JP2015118233A - 像加熱用回転体、像加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着スリーブの基層と導電層(発熱層)を分離し、基層はある程度の厚みをもたせあまり発熱しない材料で形成し、導電層は薄い金属層で形成する。そうする事で定着スリーブの強度を満足させつつウォームアップ時間を短縮する加熱定着装置を提供する事が可能である。
【選択図】図1
Description
(1)画像形成装置例
図2は本発明に従う像加熱装置を画像定着装置として搭載した画像形成装置の一例の概略構成図である。本実施例の画像形成装置100は、転写式電子写真プロセス利用のレーザービームプリンタである。
2−1)概略構成
図3は定着装置Aの途中部分省略の縦断正面模式図、図4は定着装置Aの要部の拡大横断右側面図であり、制御系統のブロック図も記載してある。
図1は本実施例における筒状の像加熱用回転体としての定着スリーブ1の層構成を説明する横断面模式図である。定着スリーブ1は横断面の層構成が内側から基層1a、交番磁界の作用により電磁誘導発熱する導電層(発熱層)1b、最外側の表層1cで構成された、全体的に可撓性を有し自由状態においては円筒状を呈している部材である。定着スリーブ1の直径は10〜100mmが適している。本実施例では定着スリーブ1の外径は24mmとした。
ρ=(V・S)/(I・L)
という計算式で算出する。基層1aの厚みは20〜200μmが適している。本実施例では基層1aはPI(ポリイミド)で形成し、厚みは60μmとした。
R=(ρ×定着スリーブ導電層直径)/(定着スリーブ導電層厚み×定着スリーブ
導電層幅)
という計算式で算出する。
図5により定着スリーブ1、磁性コア2、励磁コイル3の関係構成を説明する。像加熱用回転体として定着スリーブ1の内部にて、この回転軸線方向(定着スリーブ1の長手方向(幅方向、母線方向)、以下同じ)に磁性コア2が挿通されている。磁性コア2は、定着スリーブ1を1回以上巻きまわして閉磁路を形成している。即ち、図3のように、磁性コア2は、定着スリーブ1の母線方向において、定着スリーブ1の端面よりも定着スリーブ1の外側に突出して定着スリーブ1の外部でループを形成している。
励磁コイル3は、通常の単一導線を定着スリーブ1の中空部において、磁性コア2に巻数約10巻〜100巻で螺旋状に巻き回して形成される。本実施例では巻き数20回で構成している。円筒形状部材である定着スリーブ1の内部にて、この回転軸線(定着スリーブ1の母線方向)に交差する方向に巻き回されている。そのため、この励磁コイル3に給電接点部3a、3bを介して高周波電流を流すと、円筒形回転体としての定着スリーブ1の軸Xに平行方向に磁界を発生させることが出来る。
図4、図5における温度検知素子4は、定着スリーブ1の表面温度を検知するために設けられる。本実施例では、温度検知素子4として非当接型サーミスタを用いている。高周波コンバータ5は、励磁コイル3に給電接点部3a、3bを介して高周波電流を供給する。また、電源部品コストの観点では、周波数は低いことが好ましい。よって、本実施例では、利用周波数帯の下限付近21kHz〜40kHzの領域において周波数変調制御を行う。制御回路6は、温度検知素子4によって検出された温度を元に高周波コンバータ5を制御する。これにより、定着スリーブ1は電磁誘導加熱されて表面の温度が所定の目標温度に維持・調整される。
加圧ローラ7は、芯金7a、弾性層7b、離型層7cを有している。加圧ローラ7は、図3で説明したように、スライド移動可能な軸受け部材71L、71R及び付勢部材72L、72Rにより所定の加圧力をもって、定着スリーブガイド9との間に定着スリーブ1を挟み圧接させて配置される。付勢部材72L、72Rにより定着スリーブ1と加圧ローラ7が圧接され、加圧ローラ7の弾性層7bが変形して所定幅のニップ部Nが形成される。
3−1)磁力線の形状と誘導起電力
