JP2009097150A - 天井の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】大規模な地震で天井板が大きく揺れた場合でも、その揺れをよく吸収し、天井が歪んだり天井板が落下するのを防止できるようにする。
【解決手段】縦材部と横材部でL字状に形成されたブラケット部材を壁に取り付け、前記横材部に見切縁支持手段を該壁から接近離隔する方向に摺動自在に設け、前記見切縁支持手段によって、天井板の周辺部を支持する見切縁をその長さ方向に摺動自在に支持する。見切縁は、天井板の動きに合わせてあらゆる方向に大きく動くことができるので、大地震時でも天井の歪みや天井板の落下を防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地震時に振動を吸収して天井板に過大な衝撃がかかるのを防止することができる新規な天井構造に関する。
下記特許文献1には、天井の周辺部に用いて天井と壁の取り合いを美しく見せる天井見切縁で、特に地震時に振動を吸収して天井板に過大な衝撃がかかるのを防止するものが記載されている。
この見切縁は、壁際材と遊動材とを有し、遊動材3が壁際材2に対して表裏方向に弾性的に遊動自在となっているので、地震時において天井板及び遊動材の振動が吸収されると共に、天井板及び遊動材が壁際材に衝突する衝撃が弾性部材によって緩和され、天井板及び天井下地に生じる衝撃が緩和され、天井が歪んだり天井板が落下するのが防止されるというものである。
特開2002−61328号公報
上記従来技術の見切縁は、小規模の地震の場合は、充分に天井の振動を吸収して効果を発揮するが、遊動材の振幅が限られるために、大規模な地震時に天井板が大きく揺れた場合に対応するのは困難であった。
本発明は、大規模な地震で天井板が大きく揺れた場合でも、その揺れをよく吸収し、天井が歪んだり天井板が落下するのを防止できる天井構造を開発することを課題としてなされたものである。
〔請求項1〕
本発明は、縦材部と横材部でL字状に形成されたブラケット部材を壁に取り付け、前記横材部に見切縁支持手段を該壁から接近離隔する方向に摺動自在に設け、前記見切縁支持手段によって、天井板の周辺部を支持する見切縁をその長さ方向に摺動自在に支持したことを特徴とする天井の構造である。
〔請求項2〕
また本発明は、前記見切縁支持手段が、前記見切縁を上下方向に揺動可能に支持するものである請求項1の天井の構造である。
〔請求項3〕
また本発明は、前記見切縁支持手段が、前記ブラケット部材の横材部上を摺動する摺動部と、該摺動部及び前記横材部を上下動自在に貫通する縦軸と、該縦軸上端に固定したバネ受板と、該縦軸下端に固定した見切縁支持部と、前記摺動部とバネ受板との間に装着され前記見切縁支持部を上方向に付勢するバネとを有するものである請求項2の天井の構造である。
〔請求項4〕
また本発明は、前記ブラケット部材の横材部が、断面U字状に形成された本体と、該本体に出入り自在に嵌装された断面U字状の嵌装部を有し、該本体と嵌装部が前記軸が貫通し壁から接近離隔する方向に移動可能となるスリットを有するものである請求項3の天井の構造である。
本発明の天井の構造は、見切縁支持手段をブラケット部材の横材部に壁から接近離隔する方向に摺動自在に設け、かつ、見切縁支持手段によって見切縁をその長さ方向に摺動自在に支持したので、見切縁は、天井板の動きに合わせてあらゆる方向に動くことができる。また、ブラケット部材の横材部の長さを長くすれば、見切縁を大きく動かす(例えば10cm以上)ことも可能で、大地震で天井板が大きく揺れた場合でも、その揺れを吸収し、天井の歪みや天井板の落下を防止できる。
見切縁支持手段によって、見切縁を上下方向に揺動可能に支持するようにすると、地震時の天井板の縦方向の揺れが吸収され、天井板にかかる縦方向の衝撃も緩和される。
ブラケット部材の横材部を、断面U字状の本体に断面U字状の嵌装部を出入り自在に嵌装して構成すると、横部材の長さを短くしても見切縁を大きく動かすことが可能となり、ブラケット部材が天井下地の邪魔にならず、天井下地を天井板の端部付近まで形成して天井の強度を高めることができる。
図1は実施例の天井構造の説明図、図2はブラケット部材及び見切縁支持手段の平面図、図3は実施例の天井構造の天井裏から見た略平面図である。
ブラケット部材1は、板状の縦材部2及び横材部3によりL字状に形成され、縦材部2をビス14で壁に固定することで壁13に取り付けられる。横材部3には、見切縁支持手段4が壁13から接近離隔する方向に摺動できるようにスリット3aが形成されている。ブラケット部材1の下面には塞ぎ板15が貼り付けられ、隙間を塞いでいる。塞ぎ板にもスリット3aと同様のスリットが設けられている。
