JPH0414539A - 断熱ボード - Google Patents
断熱ボードInfo
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- JPH0414539A JPH0414539A JP11521190A JP11521190A JPH0414539A JP H0414539 A JPH0414539 A JP H0414539A JP 11521190 A JP11521190 A JP 11521190A JP 11521190 A JP11521190 A JP 11521190A JP H0414539 A JPH0414539 A JP H0414539A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、断熱材の片面に表面材を積層した断熱ボード
、および表面材と裏面材との間に断熱材を介在させた断
熱ボードに関する。
、および表面材と裏面材との間に断熱材を介在させた断
熱ボードに関する。
一般の断熱ボードは、例えば一般住宅、事務所ビルおよ
び農畜産施設の断熱兼内装材あるいは内装下地材として
使用されている。
び農畜産施設の断熱兼内装材あるいは内装下地材として
使用されている。
この種の断熱ボードとしては、例えば断熱材の片面に硬
質面材を積層したもの、軟質面材と硬質面材の間に断熱
材を介在させたもの、および軟質面材と軟質面材との間
に断熱材を介在させたものなどがあり、これらの断熱ボ
ードを構成する断熱材、硬質面材および軟質面材は、目
的、用途などによって選定される。
質面材を積層したもの、軟質面材と硬質面材の間に断熱
材を介在させたもの、および軟質面材と軟質面材との間
に断熱材を介在させたものなどがあり、これらの断熱ボ
ードを構成する断熱材、硬質面材および軟質面材は、目
的、用途などによって選定される。
硬質面材としては、例えばベニア板、フレキシブルボー
ド、石膏板、合板、ケイカル板または鉄板など、軟質面
材としては、例えば、kライナー紙、クラフト紙、不織
布、プラスチ−ツクフィルム、アルミニウム箔もしくは
鉄箔またはこれらを複層したもの、断熱材としては、例
えばスチレンフオーム、ウレタンフオーム、フェノール
フオームおよびユリャフォームなどが挙げられる。
ド、石膏板、合板、ケイカル板または鉄板など、軟質面
材としては、例えば、kライナー紙、クラフト紙、不織
布、プラスチ−ツクフィルム、アルミニウム箔もしくは
鉄箔またはこれらを複層したもの、断熱材としては、例
えばスチレンフオーム、ウレタンフオーム、フェノール
フオームおよびユリャフォームなどが挙げられる。
しかしながら、前記に示す断熱ボードの各構成体は、温
度変化および湿度変化によって伸縮を生じ、またその寸
法変化量は、材質および温度、湿度条件によって異なる
。そのため、断熱ボードを構成する表裏面材との間で寸
法差を生じ、断熱ボードが弓形状に変形して、いわゆる
反りが発生する。その結果、断熱ボードを木下地、鉄骨
下地およびコンクリート下地などに施工した場合、内装
面、すなわち、表面材側に凹状または凸状のいずれかの
変形が生じることになる。
度変化および湿度変化によって伸縮を生じ、またその寸
法変化量は、材質および温度、湿度条件によって異なる
。そのため、断熱ボードを構成する表裏面材との間で寸
法差を生じ、断熱ボードが弓形状に変形して、いわゆる
反りが発生する。その結果、断熱ボードを木下地、鉄骨
下地およびコンクリート下地などに施工した場合、内装
面、すなわち、表面材側に凹状または凸状のいずれかの
変形が生じることになる。
ところで、断熱ボードを下地に施工する方法としては、
通常、ビス止めあるいは接着剤貼りなどにより行われる
のが一般的である。
通常、ビス止めあるいは接着剤貼りなどにより行われる
のが一般的である。
表面材側が凸状に変形している場合は、その変形量によ
っては収まり上好ましい結果となる場合もあるが、概し
て施工方法の制約を受けるだけでなく外観上の問題も生
じる。
っては収まり上好ましい結果となる場合もあるが、概し
て施工方法の制約を受けるだけでなく外観上の問題も生
じる。
表面材側が凹状に変形している場合、ビス止めによる施
