JP5976309B2 - 断熱リフォーム方法及び断熱リフォーム用断熱パネル - Google Patents
断熱リフォーム方法及び断熱リフォーム用断熱パネル Download PDFInfo
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Description
最も優れた断熱工事は、躯体の外壁に断熱材を施工した外断熱と称される断熱構法である。
しかし、集合住宅では一般に区分所有権の及ぶ範囲は、躯体の内側に限定されるので、躯体の外側に実施する外断熱は、大規模修繕等の場合しか実施できない。また、戸建住宅では、このような制約は無いものの、外断熱を行う場合には、足場施工や保護シート設置等、大掛かりな下準備を行う必要があるので、容易には実施できない。
従って、一般的にはリフォームで断熱工事を行う場合は、内断熱と称される躯体の内側に断熱材を施工する工事が実施される。
具体的には、以下に示すような施工方法が採られている。
この方法は、ごく一般的な断熱リフォーム方法であり、施工の前後で壁の厚さが変わらないので部屋が狭くなることは無い。また、断熱材を予め決められた位置に正確に施工可能なので、未施工の部分が残ることも少ない。
この方法は、既存壁材を撤去することなくそのままなので、廃棄物が発生せず、しかも比較的短時間で施工可能である。また、施工時に騒音や振動、埃等は殆ど発生しない。
この方法は、既存壁材を撤去することなくそのままなので、廃棄物が発生せず、しかも比較的短時間で施工可能である。また、施工時に騒音や振動、埃等は殆ど発生しない。
この方法は、既存壁材に断熱材と壁材を一体化したパネルを張るだけでよいので、施工が極めて簡単で施工時間も短い。壁材としては、プラスターボードが使用される場合が多い。
(1)既存壁材を撤去後、断熱材を間柱間に施工し、再び壁材を施工する方法では、既存壁材の撤去,廃材の搬出,断熱材の施工,壁材の施工と多くの工程があるので施工時間が長くなるとともに、廃棄物も大量に発生し、騒音や振動,埃等も多い。
特に既存壁材の撤去,廃材の搬出の際には専用の廃棄物運搬車が来て、リフォーム工事の最初の段階で纏めて行うのが一般的であるので、リフォーム工事を行う数部屋が同時に使用不能になるケースが多い。
よって、居住しながらの工事は、居住者にとって忍耐を必要とするので、ストレスから体調不良に陥る恐れもあるので、リフォーム工事が長期間に渡る場合には一時仮住居に転居を勧める場合もある。またリフォーム工事中には近隣にも多大な迷惑を掛けてしまうといった問題もある。
さらに、釘等が残ってしまう間柱については、場合によっては新品と交換する必要がある。
また、ウレタンは接着性能があるので、壁材,間柱,配線その他壁内部に存在する物が全て発泡ウレタンで包まれて接着一体化され、後日、再度のリフォームが必要になった場合には壁材のみを撤去,交換しようとしても極めて困難である。
さらに、ウレタンフォームは、壁に穿孔した孔にノズルを差し込んで注入されるので、注入位置は容易に決められ、施工が容易で複雑な形状への対応も可能であるが、注入発泡時に確実に隅々まで行き渡らせるのは極めて困難であり、位置によっては発泡ムラが生じる場合もある。また、ウレタンに対して難燃化処理も可能であるが基本的に可燃材であるので限界がある。
胴縁間に設置される断熱材としてはグラスウールが使用されるが、一般的なグラスウールでは、必要な断熱性能を確保するためには最低でも50ミリメートル(mm)程度の厚さが必要となるので、その分、部屋がどうしても狭くなり、また、開口枠等との納まりの問題も生じてしまう。グラスウールを薄くすれば断熱性能が低下することは明らかであるので、断熱リフォーム工事の意味が無くなってしまう。
さらに、グラスウールは、隙間等に対して手で押し込むようにして施工すれば未施工の部分が残ることも少なく、不燃かつ安価で一般的に使用されているが、長期間の使用で水分を含むと潰れて断熱効果を喪失してしまうし、壁に使用した場合、脱落して壁の下部に溜ることもある。また、素手で扱うと微細破片が刺さって痛痒感があり、微細粉末を吸い込むと有害である。また、ふわふわしているので正確なサイズに切断することは困難であるとともに、工事中に一旦濡れると乾燥が困難で後日、カビの発生や腐朽の原因となる。
