、作動レバー310を付勢する向きが同じであれば、捩じりコイルバネ等の他の付勢手段を用いてもかまわない。
伝達部320は、側壁7Lの内壁面に形成されて、上下方向に延びるリブである。伝達部320は、付勢手段77に付勢されて、作動レバー310の後向きに突出する部分に当接している。
図19に示すように、ヒンジ60L、60Rの基部61L、61Rが第1軸心X1とともに本体部8に対して上昇すると、作動レバー310の前向きに突出する部分は、圧縮コイルバネ310Sに付勢されて、上昇する左側の基部61Lの下端面に追従する。すると、伝達部320は、揺動する作動レバー310の後向きに突出する部分に押される。これにより、伝達部320は、作動レバー310の変位をシート支持部7に伝達し、シート支持部7を第2軸心X2周りで揺動させ、第2位置に向けて変位させる。
このような構成である実施例3の複合機も、実施例1、2の複合機1と同様の作用効果を奏することができる。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明のリンク機構は、実施例1〜3のリンク機構100、200、300の構成には限定されない。例えば、リンク機構は、基部とシート支持部とにそれぞれマグネットが設けられ、基部が上昇すると、双方のマグネット同士が上下方向において接近し、双方が互いに反発し合うことにより、シート支持部を第2位置に向けて変位させてもよい。
本発明は複合機等に利用可能である。
1…複合機、8…本体部、9…開閉部、7…シート支持部
3…読取部、5…画像形成部、X1…第1軸心、X2…第2軸心
8C…本体部の上面、81A…原稿支持面
8B…本体部の側面(後面)、89…挿入口
60L、60R…ヒンジ、61L、61R…基部
K1…開閉部が第1軸心周りで揺動する軌跡
100、200、300…リンク機構、110…作動部、120…伝達部
α…シート支持部の側面(後面)に対する傾斜角度、α1…所定の角度
77…付勢手段、99L、99R…当接部、79L、79R…被当接部

Claims (4)

  1. 読取対象の原稿を支持する原稿支持面が上面に形成されるとともに、画像形成対象のシートが挿入される挿入口が側面に形成された本体部と、
    前記本体部内に収容され、前記原稿支持面に支持された原稿の画像を読み取る読取部と、
    前記本体部内に収容され、前記挿入口から挿入されたシートに画像を形成する画像形成部と、
    前記側面と略平行に延びる第1軸心周りで揺動可能に前記本体部に支持され、前記原稿支持面を覆う閉鎖位置と、前記原稿支持面を露出させる開放位置とに変位可能な開閉部と、
    前記第1軸心と略平行に延びる第2軸心周りで揺動可能に前記本体部に支持され、前記挿入口を覆う第1位置と、前記側面に対して傾斜して前記挿入口に挿入されるシートを支持する第2位置とに変位可能なシート支持部と、を備える複合機であって、
    前記本体部と前記開閉部との間には、前記第1軸心を構成するヒンジが設けられ、
    前記ヒンジは、前記第1軸心とともに上下動可能に前記本体部に取り付けられた基部を有し、
    前記開閉部が前記第1軸心周りで揺動する軌跡上に、前記第1位置にある前記シート支持部が存在し、
    前記基部と前記シート支持部との間には、前記基部の上昇に連動して、前記シート支持部を前記第2位置に向けて変位させるリンク機構が設けられていることを特徴とする複合機。
  2. 前記本体部と前記シート支持部との間には、前記シート支持部の前記側面に対する傾斜角度が所定の角度よりも小さければ、前記第1位置に向けて前記シート支持部を付勢する付勢手段が設けられている請求項1記載の複合機。
  3. 前記リンク機構は、前記基部から前記シート支持部に向けて延び、前記基部とともに上下動する作動部と、
    前記シート支持部に設けられ、上昇する前記作動部に当接して、前記作動部の変位を前記シート支持部に伝達し、前記シート支持部を前記第2位置に向けて変位させる伝達部と、を有している請求項1又は2記載の複合機。
  4. 前記開閉部には、前記開閉部が前記閉鎖位置にある状態で、前記第1位置にある前記シート支持部の上端側に向かって突出する当接部が形成され、
    前記シート支持部の上端側には、前記シート支持部が前記第1位置にある状態で、閉鎖位置にある前記開閉部の前記当接部に向かって突出し、かつ前記第2軸心に略直交する方向に延び、前記開閉部が前記開放位置に変位する際に、前記当接部が摺接する被当接部が形成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載の複合機。
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