工方法を採用するときは、互いに隣接する断熱ボードの
目地はビス止め部のみが平滑となり、ビス止め部間は断
熱ボードが浮き上がって隙間が出来てしまうという不都
合が生じる。また、接着剤貼りを採用するときは、−船
釣に石膏系もしくは酢酸ビニル系接着剤を使用する浮か
し貼り工法またはゴム系接着剤を使用する直貼り工法が
あるが、いずれにしても断熱ボードを平滑に貼ろうとす
ると断熱ボードの両端に反発力が生じ、この反発力に接
着剤の初期張力が負けて接着剤の硬化前に目地部が浮き
上がってしまって良好な平滑性が期待できず、特にく体
に倒れなどが生じたときには接着剤厚が異なり、そのた
め接着剤の圧縮力のバラツキによる初期接着力のバラツ
キが生じて断熱ボードに不陸が発生するという問題点を
有している。
工方法を採用するときは、互いに隣接する断熱ボードの
目地はビス止め部のみが平滑となり、ビス止め部間は断
熱ボードが浮き上がって隙間が出来てしまうという不都
合が生じる。また、接着剤貼りを採用するときは、−船
釣に石膏系もしくは酢酸ビニル系接着剤を使用する浮か
し貼り工法またはゴム系接着剤を使用する直貼り工法が
あるが、いずれにしても断熱ボードを平滑に貼ろうとす
ると断熱ボードの両端に反発力が生じ、この反発力に接
着剤の初期張力が負けて接着剤の硬化前に目地部が浮き
上がってしまって良好な平滑性が期待できず、特にく体
に倒れなどが生じたときには接着剤厚が異なり、そのた
め接着剤の圧縮力のバラツキによる初期接着力のバラツ
キが生じて断熱ボードに不陸が発生するという問題点を
有している。
また、断熱ボードの室内表面上にさらにクロス貼りなど
の内装材を施工する場合には、下地の凹凸がクロス面に
現れ、外観上の問題がさらに助長されることになる。
の内装材を施工する場合には、下地の凹凸がクロス面に
現れ、外観上の問題がさらに助長されることになる。
本発明は、このような従来の技術を背景になされたもの
であり、断熱ボードの反りを防止して室内表面に凹凸が
生じないようにし、室内表面側を常に美麗に保つことの
できる断熱ボードを提供することを目的とする。
であり、断熱ボードの反りを防止して室内表面に凹凸が
生じないようにし、室内表面側を常に美麗に保つことの
できる断熱ボードを提供することを目的とする。
本発明は、硬質合成樹脂フオームからなる断熱材の片面
に表面材を積層してなり、かつ断熱材側または表面材側
に溝を設けた断熱ボードであって、該断熱ボー、ドの表
面材および断熱材の寸法変化量をそれぞれΔAおよびΔ
Bとした場合、(ΔB−ΔA)が正になる関係のときに
断熱材側に、また(ΔB−ΔA)が負になる関係のとき
に表面材側に、溝を設けたことを特徴とする断熱ボード
を提供するものである。
に表面材を積層してなり、かつ断熱材側または表面材側
に溝を設けた断熱ボードであって、該断熱ボー、ドの表
面材および断熱材の寸法変化量をそれぞれΔAおよびΔ
Bとした場合、(ΔB−ΔA)が正になる関係のときに
断熱材側に、また(ΔB−ΔA)が負になる関係のとき
に表面材側に、溝を設けたことを特徴とする断熱ボード
を提供するものである。
また、本発明は、表面材と裏面材との間に硬質合成樹脂
フオームからなる断熱材を介在させてなり、裏面材側ま
たは表面材側に溝を設けた断熱ボードであって、該断熱
ボードの表面材および裏面材の寸法変化量をそれぞれΔ
AおよびΔCとした場合、(ΔC−ΔA)が正になる関
係のとき裏面材側に、(ΔC−ΔA)が負になる関係の
とき表面材側に、溝を設けたことを特徴とする断熱ボー
ドを提供するものである。
フオームからなる断熱材を介在させてなり、裏面材側ま
たは表面材側に溝を設けた断熱ボードであって、該断熱
ボードの表面材および裏面材の寸法変化量をそれぞれΔ
AおよびΔCとした場合、(ΔC−ΔA)が正になる関
係のとき裏面材側に、(ΔC−ΔA)が負になる関係の
とき表面材側に、溝を設けたことを特徴とする断熱ボー
ドを提供するものである。
零発、明によれば、断熱ボードの表面材および断熱材(
裏面材)゛の温度変化、湿度変化などによる寸法変化量
をそれぞれΔAおよびΔB(ΔC)とした場合、〔ΔB
(ΔC)−ΔA〕が正になる関係、すなわち断熱材(
または裏面材)側が凸状に変形して反りが発生する場合
