JP2014185447A - 断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法 - Google Patents

断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法 Download PDF

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祐昌 中本
Yuji Kamimura
祐二 上村
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Abstract

【課題】施工が容易でしかも安定した状態で断熱効果の高いリフォームを行うことができる断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法を提供する。
【解決手段】集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材1に対して接着剤Sを介して張り付けられるようにして施工されるリフォーム用の断熱パネル100であって、室内側に位置するプラスターボード10又は合板の裏面に、複数の溝21が刻設されたフェノールフォーム断熱材20を貼着一体化してなる。またプラスターボード10又は合板の周縁に、隣接する断熱パネル100と連結するための実,あいじゃくり等の嵌合部材30を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、既存の集合住宅について断熱効果を高めるようにリフォームする断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法に関するものである。
集合住宅は、自己所有物件であっても、基本的に玄関ドア、サッシ、外壁、隣戸間界壁等外部に接する部材に関しては、区分所有権の権利範囲外であり、区分所有者といえども管理組合等、他の入居者の承諾無しに勝手に変更する事はできない。このような理由により、個人で行う通常のリフォームエ事は、内装をスケルトンの状態として大改装を行う場合でも、玄関ドア、サッシ、外壁、隣戸間界壁等には手を付けないのが一般的である。
集合住宅の壁構造に関しては、図7(a)に示すように、コンクリートの壁下地1上に接着剤代わりの団子状の樹脂モルタル2を一定間隔で点状に配置した上で、これが硬化する前に、図7(b)に示すように、プラスターボード等の壁材3を施工する方法がGL工法と称されて広く採用されている。
この方法は低コストで施工速度も極めて速く、レベル合わせも容易で、仕上がり壁面の平滑性も良好な為に広く採用されている。しかし、断熱材の施工については困難性を有するので施工されない場合が大半であつた。
そこで、この壁材が施工された既存住宅の入居者がリフォームを行う際には、断熱材の施工を希望する場合もあつた。
一般的な断熱材の施工方法としては、一旦、図8(a),(b)に示すように、既存の壁材3を撤去し、改めてコンクリートの壁下地1上に胴縁4を組んで、胴縁4間にグラスウール等の断熱材5を手作業で施工し、この上から再びプラスターボード等の壁材3の施工が行われていた。
この方法は、比較的安価でありながら、断熱性能は確実に向上する上に、施工に特別な技術は不要とされている。
また、真空断熱材の使用も行われている(例えば、特許文献1参照)。 これは、グラウールやシリカ粉末などの微細空隙を有する芯材をガスバリア性を部材で覆い内部を密封して減圧したものである。
これによれば、施工手間は前述のグラスウール等の断熱材5の場合と大差無いものの、断熱材自体は薄く断熱性能も極めて優れているので特に部屋が狭くなる事も無い。
特開2009−168091号公報
しかしながら、従来の既存の集合住宅における断熱リフォーム工事に関しては、以下の問題点があった。
(1)部材数が多く施工手間がかかる
胴縁、断熱材、壁材をそれぞれ単独で購入し現場に搬入した上で施工する必要があるので手間がかかるとともに、サイズ合わせもそれぞれ行う必要があるので煩雑である。また、これらを組み合わせる際には、多くの接着剤,釘又はステープル等の固定具も必要である。
(2)騒音が大きい
胴縁の壁下地への固定及び壁材を胴縁に施工する際には、釘やステープルを使用するので、打撃時の騒音が大である。しかも、この騒音は躯体を直接打撃するに等しいので、隣戸のみならず建物全体に響いて大きな問題となる場合がある。新築工事の場合には左程問題にはされないが、リフォームエ事では深夜及び早朝は一切作業できず、作業時間の制約も大である。
