JP2975931B1 - 仕上材付きの組立式発泡樹脂ブロック - Google Patents

仕上材付きの組立式発泡樹脂ブロック

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Abstract

【要約】 【課題】 軽量にして現場組立可能の発泡樹脂ブロック
を提供する。 【解決手段】 対向面に所定ピッチの係止溝3を有する
一対の仕上材5付き発泡樹脂パネル1を用い,幅方向に
任意の係止溝3に係止条をスライド係止することによ
り,これら一対の発泡樹脂パネル1を複数のパネルジョ
イント8で連結し,モルタル充填孔13を備えて,組立
式のブロックAとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は建築用,構築用等
に使用するブロックに関し,特に発泡樹脂によって形成
した仕上材付きの組立式発泡樹脂ブロックに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】 仕上材付きの組立式
発泡樹脂ブロックを提供するにある。一般にモルタルを
成形して形成したブロックは,重量が嵩み,運搬や現場
での使用に不便であり,また脆性によって,運搬や現場
での使用にクラックが入り易いといった問題点が残され
ているが,本発明は,軽量にしてブロックとしての強度
を備えるとともに現場で簡易且つ確実に組立使用するこ
とを可能とした仕上材付きの組立式発泡樹脂ブロックを
提供するにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】 上記課題にそって本発
明請求項1に記載の発明を,対向面に幅方向所定ピッチ
多数の係止溝を対向配置し且つ一方又は双方の非対向側
表面にブリック,仕上パネル等の仕上材を接着して備え
て発泡倍率を30±5倍とした独立気泡のポリスチレン
系発泡樹脂による前後に一対の発泡樹脂パネルと,前後
端に配置した係止条を上記対向する係止溝にスライド係
止することによって上記一対の発泡樹脂パネルを平行に
連結する多数にして金属製又は合成樹脂製のパネルジョ
イントとを備えて組立自在に構成するとともに上記パネ
ルジョイントを,上記係止条を共通とし上端に横筋設置
スペースを有する発泡樹脂パネル間幅方向にモルタル充
填用のモルタル充填孔を仕切形成する仕切用のパネルジ
ョイント及び発泡樹脂パネル間幅方向に一連にしてモル
タル全充填用のモルタル充填部を連通形成する連通用の
パネルジョイントの双方を備えて選択的に使用自在と
し,上記仕切用のパネルジョイントを用いることにより
塀,門等自立構造物の形成用とし,上記連通用のパネル
ジョイントを用いることにより土留め用とし,上記発泡
樹脂パネルの用途を選択自在としてなることを特徴とす
る仕上材付きの組立式発泡樹脂ブロックとし,請求項2
に記載の発明は,上記に加えて,上記合成樹脂パネルに
対するパネルジョイントのスライド係止を容易化し,ス
ライドすることで,パネルジョイントが係止溝の終端に
突き当たり,これをストッパーとする如くに定位置に係
止し,上下方向に位置ずれを招いたり,係止不良を招い
たりすることのないように,これを,上記係止溝を上下
方向部分的に形成し,上記パネルジョイントを該発泡樹
脂パネルと同高としその係止条を上記係止溝に合わせて
上下方向部分的に配置し又は上記パネルジョイントを該
発泡樹脂パネルの係止溝長さと同高に形成しその係止条
をその上下方向全長に配置し,それぞれその上下方向一
方に横筋設置スペースを備えてなることを特徴とする請
求項1に記載の仕上材付きの組立式発泡樹脂ブロックと
し,請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,発
泡樹脂パネルの共通化を図り,その生産や保管等の容易
化を実現し得るように,これを,上記一対の発泡樹脂パ
ネルを,同一形状共通の単一種に形成して対向配置自在
としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の仕
上材付きの組立式発泡樹脂ブロックとし,請求項4に記
載の発明は,同じく上記に加えて,上記仕上材を発泡樹
脂パネルの双方に備えるとき,設置現場の内外で,仕上
のデザインを変え,内外に合わせたデザインを採用し得
るように,これを,上記ブリック,仕上パネル等の仕上
材を,上記一対の発泡樹脂パネにおける双方の非対向側