に、断熱材(または裏面材)側に溝を設けることにより
、断熱材(または裏面材)表面の長さが減少し、それに
伴う溝部の反発力により反りを防止することができるも
のである。
裏面材)゛の温度変化、湿度変化などによる寸法変化量
をそれぞれΔAおよびΔB(ΔC)とした場合、〔ΔB
(ΔC)−ΔA〕が正になる関係、すなわち断熱材(
または裏面材)側が凸状に変形して反りが発生する場合
に、断熱材(または裏面材)側に溝を設けることにより
、断熱材(または裏面材)表面の長さが減少し、それに
伴う溝部の反発力により反りを防止することができるも
のである。
また、〔ΔB(ΔC)−ΔA〕が負になる関係、すなわ
ち表面材側が凸状に変形して反りが発生する場合には、
表面材側に溝を設けることにより、前記同様の理由で反
りを防止できるものである。
ち表面材側が凸状に変形して反りが発生する場合には、
表面材側に溝を設けることにより、前記同様の理由で反
りを防止できるものである。
さらに、〔ΔB(ΔC)−ΔA〕が負あるいは正の関係
なる場合において、溝が設けられた面が凹状になるよう
あらかじめ反りを与えることにより、そののち温度変化
、湿度変化などによる表面材および断熱材(裏面材)の
膨張、収縮による反りが発生したとしても逆反りの心配
をしないで済む。
なる場合において、溝が設けられた面が凹状になるよう
あらかじめ反りを与えることにより、そののち温度変化
、湿度変化などによる表面材および断熱材(裏面材)の
膨張、収縮による反りが発生したとしても逆反りの心配
をしないで済む。
なお、ΔAおよびΔB(ΔC)の組合せの態様を第1表
に示す。
に示す。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明するが本発明
はこれに限定されるものではない。
はこれに限定されるものではない。
第1図は、本発明の断熱ボードの第1実施例を示したも
のであり、断熱ボード10は、断熱材20の片面に表面
材30が積層され、かつ断熱ボード20の表面材30お
よび断熱材200寸法変化量をそれぞれΔAおよびΔB
とした場合、(ΔB−ΔA)が負になる関係のとき、断
熱材20側に溝40を設けてなるものである。
のであり、断熱ボード10は、断熱材20の片面に表面
材30が積層され、かつ断熱ボード20の表面材30お
よび断熱材200寸法変化量をそれぞれΔAおよびΔB
とした場合、(ΔB−ΔA)が負になる関係のとき、断
熱材20側に溝40を設けてなるものである。
断熱ボード10は、断熱材20の片面に表面材30を積
層一体止してなるものであり、表面材30をベルトコン
ベアーラインなどの上に連続的に繰り出し、表面材30
上に反応硬化によって硬質の合成樹脂体を形成する発泡
性の合成樹脂液状材料を塗布または流下し、発泡させ、
硬化反応させて反応時の自己接着性を利用して断熱材2
0の片面に表面材30を一体に積層して断熱ボードを製
造する慣用された方法や、断熱材200片面に接着剤で
表面剤30を積層する方法によって得るものである。
層一体止してなるものであり、表面材30をベルトコン
ベアーラインなどの上に連続的に繰り出し、表面材30
上に反応硬化によって硬質の合成樹脂体を形成する発泡
性の合成樹脂液状材料を塗布または流下し、発泡させ、
硬化反応させて反応時の自己接着性を利用して断熱材2
0の片面に表面材30を一体に積層して断熱ボードを製
造する慣用された方法や、断熱材200片面に接着剤で
表面剤30を積層する方法によって得るものである。
断熱材20は、前記に示すよう硬質合成樹脂フオームか
らなり、この硬質合成樹脂フオームとしては、スチレン
フオーム、ウレタンフオーム、フェノールフオームおよ
びユリャフォームなどがある。
らなり、この硬質合成樹脂フオームとしては、スチレン
フオーム、ウレタンフオーム、フェノールフオームおよ
びユリャフォームなどがある。
また、断熱材20(硬質合成樹脂フオーム)の密度は、
20〜60kg/nf程度が適度の硬さを有し好ましい
。
20〜60kg/nf程度が適度の硬さを有し好ましい
。
なお、断熱材20の厚さは、通常、5〜5(lu+であ
る。
る。
表面材30は、硬質面材または軟質面材のいずれも使用
することができ、硬質面材としては、例えばベニア板、
