JP3757090B2 - 直流電流用スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば携帯用の電動ドリルやその他の電動工具に用いられる小型の直流電流用スイッチに係り、特にスイッチのオン・オフに際して接点の速断と緩入とを兼ね備えるように改良した直流電流用スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
直流電流用スイッチを電動工具などに用いる場合には、スイッチの遮断速度が遅く、電動工具のモータに高負荷がかかっている状態のときには、高電流により接点間にアークが継続して瞬時に接点が溶けてしまうことがある。
【0003】
特に、電動工具などの用途の高電流を開閉する直流電流用スイッチでは、オン状態で接点が溶着すると、刃物の回転が継続して危険であるため、速断機能が必要となる。
【0004】
しかし、一般に、速断機能を持たせると、接点が閉止するときに、可動接点が所定速度で固定接点に接触するので、加速された状態で、すなわち運動エネルギが大きい状態で固定接点と衝突し、このためバウンス時間が長くなり、アークが継続するアーク時間も長くなって、接点の摩耗を速める。
【0005】
そこで、直流電流用スイッチにおいては、速断機能と緩入機能を同時に持たせることにより、長寿命で安全なスイッチを実現しようとする提案がいくつかなされてきている。
【0006】
この種の従来のシーソー型揺動スイッチの要部について説明すると、図12に示すように、先頭部1aがシーソーの支点となるコモン端子1と、固定接点2a、2bと接触する両端に可動接点3a、3bを備えた揺動片3と、駆動体4により開閉のために左右に移動され揺動片3の上でスライドすると共に常に先頭部1a側にコイルバネなどにより付勢されている押圧子5と、バウンス防止を要しない固定接点2bと可動接点3b側の駆動体4の側面に設けられ揺動片3の回動遅延用の突部6とから構成されている。
【0007】
この構成によれば、駆動体4を左右に移動させることにより、押圧子5が揺動片3の上をスライドしながら移動し、押圧子5の先端部が鉛直方向において、コモン端子1の先頭部1aにあるときは、揺動片3が水平になるようにバランスし、さらに、どちらかに押圧子5が偏倚することで、シーソー型の揺動片3が傾いてその片側の固定接点と可動接点が当接してオン状態となって導通させるものである。
【0008】
この場合、駆動体4が先頭部1aに対し左側に移動している状態から駆動体4が右側に移動し、押圧子5が先頭部1aを通過すると、揺動片3の右側が押圧子5で押され、右下がりに回動しようとする。このとき、駆動体4の突部6に揺動片3が当接し、揺動片3の迅速な回動が邪魔され、押圧子5が先頭部1aを通過しているにもかかわらず、押圧子5による押圧力のみでは回動できなくなる。
【0009】
このため、揺動片3が突部6に当たると、以後は手動操作などによって駆動される駆動体4の移動速度で突部6が右側に移動して退避し、最終的には、突部6が揺動片3から離れ、接点間の距離が短くなってから、押圧子5のみによって、右側の可動接点3aが固定接点2aに接し、バウンスが防止される。
【0010】
また、逆に、可動接点3aが固定接点2aに接した状態から駆動体4が左側に移動する際には、押圧子5が先頭部1aを通過する前に突部6が揺動片3の背面に接触し、以後は、押圧子5による押し下げ力よりも、突部6によって揺動片3を押圧する力が強くなり、可動接点3aと固定接点2aとがたとえ溶着していたとしても突部6によって揺動片3を強制的に回動させ、その後は押圧子5が先頭部1aを通過すると、押圧子5の押圧力のみで揺動片3を押圧して可動接点3aを固定接点2aから引き離す。
【0011】
次に、この種の他の従来の速断スイッチの要部について説明すると、図13に示すように、固定接点7a、7bと当接する両端に可動接点8a、8bを有する可動接片8はスイッチ本体のコモン端子9で支持された先頭部9aを支点として回動し、内部にスプリング10が内装されレバー11に対して鉛直方向bに移動可能なように配設されたオシボ12が可動接片8に当接して常に摺動自在に可動接片8を押圧しているが、可動接片8のオシボ12側には先頭部9aの近傍から可動接点8a側に配設された段部13を有するように構成されている。
【0012】
