JPH0917275A - 速断スイッチ - Google Patents

速断スイッチ

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JPH0917275A
JPH0917275A JP7161897A JP16189795A JPH0917275A JP H0917275 A JPH0917275 A JP H0917275A JP 7161897 A JP7161897 A JP 7161897A JP 16189795 A JP16189795 A JP 16189795A JP H0917275 A JPH0917275 A JP H0917275A
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弘幸 広瀬
Hirotaka Tachibana
浩孝 立花
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Satori Electric Co Ltd
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Satori Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/58Electric connections to or between contacts; Terminals
    • H01H1/5833Electric connections to or between contacts; Terminals comprising an articulating, sliding or rolling contact between movable contact and terminal
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H15/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for actuation in opposite directions, e.g. slide switch
    • H01H15/02Details
    • H01H15/06Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H15/10Operating parts
    • H01H15/102Operating parts comprising cam devices

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、シーソー型スイッチにおける接点
の速断切替を可能にした速断スイッチを提供することに
ある。 【構成】 スイッチ本体側の支持部材で支持された中央
部を支点として回動する可動接片7と、該可動接片に当
接し常に押圧している摺動自在な回動用部材4と、前記
可動接片の端部と当接するスイッチ本体側の端子と、か
らなるシーソー型のスイッチであって、鉛直方向におい
て前記可動接片7における支点の位置を、前記回動用部
材4が当該可動接片に当接している位置よりも上位置に
配設し、前記可動接片7における回動部材4が摺接して
いる側の表面の一部に、段部12を設けたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯用の電動ド
リルやその他の電動工具に用いられる小型スイッチであ
り、更に詳しくはシーソー型スイッチにおける接点の速
断切替を可能にした速断スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシーソー型スイッチは、その要部
について説明すると、図9に示すように、尖頭部1aが
シーソーの支点となるコモン端子1と、両端に接点を備
えた可動接片2と、該可動接片2の上でスライドすると
ともに常に前記尖頭部1a側にコイルバネ3で付勢され
ているオシボ4とから構成されている。
【0003】この構成によれば、スイッチ切替用のスイ
ッチレバー(図示せず)をスイッチ本体に押し込んだり
戻したりすることで、前記オシボ4が可動接片2の上を
スライドしながら移動し、該オシボ4のR型先端部4a
が鉛直方向において、尖頭部1a上にあるときには可動
接片2が水平になるように一瞬バランスし、更に、どち
らかにオシボ4が偏倚することで、シーソー型の可動接
片2が傾いてその片側の接点がスイッチ本体側のメイン
接点等に当接しON状態となって導通するものである。
【0004】そして、前記オシボ4が前述と逆方向に移
動されて、支点位置の前記尖頭部1aを越えて偏倚する
と、前記可動接片2の接点とスイッチ本体側のメイン接
点とが離間され、OFF状態となって導通が切断される
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シーソー型スイッチは、接点の切断作用においてその速
度が比較的遅く、切替時に接点間に火花放電が発生する
おそれがあって、前記接点が劣化する問題点があった。
【0006】特に、近年、携帯型の電動ドリル等の電動
工具の使用する電圧がDC24V程度に高電圧化してお
り、切断速度が遅いと瞬時に高電流が流れて接点が溶け
てしまうことがあり、それを防止するためには電流容量
を少なくしなければならないと言う問題点があった。
【0007】このように、従来のシーソー型スイッチに
おいて接点間の切断速度が遅いのは、前記コモン端子1
の尖頭部1aとオシボ4の先端Rの中心軸を結んだ法線
の垂直方向に可動接片は位置し、スライドするオシボ4
のスピードにより、接点の引離しスピードが影響する。
そして、切替動作が遅くなった時、火花放電の継続が長
くなるものであった。
【0008】このように、従来のシーソー型スイッチ
は、接点の切替動作が遅いことに解決すべき課題を有し
ていた。本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもの
で、シーソー型スイッチにおいて接点の切替の速い速断
スイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る速断スイッ
チの上記課題を解決するための要旨は、スイッチ本体側
の支持部材で支持された中央部を支点として回動する可
動接片と、該可動接片に当接し常に押圧している摺動自
在な回動用部材と、前記可動接片の端部と当接するスイ
ッチ本体側の端子と、からなるシーソー型のスイッチで
あって、鉛直方向において前記可動接片における支点の
位置を、前記回動用部材が当該可動接片に当接している
位置よりも上位置に配設し、前記可動接片における回動
部材が摺接している側の表面の一部に、段部を設けたこ
とである。
【0010】前記段部は、可動接片の支点の位置を跨ぐ
傾斜面であることである。
【0011】本発明に係る速断スイッチは、スイッチ本
体側の支持部材で支持された中央部を支点として回動す
る可動接片と、該可動接片に当接し常に押圧している摺
動自在な回動用部材と、前記可動接片の端部と当接する
スイッチ本体側の端子と、からなるシーソー型のスイッ
チであって、可動接片における、回動用部材が摺接して
いる側の表面の一部に、段部を設けたことである。
【0012】前記可動接片における前記段部は、可動接
片の支点の位置を跨ぐ傾斜面であることである。
【0013】
【作用】本発明に係る速断スイッチによれば、鉛直方向
において前記可動接片における支点の位置を、前記回動
用部材が当該可動接片に当接している位置よりも上位置
に配設したことで、切替動作において可動接片を逆回動
させるモーメントを大きくとることができる。
【0014】また、可動接片の一部に段部を設けること
で、回動用部材が前記段部を摺動するときに加勢されて
滑動し、素早く可動接片の支点位置を通過するので、可
動接片を逆回動させるモーメントを大きくとることがで
きる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について図面を参
照して詳細に説明する。なお、理解容易のために従来例
に対応する部分には従来例と同一の符号を付けて説明す
る。
【0016】本発明に係る速断スイッチの第1実施例
は、図1乃至図2に示すように、速断スイッチ5の絶縁
性本体6と、該本体6の内部空間に突設された支持部材
としてのコモン端子1と、該コモン端子1の尖頭部1a
によって中央部をシーソー状態に支持される可動接片7
と、該可動接片7にコイルバネ3の付勢力で常にR状の
先端部4aで当接し摺動自在な回動用部材としてのオシ
ボ4と、該オシボ4及びコイルバネ3とを内装して前記
本体6の外部に摺動自在な操作部を突出させたレバー8
と、回動用部材のオシボ4で回動され前記可動接片7の
端部の接点13,14が当接して導通するメイン接点9
及びサブ接点10と、からなる。
【0017】前記可動接片7は、図7に示すように、そ
の長手方向の中央部において幅方向の両端に、オシボ4
の先端部4aが摺接する摺接面7aから突出させてその
断面が三角形状の突起状支点部11が設けられている。
【0018】前記突起状支点部11によって、前記コモ
ン端子1の尖頭部1aが該突起状支点部11の頂部の下
面に当接した点が支点aとなり、そして、該支点aにお
ける垂線を鉛直方向にして可動接片7の摺接面7aを水
平方向に維持した場合に、支点aの位置が可動接片7の
摺接面7aよりも上位置となる。
【0019】これによって、可動接片7を水平方向にバ
ランスさせるように、前記支点aと、可動接片7の摺接
面7aとオシボ4の先端部4aとが当接している点とを
鉛直方向で一致させると、支点aの方が上位置となり、
従来例(図9参照)に係るシーソー型スイッチの支点位
置と比較すると、鉛直方向において逆の位置関係になっ
ている。
【0020】このように、可動接片7を水平にバランス
させるような、摺接面7a上において支点aとつり合う
オシボ4の先端部4aの当接位置を一点にすることがで
きる。
【0021】また、前記突起状支点部11の突出量は、
可動接片7を回動させるモーメントを大きく取るため、
少なくとも可動接片7の板厚寸法よりも大きくするもの
である。
【0022】更に、前記可動接片7の、オシボ4が摺接
する摺接面7aに、当該オシボ4の摺動方向に沿って突
出させた突部12を形成して、段部としての傾斜面12
aを設ける。
【0023】前記傾斜面12aは、コモン端子1で支持
される可動接片7の支点aを通過する鉛直線bを跨ぐよ
うにして設けられるものであり、即ち、傾斜面12aの
途中に支点aを通る鉛直線bが位置するものである。
【0024】以上のようにしてなる第1実施例の速断ス
イッチ5を使用すれば、図3に示すように、速断スイッ
チ5のレバー8を復帰バネ15の付勢力に抗して本体6
に向かって押し込めば、オシボ4が図において左から右
(矢印方向)に可動接片7の摺接面7a上を摺動する。
【0025】前記オシボ4の先端部4aが、コモン端子
1の尖頭部1aで支持する支点aにさしかかると、図4
に示すように、当該先端部4aが可動接片7における摺
接面7aから連続的に傾斜面12aに移動して乗り上げ
る。
【0026】そして、可動接片7の接点14とサブ接点
10とが当接することでサブ接点10とコモン端子1と
が導通している状態から、可動接片7がシーソーのよう
に回動して、接点13とメイン接点9とが当接しコモン
端子1とメイン接点9とが導通する。そのときに、前記
オシボ4の先端部4aが傾斜面12aを登るので、コイ
ルバネ3が圧縮されて付勢力が強くなりレバー8の押し
込み負荷が増して、レバー8の移動速度が遅くなってス
イッチの遅入となる。
【0027】次に、図5に示すように、前記レバー8を
戻して接点13とメイン接点9とを離間させコモン端子
1との導通を切断させようとすると、図6に示すよう
に、オシボ4の先端部4aが、支点aを通る鉛直線bを
跨いで、傾斜面12aを素早く滑落し、支点aを中心に
して可動接片7を回動させようとする。
【0028】また、オシボ4内のコイルバネ3が突部1
2によって圧縮された状態から摺接面7aへの段差分だ
け伸長して、オシボ4の先端部4aが加勢されて摺接面
を押すことになる。
