JPH11162285A - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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Publication number
JPH11162285A
JPH11162285A JP9327265A JP32726597A JPH11162285A JP H11162285 A JPH11162285 A JP H11162285A JP 9327265 A JP9327265 A JP 9327265A JP 32726597 A JP32726597 A JP 32726597A JP H11162285 A JPH11162285 A JP H11162285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
auxiliary
switch
fixed contact
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP9327265A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Horie
義之 堀江
Hiroyuki Hirose
弘幸 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satori Electric Co Ltd
Original Assignee
Satori Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Satori Electric Co Ltd filed Critical Satori Electric Co Ltd
Priority to JP9327265A priority Critical patent/JPH11162285A/ja
Priority to US09/197,467 priority patent/US6100483A/en
Publication of JPH11162285A publication Critical patent/JPH11162285A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/001Means for preventing or breaking contact-welding
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H15/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for actuation in opposite directions, e.g. slide switch
    • H01H15/02Details
    • H01H15/06Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H15/16Driving mechanisms
    • H01H15/18Driving mechanisms acting with snap action
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S200/00Electricity: circuit makers and breakers
    • Y10S200/42Contact welding considerations

Abstract

(57)【要約】 【課題】モータ等に電源を供給するスイッチの接点に溶
着等により離れなくなった状態を正確に検出して且つ強
制的にロックさせるスイッチを提供する。 【解決手段】電気的な接続を得る開閉自在な接点を備え
たスイッチであり、離れなくなった接点の動きに応じ
て、接点の反対側の補助接点を開状態にする補助接点手
段を設けた構成にする。又、主接点は固定接点と可動接
点とからなり、この固定接点の反対側には可動接点と固
定接点とが離れなくなった時に可動接点の動きに応じて
開状態になる補助接点手段を設けた構造にすると共に、
補助接点手段には、開状態を維持するロック手段を設け
た構造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチに関する
ものであり、更に詳しくはスイッチの接点が溶着等して
接続した状態の時に強制的に非接触状態にするスイッチ
機構を備えたスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術における 電動工具に搭載され
ている操作レバーでモータをオン/オフ制御する場合の
回路は、図13に示すように、電源Eに直流モータMを
直列に接続し、その間に切り替えスイッチ10を備えた
構造が周知である。この切り替えスイッチ10は、操作
レバーの操作で直流モータMに電源Eを供給すると共
