JP2003138672A - 建物の耐火構造とその施工方法 - Google Patents

建物の耐火構造とその施工方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁面から内壁面までの壁厚を抑えることが
できる建物の耐火構造とその施工方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 耐火被覆材で覆われた鋼製の柱1と床梁
3,4とを備えた建物躯体に、内壁面材7との間に壁内
空間9を形成して外壁面材10を取り付けた建物の耐火
構造であって、前記壁内空間9を屋外側と屋内側とに二
分して遮断する不燃板11が壁内空間9内に立設され、
該不燃板11を覆って吹付け耐火材13が塗着されてい
るとともに、不燃板11の端縁部と建物躯体との隙間が
前記吹付け耐火材13で気密に塞がれていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の耐火構造と
その施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の耐火構造とは、隣家の火災により
容易に延焼せず、また、火災に対して長時間耐え、耐力
の低下が少なく被災後も小さな修理によって再び使用で
きる構造のものである。上記建物の耐火構造としては、
これまで種々知られているが、例えば、特許第2773
827号公報に記載のものは、建物の耐火外壁をコンク
リートパネルで形成し、コンクリートパネルと間隙を隔
てて鋼製の梁が平行に配され、このコンクリートパネル
と梁との間の間隙を遮るように耐火材下地金物を設け、
梁と耐火材下地金物との回りにロックウール等の耐火材
を塗着して覆ったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の建物の耐火構造においては、コンクリートパネ
ルで形成された耐火外壁自体の壁厚が大であるため(約
60mmから100mm)、外壁面から柱、梁等の構造
体を含めた内壁面までの建物の壁厚が厚くなり、その分
居住面積が少なくなるという問題がある。
【0004】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、外壁面から内壁面までの壁厚を
抑えることができる建物の耐火構造とその施工方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
耐火被覆材で覆われた鋼製の柱間に耐火被覆材で覆われ
た上、下階の鋼製床梁を架け渡し、水平方向に対向する
床梁間に上、下階の床構造を支持した建物躯体に、内壁
面材との間に壁内空間を形成して外壁面材を取り付けた
建物の耐火構造であって、前記壁内空間を屋外側と屋内
側とに二分して遮断する不燃板が壁内空間内に立設さ
れ、該不燃板の表面全体を覆って吹付け耐火材が塗着さ
れているとともに、不燃板の端縁部と建物躯体との隙間
が吹付け耐火材で気密に塞がれていることを特徴とす
る。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の建
物の耐火構造において、前記不燃板が、取付金物を介し
て上階の床梁とこの床梁直下の下階床面との間に取り付
けられていることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の建物の耐火構造において、前記外壁面材が、サイ
ディングボードで形成されていることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、鋼製の柱間に上、
下階の鋼製床梁を架け渡し、水平方向に対向する床梁間
に上、下階の床構造を支持して建物躯体を構築し、該建
物躯体に、内壁面材との間に壁内空間を形成して外壁面
材を取り付ける建物の耐火構造の施工方法において、上
階の床梁またはこの床梁直下の下階床面に取付金物を固
定し、該取付金物を介して前記壁内空間を屋外側と屋内
側とに二分する不燃板を立設する工程と、上、下階の床
梁と柱のそれぞれを予め耐火被覆材で覆う工程と、その
後、不燃板の屋内側面に吹付け耐火材を塗着するととも
に、不燃板の端縁部と建物躯体との隙間を吹付け耐火材
で気密に塞ぐ工程とを備えていることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の本発明において、不燃板と
しては、鋼、ステンレス、アルミニウム等の金属板や、
スレート等の建築用不燃ボードを挙げることができる。
【0010】請求項3記載の本発明において、サイディ
ングボードとは、建物の外壁に使用する板状の壁面材で
あって、凹凸模様を付けた塗装金属板や化粧合板等で形
