JP2015093806A - 炭化珪素基板の製造装置および製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性の均一性の高いSiC基板の製造装置を提供する。
【解決手段】炭化珪素基板の製造装置100は、支持面を有し、当該支持面上にベース基板10を配置させるためのサセプタ16と、サセプタ16上に配置されたベース基板10に反応ガスを供給するための反応ガス供給部12と、サセプタ上のベース基板を加熱するための加熱部13とを備え、支持面はサセプタ10の内部方向に凹んだ曲面を含む。これにより、SiC層を形成する際に、反りが生じたベース基板10を上記曲面上に配置すればベース基板とサセプタとの接触面積を大きくすることができるので、SiC層を形成する際のベース基板の面内温度が均一となるため、形成されるSiC層の面内均一性が高まり、もって、特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭化珪素基板の製造装置および製造方法に関する。
近年、半導体装置の高耐圧化、低損失化などを可能とするため、半導体装置を構成する材料として炭化珪素(SiC)の採用が進められている。SiCは、従来より半導体装置を構成する材料として広く用いられている珪素(Si)に比べてバンドギャップが大きいワイドバンドギャップ半導体である。そのため、半導体装置を構成する材料としてSiCを採用することにより、半導体装置の高耐圧化、オン抵抗の低減などを達成することができる。また、SiCを材料として採用した半導体装置は、Siを材料として採用した半導体装置に比べて、高温環境下で使用された場合の特性の低下が小さいという利点も有している。
Si基板またはSiC基板は、たとえば、ベース基板上にエピタキシャル成長層であるSi層またはSiC層を形成することによって得ることができる。また、より高品質な半導体装置を効率的に製造するという観点からは、形成されるエピタキシャル成長層の均一性を高めてその品質を向上させる必要がある。たとえば特開2009−111296号公報(以下、特許文献1という)では、厚みのばらつきが抑制されたSi基板を製造することが可能なエピタキシャル層形成装置が開示されている。
特開2009−111296号公報
しかしながら、特許文献1に開示される方法は、基板の反りの抑制が困難であるため、製造されるSi基板の特性の均一性を十分に高めることができない場合がある。また、Siのエピタキシャル成長層を形成するための製造条件とSiCのエピタキシャル成長層を形成するための製造条件とは大きく異なるため、Si基板の製造方法を単純にSiC基板の製造方法に適用することはできない。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、特性の均一性に優れたSiC基板の製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、支持面を有し、当該支持面上にベース基板を配置させるためのサセプタと、サセプタ上に配置されたベース基板に反応ガスを供給するための反応ガス供給部と、サセプタ上のベース基板を加熱するための加熱部とを備え、支持面は凹んだ曲面を含む、SiC基板の製造装置である。
また、本発明の第2の態様は、第1の主面と第1の主面と対向する第2の主面とを備えるベース基板を準備する工程と、サセプタの支持面とベース基板の前記第1の主面とが向かい合うように、サセプタ上にベース基板を配置する工程と、サセプタ上に配置されたベース基板を加熱する工程と、加熱されるベース基板に反応ガスを供給して、第2の主面上にSiC層を形成する工程とを備え、支持面は凹んだ曲面を含む、炭化珪素基板の製造方法である。
本発明によれば、特性の均一性に優れたSiC基板の製造装置および製造方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るSiC基板の製造装置の概略的な断面図である。 図1の製造装置が備えるサセプタの概略的な断面図である。 図1の製造装置が備えるサセプタの概略的な平面図である。 本発明の一実施の形態に係るSiC基板の製造方法を概略的に説明するためのフロー図である。 本発明の一実施の形態に係るSiC基板の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 本発明の一実施の形態に係るSiC基板の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 本発明の一実施の形態に係るSiC基板の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 従来のSiC基板の製造装置の概略的な断面図である。 従来のSiC基板の製造装置が備えるサセプタの概略的な断面図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施の概要について説明する。
本発明者らは、特性の均一性に優れたSiC基板を製造すべく鋭意検討の結果、以下の知見を見い出し、本発明を完成させた。