まず、磁力線の形状について説明する。図6は、強磁性芯材としての磁性コア2を励磁コイル3の中心に挿通して磁路を形成した磁界の模式図である。点線と黒矢印が磁力線と向きを示している。図6での磁力線の向きは、矢印Iの向きに電流が増加している瞬間である。磁性コア2は、励磁コイル3にて生成された磁力線を内部に誘導し、磁路を形成する。
図7のa)は、定着スリーブ1、磁性コア2及び励磁コイル3の断面構成の概念図を示す。中心から磁性コア2、励磁コイル3、円筒形回転体としての定着スリーブ1が同心円状に配置されており、励磁コイル3の中に矢印I方向に電流が増加している時は、磁力線が磁性コア2の中を通過している。磁路の中を通過する磁力線Binを、磁力線が図中奥行き方向に向かう記号(○の中に×)で示す。そして定着スリーブ1の外側に配置されている磁性コア2を通る磁力線Boutが図中手前方向に向かう記号(○の中に●)で示す。
本実施例1の定着スリーブ1は、上記のように、内側から基層1a、交番磁界の作用により電磁誘導発熱する導電層1b、最外側の表層1cの順で構成されており、基層1aの材質の体積電気抵抗率は導電層1bの材質の体積電気抵抗率よりも大きい構成である。より具体的には、2−2)項に記載したように、基層1aは厚み60μmのPI(ポリイミド)、導電層1bは厚みは5μmの銀、表層(離型層)1cは厚み15μmのPFAである。定着スリーブ1の外径は24mmである。
本実施例2における、画像形成装置の構成、及び加熱定着装置の磁性コア、励磁コイル、温度制御手段、加圧ローラは実施例1と同様である為、再度の説明を省く。
本実施例2の定着スリーブ21の効果を確認するため以下のような検証を行った。実施例1の構成の定着スリーブ1と実施例2の上記構成の定着スリーブ21とで定着スリーブの耐久性を比較した。双方の構成にて通紙耐久試験を行い、定着スリーブの耐久劣化具合を比較検証した。本検証では製品耐久寿命が150[千枚]のプリンタを用い、通紙耐久試験のプリントスピードは230[mm/s]、記録材はキヤノンMJのExtra 80[g/cm2]を用いた。その結果を表4に示す。
本実施例3における、画像形成装置の構成、及び定着装置の磁性コア、励磁コイル、温度制御手段、加圧ローラは実施例1と同様である為、再度の説明を省く。
本実施例3の定着スリーブ31の効果を確認するため以下のような検証を行った。実施例1の構成の定着スリーブ1と実施例3の上記構成の定着スリーブ31とでテープ剥がし試験により定着品質を比較した。評価画像は5mm×5mmのベタ黒パッチ画像を用いた。記録材(用紙)はキヤノンMJのExtra 80[g/cm2]を用いた。プリントスピードは230[mm/s]、定着スリーブ31の表面温度が150℃に制御されている状態で通紙した。
以上、本発明に係る実施例について詳述したが、本発明の思想の範囲内において種々の構成の他の公知の構成に置き換えることは可能である。
(1)実施例の定着装置の発熱メカニズム
図12の(a)を用いて実施例1乃至3の定着装置Aの発熱メカニズムについてより詳細に説明する。ここでは、実施例1の定着装置Aを代表して説明する。
ところで、図12の(a)の磁性コア2はループを形成しておらず端部を有する形状である。図12の(b)のような磁性コア2が導電層1bの外でループを形成している定着装置Aにおける磁力線は、磁性コア2に誘導されて導電層1bの内側から外側に出て内側に戻る。
そこで、定着装置Aにおける外側ルートを通る磁力線の割合を磁力線の通り易さをパーミアンスという指標を用いて表す。まず、一般的な磁気回路の考え方について説明する。磁力線が通る磁路の回路を電気回路に対して磁気回路という。磁気回路において磁束を計算する際、電気回路の電流の計算に準じて行うことができる。磁気回路は、電気回路に関するオームの法則が適用可能である。電気回路の電流に対応する磁束をΦと、起電力に対応する起磁力をVと、電気抵抗に対応する磁気抵抗をRと、すると、次の式(501)を満たす。
しかし、ここでは原理をより理解しやすく説明するために磁気抵抗Rの逆数であるパーミアンスPを用いて説明する。パーミアンスPを用いると、上式(501)は次の式(502)ように表せる。