成され、不燃性であるが耐火外壁としての耐火性能を備
えていなくてもよく、コンクリートパネル等の耐火外壁
に比べて薄肉であり、意匠性に優れるとともに、耐水性
と耐候性とを備えたものである。
【0011】(作用)請求項1記載の本発明の建物の耐
火構造によると、鋼製の柱と床梁とが耐火被覆材で覆わ
れているので、屋外側からの延焼に対して柱、梁の温度
上昇を抑制する。そして、壁内空間を屋外側と屋内側と
に二分して遮断する不燃板が壁内空間内に立設され、不
燃板の表面全体を覆って吹付け耐火材が塗着されている
とともに、不燃板の端縁部と建物躯体との隙間が吹付け
耐火材で気密に塞がれているので、屋外側からの延焼に
対して吹付け耐火材が塗着された不燃板で遮炎されると
ともに、途切れのない耐火層が形成され、建物の耐火構
造が確保される。この際、外壁面材自体を耐火構造とし
なくても建物の耐火構造が確保されるので、外壁面材を
薄肉にでき、外壁面から内壁面までの壁厚を抑えること
ができる。
【0012】請求項2記載の本発明の建物の耐火構造に
よると、さらに、前記不燃板が、取付金物を介して上階
の床梁とこの床梁直下の下階床面との間に取り付けられ
ているので、不燃板の取付施工性がよく、しかも、高価
な耐火外壁を使用しないでも容易に耐火構造にできるの
で、経済的である。また、この建物を耐火建築物としな
くてよい場合、柱、床梁の耐火被覆材を省略し、不燃板
を外壁面材を留めるためのスタッド等に変更すれば、外
壁面材、開口等の部品がそのままの割り付けで使用で
き、部品点数の削減とコストの低減を図れる。
【0013】請求項3記載の本発明の建物の耐火構造に
よると、さらに、前記外壁面材が、サイディングボード
で形成されているので、意匠性に富む外壁面を形成でき
る。
【0014】請求項4記載の本発明の耐火構造の施工方
法によると、上、下階の床梁と柱のそれぞれを予め耐火
被覆材で覆った後、不燃板の屋内側面に吹付け耐火材を
塗着するとともに、不燃板の端縁部と建物躯体との隙間
を吹付け耐火材で気密に塞ぐようにするので、壁内空間
内が延焼しても確実に遮炎できるとともに、耐火目地材
等で上記隙間を埋める面倒な後工程を省略できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図4は、本発明の一実施
の形態であって、図1は建物の耐火構造を示す縦断面図
であり、図2は建物の耐火構造を示す横断面図である。
図3は梁を覆う耐火被覆材の変形例を示す断面図であ
り、図4は不燃板の斜視図である。
【0016】(建物)本実施の形態において、建物は、
図1と図2に示すように、H形鋼でなる柱1,1間に
上、下階の床梁5,6(同じくH形鋼)を架け渡し、水
平方向に対向する上階の床梁5,5および下階の床梁
6,6間に、それぞれ上階の床構造5と下階の床構造6
とを支持して建物躯体を構成している。床構造5、6
は、いずれも、不燃材料であるALC板(オートクレー
ブ養生の軽量コンクリート板)で形成され、この床構造
5,6の上には床根太を介して不図示の床面材が張設さ
れる。上記構成の建物躯体の屋内側に、縦桟8を介して
石膏ボード等からなる内壁面材7が取り付けられるとと
もに、天井根太15を介して天井面材14が取り付けら
れる。そして、建物躯体の屋外側には、上記内壁面材7
との間に壁内空間9を形成して外壁面材10が取り付け
られている。上記外壁面材10は、下地ボードの表面に
タイルが敷設されたタイル付きサイディングボードで形
成されている。
【0017】(建物の耐火構造)柱1の外周4面は、耐
火認定を受けた繊維混入けい酸カルシウム耐火被覆板で
ある耐火被覆材2で覆われている。また、床梁5,6の
両側面と底面の3面は、上記と同じ耐火被覆材2で覆わ
れている。床梁3,4の上面は、ALC板でなる床構造
5,6の裏面側で覆われるので、耐火被覆材2を設ける
必要がない。上記柱1または床梁3,4は、図3(イ)
図に示すように、後述の吹付け耐火材13で覆ってもよ
いし、図3(ロ)図に示すように、シート状耐火被覆材
2Aを巻き付けるようにして覆ってもよい。
【0018】前記内壁面材7と外壁面材10との間の壁
内空間9内には、不燃板11が立設され、壁内空間9を
屋外側と屋内側とに二分して遮断している。この不燃板
11は、表面全体を覆うように吹付けロックウールでな
る吹付け耐火材13が所定の厚さで塗着されているとと
もに、不燃板11の端縁部と建物躯体(柱1、梁3、床
構造5,6)との隙間が上記吹付け耐火材13で気密に
塞がれている(図1、図2参照)。すなわち、不燃板1
1の上辺部においては、上階床梁3の底面を覆う耐火被
覆材2との隙間を覆うように吹付け耐火材13が塗着さ
れ、不燃板11の下辺部においては、下階床構造6との
隙間を覆うように吹付け耐火材13が塗着される。ま