この構成によれば、レバー11を手動などにより右側に移動させるとオシボ12は可動接片8の上を摺動して移動しオシボ12が先頭部9aにさしかかると、オシボ12の先端が可動接片8における摺接面から段部13に連続的に移動して乗り上げ、この後は、オシボ12が先頭部9aの右側に移動するので、可動接片8を押し下げ、この結果、可動接点8aと固定接点7aとが当接してコモン端子9と固定接点7aとが導通するようになっている。
【0013】
この場合、オシボ12の先端が段部13を登るので、オシボ12の移動速度が遅くなってスイッチの緩入が達成される。
【0014】
逆に、レバー11を左側に移動させようとすると、オシボ12の先端が先頭部9aを跨いで段部13を素早く滑落し、先頭部9aを中心として可動接片8を回動させようとするが、この場合、スプリング10が段部13によって圧縮された状態から可動接片8の摺接面への段差分だけ伸長して、オシボ12の先端が加勢されて摺接面を押すので、可動接点8aと固定接点7aとが速断される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような図12に示す従来のシーソー型揺動スイッチは、支点となる先頭部1aに対してバウンスを防止する接点とは反対側の位置に揺動片3に接する突部6を設けて、接点を閉じる際には駆動体4による揺動片3の回動を遅延させ、また接点を開く際には駆動体4に固定された突部6によって強制的に揺動片3を回動させて接点を開く構成であるので、スイッチは緩入となるため、有効にバウンスを防止することができるが、スイッチを切る際も突起6により揺動片3を回動するため駆動体4の動作に依存して切断するだけであるので、速断性が悪いという問題がある。
【0016】
また、図13に示す従来の速断スイッチは、支点となる先頭部9aに対してバウンスを防止する接点側の位置の可動接片8に段部13を設けて、接点を閉じる際にはオシボ12が支点となる先頭部9aを越えて段部13を登るようにしオシボ12の移動速度を遅くしてスイッチを緩入させ、また接点を開く際にはオシボ12が段部13を素早く滑落し、可動接点8aと固定接点7aとを速断させる構成であるので速断性は良いが、スイッチの緩入の度合いはレバー11の操作速度に依存することとなり、有効にバウンスを防止することができない。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を解決するための直流電流用スイッチの構成として、スイッチ本体に固定された支持部材で支持されている中央部を支点として回動すると共に両端部に可動接点を設けた可動接片と、操作部材に配設され該可動接片に当接して常に押圧している摺動自在な押圧部材と、前記可動接片の一方端部の可動接点と当接する前記スイッチ本体に固定された一方の固定接点と、前記可動接片の他方端部の可動接点と当接する前記スイッチ本体に固定された他方の固定接点と、からなる直流電流用スイッチであって、前記可動接片の一方端部に配設された係合部材と、前記操作部材に設けられ前記押圧部材の押圧により前記固定接点と接触する前に前記係合部材と係合する弾性部材とよりなるようにしたものである。
【0018】
このような構成により、スイッチが閉止状態となるように操作部材を押したときに押圧部材の押圧により固定接点と接触する直前に弾性部材が係合部材と接触して係合し、この係合により減速した状態で接点が閉止状態になるので、接点のバウンスの発生を有効に抑えることができる。
【0019】
また、本発明に係る直流電流用スイッチは、▲1▼固定接点と接触する前の範囲は押圧部材が支点を越えてから固定接点と接触する間であること、▲2▼係合部材は弾性部材との係合のための屈曲部を有すること、▲3▼弾性部材は板バネで構成されていること、係合部材を両側から略コ字状の開放部で押さえること、係合部材を片側から弾性的に押さえること、▲4▼係合部材は、両側に屈曲部を有する略U字形状であって、弾性部材は屈曲部と係合する略U字形状であること、を付加要件とするものである。
【0020】
さらに、本発明に係る直流電流用スイッチは、可動接片として、支点の近傍に傾斜部を有し、操作部材と前記押圧部材との間にガタとしての所定の空間部を設けたことも他の付加要件としており、この構成により、接点の速断を可能とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る直流電流用スイッチの実施の形態について図を用いて説明する。図1〜図3は本発明の実施の1形態を略示的に示した構成図である。
【0022】