更に、このパーミアンスPは、磁路の長さをBと、磁路の断面積をSと、磁路の透磁率をμと、すると下記の式(503)のように表せる。
で表される。パーミアンスPは、断面積S及び透磁率μに比例し、磁路の長さBに反比例する。
また、φc、φa_in、φs、φa_outはそれぞれ以下の式(505)〜(508)で表される。
φs=Ps×Vm ・・・(506)
φa_in=Pa_in×Vm ・・・(507)
φa_out=Pa_out・Vm ・・・(508)
よって、式(504)に(505)〜(508)を代入するとPa_outは次の式(509)示すように表される。
=(Pa_in+Ps+Pa_out)×Vm
∴Pa_out=Pc−Pa_in−Ps ・・・(509)
図13の(b)より、磁性コア2の断面積をSc、導電層1bの内側の断面積をSa_in、導電層1b自身の断面積をSs、とすると、は以下のように、「透磁率×断面積」で表すことができ、単位は[H・m]である。
Pa_in=μ0・Sa_in=μ0・π・((a2)2−(a1)2)
・・・(511)
Ps=μ2・Ss=μ2・π・((a3)2−(a2)2)・・・(512)
これらの(510)〜(512)を式(509)に代入すると、Pa_outは式(513)で表せる。
=μ1・Sc−μ0・Sa_in−μ2・Ss
=π・μ1・(a1)2
−π・μ0・((a2)2−(a1)2)
−π・μ2・((a3)2−(a2)2) ・・・(513)
上記の式(513)を使用することによって導電層1bの外側を通る磁力線の割合であるPa_out/Pcを計算することができる。
Pa_in=1.3×10-10+2.5×10-10[H・m]
Ps=1.9×10-12 [H・m]
Pa_out/Pc=(Pc−Pa_in−Ps)/Pc=0.999(99.9%)
・・・(514)
尚、磁性コア2を長手方向で複数に分割し、分割した各磁性コア同士の間に空隙(ギャップ)を設ける場合もある。この場合、この空隙が空気又は比透磁率が1.0とみなせるものや磁性コア2の比透磁率よりもずっと小さいもので満たされている場合、磁性コア2全体の磁気抵抗Rは大きくなり磁力線を誘導する機能が劣化することになる。
(Rm_g1+Rm_g2+・・・・・+Rm_g9)・・・(515)
本構成の場合は、磁性コア2の形状と材質、ギャップ幅は一様であるので、Rm_cの足し合わせた合計をΣRm_c、Rm_gの足し合わせた合計をΣRm_gとすると、次の式(516)〜(518)のように表せる。
Rm_c=Lc/(μc・Sc)・・・(517)
Rm_g=Lg/(μg・Sg)・・・(518)
式(516)に式(517)及び式(518)を代入して、長手全体の磁気抵抗Rm_allは次の式(519)のように表せる。
=(Lc/(μc・Sc))×10+(Lg/(μg・Sg))×9・・・(519)
ここで、単位長さ当たりの磁気抵抗Rmは、Lcの足し合わせた合計をΣLc、Lgの足し合わせた合計をΣLgとすると次の式(520)となる。
=Rm_all/(L×10+Lg×9)・・・(520)
以上から、単位長さあたりのパーミアンスPmは、以下の式(521)ように求められる。
=(ΣLc+ΣLg)/[{ΣLc/(μc+Sc)}+{ΣLg/(μg+Sg)}]
・・・(521)
ギャップLgを大きくすることは、磁性コア2の磁気抵抗の増加(パーミアンスの低下)につながる。実施例の定着装置Aを構成する上で、発熱原理上、磁性コア2の磁気抵抗が小さく(パーミアンスが大きく)なるように設計することが望ましいため、ギャップを設けることはあまり望ましくない。しかし、磁性コア2の破損防止のために磁性コア2を複数に分割してギャップを設ける場合がある。
次に、実施例の定着装置Aで必要な電力の変換効率について述べる。例えば、電力の変換効率が80%である場合、残り20%の電力は導電層以外のコイルやコア等で熱エネルギーに変換されて消費される。電力の変換効率が低い場合は、磁性コアやコイル等の発熱すべきでないものが発熱し、それらを冷却するための対策を講じる必要性がある場合がある。