ベース基板上にエピタキシャル成長層が形成されたSiC基板を製造する場合、通常、図8に示されるような気相エピタキシャル成長装置としてのCVD(Chemical Vapor Deposition)装置800が用いられる。CVD装置800において、サセプタ81は、その周囲をRF(Radio Frequency)コイル82と、石英管83と、断熱材84と、発熱体85とによって囲まれる流路83a内に収容されている。サセプタ81は発熱体85の内周表面に形成された凹部内に配置されており、その支持面(図中上方の発熱体85と向かい合う面)には、平面形状の底面81aと、該底面81aに対して垂直となるように底面81aの外縁部から延在する側面81bとからなる円柱状の凹部81cが形成されている。
上記CVD装置800を用いてSiC基板を製造する際には、まず、図8に示されるように、セプタ81の凹部81cにベース基板10上が載置される。そして、流路83aに反応ガスG1が供給されながらベース基板10が加熱されることにより、ベース基板10の第2の主面10b上にエピタキシャル成長層であるSiC層が形成される。形成されるSiC基板の特性が均一となるためには、エピタキシャル成長層であるSiC層の不純物濃度、厚みなどの面内特性が均一となるように、SiC層が形成される間のベース基板10の第2の主面10bの温度がその面内において均一である必要がある。
しかしながら、ベース基板10の第2の主面10b上にSiC層を形成させるためには、ベース基板10は1600℃以上という高温で加熱される必要がある。このため、SiC基板を製造する場合には、Si基板を製造する場合と比して、発熱体85と直接接する第1の主面10aの温度と、反応ガスG1を流すための空間である流路83aに面する第2の主面10bの温度との温度差が大きくなる傾向にある。
上記温度差に起因して第1の主面10aと第2の主面10bとの熱膨張に差が生じ、これによりベース基板10には反りが生じ、図9に示すように、その中央部分が第1の主面10a側に撓んだ形状となる。このような形状のベース基板10は、その中央部分のみがサセプタ81の底面81aと接し、その外縁部分は底面81aから離れた状態となるため、SiC層を形成する過程において、ベース基板10は第1の主面10aと第2の主面10bとの温度差のみならず、その中央部分と外縁部分とで大きな温度差が生じることになる。ベース基板10の中央部分と外縁部分とで大きな温度差が生じると、第2の主面10b上に形成されるSiC層の厚み、不純物濃度などの面内均一性が低下するために、結果的にSiC基板の特性の均一性が低下してしまう。
上述のような面内均一性の低下を抑制するためには、単純にはベース基板10の反りを抑制する方法が考えられる。しかしながら、本発明者らは、1600℃以上という高温条件下でSiC層を形成するに際し、上記のような温度差を低減して反りを抑制するためには、装置構成を極めて複雑化する必要が生じ、また上記のような高温条件下においてその反りを抑制するのは実質的に難しいと判断した。そこで、本発明者らは発想を転換し、ベース基板10の反りを前提とし、ベース基板10上にSiC層を形成する前に、ベース基板10の反りを安定させた上でサセプタ81の凹部81cの形状をこの反ったベース基板10の形状に近似させておくことを着想し、本発明を完成させた。
(1)本実施の形態に係るSiC基板の製造装置は、支持面を有し、当該支持面上にベース基板を配置させるためのサセプタと、サセプタ上に配置されたベース基板に反応ガスを供給するための反応ガス供給部と、サセプタ上のベース基板を加熱するための加熱部とを備え、サセプタの支持面はその内部方向に凹んだ曲面を含む。
本実施の形態に係る製造装置によれば、サセプタの支持面はその内部方向に凹んだ曲面を含むため、SiC層を形成する際に、反りが生じたベース基板が上記曲面上に配置されていることにより、ベース基板とサセプタとの接触面積を大きくすることができる。これにより、SiC層を形成する際のベース基板の面内温度が均一となるため、形成されるSiC層の面内均一性が高まり、もって、特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(2)本実施の形態に係る製造装置において好ましくは、曲面の最大深さは20μm以上50μm以下である。これにより、ベース基板とサセプタとの接触面積をより大きくすることができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(3)本実施の形態に係る製造装置において好ましくは、曲面の曲率半径が5776mm以上14440mm以下である。これにより、ベース基板とサセプタとの接触面積をより大きくすることができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(4)本実施の形態に係る製造装置において好ましくは、支持面は曲面の周縁部に延在するザグリ側面を含む。