(3)隙間が発生しやすくヒートブリッジ発生の危険性がある
グラスウールは切断可能ではあるものの、狭い部分や複雑な形状に合わせての切断は困難で、寸法が合わなくて断熱材の欠損部分が生じて、ヒートブリッジ(外壁と内壁の間にある柱などが熱を伝える現象のことで、特に熱伝導率の高い鉄骨は、外気と室内の熱を伝えやすくなる。例えば、夏は熱がヒートブリッジを伝わり暑くなり、冬は冷気が伝わり寒くなり、このような現象により結露が発生しやすくなる。また、省エネの観点からみると冷暖房の熱効率も悪くなり、光熱費も高くなりがちになり、効率はおちる。)が発生してしまう恐れがある。
また、真空断熱材についても、施工場所の形状に合わせるのはグラスウール以上に困難であるので、この危険性については同様である。
さらに、上述したグラスウールの施工及び真空断熱使用のいずれの場合も団子状の樹脂モルタルや胴縁が使用され、これらは断熱材に比較して断熱性能が大幅に劣るので、ここから熱が流出してヒートブリッジを形成することもある。
一旦、ヒートブリッジが発生してしまうと、特に冬季に結露が生じ、結露水の影響で腐朽が一気に進行してしまう可能性が高い。
(4)不陸が生じやすい
グラスウールは隣接する胴縁間に配置され、この上からプラスターボード等の壁材が施工されているので、グラスウールに対向する部分では壁材の強度が弱く局所的に応力が集中すると壁材に凹凸が発生するといったように不陸が生じやすい。また、リフォームされる集合住宅が経時的に変化することにより、胴縁間に壁材を施工した場合に壁材の水平が保てずに壁材に歪みや凹凸が発生することもある。
(5)断熱材が厚く部屋が狭くなる
グラスウールは壁用断熱材として用いる場合、通常必要とされる断熱性能を確保には最低でもその厚さが50ミリメートル(mm)程度は必要なので、部屋が確実に狭くなってしまう。
(6)痛痒感があり健康上問題となる
グラスウールは微細なガラス繊維で形成されるが、素手で触ると運搬や施工時にこれらが脱落飛散して、皮膚に容易に刺さって大きな痒みを生じる場合がある。この為に、軍手の着用は逆効果であり、通常は通気性の悪いゴム手袋を着用して施工しなければならないので面倒で不便であつた。特に夏季において、ゴム手袋は汗で不衛生になりがちである。
(7)高価でサイズの自由度が低い
グラスウールは安価ではあるが、真空断熱材は極めて高額である。また、グラスウールは施工場所に合わせて自由に裁断可能だが、真空断熱材は基本的に切断不能で、狭い場所等断熱材のサイズに合わない場所には、折り曲げて施工するか、或いは他の断熱材で代用するしかない。
(8)断熱性能が悪化する
グラスウールの繊維自体はガラスなので吸水・吸湿は無いものの、マットタイプでは空間に水分を溜め込む性質があり、長期間経過後に水分が滞留して自重で潰れ、体積が減少してしまう傾向がある。特に壁材に使用した場合、垂直方向に施工されるので、固定が不十分だと潰れて脱落し、壁の下部に落下する場合が多い。こうなると断熱性能が大幅に低下してしまい、これもヒートブリッジの原因となりうる。
また真空断熱材は、施工に際して指定場所以外に釘や木ネジ等を打つ事が禁止されているが、万一誤って打たれると真空状態が破られ断熱性能が完全に消失してしまう。また、釘等の問題は、施工時には遵守されていても、施工後に入居者が時計や絵などを取付ける際、壁にネジやピンを打つと同様に断熱性能を喪失してしまう恐れがあり、これもヒートブリッジの原因となりうる。
(9)遮音性能が悪化する
団子状の樹脂モルタルや胴縁上に張られたプラスターボードが共鳴を生じて、遮音性能(透過損失)がコンクリート壁素地の状態より1〜2ランク(約5〜10dB)程度悪化するといったコインシデンス効果が発生する場合が多い。
そこで、本発明の目的とするところは、施工が容易でしかも安定した状態で断熱効果の高いリフォームを行うことができる断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の断熱リフォーム用断熱パネルは、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材(1)に対して接着剤(S)を介して張り付けられるようにして施工されるリフォーム用の断熱パネル(100)であって、