また、仕上げの化粧壁材の種類によってはパネルに一体化された壁材が無駄になってしまうこともある。例えば、板状の化粧壁材を施工する場合、化粧壁材を枠材に固定するので下地のプラスターボードは無駄になってしまうし、また、キッチン等内装の制限を受ける場所において、下地にMDFや合板(いずれも可燃材)を用いた場合はその上に重ねて不燃板を施工する必要が生じるのでこれも無駄になってしまう。そして、この無駄な厚さ分だけさらに部屋が狭くなってしまうという問題がある。
さらに、壁材として使用されるプラスターボード、薄い合板やMDF(厚さ3〜6ミリメートル(mm)程度)では、釘,ステープル,ビス等の効きが悪く、ボードアンカー等の特殊金具を必要とする場合がある。特に、プラスターボードは不燃性なのでよく使用されるが、割れ易く重量が嵩むという欠点を有する。
水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木(11)と、少なくとも前記横桟木(11)間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(22)(真空断熱材を除く)が一体化されてなり、前記断熱材(22)の表面及び裏面は前記横桟木(11)の配置部分を除いて露出したもので、
前記断熱材(22)は、一枚のパネルでありその表面側には、水平に延び、前記横桟木(11)が嵌め込まれる溝(22a)が上下方向に前記所定の間隔で設けられてなり、前記横桟木(11)のうち最上位の横桟木(11)の位置よりも上方及び最下位の横桟木(11)の位置よりも下方には、前記断熱材(22)が存在するとともに、
前記横桟木(11)の高さ方向の幅よりも小さい量で、前記断熱材(22)は、前記最上位の横桟木(11)より上方に突出しかつ前記最下位の横桟木(11)より下方に突出するようにして、切断により高さ方向の長さを調整可能にしたことを特徴とするあることを特徴とする。
水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木(11)と、少なくとも前記横桟木(11)間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(21)(真空断熱材を除く)が一体化されてなり、前記断熱材(21)の表面及び裏面は前記横桟木(11)の配置部分を除いて露出したもので、
前記断熱材(21)は、複数のパネルで前記横桟木(11)と上下方向に交互に設けられてなり、前記横桟木(11)のうち最上位の横桟木(11)の位置よりも上方及び最下位の横桟木(11)の位置よりも下方には、前記断熱材(21)が存在するとともに、前記横桟木(11)の左右両端側に上下に延びる縦桟木(12)を配して前記横桟木(11)及び前記断熱材(21)と一体化し、
前記縦桟木(12)の上面より最上位の断熱材(21)が上方に突出し、前記縦桟木(12)の下面より最下位の断熱材(21)が下方に突出するようにして、切断により高さ方向の長さを調整可能にしたことを特徴とする。
水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木(11)と、少なくとも前記横桟木(11)間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(22)(真空断熱材を除く)が一体化されてなり、前記断熱材(22)の表面及び裏面は前記横桟木(11)の配置部分を除いて露出したもので、
前記断熱材(22)は、一枚のパネルでありその表面側には、水平に延び、前記横桟木(11)が嵌め込まれる溝(22a)が上下方向に前記所定の間隔で設けられてなり、前記横桟木(11)のうち最上位の横桟木(11)の位置よりも上方及び最下位の横桟木(11)の位置よりも下方には、前記断熱材(22)が存在するとともに、前記横桟木(11)の左右両端側に上下に延びる縦桟木(12)を配して前記横桟木(11)及び前記断熱材(22)と一体化し、
