JP6364218B2 - 際根太支持部材およびそれを用いた二重床 - Google Patents

際根太支持部材およびそれを用いた二重床 Download PDF

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Description

本発明は、際根太支持部材およびそれを用いた二重床に関する。
集合住宅等の建物において、建物の躯体を構成するコンクリート製のスラブ上に、支持部材を介して根太を設け、根太上に床面材を設ける二重床構造が広く用いられている。
根太は、水平方向に延び、少なくともその両端部が支持部材によってそれぞれ支持されている。それぞれの支持部材は、根太を受ける受け具と、受け具を支持する支持脚と、を備えている。
図12に示すように、躯体の壁1に沿って複数本の際根太2が連続して設けられる場合、それぞれの際根太2の両端部に支持部材3を配置すると、二本の際根太2,2どうしが連続する部分で、一方の際根太2の端部に設けられた支持部材3と、他方の際根太2の端部に設けられた支持部材3とが近接して位置することとなる。
このように、二つの支持部材3,3が近接して配置されていると、際根太2上に設置される床面材(図示無し)と、際根太2と、支持部材3とからなる振動系において、二つの支持部材3,3が近接している部位のみが部分的に硬くなる。すると、床面材と際根太2と支持部材3とからなる振動系の共振周波数が高くなる。これにより、床面材上の音や振動が躯体のスラブ5に伝わりやすくなり、防振、防音の観点で不利となる。
これに対し、特許文献1には、二本の際根太どうしが連続する部分で、二本の際根太の端部を、一つの支持部材の受板部の両端部上で支持する構成が開示されている。
しかし、特許文献1に記載された構成においては、際根太を、支持部材の受板部上に単に載置しているのみである。したがって、特に施工中において、際根太が受板部から落ちてしまうことがあり、施工が煩雑となってしまう。
そこで、図13に示すような支持部材の受け具6A,6Bが用いられている。
図13(a)に示す受け具6Aは、二本の際根太2,2を直接的に連続して配置する場合に用いるものである。受け具6Aは、支持脚7上に設けられ、際根太2,2の端部を支持する受板部8と、受板部8から上方に突出形成されたガイド爪9Aとを備えている。
ガイド爪9Aは、二個一対で、平面視長方形状の受板部8の長手方向両端部にそれぞれ設けられている。二個一対のガイド爪9A,9Aは、受板部8の短手方向両端部(幅方向両端部)に対向配置されている。各際根太2は、受板部8の長手方向の一端側に、ガイド爪9A,9A間に挿入されて載置される。際根太2は、ガイド爪9A,9A間に挟み込まれることで、受板部8上で際根太2の幅方向に位置ズレしないようになっている。
図13(b)に示す受け具6Bは、二本の際根太2,2を直交して配置する場合に用いるものである。受け具6Bの受板部8上には、長手方向一端側にガイド爪9B,9Bが設けられ、長手方向他端側にガイド爪9C,9Cが設けられている。
一端側のガイド爪9B,9Bは、図13(a)のガイド爪9A,9Aと同様、受板部8の幅方向両端部に対向配置されている。ガイド爪9B,9Bには、受板部8の長手方向に連続する際根太2Aの端部が挿入配置される。
受板部8の他端側のガイド爪9C,9Cは、受板部9の長手方向に沿って対向配置されている。このガイド爪9C,9Cの間には、受板部9の短手方向に沿って連続する際根太2Bの端部が挿入配置される。
特開2007−177392号公報
しかしながら、図13(a)、(b)に示したような受け具6A,6Bを有する支持部材を用いた構成では、際根太2,2を直線状に配置する場合には図13(a)に示す受け具6Aを用い、際根太2,2を直交して配置する場合には図13(b)に示す受け具6Bを用いる必要がある。
すると、施工現場で用いる支持部材の部品の種類数が増え、部品の手配や管理の手間がかかる。
