JP2007085131A - 内張断熱構造物の施工方法 - Google Patents

内張断熱構造物の施工方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 断熱パネルの製作の簡素化と、施工性を高めることのできる内張断熱構造物の施工方法を提供すること。
【解決手段】 床5と柱31や間柱32を含む構造材を建て込み、構造材の室内側Aに、一方面に単数または複数の溝条11,11,…が横方向に形成されている発泡樹脂成形品である断熱パネル1を、溝条11,11,…に一部が表面から突出する状態で桟木2,2,…を嵌め込み、かつ桟木2を嵌め込んだ側が室内側Aとなるようにして、柱31や間柱32を利用して固定し、さらに桟木2を利用して内装材を取付ける内張断熱構造物の施工方法である。
【選択図】図3

Description

本発明は、構造物の断熱壁の施工方法に係り、特に、断熱パネルの製作の簡素化と、施工性を高めることのできる内張断熱構造物の施工方法に関するものである。
省エネルギーや居住性の観点から、一般建築物をはじめとする各種構造物の高断熱化に対する研究が鋭意進められているのが現状である。この高断熱化へのアプローチとしては、断熱材に使用される素材自体からのアプローチと、施工方法ないしは建物構造からのアプローチがある。
断熱材(または断熱パネル)を用いた施工方法に関しては、従来様々な技術の開示があり、例えば特許文献1〜4を挙げることができる。特許文献1,2には、複合断熱材パネルを柱や間柱等の構造材の外側に張る、いわゆる外張断熱壁の施工方法に関する技術である。外張断熱壁の場合には、結露等を防止する必要があることから、複合断熱材パネルの一方面に縦方向に延設する胴縁を設けておき、この胴縁に外装材を固定することにより、複合断熱材パネルと外装材との間に縦方向に空気が通過できる空気層を設けておく必要がある。
また、断熱壁に関する技術として、特許文献3には、2枚の対向する支持板材の間に断熱材を介在させ、この断熱材に配線を通す配線溝を設けた建築用パネルが開示されている。さらには、出願人等による従来技術として、特許文献4には型枠兼用断熱パネルと、該パネルを用いた施工方法が開示されている。
特開2003−336329号公報 特開2001−140374号公報 特開平11−124944号公報 特許第3441434号公報
特許文献1,2に代表される外張断熱壁の施工方法によれば、建物の外側からの施工が余儀なくされ、断熱材等の設置に応じて、順次、または予め足場を組立てる必要があること、この足場を介して断熱材等を設置場所まで運ぶことから施工時の効率が悪いこと、さらには、この足場自体が作業スペースを制約し、断熱材の設置作業と足場を介した断熱材の運搬作業が錯綜することなど、施工性を阻害する様々な問題が生じていた。このような粗悪な作業環境の下では、断熱材の設置精度にも多分に影響を与え、その気密性の低下も危惧されていた。また、外張断熱壁では、断熱材の外側に外装材が取付けられるとしても、断熱材自体にも止水処理を別途施しているのが現状である。さらに、上記するように縦方向に延設する複数の胴縁や桟木を断熱材の一方面に間隔を置いて併設し、この胴縁等と構造材(柱や間柱)を釘やビス等で打ち留めることにより、構造材に断熱材を固定するが、間柱と胴縁等の位置を一致させる必要があることから、断熱材に精度よく溝条を穿設するための製作手間を要していた。また、施工現場にて間柱等の構造材に実際に断熱パネルを取付ける際に、溝条に設けられた桟木と間柱等の位置が一致しない場合には、別途の断熱パネルを用意する必要があった。
一方、特許文献3に開示の支持板材と断熱材の複合パネルでは、その重量が重くなることから作業効率が低下し、それが外張断熱壁の場合には足場の存在によって一層の作業効率の低下を招くこととなる。また、配線溝が予め設けられているために逆に自由度がなく、したがって臨機な配線系統の変更などに対処することができない。さらには、複合パネルのため、構造物の経年劣化等に伴う解体時に、廃棄物として搬出される複合パネルの分別回収が容易でないという問題もある。
さらに、特許文献4に開示の型枠兼用断熱パネルによれば、合成樹脂発泡体である断熱板とその一方面に形成された桟木とを備えた簡単な構造であり、少ない作業工程で打設コンクリートと断熱板との高い一体性を確保できるという利点はあるが、その一方で、断熱パネルと桟木が一体に構成されており、上記するように施工時の重量の問題や分別回収の問題は同様に存在する。