前記断熱材(22)は、前記縦桟木(12)の上面より上方に突出しかつ前記縦桟木(12)の下面より下方に突出するようにして、切断により高さ方向の長さを調整可能にしたことを特徴とする。
水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木(11)と、少なくとも前記横桟木(11)間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(22)(真空断熱材を除く)が一体化されてなり、前記断熱材(22)の表面及び裏面は前記横桟木(11)の配置部分を除いて露出したもので、
前記横桟木(11)の左右両端側に上下に延びる縦桟木(12)を配して前記横桟木(11)及び前記断熱材(22)と一体化するとともに、前記最上位の横桟木(11)及び最下位の横桟木(11)を前記断熱材(22)よりも左右両端に突出するようにして、前記縦桟木(12)の上部及び下部に固定し、
前記横桟木(11)のうち最上位の横桟木(11)の位置よりも上方及び最下位の横桟木(11)の位置よりも下方には、前記断熱材(22)が存在するようにして、切断により高さ方向の長さを調整可能にしたことを特徴とする。
また、断熱リフォーム用断熱パネルは、横桟木と断熱材だけからなるものであり、これに対して断熱材を覆うように壁材は設けられていないので、重量が軽く運搬にも都合がよい。また、壁材が一体化されていないので断熱リフォーム用断熱パネルを既存の壁に施工した後、化粧壁材の種類によって最適な壁材を選択して取付けことができる。また、後日、再度のリフォーム等で壁材のみを撤去したり、交換することが可能である。また、壁材としてはプラスターボードがよく使用されるが、プラスターボードは重く割れ易い為、壁面の高さよりも短い寸法で生産、販売されるのが一般的であり、それと一体化させることを考えると断熱材も壁面の高さより短い寸法にしなくてはならないので、壁面の上下にそれぞれ貼ることとなり、胴縁を設置するなど施工の工数が増加するが、本発明では壁面の高さのものでもよいので、施工は容易である。
また、使用される断熱リフォーム用断熱パネルにおいて断熱材は、フェノールフォームを含むものからなりその厚さは25ミリメートル(mm)以下であるので、一般的なグラスウールと比較して厚さを1/2以下にすることができ、部屋を極端に狭くすることもない。
なお、溝の形成方法については特に限定されるものではなく、例えば一枚のパネルを後で削って溝を形成したり、断熱材を製造するときに型成形することによって溝を形成する方法等がある。
断熱リフォーム用断熱パネルとしては、壁1用、天井2用の各種があり、それぞれサイズが異なるが、複数の横桟木11と断熱材21を一体化したという点では共通する。
横桟木11は、水平に延び、上下方向に所定の間隔Sで複数、ここでは計7本配されていて、上下に隣接する横桟木11間にパネル状の断熱材21(ここでは6枚)が配されている。また、横桟木11の厚さと断熱材21の厚さは略同一であり、全体として平面状の断熱パネル10が形成されている。
そして、各横桟木11と各断熱材21の固定方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、接する面同士を単純に接着剤で接着したり、不織布や麻布のような薄い繊維シートを使用して横桟木11と断熱材21の境界を表裏両面からあるいは片面から接着したり、あるいは、型枠内に横桟木11を所定の間隔Sで配置し、空間内にフェノール樹脂などを流し込んで発泡固定させてもよい。また、横桟木11と断熱材21をダボと接着剤を併用して固定したり、横桟木11にステープルなどで細い突出部を設け、それに断熱材21を減り込ませ、接着剤を併用して固定したり、さらには、横桟木11と断熱材21の双方に実を設け、あるいは雇い実を用い、接着剤を併用して固定してもよい。