見切縁支持手段4は、ブラケット部材1の横材部3の上を摺動する摺動部7と、摺動部7、横材部3及び塞ぎ板15を貫通する縦軸8と、縦軸8の上端にビス11で固定したバネ受板9と、縦軸8の下端にビス11で固定した見切縁支持部10と、摺動部7とバネ受板9との間に装着され見切縁支持部10を上方向に付勢するバネ16からなる。摺動部7は板材を逆U字状に折り曲げたものである。バネ16は縦軸8の周囲に装着されている。
見切縁5は概略四角形の中空棒材で、下端から側方に天井板支持部5aが突出形成され、該天井板支持部5aにより天井板6の周辺部が支持される。また、上面両側の突起5bが塞ぎ板15の下面に当接しているので、塞ぎ板に対して長さ方向に摺動しやすくなっている。上面中央には開口12が形成されている。この開口からU字状の見切縁支持部10を差し込み、90°回転して、図1のように見切縁5を支持する。見切縁支持部10はバネ16により上方に付勢されているので、見切縁5は塞ぎ板15の下面に押圧されるが、見切縁5はその長さ方向に摺動することができる。
この天井構造は上記の構成であるので、見切縁は壁から接近離隔する方向(図1のX方向)に摺動自在であると共に、見切縁の長さ方向(図3のY方向)にも摺動自在であり、結局あらゆる方向に摺動することができる。また、バネ16の作用により、上下方向に揺動可能である。
図3に示すように、ブラケット部材1は、部屋の壁に沿って適宜間隔(例えば60cm間隔)で取り付ける。ブラケット部材1の下面には、部屋の全周に亘って塞ぎ板15を貼り付け、隙間を塞ぐ。塞ぎ板15の下面には、部屋の全周に亘って、図1に示すように、見切縁5を取り付ける。天井板は従来方法により施工し、その周辺部を見切縁5の天井板支持部5aの上に支持させる。
このようにして部屋の全周に設置した見切縁5は、全体がX方向及びY方向に摺動可能であるので、地震時に天井板が揺れた場合、その揺れた方向に追随して摺動し、揺れを吸収して衝撃を緩和する。また、上下方向に揺動するので、上下方向の衝撃も緩和する。
図4〜11は他の実施例の天井構造に関し、図4〜6は天井構造の説明図、図7は天井構造の分解説明図、図8はブラケット部材の側面図、図9はブラケット部材の正面図、図10は横材部本体の説明図、図11は横材部の嵌装部の説明図である。
この実施例は、ブラケット部材の構造、見切縁、塞ぎ板の形状などが前記の実施例と異なっているが、基本的には前記実施例と同じものである。
本実施例の特徴は、ブラケット部材20の横材部が横材部本体22と嵌装部24からなる点である。図10に示すように、横材部本体22は断面U字状をなし、縦材部21が一体に形成されている。下面には、見切縁支持手段26が壁13から接近離隔する方向に摺動できるようにスリット22aが形成されている。スリット22aの先端側は開放した拡幅部22bとなっている。これは、見切縁支持部30を入れるためのものである。下面の基端側には、塞ぎ板支持部40を入れるための穴22cが形成されている。両側面にはガイド溝23が形成されている。
図11に示すように、嵌装部24は断面U字状に形成され、下面には見切縁支持手段26が壁13から接近離隔する方向に摺動できるようにスリット24aが形成されている。スリット24aの先端側は拡幅部24bとなっている。これも、見切縁支持部30を入れるためのものである。下面の基端側には、塞ぎ板支持部40を入れるための穴24cが形成され、その基端側は開放部となっている。両側面の基端側上端にはガイド片25が外側に向けて突出形成されている。
図8、9に示すように、嵌装部24は横材部本体22の内側に出入り自在に嵌装される。このとき、ガイド片25はガイド溝23から外側に突出し、嵌装部24が本体22内を動くときにガイド片25がガイド溝23に沿って動く。これにより、嵌装部24は本体22から脱落することがない。
見切縁支持手段26は前記の実施例とほぼ同じ構成で、ブラケット部材20の横材部(本体及び嵌装部)の上を摺動する摺動部27と、摺動部27及び横材部(本体及び嵌装部)を貫通する縦軸28と、縦軸28の上端にビス31で固定したバネ受板29と、縦軸28の下端にビス31で固定した見切縁支持部30と、摺動部27とバネ受板29との間に装着され見切縁支持部30を上方向に付勢するバネ16からなる。摺動部27は板材を逆U字状に折り曲げたもので、滑らかに摺動するように4個の車輪32を設けている。バネ16は縦軸28の周囲に装着されている(図9)。