室内側に位置するプラスターボード(10)又は合板の裏面に、複数の溝(21)が刻設されたフェノールフォーム断熱材(20)を貼着一体化してなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の断熱リフォーム用断熱パネルは、前記プラスターボード(10)又は合板の周縁に、隣接する断熱パネル(100)と連結するための実,あいじゃくり等の嵌合部材(30)を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の断熱リフォーム用断熱パネルは、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材(1)に対して接着剤(S)を介して張り付けられるようにして施工されるリフォーム用の断熱パネル(100)であって、
室内側に位置するプラスターボード(10)又は合板の裏面に、フェノールフォーム断熱材(20)を貼着一体化してなるとともに、前記プラスターボード(10)又は合板の周縁に、隣接する断熱パネル(100)と連結するための実又はあいじゃくり等の嵌合部材(30)を設けてなることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の断熱リフォーム方法は、プラスターボード(10)又は合板の裏面に、複数の溝(21)が刻設されたフェノールフォーム断熱材(20)を貼着一体化してなる断熱リフォーム用断熱パネル(100)を、前記プラスターボード(10)又は合板側を室内側にして、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材(1)に対して、その壁下地材(1)側又は前記フェノールフォーム断熱材(20)側に塗布した接着剤(S)を介して張り付けられるようにして施工することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の断熱リフォーム方法は、プラスターボード(10)又は合板の裏面に、複数の溝(21)が刻設されたフェノールフォーム断熱材(20)を貼着一体化してなる断熱リフォーム用断熱パネル(100)を、前記プラスターボード(10)又は合板側を室内側にして、集合住宅における既存の壁を撤去することなく重ねて、その既存の壁側又は前記フェノールフォーム断熱材(20)側に塗布した接着剤(S)を介して張り付けられるようにして施工することを特徴とする。
なお、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法によれば、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材に対して、プラスターボード又は合板の裏面にフェノールフォーム断熱材を貼着一体化してなる断熱パネルを施工するといったように、基本的に1枚のパネルを取付けるだけであるので施工が容易で、従来例のように、胴縁、断熱材、壁材をそれぞれ単独で購入し現場に搬入した上で施工する必要はない。
また、サイズ合わせもパネルの切断だけで完了し、その切断は通常の鋸の他に、大型のカッターナイフでの切断も可能で、特殊な工具は不要である。そして、複雑な形状に合わせての切断が容易なので、寸法が合わずに隙間が発生し、その結果ヒートブリッジが発生してしまう恐れは殆どなく、これにより結露水の影響で腐朽が進行してしまう恐れもない。さらに、断熱材に比較して断熱性能が劣る団子状の樹脂モルタルや胴縁といった部材が使用されていないので、これによってもヒートブリッジ発生の恐れは殆どない。
また、断熱パネルの施工は接着剤を介して行われ、特に釘やステープル等を使用しなくてよいので、騒音は殆どない。よって、注意すれば深夜,早朝でも一定の作業が可能である。さらに、断熱パネルは、胴縁上に施工されるのではなく壁下地に対して直接施工され、面全体で支持されるので安定感があり十分な強度が保たれるとともに断熱材よりも熱伝導率の高い胴縁がない分、断熱性能は高められる。また、胴縁がないので、共鳴を生じる事もなく、遮音性能(透過損失)がコンクリート壁素地の状態より悪化することない。
このとき、接着剤塗布時のムラや壁下地材の微細な凹凸面による変形などによって断熱パネルに不陸が発生する場合があるが、本発明では、フェノールフォーム断熱材に複数の溝が刻設されているので柔軟性を有し、その柔軟性によって接着剤塗布時のムラや壁下地材の微細な凹凸面による変形を吸収しうる。また、フェノールフォーム断熱材に複数の溝が刻設されたものは溝がないものと比較して接着剤に馴染み易いので壁下地材に対して強固に固定される。
また、断熱材としてはフェノールフォームを使用し、従来のように、グラスウールを使用しないので、吸湿によって潰れず断熱性能が低下することもない。また、グラスウールであると断熱性能を確保には最低でもその厚さが50ミリメートル(mm)程度は必要であったが、フェノールフォームを使用するとその半分の25ミリメートル(mm)程度の厚さで同様の断熱効果が得られるのでその分、部屋が狭くならない。しかも、フェノールフォームはプラスチックの一種なので、グラスウールのように微細ガラス繊維が皮膚に刺さって大きな痒みを生じる恐れもなく、素手で触っても全く問題ない。