これにより、曲面、周縁部およびザグリ側面により形成される凹部内にベース基板を収容することができるため、SiC層を形成する際の反応ガスの乱流を抑制することができる。したがって、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(5)本実施の形態に係る製造装置において好ましくは、曲面の最大寸法は100mm以上である。曲面の最大寸法が100mm以上であることにより、直径が100mm以上のベース基板を曲面上に配置することができるため、100mm以上の直径を有し、かつ特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(6)本実施の形態に係るSiC基板の製造方法は、第1の主面と第1の主面と対向する第2の主面とを備えるベース基板を準備する工程と、サセプタの支持面とベース基板の第1の主面とが向かい合うように、サセプタ上にベース基板を配置する工程と、サセプタ上に配置されたベース基板を加熱する工程と、加熱されるベース基板に反応ガスを供給して、第2の主面上に炭化珪素層を形成する工程とを備え、支持面はサセプタの内部方向に凹んだ曲面を含む。
本実施の形態に係る製造方法によれば、サセプタの支持面はその内部方向に凹んだ曲面を含むため、SiC層を形成する工程において、反りが生じたベース基板を上記曲面上に配置させることにより、ベース基板とサセプタとの接触面積を大きくすることができる。これにより、SiC層を形成する工程におけるベース基板の面内温度が均一となるため、形成されるSiC層の面内均一性が高まり、もって、特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(7)本実施の形態に係る製造方法において好ましくは、曲面の最大深さは20μm以上50μm以下である。これにより、ベース基板とサセプタとの接触面積をより大きくすることができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(8)本実施の形態に係る製造方法において好ましくは、曲面の曲率半径が5776mm以上14440mm以下である。これにより、ベース基板とサセプタとの接触面積をより大きくすることができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(9)本実施の形態に係る製造方法において好ましくは、支持面は曲面の周縁部に延在するザグリ側面を含む。これにより、ベース基板とサセプタとの接触面積をより大きくすることができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
(10)本実施の形態に係る製造方法において好ましくは、曲面の最大寸法は100mm以上である。曲面の最大寸法が100mm以上であることにより、直径が100mm以上のベース基板を曲面上に配置することができるため、100mm以上の直径を有し、かつ特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態についてより詳細に説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
<SiC基板の製造装置>
まず、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置の構成について説明する。
図1を参照し、本発明の一実施の形態に係るSiC基板の製造装置であるCVD装置100は、SiCからなるベース基板10上にエピタキシャル成長層であるSiC層を形成してSiC基板を製造するための装置である。CVD装置100は、石英管11と、反応ガス供給部12と、加熱部としてのRFコイル13と、断熱材14と、発熱体15と、サセプタ16とを主に備えている。
石英管11は、円筒形状を有し、ベース基板10上にSiC層を形成するための流路11aが内部に形成されている。石英管11の一方の開口部(図中左側)である上流側11bには反応ガス供給部12が配置されており、反応ガス供給部12からエピタキシャル成長のための反応ガスG1(図1中矢印)が流路11a内に供給され、他方の開口部(図中右側)である下流側11cから当該反応ガスG1が排出されるように構成されている。
反応ガスG1は少なくとも原料ガスとキャリアガスとを含み、ドーパントを含むSiC層を形成する場合には、さらにドーパントガスを含む。原料ガスは、たとえばシランガスなどのSi元素を含むガスと、プロパンガスなどのC元素を含むガスとからなり、キャリアガスはたとえば水素(H2)ガスであり、ドーパントガスはたとえば窒素(N2)ガスおよびアンモニアガスなどのN元素を含むガスである。
RFコイル13は、ベース基板10および流路11a内に供給された反応ガスG1を加熱するための部材である。RFコイル13は、石英管11の外周面11dに沿って巻き付けられるように配置されており、高周波誘導加熱により石英管11の内部に配置された発熱体15を加熱する。より具体的には、電源(図示しない)からRFコイル13に高周波電流が供給されることによりRFコイル13の周囲に変化する磁力線が発生し、当該磁力線の変化により発熱体15に渦電流が流れる。そして、渦電流が流れることにより抵抗熱が発生し、発熱体15が加熱される。これにより、サセプタ16上に配置されたベース基板10および流路11a内に供給された反応ガスG1を加熱することができる。
