JP2000170278A - 断熱壁パネルとその製造方法 - Google Patents

断熱壁パネルとその製造方法

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JP2000170278A
JP2000170278A JP10350460A JP35046098A JP2000170278A JP 2000170278 A JP2000170278 A JP 2000170278A JP 10350460 A JP10350460 A JP 10350460A JP 35046098 A JP35046098 A JP 35046098A JP 2000170278 A JP2000170278 A JP 2000170278A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
adhesive
wall
wall panel
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JP10350460A
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English (en)
Inventor
Shoichiro Tsutsumi
正一郎 堤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱材を隙間なく充填することができる断熱
壁パネルと、その製造方法を提供することである。 【解決手段】 本発明の断熱壁パネル1は、枠体2の一
側に壁面材3が取り付けられ、枠体2で囲われた壁面材
3の裏面側空間に、粒状の繊維質断熱材4が接着剤で互
いに接合されて充填されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱壁パネルとそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の断熱壁パネルは、例えば、特開平
6−330575号公報に記載されているように、枠体
の一側に壁面材が取り付けられ、枠体で囲われた壁面材
の裏面側空間に発泡樹脂系の断熱材を設けたものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の断熱壁パネルにおいて、発泡樹脂系の断熱材を
パネルの枠体内に納める場合、一般に発泡樹脂系の断熱
材は硬いものであり、サイズがぴったりであると枠体の
中に納めることができず、余裕を見込むと枠体と断熱材
との間に隙間が生じるという問題がある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、本発明の課題は、断熱材を隙
間なく充填することができる断熱壁パネルと、その製造
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、枠体の一側に壁面材が取り付けられ、枠体で囲われ
た壁面材の裏面側空間に、粒状の繊維質断熱材が接着剤
で互いに接合されて充填されている断熱壁パネルであ
る。
【0006】請求項2に記載の本発明は、枠体の一側に
壁面材を取り付け、枠体で囲われた壁面材の裏面側空間
に、粒状の繊維質断熱材を接着剤と共に吹き込んで充填
し、壁面材の裏面に固着することを特徴とする断熱壁パ
ネルの製造方法である。
【0007】上記本発明において、粒状の繊維質断熱材
としては、 ・グラスウールを原料として使用に適した小塊状に加工
したグラスウール系のもの。 ・グラスウールに接着剤を加えて成型したものを原料と
し、使用に適した小塊状に加工したグラスウール系のも
の。 ・ロックウールに接着剤を加えて成型したものを原料と
し、使用に適した小塊状に加工したロックウール系のも
の。 ・木質繊維などを解繊し、難燃剤などの薬品で処理し
て、使用に適した綿状としたセルロースファイバー系の
もの。 等を挙げることができる。
【0008】また、上記本発明において、接着剤は特に
限定されないが、アクリル系、酢酸ビニル系、等の液状
接着剤が好適に使用できる。
【0009】(作用)請求項1に記載の本発明は、枠体
で囲われた壁面材の裏面側空間に、粒状の繊維質断熱材
が接着剤で互いに接合されて充填されている断熱壁パネ
ルであるから、断熱材が隙間なく充填され、断熱性能の
欠陥がない。
【0010】請求項2に記載の本発明は、枠体で囲われ
た壁面材の裏面側空間に、粒状の繊維質断熱材を接着剤
と共に吹き込んで充填し、壁面材の裏面に固着する断熱
壁パネルの製造方法であるから、複雑な枠構成であって
も隙間なく充填することができる。また、断熱材を吹き
込んで充填するので、枠形状に合わせたサイズの断熱材
を各種取り揃える必要はなく、サイズの異なる断熱壁パ
ネルの製造に適する。さらにまた、接着剤の固化後は、
一体パネルとして扱えるので、作業上の取り扱いが容易
である。特に、壁内通気層のための隙間を確保するのが
容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例であって、断熱
内壁パネルの斜視図である。図1において、1は断熱内
壁パネルであって、この断熱内壁パネル1は、四方形に
組まれた木製の枠体2の一側に石膏ボード等の内壁面材
3が取り付けられ、上記枠体3で囲われた内壁面材3の
裏面側空間に、粒状の繊維質断熱材4(一部のみ図示)
が接着剤41で互いに接合されて充填されているもので
ある。上記粒状の繊維質断熱材4としては、直径1〜2
cmのボール状でありセルロースファイバー系のものを