さらに、従来のように、真空断熱材を使用する場合と比較しても、安価でその上、釘や木ネジ等を指定場所以外に打つことにより断熱性能が消失してしまうことはないので安全である。
また、本発明によれば、プラスターボード又は合板の周縁に、隣接する断熱パネルと連結するための実,あいじゃくり等の嵌合部材を設けたので、連結していない場合と比較して断熱パネル全体としての強度が高められるとともに不陸に対しても効果がある。
また本発明によれば、既存の壁を撤去することなく、プラスターボード又は合板の裏面に、複数の溝が刻設されたフェノールフォーム断熱材を貼着一体化してなる断熱リフォーム用断熱パネルを既存の壁の室内側から重ねて施工するだけで断熱リフォームを行うことができるので、筋交いや壁内部の電気配線等に使用を制限されることがなく、また、廃棄物はほとんど発生しないし、既存の壁を撤去する手間が掛からないので、施工は容易であり施工時間は短い。
なお、本発明の断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法のように、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材に、接着剤を介してプラスターボード又は合板の裏面に、複数の溝が刻設されたフェノールフォーム断熱材を貼着一体化してなる断熱パネルを施工する点は、上述した特許文献1には全く記載されていない。
本発明の第1実施形態に係る断熱リフォーム用断熱パネルを示すもので、(a)は正面図,(b)は背面図,(c)は(b)のA−A線拡大断面図である。 図1に示す断熱リフォーム用断熱パネルの施工時に塗布される接着剤の位置を示す背面図である。 本発明の第1実施形態に係る断熱リフォーム方法を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る別の断熱リフォーム用断熱パネルを示す図1(b)のA−A線拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る断熱リフォーム用断熱パネルを示す図1(b)のA−A線拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る別の断熱リフォーム用断熱パネルの要部を示す断面図である。 一般的な壁材の施工方法を示すもので、(a)は正面図,(b)は断面図である。 従来に係る断熱リフォーム方法を示すもので、(a)は正面図,(b)は背面図である。
(第1実施形態)
図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る断熱リフォーム用断熱パネル100及びその断熱パネル100を利用した断熱リフォーム方法を説明する。
本発明の第1実施形態に係る断熱リフォーム用断熱パネル100は、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材1に対して接着剤Sを介して張り付けられるようにして施工されるものであり、図1に示すように、室内側に位置するプラスターボード10の裏面に、複数の溝21が刻設されたフェノールフォーム断熱材20を貼着して一体化してなる。
ここでは、プラスターボード10を使用したが、これにかえて合板を使用してもよい。なお、プラスターボード10の角部は面取りされている。このように面取りされていると壁下地材1に断熱パネル100を張り付けたときに多少の目違いがあっても面取り部10aをパテ埋めすれば容易に目違いが解消される。
断熱材20は、難燃性に優れるもので、しかも施工しても部屋が狭くならないように、矩形状(長方形のものだけでなく正方形のものも含まれる)で厚さが薄く25ミリメートル(mm)以下のもの、さらには20ミリメートル(mm)以下のものが好ましい。ここでは、厚さ15ミリ程度のフェノールフォームを含む断熱材20を使用している。
この断熱材20は、フェノールフォームという断熱素材の表面にガラス複合紙を貼ったもので、厚さ15ミリメートル(mm)程度で、厚さ50ミリメートル(mm)程度のグラスウールに匹敵する断熱性能が得られる上に、ボード状で形が整っているので、施工が容易で、また、経年変化によって潰れて断熱性能が低下してしまうこともない。しかも、フェノールフォームからなる断熱材20は、寸法を合わせて切断する場合も、ナイフ,鋸等で正確かつ簡単に切断可能である。また、フェノールフォームは、材料の燃えやすさの指標の一つとして示される酸素指数で表現した場合、28〜32であり、酸素指数が18の一般的なポリスチレンフォームや20〜21のポリウレタンフォームと比較して難燃性に優れるものであり、さらにフェノールフォームは、火災時には有毒ガスを発せず、発煙量も少ない。
