JP2016179899A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排紙受けトレイの大型化を回避しながら、トレイ先端からの用紙の垂れ下がりに起因する問題を抑制或いは解消する。
【解決手段】プリンターの排出トレイ26は、用紙排出方向に沿って延設される平坦な第1平板部26aと、第1平板部26aから装置高さ方向上方側に位置する第2平板部26bとを備えている。第2平板部26bの両側には、用紙排出方向と交差する方向における用紙Pの両端部が乗り上がる隆起部26cを備え、隆起部26cの用紙排出方向先端部には、摩擦部材56が設けられている。摩擦部材56は、排出トレイ26の他部分よりも摩擦係数の高く、排出される用紙Pの裏面に接して用紙Pの排出に抵抗を付与する。摩擦部材56は排出トレイ26における用紙排出方向先端部に設けられ、これにより用紙Pが垂れ下がった際、用紙Pの裏面に対し摩擦部材56が効果的に接することができる。
【選択図】図4
【解決手段】プリンターの排出トレイ26は、用紙排出方向に沿って延設される平坦な第1平板部26aと、第1平板部26aから装置高さ方向上方側に位置する第2平板部26bとを備えている。第2平板部26bの両側には、用紙排出方向と交差する方向における用紙Pの両端部が乗り上がる隆起部26cを備え、隆起部26cの用紙排出方向先端部には、摩擦部材56が設けられている。摩擦部材56は、排出トレイ26の他部分よりも摩擦係数の高く、排出される用紙Pの裏面に接して用紙Pの排出に抵抗を付与する。摩擦部材56は排出トレイ26における用紙排出方向先端部に設けられ、これにより用紙Pが垂れ下がった際、用紙Pの裏面に対し摩擦部材56が効果的に接することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、記録が行われて排出される媒体を受ける媒体受けトレイを備えた記録装置に関する。
媒体の一例としての記録用紙に記録を行う記録装置、その一例としてのプリンターには、記録が実行されて排出される記録用紙を受ける排紙受けトレイ(排紙スタッカなどと呼ばれることもあるが、以下では「トレイ」と称することとする)が設けられ、当該トレイに、記録の行われた記録用紙が順次積重される様に構成されている。
しかしながら、記録用紙はインクを吸収して記録面側が膨張する為、排出される記録用紙は、用紙幅方向において中央部分を凸にして反った状態となる。この様に排出された用紙が排紙受けトレイ上で反った状態になると、次に排出される用紙が排紙受けトレイ上の用紙を押し出してしまい、排紙受けトレイから落下させてしまう虞がある。
この様な不具合に対応する為、特許文献1記載の記録装置は、排紙受けトレイにおける用紙排出方向上流側にブレーキパッドを設け、排紙受けトレイ上の用紙に対し抵抗力を与える様に構成されている。
この様な不具合に対応する為、特許文献1記載の記録装置は、排紙受けトレイにおける用紙排出方向上流側にブレーキパッドを設け、排紙受けトレイ上の用紙に対し抵抗力を与える様に構成されている。
特許文献1記載のブレーキパッドは、排紙受けトレイの上流側に、排出された用紙の後端と接する様に設けられている。
ところで記録用紙には種々のサイズがあり、記録用紙の大きさによっては、用紙先端側が排紙受けトレイからはみ出す場合がある。また、記録用紙が光沢紙などの厚手の用紙の場合、インクを吸収しても上述のように用紙幅方向中央部分を凸にして反った状態とならない場合がある。そうすると、用紙先端側が排紙受けトレイからはみ出した用紙が、下側に垂れ下がる場合がある。
ところで記録用紙には種々のサイズがあり、記録用紙の大きさによっては、用紙先端側が排紙受けトレイからはみ出す場合がある。また、記録用紙が光沢紙などの厚手の用紙の場合、インクを吸収しても上述のように用紙幅方向中央部分を凸にして反った状態とならない場合がある。そうすると、用紙先端側が排紙受けトレイからはみ出した用紙が、下側に垂れ下がる場合がある。
この様に用紙先端側が排紙受けトレイからはみ出し、下側に垂れ下がると、用紙後端側が排紙受けトレイから浮き上がろうとする傾向が生じ、上記特許文献1記載のブレーキパッドを備える場合、用紙後端が上記ブレーキパッドに充分な荷重で接することができず、次に排紙される用紙によって下流側に押し出されてしまう虞がある。
その反面、排紙受けトレイを用紙排出方向に延長すると、装置サイズの大型化とコストアップを招く。また、排紙受けトレイ上に載置された記録用紙を次に排出される記録用紙が押し出さない様に、排紙位置に対して排紙受けトレイをより下方に配置しても、やはり装置サイズの大型化を招く。