断熱材14は、流路11aと石英管11の外部とを断熱するための部材であって、石英管11の内周面11eに沿うように配置されている。断熱材14は、たとえばカーボン製である。
発熱体15は、RFコイル13を用いた誘導加熱により加熱可能な導電性材料からなっており、たとえばカーボン製である。発熱体15は、断熱材14の内周面14aに沿うように配置されている。このため、石英管11、断熱材14および発熱体15は、石英管11の径方向(中心部から外周部に向かう方向)において、発熱体15、断熱材14、石英管11の順に配置された状態となっている。発熱体15は、反応ガスG1の流路11aを形成する内壁面15aを含んでおり、内壁面15aには、サセプタ16を載置させるための凹部15bが形成されている。凹部15bは、内壁面15aと連接する側面15cと、側面15cと連接する底面15dとからなり、底面15dは平面視(底面15dの法線方向の視野)において円形状を有する。
サセプタ16は、ベース基板10を配置するための部材である。サセプタ16は、たとえばカーボンからなり、その外表面は炭化珪素(SiC)やタンタルカーバイド(TaC)によりコーティングされていてもよい。サセプタ16は、発熱体15の内壁面15aに形成された凹部15b内に配置される。
図2を参照し、サセプタ16は、凹部15bの底面15dに対向する底面16aと、底面16aと反対の支持面16bと、底面16aと支持面16bとを繋ぐ側面16cとを有する。また、図3を参照して、平面視(サセプタ16の底面16aの法線方向の視野)において、サセプタ16は円形である。
図2に戻り、支持面16bには、ベース基板10を載置するためのサセプタ16の内部方向に凹んだ曲面16dが形成されている。曲面16dの周縁部16eにはザグリ側面16fが延在しており、ザグリ側面16fの端部は支持面16bの上面16gと連接している。なお、上面16gは側面16cと連接している。ザグリ側面16fは、たとえばサセプタ16の厚み方向に平行に沿う面であり、上面16gは底面16aに平行な面である。
上記曲面16dは、具体的には、サセプタ16を厚み方向(図中上下方向)に対して平行に切断したときの任意の断面において、サセプタ16の内部方向に撓んだ曲線を描く。曲面16dの最大深さDは20μm以上50μm以下であり、好ましくは20μm以上30μm以下である。なお、曲面16dの「最大深さD」とは、図2に示されるように、サセプタ16を厚み方向(図中の上下方向)に対して平行に切断したときの任意の断面において、曲面16dによって描かれる厚み方向に撓む曲線の端部の底面16aからの高さと、曲線の最も撓んだ部分の底面16aからの高さの差を意味する。
また、上記曲面16dの最大寸法Lは100mm以上であり、好ましくは150mm以上である。なお、曲面16dの「最大寸法L」とは、図2に示されるように、サセプタ16を厚み方向(図中上下方向)に対して平行に切断したときの任意の断面において、曲面16dによって描かれる厚み方向に撓む曲線の両端の直線距離(最短距離)を意味する。
また、上記曲面16dの曲率半径は5776mm以上14440mm以下であり、より好ましくは9626mm以上14440mm以下である。すなわち、曲面16dによって描かれる上記曲線は曲率半径が一定の円弧でなくてもよい。
<SiC基板の製造方法>
次に、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法について説明する。以下において、上述したCVD装置100を用いてSiC基板の製造方法を実施する場合について図4〜図7を用いながら説明する。
まず、図4のステップS40において、ベース基板準備工程が実施される。ベース基板準備工程では、たとえばポリタイプ4H型の六方晶炭化珪素からなるインゴット(図示しない)をスライスすることにより、SiCからなり、第1の主面10aと、第1の主面10aに対向する第1の主面10aと反対側の第2の主面10bとを有するベース基板10が準備される(図5参照)。
次に、図4のステップS41において、ベース基板配置工程が実施される。ベース基板配置工程では、ベース基板準備工程において準備されたベース基板10が、サセプタの支持面16bと第1の主面10aとが向かい合うように、CVD装置100のサセプタ16上に配置される。
具体的には、図5を参照して、ベース基板10は、第1の主面10aが支持面16bの曲面16dと向かい合うように曲面16d上に配置される。たとえば、ザグリ側面16fの高さ(図5中上下方向)をベース基板10の厚み以上とすることにより、ベース基板10を曲面16d、周縁部16eおよびザグリ側面16fで形成される凹部内に収容させてもよい。
次に、図4のステップS42において、ベース基板加熱工程が実施される。ベース基板加熱工程では、以下に説明するようにしてベース基板10が加熱される。