また、フェノールフォーム断熱材20の裏面に刻設された複数の溝21は、その裏面に対して格子状で断続的にしかもフェノールフォーム断熱材20を貫通するように形成されていて、これにより、フェノールフォーム断熱材20の全体に柔軟性を持たせてある。なお、溝21はプラスターボード10には形成されていない。
次に、本発明の第1実施形態に係る断熱リフォーム用断熱パネル100を使用した断熱リフォーム方法について説明する。
(1)既存壁材の撤去
まず、従来例で示したように、GL工法の壁材が施工されている場合が大半なので、既存の壁材や団子状の樹脂モルタルに至るまで撤去して壁下地1の表面に何も無い状態とする。
(2)断熱パネルのサイズ合わせ
この断熱パネル100は、従来例のように、胴縁、断熱材、壁材といった部材に分かれていないので、採寸したサイズで断熱パネル100の切断加工を行う。この切断は鋸や大型カッターナイフ等で可能である。また、裏面に刻設された溝21の部分で折って切断することもできる。
(3)接着剤塗布
次に、図2及び図3に示すように、壁下地1の表面及び断熱パネル100の室外側となるフェノールフォーム断熱材20の表面にそれぞれ接着剤Sを塗布する。
なお、ここでは壁下地1の表面及び断熱パネル100の室外側の両方に接着剤Sを塗布するようにしたが、いずれか一方側にだけに塗布するようにしてもよい。ただし、断熱パネル100の室外側に接着剤Sを塗布する場合には、刻設された複数の溝21の上にかかるように接着剤Sを塗布することが好ましい。
(4)断熱パネルの貼り付け
次に、塗布した接着剤Sが硬化する前に断熱パネル100を壁下地1に対して張り込んで行く。なお、施工に際しては基本的に釘やステープル等は使用しない。
壁下地1が逆勾配で、接着剤Sが硬化する前に貼った断熱パネル100が落下する恐れがある場合は、仮止めの釘を断熱パネル100の表面から打ち込んで仮固定を行うことも考えられる。なお、その仮止めの釘は接着剤Sの硬化後に引き抜いて、穴はパテ等で補修しておくようにする。
(5)目地調整
パテ等で隣接する断熱パネル100間の目地40を埋めて調整する。
(6)完成
そして、パテが乾燥すれば表面を均し、その後クロス等壁仕上げ材を施工して、断熱リフォーム工事は完了する。
このように構成された断熱リフォーム用断熱パネル100及び断熱リフォーム方法によれば、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材1に対して、プラスターボード10の裏面にフェノールフォーム断熱材20を貼着一体化してなる断熱パネル100を施工するといったように、基本的に1枚のパネルを取付けるだけであるので施工が容易で、従来例のように、胴縁、断熱材、壁材をそれぞれ単独で購入し現場に搬入した上で施工する必要はない。
また、サイズ合わせもパネルの切断だけで完了し、その切断は通常の鋸の他に、大型のカッターナイフでの切断も可能で、特殊な工具は不要である。そして、複雑な形状に合わせての切断が容易なので、寸法が合わずに隙間が発生し、その結果ヒートブリッジが発生してしまう恐れは殆どなく、これにより結露水の影響で腐朽が進行してしまう恐れもない。さらに、断熱材に比較して断熱性能が劣る団子状の樹脂モルタルや胴縁といった部材が使用されていないので、これによってもヒートブリッジ発生の恐れは殆どない。
また、断熱パネル100の施工は接着剤Sを介して行われ、特に釘やステープル等を使用しなくてよいので、騒音は殆どない。さらに、断熱パネル100は、胴縁上に施工されるのではなく壁下地1に対して直接施工され、面全体で支持されるので安定感があり十分な強度が保たれるとともに断熱材よりも熱伝導率の高い胴縁がない分、断熱性能は高められる。また、胴縁がないので、共鳴を生じる事もなく、遮音性能(透過損失)がコンクリート壁素地の状態より悪化することない。
このとき、接着剤塗布時のムラや壁下地材の微細な凹凸面による変形などによって断熱パネルに不陸が発生する場合があるが、本発明では、フェノールフォーム断熱材に複数の溝が刻設されているので柔軟性を有し、その柔軟性によって接着剤塗布時のムラや壁下地材の微細な凹凸面による変形を吸収しうる。また、フェノールフォーム断熱材に複数の溝が刻設されたものは溝がないものと比較して接着剤に馴染み易いので壁下地材に対して強固に固定される。