表面に備えるとともに双方の非対向側表面で異種仕上材
を用いて異デザインとし若しくは同種仕上材を用いて同
一又は異デザインとしてなることを特徴とする請求項
1,2又は3に記載の仕上材付きの組立式発泡樹脂ブロ
ックとし,これらをそれぞれ発明の要旨として上記課題
解決の手段としたものである。
【0004】
【発明の実施の形態】 以下図面の例に従って本発明を
更に具体的に説明すれば,Aは組立式の合成樹脂ブロッ
クであり,該ブロックAは,前後に一対の発泡樹脂パネ
ル1と,該一対の発泡樹脂パネル1を平行に連結するパ
ネルジョイント8とを備えて組立自在に構成したものと
してあり,上記一対の発泡樹脂パネル1は,これを対向
面に幅方向複数の係止溝3を対向配置したものとし,パ
ネルジョイント8は,これを前後端に配置した係止条9
を上記対向する係止溝3にスライド係止し,上記一対の
発泡樹脂パネル1を平行に連結する複数にして金属製又
は合成樹脂製のものとしてあり,上記係止溝3に係止条
9を,例えば上端から差し込み,下方に押し下げるよう
にすることによって,上記スライド係止を行って,現場
で発泡樹脂パネル1とパネルジョイント8とを組立て,
ブロックAを形成し得るものとしてあり,このとき上記
係止溝3は,これを幅方向所定ピッチに多数配置すると
ともに上記パネルジョイント8を多数とし,上記多数の
係止溝3の全部にパネルジョイント8を係止自在とし又
は多数のうち任意の係止溝3にパネルジョイント8を選
択的に係止自在とし,また上記一対の係止溝3は,これ
を上下方向部分的に形成し,上記パネルジョイント8を
該発泡樹脂パネル1と同高としその係止条9を上記係止
溝3に合わせて上下方向部分的に配置し又は上記パネル
ジョイント8を該発泡樹脂パネル1の係止溝3長さと同
高に形成しその係止条9をその上下方向全長に配置し,
それぞれその上下方向一方に横筋設置スペース12を備
えたものとしてある。
【0005】 即ち本例にあって,上記一対の発泡樹脂
パネル1は,これを同一形状共通の単一種に形成して対
向配置自在とし,またその発泡倍率を30±5倍とした
ポリスチレン系発泡樹脂によって形成したものとしてあ
り,本例の発泡樹脂パネル1は,例えば上下端部を前後
(内外)に係合自在とするように上下端に段差係合部2
を設けるとともに該段差係合部2は,これを前後に凹凸
状とすることによってこれらが幅方向に歯合状の嵌合を
可能とするようにし,非対向側表面を,ブリック,仕上
パネルの張設,モルタルの塗着等仕上材設置可能の下地
面,本例にあって平坦な垂直面をなすものとしてあり,
一方対向面には,例えば8cm(幅方向端部は突き合わ
せて8cmとなるように各4cm)とする如くに,等間
隔ピッチの平面T字状にしてスリット状の係止溝3を,
本例において上端から2/3の長さ(パネル高さ)とす
るようにそれぞれ平行垂直に備えて,例えば幅を80c
m,高さを31cm,厚さを3乃至4cmとし,上記発
泡倍率のうち30倍の倍率によって発泡成形することに
より形成した厚肉にして独立気泡のボード状の発泡樹脂
パネル,特にポリスチレン系の発泡樹脂の成形体によっ
たものとしてある。
【0006】 このとき上記発泡樹脂パネル1の発泡倍
率を30倍としたのは,発泡倍率が25倍を下回ると,
軽量性の確保の上で問題を生じ,35倍を上回ると,発
泡空隙が多すぎて強度の確保の上で問題を生じるとこ
ろ,30倍とするのが,軽量性,切断性,強度等の確保
の面から,最も好ましいからである。
【0007】 図中5は,上記発泡樹脂パネル1の双方
の非対向側表面に備えた,例えばレンガ,タイル等のブ
リックによる仕上材であり,本例にあって双方の非対向
側表面で仕上材5を同種にして同一デザインとしたもの
としてあり,即ち本例の発泡樹脂ブロックAは,その発
泡樹脂パネル1の非対向側表面を上記平坦垂直の下地面
4として形成したので,予め該下地面4にブリックの仕
上材5を接着し,併せて目地6を形成設置して,発泡樹
脂パネル1を仕上材付き発泡樹脂パネルとし,これによ
って出荷を行うものとし,現場で組立ることによって無
機系の仕上材5による仕上げがなされ,現場作業を省力
化した発泡樹脂ブロックAを得られるようにしてある。
【0008】 一方上記パネルジョイント8は,これを
仕切用のパネルジョイント8aと連通用のパネルジョイ
ント8bとの双方を備え,これらの係止条を共通とする
ことによって上記発泡樹脂パネル1に選択的に使用自在
