JPH09158348A - 住宅外壁部の断熱材取付構造とその取付方法 - Google Patents
住宅外壁部の断熱材取付構造とその取付方法Info
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- JPH09158348A JPH09158348A JP34549995A JP34549995A JPH09158348A JP H09158348 A JPH09158348 A JP H09158348A JP 34549995 A JP34549995 A JP 34549995A JP 34549995 A JP34549995 A JP 34549995A JP H09158348 A JPH09158348 A JP H09158348A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 断熱材を分断することなく外壁パネルに敷設
できるようにして作業の効率化を図ると共に、既に施工
された家屋に対しても比較的容易に断熱材の交換、追加
等を可能とする。 【解決手段】 住宅外壁パネル１の屋外側面に、発泡ポ
リスチレンもしくは発泡ポリウレタン等の樹脂発泡体か
らなる断熱パネル１０を縦横に複数隣接させて固着さ
せ、上記住宅外壁パネル１の屋外側面と断熱パネル１０
間には接着剤、防水材もしくは防火材等の内面材が設け
られ、かつこの断熱パネル１０の外表面に任意の外壁体
を設けたことを特徴とする。
できるようにして作業の効率化を図ると共に、既に施工
された家屋に対しても比較的容易に断熱材の交換、追加
等を可能とする。 【解決手段】 住宅外壁パネル１の屋外側面に、発泡ポ
リスチレンもしくは発泡ポリウレタン等の樹脂発泡体か
らなる断熱パネル１０を縦横に複数隣接させて固着さ
せ、上記住宅外壁パネル１の屋外側面と断熱パネル１０
間には接着剤、防水材もしくは防火材等の内面材が設け
られ、かつこの断熱パネル１０の外表面に任意の外壁体
を設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ツーバイフォー工
法やその他の一般工法等による住宅壁部における断熱構
造に関し、特に外壁パネルに対し発泡ポリスチレンを取
り付けるようにした住宅外壁部の断熱材取付構造とその
取付方法に関する。
法やその他の一般工法等による住宅壁部における断熱構
造に関し、特に外壁パネルに対し発泡ポリスチレンを取
り付けるようにした住宅外壁部の断熱材取付構造とその
取付方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般的な住宅工法としては、ツー
バイフォー工法や、在来工法、軽量鉄骨工法、木質パネ
ル工法、スチールスタッド工法等が存在する。これ等の
住宅工法のうち、例えばツーバイフォー工法において
は、上下左右の枠材と該枠材で囲まれた空間内に配設さ
れる複数の縦材とで枠組み体を構成し、この枠組み体の
両面に構造用面材を固着してなる外壁パネルによって家
屋外壁を形成するようにしていた。そして、この外壁パ
ネルの内部にはフェルトや発泡ポリスチレンからなる断
熱材を敷設して、室内外の断熱を行っていた。
バイフォー工法や、在来工法、軽量鉄骨工法、木質パネ
ル工法、スチールスタッド工法等が存在する。これ等の
住宅工法のうち、例えばツーバイフォー工法において
は、上下左右の枠材と該枠材で囲まれた空間内に配設さ
れる複数の縦材とで枠組み体を構成し、この枠組み体の
両面に構造用面材を固着してなる外壁パネルによって家
屋外壁を形成するようにしていた。そして、この外壁パ
ネルの内部にはフェルトや発泡ポリスチレンからなる断
熱材を敷設して、室内外の断熱を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の断熱材の取付構造においては、外壁パネルの
上下左右枠に囲まれた内部空間は、複数の縦材によって
仕切られており、従って断熱材を敷設する場合には、各
仕切られた空間毎に断熱材を分断し敷設する必要があ
り、断熱材の取付け作業が煩雑であった。また、その他
の一般住宅工法等においても、同様に断熱材の取付け作
業が煩雑であるという問題があった。また更に、既に施
工された家屋に対し、断熱材を交換、追加等する場合に
は、外壁パネル又は構造用面材を取り外す必要があるた
め、作業が大掛かりとなり、住人の退去等も必要であっ
た。
うな従来の断熱材の取付構造においては、外壁パネルの
上下左右枠に囲まれた内部空間は、複数の縦材によって
仕切られており、従って断熱材を敷設する場合には、各
仕切られた空間毎に断熱材を分断し敷設する必要があ