また、断熱材20としてはフェノールフォームを使用し、従来のように、グラスウールを使用しないので、吸湿によって潰れず断熱性能が低下することもない。また、グラスウールであると断熱性能を確保には最低でもその厚さが50ミリメートル(mm)程度は必要であったが、フェノールフォームを使用するとその半分の25ミリメートル(mm)程度の厚さで同様の断熱効果が得られるのでその分、部屋が狭くならない。しかも、フェノールフォームはプラスチックの一種なので、グラスウールのように微細ガラス繊維が皮膚に刺さって大きな痒みを生じる恐れもなく、素手で触っても全く問題ない。
さらに、従来のように、真空断熱材を使用する場合と比較しても、安価でその上、釘や木ネジ等を指定場所以外に打つことにより断熱性能が消失してしまうことはないので安全である。
なお、本発明の実施形態では、フェノールフォーム断熱材20を貫通するように複数の溝21を刻設したが、これにかえて、図4(a)に示すように、フェノールフォーム断熱材20の裏面側から貫通させない程度に複数の溝21を刻設してもよいし、また図4(b)に示すように、複数の溝21の深さを大きくしてプラスターボード10側にも入り込むように刻設してもよい。
さらに、複数の溝21については格子状で断続的に設けるようにしたが、これに限られることなく、少なくともフェノールフォーム断熱材20に柔軟性を持たせる態様であればよい。
(第2実施形態)
次に、図5及び図6を参照して、本発明の第2実施形態に係る断熱リフォーム用断熱パネル100及びその断熱パネル100を利用した断熱リフォーム方法を説明する。
これらは、嵌合部材30を介して隣接する断熱パネル100と連結するようにしたものである。
図5に示したものは、ラスターボード10の周縁に雄実(凸型)31と雌実(凹型)からなる実加工を施したものである。なお、これにかえてあいじゃくり加工を施すようにしてもよい。
また、図6(a)に示したものは、隣接する断熱パネル100間に雇い実33を設けたものであり、図6(b)に示したものは、隣接する断熱パネル100間に室内側から嵌合材34を嵌め込んだものである。
これによれば、プラスターボード10の周縁に、隣接する断熱パネル100と連結するための実,あいじゃくり等の嵌合部材30を設けたので、連結していない場合と比較して断熱パネル100全体としての強度が高められるとともに不陸に対しても効果がある。
なお、ここでは嵌合部材30の一例を示したが、隣接する断熱パネル100間が連結されるものであれば他の態様のものであってもよい。
なお、プラスターボード10には複数の溝21を刻設することなく、プラスターボード10の周縁に、隣接する断熱パネル100と連結するための実,あいじゃくり等の嵌合部材30を設けるだけでも連結された断熱パネル100全体として強度が高められるとともに不陸に対しても効果が得られる。
また、本実施形態では、断熱材としてフェノールフォームを使用したが、ボード状で、しかも薄くても高い断熱性能が得られるものであれば良い。好ましくは、酸素指数26以上の難燃性に優れるものが良い。また設置場所によっては、国土交通省が不燃材料と認定した断熱材を用いることもできる。このような断熱材を使用し、断熱リフォーム用断熱パネルとしても不燃材料の認定を受ければ、壁紙等の壁仕上げ材を直接、断熱リフォーム用断熱パネル100に貼って仕上げることもできる。この場合、壁材がない分、より薄い僅かなスペースで断熱リフォームが可能となる。また、逆に、例えば、15ミリメートル(mm)の断熱パネルと9.5ミリメートル(mm)のプラスターボードを用いる場合と同じ厚さとなる24.5ミリメートル(mm)に断熱材パネル20の厚さを増せば、断熱パネル20の厚さは1.5倍以上となるので、より断熱効果の高いリフォームを行うことができる。
なお、薄くても高い断熱性能が得られる断熱材としての諸条件を考えると、Eランク(熱伝導率0.028〜0.023)以下の熱伝導率である断熱材を用いることが好ましい。また、より好ましくは、Fランク(熱伝導率0022以下)のA種フェノールフォーム保温板1種1号,2号等を断熱材として用いれば、薄くても断熱性能が得られるとともに、不燃性能も得られる。Cランク(熱伝導率0.040〜0.035)の断熱材と比較すると、Eランクの断熱材であれば7割程度、Fランクの断熱材であれば5割程度あるいはそれ以下の厚みで同等の断熱性が得られる。一方、グラスウール、ロックウール等は不燃性能に優れるが、Cランク、良くてもDランク(熱伝導率0.034〜0.029)程度の断熱性能しか得られないのであまり好ましいとは言えない。それに対し、ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォームといった断熱材は、不燃性能に劣るものの、Eランク程度の断熱性能を得られるものもあるので、用いることができる。ただし、今のところ、断熱性能、不燃性能、吸湿性能、防湿性能、加工性等の観点から、フェノールフォームが断熱材として最も好ましい。
