JP2014133998A - 二重床用断熱床部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリーアクセスフロアの二重床構造を形成するための二重床用断熱床部材を、支持脚の部分で断熱性の低下が少なく、かつ吸音性及び防音性を向上させることができ、さらに施工性を良好にできるようにすることを目的とする。
【解決手段】二重床用断熱床部材10を、基礎床面1に載置される板状の下側床パネル11と、下側床パネル11上に載置される複数の支持脚23を下面側に有する上側床パネル21とで構成し、下側床パネル11は、上側床パネルの支持脚23が載置される位置に設けた支持脚受け部13と、支持脚受け部13間を埋める断熱材17とで構成し、支持脚受け部13の上面に、上側床パネル21の支持脚23と係合する位置決め用係合部15を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、基礎床面上に配線用空間を形成するように載置される二重床用断熱床部材に関する。
従来、フリーアクセスフロア(OAフロアとも称される)においては、下面に複数の支持脚を有する床パネルを基礎床面上に載置して基礎床面上に配線空間を有する二重床構造とすることが行われている(特許文献1)。
また、断熱性を高めるため、ロックウール、グラスウール等の繊維材からなる断熱材を、支持脚が位置することになる部分を現場施工によってあるいは予め切り欠いておいて、床パネルの下側に配置することが行われている(特許文献2)。
しかしながら、支持脚が位置する部分を切り欠いた断熱材を用いる場合、断熱材の切り欠いた部分で支持脚と断熱材との間に隙間を生じやすく、断熱性が低下する問題がある。また、前記断熱性と共に吸音性及び防音性も向上させる場合には、前記支持脚と断熱材との隙間によって吸音性及び防音性が低下することになる。しかも、床パネル下側の支持脚間に断熱材が配置されるため、基礎床面と床パネル間の配線用空間が狭くなり、配線スペースが十分に確保できない場合がある。
さらに、繊維材からなる断熱材を現場施工で切り欠く場合には、繊維材からなる断熱材の取り扱い、例えば切り欠きによって飛散する繊維や廃棄部分の処理が大変であり、しかも切り欠き作業に時間が掛かる問題がある。
特開2008−280767号公報 実開平6−54832号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、断熱性が高く、かつ吸音性及び防音性を向上させることができ、さらに施工性が良好な二重床用断熱床部材の提供を目的とする。
請求項1の発明は、基礎床面に載置される板状の下側床パネルと、前記下側床パネル上に載置される複数の支持脚を下面側に有する上側床パネルとよりなる二重床用断熱床部材であって、前記下側床パネルは、前記支持脚が載置される位置に設けられた支持脚受け部と、前記支持脚受け部間を埋める断熱材とからなることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記断熱材は発泡体からなり、前記支持脚受け部は、前記断熱材よりも硬度の高い材質からなることを特徴とする請求項1に記載の二重床用断熱床部材。
請求項3の発明は、請求項2において、前記発泡体は、硬質ポリウレタン発泡体からなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記支持脚受け部の上面に、前記支持脚と係合する位置決め用係合部を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、基礎床面に載置される板状の下側床パネルは、支持脚受け部間が断熱材で埋められているため、支持脚受け部の周囲で隙間がなく、支持脚の部分で断熱性の低下が少なくなり、かつ吸音性及び防音性を向上させることができる。さらに現場施工時に支持脚が位置する部分で断熱材を切り欠く必要がなくなり、施工性が良好となる。また、上側床パネルの支持脚を所定の高さとすることにより、下側床パネル上に一定の空間を確保し、充分な配線用空間を確保することができる。
請求項2の発明によれば、断熱材を発泡体とすることにより、断熱性、吸音性及び防音性を向上させることができ、また、支持脚受け部を断熱材よりも硬度の高い材質で構成することにより、上側床パネルに加わる荷重を支持脚受け部で充分に受けることができる。
請求項3の発明によれば、断熱材を構成する発泡体を硬質ポリウレタン発泡体としたことにより、軽量性が向上し、また下側床パネルの製造に際し、支持脚受け部をインサートとして成形型に配置し、硬質ポリウレタン発泡体をモールド成形することができるため、支持脚受け部間に硬質ポリウレタン発泡体を隙間無く形成することができ、断熱性、吸音性及び防音性を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、下側床パネルにおける支持脚受け部の上面に支持脚と係合する位置決め用係合部を有するため、上側床パネルを下側床パネルに載置する際、上側床パネルの位置決めを迅速に正しく行うことができるようになり、二重床の施工作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る二重床用断熱床部材を示す斜視図である。 図1に示した二重床用断熱床部材の下側床パネルと上側床パネルを分離させて示す斜視図である。 支持脚受け部の一例を示す斜視図である。
図1に示す本発明の一実施形態に係る二重床用断熱床部材10は、スラブ床面等の基礎床面1に載置されてフリーアクセスフロアの二重床構造を形成するものであり、板状の下側床パネル11と、前記下側床パネル11上に載置される上側床パネル21とで構成される。
前記下側床パネル11は、図2に示すように、前記基礎床面1に載置される平板状部材であり、前記上側床パネル21と同じ平面積(平面の大きさ)を有する。前記下側床パネル11は、後述する上側床パネル21の支持脚23が配置される位置に設けられた支持脚受け部13と、前記支持脚受け部13間を埋める断熱材17とからなる。