本発明の内張断熱構造物の施工方法は、上記する問題に鑑みてなされたものであり、構造物の壁の断熱材施工時において作業足場を必要とせず、したがって作業スペースも確保できて作業性を向上でき、また、持ち運びや設置の際に軽量な断熱材を使用することができ、さらには、構造材(間柱等)の位置と断熱材に設置される桟木の位置を精度よく一致させる必要もない内張断熱構造物の施工方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明による内張断熱構造物の施工方法は、床と柱や間柱を含む構造材を建て込み、該構造材の室内側に、一方面に単数または複数の溝条が横方向に形成されている発泡樹脂成形品である断熱パネルを、該溝条に一部が表面から突出する状態で桟木を嵌め込み、かつ桟木を嵌め込んだ側が室内側となるようにして、前記柱や間柱を利用して固定し、さらに桟木を利用して内装材を取付けることを特徴とする。
本発明の施工方法は、一般建築物(一般建物)をはじめとする構造物の断熱壁の施工方法に関するものであり、特に、断熱パネルを構造物の室内側から柱や間柱などの構造材に容易に固定する方法である。なお、構造物は、木造であっても鉄骨製(S造)であっても、鉄筋コンクリート製(RC造)であってもよい。したがって、構造物の態様により、柱などの構造材が木材の場合や鋼材の場合などがある。断熱壁の施工に際し、まず、基礎上に柱や間柱等の構造材を構築するとともに、床の土台となる横架材の敷設をおこない、該横架材上に床材を敷設する。
施工ヤードには断熱材と桟木が分離した状態で搬送されており、施工時に双方を組付けることにより、運搬や設置時の重量を可及的に軽量にすることができる。
ここで、断熱パネルの一方面には、構造材設置時に横方向に延設する溝条が1または2以上形成されている。溝条に桟木を嵌め込んだ姿勢の断熱パネルを、釘やビス等で構造材に固定する。断熱パネルを構造材に固定するに際し、溝条に桟木が嵌め込まれた状態の断熱パネルを構造材に仮固定して釘等で固定する方法であってもよいし、断熱パネルを構造材に仮固定した後に桟木を溝条に嵌め込み、断熱パネルを構造材に固定する方法であってもよい。
本発明において、断熱パネルの素材としての発泡樹脂材は、ポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、硬質ウレタン発泡体、フェノール発泡体、イソシアネート発泡体、エポキシ発泡体などを挙げることができる。発泡性樹脂粒子を成形型内に充填して加熱水蒸気などで加熱膨張させ、粒子同士を融着させてなる発泡ポリスチレンなどが好適に用いられる。また、断熱パネルの厚みや平面寸法は特に限定されるものではなく、設計仕様や施工環境等に応じて適宜に選定し得るものである。
また、桟木を構成する材料は特に限定するものではないが、止め具として用いられる釘やビスに対する保持力が安定していること、軽量であることなどの理由から、木材あるいは合成木材、加工木質材のような木質材料が好適である。その他に、ポリスチレン、ポリプロピレン、ウレタンなどの低発泡樹脂材料、軟質プラスチック材料、角パイプなどの鋼材などであってもよい。
溝条に嵌め込まれた桟木が室内側に面するように、所定数量の断熱パネルを、例えば、各階高に応じて2枚ないし4枚程度積み上げながら、構造材にそれぞれ固定していく。かかる固定方法は、釘やビスなどの適宜の固定手段でよい。断熱パネルの溝条に嵌め込まれた桟木は、断熱パネル表面から所定量だけ突出しており、この桟木の端面に適宜の内装材を固定していく。この桟木の突出によって断熱パネルと内装材の間に空間が形成され、この空間が断熱用の空気層となるとともに、各種配線の案内空間としての役割も果すこととなる。本発明の内張断熱壁では、間隔をおいて併設する桟木が横方向(水平方向)に延設しているため、空気はその内部に留って横方向の空気層を形成し、断熱性を高める効果がある。ここで、桟木の突出部に縦方向の貫通孔を設けておくことにより、縦方向の配線通路も確保することができる。なお、外張断熱壁の場合には、結露等の問題から空気の上下方向の流れを励起させる必要があり、したがって、桟木は縦方向に設ける必要があるが、内張断熱壁の場合には、かかる問題はないため、桟木を横方向に延ばした態様が可能である。
本発明の内張断熱構造物の施工方法によれば、断熱パネルを室内側から構造材に取付けるため、既に構築された床を足場として施工ができ、別途の作業用足場を構築する手間と該作業用足場による作業スペースの狭小化といった問題は生じ得ない。尤も、必要な場合には、脚立等を使用して上層の断熱パネルを設置すればよい。作業スペースが十分に確保されていることから、断熱パネルの設置精度もよくなり、建設される構造物の気密性を施工面から担保することができる。また、溝条に桟木を嵌め込まない姿勢の断熱パネルを構造材に設置する場合には、断熱パネル自体が発泡樹脂成形品であることから極めて軽量であり、したがって、作業効率を高めることができる。また、桟木が横方向に延設しているため、間柱等の構造材の位置に応じた位置に桟木を設置する必要はなく、したがって、断熱パネルに精度よく溝条を穿設する製作手間を省くことができる。さらに、断熱パネルと桟木は簡易に分別できるため、構造物解体時の材料分別の際にも好適である。