その反面、排紙受けトレイを用紙排出方向に延長すると、装置サイズの大型化とコストアップを招く。また、排紙受けトレイ上に載置された記録用紙を次に排出される記録用紙が押し出さない様に、排紙位置に対して排紙受けトレイをより下方に配置しても、やはり装置サイズの大型化を招く。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、排紙受けトレイの大型化を回避しながら、トレイ先端からの用紙の垂れ下がりに起因する問題を抑制或いは解消することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段により記録の行われた媒体を排出する排出手段と、前記排出手段により排出される媒体を受ける、媒体排出方向に沿って延設された媒体受けトレイと、を備え、前記媒体受けトレイは、媒体排出方向先端部の一部に、排出される媒体の裏面に接して当該媒体の排出に抵抗を付与する、他部分よりも摩擦係数の高い摩擦部材が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、排出される媒体の裏面に接して当該媒体の排出に抵抗を付与する摩擦部材が、媒体受けトレイにおける媒体排出方向先端部に設けられている為、トレイ先端から媒体が垂れ下がった際、当該媒体の裏面に対し摩擦部材が効果的に接することができる。従って媒体受けトレイの長手方向、幅方向の大型化を回避しながら、トレイ先端からの媒体の垂れ下がりに起因する問題を抑制或いは解消することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記排出された媒体は、前記媒体受けトレイからはみ出して垂れ下がった状態で支持されることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記排出された媒体は、前記媒体受けトレイからはみ出して垂れ下がった状態で支持されるので、該媒体受けトレイを小型化することができる。以って、記録装置を小型化することができる。
本態様によれば、前記排出された媒体は、前記媒体受けトレイからはみ出して垂れ下がった状態で支持されるので、該媒体受けトレイを小型化することができる。以って、記録装置を小型化することができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記摩擦部材は、前記媒体受けトレイにおいて媒体排出方向と交差する方向の両端部に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記摩擦部材は、前記媒体受けトレイにおいて媒体排出方向と交差する方向の両端部に設けられているので、媒体幅方向において媒体中央部が凸となる様に反った場合でも、前記摩擦部材が媒体裏面と確実に接することができる。また、媒体幅方向において複数箇所で前記摩擦部材が媒体裏面と接することで、媒体の斜行を抑制できる。
本態様によれば、前記摩擦部材は、前記媒体受けトレイにおいて媒体排出方向と交差する方向の両端部に設けられているので、媒体幅方向において媒体中央部が凸となる様に反った場合でも、前記摩擦部材が媒体裏面と確実に接することができる。また、媒体幅方向において複数箇所で前記摩擦部材が媒体裏面と接することで、媒体の斜行を抑制できる。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記摩擦部材は、前記交差する方向における媒体の中央部に対して対称となる位置に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記摩擦部材は、前記交差する方向における媒体の中央部に対して対称となる位置に配置されているので、媒体の斜行をより確実に抑制できる。
本態様によれば、前記摩擦部材は、前記交差する方向における媒体の中央部に対して対称となる位置に配置されているので、媒体の斜行をより確実に抑制できる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記摩擦部材は媒体排出方向下流端に角部を備え、当該角部が媒体の裏面に接することを特徴とする。
本態様によれば、前記摩擦部材は媒体排出方向下流端に角部を備え、当該角部が媒体の裏面に接する構成である為、前記摩擦部材がより確実に媒体裏面と接することができる。
本態様によれば、前記摩擦部材は媒体排出方向下流端に角部を備え、当該角部が媒体の裏面に接する構成である為、前記摩擦部材がより確実に媒体裏面と接することができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記摩擦部材は、媒体排出方向上流端が前記媒体受けトレイの上面より低い位置にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記摩擦部材は、媒体排出方向上流端が前記媒体受けトレイの上面より低い位置にあるので、排出される媒体先端の前記摩擦部材への引っ掛かりを抑制できる。
本態様によれば、前記摩擦部材は、媒体排出方向上流端が前記媒体受けトレイの上面より低い位置にあるので、排出される媒体先端の前記摩擦部材への引っ掛かりを抑制できる。
