JP2015099645A - トリガースイッチ - Google Patents

トリガースイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP2015099645A
JP2015099645A JP2013237740A JP2013237740A JP2015099645A JP 2015099645 A JP2015099645 A JP 2015099645A JP 2013237740 A JP2013237740 A JP 2013237740A JP 2013237740 A JP2013237740 A JP 2013237740A JP 2015099645 A JP2015099645 A JP 2015099645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable contact
contact
piece
convex portion
sliding surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013237740A
Other languages
English (en)
Inventor
悟 小柳
Satoru Koyanagi
悟 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satori S Tech Co Ltd
Original Assignee
Satori S Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satori S Tech Co Ltd filed Critical Satori S Tech Co Ltd
Priority to JP2013237740A priority Critical patent/JP2015099645A/ja
Publication of JP2015099645A publication Critical patent/JP2015099645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】トリガー操作時のスイッチの可動接点の近傍位置に細工を施してバウンシングの発生を防止して接点の耐久性向上を図ると共に仮に接点が溶着した場合には、溶着した接点を強制的に開離できることで、安全性を高めたスイッチを提供する。
【解決手段】一方端部に第1の可動接点を他方端部に第2の可動接点24を備え、支持部材で支持して回動する可動接片15と、前記可動接片の摺動面を押圧しながら摺動し前記可動接片をシーソー状に回動させる回動部材と、第1の固定接点を有する第1の端子と、第2の固定接点27を有する第2の端子28と、摺動体から前記可動接片の摺動面方向に延長させて形成したバウンシング防止用凸部31と、を備え、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動することにより、前記第2の可動接点が開の状態になったときに、前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面34に当接して前記可動接片の上下の動きを抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トリガースイッチに関し、詳しくは、AC、DC両工具に適用され、例えば電動ドリル等の電動工具に搭載されているトリガースイッチに関するものであり、スイッチにおける接点の耐久性向上を図り且つ接点が溶着した場合には、接点を強制的に隔離できる機構として安全性を高めたスイッチに関する。
従来技術における大電流を必要とする電動工具等のスイッチは、スイッチ内に接点を設けることにより大電流での開閉に耐えうる構造としている。また、スイッチの構成として2種類の接点を設けているが接点を開閉する場合、接点をオンさせる際にバウンシングが発生してしまい、その状態で開閉を継続すると接点の溶着並びに接点の著しい消耗による接触不良が発生してしまうというものである。
具体的なスイッチの構成について、図11を用いて説明すると、絶縁性部材で形成された本体11と、本体11の内部空間に突設された支持部材として機能するコモン端子12と、このコモン端子12の尖頭部13によって中央部をシーソー状に支持される可動接片15と、この可動接片15にコイルバネ16の付勢力で常にR状の先端部で当接し摺動自在な回動用部材としてのオシボ17と、オシボ17及びコイルバネ16を下部方向に取付け、その上部に復帰バネ18を収納する収納部19を有し反対側にプランジャー21を備えた摺動体22と、オシボ17で回動され可動接片15の両端部に設けたブレーキ可動接点23及び電源可動接点24がコンタクトして導通するブレーキ固定接点25を有するブレーキ端子26及び電源固定接点27を有する電源端子28とからなる。