・・・(522)
励磁コイル3に供給して導電層1b以外で消費される電力は、前励磁コイル3の抵抗による損失、磁性コア材料の磁気特性による損失などがある。
この回路に流れる電流は、R1により損失する。即ちR1はコイル3及び磁性コア2による損失を表している。
本構成は、磁性コアの断面積が26.5mm2(5.75mm×4.5mm)で、導電層の直径が143.2mmであり、外側ルートを通る磁束の割合は64%である。この装置のインピーダンスアナライザによって求めた電力の変換効率は54.4%であった。電力の変換効率は定着装置に投入した電力のうち、導電層の発熱に寄与した分を示すパラメータである。従って、最大1000W出力可能な定着装置として設計しても約450Wが損失となり、その損失はコイル及び磁性コアの発熱となる。
本構成は、磁性コアの断面積はP1と同じで、導電層の直径が127.3mmであり、外側ルートを通る磁束の割合は71.2%である。この装置のインピーダンスアナライザによって求めた電力の変換効率は70.8%である。定着装置のスペックによっては、コイル及びコアの昇温が課題になる場合がある。
本構成は、磁性コアの断面積はP1と同じであり、導電層の直径が63.7mmの場合である。この装置のインピーダンスアナライザによって求められる電力の変換効率は83.9%である。磁性コア及びコイル等に定常的に熱量が発生するものの、冷却手段が必要なレベルではない。
本構成は、磁性コアの断面積がP1と同じであり、円筒体の直径が47.7mmの場合である。この装置でインピーダンスアナライザによって求められる電力の変換効率は94.7%である。本構成の定着装置を60枚/分の印字動作ができる高スペックな装置(導電層の回転速度は330mm/sec)で導電層の表面温度を180℃に維持する場合であっても、励磁コイルやコイル等は、180℃以上に達することはない。従って、磁性コアやコイル等を冷却する冷却手段及び特別な耐熱設計は不要である。
表7において本実施例のレンジR1の定着装置は導電層の外側ルートを通過する磁束の割合71.2%であるが、測定誤差等を考慮して72%以上とする)。
導電層の外側ルートを通過する磁束の割合が72%以上であることは、導電層のパーミアンスと導電層の内側(導電層と磁性コアの間の領域)のパーミアンスとの和が磁性コアのパーミアンスの28%以下であることと等価である。
また、パーミアンスの関係式を磁気抵抗に置き換えて表現すると下記の式(530)になる。
Rs:導電層の磁気抵抗
Ra:導電層と磁性コアとの間の領域の磁気抵抗
Rsa:RsとRaの合成磁気抵抗
上記のパーミアンスもしくは磁気抵抗の関係式を、定着装置の記録材の最大搬送領域全域若しくは記録材上の画像が通過する最大領域で、円筒形回転体の母線方向に直交する方向の断面において満足することが望ましい。
0.08×Pc≧Ps+Pa ・・・(532)
上記のパーミアンスの関係式を磁気抵抗の関係式に変換すると以下の式(533)ようになる。
上記のパーミアンスの関係式(534)を磁気抵抗の関係式に変換すると以下の
式(535)になる。
ここで、導電層と磁性コアとの間の領域の単位長さ当たりの磁気抵抗raは、定着スリーブガイドrfの単位長さ当たりの磁気抵抗と導電層の内側の磁気抵抗rairの単位長さ当たりの磁気抵抗との合成磁気抵抗である。従って、下記の式(536)を用いて計算できる。
rs1=5.3×1011[1/(H・m)]
また、領域3は領域1と同じであるから下記のようになる。
ra3=2.7×109[1/(H・m)]
rs3=5.3×1011[1/(H・m)]
次に、領域2における各部品の単位長さ当たりの磁気抵抗を下記の表9に示す。
導電層と磁性コアの間の領域の単位長さ当たりの磁気抵抗raは、定着スリーブrfの単位長さ当たりの磁気抵抗と、サーミスタrtの単位長さ当たりの磁気抵抗と、導電層の内側の空気rairの単位長さ当たりの磁気抵抗と、の合成磁気抵抗である。従って下記の
式(537)で計算できる。
rs2=5.3×1011[1/(H・m)]
