JP2015083743A - 断熱基礎構造及び断熱基礎の施工方法 - Google Patents

断熱基礎構造及び断熱基礎の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工性を悪化させることなく、断熱性を確保することが可能な断熱基礎構造及び断熱基礎の施工方法を提供する。【解決手段】断熱基礎構造は、フーチング部14と、フーチング部14から立ち上がる立ち上がり部15と、を有している外周基礎13と、立ち上がり部15の高さ方向での長さが立ち上がり部15の高さ寸法よりも短く、立ち上がり部15の内側面15bに沿うように設けられている板状の断熱材21と、外周基礎13に設けられ、断熱材21の下端側の小口部21cと係合して断熱材21の高さ位置を調節する高さ調節部材31と、を備えている。断熱材21は、高さ調節部材31により、断熱材21の上端面21aの高さ位置と立ち上がり部15の上端面15aの高さ位置とが一致し且つ断熱材21の下端面21bとフーチング部14とが離間部を有している状態で立ち上がり部15に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、断熱基礎構造及び断熱基礎の施工方法に関する。
住宅などの建物の断熱基礎構造として、フーチング部と、フーチング部から立ち上がる立ち上がり部と、を有する基礎と、立ち上がり部の側面に沿うように設けられている板状の断熱材と、を備えているものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000−110266号公報
特許文献1に記載された断熱基礎構造では、断熱材の下方側の小口部は、フーチング部の上面に当接しているため、以下のような問題点が生じてしまう懼れがある。
基礎は、一般に、型枠にコンクリートを打設して成型されるため、フーチング部の上面は、高さが一定に保たれた平面ではなく、波打った面とされている。したがって、断熱材が、その下方側の小口部がフーチング部の上面に当接した状態で立ち上がり部に設けられていると、断熱材の上端面の高さ位置は、フーチング部の上面の波打ちの影響を受け、所望の位置に揃えることは著しく困難となる。基礎の内側空間での断熱性を高めるためには、断熱材の上端面の高さ位置は立ち上がり部の上端面の高さ位置と一致している必要がある。すなわち、断熱材の上端面の高さ位置が、フーチング部の上面の波打ちの影響を受け、立ち上がり部の上端面の高さ位置に一致することが困難である場合、断熱性が損なわれてしまう。
フーチング部の上面が、高さが一定に保たれた平面とされることにより、断熱材の上端面の高さ位置を立ち上がり部の上端面の高さ位置に一致させることは可能である。しかしながら、この場合、フーチング部の上面を平面とするための、新たな施工などが必要となり、断熱基礎の施工性が悪化してしまう。
本発明は、施工性を悪化させることなく、断熱性を確保することが可能な断熱基礎構造及び断熱基礎の施工方法を提供することを目的とする。
本発明に係る断熱基礎構造は、フーチング部と、フーチング部から立ち上がる立ち上がり部と、を有している基礎と、立ち上がり部の高さ方向での長さが立ち上がり部の高さ寸法よりも短く、立ち上がり部の側面に沿うように設けられている板状の断熱材と、基礎に設けられ、断熱材の下端側の小口部と係合して断熱材の高さ位置を調節する高さ調節部材と、を備えており、断熱材は、高さ調節部材により、断熱材の上端面の高さ位置と立ち上がり部の上端面の高さ位置とが一致し且つ断熱材の下端面とフーチング部とが離間部を有している状態で立ち上がり部に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る断熱基礎構造では、基礎に設けられた高さ調節部材が、断熱材の下端側の小口部と係合して当該断熱材の高さ位置を調節する。断熱材は、高さ調節部材により、断熱材の上端面の高さ位置と立ち上がり部の上端面の高さ位置とが一致し且つ断熱材の下端面とフーチング部とが離間部を有している状態で立ち上がり部に設けられている。これにより、フーチング部の上面を平面とするための、新たな施工などが必要とされることなく、断熱材の上端面の高さ位置と立ち上がり部の上端面の高さ位置とが一致することとなる。したがって、施工性を悪化させることなく、基礎の内側空間(床下空間)の断熱性を確保することができる。
断熱材は、板状の樹脂発泡体を含んでおり、高さ調節部材は、基礎に支持される基端部と、上方に突出している突出部と、を有し、突出部は、少なくとも一部が断熱材の下端側の小口部における樹脂発泡体に刺さっていてもよい。この場合、断熱材の高さ位置は、突出部が樹脂発泡体に刺さる長さにより調節されることとなる。これにより、断熱材の高さ位置を容易に調節することができる。断熱材は、樹脂発泡体に刺さっている突出部に支持されることとなるため、その高さ位置を確実に維持することができる。