本発明の第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記媒体受けトレイは、媒体を受ける媒体受け面の全領域が一の部材により形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体受けトレイは、媒体を受ける媒体受け面の全領域が一の部材により形成されている為、前記媒体受けトレイの全体的な剛性を向上させることができるとともに、構造の簡素化によって低コスト化を図ることができる。
本態様によれば、前記媒体受けトレイは、媒体を受ける媒体受け面の全領域が一の部材により形成されている為、前記媒体受けトレイの全体的な剛性を向上させることができるとともに、構造の簡素化によって低コスト化を図ることができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記媒体受けトレイは、前記媒体受け面の下流側に、媒体排出方向と交差する方向における媒体の両端部が乗り上がる隆起部を備え、前記摩擦部材が、前記隆起部に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体受けトレイは、前記媒体受け面の下流側に、媒体排出方向と交差する方向における媒体の両端部が乗り上がる隆起部を備え、前記摩擦部材が、前記隆起部に設けられているので、隆起部がない場合と比較して用紙Pの重心が本体内部側に位置し、さらに媒体裏面に対し前記摩擦部材がより確実に接し易くなり、上述した摩擦部材による作用効果をより確実に得ることができる。
本発明の第9の態様は、第8の態様において、前記媒体受けトレイは、媒体排出方向にスライドすることにより、前記記録装置の本体内部に収納される収納位置と、前記記録装置の本体から突出して媒体を受ける突出位置と、の間を変位することを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体受けトレイは、媒体排出方向にスライドすることにより、前記記録装置の本体内部に収納される収納位置と、前記記録装置の本体から突出して媒体を受ける突出位置と、の間を変位するので、前記媒体受けトレイを媒体排出方向に多段に構成することなく、排出される媒体を適切な位置で受けることができる。
本発明の第10の態様は、第1から第9の態様のいずれかにおいて、媒体搬送経路において前記記録ヘッドの上流側に、媒体を搬送する搬送手段を備え、媒体の後端が前記搬送手段から外れる際、媒体の裏面が前記摩擦部材に接していることを特徴とする。
媒体の後端が搬送手段から外れる際、一時的に搬送量が増える現象(蹴飛ばし現象)が発生する場合がある。本態様によれば、媒体の後端が前記搬送手段から外れる際、媒体の裏面が前記摩擦部材に接しているので、媒体の後端が搬送手段から外れる際に生じる一時的な搬送量増加を抑制でき、良好な記録結果を得ることができる。
以下において、本発明の一実施形態に係る記録装置について、添付図面を参照して説明する。まず、本発明の一実施例に係る記録装置の概略について説明する。本実施例の記録装置の一例として、インクジェット式プリンター(以下、単にプリンターという場合がある)を例に挙げる。
図1は、本発明に係るプリンターの外観斜視図である。図2は、本発明に係るプリンターにおいて排出トレイを突出させた状態の外観斜視図である。図3は、本発明に係るプリンターにおける用紙搬送経路を示す側断面図である。図4は、(A)は排出トレイの要部斜視図であり、(B)は排出トレイの正面図である。図5は、排出トレイの要部拡大斜視図である。図6は、排出された用紙の排出トレイにおける支持状態を説明する図である。図7は、(A)は排出トレイの上面と摩擦部材との位置関係を説明する図であり、(B)は摩擦部材の形状の他の例を示す図である。図8は、摩擦部材の位置と搬送ローラー対との関係を説明する図である。
図1は、本発明に係るプリンターの外観斜視図である。図2は、本発明に係るプリンターにおいて排出トレイを突出させた状態の外観斜視図である。図3は、本発明に係るプリンターにおける用紙搬送経路を示す側断面図である。図4は、(A)は排出トレイの要部斜視図であり、(B)は排出トレイの正面図である。図5は、排出トレイの要部拡大斜視図である。図6は、排出された用紙の排出トレイにおける支持状態を説明する図である。図7は、(A)は排出トレイの上面と摩擦部材との位置関係を説明する図であり、(B)は摩擦部材の形状の他の例を示す図である。図8は、摩擦部材の位置と搬送ローラー対との関係を説明する図である。
尚、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録ヘッドの走査方向、Y方向が装置奥行き方向である。Z方向は重力方向であり、装置高さ方向を示している。また、+Y方向側を装置前面側とし、−Y方向側を装置背面側とする。また、装置前面側から見て右側を+X方向、左側を−X方向とする。また、+Z方向を装置上方(上部、上面等を含む)とし、−Z方向側を装置下方(下部、下面等を含む)とする。