に、モータMの両端を短絡させてブレーキをかける構造
となっている。
【0003】切り替えスイッチ10は、図14に示すよ
うに、スイッチケース11内に2つの接点部を持つスイ
ッチ機構を備え、外部からの操作レバー12の操作によ
り、スイッチをオン/オフさせる構造となっている。
又、スイッチとの接続は外部に突出させた3個の端子に
接続できる構造となっている。コモン端子AはモータM
の一方側に接続し、主端子Bは電源Eの一方側に接続
し、ブレーキ端子CはモータMの他方側及び電源の他方
側に接続した構造となっている。
【0004】スイッチ機構は、コモン端子Aに接続さ
れ、中央の位置を三角形状にした支点部13と、この支
点部13を中心にしてシーソー状に回動する回動バー1
4と、回動バー14の上部を摺動してスイッチを切り替
えるためバネ15aにて回動バー14方向に付勢された
摺動凸部15を有する摺動部16と、摺動部16に連結
された操作レバー12と、回動バー14の両側に設けた
第1及び第2可動接点17、18と、第1可動接点17
に対峙した状態で配設し、一方の端子であるブレーキ端
子Cと接続した第1固定接点19と、第2可動接点18
に対峙した状態で配設し、モータMに電源を供給する主
端子Bに接続した第2固定接点20とから構成されてい
る。ここで第2可動接点18と第2固定接点20はモー
タMに電源Eを供給するスイッチであり、第1可動接点
17と第1固定接点19はモータMの両端を短絡させて
ブレーキをかけるスイッチである。
【0005】このような構造からなるスイッチ機構にお
いて、図14に示すように、モータMに電源Eが供給さ
れている状態からモータMを停止させるためには、先ず
操作レバー12を解放するとコイルバネ61により、摺
動部16が図14において左方向に動き(矢印P2方
向)、第2可動接点18と第2固定接点20とが離れ
(矢印P3方向)、第1可動接点17と第1固定接点1
9とが接触(矢印P4方向)して電気的に接続し、モー
タMの両端を短絡させてブレーキをかける。モータMを
回転させるには、この逆の操作をすればよい。
【0006】しかしながら、このようなスイッチ機構に
おいては、電源Eを供給する第2可動接点18と第2固
定接点20とが開閉している内に接点部分の摩耗及びス
パーク等による表面の破壊、即ち、接点の消耗、荒れ等
が発生して、接点同士が溶着して離れなくなる場合があ
る。接点が溶着してしまうと、操作レバー12を解放し
ても電源EをモータMに供給し続ける。
【0007】特に、寿命終息時に接点が溶着し、閉モー
ドで破壊する場合が多い。そのため、閉モード破壊によ
りモータMが回転し続けるのを防止するため、強制的に
開モードにする機構を備えた構造となっている。特に、
丸歯ノコギリでの切断、グラインダ等、ハンデイタイプ
の電動工具においては、回転している歯物がスイッチの
接点の溶着により止まらない時に強制的に止める開モー
ド機構は重要である。
【0008】この開モード機構を備えたスイッチに関し
て種々の考案及び発明が開示されており、そのうち特公
平6ー90888号公報(及び実開昭62ー84123
号公報)に開示されているスイッチは、図15に示すよ
うに、電源EとモータMとを直列に接続し、この電源E
とモータMとの間にオン/オフするスイッチ機構と、こ
のスイッチ機構とは別個に直列接続した補助スイッチ機
構を備えた構造となっている。
【0009】スイッチ機構は、図15に示すように、プ
ランジャー形式の操作ノブ30の下部側に嵌まりこんで
いる位置規制片31と、この位置規制片31の下部側を
当接した可動バネ支持片32と、この可動バネ支持片3
2に連動して動く主可動接点33及び主固定接点34と
から構成されている。
【0010】補助スイッチ機構は、補助可動接点35と
補助固定接点36とから構成され、補助可動接点35の
背面を位置規制片31の側壁が摺動しながら常時押すこ
とにより、補助可動接点35と補助固定接点36とは常
時接触した状態を維持する構造となっている。
【0011】このような構造からなるスイッチ機構は、
操作ノブ30を押すことにより、位置規制片31を介し
て主可動接点33と主固定接点34とを接触させて電気
的に接続し、操作ノブ30を離せばバネ付勢により位置
規制片31に連られて持ち上げられる。従って、位置規
制片31の側壁面に摺動され且つ押圧されている補助可
動接点35は補助固定接点36と接触状態を保持した状
態で離れることがない。
【0012】さて、上記説明した正常な場合のスイッチ
機構は、オン/オフするから問題はないとして、スイッ
チ機構がオン時、即ち、主可動接点33と主固定接点3
4とが接触して電気的に接続された閉の状態で溶着等が
発生した場合には、図16に示すように、接点間は離れ
ることがない。そのためスイッチ機構をオフ状態にする
ために操作ノブ30を持ち上げると、操作ノブ30のみ
がバネ付勢により持ち上げられる。この時、操作ノブ3
0の下部に嵌められている位置規制片31は、主可動接
点33のオン状態を維持するため、操作ノブ30と離れ