り、断熱材の取付け作業が煩雑であった。また、その他
の一般住宅工法等においても、同様に断熱材の取付け作
業が煩雑であるという問題があった。また更に、既に施
工された家屋に対し、断熱材を交換、追加等する場合に
は、外壁パネル又は構造用面材を取り外す必要があるた
め、作業が大掛かりとなり、住人の退去等も必要であっ
た。
【０００４】そこで本発明は、断熱材を分断することな
く外壁パネルに敷設できるようにして作業の効率化を図
ると共に、既に施工された家屋に対しても比較的容易に
断熱材の交換、追加等を可能とする断熱材の取付構造及
びその方法を提供することを目的としている。
く外壁パネルに敷設できるようにして作業の効率化を図
ると共に、既に施工された家屋に対しても比較的容易に
断熱材の交換、追加等を可能とする断熱材の取付構造及
びその方法を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の住宅外壁部の断熱材取付構造は、住宅外壁パネ
ルの屋外側面に、発泡ポリスチレンもしくは発泡ポリウ
レタン等の樹脂発泡体からなる断熱パネルを縦横に複数
隣接させて固着すると共に、この断熱パネルの外表面に
任意の外壁体を設けたことを特徴として構成されてい
る。
本発明の住宅外壁部の断熱材取付構造は、住宅外壁パネ
ルの屋外側面に、発泡ポリスチレンもしくは発泡ポリウ
レタン等の樹脂発泡体からなる断熱パネルを縦横に複数
隣接させて固着すると共に、この断熱パネルの外表面に
任意の外壁体を設けたことを特徴として構成されてい
る。
【０００６】また請求項２記載の本発明は、上記請求項
１記載の発明において、住宅外壁パネルの屋外側面と断
熱パネル間に、接着剤、防水材もしくは防火材等の内面
材が設けられていることを特徴として構成されている。
１記載の発明において、住宅外壁パネルの屋外側面と断
熱パネル間に、接着剤、防水材もしくは防火材等の内面
材が設けられていることを特徴として構成されている。
【０００７】また請求項３記載の本発明は、上記請求項
２記載の発明において、左右に隣接する断熱パネルの縦
接合部の屋外面側にはその接合部に沿って凹部が形成さ
れ、この凹部にはコーキング材が充填されていることを
特徴として構成されている。
２記載の発明において、左右に隣接する断熱パネルの縦
接合部の屋外面側にはその接合部に沿って凹部が形成さ
れ、この凹部にはコーキング材が充填されていることを
特徴として構成されている。
【０００８】また請求項４記載の本発明は、上記請求項
２記載の発明において、上下に隣接する断熱パネルの横
接合部間には、略全域にわたって長尺状に形成されたＺ
型金具が介在され、このＺ型金具は、屋内側の立片と屋
外側の垂下片とこれらを結ぶ水平片とで断面略Ｚ状に形
成されていることを特徴として構成されている。
２記載の発明において、上下に隣接する断熱パネルの横
接合部間には、略全域にわたって長尺状に形成されたＺ
型金具が介在され、このＺ型金具は、屋内側の立片と屋
外側の垂下片とこれらを結ぶ水平片とで断面略Ｚ状に形
成されていることを特徴として構成されている。
【０００９】また請求項４記載の本発明は、上記請求項
２記載の発明において、上下に隣接する断熱パネルの横
接合部間は、屋外側が下段となる略Ｚ状に合い欠き構造
にすると共に、この接合部がコーキング材もしくは接着
剤が塗布されて接合されていることを特徴として構成さ
れている。
２記載の発明において、上下に隣接する断熱パネルの横
接合部間は、屋外側が下段となる略Ｚ状に合い欠き構造
にすると共に、この接合部がコーキング材もしくは接着
剤が塗布されて接合されていることを特徴として構成さ
れている。
【００１０】また請求項６記載の本発明は、住宅外壁パ
ネルの屋外側面に接着剤、防水材もしくは防火材等の内
面材を設け、この内面材の屋外側面に発泡ポリスチレン
もしくは発泡ポリウレタン等の樹脂発泡体からなる断熱
パネルを縦横に複数隣接させて順次固着させ、ついで、
この断熱パネルの外表面に任意の外壁体を設けるように
したことを特徴として構成されている。
ネルの屋外側面に接着剤、防水材もしくは防火材等の内
面材を設け、この内面材の屋外側面に発泡ポリスチレン
もしくは発泡ポリウレタン等の樹脂発泡体からなる断熱
パネルを縦横に複数隣接させて順次固着させ、ついで、
この断熱パネルの外表面に任意の外壁体を設けるように
したことを特徴として構成されている。
【００１１】また請求項７記載の本発明は、住宅外壁パ
ネルの屋外側面に内面材としての湿式防火材を塗布し、
この湿式防火材が乾燥する前に、この内面材の屋外側面
に発泡ポリスチレンもしくは発泡ポリウレタン等の樹脂
発泡体からなる断熱パネルを縦横に複数隣接させて順次
