JP7217437B2 - 内装パネル及び内装パネルの製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、樹脂発泡体からなる断熱性基材に、化粧層及び金属層を含む不燃補強層を設けた不燃積層材が開示されている。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る内装パネルは、裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層が溝底側に存在するように、少なくとも一側端部の裏面側に設けられた折曲溝の部位において折り曲げられて該一側端部の端面に前記表面層が設けられており、前記折曲溝の溝底側の部位のパネル厚さ方向に沿う寸法は、前記化粧層及び前記難燃層の各厚さ寸法を足し合わせた寸法以上であり、前記折曲溝の溝底側の部位には、前記発泡樹脂層が圧縮された樹脂層が設けられていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る内装パネルは、裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルの製造方法であって、化粧層及び難燃層を含む表面層の裏面側に発泡樹脂層が設けられたパネル体の少なくとも一側端部の裏面側に、前記表面層が溝底側に存在するように、かつ溝底側の部位のパネル厚さ方向に沿う寸法が前記化粧層及び前記難燃層の各厚さ寸法を足し合わせた寸法以上となるように折曲溝を形成する工程と、前記折曲溝の部位において折り曲げて前記一側端部の端面に前記表面層を設ける工程と、を備えており、前記パネル体の前記折曲溝を形成する部位に裏面側から溝形成型をプレスして前記折曲溝を形成することを特徴とする。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係る内装パネルの一例としての天井パネルを施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1~図4は、第1実施形態に係る内装パネルの一例及び第1実施形態に係る内装パネルの製造方法の一例を模式的に示す図である。
この天井パネル1が固定される天井下地5としては、木造天井下地でもよく、鋼製天井下地でもよい。また、天井下地5を、軽鉄材を用いたいわゆる軽天下地としてもよい。図例では、天井下地5を、吊木や吊ボルト等の吊部材6に野縁7を吊り下げた構成としたいわゆる吊天井とした例を示しているが、種々の構成とされたものでもよい。
また、この天井パネル1は、隣り合う天井パネル1,1の一方向両側端部2,2の端面3,3同士が突き合わせられ、これら側端部2,2を貫通させるように止着された止具8,8によって天井下地5の野縁7に固定されるものでもよい。このように止具8によって天井パネル1を固定する構成とすれば、ジョイナー等の接合部材を用いて施工する必要があるものと比べて、施工性を向上させることができる。
また、この天井パネル1は、単位面積(1m2)当たりの質量が2.0kg以下とされたものでもよい。また、この天井パネル1の質量を、上記のような軽天下地からなる天井下地5を含んだ天井システム全体の質量が2.0kg/m2以下となるような質量としてもよい。なお、本実施形態に係る内装パネルとしては、天井パネル1を構成するものに限られず、壁パネルを構成するものでもよい。この場合は、間柱やスタッド等の壁下地を内装下地として把握するようにすればよい。
化粧層11は、厚さが0.1mm~0.5mm程度の薄シート状とされ、当該天井パネル1の化粧面を構成する。本実施形態では、この化粧層11を、ガラス繊維シートとしている。このような構成とすれば、化粧層11を印刷紙や突板としたものと比べて、剛性及び難燃性を向上させることができる。この化粧層11としては、ガラス不織布(ガラスペーパー)でもよく、目付が20g/m2~250g/m2程度とされたものでもよく、好ましくは、目付が30g/m2~100g/m2程度とされたものでもよい。
また、この化粧層11は、ガラス繊維シートの表面に印刷や塗装等の適宜の表面化粧処理が施されたものでもよい。なお、化粧層11としては、ガラス繊維シートに限られず、印刷や塗装等の適宜の表面化粧処理が施された他のシート材でもよく、また、印刷、塗装等によって形成されたものでもよい。また、化粧層11の印刷に用いる塗料に含まれる顔料、添加物等は、難燃性を確保する観点から、無機系であることが好ましい。
なお、難燃層12としては、上記のような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。例えば、吸熱性金属水酸化物を含む樹脂含浸ガラス繊維不織布板等としてもよい。