この断熱材21は、フェノールフォームという断熱素材の表面にガラス複合紙を貼ったもので、厚さ15ミリメートル(mm)程度で、厚さ50ミリメートル(mm)程度のグラスウールに匹敵する断熱性能が得られる上に、ボード状で形が整っているので、天井付近に合わせて施工する場合、グラスウールのように天井付近に押し込むために脚立を用意して昇降する必要もないし、また、経年変化によって潰れて断熱性能が低下してしまうこともない。しかも、フェノールフォームからなる断熱材21は、寸法を合わせて切断する場合も、ナイフ,鋸等で正確かつ簡単に切断可能である。また、フェノールフォームは、材料の燃えやすさの指標の一つとして示される酸素指数で表現した場合、28〜32であり、酸素指数が18の一般的なポリスチレンフォームや20〜21のポリウレタンフォームと比較して難燃性に優れるものであり、さらにフェノールフォームは、火災時には有毒ガスを発せず、発煙量も少ない。
まず、断熱リフォームを行う部屋の家具等を撤去する。
次に、既存内装の壁1・天井2・床3のチェックを行い、剥離・破損等の不具合を補修する。なお、この補修は、各種断熱リフォーム用断熱パネル10を垂直または水平に、既存壁(既存内装壁)1などと隙間なく設置できるようにするだけでよい。
壁1にあるコンセント、スイッチ、エアコン、照明等の器具は、基本的には一旦撤去して、断熱リフォーム用断熱パネル10の施工後に再度取り付ける。しかし、場合によってはそのままにして、コンセント等の周囲に断熱リフォーム用断熱パネル10を切断したものを施工することも考えられる。
断熱リフォーム用断熱パネル10の既存壁1への固定は、主にネジや釘、ステープル、フィニッシュネイルを使用するが、要所をウレタン等の接着剤で固定するようにしてもよい。
なお、壁材30としてはプラスターボードの他、合板,MDF等の繊維板,LVL等他の木質材料を用いても差し支えない。ここでは、上方から1/3のところと、それより下の部分で別かれた2つの壁材30を使用したが、特に限定されるものではない。
そして、パテ埋め等の下地調整(図示しない)を施した後、固定された壁材30の上に壁紙等の壁仕上げ材40を施工する。
なお、壁材30として厚手の羽目板のような下地材が不要な場合は、壁仕上げ材40を直接、断熱リフォーム用断熱パネル10に固定するようにしてもよい。
以上によって断熱リフォーム工事は完了する。
また、断熱リフォーム用断熱パネル10は、横桟木11と断熱材21だけからなるものであり、これに対して断熱材21を覆うように壁材30は設けられていないので、重量が軽く運搬にも都合がよい。また、壁材30が一体化されていないので断熱リフォーム用断熱パネル10を既存の壁1に施工した後、壁材30として化粧壁材の種類によって最適なものを選択して取付けことができる。また、後日、再度のリフォーム等で壁材30のみを撤去したり、交換することが可能である。また、壁材30としてはプラスターボードがよく使用されるが、プラスターボードは重く割れ易い為、壁面の高さよりも短い寸法で生産、販売されるのが一般的であり、それと一体化させることを考えると断熱材も壁面の高さより短い寸法にしなくてはならないので、壁面の上下にそれぞれ貼ることとなり、胴縁を設置するなど施工の工数が増加するが、この断熱リフォーム用断熱パネル10は、壁面の高さのものでもよいので、施工は容易である。
また、断熱材21の厚さは25ミリメートル(mm)以下であるので、一般的なグラスウールと比較して厚さを1/2以下にすることができ、部屋を極端に狭くすることもない。
これによれば、最上位の断熱材21の部分または最下位の断熱材21の部分を切断することで高さ方向の調整を容易に行うことができる。
また、断熱リフォーム用断熱パネル10の最上位及び最下位の部分が横桟木11の部位ではなく断熱材21であると、最上位及び最下位の部分が当接する天井及び床側に多少の凹凸などがあっても断熱材21の柔軟性(弾力性)によって凹凸が吸収される。
また、断熱材22に設けられた溝22a及びそれに嵌め込まれる横桟木11の厚さTを、断熱材22の厚さWの1/2よりも小さくなるようにするので、断熱材の容積(体積)が多くなりその分、断熱性能は向上する。