とし,上記仕切用のパネルジョイント8aを用いること
により塀,門等自立構造物の形成用とし,連通用のパネ
ルジョイント8bを用いることにより土留め用として,
発泡樹脂パネル1を共通として用途を選択自在としてあ
り,上記仕切用のパネルジョイント8aは,これを発泡
樹脂パネル1間幅方向にモルタル充填孔13を仕切形成
する仕切用のものとし,また連通用のパネルジョイント
8bは,これを発泡樹脂パネル1間幅方向に一連のモル
タル充填部14を連通形成する連通用のものとしてあ
る。
【0009】 即ち本例のパネルジョイント8は,例え
ば硬質合成樹脂の射出成形による成形品にして,前後端
に同一形状にして,上記発泡樹脂パネル1におけるT字
状の係止溝3の上下方向部分的設置長さに合わせた長
さ,即ち発泡樹脂パネル1の2/3高さの平面T字状の
係止条9を共通に備えて,上記仕切用のものと連通用の
ものとした2種類のパネルジョイント8a,8bを用い
るものとしてあり,このうち上記仕切用のパネルジョイ
ント8aは,上記前後端の係止条9間にこれを仕切る仕
切壁10を一体に配置するとともに,その仕切壁10上
端を切り欠き除去することにより発泡樹脂パネル1より
上方の横筋設置スペース12分低く形成したものとし,
該横筋設置スペース12を除いて,上記仕切壁10が発
泡樹脂パネル1間を上下方向に一連に仕切るものとして
あり,このとき係止条9は上記発泡樹脂パネル1の2/
3長さとされるから,仕切壁10は,該係止条9の下方
に更に1/3長さ分を垂下し,該発泡樹脂パネル1の横
筋設置スペース12以外の仕切りを可能とするものと
し,該仕切用のパネルジョイント8aによって発泡樹脂
ブロックAにモルタル充填孔13を区画形成し,該ブロ
ックAを塀,門等の自立構造物の形成用とし得るように
してある。
【0010】 一方連通用のパネルジョイント8bは,
上記前後端の係止条9間にこれを連結し,可及的に連通
する開口を大きく形成するようにした複数,特に上下2
本の連結用ブリッジ11を一体に配置したものとすると
ともに,その上方の連結用ブリッジ11を,上端に横筋
設置スペース12を形成する高さの中間位置に配置し,
下方の連結用ブリッジ11は,これを係止条9の下端又
はその近傍中間位置に配置し,これら上下の連結用ブリ
ッジ11間に開口を形成したものとしてあり,このとき
係止条9は上記発泡樹脂パネル1の2/3長さとされる
ところ,該パネルジョイント8bは,該係止条9の長
さ,即ち,発泡樹脂パネル1の2/3の長さにして,一
対の発泡樹脂パネル1を,上記開口を形成して連結する
とともに,その下方を開放したままとし得るようにし,
該連通用のパネルジョイント8bによって発泡樹脂ブロ
ックAに,モルタル全充填用にして幅方向に一連のモル
タル充填部14を形成し,該ブロックAを,段差地の傾
斜乃至垂直の崖や階段等に用いる土留め用とし得るよう
にしてある。
【0011】 以上の発泡樹脂パネル1,仕切用及び連
通用のパネルジョイント8a,8bを用いた発泡樹脂ブ
ロックAの形成は,例えば一対の発泡樹脂パネル1を対
向配置し,その係止溝3を上端に位置するようにし,こ
れらに複数,特に多数のパネルジョイント8を,その係
止条9が発泡樹脂パネル1の対向する任意の係止溝3の
終端に突き当るように,下向きに差し込み挿入すること
によって,これら係止溝3と係止条9をスライド係止し
て,発泡樹脂ブロックAとして現場で組立て,上下方向
に上記段差係合部2を,その上下端部を,これらの凹凸
の歯合状の嵌合を行って係合する一方,幅方向に端部を
突き合せて,現場に設置し,モルタル19を充填して自
立構造物を形成し,また土留めを構成するように使用す
ればよく,このとき上記仕切用又は連通用のパネルジョ
イント8a,8bを用いる場合,上記8cmのピッチの
10条の係止溝3を有する一対の発泡樹脂パネル1に対
して,例えば4枚乃至6枚用いて,その連結を行うよう
にし,例えばその配置を,幅方向の両端に位置する各係
止溝3,中央位置にある一対の係止溝3に対してそれぞ
れ合計4枚を,また上記両端と中央位置一対間の幅方向
中間位置に補強用に各1枚を追加して用いた合計6枚を
配置しこれらの連結を行い,仕切用のパネルジョイント
8aにあっては,隣接する発泡樹脂ブロックAの突き当
て端部との間及び上記中央位置一対の間でそれぞれモル
タル充填孔13を形成するとともにこれらにそれぞれ常
法に従って縦筋17,横筋18を配して,モルタル19