固着させ、ついで、この断熱パネルの外表面に任意の外
壁体を設けるようにしたことを特徴として構成されてい
る。
ネルの屋外側面に内面材としての湿式防火材を塗布し、
この湿式防火材が乾燥する前に、この内面材の屋外側面
に発泡ポリスチレンもしくは発泡ポリウレタン等の樹脂
発泡体からなる断熱パネルを縦横に複数隣接させて順次
固着させ、ついで、この断熱パネルの外表面に任意の外
壁体を設けるようにしたことを特徴として構成されてい
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１及び図２は、本発明に
おいて使用される外壁パネルの一例を示す図であり、図
１は組立前の状態、図２は組立後の状態をそれぞれ示す
斜視図である。本発明による断熱材の取付構造は、一般
の全ての住宅工法に適用できるものであるが、以下にお
いては、その一実施例として、ツーバイフォー工法を例
に挙げて説明する。
に基づいて詳細に説明する。図１及び図２は、本発明に
おいて使用される外壁パネルの一例を示す図であり、図
１は組立前の状態、図２は組立後の状態をそれぞれ示す
斜視図である。本発明による断熱材の取付構造は、一般
の全ての住宅工法に適用できるものであるが、以下にお
いては、その一実施例として、ツーバイフォー工法を例
に挙げて説明する。
【００１３】まず、図１、２において壁下地としての外
壁パネル１は、上下の枠材２、３及び左右の縦枠材４、
５により枠組みされ形成された空間内に、縦枠材４、５
と平行に複数の中間材６、６を配設して枠組み体を形成
し、その枠組体の両面に長方形状の合板からなる構造用
面材７、８を釘等９で固着してなるものである。ここで
上下枠材２、３、左右縦枠材４、５及び中間材６、６
は、何れも２インチ×４インチの断面を有する木材を適
宜長さに切断して形成したものである。そしてこの外壁
パネル１を床（水平ダイヤフラム）上に連続して立設す
ることによって家屋の外壁が形成される。この場合に、
構造用面材７、８は、枠組み体を床上に立設した後に固
着することもできる。
壁パネル１は、上下の枠材２、３及び左右の縦枠材４、
５により枠組みされ形成された空間内に、縦枠材４、５
と平行に複数の中間材６、６を配設して枠組み体を形成
し、その枠組体の両面に長方形状の合板からなる構造用
面材７、８を釘等９で固着してなるものである。ここで
上下枠材２、３、左右縦枠材４、５及び中間材６、６
は、何れも２インチ×４インチの断面を有する木材を適
宜長さに切断して形成したものである。そしてこの外壁
パネル１を床（水平ダイヤフラム）上に連続して立設す
ることによって家屋の外壁が形成される。この場合に、
構造用面材７、８は、枠組み体を床上に立設した後に固
着することもできる。
【００１４】次に図３、図４は、上記形成された壁下地
としての外壁パネル１に断熱材たる断熱パネル１０を取
付ける手順を示す斜視図である。上記図３に示すよう
に、各外壁パネル１の屋外側面には、複数枚の断熱パネ
ル１０、１０が固着される。各断熱パネル１０は、発泡
性ポリスチレンからなり、図の例では外壁パネル１の約
４分の１の大きさに切断加工されている。上記発泡性ポ
リスチレンは、型枠内で液状発泡原料を発泡させて形成
される多孔質、軽量な材料で、断熱性、遮音性、防水
性、耐腐蝕性及び加工性に優れている。各断熱パネル１
０の切り出しは、熱線を用いた専用カッターで行われ、
図の例で断熱パネル１０は、高さ４フィート（約１２１
９ｍｍ）×幅８フィート（約２４３８ｍｍ）×厚さ２イ
ンチ（約５１ｍｍ）程度に切り出されている。
としての外壁パネル１に断熱材たる断熱パネル１０を取
付ける手順を示す斜視図である。上記図３に示すよう
に、各外壁パネル１の屋外側面には、複数枚の断熱パネ
ル１０、１０が固着される。各断熱パネル１０は、発泡
性ポリスチレンからなり、図の例では外壁パネル１の約
４分の１の大きさに切断加工されている。上記発泡性ポ
リスチレンは、型枠内で液状発泡原料を発泡させて形成
される多孔質、軽量な材料で、断熱性、遮音性、防水
性、耐腐蝕性及び加工性に優れている。各断熱パネル１
０の切り出しは、熱線を用いた専用カッターで行われ、
図の例で断熱パネル１０は、高さ４フィート（約１２１
９ｍｍ）×幅８フィート（約２４３８ｍｍ）×厚さ２イ
ンチ（約５１ｍｍ）程度に切り出されている。
【００１５】断熱パネル１０は、外壁パネル１に対し図
に示すように釘１１で打ち付けても良いし、接着剤で貼
着しても良い。各断熱パネル１０、１０は、その上下左
右の辺を相互に隙間なく突き合わせて外壁パネル１に固
着されるが、上下の断熱パネル１０、１０間にはＺ型金
具１２が介在され、左右の断熱パネル１０、１０間には