ここでは、断熱材22の厚さを15ミリメートル(mm)にするのに対して横桟木11の厚さを5.5ミリメートル(mm)のものを使用した。なお、横桟木11の厚さTを、断熱材22の厚さWの1/2よりも大きく、例えば、断熱材22の厚さを15ミリメートル(mm)にするのに対して横桟木11の厚さを9ミリメートル(mm)のものを使用したとしても熱橋(ヒートブリッジ)が形成されない分、断熱効果は向上する。ただし、横桟木11が薄ければ薄いほど、より断熱効果は向上する。要は、横桟木11のところでネジ、釘、ステープル、フィニッシュネイル等の頭が留まって、壁材30ごとしっかり既存壁1に固定するまでの間、断熱リフォーム用断熱パネル10が固定されているだけの強度があれば良い。
なお、図4のようにすれば、断熱材21の部分を僅かに切断することで高さ方向の微調整を容易に行うことができる。
これによれば、縦桟木12が横桟木11とともに枠材となるので、断熱リフォーム用断熱パネル10の強度を十分保つことができる。
図6に示した断熱リフォーム用断熱パネル10は、図1に示したものの左右両端側に上下に延びる縦桟木12を配して、これら縦桟木12の上面を最上位の横桟木11の上面まで設け、同様に縦桟木12の下面を最下位の横桟木11の下面まで設けるようにして、いわゆる縦勝ち状態としたものである。なお、図示は省略したが、最上位の横桟木11及び最下位の横桟木11を断熱材21よりも左右両端に突出するようにし、突出した上下の横桟木11間に縦桟木12を設けるようにして、いわゆる横勝ち状態にすることもできる。
また、これは、縦桟木12の上面を最上位の横桟木11の上面まで設け、同様に縦桟木12の下面を最下位の横桟木11の下面まで設けるようにして、いわゆる縦勝ち状態としたものである。
また、図15に示すように、断熱材22に形成される溝22aをあり溝とするとともに、そのあり溝に嵌め込まれる横桟木11の断面形状についてもあり溝に対応した断面形状として、断熱材22に対して横桟木11を左右方向から差し込んで嵌め込むようにしてもよい。
また、マンション等の集合住宅の一つの部屋に対して本実施形態に係る断熱リフォームを行う場合、隣の部屋との境界である壁1は、コンクリート駆体の上に団子状の樹脂モルタルを介して接着施工されたプラスターボードからなる既存の壁が主流となっていて、このような壁1に本実施形態で記載した断熱リフォーム用断熱パネル10を施工することとなる。
また、例えば、価格が極めて高く慎重に取扱う必要があるが、真空断熱材などを使用することも可能である。
ここでいう、C,D,E,Fの各ランクとは、独立行政法人住宅金融支援機構の断熱材区分におけるランクである。
本実施形態においては、その断熱材区分がFランク(熱伝導率0.022以下)のA種フェノールフォーム保温板1種2号を断熱材21,22として使用した。
2 天井
3 床
10 壁用の断熱リフォーム用断熱パネル(断熱パネル)
11 横桟木
11a 切欠部
12 縦桟木
12a 切欠部
21 断熱材
22 断熱材
22a 溝
30 壁材
40 壁仕上げ材
Claims (5)
- 水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木と、少なくとも前記横桟木間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(真空断熱材を除く)が一体化され、前記断熱材の表面及び裏面は前記横桟木の配置部分を除いて露出してなるもので、前記断熱材を、最上位の横桟木の上面より上方に突出しかつ最下位の横桟木の下面より下方に突出するようにしてなるリフォーム用の断熱パネルを、前記断熱材の部分を僅かに切断することで高さ方向の微調整を行うようにして、既存の壁又は既存の天井の室内側に既存の壁又は既存の天井を撤去することなく重ねて施工することを特徴とする断熱リフォーム方法。
- 既存の壁又は既存の天井の室内側に既存の壁又は既存の天井を撤去することなく重ねて施工されるリフォーム用の断熱パネルであって、
