JP6489662B2 - 軽量盛土用側壁 - Google Patents

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本発明は、合成樹脂発泡体からなる板又はブロックを積み重ねた軽量盛土の側面に沿って形成される側壁であって、支柱を用いずに側壁を構築することが可能な壁パネルを用いた軽量盛土用側壁に関する。
従来、特許文献1に示されるように、合成樹脂発泡板を積み重ねた軽量盛土の側面に沿って、H形鋼の支柱を、両フランジに挟まれた空間部分を向き合わせて立設し、相隣接する支柱のフランジ間の空間部分に端部を挿入するようにして壁パネルを設置した軽量盛土用側壁が知られている。通常、支柱は、土中への打ち込みや基礎コンクリートでの支持によりしっかりと自立されている。また、壁パネルとしては通常コンクリート板が用いられている。
しかしながら、上記従来の軽量盛土用側壁の場合、長くて重いH形鋼の支柱をしっかりと立設し、しかもコンクリート製で重い壁パネルを、立設した支柱の最上部から順次支柱間へ落とし込まなければならないので、施工には重機が不可欠で、施工コストがかかる問題がある。また、壁パネルが損傷した場合、やはり重機を用いなければ交換することができず、維持管理にも手間とコストがかかる問題がある。
特許文献2には、支柱を単位柱体を連結して構成すると同時に、壁パネルを合成樹脂発泡体の芯材と表面材から構成することによって、支柱の設置及び壁パネルの取り付け、さらには補修を重機を用いず人手で容易に行うことができるように構成した軽量盛土用側壁が開示されている。
特開2010−222806号公報 特開2012−233310号公報
特許文献2に開示された軽量盛土用側壁は、重機を用いず人手で施工できるものの、支柱となる単位柱体と壁パネルが一体ではなく、単位柱体を連結して支柱を設置した後に、該支柱に壁パネルを取り付ける必要があり、より簡易な施工方法が求められていた。
本発明の課題は、従来よりもより簡易な作業でより短時間で施工が可能な軽量盛土用側壁を提供することにある。
本発明の第1は、合成樹脂発泡体の板又はブロックを積み重ねた軽量盛土の側面に沿って構築される軽量盛土用側壁であって、
パネル材と、前記パネル材の四方の端辺にそれぞれ取り付けられた嵌合部材とからなり、
前記パネル材を挟んで対向する嵌合部材の一方がパネル材の端辺に沿って前記端辺から突出する突条と、前記パネル材の表面及び裏面のそれぞれに沿った支持部と、前記突条と前記支持部とをつなぐ連絡部とを有し、他方が、パネル材の端辺に平行で前記突条が嵌合しうる凹条と、前記パネル材の表面及び裏面のそれぞれに沿った支持部と、前記凹条と前記支持部とをつなぐ連絡部とを有し、
前記嵌合部材の幅方向断面において、前記突条は先端が半円形の逆U字型であり、前記凹条は底部が半円形のU字型である壁パネルを水平方向及び垂直方向に複数枚有し、
2枚の前記壁パネルの連結箇所において、一方の嵌合部材の突条が他方の嵌合部材の凹条に嵌合され、支柱を用いることなく構築されていることを特徴とする。
本発明の軽量盛土用側壁においては、下記の構成を好ましい態様として含む。
前記パネル材の端辺における短手方向において、前記凹条の開口部の幅が、前記突条の幅よりも広いこと。
前記壁パネルの、前記パネル材が合成樹脂発泡体からなること。
前記壁パネルの、前記パネル材、前記嵌合部材の支持部、及び連絡部の一部が、表面材で覆われていること。
前記軽量盛土の高さ方向の中間部にコンクリート床版が挟み込まれており、
複数枚の前記壁パネルの前記突条が垂直方向にパネル固定金具を介して連結され、前記パネル固定金具が前記コンクリート床版に連結されることで、前記軽量盛土に固定されていること。
本発明においては、壁パネルがパネル材に嵌合部材を取り付けて一体化した構成であることから、複数の壁パネルを連結する作業によって、別途、支柱を設けることなく、側壁を構築することが可能となった。また、連結する2枚の壁パネルの一方の嵌合部材の突条を他方の嵌合部材の凹条に押し込んで嵌合させるだけで2枚の壁パネルを一体に連結することができ、連結作業が容易である。さらに、一旦連結した後でも、嵌合部位で凹条から突条を抜き取るだけで壁パネルを容易に取り外すことができ、連結作業のやり直しや補修も容易に行うことができる。