凹部１３が形成されている。上記断熱パネル１０の材料
としては、上記した発泡性ポリスチレンの他、発泡ポリ
ウレタンやその他の樹脂発泡体が用いられる。
に示すように釘１１で打ち付けても良いし、接着剤で貼
着しても良い。各断熱パネル１０、１０は、その上下左
右の辺を相互に隙間なく突き合わせて外壁パネル１に固
着されるが、上下の断熱パネル１０、１０間にはＺ型金
具１２が介在され、左右の断熱パネル１０、１０間には
凹部１３が形成されている。上記断熱パネル１０の材料
としては、上記した発泡性ポリスチレンの他、発泡ポリ
ウレタンやその他の樹脂発泡体が用いられる。
【００１６】図６は、断熱パネル１０の上下間の接合部
分を示す拡大断面図である。上記Ｚ型金具１２は、外壁
パネル１の幅とほぼ同じ全長を有し、上下に接合される
断熱パネル１０、１０の接合する辺の全域にわたって介
在される。このＺ型金具１２は、図６に示すように、屋
内側の立片１２ａと、屋外側の垂下片１２ｂと、これら
を結ぶ水平片１２ｃとから構成され、水平片１２ｃの両
面に、断熱パネル１０、１０の上下辺を当接して接着す
るように構成されている。このため、断熱パネル１０の
屋外面を伝わってその接合部分から外壁パネル１側に流
れ込もうとする水滴は、立片１２ａによってその浸入が
妨げられると共に、断熱パネル１０の接合部分に下方か
ら吹き上げる水滴は、垂下片１２ｂによってその浸入が
妨げられる。また、断熱パネル１０と外壁パネル１間に
流れ込んだ水滴は、立片１２ａと水平片１２ｃと垂下片
１２ｂを介して屋外側に排出されて、屋内側への浸入が
妨げられる。また更に、このＺ型金具１２の表面に接着
剤を塗布することにより、各断熱パネル１０間の接続部
の防水効果を一層向上させることができる。
分を示す拡大断面図である。上記Ｚ型金具１２は、外壁
パネル１の幅とほぼ同じ全長を有し、上下に接合される
断熱パネル１０、１０の接合する辺の全域にわたって介
在される。このＺ型金具１２は、図６に示すように、屋
内側の立片１２ａと、屋外側の垂下片１２ｂと、これら
を結ぶ水平片１２ｃとから構成され、水平片１２ｃの両
面に、断熱パネル１０、１０の上下辺を当接して接着す
るように構成されている。このため、断熱パネル１０の
屋外面を伝わってその接合部分から外壁パネル１側に流
れ込もうとする水滴は、立片１２ａによってその浸入が
妨げられると共に、断熱パネル１０の接合部分に下方か
ら吹き上げる水滴は、垂下片１２ｂによってその浸入が
妨げられる。また、断熱パネル１０と外壁パネル１間に
流れ込んだ水滴は、立片１２ａと水平片１２ｃと垂下片
１２ｂを介して屋外側に排出されて、屋内側への浸入が
妨げられる。また更に、このＺ型金具１２の表面に接着
剤を塗布することにより、各断熱パネル１０間の接続部
の防水効果を一層向上させることができる。
【００１７】図７は左右の断熱パネル１０の接合部分を
示す拡大断面図である。この図７に示すように各断熱パ
ネル１０の左右の接合面の屋外側角部はＬ字型に切り落
とされ、両断熱パネル１０を接合することによって、接
合部の屋外面側にはその接合部に沿って凹部１３が形成
される。そしてこの凹部１３には、コーキング材１４が
充填され、接合面間から外壁パネル１側へ水滴が浸入す
ることが防止される。この場合に、左右の断熱パネル１
０、１０をその接合面において接着し、水滴の浸入を完
全に防止することが好ましい。また、凹部１３は図８に
示すように、Ｖ字型に形成してもよく、この場合は各断
熱パネル１０の角部の切り落しが容易になる。
示す拡大断面図である。この図７に示すように各断熱パ
ネル１０の左右の接合面の屋外側角部はＬ字型に切り落
とされ、両断熱パネル１０を接合することによって、接
合部の屋外面側にはその接合部に沿って凹部１３が形成
される。そしてこの凹部１３には、コーキング材１４が
充填され、接合面間から外壁パネル１側へ水滴が浸入す
ることが防止される。この場合に、左右の断熱パネル１
０、１０をその接合面において接着し、水滴の浸入を完
全に防止することが好ましい。また、凹部１３は図８に
示すように、Ｖ字型に形成してもよく、この場合は各断
熱パネル１０の角部の切り落しが容易になる。
【００１８】次に図４及び図５は、上記外壁パネル１の
屋外面に固着された断熱パネル１０の表面に、モルタル
塗りを施す手順について説明する斜視図である。上記図
４に示すように、断熱パネル１０の表面全域には、まず
第一層目のモルタル塗り１５が施される。ここで、発泡
ポリスチレンからなる断熱パネル１０は、多項質である
ため、モルタルの付着性が良く、モルタル塗りが極めて
良好に行われる。この場合に断熱パネル１０の表面に防
水シートを貼着してモルタルをその上に施すことも可能