を充填することにより,また連通用のパネルジョイント
8bにあっては,その透孔と開放した下端部分によっ
て,発泡樹脂パネル1間の幅及び高さ方向の全体に亘っ
て一連に連通したモルタル充填部14を形成するととも
に,該モルタル充填部14にモルタル19を全充填する
ことにより,それぞれ充分な強度を確保して,前者を自
立構造物用,後者を土留め用として使用するに適した発
泡樹脂ブロックAとして,その用途に資することが可能
になる。パネルジョイント8の数は,一対の発泡樹脂パ
ネル1を連結する上で少なくとも複数を必要とするが,
その具体的な枚数は,発泡樹脂パネル1の大きさ,係止
溝3の数,その間隔,必要強度の程度等に基づいて適宜
に決めればよい。
【0012】 以上の本例の発泡樹脂ブロックAを用い
た自立構造物又は土留めは,該ブロックAが前後面に上
記独立気泡の発泡樹脂パネル1を備えるから,該発泡樹
脂パネル1がこれに充填したモルタル19中の水分の放
出を上下方向に向けるようにコントロールして,その急
激な乾燥を防止するとともに,寒冷地にあってはその凍
結を防止する結果,モルタル19の自然にして無理のな
い乾燥を行って,モルタル強度を充分に確保したものと
することが可能になる。
【0013】 図中7は,自立構造物や土留めにおいて
必要に応じて発泡樹脂ブロックA上に載置固定する笠木
タイル,15は横筋18を入れた横方向のモルタル19
を支えるように仕切用のパネルジョイント8a上に載置
してモルタル19の落下を防止する塞ぎ板,16は発泡
樹脂ブロックAの基台をなすように用いたコンクリート
基礎をそれぞれ示す。
【0014】 図示した例は以上のとおりとしたが,本
発明の実施に当たって,係止溝及び係止条を相互にスラ
イド係止自在の平面L字状に形成すること,係止溝を,
発泡樹脂パネルの上下方向全長に亘るようにし,係止条
をこれに合わせた発泡樹脂パネルの高さと同一の長さの
ものとすること,一対の発泡樹脂パネルを,例えば道路
面用,庭面用のように異形状の複数種に形成して,これ
らを対向配置自在とすること,パネルジョイントを,例
えば鋼板を用いてその前後両端を折曲することにより又
はアルミ押出材を用いてその前後両端に一体の成形を施
すことにより,上記係止条を設置したものとすること,
このときパネルジョイントを連通用のものとするとき,
例えばプレスの打ち抜き加工によって,上記開口を形成
するようにすること等も可能であり,これらを含めて,
発泡樹脂パネル,パネルジョイント,これらの係止溝,
係止条,必要に応じて用いる仕上材の各具体的形状,構
造,材質,これらの関係,これらに対する付加,ブロッ
クとしての用途等は,上記発明の要旨に反しない限り,
様々に変更して,本発明の形態のものとすることができ
る。
【0015】
【発明の効果】 本発明は,以上のとおりに構成したの
で,請求項1に記載の発明は,一対のパネルにパネルジ
ョイントを幅方向に多数介設することによって一対のパ
ネルを,その間隔を規制するように連結してブロックを
形成するとともに,上記一対のパネルを合成樹脂製のも
のとして,その軽量化と強度確保を行い,また一対のパ
ネルに対するパネルジョイントの介設を,一対のパネル
の対向面に対向設置した幅方向所定数の係止溝に,パネ
ルジョイントの係止条をスライド係止するものとして,
パネルとパネルジョイントの分解状態での保管,運搬を
可能とするとともに現場での組立使用を可能とするよう
にし,軽量にしてブロックとしての強度を備えるととも
に合成樹脂パネルが仕上材を接着具備して,工事の短期
化,簡易化を図ることができ,現場で簡易且つ確実に組
立使用することを可能とし,また自立構造物の構築用と
土留め用のパネルジョイントを選択的に使用し,発泡樹
脂パネルを共通にして,ブロックとしての用途を選択す
ることを可能とした仕上材付の組立式発泡樹脂ブロック
を提供することができる。
【0016】 請求項2に記載の発明は,上記に加え
て,同じく上記に加えて,合成樹脂パネルに対するパネ
ルジョイントのスライド係止を容易化し,スライドする
ことで,パネルジョイントが係止溝の終端に突き当た
り,これをストッパーとする如くに定位置に係止し,上
下方向に位置ずれを招いたり,係止不良を招くことのな
いものとすることができる。
【0017】 請求項3に記載の発明は,同じく上記に
加えて,発泡樹脂パネルの共通化を図り,その生産や保
管等の容易化を実現することができる。