本発明の壁パネルを用いて構築した軽量盛土用側壁を有する軽量盛土の断面図であり、側壁のパネル材における断面図である。 本発明の壁パネルを用いて構築した軽量盛土用側壁を有する軽量盛土の断面図であり、側壁の嵌合部材における断面図である。 本発明の壁パネルを模式的に示す正面図であり、(a)は全体図、(b)は分解図である。 本発明の壁パネルの端部周辺を示す断面模式図であり、(a)は嵌合部材を壁パネルに取り付ける前、(b)は嵌合部材を壁パネルに取り付けた後、(c)は2枚の壁パネルを連結した状態、をそれぞれ示す。 本発明により軽量盛土用側壁を施工する際の壁パネルの配置を模式的に示す正面図である。 図5中の一部を拡大した斜視図である。 本発明の壁パネルの嵌合部材の突条同士を連結するジョイント部材を示す斜視図である。 本発明の壁パネルの嵌合部材の突条にジョイント部材の差し込み部を挿嵌した状態を示す斜視図である。 本発明の壁パネルの嵌合部材の突条にジョイント部材の差し込み部を挿嵌した状態の嵌合部材周辺の断面模式図である。 本発明の壁パネルを軽量盛土に固定するために用いるパネル固定金具の構成を示す斜視図である。 図10に示したパネル固定金具を壁パネルの嵌合部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の壁パネルの他の構成を示す端辺周辺の断面模式図である。
以下、図面に基づいて本発明を更に説明する。尚、以下に参照する図面において、同じ符号は同様の構成要素を示す。
図1及び図2に示されるように、合成樹脂発泡体の板又はブロックを積み重ねることにより軽量盛土1が構築されている。軽量盛土1を構成する合成樹脂発泡体の板又はブロックは、押出発泡成形品でもビーズ発泡成形品でもよいが、圧縮強度に優れ、吸水性も小さいことから、押出発泡成形品が好ましい。合成樹脂としては、圧縮強度に優れた発泡体が得られることから、ポリスチレンが好ましい。
図示されている軽量盛土1の側面に沿って、複数の壁パネル12を連結させて側壁2が形成されている。図中の11は側壁12を軽量盛土1に固定するためのパネル固定金具、13,15は壁パネル12の構成部材である嵌合部材、14は壁パネル12の構成部材であるパネル材、21aは壁パネル12の嵌合部材13同士を長尺方向に連結するジョイント部材の差し込み部である。
壁パネル12の下端は、コンクリート等で構成された支持台5に取り付けられたレール8に差し込まれて支持されており、嵌合部材13,15はさらに該レール8を貫通して不図示の連結具により支持台5に連結されている。
軽量盛土1の上面上には、軽量盛土1の上面から壁パネル12の上方に被さる領域に上部コンクリート床版4が形成されている。この上部コンクリート床版4は、壁パネル12の上方に張り出したカバー材6を設け、軽量盛土1からこのカバー材6上に亘って形成されている。通常、上部コンクリート床版4は、軽量盛土1上に不図示の配筋を施してからコンクリートを打設することで形成されるので、カバー材6はこの配筋に取り付けておくことができる。
本例におけるカバー材6には、下向きに開口する凹部7が形成されている。この凹部7は、上部コンクリート床版4の下面に、壁パネル12の位置に対応して開口した溝状をなし、壁パネル12の上端が凹部7内に周囲に遊びを持って収納されている。このようにすると、壁パネル12の上端を上部コンクリート床版4で支持して倒伏を防止することができる。また、周囲に遊びが持たされているので、軽量盛土1が経時的に多少沈下しても壁パネル12に荷重が加わることがなく、しかも軽量盛土1の振動が直接伝わらないので、耐震性も向上する。
軽量盛土1の高さ方向中間部には、中間コンクリート床版3が挟み込まれている。この中間コンクリート床版3は、積み上げ途中段階の軽量盛土1上に配筋してコンクリートを打設することで形成することができる。この中間コンクリート床版3を設ける場合、後述するように、垂直方向に連結される2枚の壁パネル12の嵌合部材13にパネル固定金具11を連結し、該パネル固定金具11を中間コンクリート床版3に固定しておくことが好ましい。