図1を参照して、電源(図示しない)からRFコイル13に高周波電流が供給されることによりRFコイル13の周囲に変化する磁力線が発生し、当該磁力線の変化により発熱体15に渦電流が流れる。そして、渦電流が流れることにより抵抗熱が発生し、発熱体15が加熱される。加熱された発熱体15から発される熱により、発熱体15の凹部15b内に配置されたサセプタ16が加熱され、さらにサセプタ16の曲面16d上に配置されたベース基板10が加熱される。
ここで、上記ベース基板加熱工程において、発熱体15はその全体が発熱するため、ベース基板10はその下方に位置するサセプタ16からだけでなく、その上方からも加熱されることになる。このとき、サセプタ16からベース基板10の第1の主面10aに加えられる熱エネルギーと、上方(たとえば、流路11a内のガス)からベース基板10の第2の主面10bに加えられる熱エネルギーとが同等である場合には、ベース基板10に大きな反りは発生しない。
しかし、実際には両熱エネルギーは同等ではなく、サセプタ16からの熱エネルギーのほうが大きい。特に、SiC層を形成するためには、ベース基板10を1600℃以上に加熱する必要があるため、サセプタ16もまた1600℃以上に加熱される必要があり、このような高温での加熱環境下では、両熱エネルギーさは大きくなり易い傾向にある。このため、ベース基板10において、第2の主面10bの熱膨張に比して第1の主面10aの熱膨張の程度が大きくなり、結果的に、図6に示されるように、ベース基板10には第1の主面10a側(図中の下方向)に撓むように反りが生じる。
本実施の形態において、ベース基板10の第1の主面10aと向かい合う曲面16dは、上述のようにサセプタ16の内部方向に撓んでいる。このため、反りが生じたベース基板10の第1の主面10aと曲面16dとの接触面積は、第1の主面10aと向かい合う面が平面である場合と比して大きくなる。
次に、ステップS43において、SiC層形成工程が実施される。SiC層形成工程では、以下に説明するようにしてベース基板10の第2の主面10b上にエピタキシャル成長層であるSiC層が形成される。
図1を参照して、たとえばシランガスおよびプロパンガスからなる原料ガスと、水素ガスからなるキャリアガスと、アンモニアガスからなるドーパントガスとを含む反応ガスG1が、反応ガス供給部12から流路11a内に供給される。供給された反応ガスG1は、上流側11bからベース基板10の第2の主面10bの上方の位置を通って下流側12cへ流される。石英管11の流路11aに導入された上記原料ガスと、キャリアガスと、ドーパントガスとは、RFコイル13により加熱された発熱体15によって加熱される。これにより、シランガス、プロパンガスおよびアンモニアガスが熱分解されることにより、ベース基板10の第2の主面10b上にドーパントとしてN元素を含むSiC層としてのエピタキシャル成長層70が形成される(図7参照)。
なお、SiC層形成工程において、反応ガスの流量、加熱温度、実施時間を適宜変更することにより、所望の厚みを有するエピタキシャル成長層70を形成することができる。また、原料ガスの流量に対するドーパントガスの流量を適宜変更することにより、SiC層中のドーパント濃度を調製することができる。
<作用効果>
次に、従来の技術と比較しながら本実施の形態の作用効果を説明する。
図8に示すCVD装置800を用いてSiC基板を製造する場合、準備されたベース基板10はサセプタ81の凹部81c内に配置され、続いてSiC層形成工程が実施される。しかし、上述のように、1600℃以上で加熱されるサセプタ81上に配置されたベース基板10において、第2の主面10bの熱膨張に比して第1の主面10aの熱膨張の程度が大きくなる傾向にある。このため、結果的に、ベース基板10には第1の主面10a側に撓むように反りが生じる。なかでも、加熱工程を経ることなくSiC層形成工程が実施された場合には特にこの反りが大きくなる傾向にある。これは、サセプタ81の昇温速度が流路83a内の昇温速度に対してかなり早いためである。
従来の技術によれば、図8に示すようにサセプタ81の凹部81cの底面81aは平面である。このため、反りが発生したベース基板10の第1の主面10aと底面81aとの接触面積は小さくなり、特に、ベース基板10の外縁部分は底面81aから大きく離れる。このため、ベース基板10の中央部分と外縁部分とで大きな温度差が生じ、これに伴い、第2の主面10b上に形成されるSiC層の厚み、不純物濃度などの面内均一性が低下する。