これら化粧層11と難燃層12とは、適宜の接着剤等によって積層一体化されたものでもよい。
このガラス繊維強化樹脂層13は、樹脂主成分が発泡樹脂層20の樹脂主成分と同一とされている。このような構成とすれば、各層における馴染み性が良好となり、境界剥離等を生じ難くすることができる。
この下地側のガラス繊維強化樹脂層17は、上記した表面層10を構成するガラス繊維強化樹脂層13と概ね同様、発泡樹脂層20の樹脂主成分と樹脂主成分が同一とされている。また、上記同様、この下地側のガラス繊維強化樹脂層17は、ガラス繊維シート18に発泡樹脂層20を構成する樹脂組成物が含浸されて形成されている。この下地側のガラス繊維強化樹脂層17は、上記同様、上記樹脂組成物の発泡により気泡を含んだ構成とされたものでもよい。
この滲出抑制層16としては、ガラス繊維強化樹脂層17を構成する樹脂組成物の滲出の抑制が可能なものであればよく、樹脂シートや金属シートでもよい。滲出抑制層16を、金属シートとすれば、難燃性を向上させることができ、また、遮熱性や電磁波遮蔽性の向上も期待できる。
例えば、滲出抑制層16を、上記した難燃層12と同様のアルミシートとしてもよく、難燃層12よりも薄いシートとしてもよい。例えば、滲出抑制層16の厚さを、難燃層12の厚さの2/5~3/5程度の厚さとしてもよい。
また、本実施形態では、面取部4がC面取状の傾斜面となるように、2本の折曲溝(第1折曲溝22及び第2折曲溝25)22,25を側端部2に設けた構成としている。
この切欠状凹所19は、展開状態で対角方向外側に向けて開口するように設けられている。また、切欠状凹所19は、隣り合う側端部2,2の面取表面層10b,10b及び面取樹脂層20a,20a同士の重なり合いを低減するように第1折曲溝22,22の溝底同士が交差する部位から拡開状に設けられた第1縁部19a,19aによって両側縁の基端側部位が区画されている。これら第1縁部19a,19aは、折曲溝22,25が設けられた部位で上記のように折り曲げられれば、これら第1縁部19a,19a同士が当接または近接対面し、面取部4,4同士が交差するコーナー部を構成する。また、図例では、面取樹脂層20a,20aの第1縁部19a,19a側の端部に互いの干渉を抑制する傾斜面を設けた構成としている。
なお、コーナー部において折り曲げられた部位の重なり合いを低減する構成としては、上記のような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
また、上記した例では、面取部4を、C面取状の傾斜面とした例を示しているが、R面取状の突湾曲面としてもよい。この場合は、折曲溝22,25の形状や本数、面取樹脂層20a及び下地側樹脂層20bの形状等を適宜、変形すればよい。
同製造方法は、図2に示すように、化粧層11及び難燃層12を含む表面層10Aの裏面側に発泡樹脂層20Aが設けられたパネル体1Aの少なくとも一側端部2Aの裏面側に、表面層10Aが溝底側に存在するように折曲溝22,25を形成する工程を備えている。また、同製造方法は、図3(c)及び図4(a)に示すように、折曲溝22,25の部位において折り曲げて一側端部2Aの端面3に端面層10cを設ける工程を備えている。このような構成とすれば、上記のような天井パネル1を好適に製造することができる。
また、図2(c)に示すように、側端部2Aに、折曲溝22,25及び傾斜面21,28を形成する。これら折曲溝22,25及び傾斜面21,28は、下地側層15A及び発泡樹脂層20Aを適宜、切除及び切削加工して形成するようにしてもよい。なお、この際、パネル体1Aの裏面側の折曲溝22,25及び傾斜面21,28が形成される部位(またはこれらに加えて端部裏面層10dが形成される部位)の下地側層15Aの少なくとも滲出抑制層16を剥離しておくようにしてもよい。このような構成とすれば、滲出抑制層16を上記のようなアルミシート等の金属製シートとした場合にも、切削する際における火花等の発生を抑制することができる。
そして、図3(b)に示すように、端部裏面層10dの裏面に適宜の接着剤9を塗布する。なお、各折曲溝22,25の溝壁23,24,26,27や傾斜面21,28にも接着剤を塗布するようにしてもよい。
そして、図3(c)及び図4(a)に示すように、適宜のガイドローラーによって各折曲溝22,25の部位において折り曲げ、更に端部裏面層10dを下地側層15に重ね合わせるように折り返し、接着剤9を硬化させる。
このような工程を経て、図1及び図4(b)に示すように、天井パネル1が製造される。