図3(a)、(b)に示すように、本発明の壁パネル12は、パネル材14と嵌合部材13,15とからなる。パネル材14は正方形或いは長方形の板材に所定の凹部14aと切削部14bとを形成してなる。長尺の嵌合部材13はパネル材14の端辺に沿って該端辺から突出する突条を備え、嵌合部材15は、嵌合部材13の突条に嵌合しうる凹条を備えている。そして、本発明の壁パネル12は、パネル材14を挟んで配置する嵌合部材13と嵌合部材15とを二組備えている。
図4(a)に示すように、嵌合部材13,15の幅方向断面において、嵌合部材13の突条13aは、先端が半円形の逆U字型であり、嵌合部材15の凹条15aは底部が半円形のU字型である。尚、嵌合部材13,15の幅方向とは、それぞれが取り付けられたパネル材14の端辺における短手方向である。また、突条13a及び凹条15aの形状は、嵌合部材13,15が壁パネル12の上端に位置する状態で定義する。
さらに、図4(a)に示すように、嵌合部材13は、支持部13cと、突条13aと支持部13cとをつなぐ連絡部13bを備えており、嵌合部材15は、支持部15cと、凹部15aと支持部15cとをつなぐ連絡部15bを備えている。従って、嵌合部材13の突条13aの幅及び嵌合部材15の凹条15aの幅はパネル材14の厚さよりも狭い。また、パネル材14の嵌合部材15を取り付ける端辺においては、嵌合部材15の凹部15aに対応した凹部14aが形成されている。また、パネル材14の全ての端辺において、嵌合部材13,15を取り付けるために嵌合部材13,15の厚さ分だけ表面を切削して厚さを減じた切削部14bが形成されている。
本発明の壁パネル12は、図4(b)に示すように、パネル材14の端辺に不図示の接着剤を介して嵌合部材13,15を取り付けてなる。この時、嵌合部材13の支持部13c,13c、及び、嵌合部材15の支持部15c,15cとでそれぞれ、パネル材14の端辺を挟持することにより、嵌合部材13,15とパネル材14とを一体化する。支持部13c及び15cはそれぞれ、パネル材14の表面、裏面に沿って配置する。
そして、嵌合部材13の突条13aを嵌合部材15の凹条15bに嵌合することにより、図4(c)に示すように、2枚の壁パネル12,12を連結することができる。尚、凹条15aの底部の半円形の内径と突条13aの先端の半円形の外径とが等しくなるように形成しておくことで、嵌合後に突条13aの先端と凹条15aの底部とが面接触して、連結した2枚の壁パネル12,12の一方に外力が加わった場合でも、係る外力が面接触した領域に広がり、壁パネル12,12が損傷しにくくなり、軽量盛土1から土圧を受けても側壁2の崩壊を抑制することができる。また、凹条15bの幅t1は、突条13aの幅t2よりも若干広く形成しておくと、嵌合作業が容易になり、好ましい。
本発明の側壁の施工方法においては、図5に示すように、複数枚の壁パネル12を、隣り合う2枚の壁パネル12の一方の嵌合部材13が他方の嵌合部材15に相対するように、水平方向及び垂直方向に配置し、相対した嵌合部材13の突条13aを嵌合部材15の凹条15aに嵌合して一体化する。図6は図5中の16で示される4枚の壁パネル12の角部の突き合わせ部を拡大した斜視図である。本発明においては、水平方向に2枚の壁パネル12,12を互いに連結した後に、ジョイント部材を用いて、垂直方向に配置する壁パネル12,12を互いに連結することで、施工後の側壁の強度を高めることができる。
図7は、ジョイント部材の一例を示す斜視図であり、本例のジョイント部材21は、突条13aの開口部よりも広い板状体21bの両面のそれぞれに、突条13a内に挿嵌可能な差し込み部21a,21aを接合してなる。本例では、差し込み部21aは円管を用いているが、本発明ではこれに限定されるものではなく、板状体や断面が十字型になるように板状体を接合したものでもよい。また、板状体21bも、突条13a内に落ち込まない十分な広さを有するものであれば、図7に示した矩形に限定されない。