可動接片15は、図12に示すように、その長手方向の中央部において幅方向の両端に断面が三角形状の突起状支点部33が設けられ、この突起状支点部33で挟まれた上面がオシボ17の先端部が摺接する摺動面34を有している。更に、既述した可動接片15の一方端部にブレーキ可動接点23が、他方端部に電源可動接点24を設けた構造となっている。
このような構成で、プランジャー21を復帰バネ18に抗して引き込むとオシボ17が摺動面34を摺動し、突起状支点部33を通過したときに可動接片15が反転し、電源可動接点24が電源固定接点27とコンタクトする。このコンタクトしたときには、オシボ17がコイルバネ16で押された押圧力のみで可動接片15を押すことになるため、コンタクトの際の押圧力が不安定であるため、コンタクトした電源可動接点24と電源固定接点27との間にバウンシングが発生しやすい。
逆に、この状態でプランジャー21の引き込みをやめて元に戻すように操作すると、オシボ17の位置が図11で左方向に摺動面34を摺動して突起状支点部33を通過することで可動接片15が反転し、電源固定接点27と電源可動接点24とのコンタクトが離れ、かわりにブレーキ可動接点23とブレーキ固定接点25がコンタクトする。このとき、オシボ17での摺動面34からの押圧のみでコンタクトさせているため、ブレーキ可動接点23とブレーキ固定接点25のコンタクトはバウンシングしやすい構造となっている。これは離れた電源可動接点24と電源固定接点27間の距離にも変動をきたし、電流遮断に要する充分な距離を確保できなくなる場合がある。
特開平9−17275号公報
しかしながら、従来技術で説明したトリガースイッチの接点機構は、オシボに備えたコイルバネの応力で摺動面を押圧して、電源可動接点と電源固定接点とのコンタクト及びブレーキ可動接点とブレーキ固定接点とのコンタクトをさせ且つ維持する。そのため、接点をコンタクトさせる際にオシボについているコイルバネの押圧力のみでコンタクトを維持させるためにコンタクトする際にバウンシングが発生してしまい、この状態で開閉を継続すると接点の溶着並びに接点の著しい消耗による接触不良が発生するという問題がある。
従って、トリガー操作時のスイッチの可動接点の近傍位置に細工を施してバウンシングの発生を防止して接点の耐久性向上を図ると共に仮に接点が溶着した場合には、溶着した接点を強制的に開離できる細工を施すことで、安全性を高める構成に解決しなければならない課題を有する。
上記課題を解決するために、本願発明のトリガースイッチは、次に示す構成にすることである。
(1)トリガースイッチは、一方端部に第1の可動接点を他方端部に第2の可動接点を備え、支持部材で支持して回動する可動接片と、
前記可動接片の摺動面を押圧しながら摺動することで前記可動接片をシーソー状に回動させる回動部材と、
前記第1の可動接点とコンタクトする第1の固定接点を有する第1の端子と、
前記第2の可動接点とコンタクトする第2の固定接点を有する第2の端子と、
前記回動部材を取付けた摺動体から前記可動接片の摺動面方向に延長させて形成したバウンシング防止用凸部と、
を備え、
前記第2の可動接点と前記第2の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動することにより、前記第2の可動接点が開の状態になったときに、前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面に当接して前記可動接片の上下の動きを抑制することである。
(2)前記バウンシング防止用凸部は、前記回動部材を取付けた摺動体の一部であって前記回動部材をガイドするガイド部材の一部を延長させて形成したことを特徴とする(1)に記載のトリガースイッチ。
(3)前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面に当接した状態を維持しながら摺動して、前記第1の可動接点が前記第1の固定接点にコンタクトすることを特徴とする(1)に記載のトリガースイッチ。
(4)前記第1の可動接点と前記第1の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動しても前記第1の可動接点と前記第1の固定接点のコンタクトがアンコンタクトにならない場合に、前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面に当接して前記バウンシング防止用凸部が摺動面を直接押圧して移動することにより前記可動接片を直接反転させ、前記第1の可動接点と前記第1の固定接点を強制的に引き離すことを特徴とする(1)に記載のトリガースイッチ。
(5)更に、
前記回動部材を取付けた前記摺動体の一部であって前記バウンシング防止用凸部と前記回動部材を挟んだ反対側の前記摺動体の一部を延長させて形成した溶着離脱用凸部と、