また、本実施形態では、発泡樹脂層20の厚さ方向両側のガラス繊維強化樹脂層13,17を、ガラス繊維シート14,18に発泡樹脂層20を構成する樹脂組成物が含浸されて形成されたものとした例を示しているが、このような態様に限られない。発泡樹脂層20の厚さ方向両側のガラス繊維強化樹脂層13,17のうちの両方または一方を、発泡樹脂層20とは別体的に形成されて適宜の接着剤によって積層一体化されたものとしてもよい。また、難燃層12及び滲出抑制層16も同様、これらのうちの両方または一方がガラス繊維強化樹脂層13,17に対して適宜の接着剤によって積層一体化されたものとしてもよい。
なお、以下の各実施形態では、第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、製造方法についても同様の構成については、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る天井パネル1Bは、図5(a)に示すように、側端部2Bに面取部を設けていない構成が上記第1実施形態とは主に異なる。つまり、本実施形態では、側端部2Bの端面3Aは、パネル厚さ方向の全体に亘って平坦面状とされている。また、側端部2Bに1本の折曲溝22Bを設けた構成としている。また、表面層10は、発泡樹脂層20Bの室内側の室内側面層10aと端面層10cとが略直交状にかつ連なるように設けられている。
また、展開状態における折曲溝22Bのパネル外方側には、端面層10cの裏面側に位置して発泡樹脂層20Bの側端部の下地側部位を構成する下地側樹脂層20cが設けられている(図5(a)も参照)。また、展開状態において、この下地側樹脂層20cよりもパネル外方側に向けて延びるように端部裏面層10dが設けられている。
上記構成とされた側端部2Bは、折曲溝22Bの部位において折り曲げられれば、折曲溝22Bの両側溝壁21B,28Bが互いに当接または近接対面される。
また、このような天井パネル1Bを製造する製造方法は、上記同様、図5(b)に示すように、パネル体1Cの側端部2Cに折曲溝22Bを形成する工程を備えている。パネル体1Cは、上記同様、表面層10と下地側層15との間に発泡樹脂層20Cを構成する樹脂組成物を供給して形成されたものでもよい。また、同製造方法は、折曲溝22Bの部位において折り曲げて側端部2Bの端面3Aに端面層10cを設ける工程を備えている。
なお、本実施形態においても、四周の側端部2Bの端面3Aに端面層10cを設ける場合には、上記のような切欠状凹所を展開状態におけるコーナー部に設けた構成としてもよい。
本実施形態に係る天井パネル1Bにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
本実施形態に係る天井パネル1Eは、図6(a)に示すように、上記した第1実施形態と概ね同様、側端部2Eの室内側縁部に面取部4を設けた構成としている。また、天井パネル1Eは、図6(d)に示すように、側端部2E(2D)の裏面側に、上記した第1実施形態と概ね同様の傾斜面21A,28A及び折曲溝22A,25Aを設けた構成としている。本実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、傾斜面21A,28A及び折曲溝22A,25Aの両側溝壁23A,24A,26A,27Aを、下地側層15Cによって構成している。つまり、上記第1実施形態では、切削等によって形成された傾斜面21,28及び折曲溝22,25の両側溝壁23,24,26,27において発泡樹脂層20が露出する構成とした例を示しているが、本実施形態では、異なる。
また、本実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、延出部位に、表面層10を構成する端部裏面層10dに加え、端部発泡樹脂層20Eを設けた構成としている。また、延出部位に、端部裏面層10d及び端部発泡樹脂層20Eに加え、端部下地側層15Bを設けた構成としている。つまり、延出部位は、詳細な図示は省略しているが、端部裏面層10dを構成する化粧層11、難燃層12及びガラス繊維強化樹脂層13と、端部発泡樹脂層20Eと、端部下地側層15Bを構成するガラス繊維強化樹脂層17及び滲出抑制層16と、を備えている。また、下地側樹脂層20bの下地側面29及び側端部2Eの下地側層15Cの下地側面に、端部下地側層15B、端部発泡樹脂層20E及び端部裏面層10dが下地側に向けてこの順に設けられている。このような構成とすれば、上記第1実施形態と比べて、側端部2Eの剛性や止具保持力をより効果的に向上させることができる。