図8は、ジョイント部材21の下方の差し込み部21aを壁パネル12の嵌合部材13に挿嵌した状態を示す斜視図であり、図9は、該下方の差し込み部21aにおける嵌合部材13,15の幅方向の断面模式図である。
さらに本発明においては、ジョイント部材21を、壁パネル12により構築された側壁2と中間コンクリート床版3とを連結して側壁2を軽量盛土1に固定するためのパネル固定金具11の構成部材として用いることができる。このようなパネル固定金具11としては、図10に示すように、図7に示したジョイント部材21と、ジョイント受け22と、支持金具31と、L型固定金具41と床版固定金具51とからなる固定金具が挙げられる。
図10に示したパネル固定金具11においては、ジョイント部材21の板状体21bの一辺に別の板状体21cを断面がL字型になるように接合し、さらに、板状体21cに円筒状のジョイント受け22を接合する。ジョイント受け22は、ジョイント部材21を接合した位置とは相対する部位にスライド溝22aを有している。支持金具31は、ナット31b,31bの位置を変更しうるスライドボルト31aを備えた円筒状の部材で、その外径はジョイント受け22の内径よりも若干小さく形成されている。L型固定金具41はスライドボルト31aを挿入可能なスライド溝41aを備えている。
2枚の壁パネル12を水平方向に連結し、一方の壁パネル12の嵌合部材13の突条13aにパネル固定金具11を取り付けた状態を図11に示す。パネル固定金具11は、図8に示した状態と同様に、ジョイント部材21の下方の差し込み部21bを壁パネル12の嵌合部材13の突条13a内に挿嵌することにより、壁パネル12に取り付けられている。
係るパネル固定金具11による側壁2と中間コンクリート床版3との連結方法は、先ず、中間コンクリート床版3のコンクリート打設時に、コンクリート型枠に型枠固定面51aが接するように床版固定金具51を取り付け、係る床版固定金具51の、中間コンクリート床版3よりも突出した部位にL型固定金具41を取り付ける。一方、2枚の壁パネル12,12の一方の嵌合部材15に他方の嵌合部材13を嵌合して一体化し、嵌合部材13の突条13a内にジョイント部材21の差し込み部21aを差し込む。次いで、ジョイント受け22に支持金具31を挿入する。この時、支持金具31に取り付けられたスライドボルト31aは、ジョイント受け22に設けたスライド溝22a及びL型固定金具41のスライド溝41aに挿入され、ナット32b,32bを締め付けてL型固定金具41にスライドボルト31aを固定する。
この時、L型固定金具41とジョイント受け22との距離に応じて、ナット32b,32bの位置を調整する。また、L型固定金具41とジョイント受け22との垂直方向の位置関係については、ジョイント受け22のスライド溝22aとL型固定金具41のスライド溝41aが互いに重複していれば、支持金具31によって互いに一体固定することができる。即ち、図10に示したパネル固定金具11を用いれば、中間コンクリート床版3の上下方向の端部と壁パネル12の上下方向の端部との距離が多少ずれていても、また、壁パネル12と中間コンクリート床版3の水平方向の距離が一定していなくても、それぞれ、パネル固定金具11で調整しうる範囲であれば、壁パネル12を中間コンクリート床版3に取り付けることができる。
本発明の壁パネル12を構成する嵌合部材13,15、及びジョイント部材21,パネル固定金具11の構成材料としては、鋼板が好ましく用いられる。
また、パネル材14としては、合成樹脂発泡体が好ましく用いられる。係る合成樹脂発泡体としては、例えばポリスチレン系発泡体、ポリエチレン系発泡体、ポリウレタン系発泡体等を用いることができ、押出発泡成形品、ビーズ発泡成形品、更には所定の距離を置いて配置した2枚の表面材の間に注入発泡したものでもよい。好ましくは、剛性に優れることから、ポリスチレン系の押出発泡成形品である。
また、本発明においては、図12に示すように、パネル材14と嵌合部材13,15の一部を表面材61で覆っても良い。この時、表面材61は嵌合部材13,15の支持部13c、15cと、連絡部13b、15bの一部を覆って不図示の接着剤を介して積層される。表面材61としては、強度、耐候性等の点から、例えばガルバリウム鋼板(登録商標)等の金属板が好ましい。