また、本発明による内張断熱構造物の施工方法の好ましい実施形態は、桟木を嵌め込むに際し、横方向に位置する2つ以上の断熱パネルに跨るようにして1本の桟木を嵌め込むことを特徴とする。
本発明では、横方向に位置する複数の断熱パネルに跨る長さの桟木を用意しておき、断熱パネルを構造材に設置する際に、予め、複数の断熱パネルを横方向に併設して各パネルの一方面に形成された溝条を連続した溝条とし、この連続した溝条に、用意した長尺の桟木を嵌め込んで複数の断熱パネルを一体にするものである。例えば、各断熱パネルに3本の溝条が形成されていて、2枚の断熱パネルを一体にする場合には、2枚の断熱パネルを横方向に並べ、2枚の断熱パネルに跨る3つの溝条にそれぞれ桟木を嵌め込むことにより、2枚の断熱パネルを一体にする。桟木によって一体にされる断熱パネルの数量は、全体重量やパネルの平面寸法などを勘案し、持ち運びや設置等の作業性から決定できる。
桟木によって一体にされた複数の断熱パネルを構造材の室内側から該構造材に固定していき、さらに桟木の端面(室内側の面)に内装材を固定する。
本発明の内張断熱構造物の施工方法によれば、複数枚の断熱パネルを桟木で固定するだけの簡易な方法で一体化でき、さらに、複数枚の断熱パネルを一気に構造材に設置することができるため、施工効率を一層高めることができる。
さらに、本発明による内張断熱構造物の施工方法の他の実施形態は、桟木として、断熱パネルからの桟木の突出量が5〜30mmとなる厚みを備えた桟木を用いることを特徴とする。
断熱パネルからの桟木の突出量が5mm未満であると、断熱パネルと内装材の間の配線空間が極めて狭小となり、配線を通すことが困難になる。一方、突出量が30mmを超えると、断熱パネルと桟木の厚みにより、構造物の所定の内空寸法を侵す可能性が高くなることと、桟木に釘やビスを打ち付けることによって断熱パネルと構造材を固定する際に、桟木の厚みが厚過ぎで釘等が十分に打てないといった問題が生じ得る。したがって、断熱パネルからの桟木の突出量を5〜30mmの範囲で設定することにより、電気等の配線を導く空間を確保しながら、断熱パネルを構造材へ確実に固定することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明の内張断熱構造物の施工方法によれば、断熱パネルを構造材の室内側から取付けることにより、既に構築されている床を足場として断熱パネルの設置をおこなうことができるため、足場を別途構築する手間を省くことができ、該足場による作業スペースの狭小化の問題を解消することができ、したがって作業効率を向上させることができる。作業スペースが十分に確保されていることで、断熱パネルの設置精度も向上し、その気密性も確保することができる。また、本発明の内張断熱構造物の施工方法によれば、複数の断熱パネルを桟木で固定した姿勢で一気に構造材に設置することができるため、より一層の作業効率の向上を図ることができる。さらに、本発明の内張断熱構造物の施工方法によれば、桟木が横方向に延設していることから、間柱等の構造材の位置に一致するように溝条を断熱パネルに形成する必要がなく、したがって、外断熱用パネルに比して断熱パネルの製作効率を高めることもできる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、断熱パネルの一実施形態を示した斜視図を、図2は、断熱パネルに桟木が設置された状態を示した斜視図を、図3は、断熱パネルを構造材に設置している状況を説明した図をそれぞれ示している。図4は、桟木に内装材が設置された状態を示した斜視図を、図5は、桟木によって一体となっている2枚の断熱パネルを示した斜視図をそれぞれ示している。なお、断熱パネルに形成される溝条の形態や数量は任意であり、桟木によって一体にされる断熱パネルの数量も図示する実施形態に限定されるものでないことは勿論のことである。
図1は、断熱パネルの一実施形態を示している。この断熱パネル1は、後述する複数の柱や間柱等の構造材に跨る任意の長さと高さを有し、その厚みも任意である。断熱パネル1は、既述するように任意の発泡樹脂材からなる成形品であり、その素材としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、硬質ウレタン、フェノール、イソシアネート、エポキシなどを挙げることができる。
断熱パネル1の一方面(構造物の室内側となる面)には、3本の溝条11,11,11が横方向に穿設されており、溝条11は、断熱パネル1の端部から端部まで延設するように設けられている。ここで、溝条11の切り込み面と断熱パネルの他方面との間の厚みtは、少なくとも5mmを確保するように溝条11の成形がおこなわれるのが望ましい。この厚みtが5mm未満となると、溝条11部分が断熱パネル1の構造的な弱部となり、断熱パネルの搬送時や設置時に破断する可能性が高くなるためである。