高さ調節部材は、基礎を打設する際に用いられる型枠を支持するための型枠支持部材であり、型枠支持部材は、基礎に埋め込まれている第一部分と、基礎から露出している第二部分と、を有し、第二部分が突出部を構成していてもよい。この場合、型枠支持部材が高さ調節部材として用いられるため、高さ調節部材を新たな部材として設定する必要が無い。これにより、施工コストが嵩むのを防止することができる。
断熱材は、下方部分が地盤内に位置し且つ地盤から立ち上がるように設けられていると共に、地盤の上方に打設される押さえコンクリートと立ち上がり部との間に位置していてもよい。この場合、断熱材が、押さえコンクリートと立ち上がり部とで挟まれるように位置するため、断熱材の位置が経年変化などによってずれるのを抑制することができる。
立ち上がり部の高さ方向に交差する方向に所定間隔をおいて設けられている複数の高さ調節部材を備えていてもよい。この場合、断熱材を確実に支持することができる。
本発明に係る断熱基礎の施工方法は、フーチング部と、フーチング部から立ち上がる立ち上がり部と、を有する基礎と、立ち上がり部の側面に沿うように設けられている板状の断熱材と、を備える断熱基礎の施工方法であって、断熱材の下端側の小口部と係合して断熱材の高さ位置を調節する高さ調節部材を基礎に設ける工程と、断熱材を、高さ調節部材を用いて、断熱材の上端面の高さ位置と立ち上がり部の上端面の高さ位置とを一致させ且つ断熱材の下端面とフーチング部とを離間部を有している状態で立ち上がり部の側面に設ける工程と、を含んでいることを特徴とする。
本発明に係る断熱基礎の施工方法では、基礎に設けられた高さ調節部材を用い、高さ調節部材と断熱材の下端側の小口部とが係合し、断熱材の上端面の高さ位置と立ち上がり部の上端面の高さ位置とが一致され且つ断熱材の下端面とフーチング部とが離間部を有している状態で、断熱材が立ち上がり部の側面に設けられることとなる。これにより、フーチング部の上面を平面とするための、新たな施工などを必要とすることなく、断熱材の上端面の高さ位置と立ち上がり部の上端面の高さ位置とを一致させることができる。したがって、施工性を悪化させることなく、基礎の内側空間(床下空間)の断熱性を確保することができる。
断熱材を立ち上がり部側に圧しつけた状態で、断熱材の下方部分を地盤内に位置させるように埋め戻した後に、地盤の上方に押さえコンクリートを打設する工程を更に含んでいてもよい。この場合、施工の際に、断熱材の下方部分が地盤により確実に固定される。このため、押さえコンクリートを打設する際に、流し込まれるコンクリートにより断熱材が動くようなことはなく、施工性が向上する。また、断熱材が、押さえコンクリートと立ち上がり部とで挟まれるように位置するため、断熱材の位置が経年変化などによってずれるのを抑制することができる。
上記断熱材として、幅又は/及び高さ寸法が立ち上がり部の高さ寸法よりも短く設定されている断熱材を用意してもよい。断熱材の幅又は/及び高さ寸法が立ち上がり部の高さ寸法よりも長い場合、断熱材を立ち上がり部に設けられた状態で、断熱材の上端面の高さ位置と立ち上がり部の上端面の高さ位置とが一致するように断熱材を切断するといった工程が必要となる。しかしながら、幅又は/及び高さ寸法が立ち上がり部の高さ寸法よりも短く設定されている断熱材を用いることにより、断熱材を立ち上がり部に設けられた状態で断熱材を切断するといった工程は必要なく、施工性が向上する。
本発明によれば、施工性を悪化させることなく、断熱性を確保することが可能な断熱基礎構造及び断熱基礎の施工方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る断熱基礎構造における基礎の構成を説明するための平面図である。 本実施形態に係る断熱基礎構造を示す斜視図である。 図1におけるIII−III線に沿った断面構成を説明するための図である。 図1におけるIV−IV線に沿った断面構成を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎構造における高さ調節部材を説明するための図である。 防湿シートの縁を示す模式図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。 本実施形態の変形例に係る断熱基礎構造を示す斜視図である。 本実施形態の変形例に係る断熱基礎構造を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1〜図5を参照して、本実施形態に係る断熱基礎構造の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る断熱基礎構造における基礎の構成を説明するための平面図である。図2は、本実施形態に係る断熱基礎構造を示す斜視図である。図3は、図1におけるIII−III線に沿った断面構成を説明するための図である。図4は、図1におけるIV−IV線に沿った断面構成を説明するための図である。図5は、本実施形態に係る断熱基礎構造における高さ調節部材を説明するための図である。