<プリンターの概要および用紙搬送経路について>
図1〜図3を参照して記録装置の一例としてのインクジェットプリンター10(以下、プリンター10という)について説明する。図1に示すように、プリンター10は装置本体12と、画像読取装置14とを備える複合機として構成されている。
装置本体12は、外観を構成するハウジング16と、該ハウジングの前面において装置本体12に対して着脱可能な媒体収容部18とハウジング16の前面に設けられたパネル部20とを備えている。
図1〜図3を参照して記録装置の一例としてのインクジェットプリンター10(以下、プリンター10という)について説明する。図1に示すように、プリンター10は装置本体12と、画像読取装置14とを備える複合機として構成されている。
装置本体12は、外観を構成するハウジング16と、該ハウジングの前面において装置本体12に対して着脱可能な媒体収容部18とハウジング16の前面に設けられたパネル部20とを備えている。
図2に示すように媒体収容部18の装置前面側(+Y方向側)には媒体収容部18に対して閉じた姿勢(図1参照)と開いた姿勢(図2参照)との間を回動可能なカバー22が取り付けられている。また、本実施例における画像読取装置14は装置本体12の上部に設けられており、不図示の載置面に媒体をセットして読み取るスキャナーユニットとして構成されている。
パネル部20は、プリンター10を操作するための電源ボタンや印刷設定ボタン、表示パネル等を備え、プリンター10の操作を行う操作部として構成されている。パネル部20は、不図示のパネル駆動手段によりハウジング16に対して装置前方側に回動可能に構成されている(図2参照)。尚、パネル駆動手段は、例えば、駆動源及び該駆動源からの駆動力をパネル部20に伝達する歯車等の機構により構成することができる。
パネル部20は、装置に収容された状態の第1の姿勢(図1参照)と、第1の姿勢から用紙Pの排出方向側すなわち装置前面側へ回動した第2の姿勢(一例として図2)とを取り得る。
本実施例では、一例としてパネル部20は、第1の姿勢においてプリンター10の装置前面の一部を構成するとともに、「媒体受けトレイ」としての排出トレイ26(図2参照)の移動経路を遮るように位置している(図1参照)。また、第2の姿勢において、排出トレイ26の移動経路を開放し、排出トレイ26の装置奥行き方向における移動を妨げないように位置している(図2参照)。尚、排出トレイ26については後に更に説明する。
本実施例では、一例としてパネル部20は、第1の姿勢においてプリンター10の装置前面の一部を構成するとともに、「媒体受けトレイ」としての排出トレイ26(図2参照)の移動経路を遮るように位置している(図1参照)。また、第2の姿勢において、排出トレイ26の移動経路を開放し、排出トレイ26の装置奥行き方向における移動を妨げないように位置している(図2参照)。尚、排出トレイ26については後に更に説明する。
次に、図3を参照してプリンター10の内部構造の概略と用紙Pの搬送経路を説明する。図3に示す二点鎖線は媒体収容部18から排出トレイ26に至る用紙Pの搬送経路を示している。用紙Pの搬送経路の最上流側には媒体収容部18が設けられている。媒体収容部18は、「媒体」としての用紙Pを収容する下段側トレイ28及び下段側トレイ28の上側に位置するとともに用紙Pを収容する上段側トレイ30とを備えて構成されている
また、上段側トレイ30は、図示しない駆動機構により装置奥行き方向背面側(−Y方向)に駆動され、突き当たり位置すなわち給送可能位置(図3参照)と突き当たり位置から装置奥行き方向における装置前面側(+Y方向)に所定量変位した退避位置(不図示)との間を移動可能に構成されている。尚、用紙Pは下段側トレイ28及び上段側トレイ30に収容される媒体の一例である。また、本実施例における用紙Pは、A4サイズ、B5サイズ、写真紙、葉書等のサイズが異なる媒体を含んでいる。
また、装置本体12には用紙搬送経路に沿ってピックアップローラー32、給送ローラー34、搬送ローラー対36、キャリッジ38、排出ローラー対40が設けられている。ピックアップローラー32は、下段側トレイ28、上段側トレイ30の上方に位置し、各トレイ28、30に収容された用紙Pに対して接離する方向に揺動可能に構成されている。ピックアップローラー32は、下段側トレイ28又は上段側トレイ30に収容された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを下段側トレイ28又は上段側トレイ30から用紙搬送経路へ送り出す。
用紙搬送経路上においてピックアップローラー32の下流側には給送ローラー34が設けられている。給送ローラー34の周囲には複数の給送従動ローラー42が設けられている。ピックアップローラー32により媒体収容部18から送り出された用紙Pは、給送ローラー34と複数の給送従動ローラー42とにニップされて用紙搬送経路下流側に搬送される。