る状態になる。そうすると補助可動接点35の背後の押
圧力により押されて移動し(図16において右方向)、
補助可動接点35と補助固定接点36とが非接触状態に
なり、モータMへの電源Eの供給を遮断する。
【0013】このようにして、押しボタンによるスイッ
チ機構に補助スイッチ機構を別途設けた構造にして、モ
ータMに電源Eを供給する主可動接点33と主固定接点
34とが溶着した時には主可動接点33の戻ろうとする
反力が作用しなことを利用して、補助スイッチ機構の接
点を開状態にしてモータMへの電源Eの供給を強制的に
遮断する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した開モード機構を備えたスイッチは、スイッチ機構
の接点とモータへの電源を強制的に遮断する補助スイッ
チ機構の接点を物理的に別々に設けた構造となっている
ため、部品点数が多くスイッチ自体が大きくなり、コス
ト的にも高くなると共に、導体抵抗値が高くなるという
問題点がある。
【0015】又、物理的に個別に補助スイッチ機構が設
けられているため、スイッチ機構と補助スイッチ機構と
の配線を外部で行う必要があり、組み立て工程が複雑に
なるという問題点がある。
【0016】更に、接点の構造はマイクロスイッチ機構
のため、通電部品の通電容量が制限されるため、電源式
丸歯ノコギリ等の高電流が流れる工具の電源スイッチに
は不向きであるという問題点がある。
【0017】そして、直流モータのブレーキ用の接点が
取り付けられないという問題点もある。
【0018】従って、接点が溶着等した際に確実に開状
態にする開モード機構を構造的に簡略化するという点に
解決しなければならない課題を有している。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係るスイッチは、電気的な接続が得られるように接
触自在な一対の主接点を備えたスイッチであり、電気的
な接続が得られるように、前記一対の主接点の何れか一
方に常時接触させる補助接点を設けたことである。
【0020】又、前記一対の主接点は、固定された固定
接点と可動自在な可動接点とで構成し、該固定接点側に
前記補助接点を常時接触させるようにしたこと;前記補
助接点には、前記主接点と非接触状態になったことを保
持するロック手段を設けたこと;前記一対の主接点は、
中央位置をコモンとしてシーソー状に動く回動バーの両
側に設けたこと;前記補助接点には、前記主接点と所定
の押圧を持って接触させる押圧手段を設けたスイッチで
ある。
【0021】このような構成からなるスイッチは、電源
を供給する主接点の開閉部分に補助接点を設けたことに
より、主接点が溶着等して離れなくなった場合に強制的
に開状態にするスイッチ機構を構造的に簡略化、及び小
型化にすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るスイッチに関
する実施の形態について図面を参照して説明する。尚、
従来技術で説明したものと同じものには同一符号を付け
て説明する。
【0023】本発明に係る第1の実施の形態のスイッチ
は、電動工具等に搭載されている操作レバーでモータを
オン/オフ制御する回路に搭載されている。この回路
は、図1に示すように、電源Eと直流モータMを直列に
接続した間に切り替えスイッチ40を備えた構造となっ
ている。この切り替えスイッチ40は、操作レバーの操
作で直流モータMに電源Eを供給すると共に、モータM
の両端を短絡させてブレーキをかけ、且つ電源を供給す
る接点が溶着等した時に強制的に開状態にする補助接点
である補助スイッチ41を備えた構造となっている。
【0024】切り替えスイッチ40は、図2に示すよう
に、スイッチケース11内にスイッチ機構を備え、外部
からの操作レバーの操作により、スイッチを開閉させる
構造となっており3個の端子A、B、Cが外部に導出さ
れ、モータMと電源Eとに接続されている。コモン端子
AはモータMの一方側に接続し、主端子Bは電源Eの一
方側に接続し、ブレーキ端子CはモータMの他方側及び
電源Eの他方側に接続した構造となっている。
【0025】スイッチ機構は、接点部42と補助接点部
43(図1における補助スイッチ41)とから構成され
ている。
【0026】接点部42は、コモン端子Aに接続され且
つ中央の位置を三角形状にした支点部13と、この支点
部13を中心にしてシーソー状に回動する回動バー14
と、回動バー14の上部を摺動してスイッチを切り替え
るための、バネ15aにて回動バー14方向に付勢され
た摺動凸部15を有する摺動部16と、摺動部16に連
結された操作バー12(図14参照)と、回動バー14
の両側に設けた一対の主接点である第1及び第2可動接
点17、18と、第1可動接点17に対峙した状態で配
設し、ブレーキ端子Cと接続した第1固定接点19と、
第2可動接点18に対峙した状態で配設され、主端子B
に補助接点部43を介して接続された第2固定接点20
とから構成されている。ここで第2可動接点18と第2