前記可動接片の一部で前記第1の可動接点の内側位置に設けた切起し片と、
を備え、
前記第2の可動接点と前記第2の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動しても前記第2の可動接点と前記第2の固定接点のコンタクトがアンコンタクトにならない場合に、前記溶着離脱用凸部が前記可動接片の切起し片に当接して前記溶着離脱用凸部が切起し片を直接押圧して移動することにより前記可動接片を直接反転させ、前記第2の可動接点と前記第2の固定接点を強制的に引き離すことを特徴とする(1)及び(4)に記載のトリガースイッチ。
(6)トリガースイッチは、一方端部に第1の可動接点を他方端部に第2の可動接点を備え、支持部材で支持して回動する可動接片と、
前記可動接片の摺動面を押圧しながら摺動することで前記可動接片をシーソー状に回動させる回動部材と、
前記第1の可動接点とコンタクトする第1の固定接点を有する第1の端子と、
前記第2の可動接点とコンタクトする第2の固定接点を有する第2の端子と、
前記回動部材を取付けた摺動体から前記可動接片の摺動面方向に延長させて形成したバウンシング防止用凸部と、
を備え、
前記第1の可動接点と前記第1の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動しても前記第1の可動接点と前記第1の固定接点のコンタクトがアンコンタクトにならない場合に、前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面に当接して前記バウンシング防止用凸部が摺動面を直接押圧して移動することにより前記可動接片を直接反転させ、前記第1の可動接点と前記第1の固定接点を強制的に引き離すことである。
(7)前記バウンシング防止用凸部は、前記回動部材を取付けた摺動体の一部であって前記回動部材をガイドするガイド部材の一部を延長させて形成したことを特徴とする(6)に記載のトリガースイッチ。
(8)トリガースイッチは、一方端部に第1の可動接点を他方端部に第2の可動接点を備え、支持部材で支持して回動する可動接片と、
前記可動接片の摺動面を押圧しながら摺動することで前記可動接片をシーソー状に回動させる回動部材と、
前記第1の可動接点とコンタクトする第1の固定接点を有する第1の端子と、
前記第2の可動接点とコンタクトする第2の固定接点を有する第2の端子と、
前記回動部材を取付けた摺動体の一部であって摺動面方向に延長させて形成した溶着離脱用凸部と、
前記可動接片の一部で前記第1の可動接点の内側位置に設けた切起し片と、
を備え、
前記第2の可動接点と前記第2の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動しても前記第2の可動接点と前記第2の固定接点のコンタクトがアンコンタクトにならない場合に、前記溶着離脱用凸部が前記可動接片の切起し片に当接して前記溶着離脱用凸部が切起し片を直接押圧して移動することにより前記可動接片を直接反転させ、前記第2の可動接点と前記第2の固定接点を強制的に引き離すことである。
(9)前記溶着離脱用凸部は、前記回動部材を取付けた摺動体の一部であって前記回動部材をガイドするガイド部材の一部を延長させて形成したことを特徴とする(8)に記載のトリガースイッチ。
本発明に係るトリガースイッチは、オシボを備えた摺動体にバウンシング防止用凸部を取付けたことで、特に電源可動接点が離れたときに可動接片の一部がバウンシング防止用凸部に当接することで、離れた際に発生するバウンシングを抑制することで、接点の耐久性向上を図ることができる。
又、バウシング防止用凸部はブレーキ接点が溶着した際に可動接片に強制的にこすり合わせることで溶着したブレーキ接点を強制的に切り離すようにすることで、溶着による動作継続を強制的に切り離すことができ安全性を高めた機構を提供できる。
更に、可動接片に切り起こした切起し片を備え、摺動体に切起し片に当接する溶着離脱用凸部を設けた構成にすることで、電源可動接点が溶着した際には摺動体を戻す際に切起し片が溶着離脱用凸部に当たり強制的に可動接片を反転させることで溶着した電源可動接点を強制的に開離させることができるため、安全性を高めることができるというものである。