であるが、断熱パネル１０自体が防水性を有しているの
で、必ずしも防水シートは必要ない。上記モルタル塗り
１５は、防水モルタルや樹脂モルタルが使用され、ある
いは湿式耐火材を用いてもよい。このようにして、壁の
外表面に防火機能を持たせることもできる。
屋外面に固着された断熱パネル１０の表面に、モルタル
塗りを施す手順について説明する斜視図である。上記図
４に示すように、断熱パネル１０の表面全域には、まず
第一層目のモルタル塗り１５が施される。ここで、発泡
ポリスチレンからなる断熱パネル１０は、多項質である
ため、モルタルの付着性が良く、モルタル塗りが極めて
良好に行われる。この場合に断熱パネル１０の表面に防
水シートを貼着してモルタルをその上に施すことも可能
であるが、断熱パネル１０自体が防水性を有しているの
で、必ずしも防水シートは必要ない。上記モルタル塗り
１５は、防水モルタルや樹脂モルタルが使用され、ある
いは湿式耐火材を用いてもよい。このようにして、壁の
外表面に防火機能を持たせることもできる。
【００１９】次に図５に示すように、このモルタル塗り
した表面に、グラスファイバーメッシュ１６が張り付け
られる。グラスファイバーメッシュ１６は、モルタル塗
りの補強のために用いられ、第一層目のモルタル塗り１
５が半乾きの状態で施工される。上記グラスファイバー
メッシュ１６は、釘１７等で断熱パネル１０に打ち付け
られ固定される。そしてこのグラスファイバーメッシュ
１６の上には、さらに第二層目のモルタル塗り１８が施
される。これによってグラスファイバーメッシュ１６
は、両モルタル塗り１５及び１８内に埋設される。
した表面に、グラスファイバーメッシュ１６が張り付け
られる。グラスファイバーメッシュ１６は、モルタル塗
りの補強のために用いられ、第一層目のモルタル塗り１
５が半乾きの状態で施工される。上記グラスファイバー
メッシュ１６は、釘１７等で断熱パネル１０に打ち付け
られ固定される。そしてこのグラスファイバーメッシュ
１６の上には、さらに第二層目のモルタル塗り１８が施
される。これによってグラスファイバーメッシュ１６
は、両モルタル塗り１５及び１８内に埋設される。
【００２０】発泡ポリスチレンからなる断熱パネル１０
は弾性を有し、そのため外圧を受けると変形して表面の
モルタルに割れが生じることがあり、このようにモルタ
ル内にグラスファイバーメッシュ１６を埋設して補強を
行うことで、割れが防止される。従ってグラスファイバ
ーメッシュ１６は、外圧を受ける可能性のある範囲、例
えば人の手の届く範囲にのみ設け、他の部分は一層のモ
ルタル塗りで仕上げることもできる。
は弾性を有し、そのため外圧を受けると変形して表面の
モルタルに割れが生じることがあり、このようにモルタ
ル内にグラスファイバーメッシュ１６を埋設して補強を
行うことで、割れが防止される。従ってグラスファイバ
ーメッシュ１６は、外圧を受ける可能性のある範囲、例
えば人の手の届く範囲にのみ設け、他の部分は一層のモ
ルタル塗りで仕上げることもできる。
【００２１】なお、上記グラスファイバーメッシュ１６
に代えて、モルタル内にラス網等を埋設しても良い。モ
ルタル塗りを施した面は、これを仕上げ面としても良い
し、さらにその上にスタッコ仕上げ、タイル張り、ペン
キ塗り等の仕上げを施すこともできる。以上のように本
実施形態においては外壁パネル１の屋外面に、順次断熱
パネル１０、モルタル塗り１５、グラスファイバーメッ
シュ１６、モルタル塗り１８を施して外壁面が形成され
る。図９はその積層状態を図解的に示す図である。
に代えて、モルタル内にラス網等を埋設しても良い。モ
ルタル塗りを施した面は、これを仕上げ面としても良い
し、さらにその上にスタッコ仕上げ、タイル張り、ペン
キ塗り等の仕上げを施すこともできる。以上のように本
実施形態においては外壁パネル１の屋外面に、順次断熱
パネル１０、モルタル塗り１５、グラスファイバーメッ
シュ１６、モルタル塗り１８を施して外壁面が形成され
る。図９はその積層状態を図解的に示す図である。
【００２２】次に、図１０に示す第２実施例について説
明する。本例による外壁パネル１の外表面には、内面材
としてまず防水紙２０が下貼りされ、この外表面に防火
板２１を貼るようにして、外壁自体に防水性と防火性を
持たせるようにしてある。そして、上記防火板２１は釘
２２により外壁パネル１に固定され、ついで、この防火
板２１の表面に断熱パネル１０が接着剤によって固着さ
れる。本例においては断熱パネル１０は、上下の接合面
を屋外側が下段となる略Ｚ状に合い欠き構造２３にし
て、外部からの防水性の向上を図っている。また、合い
欠き構造２３の接合面にコーキング材を塗布してもよ
い。上記した断熱パネル１０の表面には、外壁体として