そこでなされた本発明の目的は、使用する部品の種類数を抑え、手配や管理の手間を抑えることのできる際根太支持部材およびそれを用いた二重床を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の際根太支持部材は、二本の際根太のそれぞれの端部を上面に載せて支持する受け部材と、前記受け部材を支持する支持脚と、前記受け部材から上方に突出し、二本の前記際根太のそれぞれの幅方向への移動を規制する移動規制部材と、を備え、前記移動規制部材は、前記受け部材で支持する前記際根太の軸方向の向きが切り替え可能に設けられていることを特徴とする。
このような際根太支持部材によれば、移動規制部材により、受け部材上に支持された際根太の幅方向への移動が規制される。この移動規制部材は、受け部材上で支持する際根太の軸方向が切り替え可能であるので、一種類の際根太支持部材で、際根太を複数の異なる向きで支持することができる。
また、前記移動規制部材は、前記受け部材の表面に沿った第一の方向の端部に設けられた第一の移動規制部材と、前記受け部材の表面に沿い前記第一の方向と直交する第二の方向の端部に設けられた第二の移動規制部材と、を備え、前記第一の移動規制部材および前記第二の移動規制部材は、前記受け部材から除去可能に設けられているようにしてもよい。
これにより、第一の移動規制部材を除去すれば、第一の方向に軸方向を合わせた際根太を、第一の方向の端部から差し込んで、受け部材上で支持することができる。また、第二の移動規制部材を除去すれば、第二の方向に軸方向を合わせた際根太を、第二の方向の端部から差し込んで受け部材上で支持することができる。このようにして、第一の移動規制部材および第二の移動規制部材のいずれか一方を受け部材から除去することで、受け部材上で際根太を複数の異なる向きで支持することができる。
また、前記移動規制部材は、前記受け部材の表面に沿った第一の方向の端部を塞ぐ状態と、前記受け部材の表面に沿い前記第一の方向と直交する第二の方向の端部を塞ぐ状態とで、切り替え可能とされているようにしてもよい。
これにより、移動規制部材で、受け部材の第一の方向の端部を塞ぐ状態とすれば、際根太を第二の方向から差し込んで受け部材上で支持することができる。また、移動規制部材で受け部材の第二の方向の端部を塞ぐ状態とすれば、際根太を第一の方向から差し込んで受け部材上で支持することができる。
また、前記移動規制部材は、前記受け部材の表面に沿った第一の方向に連続する固定壁と、前記固定壁に対して第二の方向に間隔を空けて対向し、前記第一の方向に間隔を空けて設けられた複数のガイドピンと、を備えているようにしてもよい。
これにより、際根太の軸方向の向きを第一の方向に合わせた場合、際根太を、第一の方向の端部から固定壁と複数のガイドピンとの間に差し込んで受け部材上で支持することができる。また、際根太の軸方向の向きを第二の方向に合わせた場合、際根太を、互いに隣接する二本のガイドピンの間に差し込んで受け部材上で支持することができる。
本発明の二重床は、スラブ上に設置された、上記したような際根太支持部材と、前記際根太支持部材上に支持された際根太と、前記際根太上に設けられた床板材と、を備えることを特徴とする。
このような二重床によれば、一種類の際根太支持部材で、二重床を構成する際根太を複数の異なる向きで支持することができる。これにより、際根太を様々なレイアウトで配置するにしても、少ない種類の際根太支持部材を用意すればよい。
本発明の際根太支持部材およびそれを用いた二重床によれば、一種類の際根太支持部材で、二重床を構成する際根太を複数の異なる向きで支持することができるようになるので、使用する部品の種類数を抑え、手配や管理の手間を抑えることが可能となる。
