JP6545639B2 - 建物の断熱式基礎及びこれに使用するセパレータ並びに施工方法 - Google Patents
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Description
「鉛直姿勢のコンクリート層と、前記コンクリート層の壁面と直交した方向から見て四角形に形成された発泡樹脂製断熱パネルの群とを備えていて、
前記コンクリート層を挟んだ表裏両側に、前記断熱パネルの群が、前記コンクリート層を挟んで相対向した状態で水平方向と上下方向とに整列して配置されており、
前記相対向した断熱パネルは、水平方向に断続的に配置された複数のセパレータによって連結されていて、
前記各セパレータは、前記コンクリート層の壁面と直交した方向を前後方向とした状態で、前記コンクリート層を横切って前後方向に長く延びる板状のジョイント部と、前記セパレータの前後両端に一体に設けられた平面視左右横長の板状のストッパー部とを有していて、前記ジョイント部の一部とストッパー部とによって平面視T形の嵌合部が形成されており、従って、前記各セパレータは平面視で略H形の形態を成している一方、
前記各断熱パネルには、前記セパレータの嵌合部が上から嵌まる平面視T形の上部スリットと、前記セパレータの嵌合部が下から嵌まる底面視T形の下部スリットとが、前記セパレータに対応して水平方向に断続的に複数形成されている」
という基本構成になっている。
「前記各セパレータの群は、前記嵌合部が上下に重なった断熱パネルの両方に対して半分の高さずつ嵌入する中間セパレータと、上下に重なった断熱パネルのうち上端に位置した断熱パネルの上部の連結及び下端に位置した断熱パネルの下部の連結に使用されるエンドセパレータとに分かれており、
前記中間セパレータにおけるジョイント部のうち前記コンクリート層に埋設される部分には、前記嵌合部よりも上下巾を小さくする切欠きが上下対称状に形成されている一方、
前記エンドセパレータは、前記中間セパレータを上下2分割した形態を成している」
という特徴を有している。
「前記嵌合部が上下に重なった断熱パネルの両方に対して半分の高さずつ嵌入する中間セパレータと、上下に重なった断熱パネルのうち上端に位置した断熱パネルの上部の連結及び下端に位置した断熱パネルの下部の連結に使用されるエンドセパレータとの組み合わせであり、
前記中間セパレータにおけるジョイント部のうち前記コンクリート層に埋設される部分には、前記嵌合部よりも上下巾を小さくする切欠きが上下対称状に形成されている一方、
前記エンドセパレータは、前記中間セパレータを上下2分割した形態を成している」
という構成になっている。
「前記エンドセパレータを使用して、最下段の断熱パネルの対の下部同士を連結する工程と、
前記中間セパレータを使用して、上下に隣り合った断熱パネル同士を連結しつつ相対向した断熱パネルの対同士の連結とを行う工程と、
前記エンドセパレータを使用して、最上段に位置した断熱パネルの対の上部同士を連結する工程とを備えている」
という構成になっている。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1,2に示すように、断熱式基礎は、相対向して配置された断熱パネル1の対の群を有している。断熱パネル1の対の間には空間2が空いており、空間2にコンクリートを打設してコンクリート層3が形成され、これにより、コンクリート層3を断熱パネル1で表裏から挟んだ複層構造の断熱式基礎が形成されている。図3に示すように、コンクリート層3の内部には、縦筋4の群と横筋5の群とが埋設されている。
図5,6に示すように、相対向した断熱パネル1は、左右方向に適宜間隔で配置した多数の中間セパレータ12とエンドセパレータaとによって前後間隔が一定に保持されている。セパレータ12,12aは樹脂製であり(金属板製でもよい)、図1,2に明示するように、コンクリート層3(或いは空間2)を横切って前後方向に長く延びる板状のジョイント部13と、ジョイント部13の前後両端に一体に設けた平面視左右横長で板状のストッパー14とにより、平面視H形になっている。そして、ジョイント部13の前後端部とストッパー14とで構成される平面視T形の部分が、断熱パネル1に嵌まる嵌合部15になっている。
次に、図3〜6に基づいて、施工手順を説明する。まず、図3(A)に示すように、基準面Gに、最下段の断熱パネル1が嵌まる2列の地レール(下枠)21をピン等で固定する。基準面Gは、ベタ基礎の場合はコンクリート面であり、布基礎の場合は地面になる。地レール21は、上向きに開口したコ字形の長尺部材であり、樹脂製又は金属製である。