上記防火板２１を張着してもよいが、本例では防水モル
タル２４を塗布するようにしてある。
明する。本例による外壁パネル１の外表面には、内面材
としてまず防水紙２０が下貼りされ、この外表面に防火
板２１を貼るようにして、外壁自体に防水性と防火性を
持たせるようにしてある。そして、上記防火板２１は釘
２２により外壁パネル１に固定され、ついで、この防火
板２１の表面に断熱パネル１０が接着剤によって固着さ
れる。本例においては断熱パネル１０は、上下の接合面
を屋外側が下段となる略Ｚ状に合い欠き構造２３にし
て、外部からの防水性の向上を図っている。また、合い
欠き構造２３の接合面にコーキング材を塗布してもよ
い。上記した断熱パネル１０の表面には、外壁体として
上記防火板２１を張着してもよいが、本例では防水モル
タル２４を塗布するようにしてある。
【００２３】次に、図１１に示す第３実施例について説
明する。本例による外壁パネル１の外表面には、図２の
ような防水紙２０を下貼りすることなく、内面材として
直接的に湿式防火材２５を塗布するようにしてある。そ
して、この湿式防火材２５が乾燥する前にその表面に断
熱パネル１０を接着剤なしに固着するようにしてある。
なお、上記湿式防火材２５は、防水機能と防火機能を具
備させたものであり、モルタル、プラスター、シック
イ、石膏、ケイ酸カルシューム等の材料が使用され、ま
た湿式耐火被覆材によってもよい。上記した断熱パネル
１０は、大円形の特殊ワッシャー２６を介在させた特殊
釘２７により外壁パネル１に固定される。そして、上記
断熱パネル１０の表面に防火樹脂モルタル２８を塗布す
るようにしてある。上記特殊釘２７等を用いることによ
り、外壁部に外部からの火災過熱を受けて断熱パネル１
０が溶解したとしても、外壁の防火モルタル２８のパネ
ル体が上記特殊釘２７によって外壁パネル１に支承され
た状態となって、家屋本体の防火状態を維持することが
できる。上記第１〜３実施例に示すように、断熱パネル
１０の内面部には、接着剤、防水紙、モルタル、防水モ
ルタル、防火材等の内面材が設けられ、また一方外面部
には、モルタル、防水モルタル、防火材等の外壁体が設
けられてなる。
明する。本例による外壁パネル１の外表面には、図２の
ような防水紙２０を下貼りすることなく、内面材として
直接的に湿式防火材２５を塗布するようにしてある。そ
して、この湿式防火材２５が乾燥する前にその表面に断
熱パネル１０を接着剤なしに固着するようにしてある。
なお、上記湿式防火材２５は、防水機能と防火機能を具
備させたものであり、モルタル、プラスター、シック
イ、石膏、ケイ酸カルシューム等の材料が使用され、ま
た湿式耐火被覆材によってもよい。上記した断熱パネル
１０は、大円形の特殊ワッシャー２６を介在させた特殊
釘２７により外壁パネル１に固定される。そして、上記
断熱パネル１０の表面に防火樹脂モルタル２８を塗布す
るようにしてある。上記特殊釘２７等を用いることによ
り、外壁部に外部からの火災過熱を受けて断熱パネル１
０が溶解したとしても、外壁の防火モルタル２８のパネ
ル体が上記特殊釘２７によって外壁パネル１に支承され
た状態となって、家屋本体の防火状態を維持することが
できる。上記第１〜３実施例に示すように、断熱パネル
１０の内面部には、接着剤、防水紙、モルタル、防水モ
ルタル、防火材等の内面材が設けられ、また一方外面部
には、モルタル、防水モルタル、防火材等の外壁体が設
けられてなる。
【００２４】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、種々の住宅
施行工法による住宅外壁パネルの屋外面には発泡ポリス
チレン等からなる断熱パネルを固着したので、従来のよ
うに断熱材を分断することなく外壁パネルに敷設できる
ようになり、断熱壁の施行作業の効率化が図られる。ま
た、住宅外壁パネルと断熱パネルとの間には、任意の内
面材を介在することによって、パネル接着の良好性や防
水・防火効果を自在に図ることができる。また、既に施
工された家屋に対しても外壁パネルを取り外すことな
く、容易に断熱パネルの交換、追加等を行うことができ
る。
施行工法による住宅外壁パネルの屋外面には発泡ポリス
チレン等からなる断熱パネルを固着したので、従来のよ
うに断熱材を分断することなく外壁パネルに敷設できる
ようになり、断熱壁の施行作業の効率化が図られる。ま
た、住宅外壁パネルと断熱パネルとの間には、任意の内
面材を介在することによって、パネル接着の良好性や防
水・防火効果を自在に図ることができる。また、既に施
工された家屋に対しても外壁パネルを取り外すことな
く、容易に断熱パネルの交換、追加等を行うことができ
る。