第1の実施形態にかかる二重床の概略構成を示す斜視断面図である。 この実施形態にかかる際根太支持部材の構成を示す斜視図である。 (a)は上記際根太支持部材の受け部材の平面図、(b)は受け部材の立断面図である。 際根太支持部材で、二本の際根太を直線状に連続させて支持する場合の構成を示す平面図である。 際根太支持部材で、二本の際根太を入隅部に沿わせて支持する場合の構成を示す平面図である。 際根太支持部材で、二本の際根太を出隅部に沿わせて支持する場合の構成を示す平面図である。 第2の実施形態にかかる際根太支持部材の構成を示す斜視図である。 第3の実施形態にかかる際根太支持部材の構成を示す斜視図である。 図8の際根太支持部材で、二本の際根太を直線状に連続させて支持する場合の構成を示す平面図である。 図8の際根太支持部材で、二本の際根太を入隅部に沿わせて支持する場合の構成を示す平面図である。 図8の際根太支持部材で、二本の際根太を出隅部に沿わせて支持する場合の構成を示す平面図である。 一般的な二重床構造の構成を示す斜視断面図である。 既存の際根太支持部材の例を示す図であり、(a)は二本の際根太を直線状に連続させて支持する際根太支持部材の受け部材を示す斜視図、(b)は二本の際根太を直交させて支持する受け部材を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による際根太支持部材およびそれを用いた二重床を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる二重床の概略構成を示す斜視断面図である。図2は、この実施形態にかかる際根太支持部材の構成を示す斜視図である。図3において、(a)は上記際根太支持部材の受け部材の平面図、(b)は受け部材の立断面図である。
図1に示すように、二重床10は、建物の躯体を構成するスラブ11上に設置された、際根太支持部材20Aと、際根太支持部材20A上に支持された際根太12と、際根太12上に設けられた床板材13と、を備える。
際根太12は、スラブ11から上方に向けて延びるよう形成された壁体14に沿うように設けられている。際根太12は、所定長のものを複数本連続させて設けられている。
際根太支持部材20Aは、各際根太12の少なくとも両端部にそれぞれ配置されている。また、際根太12の長さ等によっては、際根太支持部材20Aは、際根太12の長さ方向中間部にも配置されている。
図2に示すように、際根太支持部材20Aは、受け部材21と、支持脚22と、移動規制部材23と、を備えている。
受け部材21は、平面視長方形状の板材からなる。受け部材21は、二本の際根太12,12のそれぞれの端部を上面に載せて支持する。
受け部材21の中央部には、上下に貫通する貫通孔24が形成されている。貫通孔24には、雌ネジ孔25hが形成されたボス25が装着されている。
支持脚22は、棒状の支持脚本体22aと、支持脚本体22aの下端部に装着されたゴム系材料、樹脂系材料等からなる接地部22bと、を備えている。支持脚本体22aの上端部には図示しない雄ネジが形成され、ボス25に形成された雌ネジ孔25hにねじ込むことによって、支持脚22が受け部材21に一体に接合されている。そして、支持脚22を受け部材21に対して回転させることによって、受け部材21の高さ調整が行えるようになっている。
ここで、ボス25に形成された雌ネジ孔25hのネジ径が互いに異なる複数種のボス25を用意しておくようにしてもよい。これにより、受け部材21に形成された貫通孔24に装着するボス25の種類を適宜選択することで、雌ネジ孔25hのネジ径を変更することができる。すると、様々なネジ径の雄ネジを有した支持脚22を受け部材21に装着可能となる。
図2、図3に示すように、移動規制部材23は、受け部材21の上面から上方に向けて突出するよう設けられる。このような移動規制部材23は、受け部材21上に載置される二本の際根太12のそれぞれの端部の側面に沿って位置することで、際根太12の幅方向への移動を規制する。
この移動規制部材23は、後述するようにして、受け部材21で支持する際根太12の軸方向の向きを、受け部材21の長手方向(第一の方向)Lと、受け部材21の短手方向(第二の方向)Sとに、切り替え可能に設けられている。
この実施形態において、際根太支持部材20Aは、移動規制部材23として、第一固定壁(移動規制部材)31と、第二固定壁(移動規制部材)32と、第一可折壁(移動規制部材、第一の移動規制部材)33と、第二可折壁(移動規制部材、第二の移動規制部材)34と、を備えている。
第一固定壁31は、受け部材21の短手方向Sの一方の側において、受け部材21から上方に突出し、受け部材21の長手方向Lの全長にわたって連続するよう設けられている。