建物は、図1〜図4に示されるように、建物本体1と、建物本体1の力を地面に伝える基礎(布基礎)11と、備えている。基礎11は、外周基礎13と中通り基礎17とを備えている。外周基礎13は、図3にも示されるように、建物(建物本体1)の外周に沿うように設けられている。中通り基礎(内側基礎)17は、外周基礎13の内側を区画するように設けられている。中通り基礎17の端部は、外周基礎13に接続されている。基礎11は、その内部に鉄筋(不図示)が配置されている。
外周基礎13の内側、すなわち基礎11(外周基礎13及び中通り基礎17)で区画化された領域には、埋戻し土などによる地盤3が形成されている。地盤3の上面には、防湿シート5が敷設されている。防湿シート5上には、押さえコンクリート7が打設されている。すなわち、防湿シート5は、押さえコンクリート7に覆われている。防湿シート5は、防蟻性を有していることが好ましい。
外周基礎13は、フーチング部14と立ち上がり部15とを有し、中通り基礎17は、フーチング部18と立ち上がり部19とを有している。フーチング部14,18は、地盤3内に埋設されている。立ち上がり部15,19は、対応するフーチング部14,18から立ち上がっている。すなわち、立ち上がり部15,19は、下端部がフーチング部14,18に接続されており、フーチング部14,18から上方に延びている。立ち上がり部15,19の上端面15a,19aは、平面とされている。立ち上がり部15は、互いに対向する内側面15bと外側面15cとを有している。立ち上がり部19は、互いに対向する側面19bを有している。
立ち上がり部15,19は、フーチング部14,18よりも幅狭であり、外周基礎13及び中通り基礎17の横断面形状は、逆T字状を呈している。フーチング部14,18が設置される部位には、割栗石又は捨てコンなどが予め敷設されている。立ち上がり部19の高さは、立ち上がり部15の高さと同じでもよく、また、立ち上がり部15の高さよりも低くてもよい。
建物本体1は、床Fと外壁Wとを備えている。床Fは、基礎11の上端レベル、すなわち、立ち上がり部19の上端面19aを含む水平面に沿って設置されている。床Fは、基礎11の上に架設されたALCパネル(床パネル)、合板、及び木質系の床仕上げ材などによって構成されている。外壁Wは、床Fの外縁に沿って設置されている。外壁Wは、ALCパネルなどによって構成されている。
基礎11の内側には、複数の断熱材21,23,25が配置されている。各断熱材21,23,25は、板状(パネル状)であり、板状の樹脂発泡体を含んでいる。各断熱材21,23,25は、平面視で矩形状を呈している。すなわち、各断熱材21,23,25は、互いに対向する一対の小口部を2組、合計で4つの小口部を有している。樹脂発泡体としては、ウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、又はポリエチレンフォームなどが挙げられる。各断熱材21,23,25(樹脂発泡体)は、防蟻性を有していることが好ましい。防蟻性を有する断熱材21,23,25は、その製造時に、防蟻剤を添加することにより得ることができる。本実施形態では、断熱材23の厚みは、断熱材21,25の厚みよりも薄い。断熱材21の厚みは、断熱材25の厚みと同等である。
断熱材21は、図3にも示されるように、外周基礎13の立ち上がり部15の内側面15bに沿うように設けられている。すなわち、断熱材21は、外周基礎13に沿い且つ外周基礎13の内側全周にわたって配置されている。断熱材21は、外周基礎13(立ち上がり部15)と中通り基礎17(立ち上がり部19)とが交わる箇所において、立ち上がり部19の側面19bに対向している。本実施形態では、断熱材21は、外周基礎13(立ち上がり部15)と中通り基礎17(立ち上がり部19)とが交わる箇所において、立ち上がり部19の側面19bに当接している。断熱材21は、立ち上がり部15の高さ方向での長さ(断熱材21の幅又は/及び高さ寸法)が立ち上がり部15の高さ寸法よりも短い。
断熱材21は、立ち上がり部15の内側面15bに接着されることにより、内側面15bに設けられている。断熱材21は、全面が内側面15bに接着されている必要はなく、一部が接着されていればよい。断熱材21は、断熱材21と立ち上がり部15とに貼りわたされたテープ(たとえば、気密テープなど)によって、位置決めされた状態で固定される。