水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木と、少なくとも前記横桟木間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(真空断熱材を除く)が一体化されてなり、前記断熱材の表面及び裏面は前記横桟木の配置部分を除いて露出したもので、
前記断熱材は、一枚のパネルでありその表面側には、水平に延び、前記横桟木が嵌め込まれる溝が上下方向に前記所定の間隔で設けられてなり、前記横桟木のうち最上位の横桟木の位置よりも上方及び最下位の横桟木の位置よりも下方には、前記断熱材が存在するとともに、
前記横桟木の高さ方向の幅よりも小さい量で、前記断熱材は、前記最上位の横桟木より上方に突出しかつ前記最下位の横桟木より下方に突出するようにして、切断により高さ方向の長さを調整可能にしたことを特徴とする断熱リフォーム用断熱パネル。 - 既存の壁又は既存の天井の室内側に既存の壁又は既存の天井を撤去することなく重ねて施工されるリフォーム用の断熱パネルであって、
水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木と、少なくとも前記横桟木間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(真空断熱材を除く)が一体化されてなり、前記断熱材の表面及び裏面は前記横桟木の配置部分を除いて露出したもので、
前記断熱材は、複数のパネルで前記横桟木と上下方向に交互に設けられてなり、前記横桟木のうち最上位の横桟木の位置よりも上方及び最下位の横桟木の位置よりも下方には、前記断熱材が存在するとともに、前記横桟木の左右両端側に上下に延びる縦桟木を配して前記横桟木及び前記断熱材と一体化し、
前記縦桟木の上面より最上位の断熱材が上方に突出し、前記縦桟木の下面より最下位の断熱材が下方に突出するようにして、切断により高さ方向の長さを調整可能にしたことを特徴とする断熱リフォーム用断熱パネル。 - 既存の壁又は既存の天井の室内側に既存の壁又は既存の天井を撤去することなく重ねて施工されるリフォーム用の断熱パネルであって、
水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木と、少なくとも前記横桟木間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(真空断熱材を除く)が一体化されてなり、前記断熱材の表面及び裏面は前記横桟木の配置部分を除いて露出したもので、
前記断熱材は、一枚のパネルでありその表面側には、水平に延び、前記横桟木が嵌め込まれる溝が上下方向に前記所定の間隔で設けられてなり、前記横桟木のうち最上位の横桟木の位置よりも上方及び最下位の横桟木の位置よりも下方には、前記断熱材が存在するとともに、前記横桟木の左右両端側に上下に延びる縦桟木を配して前記横桟木及び前記断熱材と一体化し、
記前断熱材は、前記縦桟木の上面より上方に突出しかつ前記縦桟木の下面より下方に突出するようにして、切断により高さ方向の長さを調整可能にしたことを特徴とする断熱リフォーム用断熱パネル。 - 既存の壁又は既存の天井の室内側に既存の壁又は既存の天井を撤去することなく重ねて施工されるリフォーム用の断熱パネルであって、
水平に延び、上下方向に所定の間隔で複数配された横桟木と、少なくとも前記横桟木間に配された矩形状で厚さが25ミリメートル(mm)以下でフェノールフォームを含む断熱材(真空断熱材を除く)が一体化されてなり、前記断熱材の表面及び裏面は前記横桟木の配置部分を除いて露出したもので、
前記横桟木の左右両端側に上下に延びる縦桟木を配して前記横桟木及び前記断熱材と一体化するとともに、前記最上位の横桟木及び最下位の横桟木を前記断熱材よりも左右両端に突出するようにして、前記縦桟木の上部及び下部に固定し、
前記横桟木のうち最上位の横桟木の位置よりも上方及び最下位の横桟木の位置よりも下方には、前記断熱材が存在するようにして、切断により高さ方向の長さを調整可能にしたことを特徴とする断熱リフォーム用断熱パネル。
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