第二固定壁32は、受け部材21の短手方向Sの他方の側において、受け部材21から上方に突出するよう形成されている。この第二固定壁32は、受け部材21の長手方向Lの一方の側にのみ、長手方向Lに沿って連続するよう設けられている。
第一可折壁33は、受け部材21の長手方向Lにおいて、第二固定壁32が設けられている側とは反対側の端部21sに設けられている。この第一可折壁33は、第一固定壁31と直交し、受け部材21の短手方向Sに沿って連続するよう設けられている。
第二可折壁34は、受け部材21の短手方向Sの他方の側の端部21tに設けられている。この第二可折壁34は、受け部材21の長手方向Lの他方の側にのみ、長手方向Lに沿って連続するよう設けられている。
これら第一可折壁33,第二可折壁34は、受け部材21から、第一固定壁31及び第二固定壁32よりも上方に突出して形成されている。
また、図3(b)に示すように、第一可折壁33,第二可折壁34は、それぞれ、受け部材21側の根元部に、切り込み35が形成されている。この切り込み35により、第一可折壁33,第二可折壁34は、それぞれ、上端部33a,34aを受け部材21から外方に向けて押圧すると、第一可折壁33,第二可折壁34が外方に容易に倒れ、受け部材21から折り取って除去できるようになっている。
ここで、切り込み35は、第一可折壁33,第二可折壁34の根元部において、受け部材21の内周側を向く壁面33f、34fの鉛直下方位置に、受け部材21の下面21bから上方に向けて凹となるよう溝状に形成されている。これにより、第一可折壁33,第二可折壁34は、切り込み35の位置で受け部材21から折ることによって、第一可折壁33,第二可折壁34の下方の受け部材21ごと折り取られるため、受け部材21の上面21fには、バリが残らない。
なお、受け部材21および移動規制部材23は、第一可折壁33,第二可折壁34を折り取ることから、樹脂材料や金属材料で形成するのが好ましい。
図4は、際根太支持部材で、二本の際根太を直線状に連続させて支持する場合の構成を示す平面図である。図5は、際根太支持部材で、二本の際根太を入隅部に沿わせて支持する場合の構成を示す平面図である。図6は、際根太支持部材で、二本の際根太を出隅部に沿わせて支持する場合の構成を示す平面図である。
図4に示すように、このような際根太支持部材20Aにおいては、二本の際根太12,12を直線的に配置する場合であれば、受け部材21の一方の側(図4において下側)においては、第一固定壁31と第二固定壁32との間に、一方の際根太12の端部を差し込んで保持することができる。これにより、一方の際根太12は、第一固定壁31と第二固定壁32とが、際根太12の端部の側面に沿って両側に位置することで、幅方向への移動が規制される。
受け部材21の他方の側(図4において上側)においては、第一可折壁33を折り取って除去する。すると、長手方向Lに軸方向を合わせた際根太12を、長手方向Lの端部21s側から差し込んで、受け部材21上で支持することができる。この状態で、他方の際根太12は、第一固定壁31と、第二可折壁34との間に位置し、その幅方向への移動が規制されている。
また、図5に示すように、二本の際根太12,12を、壁体14の入隅部14aに配置する場合であれば、第二可折壁34を折り取って除去する。そして、第一固定壁31および第一可折壁33を、入隅部14aの両側の壁体14に沿うよう配置する。
そして、受け部材21の一方の側(図5において右側)においては、第一固定壁31と第二固定壁32との間に、一方の際根太12の端部を差し込んで保持する。
受け部材21の他方の側(図5において左側)においては、短手方向Sに軸方向を合わせた際根太12を、短手方向Sの端部21tから差し込んで受け部材21上で支持する。この状態で、他方の際根太12は、第二固定壁32の端部32tと、第一可折壁33との間に位置し、その幅方向への移動が規制されている。
また、図6に示すように、二本の際根太12,12を、壁体14の出隅部14bに配置する場合であれば、第二可折壁34を折り取って除去する。そして、第二固定壁32が出隅部14bの一方の側の壁体14に沿うよう、受け部材21を配置する。