また、給送ローラー34の用紙搬送経路下流側には、用紙Pを搬送する「搬送手段」としての搬送ローラー対36が設けられている。搬送ローラー対36は、図示しない駆動モーターにより駆動される搬送駆動ローラー44aと、搬送駆動ローラー44aに接して従動回転する搬送従動ローラー44bによって構成されている。給送ローラー34により送られた用紙Pは、搬送ローラー対36(搬送駆動ローラー44a及び搬送従動ローラー44b)にニップされて用紙搬送経路下流側に搬送される。
搬送ローラー対36の下流側には、キャリッジ38が設けられている。キャリッジ38の底部には記録ヘッド46が設けられている。キャリッジ38の下方には記録ヘッド46と対向し、用紙Pを支持するプラテン48が設けられている。キャリッジ38は、図示しない駆動モーターにより図3における装置幅方向(X軸方向)に往復動する様に駆動される。
プラテン48は、用紙Pを支持し、プラテン48と記録ヘッド46との距離、すなわちギャップを規定する。そしてプラテン48の下流側には、記録の行われた用紙Pを送り出す排出ローラー対40が設けられている。排出ローラー対40は、図示しない駆動モーターにより駆動される排出駆動ローラー50aと、排出駆動ローラー50aに接して従動回転する排出従動ローラー50bとによって構成されている。
記録ヘッド46により記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラー50aと排出従動ローラー50bとにニップされ、搬送方向下流側に送られる。そして、用紙Pは、装置本体12の前面側(+Y方向側)に設けられた排出トレイ26へ排出される。
また、プリンター10において用紙Pの両面に記録を行う場合には、記録ヘッド46によって用紙Pの第1面に記録が行われた後、用紙Pは搬送ローラー対36及び排出ローラー対40の逆送り動作により前記第1面に記録が実行された際に用紙後端となっていた側が先端となって搬送ローラー対36の上流側に戻される。さらに用紙Pは、搬送ローラー対36の逆戻り動作により反転経路52へと送られる。反転経路52内に送られた用紙Pは、給送ローラー34と反転ローラー54とによりニップされ、再度用紙搬送経路に戻される。
用紙搬送経路に戻された用紙Pは、給送ローラー34により用紙搬送経路下流側の搬送ローラー対36へと再度送られる。このとき、用紙Pの第1面と第2面とは湾曲反転させられ、該第2面が記録ヘッド46と対向する。用紙Pは、搬送ローラー対36により記録ヘッド46の下方において記録ヘッド46と対向する位置へ送られる。記録ヘッド46により前記第2面の記録が行われた用紙Pは、排出ローラー対40により排出トレイ26へ排出される。
<排出トレイについて>
図1〜図8を参照して排出トレイ26の構成ついて説明する。図3及び図4(A)に示すように排出トレイ26は用紙排出方向(Y軸方向)に沿って延設される平坦な第1平板部26aと、第1平板部26aの装置前面側において第1平板部26aから装置高さ方向上方側(+Z方向)に位置する第2平板部26bとを備えている。第1平板部26aと第2平板部26bの間には、斜面26d(図3参照)が設けられている。
この構成により排出トレイ26に支持される用紙Pが上向き傾斜となるので、排出された用紙Pが容易に下方に落下しないようになっている。
図1〜図8を参照して排出トレイ26の構成ついて説明する。図3及び図4(A)に示すように排出トレイ26は用紙排出方向(Y軸方向)に沿って延設される平坦な第1平板部26aと、第1平板部26aの装置前面側において第1平板部26aから装置高さ方向上方側(+Z方向)に位置する第2平板部26bとを備えている。第1平板部26aと第2平板部26bの間には、斜面26d(図3参照)が設けられている。
この構成により排出トレイ26に支持される用紙Pが上向き傾斜となるので、排出された用紙Pが容易に下方に落下しないようになっている。
また、本実施形態において排出トレイ26は、第2平板部26bの両側に、用紙排出方向と交差する方向(X軸方向)における用紙Pの両端部が乗り上がる隆起部26cを備えている。
排出される用紙Pが所定サイズ以上である場合には、隆起部26cに用紙Pの幅方向の両端が乗り上がり、用紙Pの先端がカールして排出トレイ26からはみ出して垂れ下がった状態で支持される(図6参照)。このことによって、排出トレイ26を小型化することができる。さらに2枚目の用紙P2は1枚目の用紙P1に重なって、用紙P1に沿って排出方向に進む。
排出される用紙Pが所定サイズ以上である場合には、隆起部26cに用紙Pの幅方向の両端が乗り上がり、用紙Pの先端がカールして排出トレイ26からはみ出して垂れ下がった状態で支持される(図6参照)。このことによって、排出トレイ26を小型化することができる。さらに2枚目の用紙P2は1枚目の用紙P1に重なって、用紙P1に沿って排出方向に進む。