断熱材21は、高さ調節部材31により、断熱材21の上端面21aの高さ位置と立ち上がり部15の上端面15aの高さ位置とが一致し且つ断熱材21の下端面21bとフーチング部14とが離間部を有している状態とされている。すなわち、断熱材21の下端面21bとフーチング部14の上面とは対向しており、下端面21bとフーチング部14の上面との間には、隙間が形成されている。
高さ調節部材31は、基礎11(本実施形態では、フーチング部14,18)に設けられている。高さ調節部材31は、基礎11(フーチング部14,18)に支持される基端部32と、基端部32から上方に突出している突出部33と、を有している。高さ調節部材31は、立ち上がり部15,19の高さ方向に交差する方向(たとえば水平方向)に所定間隔をおいて複数設けられている。断熱材21は、下端側の小口部21cが高さ調節部材31と係合して、高さ位置が調節されている。すなわち、高さ調節部材31は、断熱材21の高さ位置を調節する。突出部33は、少なくとも一部が断熱材21の下端側の小口部21cにおける樹脂発泡体に刺さっている。
本実施形態では、高さ調節部材31は、図5に示されるように、基礎11を打設する際に用いられる型枠35を支持するための型枠支持部材(セパレータ)37である。型枠支持部材37は、基礎11に埋め込まれている第一部分37aと、基礎11から露出している第二部分37bと、を有している。第一部分37aが基端部32として機能し、第二部分37bが突出部33として機能する。型枠支持部材37は、基礎11を打設する際に、一部が基礎11内に埋め込まれた状態となるため、型枠35を外した後も、基礎11に埋め込まれた状態で残される。第二部分37b(突出部33)と立ち上がり部15,19との間隔は、断熱材21の厚みよりも狭く、断熱材23の厚みよりも広い。
断熱材21は、下方部分21dが建物本体1内側の地盤3内に位置し且つ地盤3から立ち上がるように設けられている。断熱材21は、地盤3の上方に打設される押さえコンクリート7と立ち上がり部15との間に位置している。断熱材21は、接着だけでなく、突出部33が断熱材21(樹脂発泡体)に刺さること、及び、下方部分21d側が押さえコンクリート7より立ち上がり部15との間に位置することによっても、位置決めされた状態が維持されている。
断熱材23は、図4にも示されるように、中通り基礎17の端部から所定の長さ範囲にわたって立ち上がり部19の側面19bに沿い且つ断熱材21に連続するように設けられている。すなわち、断熱材23は、断熱材21に対向し且つ外周基礎13側から所定長さだけ中通り基礎17に沿うように配置されている。断熱材23は、立ち上がり部19の両側面19bに設けられている。断熱材23は、立ち上がり部19の高さ方向での長さ(断熱材23の幅又は/及び高さ寸法)が立ち上がり部19の高さ寸法よりも短い。
断熱材23は、立ち上がり部19の側面19bに接着されることにより、側面19bに設けられている。断熱材23も、全面が側面19bに接着されている必要はなく、一部が接着されていればよい。断熱材23は、断熱材23と立ち上がり部19とに貼りわたされたテープ(たとえば、気密テープなど)によって、位置決めされた状態で固定される。
断熱材23は、高さ調節部材31により、断熱材23の上端面23aの高さ位置と立ち上がり部19の上端面19aの高さ位置とが一致し且つ断熱材23の下端面23bとフーチング部18とが離間部を有している状態とされている。すなわち、断熱材23の下端面23bとフーチング部18の上面とは対向しており、下端面23bとフーチング部18の上面との間には、隙間が形成されている。
断熱材23は、下端側の小口部23cが高さ調節部材31と係合して、高さ位置が調節されている。すなわち、高さ調節部材31は、断熱材23の高さ位置も調節する。小口部23cと高さ調節部材31とは、断熱材21の下端側の小口部21cと突出部33との間にスペーサ41が挟み込まれることにより、係合する。スペーサ41は、楔として機能する。スペーサ41には、断熱材21,23,25と同じ材質のものを用いることができる。
断熱材23は、断熱材21に対向する小口部23dと、小口部23dとは反対側の小口部23eと、を有している。本実施形態では、小口部23dは、断熱材21に当接している。断熱材23が断熱材21に当接している場合、断熱材21は、断熱材23の小口部23dと立ち上がり部15の内側面15bとで直接挟持されることとなる。断熱材23の小口部23eと立ち上がり部19の側面19bとにわたって気密テープ43(図9〜図15参照)が貼着されている。
断熱材23は、下方部分23fが建物本体1内側の地盤3内に位置し且つ地盤3から立ち上がるように設けられている。断熱材23は、地盤3の上方に打設される押さえコンクリート7と立ち上がり部15との間に位置している。断熱材23は、接着だけでなく、突出部33が断熱材23に係合すること、及び、下方部分23f側が押さえコンクリート7とより立ち上がり部15との間に位置することによっても、位置決めされた状態が維持されている。