そして、受け部材21の一方の側(図6において右側)においては、第一固定壁31と第二固定壁32との間に、一方の際根太12の端部を差し込んで保持する。
受け部材21の他方の側(図6において左側)においては、短手方向Sに軸方向を合わせた際根太12を、短手方向Sの端部21tから差し込んで受け部材21上で支持する。この状態で、他方の際根太12は、第二固定壁32の端部32tと、第一可折壁33との間に位置し、その幅方向への移動が規制されている。
上述した際根太支持部材20Aおよびそれを用いた二重床10によれば、移動規制部材23を構成する第一可折壁33および第二可折壁34が、受け部材21から除去可能に設けられている。これにより、第一可折壁33および第二可折壁34のいずれか一方を受け部材21から除去することで、受け部材21上で際根太12を複数の異なる向きで支持することができる。
そして、移動規制部材23により、受け部材21上に支持された際根太12の幅方向への移動が規制される。移動規制部材23は、受け部材21上で支持する際根太12の軸方向を切り替え可能であるので、一種類の際根太支持部材20Aで、際根太12を複数の異なる向きで支持することができる。
このようにして、一種類の際根太支持部材20Aで、二重床10を構成する際根太12を複数の異なる向きで支持することができるようになるので、施工現場で使用する部品の種類数を抑えることができる。その結果、部品の手配や管理の手間を抑えることが可能となる。
なお、上記第1の実施形態において、際根太12が受け部材21上でガタつくのを抑えるため、受け部材21の上面21fに、フェルトやゴム等の弾性を有した材料を貼り付け、その上に際根太12を載置するようにしてもよい。これにより、際根太12に反りや捩れが生じていた場合にも、際根太12が受け部材21上でガタつくのを抑えることができる。
また、上記第1の実施形態において、受け部材21の長手方向の一方の側に第二固定壁32を設け、他方の側に第一可折壁33および第二可折壁34を設けるようにしたが、これに限らない。受け部材21の長手方向の一方の側にも、第二固定壁32に代えて、第一可折壁33および第二可折壁34を設けるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかる際根太支持部材およびそれを用いた二重床の第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態においては、上記第1の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図7は、第2の実施形態にかかる際根太支持部材の構成を示す斜視図である。
この図7に示すように、際根太支持部材20Bは、受け部材21と、支持脚22と、移動規制部材23と、を備えている。
なお、受け部材21および移動規制部材23は、樹脂材料や金属材料で形成するのが好ましい。
この実施形態において、際根太支持部材20Bは、移動規制部材23として、第一固定壁31と、第二固定壁32と、可動壁(移動規制部材)40と、を備えている。
可動壁40は、受け部材21上に設けられた回動軸41を介し、受け部材21の上面21fに直交する軸周りに回動自在に設けられている。回動軸41は、受け部材21において、第一固定壁31とは反対側の角部に設けられている。
可動壁40において、回動軸41とは反対側の先端部の下面には、下方に向けて突出するガイド突起42が形成されている。受け部材21の上面21fには、可動壁40が回動軸41周りに回動したときに、ガイド突起42を案内するガイド溝44が形成されている。
このような可動壁40は、回動軸41周りに回動することで、受け部材21の長手方向Lの端部(第一の方向の端部)21sを塞ぐ状態と、受け部材21の短手方向Sの端部(第二の方向の端部)21tを塞ぐ状態とで、切り替え可能とされている。
これにより、図4に示すように、二本の際根太12,12を直線的に配置する場合であれば、可動壁40で、移動規制部材23で受け部材21の短手方向Sの端部を塞ぐ状態とする。これにより、際根太12を長手方向Lから差し込んで受け部材21上で支持することができる。