また、排出トレイ26は、用紙排出方向にスライド移動可能に構成されており、プリンター10の装置本体12内部に収納される収納位置(図2において符号25で表す仮想線の位置)と、装置本体12から突出して用紙Pを受ける突出位置(図2において実線で示す排出トレイ26の位置)との間を変位する。
言い換えると、例えばプリンター10の非使用時にはプリンター10の装置本体12内部に収納され(図1参照)、その使用時(記録時)には装置前面側(+Y方向側)に突出するように移動されるように構成されている(図2、図3参照)。
排出トレイ26の移動機構としては、例えば、排出トレイ26の第1平板部26aに設けられ、装置奥行き方向に延びるラック部(不図示)と、駆動源により駆動されるピニオンギヤ(不図示)とを用いた排出トレイ駆動手段を用いることができる。
言い換えると、例えばプリンター10の非使用時にはプリンター10の装置本体12内部に収納され(図1参照)、その使用時(記録時)には装置前面側(+Y方向側)に突出するように移動されるように構成されている(図2、図3参照)。
排出トレイ26の移動機構としては、例えば、排出トレイ26の第1平板部26aに設けられ、装置奥行き方向に延びるラック部(不図示)と、駆動源により駆動されるピニオンギヤ(不図示)とを用いた排出トレイ駆動手段を用いることができる。
次に、排出トレイ26の細部について説明する。排出トレイ26は、用紙排出方向先端部(+Y方向側端部)の一部に、排出される用紙Pの裏面に接して用紙Pの排出に抵抗を付与する、他部分よりも摩擦係数の高い摩擦部材56を備えている[図4(A)及び図4(B)参照]。摩擦部材56の一例として、コルク、ハイトレル(登録商標)などを用いる。
より具体的には、摩擦部材56は、排出トレイ26において用紙排出方向(Y軸方向)と交差する方向、すなわち用紙幅方向(X軸方向)の両端部に設けられている。本実施形態においては、排出トレイ26の用紙幅方向両端部に位置する隆起部26cの用紙排出方向先端部に摩擦部材56が設けられている[図4(A)参照]。
また摩擦部材56は、用紙幅方向における用紙Pの中央部58に対して対称となる位置に配置されている[図4(B)参照]。
また摩擦部材56は、用紙幅方向における用紙Pの中央部58に対して対称となる位置に配置されている[図4(B)参照]。
排出トレイ26の用紙排出方向先端部(+Y方向側端部)に摩擦部材56を備えていることにより、以下の作用効果が得られる。
すなわち、排出される用紙Pの裏面に接して用紙Pの排出に抵抗を付与する摩擦部材56が、排出トレイ26における用紙排出方向先端部に設けられていることにより、図6に示すように排出トレイ26の先端から用紙Pが垂れ下がった際、用紙Pの裏面に対し摩擦部材56が効果的に接することができる。
すなわち、排出される用紙Pの裏面に接して用紙Pの排出に抵抗を付与する摩擦部材56が、排出トレイ26における用紙排出方向先端部に設けられていることにより、図6に示すように排出トレイ26の先端から用紙Pが垂れ下がった際、用紙Pの裏面に対し摩擦部材56が効果的に接することができる。
前述した従来技術のように、排出トレイ26の用紙排出方向後端側に摩擦部材を設けると、排出トレイ26の先端から用紙Pが垂れ下がった際には、用紙Pの後端側が排出トレイ26から浮き上がろうとする傾向が生じるため、用紙P後端が摩擦部材に充分な荷重で接することができない場合がある。この傾向は、用紙Pの垂れ下がり量が多い(用紙サイズが大きい)場合、また剛性が高い用紙の場合に顕著である。その結果、先行して排出された用紙Pが次に排出される用紙Pによって下流側に押し出されてしまう虞が生じる。
本発明によれば、トレイ先端からの用紙Pの垂れ下がりに起因する問題を抑制或いは解消することができる。また、排出トレイ26の長手方向、幅方向の大型化を回避しながら、大サイズまたは剛性が高いの用紙を安定して排出トレイ26に保持させることが可能となる。
本発明によれば、トレイ先端からの用紙Pの垂れ下がりに起因する問題を抑制或いは解消することができる。また、排出トレイ26の長手方向、幅方向の大型化を回避しながら、大サイズまたは剛性が高いの用紙を安定して排出トレイ26に保持させることが可能となる。
また、摩擦部材56が、排出トレイ26において用紙排出方向と交差する方向の両端部に設けられていることにより、用紙P幅方向において用紙P中央部が凸となる様に反った場合でも、摩擦部材56が用紙Pの裏面と確実に接することができる。また、用紙P幅方向において複数箇所で摩擦部材56が用紙Pの裏面と接することで、用紙Pの斜行を抑制できる。更に摩擦部材56が、用紙幅方向における用紙Pの中央部に対して対称となる位置に配置されているので、用紙Pの斜行をより確実に抑制できる。
また、排出トレイ26に隆起部26cが設けられることによって、隆起部26cがない場合と比較して用紙Pの重心が本体内部側に位置し、さらに摩擦部材56が隆起部26cに設けられていることにより、用紙Pの裏面に対して摩擦部材56がより確実に接し易くなり、上述した摩擦部材56による作用効果をより確実に得ることができる。