【0018】 請求項4に記載の発明は,同じく上記に
加えて,上記仕上材を発泡樹脂パネルの双方に備えると
き,設置現場の内外で,仕上のデザインを変え,内外に
合わせたデザインを採用したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 塀の自立構造物とした発泡樹脂ブロックの使
用状態を示す一部切欠き正面図である。
【図2】 発泡樹脂ブロックの斜視図である。
【図3】 発泡樹脂ブロックの正面図である。
【図4】 発泡樹脂ブロックの側面図である。
【図5】 発泡樹脂ブロックの平面図である。
【図6】 他の例の発泡樹脂ブロックの斜視図である。
【図7】 他の例の発泡樹脂ブロックの正面図である。
【図8】 他の例の発泡樹脂ブロックの側面図である。
【図9】 他の例の発泡樹脂ブロックの平面図である。
【図10】 一対の発泡樹脂パネルの斜視図である。
【図11】 発泡樹脂パネルの平面図である。
【図12】 発泡樹脂パネルの側面図である。
【図13】 係止溝部分の拡大平面図である。
【図14】 仕切用のパネルジョイントの斜視図であ
る。
【図15】 仕切用のパネルジョイントの平面図であ
る。
【図16】 連通用のパネルジョイントの斜視図であ
る。
【図17】 連通用のパネルジョイントの平面図であ
る。
【符号の説明】
A 発泡樹脂ブロック 1 発泡樹脂パネル 3 係止溝 8 パネルジョイント 8a 仕切用のパネルジョイント 8b 土留め用のパネルジョイント 9 係止条

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向面に幅方向所定ピッチ多数の係止溝
    を対向配置し且つ一方又は双方の非対向側表面にブリッ
    ク,仕上パネル等の仕上材を接着して備えて発泡倍率を
    30±5倍とした独立気泡のポリスチレン系発泡樹脂に
    よる前後に一対の発泡樹脂パネルと,前後端に配置した
    係止条を上記対向する係止溝にスライド係止することに
    よって上記一対の発泡樹脂パネルを平行に連結する多数
    にして金属製又は合成樹脂製のパネルジョイントとを備
    えて組立自在に構成するとともに上記パネルジョイント
    を,上記係止条を共通とし上端に横筋設置スペースを有
    する発泡樹脂パネル間幅方向にモルタル充填用のモルタ
    ル充填孔を仕切形成する仕切用のパネルジョイント及び
    発泡樹脂パネル間幅方向に一連にしてモルタル全充填用
    のモルタル充填部を連通形成する連通用のパネルジョイ
    ントの双方を備えて選択的に使用自在とし,上記仕切用
    のパネルジョイントを用いることにより塀,門等自立構
    造物の形成用とし,上記連通用のパネルジョイントを用
    いることにより土留め用とし,上記発泡樹脂パネルの用
    途を選択自在としてなることを特徴とする仕上材付きの
    組立式発泡樹脂ブロック。
  2. 【請求項2】 上記係止溝を上下方向部分的に形成し,
    上記パネルジョイントを該発泡樹脂パネルと同高としそ
    の係止条を上記係止溝に合わせて上下方向部分的に配置
    し又は上記パネルジョイントを該発泡樹脂パネルの係止
    溝長さと同高に形成しその係止条をその上下方向全長に
    配置し,それぞれその上下方向一方に上記横筋設置スペ
    ースを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の仕
    上材付きの組立式発泡樹脂ブロック。
  3. 【請求項3】 上記一対の発泡樹脂パネルを,同一形状
    共通の単一種に形成して対向配置自在としてなることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の仕上材付きの組立式
    発泡樹脂ブロック。
  4. 【請求項4】 上記ブリック,仕上パネル等の仕上材
    を,上記一対の発泡樹脂パネにおける双方の非対向側表
    面に備えるとともに双方の非対向側表面で異種仕上材を
    用いて異デザインとし若しくは同種仕上材を用いて同一
    又は異デザインとしてなることを特徴とする請求項1,
    2又は3に記載の仕上材付きの組立式発泡樹脂ブロッ
    ク。
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