これに対し、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置によれば、ベース基板10を載置させるための支持面16bは凹んだ曲面16d、換言すればサセプタ16の厚み方向内部側に撓んだ曲面16dを有する。このため、反りの発生したベース基板10とサセプタ16との接触面積は従来と比して大きくなる。このため、上述のようなベース基板10の中央部分と外縁部分とで大きな温度差が生じるのを抑制することができるため、これに伴う第2の主面10b上に形成されるSiC層の厚み、不純物濃度などの面内均一性の低下を抑制することができる。したがって、結果的に、SiC層を形成する際のベース基板10の面内温度が均一となるため、形成されるSiC層の面内均一性が高まり、もって、特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置において、ベース基板10は好ましくはSiCからなる。これにより、ベース基板10とSiC層としてのエピタキシャル成長層70との結晶構造の差を低減させることができるため、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、ベース基板10として、SiC単結晶のインゴット(図示しない)をスライスすることにより得られるベース基板を用いることが好ましい。このようなベース基板は安価かつ大量に製造することができるため、SiC基板の製造コストを低減することができる。なお、このようなベース基板は当初より沿った形状を有する場合がある。これはインゴットをスライスすることによって生じる反りであると考えられる。このような当初より反りを有するベース基板を用いた場合であっても、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置によれば、十分に特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置によれば、曲面16dの最大深さは20μm以上50μm以下であり、より好ましくは20μm以上30μm以下である。これにより、ベース基板10とサセプタ16との接触面積をより大きく維持することができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置によれば、曲面16dの曲率半径は5776mm以上14440mm以下であり、より好ましくは9626mm以上14440mm以下である。これにより、ベース基板10とサセプタ16との接触面積をより大きく維持することができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置によれば、サセプタ16の支持面16bは、曲面16dの周縁部16eに延在するザグリ側面16fを含む。支持面16bがこのようなザグリ側面16fを含むことにより、ベース基板10を配置させるための凹部をその厚み方向内側に沈みこんだ状態で開口させることができる。これにより、支持面16bに形成される凹部内にベース基板10を収容させることができるため、支持面16bからベース基板10が上方向に突出するのを抑制することができ、もって流路11a内を流れる反応ガスG1の乱流を抑制することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置によれば、サセプタ16の曲面16dの最大寸法Lは100mm以上である。このようなサセプタ16に対しては、その曲面16d上に直径が100mm以上のベース基板10、すなわち直径が5インチ以上のベース基板10を配置させることができる。このような直径の大きなベース基板10を用いた場合、従来の技術においては特に形成されるSiC層の面内均一性を高めることは困難であったが、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置によれば、十分にSiC層の面内均一性を高めることができる。上記最大寸法Lはより好ましくは150mm以上である。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法によれば、加熱工程によってベース基板10に対して第1の主面10aの方向に撓むような反りを生じさせる。この加熱工程によって、ベース基板10の反りは安定するため、続くSiC層形成工程において、第1の主面10aと曲面16dとの接触面積を十分に大きく維持したまま、第2の主面10b上にSiC層を形成させることができる。したがって、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法によれば、ベース基板10の中央部分と外縁部分とで大きな温度差が生じるのを抑制することができるため、これに伴う第2の主面10b上に形成されるSiC層の厚み、不純物濃度などの面内均一性の低下を抑制することができる。したがって、結果的に、SiC層を形成する際のベース基板10の面内温度が均一となるため、形成されるSiC層の面内均一性が高まり、もって、特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法において、ベース基板10はSiCからなる。これにより、ベース基板10とSiC層としてのエピタキシャル成長層70との結晶構造の差を低減させることができるため、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、ベース基板10として、SiC単結晶のインゴット(図示しない)をスライスすることにより得られるベース基板を用いることが好ましい。