見切縁33は概略四角形の中空棒材で、下端から側方に天井板支持部33aが突出形成され、該天井板支持部33aにより天井板6の周辺部が支持される。上面中央には開口37が形成されている(図7)。ブラケット部材20及び塞ぎ板34の拡幅部24b、22b、34b及びこの開口37からU字状の見切縁支持部30を差し込み、90°回転して、図8のように見切縁33を支持する。見切縁支持部30はバネ16により上方に付勢されているので、見切縁33は塞ぎ板34の下面に押圧されるが、見切縁5はその長さ方向に摺動することができる。見切縁33の上面の開口37の両側には位置決めのための凹溝38が形成されている(図7)。
ブラケット部材20の下面には塞ぎ板34が貼り付けられ、隙間を塞いでいる。塞ぎ板にも、横材部本体24と同様にスリット34a、拡幅部34b及び穴34cが設けられている。下面には、見切縁33を位置決めするための突条35、及び塞ぎ板支持手段39で支持するための突条36が設けられている(図7)。
塞ぎ板34の壁側端部は塞ぎ板支持手段39で支持される。塞ぎ板支持手段39は見切縁支持手段26と全く同じ構造で、下端の見切縁支持部30が塞ぎ板支持部40の名称に代わっているだけである。塞ぎ板支持部40を穴24c、22c及び34cから差し込み、90°回転して、図8のように塞ぎ板34を支持する。
図4に示すのは、地震が起こっていない正常な状態である。このとき、見切縁33は、見切縁の凹溝38と塞ぎ板の突条35が係合して位置決めされている。
図5に示すのは、地震時に見切縁33が壁側に80mm摺動した状態である。見切縁支持手段26及び見切縁33が壁方向に摺動する際、縦軸38がスリット22a、24a、34aの中を移動する。
図6に示すのは、地震時に見切縁33が壁の反対側に75mm摺動した状態である。このとき、ブラケット部材20の嵌装部24が横材部本体22から延びだしている。
このように、見切縁33は、地震時の天井板の移動に伴って、壁から接近離隔する方向に大きく摺動する。また、前記の実施例と同様に、見切縁33は、その長さ方向にも摺動自在であるので、結局あらゆる方向に摺動することができる。また、バネ16の作用により、上下方向に揺動可能である。
実施例の天井構造の説明図である。 ブラケット部材及び見切縁支持手段の平面図である。 実施例の天井構造の天井裏から見た略平面図である。 実施例の天井構造の説明図である。 実施例の天井構造の説明図である。 実施例の天井構造の説明図である。 実施例の天井構造の分解説明図である。 ブラケット部材の側面図である。 ブラケット部材の正面図である。 横材部本体の説明図である。 横材部の嵌装部の説明図である。
符号の説明
1 ブラケット部材
2 縦材部
3 横材部
4 見切縁支持手段
5 見切縁
6 天井板
7 摺動部
8 縦軸
9 バネ受板
10 見切縁支持部
11 ビス
12 開口
13 壁
14 ビス
15 塞ぎ板
16 バネ
20 ブラケット部材
21 縦材部
22 横材部本体
23 ガイド溝
24 嵌装部
25 ガイド片
26 見切縁支持手段
27 摺動部
28 縦軸
29 バネ受板
30 見切縁支持部
31 ビス
32 車輪
33 見切縁
34 塞ぎ板
35 突条
36 突条
37 開口
38 凹溝
39 塞ぎ板支持手段
40 塞ぎ板支持部

Claims (4)

  1. 縦材部と横材部でL字状に形成されたブラケット部材を壁に取り付け、前記横材部に見切縁支持手段を該壁から接近離隔する方向に摺動自在に設け、前記見切縁支持手段によって、天井板の周辺部を支持する見切縁をその長さ方向に摺動自在に支持したことを特徴とする天井の構造。
  2. 前記見切縁支持手段が、前記見切縁を上下方向に揺動可能に支持するものである請求項1の天井の構造。
  3. 前記見切縁支持手段が、前記ブラケット部材の横材部上を摺動する摺動部と、該摺動部及び前記横材部を上下動自在に貫通する縦軸と、該縦軸上端に固定したバネ受板と、該縦軸下端に固定した見切縁支持部と、前記摺動部とバネ受板との間に装着され前記見切縁支持部を上方向に付勢するバネとを有するものである請求項2の天井の構造。
  4. 前記ブラケット部材の横材部が、断面U字状に形成された本体と、該本体に出入り自在に嵌装された断面U字状の嵌装部を有し、該本体と嵌装部が前記軸が貫通し壁から接近離隔する方向に移動可能となるスリットを有するものである請求項3の天井の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111173186A (zh) * 2020-02-18 2020-05-19 深圳市科建建设集团有限公司 一种抗震性好的环保吊顶结构
CN113062522A (zh) * 2021-02-23 2021-07-02 郭铁森 一种脱落时自动夹紧防砸伤的吊顶
JP7368574B1 (ja) 2022-09-28 2023-10-24 大建工業株式会社 天井構造

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