前記支持脚受け部13は、前記断熱材17よりも硬度の高い材質からなり、前記上側床パネル21と同じ材質、例えばポリプロピレン等の合成樹脂で構成されるのが好ましい。前記支持脚受け部13は、図3にも示すように、図示の例では四角柱状からなり、前記下側床パネル11の上面と下面間を貫通して設けられる。
また、複数の前記支持脚受け部13は、前記下側床パネル11における互いの位置関係を保って互いに連結されているものが好ましい。例えば、前記支持脚受け部13を樹脂の射出成形によって、図3のように互いに連結された状態で成形したものが好ましい。前記下側床パネル11に設けられる所定個数の支持脚受け部13が連結されていれば、前記下側床パネル11を後述のようにモールド成形する場合、複数の前記支持脚受け部13を成形型にインサートとして配置する際に、複数の支持脚受け部13の配置を容易に行うことができ、複数の支持脚受け部13の位置関係が狂うのを防ぐことができる。
また、前記支持脚受け部13の上面は、後述する上側床パネル21の支持脚23の下面と等しい面積(大きさ)または所定量大きな面積とされ、少なくとも一部の支持脚受け部13(図示の例では下側床パネル11の四隅に位置する支持脚受け部13)の上面に、上側床パネル21の支持脚23と係合する位置決め用係合部15が設けられている。図示の位置決め用係合部15は、前記支持脚受け部13の上面の縁に立設された係合用リブ(例えば高さ1〜2mmのリブ)で構成され、前記支持脚受け部13の上面に上側床部材21の支持脚23が正しく載置された際に、前記支持脚23の下面の縁の二辺と係合するように構成されている。
なお、前記位置決め用係合部15は、前記リブ状のものに限定されるものではなく、例えば、上側床部材21の支持脚23の底面に位置決め孔を設け,該位置決め孔に嵌まる位置決めピンを前記支持脚受け部13の上面に形成したものでもよい。
前記断熱材17は、発泡体が好ましい。発泡体としては、発泡スチロール、ポリウレタン発泡体、または発泡体のチップをバインダーで結合した発泡体等を挙げることができる。特に硬質ポリウレタン発泡体は、軽量性、断熱性及び吸音性、さらには成形性の点で前記断熱材17として好ましい材質である。前記断熱材17を硬質ポリウレタン発泡体で形成する場合、所定個数の前記支持脚受け部13を成形型に配置し、硬質ポリウレタン発泡原料を前記成形型内に充填して発泡させるモールド成形により、所定個数の前記支持脚受け部13と断熱材17が一体化した前記下側床パネル11を容易に製造することができる。
前記下側床パネル11の一例として、250×250×20mmの平板状からなり、四隅と各辺の中間位置及び中心位置の計9箇所に、20×20×20mmの支持脚受け部13が設けられ、前記支持脚受け部13の上面の縁に位置決め用係合部15が高さ2mmの係合リブで形成されたものを挙げる。
上側床パネル21は、板状の床面部22とその下面側に形成された前記支持脚23とで構成され、ポリプロピレン等の合成樹脂で構成されている。前記床面部22は、軽量性向上等のために、所定形状の穴が複数箇所に形成されている。前記支持脚23は、図示の例では、平面形状が四角形からなる前記床面部22の四隅と各辺の中間位置及び中心位置の計9箇所に設けられている。前記上側床パネル21の一例として、全体寸法が250×250×50mmからなり、前記床面部22の厚みが20mm、前記支持脚23の高さが30mmのものを挙げる。
前記二重床用断熱床部材10の施工例を示す。まず前記基礎床面1上に、必要に応じてシートを敷き、その上に前記下側床パネル11を敷き詰め、次に前記上側床パネル21を、前記支持脚23が前記下側床パネル11の支持脚受け部13上に位置するようにして前記下側床パネル11上に配置する。その際、前記下側床パネル11の支持脚受け部13に設けられている位置決め用係合部15を利用すれば、迅速に正しく上側床パネルを配置することができる。前記下側床パネル11と前記上側床パネル21の床面部22間が配線用空間となる。その後、タイルカーペット等の床表面部材を上側床パネル21上に敷き詰めればフリーアクセスフロアの施工が終了する。なお、配線等の工事の際は、前記タイルカーペット等の床表面部材及び前記上側床パネル21を外して行う。
このように、本発明によれば、基礎床面上に載置される板状の下側床パネルが、支持脚受け部間を断熱材で埋めたものであるため、支持脚受け部の周囲に隙間を生じることなく基礎床面を下側床パネルで覆うことができ、隙間による断熱性の低下を防いで断熱性を高めることができ、かつ吸音性及び防音性を向上させることができる。さらに現場施工時に支持脚が位置する部分で断熱材を切り欠く必要がなくなり、施工性が良好となる。また、上側床パネルの支持脚を所定の高さとすることにより、下側床パネル上に一定の空間を確保し、充分な配線用空間を確保することができるという効果が得られる。
1 基礎床面
10 二重床用断熱床部材
11 下側床パネル
13 支持脚受け部
15 位置決め用係合部
17 断熱材
21 上側床パネル
22 床面部
23 支持脚

Claims (4)

  1. 基礎床面に載置される板状の下側床パネルと、前記下側床パネル上に載置される複数の支持脚を下面側に有する上側床パネルとよりなる二重床用断熱床部材であって、
    前記下側床パネルは、前記支持脚が載置される位置に設けられた支持脚受け部と、前記支持脚受け部間を埋める断熱材とからなることを特徴とする二重床用断熱床部材。
  2. 前記断熱材は発泡体からなり、前記支持脚受け部は、前記断熱材よりも硬度の高い材質からなることを特徴とする請求項1に記載の二重床用断熱床部材。
  3. 前記発泡体は、硬質ポリウレタン発泡体からなることを特徴とする請求項2に記載の二重床用断熱床部材。
  4. 前記支持脚受け部の上面に、前記支持脚と係合する位置決め用係合部を有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の二重床用断熱床部材。
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