直流電流用スイッチ20は、図1ないし図2に示すように、絶縁性のスイッチ本体21と、このスイッチ本体21の内部空間に突接された支持部材としてのコモン端子22と、コモン端子22の先頭部22aによって中央部をシーソー状態に支持される可動接片23と、可動接片23にコイルバネ24の付勢力で常に先頭部25aで当接し摺動自在な押圧部材としてのオシボ25と、オシボ25とコイルバネ24とを内装し所定のガタを持つように空間部27を介在して収納し復帰バネ28で常に外部側に押圧しながらスイッチ本体21の外部に摺動自在な操作部を突出させた操作部材としてのレバー29と、押圧部材としてのオシボ25で回動される可動接片23の両端部に設けられた可動接点30,31が当接して導通する固定接点32,33と、レバー29の先端部に固定された弾性部材としての板バネ34と、この板バネ34と弾性的に係合し可動接点23の端部に配設された係合部材35などからなる。
【0023】
絶縁性のケースをなすスイッチ本体21の内部空間には、支持部材としてのコモン端子22がスイッチ本体21の下端から上方に突接されており、可動接片23はこのコモン端子22の先頭部22aによって中央部をシーソー状態に支持されている。
【0024】
一方、レバー29は、オシボ25とコイルバネ24とを内装し所定のガタを持つように空間部27を介在してこれらを収納し、復帰バネ28で常に外部側に押圧されながらスイッチ本体21の外部に摺動自在に操作できるように横方向に突出されている。
【0025】
そして、押圧部材としてのオシボ25は、コイルバネ24の付勢力で常に先頭部25aで可動接片23に当接して可動接片23の上を摺動自在に移動することができるようになっている。
【0026】
押圧部材としてのオシボ25で回動される可動接片23の両端部には、メイン側の可動接点30と,ブレーキ側の可動接点31が配設され、メイン側の可動接点30と当接して導通するメイン側の固定接点32と,ブレーキ側の可動接点31と当接して導通するブレーキ側の固定接点33とが配設されている。
【0027】
レバー29は、図2に示すように、内部に復帰バネ28を収納するU字状の凹部29aを有し、その先端部の下端には下方に開放されてすぼまる狭窄部34aを有する略コ字状の板バネ34が固定されている。
【0028】
さらに、係合部材35は、可動接点30とは反対側に配設されて、可動接片23から略L字状で起立し、先端の角部で斜めにカットされた切片35aに至る途中に切片35bが形成されているが、この切片35bは可動接片23から内側に屈曲する屈曲部35cを介して形成されている。
【0029】
そして、板バネ34の狭窄部34aに係合部材35の切片35aから挿入された状態では、板バネ34の狭窄部34aの弾性により切片35bが弾性的に挟持される。
【0030】
可動接片23は、図3に示すように、長手方向の中央部において幅方向の両端に、オシボ25の先頭部25aが摺接する摺接面23aから突出させてその断面が三角形状の突起状の支点部36が設けられている。
【0031】
突起状の支点部36によって、コモン端子22の先頭部22aが支点部36の頂部の下面に当接した点が支点aとなり、この支点aにおける垂線を鉛直方向にして可動接片23の摺接面23aを水平方向に維持した場合に、支点aの位置が可動接片23の摺接面23aよりも上位置になる。
【0032】
これによって、可動接片23を水平方向にバランスさせるように、支点aと、可動接片23の摺接面23aとオシボ25の先頭部25aとが当接している点とを鉛直方向で一致させると、支点aの方が上位置となる。
【0033】
さらに、可動接片23の、オシボ25が摺接する摺接面23aに、オシボ25の摺動方向に沿って突出させた突面部37を形成して、段部としての傾斜部37aを設けている。
【0034】
この傾斜部37aは、コモン端子22で支持される可動接片23の支点aを通過する鉛直線bを跨ぐようにして設けられ、傾斜部37aの途中に支点aを通る鉛直線bが位置するようになっている。
【0035】
次に、以上のように構成された直流電流用スイッチ20の動作について、図4〜図8を用いて説明する。まず、レバー29を押してメイン側の接点を閉じる場合について図4〜図6を用いて説明する。
【0036】
最初は、レバー29は、復帰バネ28により左側のスイッチ本体21の内壁に押圧された状態であるが、図4に示すように、これより若干レバー29を押圧すると、レバー29の先端部に設けられた板バネ34の狭窄部34aに係合部材35が切片35a側から挿入されて、係合部材35が弾性的に板バネ34に接触して狭持された状態となる。
【0037】