【００２５】また、左右に隣接する断熱パネルの縦接合
部の屋外面側にはその接合部に沿って凹部が形成され、
この凹部にはコーキング材が充填されるので、接合面間
から外壁パネル側への水滴の浸入を防止できる。また、
上下に隣接する断熱パネルの接合部にはその接合部に沿
ってＺ型金具が取り付けられているので、断熱パネルと
外壁パネル間に流れ込んだ水滴は、立片と水平片と垂下
片を介して屋外側に排出されて屋内側への浸入が妨げら
れる。また、上下に隣接する断熱パネルの接合部を略Ｚ
状の合い欠き構造としてあるので、断熱パネルの内面に
発生した水滴は屋外側に排出されて屋内側への浸入が妨
げられる。また更に、断熱パネルの外表面全域にはモル
タル塗り等の外壁体が設けられているので、外壁の防水
・防火性を一層良好ならしめている。
部の屋外面側にはその接合部に沿って凹部が形成され、
この凹部にはコーキング材が充填されるので、接合面間
から外壁パネル側への水滴の浸入を防止できる。また、
上下に隣接する断熱パネルの接合部にはその接合部に沿
ってＺ型金具が取り付けられているので、断熱パネルと
外壁パネル間に流れ込んだ水滴は、立片と水平片と垂下
片を介して屋外側に排出されて屋内側への浸入が妨げら
れる。また、上下に隣接する断熱パネルの接合部を略Ｚ
状の合い欠き構造としてあるので、断熱パネルの内面に
発生した水滴は屋外側に排出されて屋内側への浸入が妨
げられる。また更に、断熱パネルの外表面全域にはモル
タル塗り等の外壁体が設けられているので、外壁の防水
・防火性を一層良好ならしめている。
【００２５】更に本発明の方法によれば、住宅外壁パネ
ルの屋外面には任意の湿式防火材を塗布し、これが乾燥
する前に断熱パネルを固着するようにしたので、断熱パ
ネルが簡単に外壁パネルに敷設できるようになり、断熱
壁施行の作業性が一層向上することになる。
ルの屋外面には任意の湿式防火材を塗布し、これが乾燥
する前に断熱パネルを固着するようにしたので、断熱パ
ネルが簡単に外壁パネルに敷設できるようになり、断熱
壁施行の作業性が一層向上することになる。
【図１】本発明において使用される外壁パネルの組立前
の状態を示す斜視図である。
の状態を示す斜視図である。
【図２】本発明において使用される外壁パネルの組立後
の状態を示す斜視図である。
の状態を示す斜視図である。
【図３】外壁パネルに断熱パネルを取付ける手順を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図４】断熱パネルの表面に第一層目のモルタル塗りを
施す手順を示す斜視図である。
施す手順を示す斜視図である。
【図５】断熱パネルの表面にグラスファイバーメッシュ
及び第二層目のモルタル塗りを施す手順を示す斜視図で
ある。
及び第二層目のモルタル塗りを施す手順を示す斜視図で
ある。
【図６】上下の断熱パネルの接合部分を示す拡大断面図
である。
である。
【図７】左右の断熱パネルの接合部分を示す拡大断面図
である。
である。
【図８】左右の断熱パネルの接合部分の他の実施形態を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図９】外壁パネル屋外面の積層状態を分離して示す平
面図である。
面図である。
【図１０】第２の実施例を示すものであって、断熱パネ
ルの接合部分を示す拡大断面図である。
ルの接合部分を示す拡大断面図である。
【図１１】第３の実施例を示すものであって、断熱パネ
ルの接合部分を示す拡大断面図である。
ルの接合部分を示す拡大断面図である。
１ 外壁パネル ２ 上枠材 ３ 下枠材 ４、５ 縦枠材 ６ 中間材 ７、８ 構造用面材 ９ 釘等９ １０ 断熱パネル １１ 釘 １２ Ｚ型金具 １２ａ 立片 １２ｂ 垂下片 １２ｃ 水平片 １３ 凹部 １４ コーキング材 １５ 第一層目のモルタル塗り １６ グラスファイバーメッシュ １７ 釘等 １８ 第二層目のモルタル塗り ２０ 防火紙 ２１ 防火板 ２３ 合い欠き構造 ２４ 防水モルタル ２５ 湿式防火材 ２７ 特殊釘
Claims (7)
- 【請求項１】 住宅外壁パネルの屋外側面に、発泡ポリ
スチレンもしくは発泡ポリウレタン等の樹脂発泡体から
なる断熱パネルを縦横に複数隣接させて固着すると共
に、この断熱パネルの外表面に任意の外壁体を設けたこ
とを特徴とする住宅外壁部の断熱材取付構造。 - 【請求項２】 上記住宅外壁パネルの屋外側面と断熱パ
ネル間に、接着剤、防水材もしくは防火材等の内面材が
設けられていることを特徴とする請求項１記載の住宅外
壁部の断熱材取付構造。 - 【請求項３】 左右に隣接する断熱パネルの縦接合部の
屋外面側にはその接合部に沿って凹部が形成され、この