断熱材25は、押さえコンクリート7の下方に設けられており、断熱材21,23における地盤3から立ち上がるように延びる部分に対向している。具体的には、断熱材25は、一つの小口部25aが断熱材21に対向すると共に小口部25aに対向する小口部25bが押さえコンクリート7の途中部分に位置するように設けられている。すなわち、外周基礎13の内側の地盤3は、断熱材25に覆われている領域と、断熱材25に覆われていない領域(断熱材25から露出する領域)と、を有している。したがって、押さえコンクリート7は、断熱材25の上方に位置する領域と、断熱材25から露出する地盤3の上方に位置する領域と、を有することとなる。本実施形態では、断熱材25は、断熱材21,23における地盤3から立ち上がるように延びる部分に当接している。
立ち上がり部15で包囲された地盤3には、立ち上がり部15に沿って、砂利(敷砂利)45が撒設され且つ立ち上がり部15側が低位とされた段差が形成されている。すなわち、段差は、地盤3における立ち上がり部15に沿った外側領域3aと、当該外側領域3aより高位とされた内側領域3bと、により形成されている。外側領域3aと内側領域3bとは、平坦である。外側領域3aと内側領域3bとを接続する中間領域3cは、内側領域3bから外側領域3aに向けて下方に傾斜している。撒設される砂利45は、粒度が揃っていることが好ましい。
段差の高さは、断熱材25の厚みと同等である。低位とされている外側領域3aの幅(立ち上がり部15,19に直交する方向での幅)は、断熱材25の幅と同等である。断熱材25の小口部25bと中間領域3cとで画成される空間には、砂利(敷砂利)46が撒設されており、断熱材25の上面と断熱材25から露出する領域(内側領域3b)とは、略面一とされている。
防湿シート5は、面一とされた断熱材25と地盤3(断熱材25から露出する領域)とを覆うように敷設されている。防湿シート5は、断熱材25と地盤3(断熱材25から露出する領域)とを覆うように位置する第一シート領域5aと、断熱材21,23に沿って延びる第二シート領域5bと、を有している。立ち上がり部15,19の高さ方向での第二シート領域5bの長さは、押さえコンクリート7の厚みよりも短い。したがって、押さえコンクリート7が、断熱材21,23に接することとなる。
第二シート領域5bは、図6にも示されるように、断熱材21,23側に折り返された折り返し部6を有している。防湿シート5は、その縁が折り返された状態で、折り返された部分が断熱材21,23に当接するように、固定されている。すなわち、断熱材21,23の一部(地盤3近傍の部分)は、防湿シート5により覆われている。防湿シート5の固定は、第二シート領域5bと断熱材21,23とにわたってテープ(たとえば、気密テープなど)T2を貼りわたすことにより行われる。ペグなどの固定具を用いることにより、断熱材25又は地盤3と、第一シート領域5aと、を固定してもよい。
押さえコンクリート7は、防湿シート5上に打設されている。すなわち、防湿シート5は、断熱材25及び地盤3(断熱材25から露出する領域)と、押さえコンクリート7と、の間に位置すると共に、押さえコンクリート7は、面一とされた断熱材25と地盤3との上方に打設されることとなる。
次に、図7〜図15を参照して、上述した構成を備える断熱基礎の施工方法について説明する。図7〜図15は、本実施形態に係る断熱基礎の施工方法を説明するための図である。
まず、地盤3の所定範囲を掘った後、所定位置に基礎11(外周基礎13及び中通り基礎17)を打設する(図7参照)。このとき、型枠支持部材37は、第二部分37b(突出部33)がフーチング部14,18から突出した状態で、基礎11に残されている。すなわち、基礎11を打設することにより、高さ調節部材31が基礎11に設けられることとなる。
次に、断熱材21を用意し、基礎11に設置する(図8参照)。ここでは、幅寸法が立ち上がり部15の高さ寸法よりも短く設定されている断熱材21を用意する。そして、用意した断熱材21を、立ち上がり部15の内側面15bに沿うように設ける。断熱材21の下端側の小口部21cにおける樹脂発泡体を突出部33に突き刺しながら、断熱材21の上端面21aの高さ位置と立ち上がり部15の上端面15aの高さ位置とが一致するように、断熱材21の高さ位置を調節する。
その後、断熱材21と立ち上がり部15とにテープT1を貼りわたし、断熱材21を位置決めした状態で固定する。断熱材21の幅寸法が立ち上がり部15の高さ寸法よりも短いため、上端面21aの高さ位置と上端面15aの高さ位置とが一致した状態では、断熱材21の下端面21bとフーチング部14の上面とが離間部を有することとなる。