本願発明に係るスイッチにおいて、ブレーキ可動接点がコンタクトし、回動部材であるオシボがフリーの状態のときの断面図である。 同、可動接片の斜視図である。 同、電源可動接点がコンタクトしたときのオシボの状態を示した断面図である。 同、電源可動接点がコンタクトした後に更に引き込まれてオシボが可動接片の摺動面の頂部にまで到達したときの断面図である。 同、電源可動接点がオシボの移動により開の状態になり且つバウンシング防止用凸部に可動接片の一部が当接している様子を示す断面図である。 同、可動接片の傾斜にバウンシング防止用凸部を当てながらブレーキ可動接点をコンタクトさせる様子を示す断面図である。 同、ブレーキ可動接点に溶着が発生しているときのオシボがフリー位置にいるときの断面図である。 同、ブレーキ可動接点に溶着が発生しているときに可動接片にバウンシング防止用凸部を押し当てる様子を示す断面図である。 同、電源可動接点が溶着した際に切離すための切起し片を可動接片側に溶着離脱用凸部を摺動体に設けたときのオシボがフリーの位置にいるときの断面図である。 同、溶着している電源可動接点を可動接片の切起し片に溶着離脱用凸部を当接させて強制的に切り離す様子を示す断面図である。 従来技術におけるブレーキ可動接点がコンタクトしているときの断面図である。 同、可動接片と突起状支点部との関係を示す斜視図である。
本願発明に係るトリガースイッチの実施形態について、図面を参照して説明する。
本願発明のトリガースイッチは、従来技術で説明したスイッチと大体が同じ構成になっており、唯一相違するのはオシボを備えた摺動体にオシボと近傍位置であって反転する可動接片の上面一部に当接するようにしたバウンシング防止用凸部を設け、且つ溶着した接点を強制的に離脱させる溶着離脱用凸部、可動接片側に切起し片を設けたことである。
具体的な構成について図1に示すように、絶縁性部材で形成された本体11と、本体11の内部空間に突設された支持部材として機能するコモン端子12と、このコモン端子12の尖頭部13によって中央部をシーソー状に支持される可動接片15と、この可動接片15にコイルバネ16の付勢力で常にR状の先端部で当接し摺動自在で回動部材として機能するオシボ17と、オシボ17及びコイルバネ16を下部方向に取付け、その上部に復帰バネ18を収納する収納部19を有し反対側にプランジャー21を備えた摺動体22と、オシボ17で回動され可動接片15の両端部に設けたブレーキ可動接点(第1の可動接点)23及び電源可動接点(第2の可動接点)24がコンタクトして導通するブレーキ固定接点(第1の固定接点)25を有するブレーキ端子(第1の端子)26及び電源固定接点(第2の固定接点)27を有する電源端子(第2の端子)28と、オシボ17に隣接した近傍位置でオシボ17をガイドするガイド部材を延設して可動接片15の上面一部に当接するバウンシング防止用凸部31を設け、且つやはりオシボ17に隣接した近傍位置でバウンシング防止用凸部31と反対側の位置でオシボ17をガイドするガイド部材を延設して形成された溶着離脱用凸部32を設けた構造となっている。
可動接片15は、図2に示すように、その長手方向の中央部において幅方向の両端に断面が三角形状の突起状支点部33が設けられ、この突起状支点部33で挟まれた上面がオシボの先端部が摺接する摺動面34を有している。更に、既述した可動接片15の一方端部にブレーキ可動接点23が、他方端部に電源可動接点24を設けた構造となっている。そして、ブレーキ可動接点23側の一段変形させた箇所に切起して形成された溶着離脱用切起し片35を設け、反対側の突起状支点部33から上方向に折り曲げ、折り曲げた頂部36を反対方向に更に折り曲げ、折り曲げた端部を水平方向に折り曲げたところに電源可動接点24を設けてある。
さらに、摺動面34上で、突起状支点部33の中央位置から頂部36方向に、傾斜面を備え一段高に形成された凸部37を設けた構成となっている。この凸部37は、オシボ17が傾斜面に沿って乗り越えたときに可動接片15をいち早く反転させるものである。
このような構成で、プランジャーを復帰バネに抗して引き込むと、図3に示すように、オシボ17が摺動面34を摺動し、突起状支点部33を通過したときに可動接片15が反転し、電源可動接点24が電源固定接点27とコンタクトする。
図4に示すように、更にプランジャー21を引き込むと、オシボ17が更に図で右方向に摺動し、可動接片15の頂部36に達するとオシボ17の押圧力が更に高まり、接点24、27のコンタクト状態が密な状態になる。
次に、プランジャー21の引き込みを止めて元に戻すように操作すると、図5に示すように、摺動体22が図で左方向に移動し、摺動体22の移動に伴ってオシボ17が摺動面34を摺動して突起状支点部33まで移動すると可動接片15が反転できる体制になり、オシボ17が突起状支点部33を少しでも通過すると可動接片15が反転し、電源可動接点24と電源固定接点27とのコンタクト状態がアンコンタクト状態となり、電源可動接点24と電源固定接点27との距離が所定の距離w(電流遮断するのに充分な距離)になったときに可動接片15の摺動面34側にバウンシング防止用凸部31が当接することで可動接片15の反転した際の揺らぎ或いはチャタリングを防止する。このようにバウンシング防止用凸部31で反転した可動接片15の摺動面34を当接することで、反転したときの電源可動接点24と電源固定接点27との離れた接点間距離を確保することができ、離れた際に発生するバウンシングを防止することで電流遮断の為に所定の接点間距離を安定して確保することができるのである。