凹部にはコーキング材が充填されていることを特徴とす
る請求項２記載の住宅外壁部の断熱材取付構造。 - 【請求項４】 上下に隣接する断熱パネルの横接合部間
には、略全域にわたって長尺状に形成されたＺ型金具が
介在され、このＺ型金具は、屋内側の立片と屋外側の垂
下片とこれらを結ぶ水平片とで断面略Ｚ状に形成されて
いることを特徴とする請求項２記載の住宅外壁部の断熱
材取付構造。 - 【請求項５】 上下に隣接する断熱パネルの横接合部間
は、屋外側が下段となる略Ｚ状に合い欠き構造にすると
共に、この接合部がコーキング材もしくは接着剤が塗布
されて接合されていることを特徴とする請求項２記載の
住宅外壁部の断熱材取付構造。 - 【請求項６】 住宅外壁パネルの屋外側面に接着剤、防
水材もしくは防火材等の内面材を設け、この内面材の屋
外側面に発泡ポリスチレンもしくは発泡ポリウレタン等
の樹脂発泡体からなる断熱パネルを縦横に複数隣接させ
て順次固着させ、ついで、この断熱パネルの外表面に任
意の外壁体を設けるようにしたことを特徴とする住宅外
壁部の断熱材取付方法。 - 【請求項７】 住宅外壁パネルの屋外側面に内面材とし
ての湿式防火材を塗布し、この湿式防火材が乾燥する前
に、この内面材の屋外側面に発泡ポリスチレンもしくは
発泡ポリウレタン等の樹脂発泡体からなる断熱パネルを
縦横に複数隣接させて順次固着させ、ついで、この断熱
パネルの外表面に任意の外壁体を設けるようにしたこと
を特徴とする住宅外壁部の断熱材取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34549995A JPH09158348A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 住宅外壁部の断熱材取付構造とその取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34549995A JPH09158348A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 住宅外壁部の断熱材取付構造とその取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09158348A true JPH09158348A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18377004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34549995A Pending JPH09158348A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 住宅外壁部の断熱材取付構造とその取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09158348A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003041677A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 外周壁横架材用断熱材およびそれを用いた外張り断熱構造 |
| JP2018172895A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 建築物の外壁構造 |
| CN110670827A (zh) * | 2019-09-30 | 2020-01-10 | 苏州百联节能科技股份有限公司 | 一种建筑外墙保温防水施工方法 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP34549995A patent/JPH09158348A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003041677A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 外周壁横架材用断熱材およびそれを用いた外張り断熱構造 |
| JP2018172895A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 建築物の外壁構造 |
| CN110670827A (zh) * | 2019-09-30 | 2020-01-10 | 苏州百联节能科技股份有限公司 | 一种建筑外墙保温防水施工方法 |
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