尚、本実施形態において排出トレイ26は、用紙Pを受ける媒体受け面(第1平板部26a、第2平板部26b、隆起部26c)の全領域が一の部材により形成されている。すなわち、引き出し式等による多段式ではなく、一段式のトレイとして構成されている。排出トレイ26は、例えば、樹脂材料によって一体的に形成することができる。
このことにより、排出トレイ26の全体的な剛性を向上させることができるとともに、構造の簡素化によって低コスト化を図ることができる。
このことにより、排出トレイ26の全体的な剛性を向上させることができるとともに、構造の簡素化によって低コスト化を図ることができる。
また摩擦部材56は、用紙排出方向上流端が用紙Pを受ける媒体受け面より低い位置にあることが望ましい。本実施形態においては、図7(A)に示すように、隆起部26cの用紙排出方向先端側に上流側から下流側に向けて下る斜面60が形成されており、摩擦部材56は、斜面60に設けられて隆起部26cの上面62の位置[図中、点線で示すZ軸方向の位置64]よりも低く位置するように構成されている。
このことによって、排出される用紙先端の摩擦部材56への引っ掛かりを抑制できる。
このことによって、排出される用紙先端の摩擦部材56への引っ掛かりを抑制できる。
更に、摩擦部材56は用紙排出方向下流端に角部56a[図7(A)参照]を備えており、角部56aが用紙Pの裏面に接するように構成されている。このことによって、摩擦部材56がより確実に用紙Pの裏面と接することができる。
尚、摩擦部材56の上面は、例えば図7(B)のように用紙排出方向上流端から下流側(角部56a側)に向けて上る斜面に形成されていてもよい。
尚、摩擦部材56の上面は、例えば図7(B)のように用紙排出方向上流端から下流側(角部56a側)に向けて上る斜面に形成されていてもよい。
また、本実施形態においては、図8に示されるように、用紙Pの後端が記録ヘッド46の上流側に設けられる搬送ローラー対36(搬送駆動ローラー44a及び搬送従動ローラー44b)から外れる際、用紙Pの裏面が摩擦部材56に接するように構成されていることが好ましい。
このことにより、用紙Pの後端が搬送ローラー対36から外れる際に生じる、所謂、蹴飛ばし現象における一時的な搬送量増加を抑制でき、良好な記録結果を得ることができる。
このことにより、用紙Pの後端が搬送ローラー対36から外れる際に生じる、所謂、蹴飛ばし現象における一時的な搬送量増加を抑制でき、良好な記録結果を得ることができる。
また、前述のように排出トレイ26は、装置本体12内部に収納される収納位置と、装置本体12から突出して媒体を受ける突出位置との間を用紙排出方向にスライドすることにより変位するので、排出トレイ26を用紙排出方向に多段に構成することなく、排出される媒体を適切な位置で受けることができる。尚、スライドは、手動であっても自動であってもよく、パネル部20とともに自動で動くように構成してもよい。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 画像読取装置、16 ハウジング、
18 媒体収容部、20 パネル部、20a 裏面、22 カバー、
24 パネル駆動手段、26 排出トレイ、26a、 第1平板部、
26b、第2平板部、28 下段側トレイ、30 上段側トレイ、
32 ピックアップローラー、34 給送ローラー、36 搬送ローラー対、
38 キャリッジ、40 排出ローラー対、42 給送従動ローラー、
44a 搬送駆動ローラー、44b 搬送従動ローラー、46 記録ヘッド、
48 プラテン、50a 排出駆動ローラー、50b 排出従動ローラー、
52 反転経路、54 反転ローラー、56 摩擦部材、56a 角部、
58 中央部、60 斜面、62 上面、P 用紙
18 媒体収容部、20 パネル部、20a 裏面、22 カバー、
24 パネル駆動手段、26 排出トレイ、26a、 第1平板部、
26b、第2平板部、28 下段側トレイ、30 上段側トレイ、
32 ピックアップローラー、34 給送ローラー、36 搬送ローラー対、
38 キャリッジ、40 排出ローラー対、42 給送従動ローラー、
44a 搬送駆動ローラー、44b 搬送従動ローラー、46 記録ヘッド、
48 プラテン、50a 排出駆動ローラー、50b 排出従動ローラー、
52 反転経路、54 反転ローラー、56 摩擦部材、56a 角部、
58 中央部、60 斜面、62 上面、P 用紙
Claims (10)
- 媒体に記録を行う記録手段と、
前記記録手段により記録の行われた媒体を排出する排出手段と、
前記排出手段により排出される媒体を受ける、媒体排出方向に沿って延設された媒体受けトレイと、を備え、