ここでいう、C,D,E,Fの各ランクとは、独立行政法人住宅金融支援機構の断熱材区分におけるランクである。
本実施形態においては、その断熱材区分がFランク(熱伝導率0.022以下)のA種フェノールフォーム保温板1種2号を断熱材21,22として使用した。
また、本実施形態では、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材1に対して、断熱リフォーム用断熱パネル100を張り付けるようにしたが、プラスターボード10の裏面に、複数の溝21が刻設されたフェノールフォーム断熱材20を貼着一体化してなる断熱リフォーム用断熱パネル100を、プラスターボード10側を室内側にして、集合住宅における既存の壁を撤去することなく重ねて、その既存の壁側又はフェノールフォーム断熱材20側に塗布した接着剤Sを介して張り付けられるようにして施工することも可能である。
これによれば、筋交いや壁内部の電気配線等に使用を制限されることがなく、また、廃棄物はほとんど発生しないし、既存の壁を撤去する手間が掛からないので、施工は容易であり施工時間は短い。
また、本実施形態で示した断熱リフォーム用断熱パネル100は、特に躯体やサッシ等に改造を加えられない集合住宅において、区分所有権の範囲内で断熱改修を行う際に最大の効果を発揮するが、集合住宅に限らず、オフィスビル等のビル建築でも同様の効果が期待される。また、従来の木造住宅では、耐震補強性能は有していない上に、壁の構造が異なるので既存壁を撤去した状態では適さないが、既存壁を残したままで、上から張り足すといつた限定的方法を行えば適用も可能である。
1 壁下地
2 樹脂モルタル
3 壁材
4 胴縁
5 断熱材
10 プラスターボード
10a 面取り部
20 フェノールフォーム断熱材
21 溝
30(31〜34) 嵌合部材
40 目地
100 (リフォーム用の)断熱パネル
S 接着剤

Claims (5)

  1. 集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材に対して接着剤を介して張り付けられるようにして施工されるリフォーム用の断熱パネルであって、
    室内側に位置するプラスターボード又は合板の裏面に、複数の溝が刻設されたフェノールフォーム断熱材を貼着一体化してなることを特徴とする断熱リフォーム用断熱パネル。
  2. 前記プラスターボード又は合板の周縁に、隣接する断熱パネルと連結するための実,あいじゃくり等の嵌合部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の断熱リフォーム用断熱パネル。
  3. 集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材に対して接着剤を介して張り付けられるようにして施工されるリフォーム用の断熱パネルであって、
    室内側に位置するプラスターボード又は合板の裏面に、フェノールフォーム断熱材を貼着一体化してなるとともに、前記プラスターボード又は合板の周縁に、隣接する断熱パネルと連結するための実又はあいじゃくり等の嵌合部材を設けてなることを特徴とする断熱リフォーム用断熱パネル。
  4. プラスターボード又は合板の裏面に、複数の溝が刻設されたフェノールフォーム断熱材を貼着一体化してなる断熱リフォーム用断熱パネルを、前記プラスターボード又は合板側を室内側にして、集合住宅における既存の壁を撤去して露出した壁下地材に対して、その壁下地材側又は前記フェノールフォーム断熱材側に塗布した接着剤を介して張り付けられるようにして施工することを特徴とする断熱リフォーム方法。
  5. プラスターボード又は合板の裏面に、複数の溝が刻設されたフェノールフォーム断熱材を貼着一体化してなる断熱リフォーム用断熱パネルを、前記プラスターボード又は合板側を室内側にして、集合住宅における既存の壁を撤去することなく重ねて、その既存の壁側又は前記フェノールフォーム断熱材側に塗布した接着剤を介して張り付けられるようにして施工することを特徴とする断熱リフォーム方法。
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