次に、断熱材23を用意し、基礎11に設置する(図9参照)。ここでも、幅寸法が立ち上がり部19の高さ寸法よりも短く設定されている断熱材23を用意する。そして、用意した断熱材23を、立ち上がり部19の側面19bに沿うように設ける。断熱材23の下端側の小口部23cと突出部33との間にスペーサ41を嵌め込みながら、断熱材23の上端面23aの高さ位置と立ち上がり部19の上端面19aの高さ位置とが一致するように、断熱材23の高さ位置を調節する。
その後、断熱材23と立ち上がり部19とにテープT1を貼りわたすと共に断熱材23の小口部23dと断熱材21とにテープT1を貼りわたし、断熱材23を位置決めした状態で固定する。断熱材23の幅寸法が立ち上がり部19の高さ寸法よりも短いため、上端面23aの高さ位置と上端面19aの高さ位置とが一致した状態では、断熱材23の下端面23bとフーチング部14の上面とが離間部を有することとなる。そして、気密テープ43を、断熱材23の小口部23eと立ち上がり部19の側面19bとにわたって貼着する。
次に、地盤3における掘った部分を埋め戻す(図10参照)。これにより、フーチング部14,18が、地盤3内に位置するように埋め戻される。断熱材21,23の下方部分21d,23fも、断熱材21,23を立ち上がり部15,19側に圧しつけた状態で、地盤3内に位置するように埋め戻されることとなる。
次に、断熱材25を地盤3に敷設する。ここでは、まず、立ち上がり部15,19で包囲された地盤3に、砂利45を撒設する。その後、撒設した砂利45を転圧することにより、立ち上がり部15,19側が低位とされた段差を地盤3に形成する(図11参照)。段差が形成された地盤3は、上述したように、外側領域3aと、内側領域3bと、中間領域3cと、を含んでいる。段差の高さは、断熱材25の厚みと同等に設定される。撒設する砂利45は、粒度が揃っていることが好ましい。外側領域3a、内側領域3b、及び中間領域3cは、転圧により、砂利45が締め固められる。また、外側領域3aは、転圧により平坦とされる。
地盤3に段差を形成した後に、断熱材25を、段差の低位とされた領域(外側領域3a)における砂利45上に敷設する(図12参照)。断熱材25は、その一方の主面が外側領域3aに当接し且つ断熱材21,23(地盤3から立ち上がるように延びる部分)に当接した状態で、敷設される。
その後、断熱材25の小口部25bと中間領域3cとで画成される空間に砂利46を撒設して、断熱材25の上面(他方の主面)と、地盤3における断熱材25から露出する領域(内側領域3b)と、を面一とする(図13参照)。このとき、断熱材25の小口部25bと中間領域3cとで画成される空間に撒設された砂利46を、内側領域3bに敷設された砂利45と共に転圧する。内側領域3bも、転圧により平坦とされる。
次に、防湿シート5を、面一とされた断熱材25と地盤3(断熱材25から露出する内側領域3b)とを覆うように敷設する(図14参照)。防湿シート5は、断熱材25及び地盤3上に直接敷設される。防湿シート5の固定は、上述したように、固定具及びテープT2により行われる。このとき、防湿シート5の縁を、折り返した後、折り返した部分が断熱材21,23に当接するように、断熱材21,23に沿わせ、固定する。すなわち、防湿シート5は、断熱材21,23の一部を覆うこととなる。防湿シート5の縁における、断熱材21,23に沿った部分(第二シート領域5b)の長さは、押さえコンクリート7の厚みよりも短く設定されている。
次に、押さえコンクリート7を打設する(図15参照)。押さえコンクリート7は、防湿シート5上に直接打設される。これにより、押さえコンクリート7は、面一とされた断熱材25と地盤3との上方に打設されることとなる。このとき、押さえコンクリート7は、その端部において、断熱材21,23に当接している。押さえコンクリート7の打設の完了により、上述した構成を備える断熱基礎が完成する。
以上のように、本実施形態の断熱基礎構造では、基礎11(フーチング部14,18)に設けられた高さ調節部材31が、断熱材21,23の下端側の小口部21c,23cと係合して当該断熱材21,23の高さ位置を調節する。断熱材21,23は、高さ調節部材31により、断熱材21,23の上端面21a,23aの高さ位置と立ち上がり部15,19の上端面15a,19aの高さ位置とが一致し且つ断熱材21,23の下端面21b,23bとフーチング部14,18の上面とが離間部を有している状態で立ち上がり部15,19に設けられている。これにより、フーチング部14,18の上面を平面とするための、新たな施工などが必要とされることなく、断熱材21,23の上端面21a,23aの高さ位置と立ち上がり部15,19の上端面15a,19aの高さ位置とが一致することとなる。したがって、施工性を悪化させることなく、基礎11の内側空間(床下空間)の断熱性を確保することができる。