前記媒体受けトレイは、媒体排出方向先端部の一部に、排出される媒体の裏面に接して当該媒体の排出に抵抗を付与する、他部分よりも摩擦係数の高い摩擦部材が設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記排出された媒体は、前記媒体受けトレイからはみ出して垂れ下がった状態で支持される、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記摩擦部材は、前記媒体受けトレイにおいて媒体排出方向と交差する方向の両端部に設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項3に記載の記録装置において、前記摩擦部材は、前記交差する方向における媒体の中央部に対して対称となる位置に配置されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記摩擦部材は媒体排出方向下流端に角部を備え、当該角部が媒体の裏面に接する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記摩擦部材は、媒体排出方向上流端が前記媒体受けトレイの上面より低い位置にある、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体受けトレイは、媒体を受ける媒体受け面の全領域が一の部材により形成されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項7に記載の記録装置において、前記媒体受けトレイは、前記媒体受け面の下流側に、媒体排出方向と交差する方向における媒体の両端部が乗り上がる隆起部を備え、
前記摩擦部材が、前記隆起部に設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項8に記載の記録装置において、前記媒体受けトレイは、媒体排出方向にスライドすることにより、前記記録装置の本体内部に収納される収納位置と、前記記録装置の本体から突出して媒体を受ける突出位置と、の間を変位する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の記録装置において、媒体搬送経路において前記記録ヘッドの上流側に、媒体を搬送する搬送手段を備え、
媒体の後端が前記搬送手段から外れる際、媒体の裏面が前記摩擦部材に接している、
ことを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015062406A JP2016179899A (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015062406A JP2016179899A (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016179899A true JP2016179899A (ja) | 2016-10-13 |
Family
ID=57131450
Family Applications (1)
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JP2015062406A Pending JP2016179899A (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016179899A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020083518A (ja) * | 2018-11-20 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
US12088763B2 (en) | 2022-04-01 | 2024-09-10 | Seiko Epson Corporation | Recording device including medium tray having a first and second region |
-
2015
- 2015-03-25 JP JP2015062406A patent/JP2016179899A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020083518A (ja) * | 2018-11-20 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
JP7242263B2 (ja) | 2018-11-20 | 2023-03-20 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
US12088763B2 (en) | 2022-04-01 | 2024-09-10 | Seiko Epson Corporation | Recording device including medium tray having a first and second region |
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