た、不燃板11の両側辺部においては、図2に示すよう
に、柱1を覆う耐火被覆材2との隙間を覆うように吹付
け耐火材13が塗着される。
【0019】不燃板11は、図4(イ)図に示すよう
に、厚さ1.2mmの平らな薄肉鋼板で形成されている
が、図4(ロ)図のように角波鋼板であってもよい。ま
た、不燃板11は、スレート等の不燃材料であってもよ
い。
【0020】不燃板11は、図1に示すように、上階床
梁3の下面に取り付けられた逆L字形の取付金物12を
介して上階の床梁3とこの床梁13直下の下階床面との
間に取り付けられている。なお、取付金物12を下階床
構造6の上にも設けて、不燃板11の上下を固定するよ
うにしてもよい。取付金物12は、上階床梁3の長手方
向全長に渡って連続するランナー材であってもよいし、
短尺のものとしこれを適宜の間隔を設けて取り付けても
よい。
【0021】上記不燃板11の表面に吹付け耐火材13
(吹付けロックウール)を塗着したものは、(通則)W
n0111・1111−吹付けロックウール被覆外壁
(非耐力壁)において耐火構造として指定されている
(耐火四三三号)。上記によると、吹付けロックウール
の厚さは、30分耐火では20mmに、1時間耐火では
30mmとしている。吹付けロックウールは、配合比率
をロックウール60%、セメント40%とし、予め水と
セメントを混合してスラリーとし、吹付け機でロックウ
ールとスラリーとを混合しながら噴霧状にして下地面で
ある不燃板11に吹き付けて塗着させたものである。こ
の際、不燃板11の塗着面に、メタルラスや鉄筋等を配
設しておいてもよい。
【0022】(施工方法)つぎに、上記建物の耐火構造
の施工方法について説明する。予め、基礎Kの上に、柱
1と、上下階の床梁3,4と、上下階の床構造5,6と
からなる前記した建物躯体を構築しておいてから、以下
の手順で耐火構造の施工をする。まず、上階の床梁3に
取付金物12を溶接等で固定し、この取付金物12を介
して壁内空間9を屋外側と屋内側とに二分する不燃板1
1を立設する。この際、不燃板11の上端面と床梁3の
底面との間に、後工程で取り付ける耐火被覆材2の厚さ
分だけ隙間をあけておく。また、不燃板11の縦方向の
両側端面と柱1の壁内空間9側の側面との間にも、後工
程で取り付ける耐火被覆材2の厚さ分だけ隙間をあけて
おく。そして、不燃板11の下端面は、下階床構造6に
突き当てる。
【0023】つぎに、上、下階の床梁3,4の3面と、
柱1の4面を、それぞれを予め耐火被覆材2で覆い、そ
の後、先に立設した不燃板11の屋内側面に吹付け耐火
材13を塗着するとともに、不燃板11の端縁部と、柱
1、上階床梁3、下階床構造6等の建物躯体との隙間を
前記吹付け耐火材13で気密に塞ぐ。
【0024】その後、柱1,1間に立設されたスタッド
等の間柱(不図示)に屋外側から外壁面材10を取り付
け(外壁面材10は、耐火構造の施工の前に取り付けて
おいてもよい)、屋内側に縦桟8を設けて内壁面材7を
取り付ける。なお、不燃板7の屋外側面(吹付け耐火材
13を塗着した側と反対側の面)と外壁面材10との間
に、ガラスウール等の断熱材や透湿防水シートを設け、
外壁面材10の裏面側と透湿防水シートとの間に上下階
に通じる通気層を形成するようにしてもよい。
【0025】(実施の形態の作用)本実施の形態の建物
の耐火構造によると、鋼製の柱1と床梁3,4とが耐火
被覆材2で覆われているので、屋外側からの延焼に対し
て柱1、梁3,4の温度上昇を抑制する。そして、壁内
空間9を屋外側と屋内側とに二分して遮断する不燃板1
1が壁内空間9内に立設され、不燃板11の表面全体を
覆って吹付け耐火材13が塗着されているとともに、不
燃板11の端縁部と建物躯体との隙間が前記吹付け耐火
材13で気密に塞がれているので、屋外側からの延焼に
対して吹付け耐火材13が塗着された不燃板11で遮炎
されるとともに、耐火被覆材2と吹付け耐火材13とに
より途切れのない耐火層が形成され、建物の耐火構造が
確保される。この際、外壁面材10自体を耐火構造とし
なくても建物の耐火構造が確保されるので、外壁面材1
0を薄肉にでき、外壁面から内壁面までの壁厚を抑える
ことができる。
【0026】さらに、前記不燃板11が、取付金物12
を介して上階の床梁3とこの床梁3直下の下階床面との
間に取り付けられているので、不燃板11の取付施工性
がよく、しかも、高価な耐火外壁を使用しないでも容易
に耐火構造にできるので、経済的である。また、この建
物を耐火建築物としなくてよい場合、柱1、床梁3,4
の耐火被覆材2を省略し、不燃板11を外壁面材10を
留めるためのスタッド等に変更すれば、外壁面材10、
開口等の部品がそのままの割り付けで使用でき、部品点
数の削減とコストの低減を図れる。