本実施形態では、断熱材21,23は、板状の樹脂発泡体を含んでおり、高さ調節部材31は、フーチング部14,18に支持される基端部32と、基端部32から上方に突出している突出部33と、を有し、突出部33は、少なくとも一部が断熱材21,23の下端側の小口部21c,23cにおける樹脂発泡体に刺さっている。これにより、断熱材21,23の高さ位置は、突出部33が樹脂発泡体に刺さる長さにより調節されることとなる。これにより、断熱材21,23の高さ位置を容易に調節することができる。断熱材21,23は、樹脂発泡体に刺さっている突出部33に支持されることとなるため、その高さ位置を確実に維持することができる。
本実施形態では、高さ調節部材31は、型枠支持部材37であり、型枠支持部材37は、基礎11に埋め込まれている第一部分37aと、基礎11から露出している第二部分37bと、を有し、第二部分37bが突出部33を構成している。型枠支持部材37が高さ調節部材31として用いられるため、高さ調節部材31を新たな部材として設定する必要が無い。これにより、施工コストが嵩むのを防止することができる。
本実施形態では、断熱材21,23は、下方部分21d,23fが地盤3内に位置し且つ地盤3から立ち上がるように設けられていると共に、押さえコンクリート7と立ち上がり部15,19との間に位置している。これにより、断熱材21,23(下方部分21d,23f)が、押さえコンクリート7と立ち上がり部15,19とで挟まれるように位置するため、断熱材21,23の位置が経年変化などによってずれるのを抑制することができる。
本実施形態では、高さ調節部材31は、立ち上がり部15,19の高さ方向に交差する方向に所定間隔をおいて複数設けられている。これにより、断熱材21,23を確実に支持することができる。
本実施形態の施工方法では、高さ調節部材31を用い、高さ調節部材31と断熱材21,23の下端側の小口部21c,23cとが係合し、断熱材21,23の上端面21a,23aの高さ位置と立ち上がり部15,19の上端面15a,19aの高さ位置とが一致され且つ断熱材21,23の下端面21b,23bとフーチング部14,18の上面とが離間している状態で、断熱材21,23が立ち上がり部15,19の側面15b,19bに設けられることとなる。したがって、施工性を悪化させることなく、基礎11の内側空間(床下空間)の断熱性を確保することができる。
本実施形態では、断熱材21,23を立ち上がり部15,19側に圧しつけた状態で、断熱材21,23の下方部分21d,23fを地盤3内に位置させるように埋め戻した後に、押さえコンクリート7を打設している。これにより、施工の際に、断熱材21,23の下方部分21d,23fが地盤3により確実に固定される。このため、押さえコンクリート7を打設する際に、流し込まれるコンクリートにより断熱材21,23が動くようなことはなく、施工性が向上する。また、断熱材21,23(下方部分21d,23f)が、押さえコンクリート7と立ち上がり部15,19とで挟まれるように位置するため、断熱材21,23の位置が経年変化などによってずれるのを抑制することができる。
本実施形態では、幅又は/及び高さ寸法が立ち上がり部15,19の高さ寸法よりも短く設定されている断熱材21,23を用いている。幅又は/及び高さ寸法が立ち上がり部15,19の高さ寸法よりも長い断熱材を用いる場合、断熱材を立ち上がり部15,19に設けられた状態で、断熱材の上端面の高さ位置と立ち上がり部15,19の上端面15a,19aの高さ位置とが一致するように断熱材を切断するといった工程が必要となる。しかしながら、幅又は/及び高さ寸法が立ち上がり部15,19の高さ寸法よりも短く設定されている断熱材21,23を用いることにより、断熱材を切断するといった工程は必要なく、施工性が向上する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
本実施形態では、断熱材21は、立ち上がり部15の内側面15bに設けられているが、これに限られることなく、立ち上がり部15の外側面15cに設けられていてもよい。この場合でも、型枠支持部材37を高さ調節部材31として用い、断熱材21の位置決め及び支持を行うことができる。
本実施形態は、断熱材21,23,25を備えているが、これに限られることなく、断熱材23,25を備えていなくてもよい。すなわち、断熱材21のみが、基礎11に設けられていてもよい。本実施形態では、断熱材23の厚みが断熱材21の厚みよりも薄いが、これに限られることなく、断熱材21,23,25の厚みは同じであってもよい。