また、図5、図6に示すように、二本の際根太12,12を、壁体14の入隅部14aに配置する場合や、二本の際根太12,12を、壁体14の出隅部14bに配置する場合には、可動壁40で、受け部材21の長手方向Lの端部21sを塞ぐ状態とする。これにより、際根太12を短手方向Sから差し込んで受け部材21上で支持することができる。
ここで、ガイド突起42は、不図示のバネ等により、下方に向けて付勢されるようにし、ガイド溝44の底面に、ガイド突起42が嵌まり込む凹部(図示無し)を形成するようにしても良い。凹部は、可動壁40が受け部材21の長手方向Lの端部21sを塞ぐ状態と、受け部材21の短手方向Sの端部21tを塞ぐ状態とで、それぞれガイド突起42が嵌まり込む位置に形成する。これにより、可動壁40が不用意に動くのを防止できる。
上述した際根太支持部材20Bおよびそれを用いた二重床10によれば、移動規制部材23を構成する可動壁40により、受け部材21上で支持する際根太12の軸方向を切り替え可能であるので、一種類の際根太支持部材20Bで、際根太12を複数の異なる向きで支持することができる。したがって、使用する部品の種類数を抑えることができる。その結果、部品の手配や管理の手間を抑えることが可能となる。
また、上記第2の実施形態において、受け部材21の長手方向の一方の側に第二固定壁32を設け、他方の側に可動壁40を設けるようにしたが、これに限らない。受け部材21の長手方向の一方の側にも、第二固定壁32に代えて、可動壁40を設けるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明にかかる際根太支持部材およびそれを用いた二重床の第3の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第3の実施形態においては、上記第1、第2の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図8は、第3の実施形態にかかる際根太支持部材の構成を示す斜視図である。図9は、図8の際根太支持部材で、二本の際根太を直線状に連続させて支持する場合の構成を示す平面図である。図10は、図8の際根太支持部材で、二本の際根太を入隅部に沿わせて支持する場合の構成を示す平面図である。図11は、図8の際根太支持部材で、二本の際根太を出隅部に沿わせて支持する場合の構成を示す平面図である。
図8に示すように、際根太支持部材20Cは、受け部材21と、支持脚22と、移動規制部材23と、を備えている。
この実施形態において、際根太支持部材20Cは、移動規制部材23として、第一固定壁(固定壁)31と、複数本のガイドピン(移動規制部材)60と、を備えている。
また、第一固定壁31は、受け部材21の短手方向Sの一方の端部において、長手方向Lに連続して形成されている。複数本のガイドピン60は、第一固定壁31に対して短手方向Sに間隔を空けて配列されている。これら複数のガイドピン60は、長手方向Lに間隔を空けて設けられている。
ガイドピン60は、受け部材21上において、長手方向Lの一方の側と他方の側に、それぞれ2本ずつ設けられている。そして、長手方向Lの一方の側と他方の側において、互いに隣接する2本のガイドピン60,60の間隔は、際根太12の幅寸法以上に設定されている。
これにより、図9に示すように、二本の際根太12,12を直線的に配置する場合、際根太12の軸方向の向きを長手方向Lに合わせ、際根太12を、長手方向Lの端部から、第一固定壁31と複数のガイドピン60,60との間に差し込んで受け部材21上で支持する。
また、図10、図11に示すように、二本の際根太12,12を、壁体14の入隅部14aに配置する場合や、二本の際根太12,12を、壁体14の出隅部14bに配置する場合には、一方(図10、図11において左方)の際根太12の軸方向の向きを短手方向Sに合わせる。そして、この際根太12を、互いに隣接する二本のガイドピン60,60の間に差し込んで受け部材21上で支持することができる。