【0027】さらに、前記外壁面材10が、タイル付き
のサイディングボードで形成されているので、意匠性に
富む外壁面を形成できる。
【0028】本実施の形態の耐火構造の施工方法による
と、上、下階の床梁3,4と柱1のそれぞれを予め耐火
被覆材2で覆った後、不燃板11の屋内側面に吹付け耐
火材13を塗着するとともに、不燃板11の端縁部と建
物躯体との隙間を前記吹付け耐火材13で気密に塞ぐよ
うにするので、壁内空間9内が延焼しても確実に遮炎で
きるとともに、耐火目地材等で上記隙間を埋める面倒な
後工程を省略できる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の建物の耐火構造
によると、外壁面から内壁面までの壁厚を抑えることが
できる。
【0030】請求項2記載の本発明の建物の耐火構造に
よると、さらに、不燃板の取付施工性がよく、しかも、
高価な耐火外壁を使用しないでも容易に耐火構造にでき
るので、経済的である。
【0031】請求項3記載の本発明の建物の耐火構造に
よると、さらに、前記外壁面材が、サイディングボード
で形成されているので、意匠性に富む外壁面を形成でき
る。
【0032】請求項4記載の本発明の耐火構造の施工方
法によると、壁内空間内が延焼しても確実に遮炎できる
とともに、耐火目地材等で隙間を埋める面倒な後工程を
省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であって、建物の耐火構
造を示す縦断面図である。
【図2】建物の耐火構造を示す横断面図である。
【図3】梁を覆う耐火被覆材の変形例を示す断面図であ
る。
【図4】不燃板の斜視図である。
【符号の説明】
1 柱 2,2A 耐火被覆材 3 上階の床梁 4 下階の床梁 5 上階の床構造 6 下階の床構造 7 内壁面材 9 壁内空間 10 外壁面材 11,11A 不燃板 12 取付金物 13 吹付け耐火材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 13/08 101 E04F 13/08 101W Fターム(参考) 2E001 DE01 DE03 DH39 EA06 FA01 FA02 FA04 FA06 FA11 GA06 GA12 GA24 HA02 HA07 HA14 HA21 HA32 HB02 HB03 HB04 HC02 KA01 LA16 2E110 AA02 AB04 AB22 AB23 CA04 CA25 2E162 BA02 BA03 CA02 CA08 CA13 CA16 CA21 CA35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火被覆材で覆われた鋼製の柱間に耐火
    被覆材で覆われた上、下階の鋼製床梁を架け渡し、水平
    方向に対向する床梁間に上、下階の床構造を支持した建
    物躯体に、内壁面材との間に壁内空間を形成して外壁面
    材を取り付けた建物の耐火構造であって、 前記壁内空間を屋外側と屋内側とに二分して遮断する不
    燃板が壁内空間内に立設され、該不燃板の表面全体を覆
    って吹付け耐火材が塗着されているとともに、不燃板の
    端縁部と建物躯体との隙間が吹付け耐火材で気密に塞が
    れていることを特徴とする建物の耐火構造。
  2. 【請求項2】 前記不燃板が、取付金物を介して上階の
    床梁とこの床梁直下の下階床面との間に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の建物の耐火構造。
  3. 【請求項3】 前記外壁面材が、サイディングボードで
    形成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の建物の耐火構造。
  4. 【請求項4】 鋼製の柱間に上、下階の鋼製床梁を架け
    渡し、水平方向に対向する床梁間に上、下階の床構造を
    支持して建物躯体を構築し、該建物躯体に、内壁面材と
    の間に壁内空間を形成して外壁面材を取り付ける建物の
    耐火構造の施工方法において、 上階の床梁またはこの床梁直下の下階床面に取付金物を
    固定し、該取付金物を介して前記壁内空間を屋外側と屋
    内側とに二分する不燃板を立設する工程と、上、下階の
    床梁と柱のそれぞれを予め耐火被覆材で覆う工程と、そ
    の後、不燃板の屋内側面に吹付け耐火材を塗着するとと
    もに、不燃板の端縁部と建物躯体との隙間を吹付け耐火
    材で気密に塞ぐ工程とを備えていることを特徴とする建
    物の耐火構造の施工方法。
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