また、端部発泡樹脂層20Eも他の部位よりも高密度とされている。つまり、端部発泡樹脂層20Eは、発泡樹脂層20Dが圧縮された樹脂層を構成する。また、延出部位のガラス繊維強化樹脂層13,17も圧縮されていてもよい。ここに、発泡樹脂層20の他の部位とは、端部発泡樹脂層20Eや折曲溝22A,25Aの溝底側の部位のように圧縮されて高密度とされていない部位を指し、平面視した状態におけるパネル中央側部位等(傾斜面21Aよりもパネル内方側の部位)の圧縮されていない非圧縮部位を指す。つまり、折曲溝22A,25Aの溝底側の部位及び端部発泡樹脂層20E(並びにガラス繊維強化樹脂層13,17)は、圧縮されることで気泡が潰されて非圧縮部位よりも高密度とされている。なお、これら折曲溝22A,25Aの溝底側の部位及び端部発泡樹脂層20E(並びにガラス繊維強化樹脂層13,17)は、後記するようにプレス(熱プレス)されていわゆるスキン層のように気泡が略無い樹脂層でもよく、気泡の一部が残存している樹脂層でもよい。
これら折曲溝22A,25A及び傾斜面21A,28Aは、図6(b)に示すように、これらを形成する部位に裏面側から溝形成型30をプレスして形成されている。つまり、これら折曲溝22A,25A及び傾斜面21A,28Aは、発泡樹脂層20Aが圧縮されて形成されている。このような構成とすれば、上記第1実施形態のように切除や切削等によって形成したものと比べて、切削屑等の発生や付着を防止することができ、また、特にコーナー部における欠け等の発生を防止することができる。また、上記のようなアルミシート等の金属製シートとされた滲出抑制層16を裏面側に剥離することなく設けておいた場合にも、火花等の発生の懸念がない。
この端部形成型39は、パネル体1Dのパネル外方側の発泡樹脂層20Dを圧縮して上記のように延出部位が形成されるようにプレス面が平坦面状とされている。
なお、後記するように、溝形成型30及び端部形成型39並びにこれらをプレスする際にパネル体1Dが載置されるプレス型を加熱した状態でプレスするようにしてもよい。この場合の加熱温度は、発泡樹脂層20Aを構成する樹脂組成物の種類に応じて適宜の温度としてもよく、発泡樹脂層20Aが適度に軟化する温度で、かつ溶融しない程度の温度としてもよく、例えば、80度~130度程度としてもよい。
そして、上記と概ね同様、この延出部位の裏面側等に適宜の接着剤を塗布し、折曲溝22A,25Aの部位において折り曲げて側端部2Eの端面3に端面層10cを設ける構成としている(図6(a)参照)。なお、図例では、折曲溝22A,25Aの部位において折り曲げていない展開状態で端部形成型39をプレスする例を示しているが、このような態様に限られない。折曲溝22A,25Aの部位において折り曲げた状態で、パネル体1Dの厚さ方向に沿って端部形成型39をプレスしてもよく、または、延出部位を形成する部位を直交状に立ち上げた状態で、パネル体1Dの平面方向に沿って端部形成型39をプレスしてもよい。
また、本実施形態では、傾斜面21A,28A及び折曲溝22A,25Aの両側溝壁23A,24A,26A,27Aを下地側層15Cによって構成した例を示しているが、このような態様に限られない。傾斜面21A,28A及び折曲溝22A,25Aの両側溝壁23A,24A,26A,27Aを発泡樹脂層20Aまたはガラス繊維強化樹脂層17によって構成してもよい。つまり、傾斜面21A,28A及び折曲溝22A,25Aが形成される部位の少なくとも滲出抑制層16を剥離等して設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、延出部位に、端部発泡樹脂層20E及び端部下地側層15Bを設けた例を示しているが、端部下地側層15Bの少なくとも滲出抑制層16を設けていない構成としてもよく、端部下地側層15B及び端部発泡樹脂層20Eを設けていない構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、側端部2,2B,2Eの裏面を覆う端部裏面層10d(20E,15B)を設けた例を示しているが、端部裏面層10d(20E,15B)を設けていない構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、表面層10を、ガラス繊維強化樹脂層13を含む構成とした例を示しているが、少なくとも化粧層11と難燃層12とを含むものとすればよい。
また、上記各実施形態では、発泡樹脂層20,20Bの天井下地5側にガラス繊維強化樹脂層17と滲出抑制層16とを含む下地側層15,15Cを設けた例を示しているが、ガラス繊維強化樹脂層17及び滲出抑制層16の両方または一方を設けていない構成としてもよい。上記各実施形態に係る天井パネル1,1B,1Eの上記した各部の構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
1A,1C,1D パネル体