フレキシブルボード、石膏板、合板、ケイカル板または
鉄板など、軟質面材としては、例えばにライナー紙、ク
ラフト紙、不織布、プラスチックフィルム、アルミニウ
ム箔もしくは鉄箔またはこれらを複層したものが挙げら
れる。
することができ、硬質面材としては、例えばベニア板、
フレキシブルボード、石膏板、合板、ケイカル板または
鉄板など、軟質面材としては、例えばにライナー紙、ク
ラフト紙、不織布、プラスチックフィルム、アルミニウ
ム箔もしくは鉄箔またはこれらを複層したものが挙げら
れる。
なお、表面材30の厚さは、通常、0.1〜15−であ
る。
る。
溝40は、断熱材20の片面に表面材30が一体に積層
されて断熱ボードが形成されたのち、表面材30および
断熱材20の寸法変化量をそれぞれΔAおよびΔBとし
た場合、(ΔB−ΔA)が正になる関係のとき、すなわ
ち、前記第1表がら明らかなように表面材30側が凹状
に変形するとき、断熱剤20側にリブ加工などによって
形成されるものである。断熱ボード10の幅方向の反り
に対しては、長さ方向に溝40を設け、長さ方向の反り
に対しては、幅方向に溝4oを設ける。
されて断熱ボードが形成されたのち、表面材30および
断熱材20の寸法変化量をそれぞれΔAおよびΔBとし
た場合、(ΔB−ΔA)が正になる関係のとき、すなわ
ち、前記第1表がら明らかなように表面材30側が凹状
に変形するとき、断熱剤20側にリブ加工などによって
形成されるものである。断熱ボード10の幅方向の反り
に対しては、長さ方向に溝40を設け、長さ方向の反り
に対しては、幅方向に溝4oを設ける。
なお、斜め方向に溝40を設けても、網目状に設けても
よい。
よい。
この溝40の幅、深さ、ピッチおよび形状(模様)など
は、断熱ボードの反り量および施工目的などにより適宜
決定すればよい。
は、断熱ボードの反り量および施工目的などにより適宜
決定すればよい。
なお、本実施例では、(ΔB−ΔA)が正になる関係の
ときを例にとったが、(ΔB−ΔA)が負になる関係の
とき、すなわち、前記第1表から明らかなように表面材
30何が凸状に変形するときは、表面材30側に同じく
リブ加工などによって溝40が形成される。
ときを例にとったが、(ΔB−ΔA)が負になる関係の
とき、すなわち、前記第1表から明らかなように表面材
30何が凸状に変形するときは、表面材30側に同じく
リブ加工などによって溝40が形成される。
以上、説明してきたように本実施例では、断熱ボードの
表面材および断熱材の温度変化、湿度変化などによる寸
法変化量をそれぞれΔAおよびΔBとした場合、(ΔB
−ΔA)が正なる関係の場合に、断熱材側に溝を設ける
ことにより、断熱材の表面の長さが減少し、それに伴う
溝部の反発力により反りを防止することができるもので
ある。
表面材および断熱材の温度変化、湿度変化などによる寸
法変化量をそれぞれΔAおよびΔBとした場合、(ΔB
−ΔA)が正なる関係の場合に、断熱材側に溝を設ける
ことにより、断熱材の表面の長さが減少し、それに伴う
溝部の反発力により反りを防止することができるもので
ある。
また、(ΔB−ΔA)が負になる関係の場合には、あら
かじめ表面材側に溝を設けることにより、前記同様の理
由で反りを防止できるものである。
かじめ表面材側に溝を設けることにより、前記同様の理
由で反りを防止できるものである。
なお、この場合、溝が設けられた面が室内表面側になる
が、溝に意匠性を持たせて化粧代わりにすることもでき
る。
が、溝に意匠性を持たせて化粧代わりにすることもでき
る。
さらに、(ΔB−ΔA)が負あるいは正の関係なる場合
において、溝が設けられた面が凹状になるようあらかじ
め反りを与えることにより、そののち温度変化、湿度変
化などによる表面材および断熱材の膨張、収縮による反
りが発生したとしても逆反りの心配をしないで済む。
において、溝が設けられた面が凹状になるようあらかじ
め反りを与えることにより、そののち温度変化、湿度変
化などによる表面材および断熱材の膨張、収縮による反
りが発生したとしても逆反りの心配をしないで済む。
次に、本発明の第2実施例を説明する。
第2図は、本発明の断熱ボードの第2実施例を示したも