固定接点20はモータMに電源Eを供給するスイッチで
あり、第1可動接点17と第1固定接点19はモータM
の両端を短絡させてブレーキをかけるスイッチである。
【0027】補助接点部43は、第2固定接点20と主
端子Bの固定接片62との間に介在させ、第2固定接点
20と接続されている補助接点44と、この補助接点4
4と固定接片62との接続部分に所定の押圧をかけ且つ
接続した状態を維持させる押圧手段である押圧保持部4
5と、固定接片62(主端子B)と接続されている補助
接点44の開状態(非接触状態)を保持するロック手段
であるロック部55とから構成されている。
【0028】押圧保持部45は、主端子Bの固定接片6
2を装着する端子受け部46と、端子受け部46の内側
を空間にした空洞部47と、この空洞部47内にコ字状
に形成した補助可動部48と、補助可動部48に所定の
押圧を持って端子受け部46で保持させる付勢部49と
から構成されている。
【0029】補助可動部48は、上述の如く略コ字型形
状に形成され、その上部の固定接点接続部50に設けた
第2固定接点20と、側壁面の略中間位置にはロック状
態を保持するロック孔51と、下部内側にはばね52を
係合係止するばね受け部53を設けた構造となってい
る。このばね52及びばね受け部53は付勢部49を形
成する。補助接点44は、コ字型形状をした補助可動部
48の上部の固定接点接続部50に設けてある穴に接点
となる部品を上部方向から差込み、差し込んだ状態で下
部側を潰して接点を形成したものである。
【0030】付勢部49は、補助可動部48の下部の内
側に設けたばね受け部53と、端子受け部46の下部側
に設けたばね受け部54と、この両方のばね受け部5
3、54に係合させるばね52とから構成されている。
この補助可動部48は端子受け部46を跨ぐようにして
取り付けられ、ばね52の付勢力により端子受け部46
を基軸にして下方向に常時付勢力をかけられた状態で装
着されている。
【0031】ロック部55は、空洞部47の側壁部分に
設けた穴56と、この穴56に嵌合させたばね57と、
ばね57が飛び出す先端に嵌合したロック部材58とか
ら構成されている。
【0032】このような構成からなる補助接点部43の
組み立ては、先ず穴56にロックばね57を挿入し、そ
の突出している端部にロック部材58を被せる。この状
態でコ字形状の補助可動部48の側壁面にロック部材5
8をあてながら空洞部47に入れる。そして、補助可動
部48及び端子受け部46にばね52を係合させると、
補助可動部48が端子受け部46を支軸にして係合さ
れ、ばね52の付勢力により主端子Bの固定接片62と
補助接点44とが所定押圧を持って接続されかつ維持さ
れる。そして、ロック部55のロック部材58は補助可
動部48のロック孔51と外れた位置の側壁面を押圧し
た状態で常時付勢した状態となる。
【0033】次に、このような構造からなるスイッチ機
構の動作について説明する。先ず、モータMが回転でき
る接続状態は、図2に示すように、第2固定接点20及
び補助接点44を介して第2可動接点18と固定接片6
2が接触して電気的に接続してモータMが回転する。こ
の状態からモータMを停止させるためには、先ず操作レ
バーに連結されている摺動部16が左方向に動き(矢印
Q1方向)、第2可動接点18と第2固定接点20とが
離れ(矢印Q2方向)、第1可動接点17が矢印Q3方
向に動いて第1固定接点19と電気的に接続して、モー
タMの両端を短絡させてブレーキをかける。
【0034】次に、モータMを回転させるために電源E
を供給するには、この逆で第1可動接点17と第1固定
接点19とが離れて開の状態(非接触状態)になると共
に、第2可動接点18と固定接点20が閉の状態とな
り、補助接点44及び固定接片62を介して電気的に接
続(図2の状態)させて電源Eを供給する。
【0035】さて、このように接点が通常の開閉動作が
行われている場合には何ら問題がないが、開閉動作の回
数を重ねると、第2可動接点18と第2固定接点20間
で発生するスパーク及び電流が流れることにより熱等が
発生する。この熱の発生等により接点間は当然に消耗す
る。
【0036】従って、スイッチ機構が開閉動作を繰り返
していると、第2可動接点18と第2固定接点20との
開閉により、その接点部分が消耗し、接続した状態で溶
着等により離れなくなる場合がある。離れなくなった状
態で操作レバーをモータMがオフする方向に動かすと、
図3に示すように、溶着状態の第2可動接点18と第2
固定接点20が連られてQ2方向に動く。そうすると、
補助可動部48がQ2方向に連られて動くと共に、補助
接点44と固定接片62との接続が離れる。
【0037】すると、ロック部55で常時付勢されてい
るロックばね57に被せてあるロック部材58がロック
孔51に嵌まり込み、動いた補助可動部48の状態を保
持して、所謂ロック状態にすることができる。従って、
回路的には補助接点44と固定接片62とが離れた時に
モータMへの電源Eの供給を遮断すると共に、この状態