2,2A~2E 側端部
3,3A 端面
4 面取部
10,10A 表面層
10a 室内側面層(表面層)
10b 面取表面層(表面層)
10c 端面層(表面層)
10d 端部裏面層(表面層、延出部位)
11 化粧層
12 難燃層
13 ガラス繊維強化樹脂層
20,20A~20C 発泡樹脂層
22,22A 第1折曲溝
22B 折曲溝
25,25A 第2折曲溝
5 天井下地(内装下地)
30 溝形成型
Claims (6)
- 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、
発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、
前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層が溝底側に存在するように、少なくとも一側端部の裏面側に設けられた折曲溝の部位において折り曲げられて該一側端部の端面に前記表面層を構成する端面層が設けられており、
前記折曲溝の溝底側の部位のパネル厚さ方向に沿う寸法は、前記化粧層及び前記難燃層の各厚さ寸法を足し合わせた寸法以上であり、
前記折曲溝において折り曲げられていない展開状態において、パネル厚さ方向一方側に向けて開口する前記折曲溝のパネル外方側に前記端面層の裏面側に位置して前記発泡樹脂層の一側端部の下地側部位を構成する下地側樹脂層が設けられ、前記表面層は、前記折曲溝において折り曲げられた状態の前記下地側樹脂層の下地側に向く前記一側端部の裏面を構成する下地側面を覆うように前記端面層から延出された延出部位を備えていることを特徴とする内装パネル。 - 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルであって、
発泡樹脂層と、該発泡樹脂層の室内側に設けられた難燃層と、該難燃層の室内側に設けられた化粧層と、を備えており、
前記難燃層及び前記化粧層を含む表面層が溝底側に存在するように、少なくとも一側端部の裏面側に設けられた折曲溝の部位において折り曲げられて該一側端部の端面に前記表面層が設けられており、
前記折曲溝の溝底側の部位のパネル厚さ方向に沿う寸法は、前記化粧層及び前記難燃層の各厚さ寸法を足し合わせた寸法以上であり、前記折曲溝の溝底側の部位には、前記発泡樹脂層が圧縮された樹脂層が設けられていることを特徴とする内装パネル。 - 請求項1または2において、
前記表面層は、前記難燃層の前記発泡樹脂層側に設けられたガラス繊維強化樹脂層を含んでいることを特徴とする内装パネル。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記一側端部の室内側縁部に面取部が形成されるように複数本の前記折曲溝が設けられていることを特徴とする内装パネル。 - 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルの製造方法であって、
化粧層及び難燃層を含む表面層の裏面側に発泡樹脂層が設けられたパネル体の少なくとも一側端部の裏面側に、前記表面層が溝底側に存在するように、かつ溝底側の部位のパネル厚さ方向に沿う寸法が前記化粧層及び前記難燃層の各厚さ寸法を足し合わせた寸法以上となるように折曲溝を形成し、パネル厚さ方向一方側に向けて開口する前記折曲溝のパネル外方側に、前記一側端部の端面の前記表面層を構成する端面層の裏面側に位置して前記発泡樹脂層の一側端部の下地側部位を構成する下地側樹脂層を形成し、該下地側樹脂層よりもパネル外方側に向けて前記端面層から延出し前記折曲溝において折り曲げられた状態の前記下地側樹脂層の下地側に向く下地側面を覆う延出部位を形成する工程と、
前記折曲溝の部位において折り曲げて前記一側端部の端面及び該一側端部の裏面を構成する前記下地側面に前記表面層を設ける工程と、
を備えていることを特徴とする内装パネルの製造方法。 - 裏面側を内装下地側に向けて施工される内装パネルの製造方法であって、
化粧層及び難燃層を含む表面層の裏面側に発泡樹脂層が設けられたパネル体の少なくとも一側端部の裏面側に、前記表面層が溝底側に存在するように、かつ溝底側の部位のパネル厚さ方向に沿う寸法が前記化粧層及び前記難燃層の各厚さ寸法を足し合わせた寸法以上となるように折曲溝を形成する工程と、
前記折曲溝の部位において折り曲げて前記一側端部の端面に前記表面層を設ける工程と、
を備えており、
前記パネル体の前記折曲溝を形成する部位に裏面側から溝形成型をプレスして前記折曲溝を形成することを特徴とする内装パネルの製造方法。
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