のであり、断熱ボード10′は、表面材30′と裏面材
31との間に断熱材20′を介在させたものであり、か
つ表面材30′と裏面材310寸法変化量をそれぞれΔ
AおよびΔCとした場合、(ΔC−ΔA)が正になる関
係のとき、裏面材31′側に溝40′を設けてなるもの
である。
のであり、断熱ボード10′は、表面材30′と裏面材
31との間に断熱材20′を介在させたものであり、か
つ表面材30′と裏面材310寸法変化量をそれぞれΔ
AおよびΔCとした場合、(ΔC−ΔA)が正になる関
係のとき、裏面材31′側に溝40′を設けてなるもの
である。
断熱ボード10′は、表面材30′および裏面材31を
断熱材20′の表裏両面に積層一体止してなるもので、
表面材30′および裏面材31を第1実施例と同様にベ
ルトコンベアーラインなどの上に連続的に繰り出し、表
面材30′または裏面材31上に反応硬化によって硬質
の合成樹脂体を形成する発泡性の合成樹脂液状材料を塗
布または流下し、発泡させ、硬化反応させて反応時の自
己接着性を利用して断熱材20′の表裏両面に面材を積
層して断熱ボードを製造する慣用された方法によって製
造されるものである。なお、断熱材20′に表面材30
′、裏面材31を接着積層した断熱ボード10′として
もよい。
断熱材20′の表裏両面に積層一体止してなるもので、
表面材30′および裏面材31を第1実施例と同様にベ
ルトコンベアーラインなどの上に連続的に繰り出し、表
面材30′または裏面材31上に反応硬化によって硬質
の合成樹脂体を形成する発泡性の合成樹脂液状材料を塗
布または流下し、発泡させ、硬化反応させて反応時の自
己接着性を利用して断熱材20′の表裏両面に面材を積
層して断熱ボードを製造する慣用された方法によって製
造されるものである。なお、断熱材20′に表面材30
′、裏面材31を接着積層した断熱ボード10′として
もよい。
断熱材20’および表面材30′については、第1実施
例と同様であるので省略する。
例と同様であるので省略する。
裏面材31は、第1実施例で説明した表面材30と同様
のものが使用でき、その具体例については前述のとおり
である。
のものが使用でき、その具体例については前述のとおり
である。
溝40′は、表裏面材が一体に積層された断熱ボードが
形成されたのち、表面材30′および裏面材31の寸法
変化量をそれぞれΔAおよびΔCとした場合、ΔC−Δ
Aが正になる関係のとき、すなわち前記第1表から明ら
かなように表面材30′側が凹状に変形するとき、裏面
材31倒にリブ加工などによって形成されるものであり
、この溝40′の幅、深さ、数、ピッチおよび形状(模
様)などは、第1実施例と同様、断熱ボードの反り量お
よび施工目的などにより適宜決定すればよい。
形成されたのち、表面材30′および裏面材31の寸法
変化量をそれぞれΔAおよびΔCとした場合、ΔC−Δ
Aが正になる関係のとき、すなわち前記第1表から明ら
かなように表面材30′側が凹状に変形するとき、裏面
材31倒にリブ加工などによって形成されるものであり
、この溝40′の幅、深さ、数、ピッチおよび形状(模
様)などは、第1実施例と同様、断熱ボードの反り量お
よび施工目的などにより適宜決定すればよい。
なお、本実施例では、ΔC−ΔAが正になる関係のとき
を例にとったが、ΔC−ΔAが負になる関係のとき、す
なわち前記第1表から明らかなように表面材30′側が
凸状に変形するときは、表面材30′側に同じくリブ加
工などによって溝40′が形成されるものである。
を例にとったが、ΔC−ΔAが負になる関係のとき、す
なわち前記第1表から明らかなように表面材30′側が
凸状に変形するときは、表面材30′側に同じくリブ加
工などによって溝40′が形成されるものである。
ナオ、作用については第1実施例とほぼ同様であるので
省略する。
省略する。
次に、本発明をさらに具体的に説明する。
表面材、断熱材および裏面材として、それぞれフレキシ
ブルボード(厚さ3m5)、硬質ウレタンフオーム(フ
オーム厚15m5)およびガラス不織布を使用し、第2
実施例で説明した両面材間で硬質ウレタンフオーム(硬
質合成樹脂フオーム)を発泡させて一体化する方法で9
10X1B20mmの断熱ボードを製造した。
ブルボード(厚さ3m5)、硬質ウレタンフオーム(フ