を保持することができるのである。
【0038】又、このロックされた状態は、第2可動接
点18に連結している回動バー14が動かない状態にな
り、回動バー14上を摺動する摺動部16は動作可能で
はあるが、回路が開状態で維持され、モータMに電源が
供給されない。
【0039】このようにして電源を供給する接点構造に
電源Eを強制的に開状態にする機構及び開状態をロック
する機構を組み入れたことにより、スイッチ自体を小型
化にできると共に電動工具等に搭載すればその性能を向
上させることができる。又、接点構造に組み入れたた
め、通常の使用においては高電流を流すことができる。
【0040】次に、第2の実施の形態のスイッチについ
て、図4〜図6を参照して説明する。尚、スイッチ機構
を構成する一対の主接点である第1固定接点19及び第
1可動接点17、第2固定接点20及び第2可動接点1
8は上記説明した第1の実施の形態と同じであるので、
同じ符号を付与してその説明は省略する。又、補助接点
部43は、大略が上記第1の実施の形態と同様であるの
で、やはり同一符号を付与してその説明は省略する。
【0041】第2の実施の形態の補助接点部43は、図
4に示すように、ロック手段、即ち、ロック部55に改
良を加えた構造となっている。
【0042】ロック部55は、スプリングの代わりに板
ばね60で付勢力を加える構造となっている。板バネ6
0は、図5及び図6に示すように、長方形状をした板部
材の略中間位置から曲げ、曲げた側が湾曲になるように
形成する。このような形状をした板バネ60を曲げない
部分を奥側にしてロック穴56に挿入して基軸とする。
そうすると、曲げた湾曲部分の略頂点部分で補助可動部
48の側壁部を常時押圧することができる。即ち、この
実施例においては、2点の部品(第1の実施の形態にお
けるばね57とロック部材58)を1点の部品にするこ
とができるのであり、溶着状態を保持する機能を損なう
ことなく部品点数を削減することができるのである。
【0043】次に、第3の実施の形態のスイッチについ
て、図7〜図9を参照して説明する。尚、スイッチ機構
を構成する一対の主接点である第1固定接点19及び第
1可動接点17、第2固定接点20及び第2可動接点1
8は上記説明した第1の実施の形態と同じであり、補助
接点部43の構造が相違する。尚、同一構造の部分には
同一符号を付与してその説明は省略する。
【0044】第3の実施の形態の補助接点部43は、ロ
ック手段であるロック部55を補助可動部48に兼ねさ
せた構造となっている。
【0045】補助可動部48は、図9に示すように、コ
字型形状をした下部側のばね受け部53の片側縁部をテ
ーパ状に形成した滑り部65を設けた構造となってい
る。
【0046】このような構造からなる補助可動部48
は、先ず固定接片62を跨ぐようにして配置させ、空間
領域の付勢部49内においてばね52で付勢をかけなが
ら組み付ける。
【0047】このようにして組み込まれた補助可動部4
8においては、第2可動接点18と第2固定接点20が
溶着等により離れなくなると、第2可動接点18の上方
向の動きに連られて第2固定接点20が動く。そうする
と、第2固定接点20と固定接片62との接触が離れ
る。この時に、補助可動部48は、図8に示すように、
斜めに傾くため、ばね52が滑り部65を滑落して下方
向に落ちる。そうすると、補助可動部48の側面部分と
ばね52の側面部分が当接した状態となり元の状態には
戻らず、固定接片62と補助接点44とは開の状態を維
持することになる。このようにしてばね52と補助可動
部48とでロック部55を兼用させることができるので
ある。
【0048】次に、第4の実施の形態のスイッチについ
て、図10〜図12を参照して説明する。尚、スイッチ
機構を構成する一対の主接点である第1固定接点19及
び第1可動接点17、第2固定接点20及び第2可動接
点18は上記説明した第1の実施の形態と同じであり、
補助接点部43の構造が相違する。尚、同一構造の部分
には同一符号を付与してその説明は省略する。
【0049】第4の実施の形態の補助接点部43は、ロ
ック手段であるロック部55を補助可動部48及び付勢
部49に兼ねさせた構造となっている。
【0050】補助可動部48は、コ字型形状をした下部
側のばね受け部53を図において右肩上がりに傾斜させ
た構造となっている。
【0051】付勢部49は、ばね受け部53の傾斜角度
に合わせた左方向に傾いて形成された付勢穴66と、付
勢穴66に連続してばね受け部53が逃げる右肩上がり
の空隙からなるロック空隙部67とから構成されてい
る。
【0052】このような構造からなる補助可動部48
は、先ず固定接片62を跨ぐようにして配置させ、付勢
穴66にばね52を装着して付勢をかけた状態で組み付
ける。
【0053】このようにして組み込まれた補助可動部4
8においては、図12に示すように、第2可動接点18
と第2固定接点20が溶着等により離れなくなると、第
2可動接点18の上方向の動きに連られて第2固定接点