尚、導電層と磁性コアの間の領域の単位長さ当たりの磁気抵抗raにおいて、ra1=ra2=ra3となっている理由について説明する。領域2における磁気抵抗計算は、サーミスタ240の断面積が増加し、導電層の内側の空気の断面積が減少している。しかし両方とも比透磁率は1であるため、結局サーミスタ240の有無によらず磁気抵抗は同一となる。
Ra=5.8×1011[1/H]
Rs=1.1×1014[1/H]
RsとRaの合成磁気抵抗Rsaは以下の式(542)で計算できる。
Claims (18)
- 画像を担持した記録材を加熱する電磁誘導加熱方式の像加熱装置に用いられる筒状の像加熱用形回転体であって、
基層と、前記基層の外側に形成された交番磁界の作用により電磁誘導発熱する導電層と、を有し、前記基層の材質の体積電気抵抗率は、前記導電層の材質の体積電気抵抗率よりも大きい事を特徴とする像加熱用回転体。 - 前記基層の材質の比重は、前記導電層の材質の比重よりも小さい事を特徴とする請求項1に記載の像加熱用回転体。
- 前記導電層は金属にて形成されている事を特徴とする請求項1または2に記載の像加熱用回転体。
- 前記基層は耐熱性樹脂で形成されている事を特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の像加熱用回転体。
- 前記耐熱性樹脂はポリイミドであるとする事を特徴とする請求項4に記載の像加熱用回転体。
- 前記基層は繊維強化樹脂で形成されている事を特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の像加熱用回転体。
- 前記繊維強化樹脂は炭素繊維強化樹脂であるとする事を特徴とする請求項6に記載の像加熱用回転体。
- 前記繊維強化樹脂はガラス繊維強化樹脂であるとする事を特徴とする請求項6に記載の像加熱用回転体。
- 前記基層と前記導電層の間に弾性層を有する事を特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の像加熱用回転体。
- 前記弾性層はシリコーンゴムで形成されている事を特徴とする請求項9に記載の像加熱用回転体。
- 前記導電層の外側に弾性層を有する事を特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の像加熱用の円筒形回転体。
- 前記弾性層はシリコーンゴムで形成されている事を特徴とする請求項11に記載の像加熱用回転体。
- 最外側に離型層を有する事を特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の像加熱用回転体。
- 請求項1乃至13の何れか一項に記載の像加熱用回転体と、
前記像加熱用回転体の内部に配置され、螺旋軸が前記像加熱用回転体の母線方向と実質平行である螺旋形状部を有し、前記導電層を電磁誘導発熱させる交番磁界を形成するためのコイルと、
前記螺旋形状部の中に配置され、前記交番磁界の磁力線を誘導するための磁性コアと、
を備えている事を特徴とする像加熱装置。 - 前記像加熱用回転体と協働して前記記録材を挟持搬送して加熱するニップ部を形成する対向部材を有することを特徴とする請求項14に記載の像加熱装置。
- 前記磁性コアは、前記母線方向において、前記像加熱用回転体の端面よりも前記像加熱用回転体の外側に突出して前記像加熱用回転体の外部でループを形成していることを特徴とする請求項14または15に記載の像加熱装置。
- 前記磁性コアは前記像加熱用回転体の外部でループを形成しない形状であることを特徴とする請求項14又は15に記載の像加熱装置。
- 記録材に未定着画像を形成する画像形成部と、前記記録材に形成された未定着画像を固着像として定着する加熱定着装置と、を有する画像形成装置であって、前記加熱定着装置が請求項14乃至17の何れか一項に記載の像加熱装置である事を特徴とする画像形成装置。
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