オーム厚15m5)およびガラス不織布を使用し、第2
実施例で説明した両面材間で硬質ウレタンフオーム(硬
質合成樹脂フオーム)を発泡させて一体化する方法で9
10X1B20mmの断熱ボードを製造した。
なお、ガラス不織布を使用したのは、硬質ウレタンフオ
ームは製造時に加熱されており、そののち常温まで冷却
されることによって収縮が発生する。このためこの収縮
を防止する目的で裏面材としてガラス不織布を使用した
。
ームは製造時に加熱されており、そののち常温まで冷却
されることによって収縮が発生する。このためこの収縮
を防止する目的で裏面材としてガラス不織布を使用した
。
その結果、硬質ウレタンフオームの収縮は防止できたが
、フレキシブルボードも同様に製造過程で加熱されてい
るため、この加熱による水分の放出により収縮が発生し
、フレキシブルボードの寸法度化率0.16%とガラス
不織布の寸法変化率0.02%の差により、表裏面間で
1閣程度の寸法差が生じ、裏面材側、すなわちガラス不
織布面側に91〇−請幅で約4−の凸状の反りが発生し
た。
、フレキシブルボードも同様に製造過程で加熱されてい
るため、この加熱による水分の放出により収縮が発生し
、フレキシブルボードの寸法度化率0.16%とガラス
不織布の寸法変化率0.02%の差により、表裏面間で
1閣程度の寸法差が生じ、裏面材側、すなわちガラス不
織布面側に91〇−請幅で約4−の凸状の反りが発生し
た。
そのため、裏面材側の見掛は幅を狭くするように、ガラ
ス不織布面に溝幅2−■、ピッチ150+mでリブ加工
により6本の溝を形成させ、溝形成によりフレキシブル
ボードに引張力が働き、そのフレキシブルボードの復元
力が溝部のフオームに反力として作用することを考慮し
て、その溝深さを2閣とした。
ス不織布面に溝幅2−■、ピッチ150+mでリブ加工
により6本の溝を形成させ、溝形成によりフレキシブル
ボードに引張力が働き、そのフレキシブルボードの復元
力が溝部のフオームに反力として作用することを考慮し
て、その溝深さを2閣とした。
その結果、反りは〇−■となり、平滑な断熱ボードを製
造することができた。
造することができた。
また、経時的変化を確認したところ、−週間後に1++
+mの反りが発生しただけで、溝を設けない場合より小
さな変形におさえることができた。
+mの反りが発生しただけで、溝を設けない場合より小
さな変形におさえることができた。
本発明は、以上のように構成されているため、断熱ボー
ドの反りを防止して室内表面に凹凸が生じないようにし
、室内表面側を常に美麗に保つことのできる断熱ボード
となる。
ドの反りを防止して室内表面に凹凸が生じないようにし
、室内表面側を常に美麗に保つことのできる断熱ボード
となる。
第1図は、本発明の第1実施例である断熱ボードの断面
図、第2図は、本発明の第2実施例である断熱ボードの
断面図である。 10.10′ :断熱ボード 20.20′ :断熱材 30.30′ 二表面材 31:裏面材 40.40′:溝 特許出願人 アキレス株式会社 代理人 弁理士 白 井 重 隆
図、第2図は、本発明の第2実施例である断熱ボードの
断面図である。 10.10′ :断熱ボード 20.20′ :断熱材 30.30′ 二表面材 31:裏面材 40.40′:溝 特許出願人 アキレス株式会社 代理人 弁理士 白 井 重 隆
Claims (2)
- (1)硬質合成樹脂フォームからなる断熱材の片面に表
面材を積層してなり、かつ断熱材側または表面材側に溝
を設けた断熱ボードであって、該断熱ボードの表面材お
よび断熱材の寸法変化量をそれぞれΔAおよびΔBとし
た場合、(ΔB−ΔA)が正になる関係のときに断熱材
側に、また (ΔB−ΔA)が負になる関係のときに表面材側に、溝
を設けたことを特徴とする断熱ボード。 - (2)表面材と裏面材との間に硬質合成樹脂フォームか
らなる断熱材を介在させてなり、裏面材側または表面材
側に溝を設けた断熱ボードであって、該断熱ボードの表
面材および裏面材の寸法変化量をそれぞれΔAおよびΔ
Cとした場合、 (ΔC−ΔA)が正になる関係のとき裏面材側に、(Δ
C−ΔA)が負になる関係のとき表面材側に、溝を設け