本発明の側壁2の施工方法は、上記したように、2枚の壁パネル12の一方の嵌合部材13の突条13aを他方の嵌合部材15の凹条15aに嵌合して、該2枚の壁パネル12を連結する工程を繰り返して複数枚の壁パネルを水平方向に連結する。次いで、既に連結した壁パネル12の嵌合部材13の上方の端辺側の突条13aを、新たな壁パネル12の下方の端辺側の嵌合部材15の凹条15aに嵌合して、新たな壁パネル12を既に連結した壁パネル12の垂直方向に連結する。この時、既に連結された壁パネル12の嵌合部材13にジョイント部材21を取り付け、該ジョイント部材21の差し込み部21aが新たな壁パネル12の嵌合部材13の突条13a内に差し込まれるようにして連結する。また、適宜、ジョイント部材21をパネル固定金具11として、壁パネル12に取り付け、図1,図2に示したように、側壁2を中間コンクリート床版3に連結する。さらに、垂直方向に連結した壁パネル12の水平方向に新たな壁パネル12を連結する作業を繰り返し、所定の領域の軽量盛土1に対して側壁2を構築する。
1:軽量盛土、2:側壁、3:中間コンクリート床版、4:上部コンクリート床版、5:支持台、6:カバー材、7:凹部、8:レール、11:パネル固定金具、12:壁パネル、13,15:嵌合部材、13a:突条、13b:支持部、13c:連絡部、14:パネル材、14a:凹部、14b切削部、15a:凹条、15b:支持部、15c:連絡部、16:壁パネルの突き合わせ部、21:ジョイント部材、21a:差し込み部、21b:基材、22:ジョイント受け、22a:スライド溝、31:支持金具、31a:スライドボルト、32b:ナット、41:L型固定金具、41a:スライド溝、51:床版固定金具、51a:型枠固定面、61:表面材

Claims (5)

  1. 合成樹脂発泡体の板又はブロックを積み重ねた軽量盛土の側面に沿って構築される軽量盛土用側壁であって、
    パネル材と、前記パネル材の四方の端辺にそれぞれ取り付けられた嵌合部材とからなり、
    前記パネル材を挟んで対向する嵌合部材の一方がパネル材の端辺に沿って前記端辺から突出する突条と、前記パネル材の表面及び裏面のそれぞれに沿った支持部と、前記突条と前記支持部とをつなぐ連絡部とを有し、他方が、パネル材の端辺に平行で前記突条が嵌合しうる凹条と、前記パネル材の表面及び裏面のそれぞれに沿った支持部と、前記凹条と前記支持部とをつなぐ連絡部とを有し、
    前記嵌合部材の幅方向断面において、前記突条は先端が半円形の逆U字型であり、前記凹条は底部が半円形のU字型である壁パネルを水平方向及び垂直方向に複数枚有し、
    2枚の前記壁パネルの連結箇所において、一方の嵌合部材の突条が他方の嵌合部材の凹条に嵌合され、支柱を用いることなく構築されていることを特徴とする軽量盛土用側壁。
  2. 前記パネル材の端辺における短手方向において、前記凹条の開口部の幅が、前記突条の幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の軽量盛土用側壁。
  3. 前記壁パネルの、前記パネル材が合成樹脂発泡体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の軽量盛土用側壁。
  4. 前記壁パネルの、前記パネル材、前記嵌合部材の支持部、及び連絡部の一部が、表面材で覆われていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の軽量盛土用側壁。
  5. 前記軽量盛土の高さ方向の中間部にコンクリート床版が挟み込まれており、
    複数枚の前記壁パネルの前記突条が垂直方向にパネル固定金具を介して連結され、前記パネル固定金具が前記コンクリート床版に連結されることで、前記軽量盛土に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の軽量盛土用側壁。
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