図2は、断熱パネル1の各溝条11,11,11に桟木2,2,2がそれぞれ嵌め込まれた態様を示している。既述するように、桟木2は、止め具として用いられる釘やビスに対する保持力が安定していること、軽量であることなどの理由から、木材あるいは合成木材、加工木質材のような木質材料が好適である。その他に、ポリスチレン、ポリプロピレン、ウレタンなどの低発泡樹脂材料、軟質プラスチック材料、角パイプなどの鋼材も使用することができる。
断熱パネル1の表面から突出する桟木2の突出量tは、5〜30mmに調整されているのが望ましい。
図3は、作業員Bが、溝条11に桟木2が嵌め込まれた状態の断熱パネル1を、室内側Aから構造材に設置しようとしている状況を示している。断熱パネル1の設置に際し、基礎上に横架材4が敷設され、柱31や間柱32が建て込まれており、さらには、横架材4上に床5が張られている。なお、本明細書では、間柱も柱と同様に構造材に包含されるものとしており、断熱パネル1の被設置物である。
断熱パネル1は発泡樹脂材からなるために軽量であることから、1人の作業員のみで運搬や構造材への設置が可能である。図では、構造材と桟木の各格点がそれぞれビス9にて固定されている。なお、断熱パネル1の平面規模の大小により、桟木2を溝条11に嵌め込んだ状態では作業効率が悪くなる場合には、桟木2が取付けられていない断熱パネル1を構造材に仮固定した後に、溝条11に桟木2を嵌め込み、柱31や間柱32に固定することもできる。
図3からも明らかなように、室内側から断熱パネル1を設置する施工方法によれば、床5を足場として断熱パネルの設置作業をおこなうことができるため、室内空間を有効に利用しながら断熱パネルの設置作業が可能となる。
図4は、構造材に断熱パネル1が固定され、桟木2の室内面に適宜の内装材6が設置されてなる内張断熱壁の態様を示している。横方向に延設する桟木2と桟木2、および断熱パネル1と内装材6とで画成された空間7が断熱用の空気層となる。また、この空間7は、電気等の配線を通すための空間の役割も担う。図示を省略するが、配線を縦方向に導く際には、桟木2の突出部に貫通孔を穿設しておけばよい。
図5は、図1に示す2枚の断熱パネル1,1を横方向に併設し、双方の溝条11,11が連続するように並べて、連続した溝条11,11に1本の桟木2を嵌め込んだ態様を示している。このように、複数枚の断熱パネル1,1を1本の桟木2(図では、この桟木2が3本ある)にて一体とした姿勢で、一気に構造材に設置することにより、作業効率をさらに高めることができる。
上記するように、本発明の内張断熱壁(内張断熱構造物)の施工方法によれば、外張断熱構造物の施工の際に問題となっていた足場の設置や盛り替え作業に要する手間の問題や、足場によって作業スペースが狭小化するといった問題が生じることがないため、施工性を格段に高めることができる。
また、室内側の余裕のある作業空間(床上)で、可及的に少ない作業員で断熱パネルの設置をおこなうことができるため、断熱パネル設置時の施工精度も向上させることができ、さらには施工コストも外側断熱構造に比して低廉となる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
断熱パネルの一実施形態を示した斜視図。 断熱パネルに桟木が設置された状態を示した斜視図。 断熱パネルを構造材に設置している状況を説明した図。 桟木に内装材が設置された状態を示した斜視図。 桟木によって一体となっている2枚の断熱パネルを示した斜視図。
符号の説明
1…断熱パネル、11…溝条、2…桟木、31…柱(構造材)、32…間柱(構造材)4…横架材、5…床、6…内装材、7…空間、8…配線、9…ビス、A…室内側、B…作業員

Claims (3)

  1. 床と柱や間柱を含む構造材を建て込み、該構造材の室内側に、一方面に単数または複数の溝条が横方向に形成されている発泡樹脂成形品である断熱パネルを、該溝条に一部が表面から突出する状態で桟木を嵌め込み、かつ桟木を嵌め込んだ側が室内側となるようにして、前記柱や間柱を利用して固定し、さらに桟木を利用して内装材を取付けることを特徴とする内張断熱構造物の施工方法。
  2. 桟木を嵌め込むに際し、横方向に位置する2つ以上の断熱パネルに跨るようにして1本の桟木を嵌め込むことを特徴とする請求項1に記載の内張断熱構造物の施工方法。
  3. 桟木として、断熱パネルからの桟木の突出量が5〜30mmとなる厚みを備えた桟木を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の内張断熱構造物の施工方法。
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