この状態では、可動接点30と固定接点32とは未接触状態にあり、本来なら、支点aを越えているのであるが、オシボ25の周囲に形成されている空間部27の存在によるガタのため、オシボ25の先頭部25aは支点aの位置を右側に越えていない状態となっている。
【0038】
この後、さらにレバー29を押すと、図5に示すように、オシボ25の先頭部25aは、支点aを越え可動接点30と固定接点32との距離は短くなるが、まだ板バネ34の弾性的な保持機能により未接触状態にある。
【0039】
次に、さらにレバー29を押すと、図6に示すように、可動接点30と固定接点32とが接触するが、この状態では、板バネ34により係合部材35が抑えられているので、可動接点30は減速した状態でバウンスを抑えてゆっくりと固定接点32に接触して閉状態になる。
【0040】
従って、可動接点30と固定接点32とは、板バネ34による係合部材35を弾性的に保持しながらの接触、つまりレバー29の操作に直接依存しない状態で接触するので、接点のバウンスの発生を従来に対してより有効に抑えることができる。
【0041】
次に、図7,図8を用いて、可動接点30と固定接点32とが接触している状態から、これらの接点が開状態となるようにレバー29を戻した場合について説明する。
【0042】
まず、可動接点30と固定接点32とが接触して接点が閉止している状態では、図6に示すように、板バネ34と係合部材35とは、弾性的に保持された状態であり、また可動接片23はオシボ25により押圧されているが、オシボ25の傾きの方向は当初の状態とは逆方向で支点aより右側で右下がりの状態になっている。
【0043】
この状態から、レバー29を弛め左方向に移動させると、図8に示すように、オシボ25とレバー29との間にはガタが設けてあるので、最初に板バネ34と係合部材35との係合が外れて抑えがなくなった後で、オシボ25が支点aを越え、図3に示す傾斜部37aの傾斜により、この傾斜を越える瞬間に、可動接点30と固定接点32との接点が速断する。
【0044】
板バネは、図2に示す実施態様では、開放端側で狭まった略コ字状の板バネ34として形成されていたが、これに限られず、図9に示すように、片側から弾性的に係合部材35を押さえる略L字状の板バネ38を用いてもよい。
【0045】
この板バネ38は、その先端部38aが係合部材35と係合しているときは、実線で示すように先端部38aと屈曲部35cとが弾性的に接触しているが、レバー29の操作により離間するときには点線で示すように、先端部38aと屈曲部35cが離れる。
【0046】
また、図10に示すように、片側から係合部材40を弾性的に押さえるための板バネ39を鈎状に構成した先端部39aと、係合部材40の先端部をL状に折り曲げた折曲部40aとを、レバー29の操作により、係合の際には実線で示すように弾性的に係合させ、離間の際には点線で示すように係合を解いて離すようにしても目的を達成することができる。
【0047】
さらに、図11に示すように、係合部材41は、両側で狭まった形の屈曲部41a、41bを有する略U字形状として構成し、一方、弾性部材としての板バネ42は係合部材41の屈曲部41a、41bの内部側に挿入されてその屈曲部42a,42bと弾性的に係合できる略U字形状として構成されている。
【0048】
このような構成により、レバー29の操作により、係合の際には実線で示すように弾性的に係合させ、離間の際には点線で示すように係合を解いて離すようにしても目的を達成することができる。
【0049】
このような構成としても、係合部材41と板バネ42が係合するときは、実線のように板バネ42の弾性力で係合部材41の屈曲部41a、41bを押圧して弾性的に係合し、離間するときは、板バネ42が離れて、点線で示すように係合が外れるようにしても目的を達成することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る直流電流用スイッチ(請求項1〜7)によれば、可動接片の端部に配設された係合部材と、押圧部材の押圧により可動接点が固定接点と接触する前にこの係合部材と弾性的に係合する弾性部材を有する緩入機構を持つ構成にしたので、この弾性部材により減速した状態で接点が閉止状態になり、接点のバウンスの発生を有効に抑えることができ、少ない部品点数で、安価に構成することができ、寿命も長く、安全性も高い。
【0051】