たことを特徴とする断熱ボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11521190A JPH0414539A (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 断熱ボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11521190A JPH0414539A (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 断熱ボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0414539A true JPH0414539A (ja) | 1992-01-20 |
Family
ID=14657118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11521190A Pending JPH0414539A (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 断熱ボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0414539A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0626125A (ja) * | 1992-05-29 | 1994-02-01 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡プラスチック系断熱用建材 |
JPH0747632A (ja) * | 1993-08-03 | 1995-02-21 | Sekisui Plastics Co Ltd | 硬質合成樹脂発泡板断熱材及び該断熱材を用いた断熱施工方法 |
JP2012025041A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | フェノール樹脂発泡板とその製造方法、複合板、及び断熱構造 |
CN103883007A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-06-25 | 张家港市盛港防火板业科技有限公司 | 一种耐酸碱防火板 |
JP2014185447A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Wood One:Kk | 断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5827417B2 (ja) * | 1977-12-26 | 1983-06-09 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用変速装置 |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP11521190A patent/JPH0414539A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5827417B2 (ja) * | 1977-12-26 | 1983-06-09 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用変速装置 |
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JP2014185447A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Wood One:Kk | 断熱リフォーム用断熱パネル及び断熱リフォーム方法 |
CN103883007A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-06-25 | 张家港市盛港防火板业科技有限公司 | 一种耐酸碱防火板 |
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