20が動く。そうすると、補助接点44と固定接片62
との接触が離れる。この時に、補助可動部48は、第2
可動接点18に連られて右上方向への円運動をして上が
りながら、ばね52がばね受け部53から外れる。そう
すると、補助可動部48がばね52の側面部分に当たり
元の状態には戻らなくなる。従って、固定接片62と補
助接点44とは開の状態にロックして維持される。この
ようにして、ばね52と補助可動部48とでロック部5
5を兼用させることができるのである。
【0054】
【発明の効果】上記説明したように、本発明に係るスイ
ッチは、モータに電源を供給する接点が溶着等により離
れなくなった時に回路を開状態にする機構及びロック機
構を1つのスイッチ機構の中で構成するようにしたこと
により、スイッチ機構を小型化することができると云う
効果がある。
【0055】又、各部品の通電容量を確保することがで
きるため、電動工具等の高電流が流れる電源スイッチと
して使用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のスイッチを搭
載した略示的な回路図である。
【図2】同スイッチの内部構造を略示的に示した断面図
である。
【図3】同スイッチの主接点が離れなくなった時の状態
を示した略示的な断面図である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態のスイッチを搭
載した略示的な断面図である。
【図5】同スイッチに備えてある補助接点部のロック部
材を示した平面図である。
【図6】同スイッチに備えてある補助接点部のロック部
材を形成する板ばねの斜視図である。
【図7】本発明に係る第3の実施の形態のスイッチの内
部構造を示した略示的な断面図である。
【図8】同スイッチの主接点が離れなくなった時の状態
を示した略示的な断面図である。
【図9】同補助可動部の形状を略示的に示した斜視図で
ある。
【図10】本発明に係る第4の実施の形態のスイッチの
内部構造を示した略示的な断面図である。
【図11】同スイッチに備えてある補助可動部の断面図
である。
【図12】同スイッチの主接点が離れなくなった時の状
態を示した略示的な断面図である。
【図13】従来技術における直流モータをオン/オフさ
せる切り替えスイッチを備えた略示的な回路図である。
【図14】従来技術における切り替えスイッチのスイッ
チ機構を示した略示的な断面図である。
【図15】従来技術における補助接点部を備えたスイッ
チの略示的な断面図である。
【図16】従来技術における補助接点部を備えたスイッ
チにおいて、補助接点部が開状態になった時の略示的な
回路図である。
【符号の説明】
10;切り替えスイッチ、11;スイッチケース、1
2;操作レバー、13;支点部、14;回動バー、1
5;摺動凸部、16;摺動部、17;第1可動接点、1
8;第2可動接点、19;第1固定接点、20;第2固
定接点、40;切り替えスイッチ、41;補助スイッ
チ、42;接点部、43;補助接点部、44;補助接
点、45;押圧保持部、46;端子受け部、47;空洞
部、48;補助可動部、49;付勢部、50;固定接点
接続部、51;ロック孔、52;ばね、53;ばね受け
部、54;ばね受け部、55;ロック部、56;ロック
穴、57;ばね、58;ロック部材、60;板ばね 、
61:コイルばね、62;固定接片(主端子B)、6
5;滑り部、66;付勢穴、67;ロック空隙部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的な接続が得られるように接触自在な
    一対の主接点を備えたスイッチであり、電気的な接続が
    得られるように、前記一対の主接点の何れか一方に常時
    接触させる補助接点を設けたことを特徴とするスイッ
    チ。
  2. 【請求項2】前記一対の主接点は、固定された固定接点
    と可動自在な可動接点とで構成し、該固定接点側に前記
    補助接点を常時接触させるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のスイッチ。
  3. 【請求項3】前記補助接点には、前記主接点と非接触状
    態になったことを保持するロック手段を設けたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載のスイッチ。
  4. 【請求項4】前記一対の主接点は、中央位置をコモンと
    してシーソー状に動く回動バーの両側に設けたことを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載のスイッチ。
  5. 【請求項5】前記補助接点には、前記主接点と所定の押
    圧を持って接触させる押圧手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4に記載のスイッチ。
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