更に、図6に示すように、突起状支点部33を通過したあたりのオシボ17に対して可動接片15が反転して摺動面34にバウンシング防止用凸部31が当接した状態で、即ち、バウンシングを防止した状態で更にプランジャー21を引き戻すと、摺動面34にバウンシング防止用凸部31を当接させながらブレーキ可動接点23をブレーキ固定接点25にコンタクトさせることができる。これは、バウンシングを防止しながら接点23、25をコンタクトできるため、接点23、25の耐久性向上を図ることができるのである。
次に、接点が溶着或いは溶着状態になったときの溶着離脱について説明する。
図7に示すように、摺動体22が引き込まれた状態でオシボ17が可動接片15の摺動面34の図において最左側位置で押圧していることで、ブレーキ可動接点23とブレーキ固定接点25が最も安定した状態でコンタクトしている。このとき何らかの理由で接点23、25間に溶着が発生して接点23、25同士が溶着して離れ難い状態であるとする。
このように接点23、25間が溶着している状態でプランジャー21を引き込むと、図8に示すように、左斜め状態を維持している可動接片15の摺動面34上をオシボ17が摺動するが、斜め状態の可動接片15は接点23、25が溶着しているため、可動接片15は左斜め状態を維持して動かない。そのため、動かない可動接片15の摺動面34上をオシボ17がバネ16に抗して上るように移動する。図8の拡大図に示すように、ある程度上り突起状支点部33直前の位置に到達すると可動接片15は斜め状態を維持していることで摺動面34にバウンシング防止用凸部31が当接する。この状態で更にプランジャー21を引き込むと今度はバウンシング防止用凸部31が斜め状態の可動接片15の摺動面34上を強制的に押圧することで、溶着状態の接点23、25を切り離す。こうすることで、プランジャー21の操作荷重にて溶着した接点23、25を切離すことができる。
次に、溶着が電源接点側に生じている場合について説明する。
図9に示すように、プランジャー21で引き込み操作が行われ、摺動体22のオシボ17が突起状支点部33を通り越し、電源可動接点24が電源固定接点27とコンタクトしている。このとき何らかの理由で接点24、27間に溶着が発生して接点24、27同士が離れ難い状態であるとする。
この状態で、プランジャーの引き込み操作から引き戻す操作にすると、図10に示すように、摺動体22のオシボ17が突起状支点部33を通過し、可動接片15が本来であれば反転するはずであるが溶着しているため反転しない。反転しない状態であると、摺動体22に設けてある溶着離脱用凸部32が可動接片15の切起し片35に当接する。そうすると、図10の拡大図に示すように、溶着離脱用凸部32が可動接片15の切起し片35に当接して押すことで突起状支点部33を支点にして強制的に反転させることができ、溶着した接点24、27を切離すことができる。
トリガー操作時のスイッチの可動接点の近傍位置に細工を施してバウンシングの発生を防止して接点の耐久性向上を図ると共に仮に接点が溶着した場合には、溶着した接点を強制的に開離できる細工を施すことで、安全性を高めたスイッチを提供する。
11 本体
12 コモン端子
13 尖頭部
15 可動接片
16 コイルバネ
17 オシボ
18 復帰バネ
19 収納部
21 プランジャー
22 摺動体
23 ブレーキ可動接点
24 電源可動接点
25 ブレーキ固定接点
26 ブレーキ端子
27 電源固定接点
28 電源端子
31 バウンシング防止用凸部
32 溶着離脱用凸部
33 突起状支点部
34 摺動面
35 切起し片
36 頂部
37 凸部

Claims (9)

  1. 一方端部に第1の可動接点を他方端部に第2の可動接点を備え、支持部材で支持して回動する可動接片と、
    前記可動接片の摺動面を押圧しながら摺動することで前記可動接片をシーソー状に回動させる回動部材と、
    前記第1の可動接点とコンタクトする第1の固定接点を有する第1の端子と、
    前記第2の可動接点とコンタクトする第2の固定接点を有する第2の端子と、
    前記回動部材を取付けた摺動体から前記可動接片の摺動面方向に延長させて形成したバウンシング防止用凸部と、
    を備え、
    前記第2の可動接点と前記第2の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動することにより、前記第2の可動接点が開の状態になったときに、前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面に当接して前記可動接片の上下の動きを抑制することを特徴とするトリガースイッチ。
  2. 前記バウンシング防止用凸部は、前記回動部材を取付けた摺動体の一部であって前記回動部材をガイドするガイド部材の一部を延長させて形成したことを特徴とする請求項1に記載のトリガースイッチ。