本実施形態では、高さ調節部材31の突出部33が、フーチング部14,18から突出するように設けられているが、これに限られることなく、図16及び図17に示されるように、立ち上がり部15,19に設けられていてもよい。高さ調節部材31の突出部33が立ち上がり部15,19に設けられている構成は、基礎11が深基礎である場合に有効である。この場合でも、型枠支持部材37を高さ調節部材31として用いることができる。図16及び図17は、本実施形態の変形例に係る断熱基礎構造を示す斜視図である。
本実施形態では、幅寸法が立ち上がり部15,19の高さ寸法よりも短く設定されている断熱材21,23を用いられているが、これに限られることなく、断熱材21,23として、幅寸法が立ち上がり部15,19の高さ寸法よりも長い断熱材を用いてもよい。この場合、断熱材21,23を立ち上がり部15,19に設けた後に、断熱材21,23を切断して、断熱材21,23の上端面21a,23aの高さ位置と立ち上がり部15,19の上端面15a,19aの高さ位置とを一致させる必要がある。すなわち、断熱基礎を施工する途中において、幅寸法が立ち上がり部15,19の高さ寸法よりも短い断熱材21,23が得られることとなる。
3…地盤、5…防湿シート、5a…第一シート領域、5b…第二シート領域、6…折り返し部、7…押さえコンクリート、11…基礎、13…外周基礎、14…フーチング部、15…立ち上がり部、15a…上端面、15b…内側面、21…断熱材、21a…上端面、21b…下端面、21c…小口部、21d…下方部分、23…断熱材、23a…上端面、23b…下端面、23c…小口部、23f…下方部分、31…高さ調節部材、32…基端部、33…突出部、35…型枠、37…型枠支持部材、37a…第一部分、37b…第二部分。

Claims (8)

  1. フーチング部と、前記フーチング部から立ち上がる立ち上がり部と、を有している基礎と、
    前記立ち上がり部の高さ方向での長さが前記立ち上がり部の高さ寸法よりも短く、前記立ち上がり部の側面に沿うように設けられている板状の断熱材と、
    前記基礎に設けられ、前記断熱材の下端側の小口部と係合して前記断熱材の高さ位置を調節する高さ調節部材と、を備えており、
    前記断熱材は、前記高さ調節部材により、前記断熱材の上端面の高さ位置と前記立ち上がり部の上端面の高さ位置とが一致し且つ前記断熱材の下端面と前記フーチング部とが離間部を有している状態で前記立ち上がり部に設けられていることを特徴とする断熱基礎構造。
  2. 前記断熱材は、板状の樹脂発泡体を含んでおり、
    前記高さ調節部材は、前記基礎に支持される基端部と、上方に突出している突出部と、を有し、
    前記突出部は、少なくとも一部が前記断熱材の下端側の前記小口部における前記樹脂発泡体に刺さっていることを特徴とする請求項1に記載の断熱基礎構造。
  3. 前記高さ調節部材は、前記基礎を打設する際に用いられる型枠を支持するための型枠支持部材であり、
    前記型枠支持部材は、前記基礎に埋め込まれている第一部分と、前記基礎から露出している第二部分と、を有し、前記第二部分が前記突出部を有していることを特徴とする請求項2に記載の断熱基礎構造。
  4. 前記断熱材は、下方部分が地盤内に位置し且つ地盤から立ち上がるように設けられていると共に、地盤の上方に打設される押さえコンクリートと前記立ち上がり部との間に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の断熱基礎構造。
  5. 前記立ち上がり部の高さ方向に交差する方向に所定間隔をおいて設けられている複数の前記高さ調節部材を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の断熱基礎構造。
  6. フーチング部と、前記フーチング部から立ち上がる立ち上がり部と、を有する基礎と、前記立ち上がり部の側面に沿うように設けられている板状の断熱材と、を備える断熱基礎の施工方法であって、
    前記断熱材の下端側の小口部と係合して前記断熱材の高さ位置を調節する高さ調節部材を前記基礎に設ける工程と、
    前記断熱材を、前記高さ調節部材を用いて、前記断熱材の上端面の高さ位置と前記立ち上がり部の上端面の高さ位置とを一致させ且つ前記断熱材の下端面と前記フーチング部とを離間部を有している状態で前記立ち上がり部の前記側面に設ける工程と、を含んでいることを特徴とする断熱基礎の施工方法。
  7. 前記断熱材を前記立ち上がり部側に圧しつけた状態で、前記断熱材の下方部分を地盤内に位置させるように埋め戻した後に、地盤の上方に押さえコンクリートを打設する工程を更に含んでいることを特徴とする請求項6に記載の断熱基礎の施工方法。
  8. 前記断熱材として、幅又は/及び高さ寸法が前記立ち上がり部の高さ寸法よりも短く設定されている断熱材を用意することを特徴とする請求項6又は7に記載の断熱基礎の施工方法。
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