このようなベース基板は安価かつ大量に製造することができるため、SiC基板の製造コストを低減することができる。なお、このようなベース基板は当初より沿った形状を有する場合がある。これはインゴットをスライスすることによって生じる反りであると考えられる。このような当初より反りを有するベース基板を用いた場合であっても、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法によれば、十分に特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法によれば、曲面16dの最大深さは20μm以上50μm以下であり、より好ましくは20μm以上30μm以下である。これにより、ベース基板10とサセプタ16との接触面積をより大きく維持することができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法によれば、曲面16dの曲率半径は5776mm以上14440mm以下であり、より好ましくは9626mm以上14440mm以下である。これにより、ベース基板10とサセプタ16との接触面積をより大きく維持することができるため、結果的に、より特性の均一性に優れたSiC基板を製造することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法によれば、サセプタ16の支持面16bは、曲面16dの周縁部16eに延在するザグリ側面16fを含む。支持面16bがこのようなザグリ側面16fを含むことにより、ベース基板10を配置させるための凹部をその厚み方向内側に沈みこんだ状態で開口させることができる。これにより、支持面16bに形成される凹部内にベース基板10を収容させることができるため、支持面16bからベース基板10が上方向に突出するのを抑制することができ、もって流路11a内を流れる反応ガスG1の乱流を抑制することができる。
また、本実施の形態に係るSiC基板の製造方法によれば、サセプタ16の曲面16dの最大寸法Lは100mm以上である。このようなサセプタ16に対しては、その曲面16d上に直径が100mm以上のベース基板10、すなわち直径が5インチ以上のベース基板10を配置させることができる。このような直径の大きなベース基板10を用いた場合、従来の技術においては特に形成されるSiC層の面内均一性を高めることは困難であったが、本実施の形態に係るSiC基板の製造装置によれば、十分にSiC層の面内均一性を高めることができる。上記最大寸法Lはより好ましくは150mm以上である。
<実施例の概要>
次に、実施例について説明する。
本実施例では、図2に示される形状の支持面を有するサセプタを備えるCVD装置を用いて、エピタキシャル成長層としてのSiC層を形成することによってSiC基板を製造し、そのSiC層の面内均一性を調査した。また、比較対象として、図9に示される形状の支持面を有するサセプタを備えるCVD装置を用いて、同様にSiC基板を製造し、そのSiC層の面内均一性を調査した。
<サセプタの形状>
表1を参照し、第1の例では、支持面16bにその内部方向に凹んだ曲面16dを含み、曲面16dの最大寸法Lが53mmであり、曲面16dの最大深さDが0.05mmであり、ザグリ側面16fの高さが0.8mmであるサセプタ16を用いた。なお、このサセプタ16を厚み方向(図中上下方向)に対して平行に切断したときの任意の断面において、曲面16dによって描かれる曲線は曲率半径は一定の円弧であった。
また、第2の例〜第4の例では、曲面16dの最大寸法を表1に示すように、77mm、102mm、および152mmに変更させたサセプタ16を用いた。なお、第1の例〜第4の例で用いた各サセプタ16に関し、最大深さDおよびザグリ側面16fの高さは同じであったが、その最大寸法Lが異なるため、上記曲面16dによって描かれる曲線は全て円弧であったが、その曲率半径は異なっていた。
また、比較対象としての第5の例では、その支持面に凹部81cを含み、凹部81cを構成する底面81aの直径が152mmであり、側面81bの高さが0.8mmであるサセプタ81を用いた。なお、底面81aは平面視(底面81aの法線方向の視野)において円形状を有していた。
Figure 2015093806
<SiC基板の製造>
第1の例について説明する。
まず、ポリタイプ4H型の六方晶炭化珪素からなるインゴット(図示しない)をスライスすることにより、SiCからなり、第1の主面10aと、第1の主面10aに対向する第1の主面10aと反対側の第2の主面10bとを有するベース基板10を5つ準備した。なお、このベース基板10は円盤形状を有し、その直径は150mmであり、その厚みは500μmであった。
次に、準備したベース基板10の第1の主面10aが、サセプタ16の支持面16b内の曲面16dと向かい合うように、CVD装置100内のサセプタ16の支持面16b上に配置した。
次に、反応ガス供給部から流路11a内に向けてキャリアガスとしてのH2ガスを供給しながら、RFコイル13に高周波電流を供給させることによってサセプタ16を加熱して1600℃まで昇温させた。