  3. 前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面に当接した状態を維持しながら前記回動部材と共に摺動して、前記第1の可動接点が前記第1の固定接点にコンタクトすることを特徴とする請求項1に記載のトリガースイッチ。
  4. 前記第1の可動接点と前記第1の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動しても前記第1の可動接点と前記第1の固定接点のコンタクトがアンコンタクトにならない場合に、前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面に当接して前記バウンシング防止用凸部が摺動面を直接押圧して移動することにより前記可動接片を直接反転させ、前記第1の可動接点と前記第1の固定接点を強制的に引き離すことを特徴とする請求項1に記載のトリガースイッチ。
  5. 更に、
    前記回動部材を取付けた前記摺動体の一部であって前記バウンシング防止用凸部と前記回動部材を挟んだ反対側の前記摺動体の一部を延長させて形成した溶着離脱用凸部と、
    前記可動接片の一部で前記第1の可動接点の内側位置に設けた切起し片と、
    を備え、
    前記第2の可動接点と前記第2の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動しても前記第2の可動接点と前記第2の固定接点のコンタクトがアンコンタクトにならない場合に、前記溶着離脱用凸部が前記可動接片の切起し片に当接して前記溶着離脱用凸部が切起し片を直接押圧して移動することにより前記可動接片を直接反転させ、前記第2の可動接点と前記第2の固定接点を強制的に引き離すことを特徴とする請求項1及び4に記載のトリガースイッチ。
  6. 一方端部に第1の可動接点を他方端部に第2の可動接点を備え、支持部材で支持して回動する可動接片と、
    前記可動接片の摺動面を押圧しながら摺動することで前記可動接片をシーソー状に回動させる回動部材と、
    前記第1の可動接点とコンタクトする第1の固定接点を有する第1の端子と、
    前記第2の可動接点とコンタクトする第2の固定接点を有する第2の端子と、
    前記回動部材を取付けた摺動体から前記可動接片の摺動面方向に延長させて形成したバウンシング防止用凸部と、
    を備え、
    前記第1の可動接点と前記第1の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動しても前記第1の可動接点と前記第1の固定接点のコンタクトがアンコンタクトにならない場合に、前記バウンシング防止用凸部が前記可動接片の摺動面に当接して前記バウンシング防止用凸部が摺動面を直接押圧して移動することにより前記可動接片を直接反転させ、前記第1の可動接点と前記第1の固定接点を強制的に引き離すことを特徴とするトリガースイッチ。
  7. 前記バウンシング防止用凸部は、前記回動部材を取付けた摺動体の一部であって前記回動部材をガイドするガイド部材の一部を延長させて形成したことを特徴とする請求項6に記載のトリガースイッチ。
  8. 一方端部に第1の可動接点を他方端部に第2の可動接点を備え、支持部材で支持して回動する可動接片と、
    前記可動接片の摺動面を押圧しながら摺動することで前記可動接片をシーソー状に回動させる回動部材と、
    前記第1の可動接点とコンタクトする第1の固定接点を有する第1の端子と、
    前記第2の可動接点とコンタクトする第2の固定接点を有する第2の端子と、
    前記回動部材を取付けた摺動体の一部であって摺動面方向に延長させて形成した溶着離脱用凸部と、
    前記可動接片の一部で前記第1の可動接点の内側位置に設けた切起し片と、
    を備え、
    前記第2の可動接点と前記第2の固定接点がコンタクトしている状態で、前記回動部材が前記可動接片の摺動面上を摺動しても前記第2の可動接点と前記第2の固定接点のコンタクトがアンコンタクトにならない場合に、前記溶着離脱用凸部が前記可動接片の切起し片に当接して前記溶着離脱用凸部が切起し片を直接押圧して移動することにより前記可動接片を直接反転させ、前記第2の可動接点と前記第2の固定接点を強制的に引き離すことを特徴とするトリガースイッチ。
  9. 前記溶着離脱用凸部は、前記回動部材を取付けた摺動体の一部であって前記回動部材をガイドするガイド部材の一部を延長させて形成したことを特徴とする請求項8に記載のトリガースイッチ。