図7では、中間セパレータ12を横筋5の位置決めに使用した例を提示している。このうち(A)に示す第2実施形態では、既に述べた第1実施形態の中間セパレータ12を基本として、ジョイント部13に横筋5が嵌まる凹溝22を上下対称に形成している。横筋5は中間セパレータ12によって姿勢が保持されているため、縦筋4への連結に際して一々横筋を手で持って高さを保持しておく必要はない。このため、横筋5の連結作業の手間を軽減できる。また、中間セパレータ12は断熱パネル1によって位置と姿勢がしっかりと保持されているため、縦筋4の位置と姿勢も安定性に優れており、結果として、縦筋4の姿勢安定性にも優れている。
2 コンクリート打設用の空間
3 コンクリート層
4 縦筋
5 横筋
12 中間セパレータ
12a エンドセパレータ
13 ジョイント部
14 ストッパー
15 嵌合部
16,17 スリット
20 切欠き
21 地レール
Claims (3)
- 鉛直姿勢のコンクリート層と、前記コンクリート層の壁面と直交した方向から見て四角形に形成された発泡樹脂製断熱パネルの群とを備えていて、
前記コンクリート層を挟んだ表裏両側に、前記断熱パネルの群が、前記コンクリート層を挟んで相対向した状態で水平方向と上下方向とに整列して配置されており、
前記相対向した断熱パネルは、水平方向に断続的に配置された複数のセパレータによって連結されていて、
前記各セパレータは、前記コンクリート層の壁面と直交した方向を前後方向とした状態で、前記コンクリート層を横切って前後方向に長く延びる板状のジョイント部と、前記セパレータの前後両端に一体に設けられた平面視左右横長の板状のストッパー部とを有していて、前記ジョイント部の一部とストッパー部とによって平面視T形の嵌合部が形成されており、従って、前記各セパレータは平面視で略H形の形態を成している一方、
前記各断熱パネルには、前記セパレータの嵌合部が上から嵌まる平面視T形の上部スリットと、前記セパレータの嵌合部が下から嵌まる底面視T形の下部スリットとが、前記セパレータに対応して水平方向に断続的に複数形成されている構成であって、
前記各セパレータの群は、前記嵌合部が上下に重なった断熱パネルの両方に対して半分の高さずつ嵌入する中間セパレータと、上下に重なった断熱パネルのうち上端に位置した断熱パネルの上部の連結及び下端に位置した断熱パネルの下部の連結に使用されるエンドセパレータとに分かれており、
前記中間セパレータにおけるジョイント部のうち前記コンクリート層に埋設される部分には、前記嵌合部よりも上下巾を小さくする切欠きが上下対称状に形成されている一方、
前記エンドセパレータは、前記中間セパレータを上下2分割した形態を成している、
建物の断熱式基礎。 - 鉛直姿勢のコンクリート層と、前記コンクリート層の壁面と直交した方向から見て四角形に形成された発泡樹脂製断熱パネルの群とを備えていて、
前記コンクリート層を挟んだ表裏両側に、前記断熱パネルの群が、前記コンクリート層を挟んで相対向した状態で水平方向と上下方向とに整列して配置されており、
前記相対向した断熱パネルは、水平方向に断続的に配置された複数のセパレータによって連結されていて、
前記各セパレータは、前記コンクリート層の壁面と直交した方向を前後方向とした状態で、前記コンクリート層を横切って前後方向に長く延びる板状のジョイント部と、前記セパレータの前後両端に一体に設けられた平面視左右横長の板状のストッパー部とを有していて、前記ジョイント部の一部とストッパー部とによって平面視T形の嵌合部が形成されており、従って、前記各セパレータは平面視で略H形の形態を成している一方、
前記各断熱パネルには、前記セパレータの嵌合部が上から嵌まる平面視T形の上部スリットと、前記セパレータの嵌合部が下から嵌まる底面視T形の下部スリットとが、前記セパレータに対応して水平方向に断続的に複数形成されている、
という構成の断熱式基礎に使用する前記セパレータであって、
前記嵌合部が上下に重なった断熱パネルの両方に対して半分の高さずつ嵌入する中間セパレータと、上下に重なった断熱パネルのうち上端に位置した断熱パネルの上部の連結及び下端に位置した断熱パネルの下部の連結に使用されるエンドセパレータとの組み合わせであり、
前記中間セパレータにおけるジョイント部のうち前記コンクリート層に埋設される部分には、前記嵌合部よりも上下巾を小さくする切欠きが上下対称状に形成されている一方、
前記エンドセパレータは、前記中間セパレータを上下2分割した形態を成している、
建物の断熱式基礎に使用するセパレータ。 - 請求項2に記載した中間セパレータ及びエンドセパレータを使用して請求項1に記載した建物の断熱式基礎を施工する方法であって、
前記エンドセパレータを使用して、最下段の断熱パネルの対の下部同士を連結する工程と、
前記中間セパレータを使用して、上下に隣り合った断熱パネル同士を連結しつつ相対向した断熱パネルの対同士の連結とを行う工程と、
前記エンドセパレータを使用して、最上段に位置した断熱パネルの対の上部同士を連結する工程とを備えている、
建物の断熱式基礎の施工方法。
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