使用し、接着剤としては、アクリルエマルジョン系接着
剤を使用した。
【0012】図2は図1に示す断熱内壁パネルの製造方
法を示す説明図である。上記断熱内壁パネル1の製造方
法は、図2に示すように、枠体2の一側に壁面材3を取
り付け、これを水平に設置する。ついで、上記枠体2で
囲われた壁面材3の裏面側空間に、風送された粒状の繊
維質断熱材4と噴霧された液状の上記接着剤41とを同
時に吹き付けて充填する。そして、上記充填した粒状の
繊維質断熱材4の表面を適宜ならして平坦に仕上げた
後、加熱乾燥して接着剤41を固化する。
【0013】図3は図1の断熱内壁パネルの使用状態を
示す壁構造の断面図である。上記断熱内壁パネル1は、
図3に示すように、建物の外壁材5との間に通気層7と
なる隙間を形成して取り付けて使用する。7は断熱内壁
パネル1の内側面に張りつけられる透湿防水シートであ
って、断熱内壁パネル1の内側面に張り付けて使用され
る。この透湿防水シート7は、上記断熱内壁パネル1の
製造時に、接着剤41が固化する前に張り付けておいて
もよい。すると、粒状の繊維質断熱材4の脱落防止と、
後張りの手間も省ける。このようにして、工場で製造し
た断熱内壁パネル1を施工現場に運び、建物に組み込み
施工する。
【0014】(実施例の作用)本実施例の断熱内壁パネ
ル1は、枠体2で囲われた内壁面材3の裏面側空間に、
粒状の繊維質断熱材4が接着剤41で互いに接合されて
充填されているものであるから、上記断熱材4が隙間な
く充填され、断熱性能の欠陥がない。
【0015】また、本実施例によると、枠体2で囲われ
た内壁面材3の裏面側空間に、粒状の繊維質断熱材4を
接着剤41と共に吹き込んで充填し、内壁面材3の裏面
に固着して断熱パネル1を製造する製造方法であるか
ら、複雑な枠構成であっても隙間なく充填することがで
きる。また、上記断熱材4を吹き込んで充填するので、
枠形状に合わせたサイズの断熱材を各種取り揃える必要
はなく、サイズの異なる断熱パネルの製造に適する。
【0016】さらにまた、接着剤41の固化後は、一体
パネルとして扱えるので、作業上の取り扱いが容易であ
る。特に、図3に示したように、断熱材4の脱落もな
く、壁内通気層7のための隙間を確保するのが容易とな
る。また、断熱材4の充填を工場でできるので、機械化
が容易で、精度のよいものができる。そしてまた、コン
トロールボックス等により断熱材4を充填する空間がい
びつにてっても作業が複雑にならず、隙間なく充填でき
る。このような断熱内壁パネル1を用いて、プレハブ建
物等を建築できる。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、断熱材が隙
間なく充填され、断熱性能の欠陥がない。
【0018】請求項2に記載の本発明は、複雑な枠構成
であっても隙間なく充填することができる。また、枠形
状に合わせたサイズの断熱材を各種取り揃える必要はな
く、サイズの異なる断熱壁パネルの製造に適する。さら
にまた、吹き込み断熱材と壁パネルが一体化して扱える
ため、作業上の取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、断熱内壁パネルの
斜視図である。
【図2】図1に示す断熱内壁パネルの製造方法を示す説
明図である。
【図3】図1の断熱内壁パネルの使用状態を示す壁構造
の断面図である。
【符号の説明】
1 断熱内壁パネル 2 枠体 3 内壁面材 4 粒状の繊維質断熱材 41 接着材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体の一側に壁面材が取り付けられ、枠
    体で囲われた壁面材の裏面側空間に、粒状の繊維質断熱
    材が接着剤で互いに接合されて充填されていることを特
    徴とする断熱壁パネル。
  2. 【請求項2】 枠体の一側に壁面材を取り付け、枠体で
    囲われた壁面材の裏面側空間に、粒状の繊維質断熱材を
    接着剤と共に吹き込んで充填し、壁面材の裏面に固着す
    ることを特徴とする断熱壁パネルの製造方法。
JP10350460A 1998-12-09 1998-12-09 断熱壁パネルとその製造方法 Pending JP2000170278A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013124490A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Wood One:Kk 断熱リフォーム方法及び断熱リフォーム用断熱パネル
CN103452231A (zh) * 2013-09-22 2013-12-18 建研科技股份有限公司 超薄绝热保温板预制复合墙板及其预制方法
CN106088649A (zh) * 2016-07-15 2016-11-09 厦门特房建设工程集团有限公司 夹芯保温墙板加固钢筋混凝土震损框架的方法及制造方法

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CN106088649A (zh) * 2016-07-15 2016-11-09 厦门特房建设工程集团有限公司 夹芯保温墙板加固钢筋混凝土震损框架的方法及制造方法
CN106088649B (zh) * 2016-07-15 2019-04-02 厦门特房建设工程集团有限公司 夹芯保温墙板加固钢筋混凝土震损框架的方法

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