JP2013237740A 2013-11-18 2013-11-18 トリガースイッチ Pending JP2015099645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237740A JP2015099645A (ja) 2013-11-18 2013-11-18 トリガースイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013237740A JP2015099645A (ja) 2013-11-18 2013-11-18 トリガースイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015099645A true JP2015099645A (ja) 2015-05-28

Family

ID=53376153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013237740A Pending JP2015099645A (ja) 2013-11-18 2013-11-18 トリガースイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015099645A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018107088A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 オムロン株式会社 スイッチの接点構造、トリガースイッチ及び電動工具
US11615927B2 (en) 2021-03-10 2023-03-28 Omron Corporation Push operation switch

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018107088A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 オムロン株式会社 スイッチの接点構造、トリガースイッチ及び電動工具
KR20190053274A (ko) 2016-12-28 2019-05-17 오므론 가부시키가이샤 스위치의 접점 구조, 트리거 스위치 및 전동 공구
DE112017006642T5 (de) 2016-12-28 2019-09-26 Omron Corporation Kontaktstruktur für Schalter, Auslöseschalter und Elektrowerkzeug
US10770245B2 (en) 2016-12-28 2020-09-08 Omron Corporation Contact structure for switch, trigger switch and electric power tool
DE112017006642B4 (de) 2016-12-28 2021-10-21 Omron Corporation Kontaktstruktur für Schalter, Auslöseschalter und Elektrowerkzeug
US11615927B2 (en) 2021-03-10 2023-03-28 Omron Corporation Push operation switch

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5990240B2 (ja) 電磁開閉装置
EP2782111B1 (en) Switch
CN107924790B (zh) 继电器
US7754989B2 (en) Electrical switch
JP2010118343A (ja) リレー
KR20190053274A (ko) 스위치의 접점 구조, 트리거 스위치 및 전동 공구
CN108140517A (zh) 继电器
JP2015099645A (ja) トリガースイッチ
JP6001341B2 (ja) オーバーロックミシン
JP4839281B2 (ja) スイッチの自動切断構造
JP2016091919A (ja) スイッチ装置
WO2018235517A1 (ja) スイッチ
JP5528163B2 (ja) 電極チップ取外装置
KR200476957Y1 (ko) 전자접촉기
US8158898B2 (en) Elastic pressing unit and molded case circuit breaker having the same
JP7434769B2 (ja) 電磁継電器
GB2492211A (en) Switch contact mounting structure
JPH0917275A (ja) 速断スイッチ
JP2017135050A (ja) 電磁継電器
JP6896172B2 (ja) 遮断器
KR100952579B1 (ko) 안전커터칼
KR20150106743A (ko) 차량용 스위치 유닛
JP4577903B2 (ja) スライドスイッチ
JP2024027580A (ja) カッター機能付き鋏
JP2013239452A (ja) 接点開閉器