そして、引き続きサセプタ16を加熱しながら、反応ガス供給部から、キャリアガスに加えてさらにシランガスおよびプロパンガスからなる原料ガスと、アンモニアガスからなるドーパントガスとを流路11a内に供給し、ベース基板10の第2の主面10b上にドーパントとしてN元素を含むSiC層としてのエピタキシャル成長層を形成させた。原料ガスおよびドーパントガスの供給を開始してから1.5時間経過後にその供給を終了し、その後、流路11a内の温度を室温にまで低下させた後、CVD装置内より、ベース基板10上にSiC層が形成されたSiC基板を取り出した。
第2の例〜第5の例においても、用いたサセプタの形状が異なる以外は、第1の例と同様の方法により、SiC基板を製造した。なお、第5の例においては、ベース基板10の第1の主面10aがサセプタ81の支持面内の底面81aと向かい合うようにベース基板10をサセプタ81上に配置した。
以上により、第1の例において2インチの直径を有するSiC基板を、第2の例において3インチの直径を有するSiC基板を、第3の例において4インチの直径を有するSiC基板を第4および第5の例において5インチの直径を有するSiC基板が製造された。
<面内均一性の調査>
第1の例〜第5の例で製造された各SiC基板について、水銀プローブ装置(装置名:CVmap92A、FOUR DIMENSIONS社製)を用いて任意の5点におけるSiC層中のドーパント(N)濃度(個/cm3)を測定した。その結果、第1の例〜第4の例においては、任意の5点におけるドーパント濃度のばらつきが標準偏差で10%以下であったのに対し、第5の例においては、任意の5点におけるドーパント濃度のばらつきが標準偏差で5%であった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ベース基板
10a 第1の主面
10b 第2の主面
11,83 石英管
11a,83a 流路
11b 上流側
11c 下流側
11d 外周面
11e 内周面
12 反応ガス供給部
13,82 RFコイル
14,84 断熱材
14a 内周面
15,85 発熱体
15a 内壁面
15b 凹部
15c 側面
15d 底面
16,81 サセプタ
16a 底面
16b 支持面
16c 側面
16d 曲面
16e 周縁部
16f ザグリ側面
16g 上面
70 エピタキシャル成長層
81a 底面
81b 側面
81c 凹部
100 CVD装置

Claims (10)

  1. 支持面を有し、当該支持面上にベース基板を配置させるためのサセプタと、
    前記サセプタ上に配置された前記ベース基板に反応ガスを供給するための反応ガス供給部と、
    前記サセプタ上の前記ベース基板を加熱するための加熱部とを備え、
    前記支持面は前記サセプタの内部方向に凹んだ曲面を含む、炭化珪素基板の製造装置。
  2. 前記曲面の最大深さは20μm以上50μm以下である、請求項1に記載の炭化珪素基板の製造装置。
  3. 前記曲面の曲率半径が5776mm以上14440mm以下である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素基板の製造装置。
  4. 前記支持面は前記曲面の周縁部に延在するザグリ側面を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の炭化珪素基板の製造装置。
  5. 前記曲面の最大寸法は100mm以上である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の炭化珪素基板の製造装置。
  6. 第1の主面と前記第1の主面と対向する第2の主面とを備えるベース基板を準備する工程と、
    サセプタの支持面と前記ベース基板の前記第1の主面とが向かい合うように、前記サセプタ上に前記ベース基板を配置する工程と、
    前記サセプタ上に配置された前記ベース基板を加熱する工程と、
    加熱される前記ベース基板に反応ガスを供給して、前記第2の主面上に炭化珪素層を形成する工程とを備え、
    前記支持面は前記サセプタの内部方向に凹んだ曲面を含む、炭化珪素基板の製造方法。
  7. 前記曲面の最大深さは20μm以上50μm以下である、請求項6に記載の炭化珪素基板の製造方法。
  8. 前記曲面の曲率半径が5776mm以上14440mm以下である、請求項6または請求項7に記載の炭化珪素基板の製造方法。
  9. 前記支持面は前記曲面の周縁部に延在するザグリ側面を含む、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の炭化珪素基板の製造方法。
  10. 前記曲面の最大寸法は100mm以上である、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の炭化珪素基板の製造方法。
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