【0029】このように、可動接片7を回動させて切替
動作させるモーメントが素早く働き、かつ、摺接面7a
に当接している先端部4aの点と支点aとの距離も長い
ので前記モーメントが大きくなって、メイン接点9と接
点13とが速断されるのである。
【0030】よって、本発明の第1実施例に係る速断ス
イッチ5においては、メイン接点9と接点13との間の
火花放電の継続が抑制され、接点の劣化が防げるもので
ある。
【0031】次に、本発明の第2実施例は、図7乃至図
8に示すように、可動接片7の摺接面7aに、段部とし
て突起16を設けた点で、前述の第1実施例と相違する
ものである。
【0032】このような第2実施例によっても、突起1
6の斜面を素早く滑落して支点aを通る鉛直線bを通過
し、可動接片7を回動させるモーメントが速く作用する
ものである。よって、接点13をメイン接点9から速断
させることができ、第1実施例と同様の作用・効果を得
ることが出来るものである。
【0033】以上、本発明に係る速断スイッチについて
説明したが、上記実施例1,2に限定されることなく、
その他の実施例として、前記突部12及び突起16を可
動接片7とは別体にして固着して設けるようにすること
もできる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る速断
スイッチは、スイッチ本体側の支持部材で支持された中
央部を支点として回動する可動接片と、該可動接片に当
接し常に押圧している摺動自在な回動用部材と、前記可
動接片の端部と当接するスイッチ本体側の端子と、から
なるシーソー型のスイッチであって、鉛直方向において
前記可動接片における支点の位置を、前記回動用部材が
当該可動接片に当接している位置よりも上位置に配設
し、前記可動接片における回動部材が摺接している側の
表面の一部に、段部を設けたので、可動接片回動させる
モーメントを大きくとることが出来て速断スイッチとな
り、接点の火花放電の継続を防止して大電流が使用でき
ると言う優れた効果を奏する。
【0035】前記可動接片における、回動部材が摺接し
ている側の表面の一部に設けられた段部が可動接片の支
点の位置を跨ぐ傾斜面にしたので、可動接片の支点を回
動用部材が素早く滑落して通過するようになり、可動接
片を回動させるモーメントがより速く作用して速断スイ
ッチとなると言う優れた効果を奏する。
【0036】本発明に係る速断スイッチは、スイッチ本
体側の支持部材で支持された中央部を支点として回動す
る可動接片と、該可動接片に当接し常に押圧している摺
動自在な回動用部材と、前記可動接片の端部と当接する
スイッチ本体側の端子と、からなるシーソー型のスイッ
チであって、可動接片における、回動部材が摺接してい
る側の表面の一部に、段部を設けたので、可動接片の支
点を回動用部材が素早く滑落して通過するようになり、
可動接片を回動させるモーメントがより速く作用して速
断スイッチとなると言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る速断スイッチの一部
縦断面図である。
【図2】同第1実施例に係る速断スイッチのコモン端子
と可動接片の斜視図である。
【図3】同第1実施例に係る速断スイッチの切替動作を
説明する説明図である。
【図4】同第1実施例に係る速断スイッチにおいて、可
動接片の傾斜部をオシボの先端部が登る様子の説明図で
ある。
【図5】同第1実施例に係る速断スイッチの切替動作を
説明する説明図である。
【図6】同第1実施例に係る速断スイッチにおいて、可
動接片の傾斜部をオシボの先端部が滑落する様子の説明
図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る速断スイッチにおけ
る、コモン端子と可動接片の斜視図である。
【図8】同第2実施例に係る速断スイッチの、切替動作
の説明図である。
【図9】従来例に係る速断スイッチの切替動作を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1 支持部材としてのコモン端子、 1a 尖頭部、 4 回動用部材としてのオシボ、 6 速断スイッチの本体、 7 可動接片、 7a 摺接面、 8 レバー、 9 メイン接点、 10 サブ接点、 11 突起状支点部、 12 突部、 12a 傾斜面、 16 突起、 a 支点、 b 支点を通る垂線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体側の支持部材で支持された
    中央部を支点として回動する可動接片と、該可動接片に
    当接し常に押圧している摺動自在な回動用部材と、前記
    可動接片の端部と当接するスイッチ本体側の端子と、か
    らなるシーソー型のスイッチであって、鉛直方向におい
    て前記可動接片における支点の位置を、前記回動用部材
    が当該可動接片に当接している位置よりも上位置に配設
    し、前記可動接片における回動部材が摺接している側の
    表面の一部に、段部を設けたことを特徴とする速断スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 段部は、可動接片の支点の位置を跨ぐ傾
    斜面であることを特徴とする請求項1に記載の速断スイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】 スイッチ本体側の支持部材で支持された
    中央部を支点として回動する可動接片と、該可動接片に
    当接し常に押圧している摺動自在な回動用部材と、前記
    可動接片の端部と当接するスイッチ本体側の端子と、か
    らなるシーソー型のスイッチであって、可動接片におけ
    る、回動部材が摺接している側の表面の一部に、段部を
    設けたことを特徴とする速断スイッチ。
  4. 【請求項4】 段部は、可動接片の支点の位置を跨ぐ傾
    斜面であることを特徴とする請求項3に記載の速断スイ
    ッチ。
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