上述した際根太支持部材20Cおよびそれを用いた二重床10によれば、移動規制部材23を構成する複数本のガイドピン60により、受け部材21上で支持する際根太12の軸方向を切り替え可能であるので、一種類の際根太支持部材20Bで、際根太12を複数の異なる向きで支持することができる。したがって、使用する部品の種類数を抑えることができる。その結果、部品の手配や管理の手間を抑えることが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の際根太支持部材およびそれを用いた二重床は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
また、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
10 二重床
11 スラブ
12 際根太
13 床板材
20A、20B、20C 際根太支持部材
21 受け部材
21s 端部(第一の方向の端部)
21t 端部(第二の方向の端部)
22 支持脚
23 移動規制部材
31 第一固定壁(移動規制部材、固定壁)
32 第二固定壁(移動規制部材)
33 第一可折壁(移動規制部材、第一の移動規制部材)
34 第二可折壁(移動規制部材、第二の移動規制部材)
40 可動壁(移動規制部材)
60 ガイドピン(移動規制部材)
L 長手方向(第一の方向)
S 短手方向(第二の方向)

Claims (5)

  1. 二本の際根太のそれぞれの端部を上面に載せて支持する受け部材と、
    前記受け部材を支持する支持脚と、
    前記受け部材から上方に突出し、二本の前記際根太のそれぞれの幅方向への移動を規制する移動規制部材と、を備え、
    前記移動規制部材は、
    前記受け部材の表面に沿った第一の方向の端部に設けられた第一の移動規制部材と、
    前記受け部材の表面に沿い前記第一の方向と直交する第二の方向の端部に設けられた第二の移動規制部材と、を備え、
    前記第一の移動規制部材および前記第二の移動規制部材は、前記受け部材から除去可能に設けられて、前記移動規制部材は、前記受け部材で支持する前記際根太の軸方向の向きが切り替え可能に設けられていることを特徴とする際根太支持部材。
  2. 前記第一の移動規制部材と前記第二の移動規制部材は、それぞれ、前記受け部材側の根元部に、切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の際根太支持部材。
  3. 二本の際根太のそれぞれの端部を上面に載せて支持する受け部材と、
    前記受け部材を支持する支持脚と、
    前記受け部材から上方に突出し、二本の前記際根太のそれぞれの幅方向への移動を規制する移動規制部材と、を備え、
    前記移動規制部材は、
    前記受け部材の表面に沿った第一の方向の端部を塞ぐ状態と、
    前記受け部材の表面に沿い前記第一の方向と直交する第二の方向の端部を塞ぐ状態とで、切り替え可能とされて、前記移動規制部材は、前記受け部材で支持する前記際根太の軸方向の向きが切り替え可能に設けられていることを特徴とする根太支持部材。
  4. 二本の際根太のそれぞれの端部を上面に載せて支持する受け部材と、
    前記受け部材を支持する支持脚と、
    前記受け部材から上方に突出し、二本の前記際根太のそれぞれの幅方向への移動を規制する移動規制部材と、を備え、
    前記移動規制部材は、
    前記受け部材の表面に沿った第一の方向に連続する固定壁と、
    前記固定壁に対して第二の方向に間隔を空けて対向し、前記第一の方向に間隔を空けて設けられた複数のガイドピンと、
    を備えて、前記移動規制部材は、前記受け部材で支持する前記際根太の軸方向の向きが切り替え可能に設けられていることを特徴とする根太支持部材。
  5. スラブ上に設置された、請求項1から4のいずれか一項に記載の際根太支持部材と、
    前記際根太支持部材上に支持された際根太と、
    前記際根太上に設けられた床板材と、
    を備えることを特徴とする二重床。
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