なお、本発明に係る直流電流用スイッチ(請求項8)によれば、押圧部材と操作部材との間に空間部としてのガタを設けてあるので、最初に弾性部材と係合部材との係合が外れて抑えがなくなった後で、押圧部材が支点を越え、傾斜部の傾斜を越える瞬間に、可動接点と固定接点との接点が速断する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直流電流用スイッチの実施の形態を示す構成図であり、(A)図は縦断面図、(B)図はA−A’から見た断面図である。
【図2】図1に示す弾性部材近傍の構成を示す拡大斜視図である。
【図3】図1に示す可動接片の近傍を示す斜視図である。
【図4】図1に示す直流電流用スイッチの動作を説明する第1の動作説明図であり、(A)図は縦断面図、(B)図はA−A’から見た断面図である。
【図5】図1に示す直流電流用スイッチの動作を説明する第2の動作説明図であり、(A)図は縦断面図、(B)図はA−A’から見た断面図である。
【図6】図1に示す直流電流用スイッチの動作を説明する第3の動作説明図であり、(A)図は縦断面図、(B)図はA−A’から見た断面図である。
【図7】図1に示す直流電流用スイッチの動作を説明する第4の動作説明図であり、(A)図は縦断面図、(B)図はA−A’から見た断面図である。
【図8】図1に示す直流電流用スイッチの動作を説明する第5の動作説明図であり、(A)図は縦断面図、(B)図はA−A’から見た断面図である。
【図9】図1に示す直流電流用スイッチの弾性部材の係合部材との係合構成を示す他の第1の実施の形態を示す部分断面図である。
【図10】図1に示す直流電流用スイッチの弾性部材の係合部材との係合構成を示す他の第2の実施の形態を示す部分断面図である。
【図11】図1に示す直流電流用スイッチの弾性部材の係合部材との係合構成を示す他の第3の実施の形態を示す部分断面図である。
【図12】従来のシーソー揺動スイッチの要部を説明する要部説明図である。
【図13】従来の速断スイッチの要部を説明する要部説明図である。
【符号の説明】
1;コモン端子、3;揺動片、4;駆動体、5;押圧子、6;突部、8;可動接片、9;コモン端子、10;スプリング、11;レバー、12;オシボ、13;段部、20;直流電流用スイッチ、21;スイッチ本体、22;コモン端子、22a;先頭部、23;可動接片、23a;摺接面、24;コイルバネ、25;オシボ、27;空間部、28;復帰バネ、29;レバー、30;可動接点、32;固定接点、34;板バネ、34a;狭窄部、35;係合部材、35a;切片、35b;切片、35c;屈曲部、36;支点部、37;突面部、37a;傾斜部、38;板バネ、38a;先端部、39;板バネ、39a;先端部、40;係合部材、40a;折曲部、41;係合部材、41a;屈曲部、42a;屈曲部、a;支点。
Claims (8)
- スイッチ本体に固定された支持部材で支持されている中央部を支点として回動すると共に両端部に可動接点を設けた可動接片と、操作部材に配設され該可動接片に当接して常に押圧している摺動自在な押圧部材と、前記可動接片の一方端部の可動接点と当接する前記スイッチ本体に固定された一方の固定接点と、前記可動接片の他方端部の可動接点と当接する前記スイッチ本体に固定された他方の固定接点と、からなる直流電流用スイッチであって、
前記可動接片の一方端部に配設された係合部材と、
前記操作部材に設けられ前記押圧部材の押圧により前記固定接点と接触する前に前記係合部材と係合する弾性部材と
よりなることを特徴とする直流電流用スイッチ。 - 前記一方の固定接点と接触する前の範囲は、前記押圧部材が前記支点を越えてから前記一方の固定接点と接触する間である
請求項1に記載の直流電流用スイッチ。 - 前記係合部材は、前記弾性部材との係合のための屈曲部を有する
請求項1に記載の直流電流用スイッチ。 - 前記弾性部材は、板バネで構成されている
請求項1に記載の直流電流用スイッチ。 - 前記弾性部材は、前記係合部材を両側から略コ字状の開放部で押さえる請求項1又は請求項4に記載の直流電流用スイッチ。
- 前記弾性部材は、前記係合部材を片側から弾性的に押さえる
請求項1又は請求項4に記載の直流電流用スイッチ。 - 前記係合部材は、両側に屈曲部を有する略U字形状であって、前記弾性部材は該屈曲部と係合する略U字形状である
請求項1に記載の直流電流用スイッチ。 - 前記可動接片は、前記支点の近傍に傾斜部を有し、前記操作部材と前記押圧部材との間にガタとしての所定の空間部を設けた
請求項1に記載の直流電流用スイッチ。
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